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TD-07KVX

Roland TD-07KVX, TD-07DMK, TD-07KV 取扱説明書

  • Roland TD-07 ドラム音源モジュールの取扱説明書の内容を理解しました。接続方法から様々な練習モード、音色のカスタマイズまで、このデバイスに関するご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください。
  • TD-07をスマートフォンに接続するにはどうすれば良いですか？
    コーチ・モードとは何ですか？
    ドラムキットの音色を変更するにはどうすれば良いですか？
    電源を切るにはどうすれば良いですか？
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」と「使用上のご注意」（『安全上のご注意』チラシと取扱説明書（P.28））
をよくお読みください。お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
取扱説明書
© 2020 Roland Corporation
目次
ドラムについて知ろう
2
ドラム・セットの構成  2
ドラム奏法の基本3
クイック・スタート
5
各部の名称とはたらき5
周辺機器を接続する6
電源を入れる／切る6
演奏する7
ド ラ ム ・ キ ット を 選 ぶ 7
メトロノームに合わせて叩く7
コーチ・モ ードで 練習 する
8
練習メニューを選ぶ 8
ビートに合わせて正確に叩く（TIME CHECK）8
身体でテンポを覚える（QUIET COUNT） 9
テンポの変化に合わせて叩く
（AUTO UP/DOWN）9
リズムの変化に合わせて叩く（CHANGE UP） 10
スマートフォンの曲に合わせて演奏する
11
MIX IN 端子にケーブルを接続する場合 11
Bluetooth で無線接続する場合11
ドラム・キットをカスタマイズする
12
各パッドの音色を変更する（INSTRUMENT） 13
ドラム・キットの音量を調節する
（KIT VOLUME）13
音色のアタックとリリースを調節する
（TRANSIENT）14
パッドごとの音質を調節する（PAD EQ）14
ドラム・キットのステレオ感を調節する
（OVERHEAD）15
ドラム・キットの残響音を調節する（ROOM） 15
ドラム・キットにエフェクトをかける（MFX）16
ドラム・キットの名前を変更する（KIT NAME）16
MIDI ノート・ナンバーを設定する
（MIDI NOTE）16
ドラム・キットをコピーする（KIT COPY）17
ド ラ ム ・ キ ット の 設 定 を リ セット す る
（KIT RESET）17
パソコンやスマートフォンのアプリと連携
して使う
18
パソコンのソフトウェアと連携して使う18
スマートフォンのアプリと連携して使う18
詳細設定をする（SETUP）
19
パッドの設定をする19
MIDI の設定をする 24
システムの設定をする24
バージョン情報を表示させる25
工場出荷時の設定に戻す 25
故 障 か な？と 思 っ た ら
26
安全上のご注意
28
使用上のご注意
28
主な仕様
29
2
ドラムについて知ろう
ドラム・セットの構成
ドラム・セットの基本的な用語を説明します。
バ ス ・ドラ ム ／ キック・ ペ ダ ル
バス・ドラムは、ドラム・セットの中で最も大きなドラムです。
キック・ペダルを踏んで演奏します。
※ キック・ペダルは市販のものをお使いください。
スネア
ドラム・セットの中で音の中心となるドラムです。
ハイハット／ハイハット・ペダル
2 枚のシンバルが上下対になっています。ハイハット・ペ
ダルを踏むことで、ハイハットのオープンやクローズがで
きます。
※ TD-07KV（例）では、シンバル・パッド1枚です。
タム（タム 1、タム 2）
通常、バス・ドラムの上に設置します。
フロア・タム（タム 3）
バス・タムと呼ばれることもあります。床に設置します。
ライド
リズムの基本的なビートを刻みます。通常右側に設置し
ます。
クラッシュ
ライドより小さなシンバルで、強いアクセントをつけるとき
に使います。
※ TD-07KV（例）では、ライドと同じサイズです。
ア コ ー ス ティック・ド ラ ム
ハイハット
ライド
スネア
タム
フロア・タム
ハイハット・ペダル
バ ス・ドラ ム
キック・ペダル
クラッシュ
Vドラム（例：TD-07KV）
クラッシュ
ライド
ハイハット
タム 2
スネア
ハイハット・
ペダル
タム 1
タム 3
キック・
ペダル
ドラム
音源
キック
（ バ ス・ドラム ）
3
ドラムについて知ろう
ス ティック の 持 ち か た
最も一般的な「マッチド・グリップ」を紹介します。
左手
右手
キック・ペダルの踏みかた
キック・ペダルには「ヒール・アップ奏法」と「ヒール・
ダウン奏法」の 2 種類の踏みかたがあります。
ヒール・アップ奏法
かかとを浮かせてキック・ペダルを踏む奏法です。かか
とを上げた状態から脚全体を落とすようにペダルを踏み
ます。脚全体の重みをペダルに掛けることができるので、
ヒール・ダウンより強い音が出しやすくなります。ロックや
ポップスで多用されます。
ヒール・ダウン奏法
かかとからつま先まで、キック・ペダルにべったりとつけて
踏む奏法です。くるぶしの関節を使ってつま先でペダルを
踏みます。繊細な音量のコントロールがしやすく、ジャズ
やボサノバなどで多用されます。
スネアの奏法
ヘッド ・ ショット
パッドの打面を叩く、最も一般的な奏法です。
リ ム ・ ショット
ヘ ッド とリ ム を 同 時 に 叩 き ま す 。 ヘ ッド ・ ショット 時 と は 異 な
る音色（リム音色）が鳴ります。
リム
ク ロ ス ・ ス ティック 奏 法
リムのみを叩きます。
スネアのリム音色では、リムを叩く強さによってリムの音
色が切り替わります。弱く叩くとクロス・スティックの音、
強く叩くとリム・ショットの音が鳴ります。
リム
リム
&
クロス・スティック奏法を使う場合は、XStickSens
（P.19）を「OFF」以外に設定してください。
※ クロス・スティック奏法で演奏するときは、ヘッドに手
を置
かないでください。ヘッドに手を置くとクロス・スティッ
ク奏法ができない場合があります。
※ 専用接続ケーブルの「SN」に接続したパッドのみ有効
です。
※ 一部のスネア音色では、音色の鳴らし分けができない
