Make Noise 0-Coast 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
5.19.16 REV 7
v. 3.4
1
保証につきまして ----------------------------------------------------3
概要------------------------------------------------------------4
パッチの記法 ----------------------------------------------------5
ユーザーインターフェース---------------------------------------------------------6
パネルコントロール-------------------------------------------------7
デフォルトサウンドパッチ------------------------------------------------8
さあ始めよう:
電源やモニタリング、信号について------------------------------------------9
MIDIとCVゲートコントローラー--------------------------------10
MIDIプログラムページ-----------------------------------------------11-13
MIDI CCを介したプログラムページへのアクセス------------14
音を作り、変形し、モジュレーションする回路-----------15
MIDI B MIDIアルペジエイター --------------------------16
信号(シグナル) -------------------------------------------------------------------------17
アッテネート----------------------------------------------------------18
アッテヌバート-------------------------------------------------19
コントロール電圧の範囲-----------------------------------------20
ボイス: オシレーター----------------------------------------------------------21
音色:
OVERTONEとMULTIPLY------------------------------22
スロープによるモジュレーション-------------------------------------------23
バランス回路--------------------------------------------------------24
グニチュード:
音量(アンプリチュード)と明るさ--------------------------------25-27
ベル-----------------------------------------------------------28
デフォルトのサウンドを超えて:---------------------------------------------------------29
空いているパッチポイント---------------------------------------------------------30-32
初期結線の上書き-------------------------------------------------------------33
Voltage Math:-------------------------------------------------------------34
0-COASTを他の機器と使う-------------------35
パッチアイディア---------------------------------------------------------------36-39
???---------------------40
MIDIケーブルピン出力図---------------------41
2
This device complies with Part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two
conditions: (1) this device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept
any interference received, including interference that may cause undesired operation.
Changes / modiÿcations not approved by the Make Noise Co. could void the user’s authority
to operate the equipment.
This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class A digital
device, pursuant to part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable
protection against harmful interference when the equipment is operated in a commercial
environment. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if
not installed and used in accordance with the instruction manual, may cause harmful
interference to radio communications.
makenoisemusic.com
Make Noise Co., 414 Haywood Road, Asheville, NC 28806
3
保証につきまして:
メイクノイズ製品に関する欠陥は製造後の1年間は当社が保証致します。
規定外のパワーサプライからの電源供給及び背面電源ケーブルの誤接続による故障、誤用、
またはメイクノイズがユーザーの過失であると判断する故障は期間内であっても保証の対象外となりますので、
通常の有償サービスで対応致します。
保証期間内のあらゆる欠陥品は、当社の判断によって修理または交換のどちらかで当社にて対応しますが、その
際に発生する輸送費に関しましてはユーザー様のご負担になります。
また、保証をご希望のユーザー様は必ず事前に販売店へのお問い合わせをお願い致します。
お問い合わせ先:
その他のお問い合わせや感想につきましては当社ウェブサイトをご覧下さい。
http://www.makenoisemusic.com
このマニュアルについて
著:トニー・ローランド、ウォーカー・ファレル
イラスト: W.リー・コールマン
0-COASTはパッチング可能なシングルボイスのシンセサイザーです。Moog方式とBuchla方式(拠点とした場所に因ん
でそれぞれ"東海岸方式"、"西海岸方式"といいます)の両方の技術を応用していますがそれらのどちらにも忠実ではな
い"ノーコーストシンセシス"を実現しました。
0-COASTはクラシックなモジュラー
シンセサイザーの技術を利用していますが、
パッチケーブルを使用してもしなくても
操作できるようにデザインされています。最
低限必要な回路同士の接続は既に
されており(Figure 1)、表現豊かで音楽的な
モノシンセとして動作します。
お好きなMIDIコントローラーを使うだけで
あなたの音楽スタイルに新しい音色を
取り入れることができます!同梱された
パッチケーブルを使用すれば、回路同士を繋
