Roland TD-15KV 取扱説明書

カテゴリー
デジタルピアノ
タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

※図は TD-15 です。
取扱説明書の PDF の提供つい
本製品では、取扱説明書や資料の PDF ファイルを、弊社ホームページにて提供しています。
•TD-15 TD-11 取扱説明書(本書)
•データ・リスト *
* 製品には付属しておりませんので、ダウンロードしてご利用ください。
下記の URL から「取扱説明書」を選び、機種名「TD-15」または「TD-11」を選んでください。
http://www.roland.co.jp/support/
2
安全上のご注意
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、
本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることが
できるよう、手元に置いてください。
警告
002c
分解や改造をしない
本機または AC アダプターを分
解したり、改造したりしないで
ください。
003
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱
説明書に書かれていないことは、
絶対にしないでください。必ず
お買い上げ店またはローランド
お客様相談センターに相談して
ください。
004
次のような場所で使用や保管はしな
•温度が極端に高い場所(直射日
光の当たる場所、暖房機器の近
く、発熱する機器の上など)
•水気の近く(風呂場、洗面台、
濡れた床など)や湿度の高い場
•湯気や油煙が当たる場所
•塩害の恐れがある場所
•雨に濡れる場所
•ほこりや砂ぼこりの多い場所
•振動や揺れの多い場所
警告
005a
指定のスタンド(MDS シリーズ)
を使用する
本機の設置には、ローランドが
推奨するスタンド(MDS シリー
ズ)を使用してください。
006a
不安定な場所に設置しない
本機の設置にスタンド(MDS
リーズ)を使用する場合、ぐら
つくような場所や傾いた場所に
設置しないでください。安定し
た水平な場所に設置してくださ
い。機器を単独で設置する場合
も、同様に安定した水平な場所
に設置してください。
008c
付属の AC アダプターを AC100V
で使用する
AC アダプターは、必ず付属のも
のを、AC100V の電源で使用し
てください。
008e
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のもの
を使用してください。また、付
属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
警告
009
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、
電源コードの上に重いものを載
せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや
断線の結果、火災や感電の恐れ
があります。
010
大音量で長時間使用しない
本機を単独で、あるいはヘッド
ホン、アンプ、スピーカーと組
み合わせて使用した場合、設定
によっては永久的な難聴になる
程度の音量になります。大音量
で、長時間使用しないでくださ
い。万一、聴力低下や耳鳴りを
感じたら、直ちに使用をやめて
専門の医師に相談してください。
011
異物や液体を入れない、液体の入っ
た容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、
ジュースなど)を絶対に入れな
いでください。また、この機器
の上に液体の入った容器を置か
ないでください。ショートや誤
動作など、故障となることがあ
ります。
201a
安全上のご注意
3
警告
012b
異常や故障が生じたときは電源を切
次のような場合は、直ちに電源
を切って AC アダプターをコン
セントから抜き、お買い上げ店
またはローランドお客様相談セ
ンターに修理を依頼してくださ
い。
•AC アダプター本体、電源コー
ド、またはプラグが破損したと
•煙が出たり、異臭がしたりした
とき
•異物が内部に入ったり、液体が
こぼれたりしたとき
•機器が(雨などで)濡れたとき
•機器に異常や故障が生じたとき
013
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場
合、お子様の取り扱いやいたず
らに注意してください。必ず大
人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
014
落としたり、強い衝撃を与えたりし
ない
本機を落としたり、本機に強い
衝撃を与えないでください。
015
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理
な配線をしないでください。特
に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワッ
ト/アンペア)を超えると発熱
し、コードの被覆が溶けること
があります。
016
海外でそのまま使用しない
外国で使用する場合は、お買い
上げ店またはローランドお客様
相談センターに相談してくださ
い。
023
CD-ROM をオーディオ CD プレー
ヤーで再生しない
CD-ROM を、一般のオーディオ
CD プレーヤーで再生しないでく
ださい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーが破損した
りする恐れがあります。
注意
101b
風通しのよい場所に設置する
本機と AC アダプターは、風通
しのよい、正常な通気が保たれ
ている場所に設置して、使用し
てください。
101c
指定のスタンドのみ使用する
本機は当社製のスタンド(MDS
シリーズ)とのみ、組み合わせ
て使用できるよう設計されてい
ます。他のスタンドと組み合わ
せて使うと、不安定な状態となっ
て落下や転倒を引き起こし、け
がをする恐れがあります。
101f
スタンドを使う前に安全を確認する
取扱説明書に記載の注意事項が
守られていても、取り扱いによっ
てはスタンドから本機が落下し
たりスタンドが転倒したりする
可能性があります。使用にあたっ
ては事前に安全を確認した上で
お使いください。
102c
AC アダプターはプラグを持って抜
き差しする
AC アダプターを機器本体やコ
ンセントに抜き差しするときは、
必ずプラグを持ってください。
103b
AC アダプターのプラグを定期的に
掃除する
定期的に AC アダプターを抜き、
乾いた布でプラグ部分のゴミや
ほこりを拭き取ってください。
また、長時間使用しないときは、
AC アダプターをコンセントから
抜いてください。AC アダプター
とコンセントの間にゴミやほこ
りがたまると、絶縁不良を起こ
して火災の原因になります。
104
コードやケーブルは煩雑にならない
ように配線する
接続したコードやケーブル類は、
繁雑にならないように配慮して
ください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かな
いように配慮してください。
106
上に乗ったり、重いものを置いたり
しない
本機の上に乗ったり、機器の上
に重いものを置いたりしないで
ください。
107c
濡れた手で AC アダプターを抜き差
ししない
濡れた手で AC アダプターのプ
ラグを持って、機器本体やコン
セントに抜き差ししないでくだ
さい。
注意
108b
移動するときはすべての接続をはず
本機を移動するときは、AC
ダプターをコンセントから抜き、
外部機器との接続をはずしてく
ださい。
109b
お手入れするときは AC アダプター
をコンセントから抜く
お手入れをするときには、電源
を切って AC アダプターをコン
くださいP.10
110b
落雷の恐れがあるときは AC アダプ
ターをコンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早め
AC アダプターをコンセント
から抜いてください。
118d
小さな部品はお子様の手の届かない
ところに置く
下記の部品はお子様が誤って飲
み込んだりすることのないよう
手の届かないところへ保管して
ください。
•付属品
蝶ネジ(P.9)
•取りはずしが可能な部品
専用接続ケーブルのキャップ
4
使用上のご注意
電源について
301
• 本機を、インバーター制御の製品やモーターを
使った電気製品(冷蔵庫濯機、電子レンジ、