場合があります。
ドラム奏法の基本
ドラム・セットは、両手、両足を使って演奏します。
ここではスティックの持ちかたやドラムの叩きかた、ペダルの踏みかたなどを紹介します。
4
ドラムについて知ろう
シンバルの奏法
ボ ウ ・ ショット
シンバルの打面を叩く、最も一般的な奏法です。
エッ ジ ・ ショット
シンバルの端をスティックのショルダーで叩く奏法です。
（図のエッジ・センサーの位置を叩きます。）
エッジ・センサー
※ ハ イ ハット で も 、 ボ ウ ・ ショット 、 エ ッ ジ ・ ショット が 可 能
です。
ベル・ショット（ライドのみ）
ベルを叩く奏法です。
※ ライド・3 ウェイ・トリガーに対応したパッドを使用して
ください。
※ CR2Usage（P.19）を「RDB」に設定してください。
※ スティックのショルダーで、やや強く叩いてください。
チョーク奏 法
シンバルを叩いたあとにエッジ付近を手でチョークする（つ
かむ）と、音が止まります。
※ 図のエッジ・センサーの位置を手でチョークしてくだ
さい。センサーのない部分をチョークしても音は止まり
ません。
エッジ・センサー
ハイハットの奏法
アコースティック・ドラムは、ハイハット・ペダルを操作し
て 2 枚のシンバルを開閉できます。
ハイハット・ペダルを踏み込むと、2 枚のシンバルが密着
した状態（クローズ）になります。ハイハット・ペダルを
離すと、2 枚のシンバルが離れた状態（オープン）になり
ます。
クローズ
ハイハット・ペダルを強く踏み込んだ状態で、パッドをス
ティックで叩きます。「チッ」と短い音になります。
ハーフ・オープン
ハイハット・ペダルを弱く踏んだ状態で、パッドをスティッ
クで叩きます。「チー」と少し長い音になります。
オープン
ハイハット・ペダルから完全に足を離した状態で、パッドを
スティックで叩きます。叩くとハーフ・オープンよりさらに
長い音になります。
フット ・ ク ロ ー ズ
スティックを使わずハイハット・ペダルだけを踏み込みます。
クローズより柔らかな短い音になります。タイトな音で、
リズム・キープに有用です。
フット ・ ス プ ラッシ ュ
スティックを使わずハイハット・ペダルを蹴る要領で、踏み
込まずにすぐに足を離します。アコースティックのハイハッ
トで 2 枚のシンバルを瞬間的にぶつける状態です。オー
プンより柔らかな音で長い音になります。
5
クイック・スタ ート
各部の名称とはたらき
［ ］（電源）ボタン
電源をオン／オフします。
&
「電源を入れる／切る」
（P.6）
ディスプレイ
操作に応じて、さまざま
な情報を表示します。
電源を入れてしばらくする
と、ドラム・キット画面（基
本画面）が表示されます。
&
「ドラム・キットを選ぶ」
（P.7）
［ ］（SETUP）ボタン
パッドの感度調節や MIDI
の設定、ファクトリー・リ
セットなど、本機の詳細設
定をします。
&
「詳細設定をする
（SETUP）」（P.19）
［ ］（Bluetooth）ボタン
スマ ートフォン などと無 線
接続して、スマートフォン
の曲を再生しながら演奏
したり、 スマ ートフォン の
アプリと一緒に使ったりす
ることができます。
&
「 ス マ ートフォン の 曲
に合わせて演奏する」
（P.11）
&
「 パ ソコンやスマートフォ
ンのアプリと連 携して 使
う」（P.18）
［ ］（COACH）ボタン
コーチ・メニューで、演奏
レベルに合わせた練習が
できます。
&
「コーチ・モ ードで 練 習 す
る（COACH）」（P.8）
［ ］（メトロノーム）ボタン
メトロノームを鳴らしたり、
テンポや拍子などの設定
を変えたりします。テンポ
に合わせてボタンが点滅
します。
&
「メトロノームに合わせて
叩く」（P.7）
［ ］（音量）ボタン
音量を 30 段階で調節し
ます。
スマ ートフォン などと本 機
を無線接続した場合は、
［
］（ENTER）ボタン
を押しながら［ ］（音量）
ボタンを押すと、本機から
スマートフォンの音量を調
節できます。
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ）
ボタン
パッドの音色を選んだり、
選んだ音色にエフェクトを
かけたりすることができ
ます。
&
「ドラム・キットをカスタ
マイズする（KIT EDIT）」
（P.12）
ダイヤル
ドラム・キット画面（基本
画面）で、ダイヤルを回
してドラム・セットの音（ド
ラ ム・キット ） を 選 び ま す 。
ま た 、［
C
］［
A
］ボタン
で選んだ項目の値を変え
ます。
［ ］（ ド ラ ム ・ キ ッ ト ） ボ タ ン
ドラム・キット画面（基本
画面）を表示させます。
また、他の画面から基
本画面に戻るときに押し
ます。
&
「ドラム・キットを選ぶ」
（P.7）
［ ］（EXIT）ボタン
操作をキャンセルします。
または、前の画面に戻り
ます。
［ ］（ENTER）ボタン
操作や値を決定します。
または、次の画面に進み
ます。
［
C
］［
A
］ボタン
画面の前のページ／次の
ページを表示させます。
6
電源を入れる／切る
Auto O󰮏 機能について
本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過する
と自動的に電源が切れます（Auto O󰮏 機能）。自動
的に電源が切れないようにするには、Auto O󰮏 機能
を解除してください（P.24）。
注意
電源を再びオンにするときは、電源を入れ直してくだ
さい。
電源を入れる
1
本機にヘッドホン（別売）、またはアンプ内蔵
スピーカー（別売）を接続します。
※ アンプ内蔵スピーカーを接続した場合は、アンプ内蔵
スピーカーの音量を最小にします。
2
［ ］（電源）ボタンを押し
ます。
本機の電源が入ります。
3
アンプ内蔵スピーカーを接
続した場合は、アンプ内蔵スピーカーの電源
を入れ、音量を調節します。
4
本機の［ ］（音量）ボタン
で音量を調節します。
電源を切る
1
本機にアンプ内蔵スピーカーを接続した場合
は、アンプ内蔵スピーカーの音量を最小にし
て電源を切ります。
2
本機の［ ］（電源）ボタンを長押しします。
本機の電源が切れます。
※ 必ず［
L
］（電源）ボタンを押して、電源を切るように
してください。電源コードが抜けるなどして電源が切れ
た場合は、設定が正しく保存されないことがあります。
周辺機器を接続する
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
