EqualLogic PS4210XV35

Dell EqualLogic PS4210XV35, EqualLogic PS4210 Series, EqualLogic PS4210E, EqualLogic PS4210X, EqualLogic PS4210XS 取扱説明書

  • こんにちは!Dell EqualLogic PS4210 ストレージアレイのインストールおよびセットアップガイドに関するご質問にお答えします。このガイドには、ラックへの取り付け、ネットワーク接続、ソフトウェア設定、ストレージ割り当てに関する詳細な手順が記載されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください!
  • ラックマウントの要件は?
    ソフトウェア設定方法は?
    ボリュームの作成方法は?
    アレイへの電源投入方法は?
    保証情報の確認方法は?
Dell EqualLogic PS4210
ストレージアレイ
インストールおよびセットアップガイド
メモ、注意、警告
メモ: メモマークは、ハードウェアまたはソフトウェアを使いやすくするための重要な情報を説明して
います。
注意: 注意マークは、手順に従わないと、ハードウェアの損傷やデータの損失につながる可能性がある
ことを示しています。
警告: 警告マークは、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
著作権
© 2014 Dell Inc. 無断転載を禁じます。
この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産
法で保護されています。Dell
、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。
本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。
2014 - 10
M40C6_JA_A00
目次
前書き..........................................................................................................................5
対象読者................................................................................................................................................. 5
関連マニュアル...................................................................................................................................... 5
Dell オンラインサービス....................................................................................................................... 5
テクニカルサポートとカスタマーサービス.......................................................................................... 6
デルへのお問い合わせ..................................................................................................................... 6
保証情報........................................................................................................................................... 6
追加情報........................................................................................................................................... 6
1 アレイ取り付け手順について................................................................................7
2 アレイのラックマウント....................................................................................... 9
作業を開始する前に...............................................................................................................................9
取り付け時の安全に関する注意事項 .............................................................................................. 9
ラック要件 .......................................................................................................................................9
環境要件......................................................................................................................................... 10
ハードウェアの保護 ......................................................................................................................10
配送ボックスの内容と必要なハードウェア................................................................................... 11
ラックへのアレイの取り付け手順....................................................................................................... 12
ラック内でのマウントレールの設置位置の決定........................................................................... 13
ラックへのレールとアレイの取り付け..........................................................................................13
3 アレイケーブルの接続......................................................................................... 15
ネットワーク要件と推奨事項.............................................................................................................. 15
最小および推奨ケーブル構成...............................................................................................................17