げ直すことでより科学的、実験的な
アプローチが使えます。
MIDIの使用すらせず、
鳴り続ける基音と不協和音によってできた、
雲のようなアナログFM音を作ることも
できます。
このマニュアルの後半ではより深い0-COASTの操作に立ち入ります。既存の初期結線を書き換えて新しいバリエー
ションを作り出したり、ドローンサウンドで実験を行ったり、0-COASTと他のアナログシンセやモジュラーシンセを
繋ぎあったりする方法などを説明します。
4
Figure 1: 内部結線
概要
このマニュアルでは、パッチングは次のように記述されます(
は2つのジャックを繋げるパッチケーブルを示します):
:
お察しかもしれませんが、これは矩形波(Square Wave)出をバランス回路の外部入力に接続することを示し
ます。この表現が難しいと感じても大丈夫です、すぐに分かるようになります。上のパッチングの記述に加えてビ
ジュアルでも接続法をお見せします。上のでいくと次の通りです。
出力
入力
オシレーター
Square Wave 出
バランス
External 入
サイクルの数
1 秒
=
周波数(Hz単位)
+5V
Figure 2:
信号図の詳細
-5V
時間、ミリ秒や秒
1 サイクル、または周期
0V
アンプリチュード、電圧
このマニュアルのパッチングには、オシロスコープで見られるような
信号に似たイラストが一緒に描かれていることがあります。これらのイ
ラストは模式的だったり直感でわかりやすいように描かれています。
個々の値を測定するような研究室での使用目的ではありません。
55
サンプル図:
パッチの記法
オシロスコープの記法
パネルコントロール:
ノブはそれぞれのパラメータの値を設定する為に使われます。その値はし
ばしば、ジャックに入力されたコントロール電圧(CV)によって変更可能で
す。CVはノブを回す仮想的な手のように捉えることができます。CVはモ
ジュラーシンセを決定的に特徴付けるものなので、後ほどさらに掘り下げ
ていきます。
中くらいの大きさの白いノブと、大きい灰色のノブは大体が、CVを入力
る前の出発点となるパラメータ値を設定する為に使われます。小さい白い
ノブはCVをアッテネート(強さを弱めること)し、時にはそれに加えてCV
反転する為に使われます。
=
=
=
光るボタンとアクティビティウィンドウ:
0-COASTは幾つかの機能や動作の為にボタンを使って
おり、ボタンの点灯点滅で振る舞いや状態を伝えま
す。恐らく一番目にするのは赤く点滅するアクティビ
ティウィンドウで、クロックの速さを示します。それ以
外にも信号の大きさや極性、MIDIの状態、サイクルのよ
うな別モード状態にあることなどを示します。
Figure 4: 光るボタンとアクティビティウィンドウ
シグナル入力 CV入力 トリガー/ゲート入力 シグナル出力
ノーマリゼーション(初期結線):
0-COASTは、パッチングされていなくても動作す
るように回路同士を繋げるような内部での結線がし
ばしば施されています。例えば、スロープ(SLOPE)
CV出力はMULTIPLY CV入力に内部結線されてお
り、スロープで音色がモジュレーションできます。
Figure 3:
パッチの記法で見られるノブの図
ジャック:
0-COAST内の全てのジャックは入力または
出力のどちらかになります。ジャック同士は
ケーブルで繋ぎます。入と出をケーブル
で繋いでください。入同士をつないでも何
も起こりません。出同士を繋ぐと予測でき
ない動作をすることがあり、お勧めできませ
ん。ですが間違ってパッチしても壊れたりす
ることはないので、アクシデントを恐れない
でください。
Figure 5: ジャックのラベル:
6
Figure 6: 初期結線のラベル
外部CV (Control Voltage):
0-COASTは、ユーロラック(Eurorack)モ
ジュールと同じ電圧要件で動作するの
で、Make Noise Shared Systemのよう
なアナログシンセサイザーと組み合わせる
と効果的です。もちろんその場合の実験性
は傑出しています。
ユーザーインターフェース
31.
32.
33.
34.
35.
36.
37.
38.
39.
40.
41.
42.
43.
44.
45.
46.
47.
48.
49.
50.
51.
52.
53.
54.
55.
56.
57.
58.
59.
60.
Multiply: CV入力
ープ
: サイクルボタン<白>
ープ: Riseコントロール
ープ: Fall コントロール
ープ: アクティビティウィンドウ <緑>
ープ: バリレスポンス(Vari-Response)
ロー: End of Cycle (EOC)アクティビティウィンドウ<黄>
ロー: Rise/Fall CV入力
ロー: End of Cycle (EOC) ゲート出力
ロー: トリガー入力
ロープ: 出力
コントゥア オンセット(Onset)コントロール
コントゥア: サステインコントロール
コントゥア: ディケイコントロール
コントゥア: アクティビティウィンドウ <>
コントゥア: バリレスポンス(Vari-Response)
コントゥア: ディケイ CV入力
コントゥア: End of ONset (EON)アクティビティウィンドウ<
>
コントゥア: ゲート入力
コントゥア: End of ONset (EON) 出力
コントゥア: 出力
Balance: 外部入力
Balance: CV入力
Balance: アッテネータ
Dynamics: アッテネータ
Dynamics: アクティビティウィンドウ <>
ッドホン/ライン出力: レベルコントロール
ッドホン/ライン出力: TRS ステレオ, 3Vpp
Dynamics CV入力
Dynamics 出力モジュレラーレベル信号, 10vpp
オシレーター: カリブレーション(調整)用トリマー**
7
Panel Controls:
27
28
14
15
4
5
6 16
21
20
10
11
18 197
3
12 13
25
34
36
38
39
46
44
43
48
47
42
56
35
45
33
37
32
26
1
2
9
8
51 59
60
58
57
55
54
52 53
17 23 24 30
22
31
40 41
49 50
Figure 7: パネルコントロール
1. PGM A 点灯ボタン <白>
2. MIDI A アクティビティウィンドウ <赤>
3. MIDI 入力
4. MIDI B アクティビティウィンドウ <>
5. 外部 CV 出力
6. 外部 ゲート出力
7. PGM B 点灯ボタン <白>
8. TEMPO 入力
9. TEMPO アクティビティウィンドウ <赤>
10. CLocK 出力
11. Stepped Random 出力
12. Voltage MATH: チャンネル 1 入力
13. Voltage MATH: チャンネル2 入力
14. Voltage MATH: アッテヌバータ
15. Voltage MATH: アクティビティウィンドウ<赤> /
<緑>
16. Voltage MATH: チャンネル1出力
17. Voltage MATH: チャンネル2出力
18. オシレーター: 三角波出力
19. オシレーター: 矩形波出力
20. オシレーター: ピッチコントロール
21. オシレーター: ピッチファインチューン
22. オシレーター: リニアFMアッテネータ
23. オシレーター: 1V/OCT入力*
24. オシレーター: リニアFM入力
25. Overtone: コントロールノブ
26. Overtone: アッテネータ
27. Multiply: コントロールノブ
28. Multiply: アッテネータ
29. Multiply: アクティビティウィンドウ<橙>
30. Overtone: CV入力
この入力はアナログシーケンサーを想定してデザインされており、4オクターブ以上のト
ラッキングが可能です。より高精度のトラッキングにはMIDIを使用してください
**チューニングやMIDIに影響する為アナログシンセを理解している方のみ使用してください
パネルコントロール
61.