DC IN 端子
付属の AC アダプター
を接続します。
MIX IN 端子（ステレオ）
オーディオ・プレーヤー
や スマ ートフォン などを 接
続します 。 スマ ートフォン
で曲を再生しながら演奏
することができます。
&
「 ス マ ートフォ
ンの曲に合わ
せて演奏する」
（P.11）
OUTPUT/PHONES 端子
音を出力します。 ヘッドホ
ン（別売）またはアンプ
内蔵スピーカー（別売）
を接続します。
TD-07
USB COMPUTER 端子
本機をパソコンと USB
ケーブル（市販）で接続
して、MIDI やオーディオ
の送受信ができます。
&
「 パ ソコンやスマートフォ
ンのアプリと連 携して 使
う」（P.18）
TRIGGER INPUT 端子
付属の専用接続ケーブ
ルを取り付けて、パッ
ド類やペダルを接続し
ます。
（背面）
7
ク イ ッ ク・ス タ ー ト
演奏する
ドラムは叩けば音が出る、誰にでも簡単に始められる楽しい楽器です。内蔵されているさまざまな音色で、ドラムの演奏
を始めてみましょう。
ドラム・キットを選ぶ
「ドラム・キット」とは、各パッドに音色が割り当てられたセッ
トのことです。
1
［ ］（ドラム・キット）ボタンを押します。
ドラム・キット画面が表示されます。
DRUM KIT
01 TD-07
2
ダイヤルで、ドラム・キットを選びます。
メモ
全ドラム・キットのリストについては、以下の QR コー
ドから『TD-07 データ・リスト』（PDF）をご覧ください。
http://roland.cm/td-07_om
3
パッドを叩いて演奏します。
メトロノームに合わせて叩く
メトロノームを鳴らして、演奏することができます。
1
［ ］（メトロノーム）ボタ
ンを押します。
メトロノームがオンになり、メト
ロノームのテンポに合わせてボ
タンが点滅します。
メモ
［
］（ENTER）ボタンを押しながら［ ］（メトロノーム）
ボタンを押して、画面を変えずにメトロノームをオン／
オフすることもできます。
2
もう一度［ ］（メトロノーム）ボタンを押して、
メトロノ ー ム を 止 め ま す 。
メトロノームの鳴らしかたを変える
1
メトロノーム画面で、［
C
］［
A
］ボタンを使っ
て設定したい項目（パラメーター）を選びます。
2
ダイヤルで、値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
メトロノームのオン／オ
フを切り替えます。
Tempo 20 ～ 260（bpm） テンポを設定します。
Level -INF ～ +6.0dB 音量を設定します。
Beat 1 ～ 9（拍子） 拍子を設定します。
Rhythm
ˇ
（2 分音符）
リズム・タイプを設定し
ます。
¸
（4 分音符）
˙
（8 分音符）
¯
（8 分 3 連符）
˜
（16 分音符）
Pan L30 ～ CTR ～ R30 定位を設定します。
Sound TYPE1 ～ TYPE15
音色パターンを設定し
ます。
LED Sync ON、OFF
テンポに合わせて［
］
（メトロノーム）ボタン
を点 滅させるかどうか
を設定します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
8
コーチ・モードで練習する（COACH）
本機は、練習の効果を最大限に引き出す「コーチ・モード」を搭載しています。4 つのメニュー「TIME CHECK」「QUIET
COUNT」「AUTO UP/DOWN」「CHANGE UP」があり、スピードのコントロール能力や、精度、持久力を鍛え、タ
イミングをうまくとる練習ができます。
練習メニューを選ぶ
1
［ ］（コーチ）ボタンを押します。
COACH 画面が表示されます。
COACH [ENTER]
TIME CHECK À
2
［
C
］［
A
］ボタンで練習メニューを選び、［ ］（ENTER）ボタンを押します。
練習メニューの内容については、次項をご覧ください。
ビートに合わせて正確に叩く
（TIME CHECK）
メトロノームに合わせて、正確にタイミングよく叩く練習
です。
1
TIME CHECK 画面で、［ ］（ENTER）ボタ
ンを押して練習を開始します。
スタートすると 2 小節のカウント・インが入ります。
メモ
練習を途中で終了するときは、［
］（EXIT）ボタンを
押します。
2
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
パッドを叩いたタイミングが、メトロノームに合ってい
るかどうかを、画面に表示します。
Ì=120 GOOD! 1-3
SNRÄ___[_Â_]___À
設定した小節数が経つと終了し、打撃タイミングが評
価されます。
Finished! [EXIT]
SCORE:100
※ 叩いたタイミングが大きくズレると、正確に判定できな
いことが あります。
3
［ ］（EXIT）ボタンを押して、終了します。
TIME CHECK の設定をする
評価するパッドや採点する小節数などを変更することがで
きます。
1
TIME CHECK 画面で、［
C
］［
A
］ボタンを使っ
て設定したい項目（パラメーター）を選びます。
2
ダイヤルで、値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Score
採点の結果を、画面に表示させるかどうかを
設定します。
OFF
採点しません。タイミングの
チェック だ け をし ま す 。
4、8、16、
32（小節）
採点の結果を画面に表示し
ます。
採点する小節数を設定します。
Grade
採点基準を設定します。
EASY 標準
HARD
より 厳 しくタ イ ミン グ を チェック
します。
PAD
KIK、SNR、
TOM、HH、
RID、CYM
評価に使用するパッドを選び
ます。
Tempo
20 ～ 260
（bpm）
テンポを設定します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
9
コーチ・モードで練習する（COACH）
身体でテンポを覚える
（QUIET COUNT）
身体でテンポを覚えるための練習です。
最初の数小節はメトロノームが鳴りますが、次の数小節は
鳴りません。停止するまで、この周期を繰り返します。
1
QUIET COUNT 画面で、［ ］（ENTER）ボ
タンを押して練習を開始します。
メモ
練習を途中で終了するときは、［