電源ケーブルの接続と固定..................................................................................................................18
ネットワークへのアレイの接続...........................................................................................................19
アレイへの電源投入.......................................................................................................................19
アレイへのシリアル接続のセットアップ............................................................................................20
シリアルケーブルのピンアウト情報..............................................................................................21
4 ソフトウェア設定................................................................................................ 23
設定方法の選択....................................................................................................................................23
設定情報の収集....................................................................................................................................23
ソフトウェア設定の開始..................................................................................................................... 25
Setup ユーティリティを使用したソフトウェアの設定.................................................................25
- setup ユーティリティの使用..................................................................................................25
リモートセットアップウィザードを使用したソフトウェアの設定..............................................26
メンバー
RAID ポリシーの設定
...........................................................................................................26
CLI を使用した
RAID ポリシーの設定
........................................................................................... 27
Group Manager GUI を使用した
RAID ポリシーの設定
............................................................... 27
5 ストレージの割り当て.........................................................................................29
ボリュームの作成................................................................................................................................ 29
CLI を使用したボリュームの作成..................................................................................................29
GUI を使用したボリュームの作成.................................................................................................30
ボリュームの作成ウィザード........................................................................................................30
コンピュータからボリュームへの接続............................................................................................... 34
6 グループのセットアップ後の作業..................................................................... 37
共通のグループカスタマイズタスク................................................................................................... 37
7 必要なその他の情報.............................................................................................41
NOM
情報(メキシコのみ)
............................................................................................................... 41
仕様...................................................................................................................................................... 41
前書き
前書き
Dell
EqualLogic
®
PS Series
アレイは、容量、パフォーマンス、およびネットワークのロードバランシング
を自動化することによってリソースを最適化します。さらに、PS Series は全機能を統合したアレイ管理ソフ
トウェアおよびファームウェアアップデートも提供します。Dell EqualLogic FS Series アプライアンスは、
PS Series アレイと組み合わせることによって、高パフォーマンス、高可用性、かつ拡張可能な NAS ソリュ
ーションを提供します。
対象読者
本書の情報は、ハードウェア管理者を対象としています。管理者にネットワークまたはストレージシステム
における豊富な経験は必要ありませんが、以下について理解しておくことが推奨されます。
基本的なネットワークの概念
現在のネットワーク環境
ユーザーのディスクストレージ要件
RAID
設定
ディスクストレージ管理
メモ: 本書では、一般的なネットワーク構成での PS
アレイの使用例を用いていますが、ネットワーク
のセットアップに関する詳細な説明は本書の範囲外となります。
関連マニュアル
PS Series
アレイ、グループ、ボリューム、アレイソフトウェア、およびホストソフトウェアの詳細:
1. Dell EqualLogic
サポートサイト(