61
8
Figure 8: デフォルトのサウンド
Figure 9: ドローン
デフォルトサウンドパッチ
電源やモニタリング、信号について
0-COASTのACアダプターを、ON/OFFスイッチのあ
る電源タップに挿すのがお勧めですが、壁のコンセン
トに挿しても構いません。付属のACアダプターのみ
使用してください。ACアダプターをコンセントに挿
したら、もう片方を0-COAST側面にあるジャックに
差し込みます(Figure 10)。
0-COAST内部の信号は通常の楽器やラインレベルのオーディオ信号よりもかなり大きくなっており、これを"モ
ジュラーレベル"と呼んでいます。例えばオシレーターの三角 波(Triangle Wave)出力は一番下から上までで
10V(10Vpp)の範囲を動き、これは通常のラインレベル出力より4倍以上大きいものです。この大きな差の理由の
一つは、シンセサイザー内部の信号の全てがオーディオ信号というわけではないからです。信号の多くはコント
ロール電圧で、直接音として聞くことができない代わりに、0-COAST内部の様々な要素をコントロールする為に使
われます。コントロール信号は出力が大きいため、コンピューターや家電、ラジオの電波といった他の電気源と深
刻に干渉することなく使用可能です。 ですが大きい信号出力の最大の利点は、パラメーターの全レンジをモジュ
レーションできるという点です。
大きい出力信号を弱めずに聞こうとするとスピーカーや耳にダメージ
を与える可能性があります。0-COASTの出力をミキサーやスピー
カー、アンプ、ヘッドホンなどに繋ぐ時は、このようなダメージを避
けるため音量をゼロから始めて徐々に上げていってください。
0-COASTは、音量コントロールがついたステレオミニジャックによ
る専用のライン出力があり、そこからの出力は標準的なラインレベ
ルとなるので難しいことを考える必要がありません(Figure12)。で
すのでモニタリングにはそのステレオライン出力のみを使用するの
がお勧めです。
注:0-COASTをミキサーやオーディオインターフェースにあるよう
なバランス入力に接続する場合は、TS(モノ)ケーブルを使用してく
ださい(Figure13)。
9
ライン
出力
Figure 12: 出力例
ヘッドホンやスピーカーでのモニタリングに
は、唯一のTRSステレオ出力を持つLINE OUT
を常に使用してください。DYNMC出力から
ヘッドホンやスピーカーにパッチすると大きい
モノ信号をどちらかのスピーカーにのみ送り、
ダメージを与える可能性があります。
Figure 11: 演奏中の接続例
Figure 10: 電源接続の様子
さあ始めよう
モニター
例:
CV/Gateコントローラーを使用したい場合は、まず
そのコントローラーのピッチCVとゲート出力を探し
てください。ピッチCV出力を0-COASTの1V/Oct入
力へ、ゲート出力をCONTOURゲート入力へ接続し
ます(Figure 16)。CV/ゲートコントローラーの鍵盤
を押したり、シーケンスを走らせてください。ゲート
の出力を示すなんらかのビジュアル的なフィードバッ
クがあるでしょう。またスムースでシンプルな音が聞
こえるでしょう。CONTOURやDYNAMICSアクティ
ビティウィンドウが光っているのに音が聞こえない場
合は、モニタリングシステムからきちんと音が出るか
チェックしてください。CONTOURアクティビ
ティウィンドウが光っていない場合は、お使いのコン
トローラーからゲート出力が正しく行われているか、
またCONTOURゲート入力に正しく接続されている
かを確認してください(Figure 16)。CONTOURアク
ティビティウィンドウは光っているのにDYNAMICS
アクティビティウィンドウが光っていない時
は、DYNAMICコントロールノブが3時を超えている
かどうかなど、"デフォルトのサウンド"の設定になっ
ているかを確認してください。
もしMIDIや外部のCVゲートコントローラーを使用し
ない場合は"デフォルトのドローンサウンド"(Figure
9)の設定にしてください。
10
電源を入れたら、パネルの設定を、8ページのFigure8に示したような"デフォルトのサウンド"に合わせてみましょう。
MIDIコントロールを行うには、お持ちのMIDIコントローラー、MIDIシーケンサーから0-COASTのMIDI入力に付属の
MIDIアダプターを接続してください(Figure 14)。0-COASTはデフォルトで全チャンネルのMIDIを受信するの
で、MIDIコントローラーの鍵盤を押したりシーケンサーを走らせればMIDIアクティビティウィンドウが赤く光り、ス
ムースでシンプルな音が聞こえるでしょう。MIDIアクティビティウィンドウが光っているのに音が聞こえない場合は、
モニタリングシステムからきちんと音が出るか、また設定が"デフォルトのサウンド"と同じ設定になっているかを
チェックしてください。もしMIDIアクティビティウィンドウが赤く光らない場合は、お手持ちのMIDIコントローラー
の設定を確認してください。少なくとも1つのチャンネルのMIDI信号を出すようになっていなければなりません。また
ケーブルがMIDIコントローラーのMIDI OUTから、0-COASTのMIDI INへ接続されているかも改めて確認してくださ