エアコンなど)と同じコンセントに接続しな
でください。電気製品の使用状況によっては
電源ノイズによって本機が誤動作したり雑音
発生したりすることがあります。電源コンセ
トを分けることが難しい場合は、電源ノイズ
フィルターを取り付けてください。
302
• AC アダプターは長時間使用すると多少発熱
しますが、故障ではありません。
307
• 接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、
必ずすべての機器の電源を切ってください。
309
• 本機は、演奏や操作をやめてから 30 分経過
すると自動的に電源が切れます(工場出荷時
の設定)。自動で電源を切る必要がない場合は
35 ページに記載の手順で「AutoO󰮏」の設定を
オフにしてください。
設置について
351
• 本機の近くにパワー・アンプなどの大型トラ
ンスを持つ機器があると、ハム(うなり)を
誘導することがあります。この場合は、本機
との間隔や方向を変えてください。
352a
• 本機をテレビやラジオの近くで動作させると、
テレビ画面に色ムラが出たりラジオから雑音
が出たりすることがあります。この場合は、
本機を遠ざけて使用してください。
352b
• 本機の近くで携帯電話などの無線機器を使用
すると、着信時や発信時、通話時に本機から
雑音が出ることがあります。この場合は、無
線機器を本機から遠ざけるか、電源を切って
ください。
354a
• 直射日光の当たる場所や発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。
変形、変色することがあります。
355b
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部
に水滴がつく(結露する)ことがあります。
そのまま使用すると故障の原因になります。
数時間放置して、結露がなくなってから使用
してください。
361
• 本機の上に水の入った容器、殺虫剤、香水、ア
ルコール類、マニキュア、スプレー缶などを
かないでください。また、表面に付着した液
は、速やかに乾いた柔らかい布で拭き取って
ださい
お手入れについて
401a
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
固く絞った布で汚れを拭き取ってください。
れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚
を拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きして
ださい
402
• 変色や変形の原因となる、ベンジン、シンナー、
アルコール類は使用しないでください。
修理について
451c
• お客様が本機または AC アダプターを分解、
改造された場合、以後の性能について保証で
きなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
452
• 修理に出される場合、記憶した内容が失われ
ることがあります。大切な記憶内容は、USB
メモリーに保存するか、記憶内容をメモして
おいてください。修理するときには記憶内容
の保存に細心の注意を払っておりますが、メ
モリー部の故障などで記憶内容が復元できな
い場合もあります。失われた記録内容の修復
に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
• 当社では、本機の補修用性能部品(製品の機
能を維持するために必要な部品)を、製造打
切後 6 年間保有しています。この部品保有期
間を修理可能の期間とさせていただきます。
なお、保有期間を過ぎた後でも、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お
買い上げ店、またはローランドお客様相談セ
ンターにご相談ください。
その他の注意について
551
• 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作な
どによって失われることがあります。失って
も困らないように、大切な記憶内容はバック
アップとして USB メモリーに保存しておいて
ください。
552
• 本体メモリー、USB メモリーの失われた記憶
内容の修復に関しましては、補償を含めご容
赦願います。
553
の原になますで、ボタン、つま
力端などに過の力加えいでくだい。
554
• ディスプレイを強く押したり、叩いたりしな
いでください。
556
• ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防ぐ
ため、ラグ部分を持って引き抜いてください。
558a
• 音楽をお楽しみになる場合、周囲に迷惑がか
からないように、音量に十分注意してくださ
い。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお
楽しみいただけます。
558c
• 床や壁を通じての振動は意外によく伝わりま
す。周囲に迷惑がかからないように注意しま
しょう。
ドラム・パッドやペダルは演奏時の打撃音を
小さくする設計になっていますが、打面がゴ
ム製のものは、メッシュ製のものに比べてや
や大きい音がします。打撃音を小さくしたい
場合は、メッシュ・ヘッドのものに変えると
消音効果があります。
559a
• 輸送や引っ越しをするときは、本機が入って
いた箱と緩衝材、または同等品で梱包してく
ださい。
559c
• 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する
ときは、各地域のゴミの分別基準に従ってく
ださい。
562
• 接続ケーブルには抵抗入りのものがあります。
抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端に
小さくなったり、まったく聞こえなくなった
りする場合があります。抵抗の入っていない
接続ケーブルをお使いください。
他社製の接続ケーブルを使用する場合、仕様
についてはケーブルのメーカーにお問い合わ
せください。
985
• 本書では、画面を使用して機能説明をしてい
ますが、工場出荷時の設定(音色名など)と
本文中の画面上の設定は一致していないこと
があります。あらかじめご了承ください。
外部メモリーをお使いになる前に
704
• USB メモリーは、確実に奥まで差し込んでく
ださい。
トップ・パネル
705
• USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚し
たりしないでください。
708
• USB メモリーは精密な電子部品で作られてい
ます。取り扱いについては次の点に注意して
ください。
• 静電気による破損を防ぐため、取り扱う
前に身体に帯電している静電気を放電し
ておく。
• 端子部に手や金属で触れない。
• 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与え
たりしない。
• 直射日光の当たる場所や、閉め切った自
動車の中などに放置しない。
• 水に濡らさない。
• 分解や改造をしない。
CD DVD の取り扱い
801
• ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷を
つけたりしないでください。データの読み出
しがうまくできなくなることがあります。ディ
スクの汚れをとる場合は、市販の専用クリー
ナーを使用してください。
著作権について
• 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、
実演、その他)の一部または全部を、権利者
に無断で録音、録画、複製あるいは改変し、
配布、販売、貸与、上演、放送などを行うこ
とは法律で禁じられています。
• 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、
本製品を使用しないでください。お客様が本
製品を用いて他者の著作権を侵害しても、当
社は一切責任を負いません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色波
形データ、スタイルデータ、伴奏パターン、
フレーズデータ、オーディオループ、画像デー
タなど)の著作権は当社および/またはアト
リエビジョン株式会社が保有しています。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを素材と