eqlsupport.dell.com
にログインします。
2. ダウンロード を選択します。
3. ドロップダウンリストから、PS Series ファームウェア を選択します。
4. 推奨
PS Series ファームウェアで、必要なバージョンを選択します。ダウンロードページへのリンクが表
示されます。
5. ダウンロード
ページのリンクをクリックします。
6. マニュアルまでスクロールダウンします。
Dell
オンラインサービス
Dell
製品およびサービスについては、
dell.com
または Dell 製品情報に記載されている URLにアクセスし
てください。
Dell EqualLogic
製品、および新リリースの詳細については、Dell EqualLogic Tech Center サイト
delltechcenter.com/page/EqualLogicをご覧ください。このサイトには、デル製品群の記事、デモ、オン
ラインディスカッション、メリットについての詳細も掲載されています。
5
テクニカルサポートとカスタマーサービス
Dell のサポートサービスは、PS Series SAN アレイに関するご質問にお答えします。エクスプレスサービスコ
ードをお持ちの場合は、お問い合わせの際にご用意してください。このコードは、Dell の自動サポート電話
システムがより効率的にお電話を転送するために役立ちます。
デルへのお問い合わせ
デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。サ
ポートとサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけな
い場合があります。
お電話での Dell EqualLogic
テクニカルサポートへのお問い合わせは、800-945-3355(米国にお住まいの場
合)にお電話いただけます。Dell EqualLogic の国際サポート番号のリストについては、
dell.com/support/
home
をご覧ください。この Web サイトで、画面左上のドロップダウンリストから国を選択します。インタ
ーネット接続へのアクセスがない場合は、請求書、納品書、明細書、または Dell の製品カタログにも連絡先
が記載されています。
EqualLogic カスタマーサポートアカウントへの登録、ウェブ経由でのケースのログ、およびソフトウェアア
ップデート、追加マニュアルとリソースの入手には、次の手順に従ってください。
1. eqlsupport.dell.com、または
Dell 製品のマニュアルに記載されているデルサポートの URL にアクセス
します。
2. 必要なサービスを選択します。お問い合わせ先
リンクをクリックするか、提供されているサービスリス
トからデルサポートサービスを選択します。
3. 電子メールまたは電話など、ご希望のお問い合わせ方法を選択します。
保証情報
PS4210
アレイ保証は配送ボックスに同梱されています。保証の登録については、
https://
eqlsupport.dell.com/utility/form.aspx?source=warranty にアクセスしてください。
追加情報
基本的なストレージアレイに関する情報、メンテナンス情報、およびトラブルシューティング情報について
は、
PS4210 Hardware Owner's ManualPS4210
ハードウェアオーナーズマニュアル)を参照してくださ
い。
6
1
アレイ取り付け手順について
お使いのアレイをセットアップし、
iSCSI SAN アレイの使用を開始するには、次の手順に従います。
1. アレイをラックに取り付けます。アレイのラックマウントを参照してください。
2. アレイを電源およびネットワークに接続します。電源ケーブルの接続と固定およびネットワークへの
アレイの接続を参照してください。
3. PS Series
ソフトウェアを設定します。まず最初に、アレイを初期化してネットワーク上でアクセスでき
るようにします。次に、そのアレイを最初のグループメンバーとするグループを作成するか、既存グル
ープに追加します。グループを拡張すると、容量およびパフォーマンスも自動的に増加します。
設定方
法の選択を参照してください。
4. iSCSI SAN
アレイの使用を開始します。ボリュームを作成することによって、グループのストレージ容
量をユーザーおよびアプリケーションに割り当てます。ネットワークでは、ボリュームは
iSCSI ターゲ
ットとして表示されます。コンピュータの iSCSI イニシエータを使用してボリュームに接続します。ボ
リュームへの接続後、
ボリュームはコンピュータの通常のディスクとして表示されます。ストレージの
割り当てを参照してください。
使用開始後、グループをカスタマイズして、より高度な機能を使用することができるようになります。グル
ープのセットアップ後の作業を参照してください。
アレイ取り付け手順について
7
8
2
アレイのラックマウント
正しい動作のため、PS Series
ストレージアレイはラックに正しく取り付けられていることが必要です。この
項では、PS Series
アレイについての一般的な静電気、安全性、ネットワーク、および取り付け情報について
説明します。
アレイをラックに取り付けたら、 3 に説明されているとおりに電源ケーブルとネットワークケーブルを
接続します。
作業を開始する前に
アレイを取り付ける前に、次の作業を行ってください。
Dell
™ EqualLogic® Customer Support Account に登録します。カスタマーサービスサポートアカウン
トをお持ちでない方は、
eqlsupport.dell.com
にアクセスしてアカウントを作成してください。
サポートサイトから『リリースノート』をダウンロードして読みます。PS Series Storage Arrays Release
NotesPS Series
ストレージアレイリリースノート)には、最新の製品情報が記載されています。
取り付けの安全に関する注意事項を読みます。取り付け時の安全に関する注意事項 を参照してくださ
い。
ラックがラック要件を満たしていることを確認します。ラック要件 を参照してください。
アレイと取り付け場所が環境が要件を満たしていることを確認します。環境要件を参照してください。
レールキット
(注文した場合)を開梱し、必要な部品および工具のすべてが揃っていることを確認しま
す。レールキットはアレイ配送ボックス内にありますが、工具はご自分でご用意いただく必要がありま
す。
配送ボックスの内容と必要なハードウェアを参照してください。
取り付け時の安全に関する注意事項
以下の安全に関する注意事項に従ってください。
デルでは、ラックへのアレイの取り付けは、ラック取り付けの経験のある方のみが作業されることをお勧
めします。
静電気放電による損傷を防ぐため、アレイが常に完全に接地されていることを確認します。
アレイハードウェアを取り扱うときは、アレイに同梱されている静電気防止用リストバンド、または同様
の保護用具を使用する必要があります。
アレイシャーシを配送ボックスから持ち上げる作業は、
2 人以上で行う必要があります。
ラック要件
ラックおよびアレイの取り付けは以下の要件を満たす必要があります。
業界標準の EIA-310-D 規格に準拠した、4
柱型 19 インチラック(ユニバーサルピッチの角穴またはネジ
なし丸穴タイプ)を使用する。
ラック定格が静荷重 540 kg1,200 ポンド)以上である。
アレイのラックマウント
9
ラックの前面から背面までの最小奥行きが
100 cm40 インチ)である。
ReadyRails
™ II レールキットの場合、前面の表面と背面のラックポスト(マウント面)間の距離が、四角
穴のラックでは 595914 mm23.436.0
インチ)、丸穴ラックでは 581907 mm22.935.7 イン
ネジ穴ラックでは
595929 mm23.436.6 インチ)の範囲である。
ラックをさらに安定させるため、床に固定されている。
アレイはラックの下から順に設置する。
ラックドアとアレイの前面の間は、アレイの前面ベゼルに対応するため、少なくとも 4.1 cm1.6 イン
チ)の隙間を空ける。
ラック
(アレイが取り付けられている状態)が
ulstandardsinfonet.ul.com/scopes/scopes.asp?
