Roland PD-128S-BC 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

V-Pad
* 5 1 0 0 0 2 5 6 4 4 - 0 1 *
2
安全上のご注意
警告
分解や改造をしない
本機を分解したり(取扱説明書
に記載されている指示(P.8)を
除く)、改造したりしないでくだ
さい。
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱
説明書に書かれていないこと
は、絶対にしないでください。
必ずお買い上げ店またはローラ
ンドお客様相談センターに相談してくださ
い。
次のような場所で使用や保管はし
ない
次のような場所に設置しないで
ください。
• 温度が極端に高い場所(直射
日光の当たる場所、暖房機器
の近く、発熱する機器の上な
ど)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、
濡れた床など)や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
指定のスタンドを使用する
この機器の設置には、ローラン
ドが推奨するスタンド(MDS
シリーズ)または、5 ページに記
載の条件を満たした市販のスネ
ア・スタンドを使用してください。
警告
不安定な場所に設置しない
本機の設置にスタンド(MDS
シリーズまたは市販のスネア・
スタンド)を使用する場合、ぐ
らつくような場所や傾いた場所
に設置しないでください。安定した水平な
場所に設置してください。機器を単独で設
置する場合も、同様に安定した水平な場所
に設置してください。
異物や液体を入れない、液体の入っ
た容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、
ジュースなど)を絶対に入れな
いでください。また、この機器
の上に液体の入った容器を置か
ないでください。ショートや誤
動作など、故障となることがあ
ります。
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場
合、お子様の取り扱いやいたず
らに注意してください。必ず大
人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
落としたり、強い衝撃を与えたりし
ない
本機を落としたり、本機に強い
衝撃を与えないでください。
注意
コードやケーブルは煩雑にならな
いように配線する
接続したコードやケーブル類
は、繁雑にならないように配慮
してください。特に、コードや
ケーブル類は、お子様の手が届
かないように配慮してください。
上に乗ったり、重いものを置いた
りしない
本機の上に乗ったり、機器の上
に重いものを置いたりしないで
ください。
移動するときは音源モジュールと
の接続をはずす
本機を移動するときは、外部機
器との接続をはずしてください。
小さな部品はお子様の手の届かな
いところに置く
下記の部品はお子様が誤って飲
み込んだりすることのないよう
手の届かないところへ保管して
ください。
• 取りはずしが可能な部品
チューニング・ボルト、ワッシャー、
クリップ、カバリング固定ネジ
3
使用上のご注意
設置について
• 直射日光の当たる場所や発熱する機器
の近く、閉め切った車内などに放置し
ないでください。変形、変色すること
があります。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、
内部に水滴がつく(結露する)ことが
あります。そのまま使用すると故障の
原因になります。数時間放置して、結
露がなくなってから使用してください。
• 本機の上にゴム製品やビニール製品を
長時間放置しないでください。変形、
変色することがあります。
• 本機の上に水の入った容器、殺虫剤、
香水、アルコール類、マニキュア、ス
プレー缶などを置かないでください。
また、表面に付着した液体は、速やか
に乾いた柔らかい布で拭き取ってくだ
さい。
お手入れについて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭
きするか、固く絞った布で汚れを拭き
取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取っ
てから、柔らかい布で乾拭きしてくだ
さい。
• 変色や変形の原因となる、ベンジン、
シンナー、アルコール類は使用しない
でください。
修理について
• お客様が本機を分解(取扱説明書に記
載されている指示を除く)、改造された
場合、以後の性能について保証できな
くなります。また、修理をお断りする
場合もあります。