い。
MIDIコントローラーはまた、内蔵されているアルペジエイターにも使えます。アルペジエイターを有効にするには
PGM_AとPGM_Bを押してください。PGM_Bが光ってアルペジエイターがONになったことを示してくれます。
デフォルトのアルペジエイターでは、鍵盤をホールドすると押した順にノートが演奏され、鍵盤を離すと止まります。
アルペジオの速さはPGM_Bをタップして設定できます。アルペジエイターをOFFにするにはPGM_AとPGM_Bを押し
てください。PGM_Bはもはや光らず、アルペジエイターがストップしているはずです。アルペジエイターの詳細につ
いてはMIDIプログラムの節を参照するか、本体底面の説明をご覧ください。
To MIDI OUT on
MIDI Controller
ステレオ(TRS)
ミニジャック
モノ (TS)
ミニジャック
リング
スリーブ
Figure 13: ステレオ(TRS)ミニジャックとモノ (TS)ミニジャック
Figure 15: 0-COASTをMIDIを介してKorg SQ-1シーケンサーに接続しています。
注意点: ミニジャックの形状のKORGのMIDI機器からMIDIを使用したい場合、MIDI
アダプターケーブルは不要です。単純に2つの機器をステレオ(TRS)ミニケーブル
(Figure 13)で接続してください。
MIDIとCV/ゲートコントローラー
さあ始めよう
Figure 14: アダプターを介したMIDI接続
ティップ
プログラムボタン
PGM_AとPGM_Bボタンによってたくさんの機能にアクセスすることができます:
基本アクション
PGM_Bの長押し: パニック
MIDIやアルペジオのノートを止めます。もしMIDIのノートがフリーズしてしまった時などはこの操作で治りま
す。ラッチ&シフトタイプのアルペジエイターに設定している場合、この操作でノートがクリアされます。
PGM_AとPGM_Bの同時押し: アルペジエイターの再生と停止
この操作によって、通常の鍵盤演奏とアルペジエイターを切り替えます。アルペジエイターのタイプについて
は34ページをご覧ください (注)アルペジエイターはMIDI経由で操作している時のみ有効です
プログラムページ
プログラムページを使うと、0-COASTのパネルから直接アクセスできないたくさんのパラメータ設定が可能で
す。MIDIデータに対してどう反応するかを設定することができます。例えばCV出力をベロシティやノートナン
バー、モジュレーションホイールなどにアサインすることができます。モードを選べる楽しいアルペジエイ
ターもありますし、MIDI B出力から追加のLFOを出したり、レガートとリトリガーを切り替えることもできま
す。
ページのナビゲーションは次のようになります。
PGM_Aの長押し: プログラムページに入ります。MIDI_AとMIDI_Bが2回点滅します。PGM_Aが光っており、
プログラムページにいることを示します。
PGM_Aを押す: プログラムページの選択を行います。PGM_Aを押すごとに次のページにいきます。最後の7
ページにいるときにPGM_Aを押すとプログラムページから抜け出します。
PGM_Bを押す: 各ページのパラメータの値を設定します。PGM_Bの光り方が値に対応します。PGM_Bを押す
たびにそのページのパラメータが次の値に移ります
PGM_Bを長押し: プログラムページを抜け出します。
11
MIDIプログラムページ
MIDIプログラムページ
プログラムボタン (つづき)
ページ4.MIDI B CV設定(PGM_A点灯、MIDI_Bゆっくり点滅):
PGM_B消灯: MIDIノートナンバー
PGM_B点灯: ベロシティ(デフォルト)
PGM_Bゆっくり点滅: モジュレーションホイール
PGM_B早く点滅: 三角波のLFO(MIDIとは独立、PGM_Aボタンのタップで周期を設定します)
MIDIノートに設定すると、電圧コントロールできる外部シンセのMIDI-CVコンバーターとして使うことができた
り、またモノシンセでよくある"キートラック"のように使用することができます。例えばMIDI_BのCV出力をBALANCE
CV入力にパッチすると、MIDIノートが高くなるほど音が明るくなるように設定できます。OVERTONEとMULTIPLYの
設定が最大の音の明るさを決定します。35ページのシンプルなベースパッチが良い出発点となるでしょう。この設定を
MIDI Aと一緒に使用すれば、もう一つのVCOやシンセボイス(モジュラーや他のCVでコントロールできるシンセやVCO
として使用した0-COASTのSLOPEセクション)を鳴らすことができます。
ベロシティに設定すると、どのくらい強くノートをプレイしたかで音色を変えたりすることができます。例えば
MIDI_BのCV出力をMULTIPLYにパッチして、強くプレイしたノートの時に音色が明るくなるようにできます。モジュ
ーションホイールに設定すると、マニュアルのモジュレーションソースを追加することになります。もしAbleton Live
のようなDAWをお使いなら、モジュレーションホイールのオートメーションを使うことができます。LFOに設定する
と、速さを(プログラムページにいない時に)PGM_Aのタップでセットする三角波のLFOを出力します。