fn=60950-1.html にある UL 60950-1 および IEC 60950-1
の安全要件を満たしている。
アレイを水平に取り付ける。水平に設置しない場合、アレイの保証およびサポート契約が無効になりま
す。
環境要件
ラックの設置場所は、以下の環境要件を満たしている必要があります。
電源が
AC モデルに 100240 V AC の電圧範囲を提供できる。
電源に十分な電気過負荷保護が行われている。
北米の場合、二極 20 A 以下のデバイス(UL 489 サーキットブレーカ)によって過負荷保護が行われて
いる電源にアレイを接続します。欧州の場合、20 A 未満のデバイス(IEC サーキットブレーカ)によっ
て過負荷保護が行われている必要があります。
アレイの前後に通気を保つための十分なスペースが確保されている。
設置場所が正しく換気されている。
環境が仕様にリストされている要件をすべてサポートしている。
ハードウェアの保護
PS Series
アレイを静電気放出から保護します。アレイハードウェアを扱うときは、静電気防止用リストバン
ドを使用する、または同様の保護具を使用します。リストバンドを使用するには、次の手順を実行します。
1. コイルコードにあるスチール製の留め金をゴムバンドの留め金具に接続します。 1 を参照してくださ
い。
10
アレイのラックマウント
1.
静電気防止用リストバンドの使い方
2. バンドを手首にしっかりと巻きつけます。
3. バンドを接地に接続します。バナナコネクタを適合するアース付きコンセントに差し込むか、適合する
ワニ口クリップに取り付けて、そのクリップを接地されたデバイスに取り付けます。適切な接地には、
ESD
マット、または接地された装置の金属フレームなどがあります。
配送ボックスの内容と必要なハードウェア
配送ボックスに、 1
で説明されている内容がすべて揃っていることを確認します。設置場所の環境に固有、
または配送ボックスに含まれていないハードウェアについては、ご自分でご用意いただく必要があります。
2
を参照してください。
1.
配送ボックスの内容
コンポーネント 説明
PS Series
アレイ
PS4210 Series
ストレージアレイには次が含まれています。
2
台のタイプ 19 コントロールモジュール
2
台の電源装置および冷却モジュール
最高
24 台の 2.5 インチ 10K、または 12 台の 3.5 インチ 7.2K シリアル接続
SCSISAS
Nearline SAS [NL-SAS]またはソリッドステートSSDドラ
イブ(モデルサフィックスに応じて異なります)
ベゼル ベゼルはアレイの前面に取り付けられます。ベゼルはアレイモデルを識別し、
ドライブを無許可、または誤った取り外しから保護します。
電源ケーブル アレイの電源装置を電源に接続します。配送ボックスに電源ケーブルが同梱さ
れていない場合は、
PS Series アレイサポートプロバイダ、または再販業者にお
問い合わせください。
シリアルケーブル1
本ま
たは 2 本)
コンソールまたはターミナルエミュレータとアレイとのシリアル接続用です。
アレイまたはグループにネットワークアクセスがない場合、このケーブルを使
用して
setup ユーティリティを実行します。
マニュアル 配送ボックスには、次のマニュアルが同梱されています。
Setup poster(セットアップポスター)
アレイのラックマウント
11
コンポーネント 説明
Installation and Setup Guide
インストールおよびセットアップガイド)
(本マニュアル)
License, Regulatory, and Warranty Information(ライセンス、法規制、
よび保証情報)
Safety, Environmental, and Regulatory Information(安全、環境、および
認可機関に関する情報
)の冊子
2.
