CKD GK3100D_GK5100 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
SM-436194
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書
冷凍式エアドライヤ
ゼロアクアGK シリ-ズ
GK
GKGK
GK3103
31033103
3103D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK3103
31033103
3103D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK3106
31063106
3106D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK3106
31063106
3106D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK3108
31083108
3108D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK3108
31083108
3108D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK3111
31113111
3111D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK3111
31113111
3111D
DD
D-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK5103
51035103
5103
-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK5103
51035103
5103
-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK5104
51045104
5104
-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK5104
51045104
5104
-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
GK
GKGK
GK5106
51065106
5106
-AC
-AC-AC
-AC100
100100
100V
GK
GKGK
GK5106
51065106
5106
-AC
-AC-AC
-AC200
200200
200V
1
11
12
22
2-
--
-0
00
03
33
3
第 3
33
3 版
CKD
CKDCKD
CKD株式会社
株式会社株式会社
株式会社
●この製品は「産業用」です。取り扱いには十分注意してください。
●据付・操作の前には必ずこの取扱説明書をお読みいただき、しく
お使いください。
●巻末が保証書となっています。大切に保存してください
- 1 -
SM-436194
本製品
本製品本製品
使
使使
使
ためため
ため
本製品は使用するにあたって 電気 圧縮空気 液体 配管 冷凍などについての基礎的な知識をもった人を
対象にしています 上記の知識をもたない人や十分な訓練を受けていない人 据付 使用 修理などを行っ
て引き起こした事故に関しては 当社は責任を負いません
 使用方法によっては 十分に性能を発揮できない場合や事故につながる場合もあります
 製品の仕様を必ず確認されるととも 決められた使用方法でご使用ください
 本製品には さまざまな安全対策を施していますが お客様の取扱いミスによって事故につながる場合があ
ります そのために 必ずこの取扱説明書を熟読し 内容を十分にご理解いただいたうえでご使用ください
 本文中に記載してある取扱注意事項とあわせて下記項目についてもご注意ください
 本取扱説明書 いつでも見られるところに必ず保管してください
安全上
安全上安全上
安全上のご
注意事項は
告 注意
に区分して表示してあります
誤った取扱いをした場合に 使用者が死亡 または重傷を負う可能性が想定さ
れる内容を示しています
誤った取扱いをした場合に 使用者が傷害を負う可能性が想定される内容
たは物的損害の発生が想定される内容を示しています
この製品は 産業用 です 取扱いには十分注意してください
 
  
 
★ファンは突然回転し ケガの恐れがあります
手や物を入れないでください
●点検は 必ず電源を遮断して行ってくださ
 い
 
  
 感電注意
感電注意感電注意
感電注意
★電源端子台 イッチ類等の電気部品
 感電の恐れがあります
●点検は 必ず電源を遮断して行ってくださ
 い また 濡れた手での作業は危険です
 
  
 噴出注意
噴出注意噴出注意
噴出注意
★圧縮空気が残っていると空気が噴出し
 ケガの原因になりま
●点検は 必ず圧縮空気を抜いて行ってください
- 2 -
SM-436194
フロン
フロンフロン
フロン回収破壊法遵守
回収破壊法遵守回収破壊法遵守
回収破壊法遵守
本機に冷媒として使用されているフロンガスは、フロン類の放出禁止と回収・破壊を義務
ける法律「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保に関する法律」(フロン
収破壊法、2002年4月1日施行)に該当します。製品の廃棄あるいは修理時等におい
は、下記回収破壊システムにおける其々の義務を遵守してください。