］（EXIT）ボタンを
押します。
2
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
最初の数小節はメトロノームが鳴ります。メトロノーム
が鳴る最後の小節になると、画面に「Ready..」と表示
されます。
Ì=120 1-3
Ready..
メトロノームが鳴り終わると、画面の表示が「QUIET!!」
に変わります。この間もパッドを叩き続けます。
Ì=120 4-*
QUIET 区間のあと、打撃タイミングが評価されます。
Ì=120 1-2
SCORE:100
3
［ ］（EXIT）ボタンを押して、終了します。
QUIET COUNT の設定をする
メトロノームを鳴らす小節数と鳴らさない小節数などの設
定をします。
1
QUIET COUNT 画面で、［
C
］［
A
］ボタンを
使って設定したい項目（パラメーター）を選び
ます。
2
ダイヤルで、値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Measures
2、4、8、
16（小節）
「メトロノーム発音」と「QUIET」
の繰り返し区間の長さ（小節）
を設定します。
パラメーター 設定値 説明
Quiet
Measures で設定した小節のうち、QUIET
にする小節の長さを設定します。
RANDOM
QUIET の区間が毎回ランダム
に設定されます。
1、2、4
設定した長さが QUIET 区間に
設定されます。
※ Measures で設定した値の
半分より大きい値を設定する
ことはできません。
Tempo
20 ～ 260
（bpm）
テンポを設定します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
テンポの変化に合わせて叩く
（AUTO UP/DOWN）
持久力を高める練習です。メトロノームのテンポを徐々に
上げ下げします。テンポが 1 ずつ上がっていき、テンポ
の上限値になったらテンポが 1 ずつ下がって最初のテンポ
に戻ります。このテンポ変化を繰り返します。
1
AUTO UP/DOWN 画面で、［ ］（ENTER）
ボタンを押して練習を開始します。
スタートすると 2 小節のカウント・インが入ります。
メモ
練習を途中で終了するときは、［
］（EXIT）ボタンを
押します。
2
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
画面右下に残り時間が表示されます。
Ì=121 1-4
ÃMAX260
3
※ Auto Up/Down では、現在のテンポは変更できま
せん。
※ 現在のテンポ設定値が、テンポ下限値になります。
設定した時間が経つと終了し、打撃タイミングが評価
されます。
Finished! [EXIT]
SCORE:100
3
［ ］（EXIT）ボタンを押して、終了します。
10
コーチ・モードで練習する（COACH）
AUTO UP/DOWN の設定をする
練習時間の長さ、テンポの上限値／下限値を設定します。
1
AUTO UP/DOWN 画面で、［
C
］［
A
］ボタ
ンを使って設定したい項目（パラメーター）を
選びます。
2
ダイヤルで、値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Duration
時間を選びます。
1、3、5、
10、15
MIN
練習の所要時間（分）を選び
ます。
MaxTempo
21 ～ 260
（bpm）
テンポの上限値を設定します。
※ 現在の Tempo より大きい
値にしか設定できません。
Tempo
20 ～ 260
（bpm）
テンポの下限値を設定します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
リズムの変化に合わせて叩く
（CHANGE UP）
メトロノームのリズム・タイプが 2 小節ごとに変化してい
きます。2 分音符から始まって徐々に音符が細かくなって
いき、また 2 分音符まで戻るというリズムの変化を繰り返
します。
1
CHANGE UP 画面で、［ ］（ENTER）ボタ
ンを押して開始します。
スタートすると 2 小節のカウント・インが入ります。
メモ
練習を途中で終了するときは、［
］（EXIT）ボタンを
押します。
2
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
練習中は画面にテンポとリズム・タイプが表示され
ます。また、画面右下に残り時間が表示されます。
Ì=120 2-1
Ì
3
設定した時間が経つと終了し、打撃タイミングが評価
されます。
Finished! [EXIT]
SCORE:100
3
［ ］（EXIT）ボタンを押して、終了します。
CHANGE UP の設定をする
練習時間の長さとテンポを設定します。
1
CHANGE UP 画面で、［
C
］［
A
］ボタンを使っ
て設定したい項目（パラメーター）を選びます。
2
ダイヤルで、値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Duration
時間を選びます。
1、3、5、10、
15 MIN
練習の所要時間（分）
を選びます。
Tempo
20 ～ 260（bpm） テンポを設定します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
11
スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器（以下「スマートフォン」と呼びます）で再生する曲に合わせて、ドラム
演奏を楽しむことができます。
スマートフォンの曲に合わせて演奏する
MIX IN 端子にケーブルを接続する場合
1
市販のステレオ・ミニプラグ・ケーブルを使っ
て、本機の MIX IN 端子にスマートフォンを接
続します（P.6）。
2
スマートフォンの曲を再生します。
3
曲の音量は、スマートフォン側で調節します。
Bluetooth で無線接続する場合
スマ ートフォンと本 機 を
Bluetooth で無線接続するに
は、スマートフォンに本機を登録
する（お互いを認証する）ための
「ペアリング」が必要です。
ここでは、例として iPhone を使った設定方法を紹介し
ます。
※ 本機とのペアリングが済んだスマートフォンは、再度ペ
アリングする必要はありません。「ペアリング済みのス