その他のハードウェア(同梱されていないもの)
コンポーネント 説明
標準 19 インチ 4 ポスト
ラック
コンピューティング環境にあるアレイおよびその他ハードウェアへの容易なア
クセスを提供します。
10/100 Mbps
イーサネッ
トケーブル
専用管理ネットワークで使用するためのものです。アレイの管理ポートを
10/100 Mbps
ネットワークスイッチに接続します。RJ45 コネクタが装備され
たカテゴリ 5E またはカテゴリ 6 ケーブルを使用してください。カテゴリ 5
ーブルは、TIA/EIA TSB95
標準を満たしている場合にのみ使用します。
ネットワークスイッチ デバイス
(アレイ)をネットワークに接続します。さまざまなスイッチが推奨
されます。スイッチは、10GBASE-T ポートを使用するための 10GBASE-T イン
タフェース、または SFP+
ポートを使用するための SFP+ スイッチを提供しま
す。
CAT6
または CAT6A
ーブル
10GBASE-T
ポートに対しては、最長 55 メートルの場合はカテゴリ 6(または
それ以上)ケーブルを使用し、最長 100 メートルの場合はカテゴリ 6A を使用
します。
光学または銅線ケーブル SFP+
ポートには、光学ケーブルまたは銅線 SFP+ ケーブルを使用してくださ
い。
オプションのハードウェア
高可用性電源をアレイに提供するには、オプションで無停電電源装置(UPS)を使用することができます。
UPS(同梱されていません)は、別の回路に接続され、正しいタイプの電圧を十分な時間提供できる必要
があります。
ラックへのアレイの取り付け手順
アレイをラックに取り付けるには、次の手順を実行します。
1. ラック内でのマウントレールの設置位置を決定します。
2. マウントレールをラックに取り付けます。
3. シャーシをラックに挿入します。
4. 取り付けレールの前面にシャーシを取り付けます。
5. ベゼルを取り付けます。
上記の手順は、後続の各項で詳しく説明されています。
12
アレイのラックマウント
ラック内でのマウントレールの設置位置の決定
シャーシのために十分なスペースがラック内にあることを確認してください。標準ラックでは、2U シャーシ
は穴 6 個分のスペースを使用します。
ラックへのレールとアレイの取り付け
レールキットに同梱の安全上の注意事項およびラックへの取り付け手順に従って、ラックにレールを取り付
けます。
密閉型またはマルチユニットラックアセンブリに取り付ける場合、ラック環境の動作温度が室内の温度を超
える場合があります。そのため、アレイはメーカーによって指定された最高温度に適合する環境内に取り付
けるようにしてください。詳細については、仕様を参照してください。
ラックへのアレイの挿入
2
に示すように、アレイをラック内に挿入します。
2.
アレイのラックへの取り付け
3
は、3.5 インチドライブアレイの前面を示しています。
3. 3.5 インチドライブアレイ - 前面図(ベゼルなし)
アレイのラックマウント
13
4
は、2.5 インチドライブアレイの前面を示しています。
4. 2.5
インチドライブアレイ - 前面図(ベゼルなし)
誰かの手を借りて、アレイを水平に保ちながら持ち上げ、アレイがしっかりと収まるまで取り付けレールに
アレイを挿入します。
マウントレールへのアレイの取り付け
アレイ前部にあるシャーシの固定ファスナーがマウントレール前部のネジ穴と揃っていることを確認した上
で、固定ファスナーをレールに
手動
で固定します。
メモ: 蝶ネジをきつく締めすぎないようにしてください。
ベゼルの取り付け
ベゼルの取り付け手順は、すべてのアレイモデルで共通です。
1. ベゼルの右端をシャーシの右側に掛けます。
2. ベゼルの左端をシャーシの左側にむけて回します。
3. ベゼルを所定の場所にリリースラッチが閉じるまで押し入れます。
4. 同梱のキーを使用してベゼルをロックし、安全な場所にキーを保管します( 5 を参照)
5.