• 当社では、本機の補修用性能部品(製
品の機能を維持するために必要な部品)
を、製造打切後 6 年間保有しています。
この部品保有期間を修理可能の期間と
させていただきます。なお、保有期間
を過ぎた後でも、故障箇所によっては
修理可能の場合がありますので、お買
い上げ店、またはローランドお客様相
談センターにご相談ください。
その他の注意について
• 故障の原因になりますので、ボタン、
つまみ、入出力端子などに過度の力を
加えないでください。
• ケーブルを抜くときは、ショートや断
線を防ぐため、プラグ部分を持って引
き抜いてください。
• 本機は、演奏時の打撃音を小さくする
設計になっていますが、床や壁を通じ
ての振動は意外によく伝わります。隣
近所に迷惑がかからないように注意し
ましょう。
• 輸送や引っ越しをするときは、本機が
入っていた箱と緩衝材、または同等品
で梱包してください。
• 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃
棄するときは、各地域のゴミの分別基
準に従ってください。
• スネア・スタンドは三脚によって支え
られています。転倒を防ぐため、設置
時には三脚を十分に開いてご使用くだ
さい。
• ゴム部品には、性能維持のために劣化
防止剤などを添加してあります。時間
経過に伴い、これらの添加剤が表面に
現れて、白く汚れたように見えたり、
製品検査時のスティック痕が見えたり
する場合がありますが、製品の性能や
機能には影響ありませんので、安心し
てお使いください。
• 図の矢印部分に手や指を入れないでく
ださい。けがをしたり、部品が破損す
る恐れがあります。
©2012ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland、V-Drums は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.2)『使用上のご注意』(P.3)をよくお読みください。また、
本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見る
ことができるよう、手元に置いてください。
4
主な特長
•打感触と静粛性に優れたメッシュ素材を使用したスネア用パッド PD-128S、タム用パッド PD-128 108 です。
•叩いたダイナミクスを的確に検出し、リム・ショットやブラシの演奏にも対応しています。
•V-Drums 用のドラムスタンドと市販のタム・スタンド(垂直ロッド・タイプ、水平パイプ・タイプ P.5)に取り
付けが可能です(PD-128 108 のみ)
•簡単にカバリングを交換できますので、好みのシェル・デザインに変更できます。
各部の名称
フープ・ラバー
アウト・プット
端子
フレーム
ヘッド センサー
チューニング・ボルト
シェル
ラグ
フープ(リム)
ブラケット
(PD-128 PD-108)
図は PD-128 です。
•PD-128 PD-108 は口径のみ異なります。機能は同じです。
•PD-128S には、ブラケットがありません。
PD-128S PD-128 PD-108
!
•ヘッド下にあるセンサーに無理な力をかけないでください。打撃を正しく感知できなくなったり、センサーを破損
したりすることがあります。
•センサーの素材の性質上、気温、湿度の変化によってヘッドの打感触やセンサーの感度が変わることがあります。
5
PD-128S(ス専用パ
PD-128S はスネア・スタンドに取り付けて使用して
ください。市販のスネア・スタンドをお使いの際は、
12 インチの径をしっかりと固定できるスネア・スタ
ンドをお使いください。
PD-128S は、スネア専用パッドのため、ブラケッ
トがありません。
PD-128 108
PD-128 108 は、垂直ロッドタイプと水平パイプ
タイプの両方に取り付けることができます。
垂直プの場合
(別売スMDS ーズ
ゆるむ
締まる
取り付け可能ロッド径:9 11.5mm
水平パプの場合
ゆるむ
締まる
取り付け可能パイプ径:22.2mm
PD-128 108
に取付け
市販のスネア・スタンドをお使いの際は、それぞれ
のパッドの口径に合わせ、しっかりと固定できるス
タンドをお選びください。
ブラケットの固定用ノブをしっかりと締めてくだ
さい。ゆるんでいると、パッドを叩いた衝撃でノ
イズが発生することがあります。
6
音源接続す
付属のステレオ・ケーブルを使って、ドラム音源と
接続します。
接続ケーブルの L型になっているプラグをパッドの
アウトプット端子に接続します。
モノラル・ケーブルを使った場合は、リム・ショッ
トの音が鳴りません。
リムショットに対応している各音源のトリガー
インプットについては次の表をご覧ください。
!