マートフォンを接続する」（P.11）の手順をご覧くだ
さい。
スマートフォンを登録する（ペアリング）
1
接続したいスマートフォンを、本機周辺に置き
ます。
2
［ ］（Bluetooth）ボタンを押します。
3
［
C
］［
A
］ボタンで「PAIRING」を選び、［ ］
（ENTER）ボタンを押します。
本機がペアリングを開始し、［ ］（Bluetooth）ボタン
が点滅します。
メモ
ペアリングをやめる場合は、［
］（EXIT）ボタンを押
します。
4
スマートフォンの設定で、Bluetooth 機能を
オンにします。
5
スマートフォンの Bluetooth「デバイス」欄
に表示される「TD-07 AUDIO」をタップし
ます。
本機とスマートフォンが ペアリングされます。 ペアリン
グが完了すると、以下のように表示されます。
スマ ートフォン
「自分のデバイス」欄に「TD-07 AUDIO」
が追加され、「接続済み」と表示される
TD-07
画面右上に「A」 と 表 示 さ れ 、［ ］
（Bluetooth）ボタンが青点灯します。
BLUETOOTH
PAIRING[ENTER]À
6
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
スマートフォンの曲を再生する
注意
非常に大きい音で再生される場合があるため、あらかじめ
スマートフォン側の音量を絞ってください。
スマートフォンで曲を再生すると、本機に接続したヘッドホ
ンやアンプ内蔵スピーカーから音が鳴ります。
メモ
曲の音量は、スマートフォン側で調節してください。
本機の［
］（ENTER）ボタンを押しながら［ ］（音量）
ボタンを押して、調節することもできます。
※ 本機からの操作でスマートフォンの音量を変えるには、
お使いのスマートフォンが Bluetooth プロファイル：
AVRCP に対応している必要があります。
ペアリング済みのスマートフォンを接続する
1
スマートフォンの設定で、Bluetooth 機能を
オンにします。
スマートフォンと本機が無線でつながります。
※ 上記の操作で接続ができなかった場合は、スマートフォ
ンの「デバイス」欄に表示されている「TD-07 AUDIO」
をタップしてください 。
メモ
［
］（ENTER）ボタンを押しながら［ ］（Bluetooth）ボ
タンを押すと、本機の Bluetooth 機能のオン／オフを切り
替えることができます。
ペアリング
12
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
本機では、パッドごとの音色やエフェクトの調節など、お好みに合わせてカスタマイズすることができます。
※ 本機では、変更した値は自動的に保存されるため、設定を保存する操作は必要ありません。
また、電源をオフにするときも設定が保存されます。
キット・エディット・メニュー
表示 説明 ページ
INSTRUMENT パッドの音色を変更します。
P.13
KIT VOLUME
ドラム・キットごとの音量を調節し
ます。
TRANSIENT
パッドごとに音色のアタック部分やリ
リース部分を強調したり、抑えたりす
る調 節をします。
P.14
PAD EQ パッドごとの音質を調節します。
OVERHEAD
ドラム・キット全体を収音するオー
バーヘッド・マイクの効果をかけるこ
とができます。音の広がりかたやス
テレオ感を調節します。パッドごとに
効果のかかり具合を設定できます。
P.15
ROOM
ドラムを演奏する場所の残響や鳴り
かたを再現します。ルーム効果をか
けることで、より自然で臨場感のある
ドラム・サウンドが得られます。 パッ
ドごとに効果のかかり具合を設定で
きます。
MFX
ドラム・キット全体にさまざまなエフェ
クト を か け る こ と が で き ま す 。 パ ッド
ごとに効果のかかり具合を設定でき
ます。
P.16
KIT NAME ドラム・キットの名前を変更します。
MIDI NOTE
パッドを叩いたときに送受信する
MIDI ノート・ナンバーの設定をし
ます。
KIT COPY ドラム・キットの設定をコピーします。
P.17
KIT RESET
工場出荷時のドラム・キットの設定に
戻します。
設 定 す る パ ッド を 選 ぶ
各パッドの設定をするときは、設定するパッドを叩い
て選びます。パッドのリム側を選ぶときは、リムを叩
きます。
メモ
5
［ ］（ENTER）ボタンを押しながら［
C
］［
A
］
ボタンを押して、設定するパッドを選ぶこともで
きます。
5
［ ］（ENTER）ボタンを押しながら［ ］（EXIT）
のボタンを押して、ヘッド側かリム側かを選ぶこ
ともできます。
叩く場所ごとに設定をする
「H&R Link」が表示されるメニューでは、ヘッドとリ
ムの音色などのパラメーターをセットで選ぶか（ON）
独立して選ぶか（OFF）を、切り替えることができ
ます。
ON
ヘッドとリムのパラメーターをセットで選びます。
選んだパラメーターに応じて、推奨のパラメーター
が セ ット で 選 ば れ ま す 。
※ セットで選ばれた項目で同じパラメーターがあ
る場合は、自動的に同じ値に設定されます。
※ 音色によっては、ヘッドとリムに同じ音色が選ば
れることがあります。
OFF ヘッドやリムで別々にパラメーターを選びます。
13
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
各パッドの音色を変更する
（INSTRUMENT）
各パッドの音色や音の高さ／余韻などを調節します。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「INSTRUMENT」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
INSTRUMENT 画面が表示されます。
INSTRUMENT SN
026 Steel S À
3
設定するパッドを叩きます。
4
パッドの音色を変更するには、INSTRUMENT
画面でダイヤルを回して音色を選びます。
メモ
全 音 色 の リスト（ イ ン スト・リスト ） に
ついては、右の QR コードから『TD-07
データ・リスト』（PDF）をご覧ください。
http://roland.cm/td-07_om
5
選んだ音色をエディットするには、［
C
］［
A
］
ボタンで項目（パラメーター）を選び、ダイ
ヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Level -INF ～ +6.0dB パッド音色の音量（レベル）
Pan
L30 ～ CTR ～
R30
パッド音色の定位（パン）
Tuning *1 -100 ～ +100 ヘ ッド の チ ュ ー ニ ン グ
Mu󰮑ing *1
OFF、1 ～ 9
（ キック、スネ
ア、タム）
OFF、1 ～ 19
（シンバル）
マフリング（ミュート）の
設定
Head *1
CLEAR、
COATED、
PINSTRIPE
ヘッドの種類
Beater *1
FELT1、2、
WOOD、
PLSTIC1、2
ビーターの種類
Size *1 1.0 ～ 40.0 シンバルの直径
Fixed *1
NORMAL、
FIXED1 ～ 4
ハイハットの開き具合
「NORMAL」以外を選ん
だ場合、ハイハット・ペダ
ルの踏み込み量にかかわ
らず、ハイハットの開き具
合は変化しません。
パラメーター 設定値 説明
Pitch *1 -100 ～ +100 パッド音色の音の高さ
Decay *1 1 ～ 100 パッド音色の余韻の長さ
H&R Link ON、OFF
ヘ ッド とリム の パ ラ メ ー
ターをセットで設定するか
（ON）／独立して設定す
るか（OFF）を、選びます。
*1： これらのパラメーターは、選ばれている音色によっ
て設定できるものが異なります。また、クロス・
スティック音には効果がありません。
6
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
ドラム・キットの音量を調節する
（KIT VOLUME）
ドラム・キットごとの音量を調節します。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「KIT VOLUME」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
KIT VOLUME 画面が表示されます。
KIT VOLUME
Kit -3.0dBÀ
3
［
C
］［
A
］ボタンで設定したい項目（パラメー
ター）を選び、ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Kit
-INF ～
+6.0dB
ドラム・キットの音量
FootHH ペダル・ハイハット音の音量
XStick クロス・スティック音の音量
HH Op/Cl -5 ～ +5
ハイハットのオープン時／クロー
ズ時の音量バランス
値を大きくすると、ハイハットが
オープンのときに演奏する音量
がクローズのときに演奏する音
量よりも大きくなります。
値を小さくすると、ハイハットが
オープンのときに演奏する音量
がクローズのときに演奏する音
量よりも小さくなります。
4
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
14
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
音 色 のアタックとリリー スを調 節する
（TRANSIENT）
音色のアタック部分やリリース部分を強調したり、抑え
たりする調節をします。パッドごとに調節することができ
ます。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「TRANSIENT」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
TRANSIENT 画面が表示されます。
TRANSIENT SN
ON/OFF ONÀ
3
設定するパッドを叩きます。
4
［
C
］［
A
］ボタンで項目（パラメーター）を選
び、ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
効果のオン／オフを切り替え
ます。
Time 1～10
音の立ち上がり（アタック）が
変化する時間
Attack
-100 ～
100
音の立ち上がり（アタック）の
調節
Release 音の消え際（リリース）の調節
Gain
-12.0 ～
+6.0dB
トランジェント調節後の音量
H&R Link ON、OFF
ヘッドとリムのパラメーターを
セットで設定するか（ON）／
独立して設定するか（OFF）を、
選びます。
5
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
パッドごとの音質を調節する（PAD EQ）
パッドごとの音質を調節します。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「PAD EQ」を選び、［ ］
（ENTER）ボタンを押します。
PAD EQ 画面が表示されます。
PAD EQ SN
ON/OFF ONÀ
3
設定するパッドを叩きます。
4
［
C
］［
A
］ボタンで項目（パラメーター）を選
び、ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
効果のオン／オフを切
り替えます。
LoFrq 20Hz ～ 1kHz 低域の基準周波数
LoGain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
MidQ 0.5 ～ 8.0
周波数帯の幅
値を大きくするほど幅が
狭くなります。
MidFrq 20Hz ～ 16kHz 中域の基準周波数
MidGain -15 ～ +15dB 中域の増幅／減衰量
HiFrq 1kHz ～ 16kHz 高域の基準周波数
HiGain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
H&R Link ON、OFF
ヘ ッド とリム の パ ラ メ ー
ターをセットで設定する
か（ON）／独立して
設定するか（OFF）を、
選びます。
5
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
15
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
ドラム・キットのステレオ感を調節する
（OVERHEAD）
ドラム・キット全体を収音するオーバーヘッド・マイクの効
果をかけることができます。音の広がりかたやステレオ感
を調節します。パッドごとに効果のかかり具合を設定する