回収破壊システムにおける其々の義務
特定製品の廃棄者:フロン類回収業者にフロン類を引渡す義務(第19条
処理費用(回収・運搬・破壊)の負担(第56条)
フロン回収を書面(行程管理票)による管理行程管理票の交付・
回収・保存など)義務(第19条、第20条
特定製品整備者の引渡義務(第18条)
特定解体工事請負者の確認及び説明義務(第19条)
フロン類回収業:都道府県知事の登録義務(第9条)
フロン類破壊業者にフロン類を引渡す義務(第21条)
フロン類の回収及び運搬に関する基準の遵守義務(第20条
回収量等について記録し、知事へ報告する義務(第22条)
フロン類破壊業者:主務大臣の許可義務(第44条)
フロン類回収業者からの引取り義務(第52条)
破壊量の記録と主務大臣への報告義務(第53条)
特定製品製造業者:表示義務(第66条
特定製品の製造等を業として行う者は、当該特定製品を販売する時までに、当該特定
製品に冷媒として充填されているフロン類に関し、当該特定製品に、やすく、かつ、
容易に消滅しない方法で、次に掲げる事項を表示しなければならない。
1.当該フロン類をみだりに大気中に放出してはならないこと。
2.当該特定製品を廃棄する場合には、当該フロン類の回収が必要であること。
3.当該フロン類の種類及び数量。
と定められており、当社ではこの条項に従い製品に次の表示をしております。
HFC(R-407C)の場合(文字:黒色
HCFC(R-22)の場合(文字:青色)は、上記HFCがHCFCとなります。
なお、2002年4月1日以前にお買い上げいただいた製品に対しては、上記銘板が
貼付いていないものがありますが、本法律を遵守してください。また、製品の廃棄あ
るいは修理時等で不明な点がありましたら、販売店あるいは当社最寄の営業所へお問
合せください。
フロン
フロンフロン
フロン回収
回収回収
回収
・破壊法
破壊法破壊法
破壊法
第一種特定製品
第一種特定製品第一種特定製品
第一種特定製品
この製品には冷媒としてフロン類(HFC)が使われています。
(1)フロン類をみだりに大気中に放出することは禁じられています。
(2)この製品を廃棄する場合には、フロン類の回収が必要です。
(3)フロン類の冷媒番号及び数量は、製品銘板に記載されています。
HFC
HFCHFC
HFC
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SM-436194
本製品を安全にご使用いただくために······················· 1
フロン回収破壊法遵守 ···································· 2
1. はじめに ············································· 4
2. 注意事項 ············································· 4
2.1 運搬························································ 4
2.2 使用環境···················································· 4
2.3 使用上の注意················································ 4
3. 据付 ················································· 6
3.1 最初にお確かめください······································ 6
3.2 各部の名称·················································· 7
3.3 表示部······················································ 8
3.4 据付場所···················································· 9
3.5 本体の固定·················································· 9
3.6 空気配管··················································· 10
3.7 ドレン配管················································· 11
3.8 電気配線··················································· 12
4. 機能説明 ············································ 14
4.1 機能説明··················································· 14
4.2 系統図····················································· 14
5. 運転準備と運転 ······································ 16
5.1 運転準備··················································· 16
5.2 運転および停止方法········································· 16
5.3 安全装置が作動して停止した時······························· 17