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐ
ため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての
機器の電源を切ってください。
L 型プラグ
I 型プラグ
アウトプット
端子へ
例:音源モジュール TD-30
音源のター設定
各音源奏法対応表
ヘッド・
ショット
リム・
ショット
クロス・
スティック
ヘッドの打
点位置検出
リム・
ショットの
ニュアンス
ブラシ・
スウィープ
TD-30
TD-20X
TDW-20
TD-20
TD-12
TD-9
× × ×
TD-4
× × ×
詳しくはドラム音源の取扱説明書をご覧ください。
推奨パー設定
PD-128S 128 108 を各音源でご使用になると
きのトリガー・パラメーターの推奨設定値です。
PD-128S 128 108 の取り付けかたやセッティ
ングする位置など、使用される環境によって、トリ
ガー・パラメーターの調整が必要な場合があります。
設定方法は、各音源の取扱説明書をご覧ください。
TD-30
機種名 トリガー・タイプ
PD-128S PD128
PD-128 PD128
PD-108 PD108
•リム・ショットが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE、TOM1 4、AUX1 4
•クロススティックが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
•ヘッドの打点位置検出が可能な TRIGGER
INPUT:
SNARE、TOM1 4、AUX1 4
TD-20X TDW-20 TD-20
機種名 トリガー・タイプ
PD-128S PD125
PD-128 PD125
PD-108 PD105
•リム・ショットが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE、TOM1 4、AUX1 4
•クロススティックが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
•ヘッドの打点位置検出が可能な TRIGGER
INPUT:
SNARE
TD-12
機種名 トリガー・タイプ
PD-128S PD125
PD-128 PD125
PD-108 PD105
•リム・ショットが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE、TOM1 3、AUX1 2
•クロススティックが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
•ヘッドの打点位置検出が可能な TRIGGER
INPUT:
SNARE
ム音源接続す
7
TD-9
機種名 トリガー・タイプ
PD-128S PD125
PD-128 PD125
PD-108 PD105
•リム・ショットが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE、TOM1 3、AUX
•クロススティックが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
TD-4
機種名 パッド・タイプ
PD-128S PD-125
PD-128 PD-125
PD-108 PD-105
•リム・ショットが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
•クロススティックが可能な TRIGGERINPUT:
SNARE
の張具合を調節す
ご使用になる前に、必ずヘッドの張り具合を調節し
てください。
張り具合は、アコースティック・ドラムの打感触と
同じくらいが適切です。
誤動作の原因となりますので、以下の点に注意して
ください。
!
•ヘッドにたるみがないように調節してください。
•チューニング・ボルトにがたつきがないように調
節してください。
6
1
35
2
4
1.
それぞれのチューニング・ボルトを少しずつ、
図のように対角線を結ぶ順に調節してくださ
い。
!
1箇所のチューニング・ボルトを一度に強く締め
ないでください。ヘッドを均一に張れないため、
適切な打感触が得られなくなるだけでなく、誤動
作の原因にもなります。
2.
ヘッドの張り具合が均等になるように、各
チューニングボルトの締め具合を調整します。
•ヘッドの張り具合の調節は打感触の調節を行うも
ので、アコースティック・ドラムのように音の高
(ピッチ)を調節するものではありません。ピッ
チの調節は、ドラム音源の音色エディットで行い
ます。詳しくは、それぞれの取扱説明書をご覧く
ださい。
•長く使っているとヘッドの張り具合が変わってく
ることがあります。必要に応じて調節しなおして
ください。
ム音源接続す
8
ープバーの交換
つい
ヘッドやフープ・ラバーは、使っている年月ととも
に性能が劣化する消耗部品です。ヘッド面やフープ・
ラバーが破れたり、ヘッドの張り具合を正しく調節
してもヘッド面にたるみが残るような場合は、ヘッ
ドやフープ・ラバーを交換してください。
交換用ヘッドのお求めやフープ・ラバーの交換は、
お買い上げ店またはローランドお客様相談センター
にお問い合わせください。
交換す
!
ヘッドの下にあるセンサーに無理な力をかけない
でください。打撃を正しく感知できなくなったり、
破損したりすることがあります。
1.
すべてのチューニングボルトを取り外します。
それぞれ、少しずつ反時計方向に回してゆるめて
ください。
2.
フープと古いヘッドを取り外します。
3.
新しいヘッドとフープをシェルにのせます。
4.
チューニング・ボルトを 6 箇所すべて取り付
けます。
5.
ヘッドの張り具合を調節します。
前項の『ヘッドの張り具合を調節する』を参照して
ください。
グを交換す
!
•ヘッドの下にあるセンサーに無理な力をかけない
でください。打撃を正しく感知できなくなったり、
破損することがあります。
•金属部品の角や先端で指などにけがをしないよう
に、十分にご注意ください。
1.