ベゼルの取り付け
14
アレイのラックマウント
3
アレイケーブルの接続
アレイをラックに取り付けた後は、ネットワークケーブルと電源ケーブル
オプションでシリアルケーブル)
を接続する必要があります。
まず最初に、最小および推奨ケーブル構成に記載されているネットワークの推奨事項を確認してください。
次のリストでは、アレイを電源およびネットワークに接続するための一般的な手順を説明しています。
1. 電源ケーブルを接続します。この時点ではアレイの電源を
入れないで
ください。電源ケーブルの接続
と固定を参照してください。
2. アレイをネットワークに接続します。ネットワークへのアレイの接続を参照してください。
3. アレイの電源を入れます。アレイへの電源投入を参照してください。
後続の項では、これらの手順について詳しく説明します。これらの手順が完了したら、ソフトウェア設定
参照してください。
ネットワーク要件と推奨事項
PS Series
アレイの最小ネットワーク構成は、各コントロールモジュールのイーサネット 0 とネットワークス
イッチに接続されたコンピュータとの間における接続で構成されます。パフォーマンスと可用性を向上させ
るには、アレイで複数のネットワークインタフェースを設定して、これらを複数のスイッチに接続します。
ネットワークの推奨事項は、 3
で説明されています。これに加え、適切なネットワーク構成のための通常
の規則も、すべて
PS Series アレイに適用されます。ネットワーク要件の詳細については、
en.community.dell.com/techcenter/storage/w/wiki/2639.equallogic-configuration-guide.aspx で、Dell
TechCenter ウェブサイトの『Dell EqualLogic Configuration Guide
Dell EqualLogic 設定ガイド)を参照
してください。
一般的なネットワーク構成の説明は、このマニュアルの範囲外となります。
3.
ネットワークの推奨事項
推奨 説明
10 GbE
スイッチドネッ
トワーク
アレイおよびコンピュータをスイッチドネットワークに接続して、コンピュー
タおよびアレイ間のすべてのネットワーク接続が 10 GbE であることを確認し
ます。光学ケーブルは光学
SFP+ プラグインモジュールと、銅線ケーブルは内蔵
SFP+
モジュールと共に使用してください。10GBASE-T には、少なくともカテ
ゴリ
6 がが必要ですが、カテゴリ 6A が推奨されます。10GBASE-T ポートの使
アレイケーブルの接続
15
推奨 説明
用には
10GBASE-T インタフェース搭載のスイッチが必要となり、SFP+ ポート
の使用には SFP+ スイッチが必要です。
異なるネットワークスイ
ッチへの複数のネットワ
ーク接続
拡張帯域幅および可用性を向上させるには、各コントロールモジュールを異な
2 つのスイッチに接続します。これらのスイッチは、インタースイッチリン
クを使用して、またはスタッキング機能によって接続されている必要がありま
す。これらのリンクには、iSCSI トラフィックを処理するために十分な帯域幅が
必要です。インタースイッチリンクの推奨サイズについては、
EqualLogic
Configuration Guide
EqualLogic 設定ガイド)を参照してください。デルで
は、スパニングツリーの影響を削減するため、ビジネス高可用性の必要性に応
じて高帯域幅ポートリンクアグリゲーション、または VLTvPCMLAG などの
マルチパスプロトコルをお勧めします。ネットワークインタフェースの接続
後、Group Manager GUI または
CLI を使用して、IP アドレス、ネットマスク、
およびゲートウェイアドレスを各インタフェースに割り当てます。
管理ネットワーク
(オプ
ション)