5.3.1 安全装置················································ 17
5.3.2 リセットのしかた········································ 17
6. 保守・点検 ·········································· 18
6.1 保守・点検項目············································· 18
6.2 消耗部品及び定期保守部品··································· 20
6.3 保管(長期間使用しない場合)······························· 21
7. 廃棄につい ········································ 21
8. アフターサービス ···································· 21
9. 異常の原因と処置 ···································· 22
10. 仕様 ················································ 24
11. 外形寸法 ············································ 26
12. 電気回路 ·········································· 28
保証書 ················································· 35
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SM-436194
.はじめに
はじめにはじめに
はじめに
このたびは、CKD製品をお買い求めいただきましてまことにありがとうございます。
この取扱説明書は、冷凍式エアドライヤ「ゼロアクアGKシリーズ」の性能を十分に発揮
せるために、据付作等の基本的な事項を記載したものです。ご使用される前に、この取
扱説明書を、よく読んでいただき、正しくお使いください。
また、この取扱説明書の巻末が保証書となっておりますので、巻末のご購入表に「形式」
「SELIAL No.」「ご購入年月日」「ご使用開始年月日」「販売店名・TEL・担当」をご記入
いただき、紛失されませんように大切に保管してください。
.注意事項
注意事項注意事項
注意事項
2.1
2.12.1
2.1 運搬
運搬運搬
運搬
1) 運搬中の横倒、振動・衝撃は厳禁です。
※内部部品の破損などの原因となります。
2) 本機の上に乗ったり、上に物を載せないでください。
横にしたり、逆さにしないでください。
※パネルの変形、破損、内部部品の破損さらには人体に損傷を与える危険があります。
3) 本体側面の取手を利用して持ち運びください。
2
22
2.2
.2.2
.2 使用環境
使用環境使用環境
使用環境
1) 屋外には設置しないこと。
※本製品は、耐水構造になっていません。電気系統に雨水がかかると漏電や火災事故
を起こす恐れがあります。
2) 使用周囲温度が、2~40℃(結露のないこと)の場所で使用のこと。
※2℃以下では、ドレンが凍結し、故障の原因となります。40℃以上では、製品の異常
停止や寿命低下の原因になります。
3) 直射日光・発熱体の近く、および腐食性ガス・爆発性ガ引火性ガス・燃物
のない場所に設置すること。
※故障、あるいは爆発、発火の原因となります。
2
22
2.3
.3.3
.3 使用上
使用上使用上
使用上の
の注意
注意注意
注意
1) 圧縮空気以外の気体の除湿には絶対使用しないこと。
※爆発・火災・破損などの原因となります。
2) 元電源には、必ず漏電遮断器を設置してください。
※感電事故を起こす恐れがあります
3) ア-ス工事を必ず行うこと。
※感電や火災の原因となります。
4) 仕様範囲内で使用してください。
※製品の異常停止や寿命低下の原因になります。
5) 頻繁な起動/停止はしないこと。
起動/停止の頻度は6 回/時以下とし、起動後 5 分間は停止させないでください。た、
停止時間 3 分間以上としてください。
※故障や寿命低下の原因になります
- 5 -
SM-436194
6) 本機の外パネルを取り外して、元電源を入れないでください。
※感電、火傷、あるいは回転部でケガをする危険があります。
7) 圧縮空気とともに、水滴(ドレン)がドライヤへ流入する場合には、ドライヤの前で水滴
を除去してください。
※ドライヤの 2 次側に、水滴(ドレン)が持ち出されることがあります。
8) ドライヤ入口直前には必ずエアフィルタ(5ミクロン)を取り付けてください。
※配管中の不純物がドライヤ内に入り込み、性能低下や目詰まりなどの原因になりま
す。
9) 本機の改造はしないこと。
※思わぬ事故や寿命低下の原因となります。
10)運転中に「冷媒圧力計」の指示値を確認してください。
※グリーン帯を指示していないと、異常停止の原因となるばかりか、圧縮機などの
寿命が短くなります。
11)潜函シールド・呼吸用等の医療機器には使用しないこと
※人身事故などの原因となります。
12)車両・船舶などの輸送機器への搭載使用はしないこと。
※振動等が原因で内部機器破損の原因となります。
13)電源プラグ(100V機種)定期的に点検してくださいまた、ガタのないよう刃
の根元まで確実に差し込んでください。
※ホコリがついたり、接続が不完全なときは感電・火災などの原因になります
- 6 -
SM-436194
据付
据付据付
据付
3.
3.3.