して、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、
配布をすることに関しては、当社および/ま
たはアトリエビジョン株式会社の許諾を必要
としません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、その
まま、もしくは酷似した形態で取り出し、別
の記録媒体に固定して配布したり、コンピュー
タネットワークを通じて公開したりすること
はできません。
202
©2012ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転
載することを禁じます。
MMP
• MMP(MooreMicroprocessorPortfolio)
はマイクロプロセッサーのアーキテクチャー
に関する TPL(TechnologyProperties
Limited)社の特許ポートフォリオです。当社
は、TPL 社よりライセンスを得ています。
MPEG
• MPEGLayer-3 オーディオ圧縮技術は、
FraunhoferIIS 社と THOMSONmultimedia
社よりライセンスを得ています。
ASIO
• ASIO は、SteinbergMediaTechnologies
GmbH. の商標です。
• Roland、SuperNATURAL、V-Drums は、
日本国およびその他の国におけるローランド
株式会社の登録商標または商標です。
T-01
• 文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録
商標または商標です。
5
主な特長
SuperNATURAL
ダイナミクス、ハイハット・コントロールなどのパッド演奏をサウンドへ的確に反映するとともに、連打やロールの
ようなドラム特有のサウンド・リアクションと、ドラムに適した残響音を再現することにより、心地よい演奏フィー
ルと自然で表現力豊かなサウンドが得られるドラム音源です。
SuperNATURAL ?
BehaviorModelingTechnology により、従来の音源では難易度の高かった「自然で
豊かな表現」を可能にしたローランド独自の音色群です。
Behavior Modeling Technology ?
楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リア
ルタイムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術です。
ム演奏
内蔵(P.26)
リアルで迫力のあるバッキング・ソングやループ・フレーズを TD 本体内に収録。
ステージさながらのドラミングを楽しんだり、フレーズを使ったトレーニングなど、幅広く
活用できます。
ーヤー(P.27)
USB メモリー内のオーディオ・ファイル(WAV、MP3)を再生することができ、お好みの
曲に合わせたドラム演奏を楽しむことができます。スピード・コントロールや A-B リピート
機能を使えば、難易度の高い曲にも挑戦できます。
効果的なーニ
ーチモー(P.31)
TD には、実践的なリズム・トレーニングに役立つコーチ・モードが用意されています。
正確なタイミングで叩けたかどうか確認できる「タイム・チェック」、テンポ感覚を養う「ク
ワイエットカウント」複数のコーチメニューが一定時間ごとに切り替わる「ウォームアッ
プ」の 3 種類の実用的なメニューで、練習のサポートをします。
QUICK REC 機能(P.14)
TD には、練習時の演奏を手軽に録音できる QUICKREC 機能を装備。パッドを叩くと同時
に録音を開始し、録音が終了するとすぐに再生できるため、演奏内容を手軽に確認すること
ができます。
組み合わせて活用す
USB オーデ USB MIDI に対応(P.47)
V-DrumsTutor V-DrumsFriendJam などのパソコン用ソフトウェアと組み合わせれば、
USB ケーブル一本で演奏情報やオーディオ信号のやり取りができます。パソコンで再生した
曲を TD に接続したヘッドホンから聞くこともできます。
また、DAW ソフトウェアを使えば、TD の演奏をデジタル録音することができます。
6
目次
安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
使用上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
主な特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
各部の名称とはたらき . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
フロント・パネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
サイド・パネル(機器をつなぐ). . . . . . . . . . . . . 8
トップ・パネル(機器をつなぐ). . . . . . . . . . . . . 9
ボトム・パネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
演奏の準備をする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
電源を入れる/切る. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
演奏する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
ドラム・キットとインスト. . . . . . . . . . . . . . . .11
ドラム・キットを選ぶ....................11
クロス・スティック奏法を使う.........11
奏法について. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12
メトロノームを使う. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
メトロノームを鳴らす. . . . . . . . . . . . . . .13
メトロノームのテンポと音量を変える . . . 13
演奏を録音する(QUICKREC). . . . . . . . . . . . 14
インストをすばやく調整する(QUICK EDIT)
(TD-15 ONLY) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
MENU 画面について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
ドラム・キットを作る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
インストを変更する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
インストを調整する. . . . . . . . . . . . . . . . . 18
ドラム・キットの音量を調整する. . . . . . . 18
音に効果をかける(FX). . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
パッドごとにアンビエンスのかかり具合
を変える(SEND). . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
パッドごとにマルチエフェクトの
オン/オフを切り替える(SWITCH)
(TD-15ONLY). . . . . . . . . . . . . . . . . . . .21
ドラム・キットに名前をつける. . . . . . . . . . . . . 22
各パッドの MIDI ノート・ナンバーを変える. . . 22
ラム・キト/ドをコピ&ペトする. 23
USB メモリーにドラム・キットを保存する. . . . 24
ドラム・キットを保存する. . . . . . . . . . . . 24
USB メモリーに保存したドラム・キット
TD に読み込む. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
工場出荷時のドラム・キットに戻す. . . . . . . . .25
ソングに合わせて演奏する . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