すべてのチューニング・ボルトをゆるめ、フー
プとヘッドを取り外します。
フープ
ヘッド
センサーに手を触れないよう
にしてください。
2.
フレームを取り外します。
フレーム
3.
カバリング固定ネジをお手持ちのプラス・ドラ
イバーで 2 回転ほどゆるめます。
カバリング
固定ネジ
ム音源接続す
9
4.
固定クリップを上に引き抜き、カバリングを取
り外します。
固定クリップ
カバリング
5.
新しいカバリングをはめ込みます。
カバリングの上端が図の位置にくるように、カバリ
ングの下部をゴムの溝にはめ込みます。
カバリングの
上端
カバリングの両端は、シェルとプレートの間にはさ
みます。
プレート
シェル
カバリング
カバリング
固定ネジ
6.
全体にたるみがないように、カバリングの両端
を引っ張りながら、カバリング固定ネジを手で
仮り締めします。
7.
ドライバーでカバリング固定ネジを締めます。
8.
カバリングの両端をはさむように、固定クリッ
プを取り付けます。
固定クリップ
9.
フレームをシェルにはめ込みます。
フレームのアウトプット端子がブラケット側になる
向きに取り付けてください。
凸部
アウトプット端子
フレーム
シェル
ブラケット
フレームの凸部とシェル
の溝を合わせる
10.
フープとヘッドを取り付けて、チューニング・
ボルトを締めます。
11.
ヘッドの張り具合を調節します。
『ヘッドの張り具合を調節する』(P.7)を参照してくだ
さい。
グのサイ
PD-128S 128
•77(幅)×927(長さ)mm
77mm
927mm
•厚さ:1mm 以内
PD-108
•77(幅)×767(長さ)mm
77mm
767mm
•厚さ:1mm以内
10
奏法つい
ヘッド部を叩きます。特定
のスネア音色では、ヘッ
ド部の打点位置に応じて音
色のニュアンスが変化しま
す。
対応する音色については、TD-30 TD-20X
TDW-20 TD-20 TD-12 の取扱説明書をご
覧ください。
ヘッド部とリム部を同時に叩
きます。ヘッド・ショット時
とは異なる音色(リム音色)
が鳴ります。
奏法
リム部のみを叩きます。
特定の音色では、リム・
ショット奏法時にはリム
音色、クロス・スティッ
ク奏法時にはクロス・ス
ティック音色というよう
に、各奏法に対応した音色を鳴らし分けることがで
きます。
!
クロス・スティック演奏をするときは、ヘッドに
手を置かないようにしてください。ヘッドに手を
置くとクロス・スティック奏法が確実にできない
場合があります。
のニ
音色変化
TD-30 TD-20X TDW-20 TD-20 TD-12
をご使用の場合のみ
特定のスネア音色やタム音色では、リム・ショット
の微妙な叩きかたの違いによって音色のニュアンス
が変化します。
通常の
ープ
ヘッド中心部とリム部を同時
に叩きます。
浅い
ヘッドのリムに近い部分と
リム部を同時に叩きます。
•対応する音色については、TD-30 TD-20X
TDW-20 TD-20 TD-12 の取扱説明書をご
覧ください。
•リムショットに対応している各音源のトリガー
インプットについては 6 ページをご覧ください。
11
主な仕様
PD-128S
PD-128
PD-108V
PD-128S PD-128 PD-108
パッド・サイズ 12 インチ 12 インチ 10 インチ
トリガー 2(ヘッド、リム)
ブラケット なし あり あり
外形寸法
358(幅)×322(奥行)×117(高さ)
mm
358(幅)×368(奥行)×117(高さ)
mm
307(幅)×317(奥行)×117(高さ)
mm
質量 3.0kg 3.4kg 3.0kg
付属品
取扱説明書、接続ケーブル(*1)、ドラム・キー(*1)、保証書(*1)
*1PD-128S 128 108 を単品でお買い上げの場合のみ付属しています。
別売品 パッド・マウント(MDH シリーズ)、スタンド(MDS シリーズ)
※製品の仕様や外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
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Roland PD-128S-BC 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
このマニュアルも適しています