3.1
11
1 最初
最初最初
最初にお
におにお
にお確
かめください
かめくださいかめください
かめください
1) 式・電圧・周波数が、ご注文どおりか、銘板を確認してください。
GK3103D-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
0.32/0.37 m
3
/min ANR
2.2/1.9,2.0A
R-134a, 0.08kg
1.0MPa
50℃ 15kg
GK3103D-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
0.32/0.37 m
3
/min ANR
1.1/1.0,1.1A
R-134a, 0.08kg
1.0MPa
50℃ 15kg
GK3106D-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
0.75/0.82 m
3
/min ANR
2.7/2.4,2.5A
R-134a, 0.11kg
1.0MPa
50℃ 18kg
GK3106D-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
0.75/0.82 m
3
/min ANR
1.3/1.2,1.3A
R-134a, 0.11kg
1.0MPa
50℃ 18kg
GK3108D-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
1.22/1.32 m
3
/min ANR
3.5/3.3,3.3A
R-134a, 0.18kg
1.0MPa
50℃ 29kg
GK3108D-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
1.22/1.32 m
3
/min ANR
1.8/1.7,1.7A
R-134a, 0.18kg
1.0MPa
50℃ 29kg
GK3111D-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
1.65/1.82 m
3
/min ANR
4.5/4.8,4.6A
R-407C, 0.24kg
1.0MPa
50℃ 32kg
GK3111D-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
1.65/1.82 m
3
/min ANR
2.3/2.4,2.3A
R-407C, 0.24kg
1.0MPa
50℃ 32kg
GK5103-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
0.32/0.37 m
3
/min ANR
2.8/2.4,2.5A
R-134a, 0.11kg
1.0MPa
80℃ 18kg
GK5103-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
0.32/0.37 m
3
/min ANR
1.4/1.2,1.3A
R-134a, 0.11kg
1.0MPa
80℃ 18kg
GK5104-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
0.52/0.57 m
3
/min ANR
3.5/3.2,3.2A
R-134a, 0.18kg
1.0MPa
80℃ 29kg
GK5104-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
0.52/0.57 m
3
/min ANR
1.8/1.7,1.7A
R-134a, 0.18kg
1.0MPa
80℃ 29kg
GK5106-AC100V
1φ100/100,110V 50/60Hz
0.75/0.82 m
3
/min ANR
4.4/4.7,4.5A
R-407C, 0.24kg
1.0MPa
80℃ 32kg
GK5106-AC200V
1φ200/200,220V 50/60Hz
0.75/0.82 m
3
/min ANR
2.3/2.4,2.3A
R-407C, 0.24kg
1.0MPa
80℃ 32kg
2) 送中に変形や破損した箇所がないか確認してください。
【注意】万一、記載内容について不審な点がございましたら、本機を使用せず、ただちに
ご購入先、販売店へご連絡ください
Model
No.
(
型式
)
POWER・・・使用電圧
MAX.PRESS・・・最高入気圧力
AIR FLOW・・・流量
MAX.AIR TEMP・・・最高入気温度
CURRENT・・・定格運転電流
MASS・・・質量
REFRIGERANT・・・使用冷媒の種類と封入量
SERIAL No.・・・機番
銘板に記載されている型番・仕様等内容をご確認
ください。
- 7 -
SM-436194
3.
3.3.
3.2
22
2 各部
各部各部
各部
名称
名称名称
名称
GK3103D-AC100V/AC200V
GK3106D,GK5103-AC100V/AC200V
GK3108D,GK5104-AC100V/AC200V
AC100V
仕様
のみです
・ストップバルブ⑩は、出荷時は閉じられています。
運転前に必ず開いてください。
注意
AC100V
仕様
のみです
・ストップバルブ⑩は、出荷時は閉じられています。
運転前に必ず開いてください。
注意
AC100V
仕様
のみです
・ストップバルブ⑩は、出荷時は閉じられています。
運転前に必ず開いてください。
注意
- 8 -
SM-436194
GK3111D,GK5106-AC100V/AC200V
3.3
3.33.3
3.3 表示部
表示部表示部
表示部
AC100V