両方のコントロールモジュールにある管理ポートを 10/100 Mbps ネットワー
クスイッチに接続して、管理トラフィックを iSCSI トラフィックと分離します。
グループ IP アドレス
スト)へのアクセス
マルチサブネットグループでは、構成されている各ネットワークインタフェー
スが、
グループ IP アドレスがあるサブネットにアクセスできる必要があります。
レプリケーション用に信
頼性の高い適切なサイズ
のネットワークリンクを
使用
効率的かつ予測可能なレプリケーションを行うには、プライマリグループとセ
カンダリグループ間のネットワークリンクが安定していて、データのコピーに
十分な帯域幅を提供する必要があります。
スパニングツリープロト
コルの使用
エンドノード
iSCSI イニシエータまたはアレイネットワークインタフェース)
を接続するスイッチポートでは、スパニングツリープロトコルSTPはできる
限り使用しないでください。
STP または RSTPSTP が望ましい)を使用する必
要がある場合は、リンクアップ直後にポートを
STP 転送状態に移行させるポー
ト設定
(一部のスイッチで使用可能)を有効にします。この機能は、デバイス
の再起動時に発生するネットワーク割り込みを削減することができるもので、
エンドノードを接続するスイッチポートのみで有効にする必要があります。ス
イッチ間での単一ケーブル接続には STP を使用し、スイッチ間での複数ケーブ
ル接続にはとランキングを使用することができます。
スイッチと
NIC でのフロ
ー制御の有効化
iSCSI
トラフィックを処理する各スイッチポートおよび NIC でフロー制御を有
効にしてください。PS Series のアレイがフロー制御に正しく応答するようにな
ります。
スイッチで無効化された
ユニキャストストーム制
iSCSI
トラフィックを処理する各スイッチでユニキャストストーム制御を無効
にしてください
スイッチにこの機能がある場合)。ただし、スイッチでのブロ
ードキャストおよびマルチキャストストーム制御の使用は推奨されます。
ジャンボフレームの有効
iSCSI
トラフィックを処理する各スイッチと NIC でジャンボフレームを有効に
してください。
16
アレイケーブルの接続
推奨 説明
VLAN
DCB
データセンターブリッジング)を使用するには、 他のネットワークトラ
フィックから iSCSI SAN トラフィックを分離するために VLAN を使用するよう
にスイッチを設定します。
DCB
VLAN
を有効にしておく必要があります。DCB の詳細については、
Dell
EqualLogic Group Manager Administrator's ManualDell EqualLogic Group
Manager
管理者マニュアル)および『
Dell EqualLogic Group Manager CLI
Reference Guide
Dell EqualLogic Group Manager CLI リファレンスガイド)
を参照してください。
最小および推奨ケーブル構成
デュアルコントロールモジュールアレイの推奨構成は、両方のコントロールモジュールのイーサネット 0
ネットワークケーブルを接続し、各コントロールモジュールをネットワークスイッチに接続する構成です。
パフォーナンスおよび可用性を向上させるには、接続を複数のネットワークスイッチに分散します。
スイッチは、
iSCSI トラフィックを処理するために十分な帯域幅があるインタースイッチリンクを使用して、
またはスタッキング機能によって接続する必要があります。デルは、可能な限りスタッキング構成を使用す
ることをお勧めします。
6 は、推奨される代替ネットワーク構成の図解です。
メモ: デルでは、SFP+ 10GBASE-T Ethernet ポート両方の同時接続を推奨していません。
アレイケーブルの接続
17
6.