ソングを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .27
ソングを再生する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
ソングの設定を変える....................28
フォルダーを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . .28
指定した区間を繰り返し再生させる
(A-B リピート). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
ソングの情報を見る. . . . . . . . . . . . . . . . . 29
ソングに合わせて演奏を録音する
(QUICKREC). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
コーチ・モードで練習する . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
練習メニューを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . 31
機器全体の設定を変える(SYSTEM) . . . . . . . . . . 34
TD 全体の設定をする(Options). . . . . . . . . . . 35
メトロノームの設定を変える(Metronome). . 36
パッドをスイッチとして使うための設定
(PadControl)(TD-15ONLY) . . . . . . . . . . . . 36
MIDI に関する設定をする(MIDI). . . . . . . . . . 37
USB メモリーを使う(USBMemory). . . . . . . 38
USB メモリーにデータを保存する
(SaveBackup). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
USB メモリーに保存したデータを TD
戻す(LoadBackup). . . . . . . . . . . . . . . 39
USB メモリーに保存したデータを
削除する(DeleteData). . . . . . . . . . . . .39
USB メモリーの情報を見る(Information40
USB メモリーをフォーマットする
(Format). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
パッドに最適な設定をする(PadSettings). . . 41
パッドの種類を指定する[F1](TYPE). . 41
パッドの感度を設定する[F2](BASIC). 42
トリガー・パラメーターを細かく設定す
[F3](ADVNCD). . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
TD 本体に関する情報を表示する(Information). 46
工場出荷時の設定に戻す(FactoryReset). . . .46
パソコンや映像機器と接続する . . . . . . . . . . . . . . . 47
USB を使ってパソコンにつなぐ. . . . . . . . . . . . 47
USB ドライバーをインストールする. . . . . 47
TD とパソコンをつなぐ. . . . . . . . . . . . . . 47
映像をコントロールする. . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
故障かな?と思ったら . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
エラー・メッセージ一覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
主な仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
7
各部の名称
パネ
本書の読みか
•本書は TD-15 TD-11 の共通の取扱説明書です。本文中では 2 機種を総称して「TD」と表記します。
•TD-15 のみの機能には
のアイコンがついています。
•パネル上にあるボタンは、[SETUP]ボタンのように、[ ]で囲んで表記します。
•ディスプレイ上に表示される機能に対応したボタンは、[F3](XSTICK)ボタンのように表記します。
※図は TD-15 です。
カーソル・ボタン(
画面内のカーソルを動かします。
[MENU]ボタン
メニュー画面を表示します
(P.16)
[QUICK EDIT]
ボタン
「TUNING」「MUFFLING」
「STRAINER」を切り替えます
(P.15)
]ボタン
ソングや QUICKREC した演奏
P.27、P.30生/止しす。
[F1]〜[F3]ボタン
(ファンクション・ボタン)
ディスプレイの最下部に表示さ
れた機能を実行します。
本書では、左から順に[F1]
[F2][F3]ボタンと呼びます。
[VOLUME]つまみ
OUTPUT 端子から出力される
音量を調節します(P.10)
[EXIT]ボタン
ボタンを押すたびに、1 つ上の
階層の画面に戻ります。何度か
押すと、最終的に DRUMKIT
画面に戻ります。
(METRONOME)ボタン
メトロノームを鳴らします
(P.13)
バリュー・ダイヤル
ドラム・キットを選んだり、値
を設定したりします。
ディスプレイ
演奏時はドラム・キット名など
を、エディット時は設定内容をグ
ラフィックと文字で表示します。
(QUICK REC)ボタン
演奏を録音するときに使います
(P.14、P.30)
[COACH]ボタン
コーチ機能を使うときに押しま
す(P.31)
[SONG]ボタン
SONG画面を表示します(P.27
ソングの再生や、ソングに関す
る設定をするときに押します。
[DRUM KIT]ボタン
ドラム・キットを変更します
(P.11)
[POWER]ボタン
電源をオン/オフします(P.10)
※本機は演奏や操作をやめてから
30 分経過すると、自動的に電源
が切れます(工場出荷時の設定)
自動で電源を切る必要がない場合
は、『一定時間が経つと自動で電源
が切れるようにする(オート・オ
フ)(P.35)記載の手順「オ
オフ」を「OFF」に設定してくだ
さい。
各部の名称はた
8
DC IN 端子
付属の AC アダプターをつなぎます。
パネ(機器をつな
•
921
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
•
926a
抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、MIXIN 端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。抵抗の
入っていない接続ケーブルを使用してください。
PHONES 端子
ステレオ・ヘッドホン
をつなぎます。ヘッ
ドホンをつないでも、
OUTPUT 端子からは
音が出力されます。
MIX IN 端子
オーディオ・プレー
ヤーなどの機器をステ
レオ・ミニ・プラグで
つなぐと、曲をバック
に演奏を楽しむことが
できます。
※音量は、MIXIN 端子に接続した機器
(オーディオ・プレーヤーなど)で調
節してください。
MIDI OUT 端子
パッドでの演奏を、外部
MIDI 音源やサンプラーな
どで鳴らすときに使いま
す(P.37)
[VOLUME]つまみ
ヘッドホンの音量を調節します。
OUTPUT 端子
(L/MONO、R)
TD の楽器音を出力する端子です。外部
オーディオ機器やアンプにつなぎます。
モノ出力で使う場合は、L/MONO 端子
にだけプラグを差し込んでください。
AC アダプターは、
インジケーターのあ
る面が上になるよう
に設置してください。
AC アダプターをコ
ンセントに接続する
と、インジケーター
が点灯します。
※図は TD-15 です。
TRIGGER IN 端子
(CRASH2、AUX
パッドを増設することができ
ます。
932
各部の名称はた
9
パネル(機器をつな
COMPUTER 端子
TD とパソコンを USB ケーブルで
つなぎます(P.47)。DAW ソフト
ウェアを使って、MIDI 情報やオー
ディオデータを送受信できます。
MEMORY 端子
USB メモリー(別売)をつなぎます。
オーディオ・ファイルを再生したり
(P.27)TD の設定を USB メモリーに
保存したりできます(P.38)
!