仕様
のみです
・ストップバルブ⑩は、出荷時は閉じられています。
運転前に必ず開いてください。
注意
- 9 -
SM-436194
3.4
3.43.4
3.4 据付場
据付場所据付場所
据付場所
1) 室内で湿気の少ない場所に据付けてください。
※雨水がかかったり、湿気の多い場所(湿度 85%以上)では、漏電や火災事故を起こす危
険があります。
2) 使用周囲温度が、2~40℃(結露のないこと)の場所で使用のこと。
※2℃以下では、ドレンが凍結し、障の原因となります。40℃以上では、製品の異常
停止や寿命低下の原因になります。熱がこもる場合は換気してください。
3) 直接日光・粉塵・発熱体の近くおよび腐食性ガス・爆発性ガス・引火性ガス・可燃
のない場所に設置すること。
※故障あるいは爆発・発火の原因となります
4) 据付床面は、頑丈なコンクリートの基礎であり、水平かつ平面であること。
・地盤の軟弱な所では、基礎工事を行なってください。
※床が弱く、傾いていると騒音・振動の原因となります(床水平±5°以内)
5) 保守点検のために、十分なスペースを確保してください。
排風方向が右側面から吸い込み、左側面へ排気されます。排熱が廻り込んで吸気しない
ようにしてください。
※異常停止することがあります
6) 食による故障は保証外となります。
本製品では、冷媒ガス配管、熱交換器内部配管に銅配管(りん脱酸銅管)を使用し
おり、特にこの銅配管が腐食し穴があくと、冷媒ガスが漏洩し、運転不能に至ったり、
エアードライヤの圧縮空気出口側に水が出る等の故障に至ります。設置場所に腐食
ガスが含まれていないことを確認の上、ご使用ください。
銅管に対する腐食性の高い物質例を下記に示します。
アニリン、アニリン染料、アンモニア(湿性)、イオウ(溶融)、塩化アンモニウム、塩化
亜鉛、塩化水素酸(塩酸)、塩化第二鉄、塩化銅、塩素(湿性)、過酸化ナトリウム、ク
ロム酸、酢酸鉄溶液、シアン化カリウム、シアン化ナトリウム、シアン化水素酸、
亜塩素酸ナトリウム、臭化水素酸、硝酸、硝酸アンモニウム、硝酸銅、銀塩、水銀
水銀塩、石灰一硫黄、チオ硫酸ナトリウム、ニクロム酸カリウム(酸性)、ニクロム酸
ナトリウム、ふっ化水素酸、硫化水素(湿性)、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫酸
アンモニウム、硫酸第二鉄
注)上記の成分は一例であり、銅の腐食環境の全てを示したものではありません。
3.5
3.53.5
3.5 本体
本体本体
本体
固定
固定固定
固定
付属品
付属品付属
付属品
アンカーボルト用固定金具 2個
六角ボルト(M6) 2個
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SM-436194
アンカーボルト
アンカーボルトアンカーボルト
アンカーボルト用固定金具
用固定金具用固定金具
用固定金具
取付方法
取付方取付方
取付方
ベース側面へ六角ボルト(M6)にてアンカーボルト用固定金具を取り付けしてください。
(対角両面)
3.6
3.63.6
3.6 空気配
空気配管空気配管
空気配管
1) 空気入口・出口を確認して配管してください。
2) ドライヤ入口直前に必ずエアフィルタ(5ミクロン)を取り付けてください。
エアコンプレッサ
出力 kW
ドライヤ
型式
適用エアフィルタ
(5ミクロン)
~2.2kW
GK3103D
GK5103
~3.7kW GK3106D
GK5104
F3000-10-W-F
~5.5kW GK3106D
GK5106 F4000-15-W-F
~7.5kW GK3108D
F6000-20-W-F
~11kW GK3111D
F8000-20-W-F
エアコンプレッサ容量が小さくなる場合にはNC(ノーマルクローズ)タイプの
エアフィルタをご使用ください。
3) メンテナンスが出来るよう、バイパス配管の配置をお勧めします。
〈継続運転の場合〉 〈24 時間運転の場合〉
万一に備え、バイパス配管の 万一に備え、並列設置をお勧めします。
設置をお勧めします。 1 台は常時使用、もう一台は予備機。
注意 バイパス配管は常時閉です
開いたままエアを流すと末端に水が出ます
注意 使用しないドライヤのストップバルブは常時閉
です。開いたままエアを流すと末端に水が出ます。
直結配管
ストップバルブ
ストップバルブ
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SM-436194
4) 配管重量が本体に加わることのないように配管設計を行なってください。
5) エアコンプレッサの振動が伝わらないようにしてください。
6) 配管は使用圧力温度に十分耐えられるものとし、接続部はエア漏れがないようにして
ください
7) 配管材には、亜鉛メッキ鋼管あるいはステンレス配管を使用してください。
8) ゴミ等が空気回路内に入らないように、配管接続前に必ずフラッシングを行ってくださ
い。
3.7
3.73.7
3.7 ドレン
ドレンドレン
ドレン配管
配管配管
配管
1) 左側面のラッチを押し下げて左側面パネルを取り外してください。
2) オートドレンの上に設置されているストップバルブを開いてください。
【注意】
本製品は、出荷時に性能試験を実施しており、ドレン配管に水分が溜まっていることが
ありますので、ストップバルブは閉じて出荷をしています。
運転時には、必ずストップバルブを開いてください。
3)左側面パネルを組付けてください
4)ドレンホースは排水溝などへ排出端を導き、大気開放してください。
5)ドレンホース先端を配管へ接続される場合、ドレン配管に立上がりがあったり配管が
細い場合や長すぎると背圧がかかりドレンが排出されないことがあります。ドレンが