推奨ネットワーク構成
電源ケーブルの接続と固定
アレイに同梱されている電源ケーブルを取り出します。アレイに電源ケーブルが同梱されていなかった場合
は、電源ケーブルについて PS Series サポートプロバイダまたは再販業者にお問い合わせください。
1. 電源ケーブルを接続する前に、電源スイッチがオフ
Oの位置になっていることを確認してください。
2. 電源ケーブルの接続と固定で説明されているとおりに電源ケーブルを電源に接続します。
3. 電源ケーブルをシステムに固定します。
a. 付属のマジックテープストラップ使用して、システムの電源コンセントの横にあるブラケットに電源
ケーブルをしっかりと固定します。
b. ストラップがブラケットの固定金具にきっちりと取り付けられいることを確認します(たるみがあれ
ば、付け直します
c. 電源ケーブルをストラップに対して斜めに合わせ、ストラップをしっかりと巻きつけてケーブルを電
源ケーブルコネクタの肩部に固定します。
4. 電源ケーブルを電源に接続します。
電源ケーブルを接地されたコンセント、または無停電電源装置UPSや電力配分装置PDUなど
の個別の電源に差し込みます。電源ケーブルが接続されると、電源装置の下側の LED が緑に点灯し
ます(電源が入ったことを示します)
18
アレイケーブルの接続
UPS(同梱されていません)は、別々の回路に接続され、正しいタイプの電圧を十分な時間提供
できる必要があります。
または、1 台の電源装置冷却モジュールを UPS システムに接続し、もう
1 台を異なる電源に接続し
ます。
注意: アレイの電源はまだ入れないでください。
7. AC
電源ケーブルの接続
ネットワークへのアレイの接続
PS4210
アレイモデルには、2 台のタイプ 19 コントロールモジュールが含まれています。各タイプ 19 コン
トロールモジュールには、2
つの 10Gbase-T ポート、および 2 つの 10Gbe SFP+ ポートが含まれています。
各ペアの一方にはイーサネット 0 のラベル、もう一方にはイーサネット 1 のラベルが付いています。
コントロールモジュールには、管理とラベル付けされた
1 つの 10 Mb/100 Mb ポートが装備されています。
管理ポートは
iSCSI トラフィックに対応できません。管理ポートは、管理ネットワークを設定する場合にの
み使用してください。詳細については、
Dell EqualLogic Group Manager Administrator's Manual
Dell
EqualLogic Group Manager
管理者ガイド)を参照してください。
適切な数のイーサネット銅線または光学
10GbE ネットワークケーブルを入手します。
メモ: 光学ケーブルは、光のパルスによってデータを転送します。アレイとスイッチ間では、すべての
光学ケーブルを曲げ半径が 4 インチ以下になるように配線することが非常に重要です。
アレイの動作に必要となるのは、機能しているネットワーク接続 1 つのみです。複数のネットワーク接続は、
パフォーマンスおよび高可用性に対して推奨されます。詳細については、最小および推奨ケーブル構成を参
照してください。
アレイへの電源投入
電源を投入する前に、アレイが環境温度に順応するために十分な時間を取ってください(例:一晩)
アレイケーブルの接続
19
メモ: 一台の電源装置
(どちらでもかまいません)に先に電源投入、または両方の電源装置に同時に電
源投入することもできます。
1. 電源プラグの下にある電源スイッチを確認します。 8 を参照してください。
2. 電源スイッチをオン位置に押します。電源インジケータが点灯します。
バッテリの充電が始まり、一部のハードウェアコンポーネントが同期を開始します。LED は、これらの正常
なアクティビティを示します。各コントローラに取り付けられているバッテリバックアップユニットは、部
分的に静電気放電された状態で出荷されています。
システムに初めて電源を投入したときは、バッテリが完全に充電されるまで、最大 30 分の起動遅延が発生
することがあります。
LED
の位置を以下の図に示します。
4
LED の説明です。
8. AC
電源装置スイッチと LED
4.
電源装置 LED の説明
番号 説明
1
電源装置のステータスです。電源スイッチがオンで、電源装置がアレイに電力を供給してい
るとき、この
LED が点灯(緑色)します。
2
エラー。電源装置に問題が発生している場合、この LED が点灯(橙色)します。
3
入力電力。メイン電源が電源装置に接続されている限り、この LED が点灯(緑色)します。
アレイへのシリアル接続のセットアップ
setup ユーティリティを使用してソフトウェアを設定する予定の場合は、アレイとコンピュータ間でシリア
ル接続をセットアップする必要があります。リモートセットアップウィザードを使用する予定の場合は、シ
リアル接続は必要ありません。リモートセットアップウィザード要件についての情報は、Host Integration
Tool for Microsoft® Installation and User's GuideHost Integration Tool for Microsoft® インストールお
よびユーザーズガイド)または『
Host Integration Tool for Linux® Installation and User's GuideHost
Integration Tool for Linux® インストールおよびユーザーズガイド)を参照してください。
20
アレイケーブルの接続
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