•ローランドが販売している USB メモリー
を使用してください。それ以外の製品を使
用したときの動作は保証できません。
•本体の電源を入れたまま、USB メモリー
の抜き差しをしないでください。本体や
USB メモリー内のデータが失われる可能
性があります。
•USB メモリーは挿入方向や表裏に注意して、確実に奥まで
差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。
パネ
音源マウンティング・プレート取りつけ穴
付属の音源マウンティング・プレートを取りつ
けて、TD をドラム・スタンドに取りつけます。
付属の蝶ネジを使って、図のように取りつけて
ください。
※付属の蝶ネジ以外は使わないでください。他のも
のを使うと故障の原因になります。
※TD は、必ず音源マウンティング・プレートをつけ
た状態でお使いください。
TRIGGER INPUT 端子
付属の専用接続ケーブル
を取りつけて、各パッド
とペダルをつなぎます。
AC アダプターのコードは、図のようにコード・
フックに固定してください。誤ってコードを引っ
張ってしまっても、プラグが抜けて電源が切れ
てしまうことや、DCIN 端子に無理な力がかか
ることを防ぐことができます。
928
本機を裏返すときは、ボタンやつまみなどを破損しないように、取り扱いに注意してください。
930
931
924
10
演奏の準備
電源を入れ/切
電源を入れ
※
941
正しく接続したら(P.8)、必ず次の手順で電源を
入れてください。手順を間違えると、誤動作をし
たり故障したりすることがあります。
※
943
電源を入れる/切るときは、音量を絞ってくださ
い。音量を絞っても電源を入れる/切るときに音
がすることがありますが、故障ではありません。
1.
[VOLUME]つまみを左いっぱいに回して、音
量を最小にします。
ヘッドホンをお使いの場合は、サイド・パネルにあ
る[VOLUME]つまみの音量も最小にします。
2.
接続しているアンプやオーディオ・システムの
音量を最小にします。
3.
[POWER]ボタンを押します。
※
942
本機は回路保護のため、電源をオンにしてからし
ばらくは動作しません。
4.
TD に接続しているアンプやオーディオ・シス
テムの電源を入れます。
5.
パッドを叩いて音を聴きながら、[VOLUME]
つまみを徐々に右に回して音量を調節します。
接続しているアンプやオーディオ・システムの音量
も適当な大きさに調節します。
ヘッドホンをお使いの場合は、サイド・パネルにあ
る[VOLUME]つまみの音量も調節します。
電源を切
TD 本体で変更した値は、電源を切るときに保存
されます。必ず[POWER]ボタンを押して、電
源を切るようにしてください。
1.
TD および TD に接続している外部機器の音量
を最小にします。
2.
外部機器の電源を切ります。
3.
画面に「See you!」と表示されるまで、
[POWER]ボタンを押し続けます。
自動で電源を切ない場合は「Auto O󰮏」の設定「OFF」ださ !
309
本機は、演奏や操作をやめてから 30 分経過すると、自動的に電源が切れます(工場出荷時の設定)
自動で電源を切る必要がない場合は P.35 に記載の手順で「AutoO󰮏」の設定を「OFF」にしてください。
11
演奏
TD では、各パッドを叩いたときに鳴る音色を「イン
スト」と呼びます。各パッドに割り当てた音(イン
スト)のセットを「ドラム・キット」と呼びます。
インスト
ドラム・キット
ドラムキットの構成は、以下のようになっています。
ドラム・キット 1
ドラム・キット 100(TD-11 の場合は 50)
パッドの設定
HI-HAT
ボウ
エッジ
リム
TOM3
CRASH1
SNARE
ヘッド
リム
ヘッド
リム
TOM1
ヘッド
リム
TOM2
CRASH2
KICK
ヘッド
RIDE
ボウ
エッ
ベル
ヘッド
インストの設定
アンビエンスのセンドレベル
MIDI の設定
インスト(楽器音)
EDIT(チューニング、音量など)
アンビエンスの設定
演奏する場所、壁の材質、かかり具合など
ドラム・キット全体の設定
音量、ドラム・キット名
AUX
ヘッド
リム
マルチエフェクトの設定
イコライザーの設定
ボウ
エッジ
ボウ
エッジ
TD では、パッドのヘッドとリ
ム(シンバルの場合はボウと
エッジ)を別々に設定するこ
とができます。
選ぶ
1.