自然に流れるように下り配管を施してください。
6)ドレンに油が混入する場合は、排水処理が必要です処理については、お近くの産業廃
棄物処理業者にご相談ください。
7) レン排出時に、ドレンホース等が振れることのないように、しっかり固定してくだ
さい。
②ニ次側
フラッシング
①一次側
フラッシング
ラッチ
左側面パネル
ストップバルブ
オートドレン
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SM-436194
3.8
3.83.8
3.8 電気配
電気配線電気配線
電気配線
1) 適正な電源電圧でご使用ください。
格電圧の±10%以内でご使用ください。
2) 元電源に、過負荷保護兼用漏電遮断器(感度電流 30mA 以下)を取り付けてください。
3) 電源コ-ドの接続
本体側面のゴムブッシングに電線を
通す穴(切り込み)を開けてください
右側面のラッチを押し下げて右側面パネルを
取り外してください。
電源線を用意して本体内部の端子台 L1,L2
と元電源の漏電遮断器につないでください。
圧着端子は、安全のため丸形をお使いください。
電源線はゴムブッシングより機外へ出し、電源線固定クリップ(200V 機標準設置)
にて固定してください
AC100V 機種にはプラグ付電源コードおよびアース端子(丸形端子 1.25-5)が取り
付きます
【注意】
電源穴より電源線およびアース線を入れ、各々の端子にゆるみや外れがないよう
しっかりと接続してください。
※接続が不十分ですと接続部が加熱し火災事故を起こす危険があります。
端子台
GK3103D,3106D,5103
端子台
GK3108D,3111D,5104,5106
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SM-436194
4) ア-ス線の接続
電源コ-ドの接続と同様に、ア-ス線を本体内部端子と配電盤内のア-ス端子に
ないでください(接地工事は、設置される地域の法令に従ってください。
なお AC100V 機種は既に接続されていますので、必要ありません
【注意】水道管やガス管・避雷針には絶対に接続しないでください。
5) 配線容量(電源線およびアース線)
電源線およびアース線の太さ(mm2機 種 推奨遮断器容量
(A) 長さ 10m
長さ 20m
長さ 30m
長さ 50m
GK3103D-AC100V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
3.5 以上
GK3103D-AC200V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK3106D-AC100V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
3.5 以上
GK3106D-AC200V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK3108D-AC100V 10 2.0 以上
2.0 以上
3.5 以上
5.5 以上
GK3108D-AC200V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK3111DAC100V 10 2.0 以上
3.5 以上
5.5 以上
8.0 以上
GK3111D-AC200V 10 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK5103 AC100V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
3.5 以上
GK5103 -AC200V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK5104 AC100V 10 2.0 以上
2.0 以上
3.5 以上
5.5 以上
GK5104 -AC200V 5 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
GK5106 AC100V 10 2.0 以上
3.5 以上
5.5 以上
8.0 以上
GK5106 -AC200V 10 2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
2.0 以上
※ 上表、電源線は 600V ビニル絶縁電線(2本以上)の場合です。
アース線も、上記の太さ以上としてください。
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SM-436194
.機能説明
機能説明機能説明
機能説明
4
44
4.1
.1.1
.1 機能説明
機能説明機能説明
機能説明
1)空気回路
暖かく湿った圧縮空気は予冷器で予冷されます。その後、蒸発器に入り冷たいフロンガ
スと熱交換して露点まで冷却されます。
冷却されて除湿された圧縮空気は、再熱器で再熱され、暖かい乾燥した空気となります。
2)冷凍回路
圧縮機(冷凍圧縮機)により高温高圧となったフロンガスは、凝縮器で冷却されて凝縮し
て、高圧の冷媒液となります。その後、キャピラリチューブにおいて減圧することによ
り、低温低圧の液となります。
冷媒液は蒸発器で、暖かい湿った圧縮空気と熱交換することにより、蒸発してその気化
熱により圧縮空気を冷却します。ガス化した冷媒は再び圧縮機へ戻ります。
3)ドレン回路
圧縮空気中の水蒸気は、蒸発器で冷却されて凝縮し、ドレン(水分)となります。ドレ
ンはオートドレンボウル内に溜ります。
オートドレンボウル内に溜まったドレンは、一定量溜まることにより定期的に排出され
ます。
4
44
4.