ページ5.MIDI B Gate設定(PGM_A点灯、MIDI_B早く点滅):
PGM_B消灯: MIDIノートオンの時にハイとなるゲート
PGM_B点灯: ベロシティが50%より大きいときにハイとなるゲート
PGM_Bゆっくり点滅: モジュレーションホイールが50%より大きいときにハイとなるゲート(デフォルト)
PGM_B早く点滅: スクエアLFO
MIDIノートオンに設定していると、新しいノートの度に新しくゲートが生まれます。これはスロープジェ
ネレーターをノートで立ち上げたり、ステップランダムのクロックに使用して新しいノートの度に新しいランダム
電圧を出すようにするのに使用できます。2つ以上のノートが重なっているときのゲートの振る舞いはプログラム
ページ2のレガート設定に影響されることに注意してください。MIDI B ピッチCVと合わせると、2つ目のシンセを
コントロールするゲートとしても役に立ちます。ベロシティモジュレーションホイールにセットすると、それら
のパラメータが50%より大きいときにゲートがハイとなります。これはより強くプレイしたノートをより強調した
り、パラメータ設定を50%より大きいか小さいかで切り替えたりするのに役に立ちます。LFOは矩形波で、MIDI B
CV出力をLFOにしている時と速さが同じになり、PGM_Aのタップで設定してください。
ページ6.MIDIクロック設定(PGM_A早く点滅):
・PGM_B消灯(デフォルト): MIDIクロック反映オフ
・PGM_B点灯: MIDIクロック反映オン
TempoにMIDIクロックを反映させるかの設定です。Tempoはその他PGM_Bのタップテンポや、TEMPO入力
ジャックなどへのクロック/トリガー信号なども同時に反映されます
ページ7.カリブレーション(MIDI_AとB交互に点滅、PGM_A点灯):
カリブレーションを行うにはPGM_Bを押してください(3~6分程度かかります)。VCOに内部で固定結線されてい
るMIDI_A CVシグナルコンバーターや、他のVCOに接続されている場合にはMIDI_B CVシグナルコンバーターの
カリブレーション(調整)を行います。
0-COASTは工場出荷時に調整済みです。0-COASTのSLOPEセクションのように1V/Octでスピードが変化しない
回路のピッチコントロールをMIDI_B CVで行いたい時など以外にはカリブレーションを行う必要はありません。カ
ブレーションは、0-COASTの電源を投入して20分以上経過してから、MIDIや全てのパッチケーブルを0-
COASTから外して行ってください。
内部のVCOのみカリブレーションするには、灰色のピッチコントロールノブを左に回しきり、またFine周波数
コントロールをMIDI_Aアクティビティウィンドウが点滅でなく点灯するように設定してください。PGM_Bボタ
ンを押してカリブレーションを始めてください。完了まで3分程度かかります。カリブレーションが始まったら
0-COASTの全てのパラメータを変更しないでください。
(SLOPEセクションなども含めた)外部VCOに対するMIDI_B CVピッチのカリブレーションを行うには、サイン波、矩
形波、ノコギリ波といった基本的な波形を0-COASTのTEMPO入力にパッチングしてください。MIDI_B CV出力をその
外部VCOのピッチコントロール入力にパッチします。上と同様、MIDI_Bアクティビティウィンドウが点灯するように
Fine周波数コントロールを設定してください。そして、外部VCOのピッチを調整してPGM_Aボタンも点灯するように
します。両方が点灯するようになったら、PGM_Bボタンを押してカリブレーションを始めてください。カリブレー
ションが始まったら0-COASTと外部VCOの全てのパラメータを変更しないでください。完了まで6分程度かかります。
13
MIDIプログラムページ
14
MIDI
クロックに同期したグライド/ポル
タメントをMIDIでコントロールする
MIDI CC5
65
を使用するとアナログでクロッ
クに同期したポルタメントが可能です。
ポルタメントのON/OFF CC 65= 0 - OFF; 1-127 = ON
ポルタメントタイム CC 5 = 0-127; 0= OFF; 1-127= ポルタメントタイム
Max 4 Live ページプログラマー
Please 私たちはMake Noise 0-Coast Page
Programmer.amxdというMax4Liveデバイスを
作りました。これによって0-COASTのプログラミ
ングがとても簡単になります。Max 4 Liveをお使
いの方は次のリンクを参照してください
www.makenoisemusic.com/synthesizers/
ohcoast
: ポルタメントタイムの単位はメインクロックの1/64で
す。50%(CC5=64)に設定すると0-COASTが次の音階に達す
る為にちょうどクロック一つ分かかります。クロックやCC5の
値がポルタメント中に変更されるとこのルールに追従します
: CC 5CC 65のどちらかが0であればポルタメントOFFで
MIDIクロックと同期させるために、MIDIクロックを0-COAST
で有効にする必要があります (MIDI クロック=CC114, 0-OFF,
1- ON).