[DRUM KIT]ボタンを押して、ドラム・キッ
トを選びます。
DRUMKIT 画面が表示されます。
どの画面が表示されているときでも、[DRUMKIT]
ボタンを押すと DRUMKIT 画面になります。
を選
DRUMKIT 画面でバリュー・ダイヤルを回すと、
KITLIST が表示され、一覧からドラム・キットを選
ぶことができます。
DRUM KIT 画面について
この画面は、[DRUMKIT]ボタンを押すと表示され
TD の基本となる画面です。
サブ・
タイトル
ドラム・
キット名
ドラム・キットの番号 パッドを叩いた強さ
テンポ(メトロノームが
鳴っているときのみ表示)
奏法を使
[F3](XSTICK)ボタンを押すたびに、スネアのパッ
ドでクロススティック音(P.12)を鳴らす/鳴らさな
いの切り替えができます。
※クロス・スティックが有効な場合のみ、[F3]
(XSTICK)ボタンが表示されます。
ヘッド リム
演奏す
12
奏法ついて
(PDX-100PDX-8、PDX-6
パッドの打面を叩くもっとも一般的な奏法です。
ヘッド
ープ
ヘッド部とリム部を同時に叩きます。
ヘッド・ショット時とは異なる音色(リム音色)が
鳴ります。
リム
ロス奏法
XSTICK(P.11)がオンの場合:
リム部のみを叩きます。
特定の音色では、リム・ショット奏法時にはリム音
色、クロススティック奏法時にはクロススティッ
ク音色というように、各奏法に対応した音色を鳴ら
し分けることができます。
リム
リム
※スネアのパッドのみ対応しています。
※クロス・スティック奏法で演奏するときは、ヘッ
ドに手を置かないようにしてください。ヘッドに
手を置くとクロス・スティック奏法が確実にでき
ない場合があります。
バル(CY-13R、CY-8
シンバルの打面を叩くもっとも一般的な奏法です。
エッジ(シンバルの端)をスティックのショルダー
部で叩く奏法です。(図のエッジ・センサーの位置を
叩きます。
エッジ・センサー
ベル(CY-15R、CY-13R のみ)
ベル部を叩く奏法です。
※スティックのショルダー部で、やや強く叩いてく
ださい。
奏法
シンバルを叩いたあとにエッジ付近を手でチョーク
する(つかむ)と音が止まります。
図のエッジ・センサーの位置を手でチョークしてく
ださい。
センサーのない部分をチョークしても音は止まりま
せん。
ローランド・ロゴ
エッジ・センサー
演奏す
13
(CY-5、VH-11)
ープローズ
ハイハット・コントロール・ペダルやハイハット・
スタンドのペダルの踏み込み具合により、オープン
からクローズまで音色が連続的に変化します。
フットクローズ(ペダルを踏み込んで鳴らす)やフッ
ト・スプラッシュ(ペダルを踏み込んで瞬時にオー
プンして鳴らす)も可能です。
ハイハットの打面を叩く奏法です。
ボウ
ハイハットのエッジ(端)をスティックのショルダー
部で叩く奏法です。
エッジ
を使
TD のメトロノーム機能を使えば、正確なタイミング
を養う練習ができます。
ームを鳴
1.
]ボタンを押します。
メトロノームが鳴り始め、テンポに合わせてボタン
が点滅します。
メトロノームの鳴りかたを変えることができます
(P.36)
音量
1.
DRUM KIT 画面(P.11)[F1](TEMPO)
タンを押します。
METRONOME 画面が表示されます。
2.
[F1]〜[F3]ボタンを押して、設定したい項
目を選び、バリュー・ダイヤルで設定値を変更
します。
ボタン 設定値 説明
[F1]
(TEMPO)
20 260
バリュー・ダイヤルでテンポ
を設定します。
※[F1](TEMPO)ボタンを
連続で 3 回以上押すと、押
した間隔でテンポを設定す
ることができます。
[F2]
(VOLUME)
0 10
バリュー・ダイヤルで音量を
設定します。
[F3]
(SETUP)
METRONOMESETUP 画面を開きます
(P.36)
演奏す
14
演奏を録音(QUICK REC)
TD では、自分の演奏を簡単に録音して、再生するこ
とができます(QUICKREC)
練習しながら録音したものをすぐに確認し、再度、
練習(録音)するといった繰り返しの練習に便利です。
※あらかじめ、練習(録音)に使うドラム・キット
を選んでおきます。
ソングに合わせた演奏を録音することもできま
す。詳しくは P.30 をご覧ください。
1.
DRUM KIT 画面(P.11) (QUICK REC)
ボタンを押します。
(QUICKREC)ボタンが点灯し、QUICKREC
画面が表示されます。
メトロノームに合わせて録音したいときは、
ボタンを押してメトロノームをオンにします。
バリュー・ダイヤルでテンポを決めます。
2.
パッドを叩くか、 ]ボタンを押して、録音
を始めます。
※録音が始まると、前回の録音はすべて消去されま
す。
3.
]ボタンを押して、録音を終了します。
4.
再度[ ]ボタンを押します。
録音した演奏が再生されます。
[F2](REPEAT)ボタンを押すと、
演奏を繰り返し再生できます。
5.