..
.2
22
2 系統図
系統図系統図
系統図
1) GK3103D,GK3111D,GK5106
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SM-436194
2) GK3106D,GK5103
3) GK3108D,GK5104
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.運転準備
運転準備運転準備
運転準備と
と運転
運転運転
運転
5
55
5.1
.1.1
.1 運転準
運転準備運転準備
運転準備
1) 空気配管ドレン配管および電気配線が正しく接続されているか、もう1度お確かめく
ださい。
2) ライヤ前後のストップバルブおよびバイパス配管のストップバルブが全閉であるこ
とをお確かめください。なお、配管内の空気圧力は、ロであることもお確かめくださ
い。
3) 冷媒圧力計を確認してください。下表の「停止中の冷媒圧力の目安」に対し、圧力が大き
く下回る場合は、冷媒ガスの抜けが推定できます。そのまま運転を開始せずに、入先
にご連絡願います。
停止中の冷媒圧力の目
機種 GK3103D,GK3106D,GK3108D,GK5103,GK5104
GK3111D,GK5106
周囲温度(℃) 0 20 30 40 0 20 30 40
冷媒圧力(MPa)
0.19 0.47 0.67 0.92 0.37 0.80 1.10 1.48
5
55
5.
..
.2
22
2 運転
運転運転
運転および
およびおよ
および停止方
停止方法停止方法
停止方法
1) 元電源を投入してください。
2) ランプ付運転・停止スイッチを ON へ切り換えるとスイッチが点灯し、運転が開始され
ます。しばらくすると冷媒圧力計がグリーン帯に入ります。
【注意】
運転中、ファンが「運転」「停止」を繰り返すことがありますが、故障ではありません。
3) ライヤ入口側のストップバルブを徐々に開けてください。
【注意】
圧縮空気は、起動後約 3 分程度の後に流してください。もしこれより短い時間で圧縮空
気を流しますと、湿った空気が配管内へ流入し、配管内でドレンが発生する可能性があ
ります。
4) ライヤ出口側のストップバルブを徐々に開けてください。一気に流すとドレン水が
巻き上がったり、熱交換器内部の部品を破損することがあります。
5) ライヤで取ったドレンは定期的にオートドレンより排出されます。
6) ンプ付運転・停止スイッチを OFF へ切り換えるとスイッチが消灯し、運転を停止し
ます。
【注意】
頻繁な起動/停止はしないこと。
起動/停止の頻度は、6 回/時以下とし、起動後 5 分間は停止させないでください。
また、停止時間は 3 間以上としてください。
故障や寿命低下の原因になります。
本機を停止させる前には、エアコンプレッサを停止させ残圧を抜いてください。
本機の 2 次側に除湿されていない空気が流れていく恐れがあります。
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SM-436194
5.3
5.35.3
5.3 安全装
安全装置安全装置
安全装置
作動
作動作動
作動して
してして
して停止
停止停止
停止したとき
したときしたとき
したとき
5
55
5.3.1
.3.1.3.1
.3.1 安全装置
安全装安全装
安全装置(
11
1111
11 項
気回路図
電気回路図電気回路図
電気回路図
参照
参照参照
参照してくださ
してくださしてくださ
してください)
圧縮機が高温になったり、過電流が流れると安全装置が作動して、ランプ付運転・停止スイ
ッチが消灯し、ドライヤが停止します。
冷媒が異常高圧になりますと、高圧圧力スイッチが働き、ランプ付運転・停止スイッチが消
灯し、ドライヤが停止します。
設定値一
記号
型番 部品名 適用 設定値 復帰方法
GK3103D-AC100V 3.05A (80℃)
GK3103D-AC200V 1.35A (90℃)
GK3106D-AC100V 3.5A (90℃)
GK3106D-AC200V 1.6A (100℃)
GK3108D-AC100V 5.0A (95℃)
GK3108D-AC200V 2.3A (95℃)
GK3111D-AC100V 6.5A (95℃)
GK3111D-AC200V 3.0A (100℃)