MIDI CCを利用するプログラムページパラメータ:
0-COASTのプログラムページをMIDI CCメッセージを使ってプログラムすることができます。他のいくつかのパラ
メータもMIDI CCでプログラム可能です。ピッチベンド、アフタータッチ、ベロシティ、テンポの分割などです
MIDI CCナンバーのリストは以下の通りです:
アルペジエータON/OFF=117
アルペジエータのON/OFF設定 0-OFF; 1127-ON
アルペジエータタイプ=119
アルペジエータのタイプ設定 0-通常; 1~127-ラッチ&シフト.
レガート設定=118
レガートのON/OFF 0 -OFF; 1127-ON
MIDI Aチャンネル =102
MIDI Aチャンネルの選択 015で個別のチャンネル; 16-127が全MIDIチャンネル
MIDI Bチャンネル=103
MIDI Bチャンネルの選択 0~15で個別のチャンネル; 16-127が全MIDIチャンネル
MIDI Aチャンネル CV=104
チャンネルのCV出力内容の設定
0-音階; 1-ベロシティ; 2-MODホイール; 3127 LFO (クロック出力に同期)
MIDI Bチャンネル CV=105
チャンネルのCV出力内容の設定
0-音階; 1-ベロシティ; 2-MODホイール; 3~127 LFO (PGMAタップに同期)
MIDI Aチャンネル ゲート=106
チャンネルのゲート出力内容の設定
0-ノートON; 1-ベロシティ>50%ON; 2-Modホイール>50%でON; 3~127 LFO
MIDI Bチャンネル ゲート=107
チャンネルのゲート出力内容の設定
0-ノートON; 1-ベロシティ>50%でON; 2-Modホイール>50%でON; 3~127 LFO
ピッチベンド範囲(MIDI A)=108
ベンドの範囲を半音単位で設定します
ピッチベンド範囲(MIDI B)=109
ベンドの範囲を半音単位で設定します
アフタータッチ範囲(MIDI A)=110
半音単位でアフタータッチを設定します
アフタータッチ範囲(MIDI B)=111
半音単位でアフタータッチを設定します
ベロシティ範囲(MIDI A)=112
ベロシティの最小値を設定します
ベロシティ範囲(MIDI B)=113
ベロシティの最小値を設定します
MIDIクロック=114
MIDIクロックのON/OFF設定 0- OFF; 1- ON
TEMPO IN Div.=116 クロック出力のTEMPO入力に対する
分割を設定します
0または1= 1/1; 2 = 1/2; 3 = 1/3; 4 = 1/4;
タップテンポやMIDIクロックに影響は与えません
MIDI規格についての詳細は www.midi.org
MIDI CCを介したプログラムページへのアクセス
矢印に従いましょう!
MIDIの部分以外、0-COASTは100%アナログの
信号経路でできており、音を形作るための全ての
パラメーターがパネルからコントロールできま
す。これらの回路それぞれが音を作るためにどの
ように役立つのかを知ることは有用です。信号は
左から右へと流れ、CTRL回路に始まり
DYNAMICS回路で終わります。0-COASTには
金の線で信号の流れが描かれています(Figure
1)。これらの流れのいくつかは常に有効ですが、
残りはノーマリゼーション(初期結線)、つまり
パッチケーブルを使ってルーティングを変えるこ
とができます。金の線が入力ジャックに矢印とし
て流れ込んでいるような箇所(Figure 17)はどれ
も初期結線されています。
外部からのコントロール: CTRLセクション
ここはMIDIやクロック、ランダム電圧、そしてCV加工用の回路があるセク
ションです。これらの回路は、MIDIや外部クロック、タップテンポを通し
て、0-COASTを外部機器からコントロール、モジュレート、そして同期さ
せることができます。
MIDI入力は昔ながらの面倒なDINコネクターではなくミニジャックを使用
します。ミニジャックによる接続は、Korg SQ-1やElectribe 2のような同
じミニジャックのMIDIを使用する機器と接続する時にとてもシンプルで軽
く済みます。Figure15のように、ステレオのTRSミニジャックケーブルを
使って繋いでください。0-COASTを昔ながらのDINによるMIDI機器と繋ぐ
には、付属するMIDIアダプターケーブルを使用してください。MIDI接続を
した後にMIDIの設定を変えたいことがあるかもしれません。MIDI設定を修
正するには2通りの方法があります。一つはローカルに本体で行うプログラ
ム、もう一つはSysexプログラミングです。詳細については後半の"他の機
器と0-COASTを一緒に使う"セクションを参照してください。
MIDI A CVからの金の線を辿ると、オシレーターのPITCHコントロール
繋がっているのがわかるでしょう(Figure 18)。このMIDI Aとオシレー
ターの間の接続によって、0-COASTのピッチをMIDIコントローラーで演
奏することができます。これを試すには、まず0-COASTを"デフォルトの
サウンド"設定(Figure 8)に設定して、MIDIコントローラーをFigure 14
ようにパッチしてください。そして幾つかの鍵盤を押したりシーケンサー
を走らせてください。この接続は常に有効で変えることはできません。で
すが、オシレーターの1V/Oct入力にCV信号をパッチすれば、別の機器か
ピッチをコントロールすることができます。
15
Figure 17: 初期結線を示すラベル
Figure 18:
MIDI A CVの内部結線
Figure 16: CV/Gateを介したKORG SQ-1と0-COASTの接続
さあ始めよう
音を作り、変形し、モジュレーションする回路
Figure 19: MIDI AとBの初期結線
上に書いたように、MIDI AのCVとゲートは、
常にそれぞれオシレーターのピッチ、
コントゥアのゲートとして接続されています
(後者はパッチングによって変更可能)。
ですが0-COASTにはMIDI Bというもう一つの
MIDIオプションがあり、
別にCVとゲートを出力することが可能です。
これらのジャックは0-COASTの他の出力と
同じ範囲の電圧を出力しますが、
MIDIデータにどのように反応するかを
設定可能なところが異なります。
例えばCV出力はベロシティ、
ノートナンバー、
モジュレーションホイールなどに
アサインできます。
MIDI A以上にMIDIが必要ない場合には、
MIDI B CVは追加の三角波LFOとして、
MIDI B GATEは追加の矩形波LFOとなるよう
設定できます。
れらの設定の詳細についてはMIDIプログラムページについてのセクションを参照してください。
さらに0-COASTの底面にはこれらの設定方法が全て記載されています。
MIDI Aゲートからの金の線をたどっていくと、それがコントゥアのGate入力に結線されていることがわかるでしょう
(Figure 19)。更にコントゥアはDYNAMICSに結線されているので、コントゥアをトリガーすれば0-COASTの音量コン
トロールが行われることになります。コントゥアのGATE入力とDYNAMICSのCV入力にパッチングしなければ、コン
トゥアのシグナル出力はDYNAMICSをモジュレーションすることになります。これらの結線はコントゥアのゲート入力
にパッチすることで変更することができます。
クロック、ランダム電圧、そしてCVプロセスの回路については、マニュアル後半で詳細に解説します。これらの回路か
らは金色の線がでていません。これらの回路は少し進んだものなので、パッチングしなければどこにも結線されません。
MIDIアルペジエイター
PGM_Aがオンのときアルペジエイターが有効です。アルペジエイターはPGM_AとPGM_Bを同時に押すと有効になりま
す。これらの設定の詳細についてはMIDIプログラムページについてのセクションを参照してください。さらに0-COAST
の底面にはこれらの設定方法が全て記載されています。
16
さあ始めよう
MIDI B、MIDIアルペジエイター
オーディオ:
オーディオ信号は、音として認識されるほど早いス
ピードで変化/振動する電圧です。モニターすると
実際に聞くことのできるタイプの信号です。コント
ロール信号もオーディオの速さで振動させることが
できます。
例:
オシレーターのTRIANGLEやSQUARE出力信号
CV: LFO (Low Frequency Oscillator)
"コントロール電圧(CV)"は、パラメータをコント
ロールするために使う連続的に変化する信号のこと
です。多くの場合CVは音として聞こえるより遅く
動きます。むしろ聞こえている音に関わるパラメー
タを変化させる為ものです。
例:
スロープ(SLOPE)出力の信号
+8V
0V
1サイクル = 5秒
Figure 21: Low Frequency Oscillator
時間
1
7
0-COASTの全ての要素は、信号の生
成送出やモディファイなどに関連して
おり、影響を与え合う信号はモジュ
ラーシンセサイザーの中心的な存在で
す。信号は出力から入力へとパッチン
グすることができます。信号は電圧の
形で、+/-10Vの範囲内の様々な値を
取ります。
信号にはいくつかの基本的なタイプが
あり、各入力は特定のタイプの信号を
想定していますが、結局全ての信号は
電圧なので、"間違った"タイプの信号
でも"正しい"タイプと同じように音楽
的に使用できることもあります。あま
りこだわりすぎないでください。使い
方によって信号が複数のタイプの役割
を果たすようなグレーゾーンも存在す
るので、実験に勝るものはありませ
ん。いくつかの基本的な信号のタイプ
を示します。図はそれらの信号の時間
的な変化を表しています。
+5V
Figure 20: オーディオレートの三角波
-5V
6 KHZ = ~G8
1サイクル = 0.166 ミリ秒
CV: ランダム電圧
ランダム電圧はご想像の通り予測ができません。繊
細に使えばランダム電圧はパッチに生き生きとした
動きをつけることができます。また予測できるメロ
ディーの中に予測できない音色変化を持ち込んだ
り、ジェスチャーで音色やリズムを変化させつつ予
測できないメロディーを生み出すことも可能です。
おしゃべりになったシンセサイザーとジャムするこ
とだってできます。突き詰めていけば、生成的な音
楽システムとなるパッチで中心的な役割を果たすこ
とができます。
例: Stepped Ramdom(ステップランダム)出力
+10V
0V
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
クロック
Figure 22: ステップランダム電圧
ゲートとクロック:
トリガーやゲート、クロックは、何かのイベントの始まりの合図、状態を切り替えるスイッチなどとして使用
できます。CVのように連続的に変化するのではなく、ハイとローの2つの状態しか持ちません。"ハイ"は通常
+8Vの信号で時間的長さは問いません(Figure 23)。"ロー"は0Vです。
これらの信号の間には類似性があり、0-COASTではこれらのタイプの信号のどれに対しても同様の反応をしま
す。ですがゲート信号の時間的長さは数ミリ秒から"ずっとオン"のように決まっていません。ゲートの時間的長
さはゲートの幅などと言われたりします。同様にクロック信号は一定の間隔でハイになる信号です
(Figure24)。ゲート信号は、ゲート信号を想定した入力の為に作られている出力ですが、そのような入力の大
体は0Vから2Vを越えて動くような信号であれば反応します。
例:
ゲート例: EONゲート出力
クロック例: CLOCK出力
+8V
0V
ゲートハイ
ゲートロー
+8V
0V
Figure 23: ゲート信号 Figure 24: クロック信号
時間
時間
さあ始めよう
信号(シグナル)
18
アッテネート(減衰)
信号をアッテネートするというのは、単にその
信号の強さを減衰させることです。オーディオ
信号をアッテネートすると信号の音量を下げる
効果があります。コントロール信号をアッテ
ネートすると、コントロール信号が行っている
モジュレーションの強さを弱めます。
O-COASTはMultiplyコントロールにアッテヌ
バータがあり、パラメータへのモジュレーショ
ンの深さをコントロールできます。Overtone
のようなCV入力のアッテネータは左いっぱい
に回すと強さがゼロになりモジュレーション信
号の入力があったとしてもモジュレーションが
かかりません。
+10V
0V
Figure 25:
ランダムステップ電圧
Figure 26:
ランダムステップ電圧
(アッテネート)
+10V
0V
時間
時間
Figure 27:
ランダムステップ電圧
(完全にアッテネート = 0V)
+10V
0V
時間
+10V
0V
Figure 29:
ランダムステップ電圧
(反転)
0V
さあ始めよう
アッテネート
時間
+10V
0V
0V
時間
ンバート(反転)
信号を反転させるというのは、信号の上下を
ひっくり返すことです。例えば5Vのオフセッ
ト電圧を反転させると-5Vになります。 プラ
スの電圧のシーケンス(Figure 28)を反転さ
せると、同じ間隔で変化するマイナス電圧の
シーケンスになります(Figure 29)。この
シーケンスをメロディーに置き換えれば対位
法的な技術になります。
オーディオ信号を反転しても大体の場合は何
の効果もありませんが、例外として、関係し
たオーディオ信号とミックスする場合や、波
形が1周する間に何度も反転を行う場合
(Make Noise ModDemixなどのリングモ
ジュレーターなど)が挙げられます。
アッテヌバータは、強さを弱めると同時に信
号を反転したり(しなかったり)します。つま
みがちょうど12時の時に信号が0になりま
す。MultiplyのようなCV入力にはアッテヌ
バータがついており、モジュレーションを好
きな深さで、(プラスとマイナス)どちらの方
向にもかけることができます。
Figure 28:
ランダムステップ電圧
(アッテヌバート)
19
アッテヌバータの使用例として、CTRLセクションの電圧プロセッサーのCH 2
が挙げられます。サイクルしているスロープをオシレーターの1V/Octに入力す
るとビブラートになりますが、音程が何オクターブにも渡り変化してしまいま
す。代わりに、スロープ出力を電圧プロセッサーのCH 2に入力し、出力を1V/
Octにパッチして、CH 2のアッテヌバータを調整してみましょう。この時も
MIDIでもオシレーターのピッチをコントロールできます。電圧プロセッサーの
2つの出力は同じですので、スロープ出力によって2つのモジュレーション先の
モジュレーションの強さを一つのアッテヌバータでコントロール可能です。
電圧プロセッサーのCH 1の入力に何もパッチされていなければ入力は無視され
ます。CH 2では入力にパッチされていなければオフセット電圧が入力に初期結
線されており、その電圧がアッテヌバータを通ります。このオフセット電圧の
理想的な応用例はFigure 9のドローンパッチです。このパッチではオフセット
電圧がDynamicsにパッチされ、音を出しっぱなしにすることができます。
上で述べたように、CH 1の入力は常に"ユニティ"(強さのコントロールがありま
せん)で、CH 2の入力にはアッテヌバータがつきます。信号を反転させるのが
役に立つのは、コントゥアが高くなるほどOvertoneの値が低くなるように、
ントゥアを逆向きのモジュレーションに使う時です。Overtoneコントロールを
右いっぱいに回し、Countour出力をCH 2入力にパッチし、CH 2のアッテヌ
バータを左いっぱいに回してください(Figure 31)。そしてCH 2の出力を
Overtone CV入力に入れ、Overtone CVのアッテネータを右いっぱいに回し
ます。
2つの出力はまったく同じなので、電圧プロセッサーはマルチプルになってお
り、一つの信号を2つのモジュレーション先に送ることが可能です。CH 2入力
に信号をパッチし、アッテヌバータを右いっぱいに回し、同じ出力2つを取り出
してください。パッチしている信号がどこかに初期結線されているものなら、3
つのモジュレーション先に送れることになります。例えばスロープを
Multiply(初期結線されています)、Balance、Overtoneの3つに同時に送ること
ができます。
+10V
0V
Figure 30:
ランダムステップ電圧
Time
+10V
-10V
Figure 31:
ランダムステップ電圧(アッテヌバート)
Time
0V
さあ始めよう
アッテヌバート
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Make Noise 0-Coast 取扱説明書

タイプ
取扱説明書