]ボタンを押して、再生を終了します。
電源投入時には「デモ・パターン」が演奏される
状態になっています。
録音後に電源を切ると録音データは消去され、電
源投入時に再度デモ・パターンが本体メモリーか
ら呼び出されます。
録音データの保存先
USB メモリーを接続している場合、
録音内容が自動的に USB メモリーに
保存されます。常に最新の 5 回分の演
奏が、SMF として USB メモリーに保
存されます。
SMF(スタンダード MIDI ファイル)は、
いろいろな音楽アプリケーションの間で演
奏データのやり取りができるように考えら
れた標準のファイル形式のことです。
録音したデータは、USB メモリーの以下のフォ
ルダーに保存されます。
TD-15 または TD-11
Backup
Kit
Roland
QUICK REC KIT_01.MID
KIT_03.MID
KIT_02.MID
KIT_04.MID
KIT_05.MID
15
調QUICK EDIT
TD-15 QUICKEDIT 機能を使えば、インストを好みの音色にすばやく調整することができます。
1.
調整するインストのドラム・キットをあらかじめ選んでおきます。
2.
DRUM KIT 画面(P.11)で[QUICK EDIT]ボタンを押します。
押すたびに、「Tuning」「Mu󰮑ing」「Strainer」が切り替わり、DRUMKIT 画面に戻ります。
調整対象のパッド
3.
インストの内容を調整したいパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定画面が表示されます。
4.
バリュー・ダイヤルで設定値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Tuning -240 +240 -の値にするとピッチが低くなり、+の値にするとピッチが高くなります。
Mu󰮑ing 0 50 値を大きくすると響きが少なくなり、アタックが強調された音になります。
Strainer 1 10 スナッピー(響き線)の張り。値が大きいほど張りがタイトになります。
Snare Buzz 0 10 スネアへの共鳴。値が大きいほど共鳴が大きくなります。
※インスト・グループごとに編集できるパラメーターは異なります。
5.
[EXIT]ボタンを押して、DRUM KIT 画面に戻ります。
16
MENU 画面つい
ドラム・キットを編集するために、8 つのメニュー画面が用意されています。
DRUMKIT 画面で[MENU]ボタンを押すと、KITMENU 画面が表示され、それぞれの編集画面にジャンプするこ
とができます。
INST
インストを変更したり、ドラムキット全体の音量を調整します(P.17)
FX
ドラム・キットごとにエフェクトをかけます(P.19)
メニュー 説明
Ambience アンビエンスの設定
Multi-FX
マルチエフェクトの設定
EQ EQ の設定
NAME
ドラム・キットに名前をつけます(P.22)
1 KIT RESTORE
現在選んでいるドラム・キットを、工場出荷時の状態のドラム・キッ
トに戻すことができます(P.25)
SYSTEM
機器全体の設定を変えます(P.34)
メニュー 説明 ページ
Options
ディスプレイのコントラストや電源(オー
ト・オフ)に関する設定
P.35
Metronome メトロノームの設定 P.36
Pad Control
TRIGGERINAUX 端子に接続したパッド
の設定
P.36
MIDI MIDI に関する設定 P.37
USB Memory USB メモリーを使う P.38
Wireless
別紙『ワイヤレス LAN 機能について』を
ご覧ください。
Pad Settings パッドの設定 P.41
Information TD 本体に関する情報を表示する P.46
Factory Reset 工場出荷時の設定に戻す P.46
MIDI
各パッドの MIDI ノート・ナンバーを変更します(P.22)
COPY/PASTE
ドラム・キットやパッドをコピー&ペーストします(P.23)
SAVE/LOAD
USB メモリーにドラム・キットを保存したり、USB メモリーに保存し
たドラム・キットを TD に読み込んだりします(P.24)
カーソル・ボタン( / )
を押して、画面をスクロール
します。
17
キット内の各インスト(楽器音)をエディットして、
演奏曲や目的にあったドラム・キットを作ります。
を変更
TD では、ドラム・キットを構成するキック・ドラム
やスネア・ドラムなど、1 1 つの楽器(音色)の
ことを「インスト(INST)」と呼びます。
1.
DRUM KIT 画面(P.11)[MENU]ボタンを
押します。
KITMENU 画面が表示されます。
2.
[F1](INST)ボタンを押します。
INST 画面が表示されます。
インストの種類
(インスト・グループ)
インスト
インスト
番号
パッド名
3.
インストを変更したいパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定画面が表示されます。
カーソル・ボタン(
)を押して、カーソル
をパッド名に合わせ、バリュー・ダイヤルでパッ
ドを選ぶこともできます。
4.
カーソル・ボタン( )を押して、カーソ
ルをインスト・グループ、またはインストに合
わせます。
5.
バリュー・ダイヤルで、インスト・グループま
たはインストを変更します。
6.
[EXIT]ボタンを数回押して、DRUM KIT
面に戻ります。
別々設定す(Link)
パッドによっては、ヘッドとリム(シンバルの場合
はボウとエッジ)に異なるインストを設定すること
ができます。その場合は、リンクをオフに設定します。
1.
INST 画面で[F1](LINK)ボタンを押します。
押すたびに LINK のオン/オフが切り替わります。
設定値 説明
ON
SNARE、TOM1 3、HIHAT、CRASH1
2、RIDE、AUX(TD-15 のみ)につい
て、ヘッドとリムの設定(インスト/チュー
ニング/マフリング/パッド・ボリューム、
パン)が同時に変更されます。
OFF
SNARE、TOM1 3、HIHAT、CRASH1
2、RIDE、AUX(TD-15 のみ)について、
ヘッドとリムの設定が別々に変更されます。
(試聴)
INST 画面が表示されているときにパッドを叩くか、
[F3](PREVIEW)ボタンを押すと、選んだインス
トをプレビューすることができます。
を作
18
を調整
1.
DRUM KIT 画面(P.11)[MENU]ボタンを
押します。
KITMENU 画面が表示されます。
2.