GK5103-AC100V 3.7A (85℃)
GK5103-AC200V 1.85A (85℃)
GK5104-AC100V 4.7A (100℃)
GK5104-AC200V 2.1A (100℃)
GK5106-AC100V 6.0A (100℃)
FR01
GK5106-AC200V
過負荷保護装置 圧縮機上部温度
&電流
3.0A (100℃)
自動復帰
(熱動タイプ)
GK3103D-AC100,200V
GK3106D-AC100,200V
GK3108D-AC200V
GK5103-AC100,200V
GK5104-AC200V
5A
FU01
FU02
GK3108D-AC100V
GK3111D-AC100,200V
GK5104-AC100V
GK5106-AC100,200V
フューズ 電気回路
10A
交換
GK3103D-AC100,200V
GK3106D-AC100,200V
GK3108D-AC100,200V
GK5103-AC100,200V
GK5104-AC100,200V
1.80MPa
SP01
GK3111D-AC100,200V
GK5106-AC100,200V
高圧圧力スイッチ 冷媒高圧圧力
2.60MPa
手動リセット
5
55
5.3.2
.3.2.3.2
.3.2 リセット
リセットリセット
リセットのしかた
のしかたのしかた
のしかた
1) ランプ付運転・停止スイッチを OFF へ切り替え、元電源を「OFF」にしてください
2) 高圧圧力スイッチのリセット方法は高圧圧力スイッチの赤いボタンを押してください。
3) 異常停止の原因を取り除いてください。
(9 項「異常の原因と処置」を参照してください。
4) 元電源を「ON」にしてください。
注意
・異常原因を取り除く場合には、必ず元電源を「OFF」にしてから実施してください。
・熱動タイプの安全装置を搭載している製品は、異常原因を取り除いても再起動出来な
いことがあります。の場合は、元電源をOFF」にし、圧縮機が冷えるまでお待ちく
ださい(通常 10~15 分間程度)
熱動タイプの安全装置は自動復帰します(通常 10~15 分程度)そのため運転
止スイッチが ON のままだと発停を繰り返す場合があります。
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SM-436194
保守
保守保守
保守
点検
点検点検
点検
6.1
6.16.1
6.1 保守
保守保守
保守・
点検項目
点検項目点検項目
点検項目
本機の性能を十分に発揮させ、故障を未然に防ぎ、長期間ご使用いただくために次の点検
行なってください。
周期
保守・点検項目 型番 内容 毎日 毎週 毎月
運転ランプ(RUN) ンプ付運転、停止スイッチの
点灯確認
冷媒圧力計表示
運転前: P16 の停止中の冷媒圧
力であること
運転中:グリーン帯の範囲内で
あること
凝縮器用
ダストフィルタ ゴミ・ほこりの付着が無いこと
(掃除)
オートドレン ドレンが排出していること
(動作確認)
(掃除)
圧縮機 異常音の無いこと
ファンモータ 異常音の無いこと
エア漏れ
共通
エア漏れの無いこと
掃除方法
■凝縮器用ダストフィルタ
エアガンで汚れを吹き飛ばしてください。汚れ具合のひどい時は水洗いしてください。
【注意】
ダストフィルタの清掃を怠りますと、圧縮機・ファンモータ等の故障の原因となります。
オートドレン
オートドレンオートドレン
オートドレンの
の分解洗浄
分解洗浄分解洗浄
分解洗浄
2) 長期間使用しますと各部が汚れ、正常動作をしなくなります。1週間に 1回定期的
に取り外し、分解洗浄をしてください。
3) 分解清掃時期は、標準的な使用の場合のものです。酷な状況で使用される場合は、
分解清掃時期を短くしてください。
清掃方法
清掃方法清掃方法
清掃方法
1) ストップバルブを閉にしてください。
2) オートドレンのドレンコックを左に回しドレン排出後、
エアも抜いてください。
3) ボウルガードのラッチを押えて 45°ほど右に回し、
下側に引くとボウル組立が外れます。
ドレンコック
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CKD GK3100D_GK5100 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル