プログラムボタン (つづき)
ページ4.MIDI B CV設定(PGM_A点灯、MIDI_Bゆっくり点滅):
・PGM_B消灯: MIDIノートナンバー
・PGM_B点灯: ベロシティ(デフォルト)
・PGM_Bゆっくり点滅: モジュレーションホイール
・PGM_B早く点滅: 三角波のLFO(MIDIとは独立、PGM_Aボタンのタップで周期を設定します)
MIDIノートに設定すると、電圧コントロールできる外部シンセのMIDI-CVコンバーターとして使うことができた
り、またモノシンセでよくある"キートラック"のように使用することができます。例えばMIDI_BのCV出力をBALANCE
CV入力にパッチすると、MIDIノートが高くなるほど音が明るくなるように設定できます。OVERTONEとMULTIPLYの
設定が最大の音の明るさを決定します。35ページのシンプルなベースパッチが良い出発点となるでしょう。この設定を
MIDI Aと一緒に使用すれば、もう一つのVCOやシンセボイス(モジュラーや他のCVでコントロールできるシンセやVCO
として使用した0-COASTのSLOPEセクション)を鳴らすことができます。
ベロシティに設定すると、どのくらい強くノートをプレイしたかで音色を変えたりすることができます。例えば
MIDI_BのCV出力をMULTIPLYにパッチして、強くプレイしたノートの時に音色が明るくなるようにできます。モジュ
レーションホイールに設定すると、マニュアルのモジュレーションソースを追加することになります。もしAbleton Live
のようなDAWをお使いなら、モジュレーションホイールのオートメーションを使うことができます。LFOに設定する
と、速さを(プログラムページにいない時に)PGM_Aのタップでセットする三角波のLFOを出力します。
ページ5.MIDI B Gate設定(PGM_A点灯、MIDI_B早く点滅):
・PGM_B消灯: MIDIノートオンの時にハイとなるゲート
・PGM_B点灯: ベロシティが50%より大きいときにハイとなるゲート
・PGM_Bゆっくり点滅: モジュレーションホイールが50%より大きいときにハイとなるゲート(デフォルト)
・PGM_B早く点滅: スクエアLFO
MIDIノートオンに設定していると、新しいノートの度に新しくゲートが生まれます。これはスロープジェ
ネレーターをノートで立ち上げたり、ステップランダムのクロックに使用して新しいノートの度に新しいランダム
電圧を出すようにするのに使用できます。2つ以上のノートが重なっているときのゲートの振る舞いはプログラム
ページ2のレガート設定に影響されることに注意してください。MIDI B ピッチCVと合わせると、2つ目のシンセを
コントロールするゲートとしても役に立ちます。ベロシティやモジュレーションホイールにセットすると、それら
のパラメータが50%より大きいときにゲートがハイとなります。これはより強くプレイしたノートをより強調した
り、パラメータ設定を50%より大きいか小さいかで切り替えたりするのに役に立ちます。LFOは矩形波で、MIDI B
CV出力をLFOにしている時と速さが同じになり、PGM_Aのタップで設定してください。
ページ6.MIDIクロック設定(PGM_A早く点滅):
・PGM_B消灯(デフォルト): MIDIクロック反映オフ
・PGM_B点灯: MIDIクロック反映オン
TempoにMIDIクロックを反映させるかの設定です。Tempoはその他PGM_Bのタップテンポや、TEMPO入力
ジャックなどへのクロック/トリガー信号なども同時に反映されます
ページ7.カリブレーション(MIDI_AとB交互に点滅、PGM_A点灯):
カリブレーションを行うにはPGM_Bを押してください(3~6分程度かかります)。VCOに内部で固定結線されてい
るMIDI_A CVシグナルコンバーターや、他のVCOに接続されている場合にはMIDI_B CVシグナルコンバーターの
カリブレーション(調整)を行います。
0-COASTは工場出荷時に調整済みです。0-COASTのSLOPEセクションのように1V/Octでスピードが変化しない
回路のピッチコントロールをMIDI_B CVで行いたい時など以外にはカリブレーションを行う必要はありません。カ
リブレーションは、0-COASTの電源を投入して20分以上経過してから、MIDIや全てのパッチケーブルを0-
COASTから外して行ってください。
内部のVCOのみカリブレーションするには、灰色のピッチコントロールノブを左に回しきり、またFine周波数
コントロールをMIDI_Aアクティビティウィンドウが点滅でなく点灯するように設定してください。PGM_Bボタ
ンを押してカリブレーションを始めてください。完了まで3分程度かかります。カリブレーションが始まったら
0-COASTの全てのパラメータを変更しないでください。
(SLOPEセクションなども含めた)外部VCOに対するMIDI_B CVピッチのカリブレーションを行うには、サイン波、矩
形波、ノコギリ波といった基本的な波形を0-COASTのTEMPO入力にパッチングしてください。MIDI_B CV出力をその
外部VCOのピッチコントロール入力にパッチします。上と同様、MIDI_Bアクティビティウィンドウが点灯するように
Fine周波数コントロールを設定してください。そして、外部VCOのピッチを調整してPGM_Aボタンも点灯するように
します。両方が点灯するようになったら、PGM_Bボタンを押してカリブレーションを始めてください。カリブレー
ションが始まったら0-COASTと外部VCOの全てのパラメータを変更しないでください。完了まで6分程度かかります。
13