[F1](INST)ボタンを押します。
INST 画面が表示されます。
3.
インストの設定を変更したいパッドを叩きま
す。
叩いたパッドの設定画面が表示されます。
4.
[F2](EDIT)ボタンを押します。
INSTEDIT 画面が表示されます。
LINK がオンにもかかわらずヘッドと
リムに異なる値が設定されている場合、
「+」が表示されます。
5.
カーソルボタン( )を押して、パラメー
ターを選びます。
6.
バリュー・ダイヤルで設定値を変更します。
設定できるパラメーターについては、以下の「INST
EDIT パラメーター一覧」をご覧ください。
7.
[EXIT]ボタンを数回押して、DRUM KIT
面に戻ります。
INST EDIT パラーター一覧
※インスト・グループごとに編集できるパラメー
ターは異なります。
パラメー
ター
設定値 説明
Tuning -240 +240
-の値にするとピッチが低
くなり、+の値にすると
ピッチが高くなります。
Mu󰮑ing 0 50
値を大きくすると響きが少
なくなり、アタックが強調
された音になります。
Snare Buzz 0 10
値が大きいほどスネアへの
共鳴が大きくなります。
Strainer 1 10
値が大きいほどスナッピー
(響き線)の張りがタイト
になります。
パラメー
ター
設定値 説明
Fixed HH
NORMAL、
FIXED1 4
NORMAL
ハイハットの開
き具合がペダル
で変化します。
FIXED
ハイハットの開
き具合が固定に
なります。
Tone
Color
-50 +50
音の明るさを設定します。
+ の値にすると明るい音に
なり、-の値にすると暗い
音になります。
Volume 0 100 音量を設定します。
Pan
L15 CENTER
R15
定位(パンポット)を設定
します。
の音量を調整す
1.
INST EDIT 画面で、[F3](KIT VOL)を押し
ます。
KITVOLUME 画面が表示されます。
2.
カーソルボタン( )を押して、パラメー
ターを選びます。
3.
バリュー・ダイヤルで設定値を変更します。
パラメー
ター
設定値 説明
Kit
Volume
0 100 ドラム・キット全体の音量
Pedal HH
Volume
0 100 ペダル・ハイハットの音量
Xstick
Volume
0 100 クロス・スティックの音量
4.
[EXIT]ボタンを数回押して、DRUM KIT
面に戻ります。
を作
19
効果を(FX)
各エのは
ビエ(AMBIENCE)
ドラム・サウンドに最適なアンビエンス(部屋の残響音)が得られます。
ルーム・アンビエンス(部屋の種類や大きさ)、リバーブ(残響音)を調整できます。
マル(MULTI-FX)
音作りに使える強力なマルチ・エフェクトです。
音を歪ませたり、厚みや広がりを与えたりします。
EQイザー)
4 バンド(低域、中域 ×2、高域)のイコライザーです。
音質を調節します。
基本操作
1.
DRUM KIT 画面(P.11)[MENU]ボタンを
押します。
KITMENU 画面が表示されます。
2.
[F2](FX)ボタンを押します。
FX 画面が表示されます。
3.
ファンクション・ボタンを押して、設定したい
項目を選びます。
[F1](AMBIENCE) アンビエンス
[F2](MULTI-FX) マルチ・エフェクト
[F3](EQ) イコライザー
※MULTI-FX TD-15 のみの機能です。
選んだエフェクトの設定画面が表示されます。
[F1]~[F3]ボタンを押して
タブ(画面)を切り替えます。
カーソル・ボタン
/ )を押して、パラ
メーターを選びます。
バリュー・ダイヤルで
設定値を変更します。
4.
[EXIT]ボタンを数回押して、DRUM KIT
面に戻ります。
を作
20
FX パラーター一覧
パラメーター 設定値 説明
[F1](AMBIENCE)
Type 10 種類 アンビエンスの種類
Character 1 7 アンビエンス音のキャラクター
Size
TINY、SMALL、
MEDIUM、LARGE、
HUGE
部屋の大きさ
Wall Type
CURTAIN、CLOTH、
WOOD、
PLASTER(石膏板)
CONCRETE、GLASS
壁の材質
Shape 0 100 部屋の幅
Level 0 100 全体のアンビエンス量
Ambience Send 0 100 各パッドからアンビエンスへのセンド量
MFX to Ambi Send
0 100 マルチ・エフェクトからアンビエンスへのセンド量
[F2](MULTI-FX)
Type 10 種類
マルチエフェクトの種類
マルチ・エフェクトの全パラメーターについてはローランドの Web ページ
(http://www.roland.co.jp/support/)「取扱説明書」の一覧にある「TD-15」
から『DataList』(PDF ファイル)をダウンロードしてご覧ください。
[F3](EQ)
High Freq 1kHz 8kHz 高域の周波数
High Gain -12dB +12dB 高域の増幅/減衰量
Low Freq 20Hz 1kHz 低域の周波数
Low Gain -12dB +12dB 低域の増幅/減衰量
Mid1 Freq 20Hz 8kHz 中域 1 の周波数
Mid1 Q 0.5、1.0、2.0、4.0、8.0
中域 1 の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
Mid1 Gain -12dB +12dB 中域 1 の増幅/減衰量
Mid2 Freq 20Hz 8kHz 中域 2 の周波数
Mid2 Q 0.5、1.0、2.0、4.0、8.0
中域 2 の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
Mid2 Gain -12dB +12dB 中域 2 の増幅/減衰量
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Roland TD-15KV 取扱説明書

カテゴリー
デジタルピアノ
タイプ
取扱説明書
このマニュアルも適しています