こともできます。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「OVERHEAD」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
OVERHEAD 画面が表示されます。
OVERHEAD
ON/OFF ONÀ
3
［
C
］［
A
］ボ タ ン で 項 目（ パ ラ メ ー タ ー ）を 選 び 、
ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
効果のオン／オフを切り替
えます。
Type
STD-1、STD-2、
WIDE、CLEAR、
WARM、
DRY、MILD、
BRIGHT、
OTHER-1 ～ 4
*1
このパラメーターを変更
すると、オーバーヘッドの
Level を除くすべての設
定が最適な設定に変わり
ます。
好みのテンプレートを選ん
でからエディットをすると、
目的のサウンドに早く近づ
けます。
Mic TYPE1 ～ 10 マイクの種類
Width 1～5 マイク間の距離
Level
-INF ～
+12.0dB
オーバーヘッドの音量
Send -INF ～ +6.0dB
各 パ ッド の オ ー バ ー ヘ ッド
のかかり具合
H&R Link ON、OFF
ヘ ッド とリム の パ ラ メ ー
ターをセットで設定するか
（ON）／独立して設定す
るか（OFF）を、選びます。
*1：
各パラメーターの設定によっては、テンプレートの名称と
効果が一致しない場合があります。またテンプレートの初
期値と現在の値が一致しない場合は、テンプレートの設
定値に「*」が表示されます。
「*」が表示された状態でテンプレートを変更した場合は、
設定値が Type の初期値に戻ります。
4
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
ドラム・キットの残響音を調節する
（ROOM）
ドラムを演奏する場所の残響や鳴りかたを再現します。
ルーム効果をかけることで、より自然で臨場感のあるドラ
ム・サウンドが得られます。パッドごとに効果のかかり具合
を設定することもできます。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「ROOM」を選び、［ ］
（ENTER）ボタンを押します。
ROOM 画面が表示されます。
ROOM
ON/OFF ONÀ
3
［
C
］［
A
］ボ タ ン で 項 目（ パ ラ メ ー タ ー ）を 選 び 、
ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
効果のオン／オフを切り
替えます。
Type
STUDIO1-1 ～ 4、
STUDIO2-1 ～ 4、
CLUB-1 ～ 4、
STAGE-1 ～ 4、
HALL-1 ～ 4
ルームの種類
Distance 0～6
ルームの残響音の距離
感
Time -64 ～ 0 ルームの残響音の時間
Level -INF ～ +6.0dB ルームの音量
Send -INF ～ +6.0dB
各パッドのルームのかか
り具合
H&R Link ON、OFF
ヘ ッド とリム の パ ラ メ ー
ターをセットで設定する
か（ON）／独立して
設定するか（OFF）を、
選びます。
4
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
16
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
ドラム・キットにエフェクトをかける
（MFX）
ドラム・キット全体にさまざまなエフェクトをかけることが
できます。パッドごとに効果のかかり具合を設定すること
もできます。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「MFX」を選び、［ ］（ENTER）
ボタンを押します。
MFX 画面が表示されます。
MFX
ON/OFF ONÀ
3
［
C
］［
A
］ボ タ ン で 項 目（ パ ラ メ ー タ ー ）を 選 び 、
ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
ON/OFF ON、OFF
効果のオン／オフを切り
替えます。
Type
『 デ ー タ・リ スト 』
（PDF）参照
マ ル チ ・ エ フェクト の 種
類
MFX PRM
選んだマルチ・エフェク
トに応じてパラメーター
を設定する画面に移動し
ます。
Level -INF ～ +6.0dB
マ ル チ ・ エ フェクト の 音
量
Send -INF ～ +6.0dB
各パッドのエフェクトのか
かり具合
H&R Link ON、OFF
ヘ ッド とリム な ど の パ ラ
メーターをセットで設定
するか（ON）／独立し
て設定するか（OFF）を
選びます。
メモ
マルチ・エフェクト・パラメーターについては、以下の
QR コードから『TD-07 データ・リスト』（PDF）をご
覧ください 。
http://roland.cm/td-07_om
4
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
ドラム・キットの名前を変更する
（KIT NAME）
現在選んでいるドラム・キットの名前を変更します。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「KIT NAME」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
KIT NAME 画面が表示されます。
KIT NAME
Ä[
D-07 ]À
操作子 説明
［
C
］［
A
］ボタン 変更する文字にカーソルを合わせます。
ダイヤル 文字を変更します。
3
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
MIDI ノート・ナンバーを設定する
（MIDI NOTE）
現在選んでいるドラム・キットのパッドごとの MIDI ノート・
ナンバーを設定します。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「MIDI NOTE」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
MIDI NOTE NO. 画面が表示されます。
MIDI NOTE NO.
KICK H 36C2À
3
［
C
］［
A
］ボタンで設定するパッドを選び、ダ
イヤルで設定値を変更します。
設定値 説明
0（C －）～
127（G9）
各パッドが送受信する MIDI ノート・ナンバー
OFF ノート・メッセージを送受信しない
4
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
メモ
外部 MIDI 機器から本機の内部音源を鳴らす場合、受
信したノート・ナンバーが複数のパッドに設定されてい
たときは、MIDI NOTE NO. 画面で最上位に表示され
る パ ッド が 鳴 り ま す 。 発 音 し な い パ ッド に は 、 ノ ート・ ナ
ンバーの右側に「＊」が表示されます。
メモ
［
C
］［
A
］ボタンで「RESET」を選んで［ ］（ENTER）
ボタンを押すと、すべての値が初期値に戻ります。
17
ドラム・キットをカスタマイズする（KIT EDIT）
ドラム・キットをコピーする
（KIT COPY）
ドラム・キットの設定をコピーします。
注意
コピーを実行すると、コピーする先の内容は上書きされ
ます。
1
［ ］（ キット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「KIT COPY」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
KIT COPY 画面が表示されます。
KIT COPY
From Kit01À
3
ダイヤルで、コピー元のドラム・キットを選び
ます。
4
［
A
］ボタンを押します。
KIT COPY
ÄTo Kit03À
5
ダイヤルで、コピー先のドラム・キットを選び
ます。
6
［
A
］ボタンを押します。
KIT COPY [ENTER]
ÄKit01 Ã Kit03
7
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
Sure? CANCEL/OK
[EXIT] / [ENTER]
中 止 す る と き は 、［ ］（EXIT）ボタンを押します。
8
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
ドラム・キットがコピーされます。
ド ラ ム ・ キ ット の 設 定 を リ セット す る
（KIT RESET）
現在選んでいるドラム・キットを工場出荷時の設定に戻し
ます。
1
［ ］（ キ ット ・ エ デ ィット ） ボ タ ン を 押 し ま す 。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「KIT RESET」を選び、
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
KIT RESET 画面が表示されます。
KIT RESET[ENTER]
01 TD-07
3
ダ イ ヤ ル で 、 リ セ ット す るド ラ ム ・ キ ット を 選
びます。
4
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
Sure? CANCEL/OK
[EXIT] / [ENTER]
中 止 す る と き は 、［ ］（EXIT）ボタンを押します。
5
［ ］（ENTER）ボタンを押します。
工場出荷時のドラム・キットの設定に戻ります。
18
パソコンやスマートフォンのアプリと連携して使う
パソコンのソフトウェアと連携して使う
本機をパソコンと USB ケーブル（市販）で接続して、MIDI やオーディオの送受信ができます。
※ USB ケーブルは付属していません。パソコンの USB 端子は、USB2.0 Hi-Speed 対応のものをお使いください。
USB AUDIO として音声を送受信するには、USBドライ
バーのインストールが必要です。
USBドライバーは、パソコン上の DAW などのソフトウェ
アと本機との間でデータをやりとりするためのソフトウェア
です。
USB ケーブル
（市販）
TD-07
メモ
USBドライバーのダウンロードとインストール手順につい
ては、ローランドのホームページをご覧ください。
https://wwwrolandcom/jp/support/
USBドライバーの設定をする
本機専用の USBドライバーと、OS 標準のドライバーを
切り替えます。
参照
「システムの設定をする」（P.24）の「USBDrv」を参照
して、設定してください。
スマートフォンのアプリと連携して使う
スマートフォンなどの Bluetooth MIDI 対応アプリ（GarageBand など）と本機をつないで使うことができます。
ここでは、例として iPhone を使った設定方法を紹介します。
スマートフォンを登録する（ペアリング）
1
接続したいスマートフォンを、本機周辺に置き
ます。
2
［ ］（Bluetooth）ボタンを押します。
3
［
C
］［
A
］ボタンで「BT MIDI」を選び、
ダイヤルで「ON」にします。
BLUETOOTH
ÄBT MIDI ONÀ
メモ
本機の Bluetooth 機能がオフになっている場合はオ
ン に し て く だ さ い 。［
］（ENTER）ボタンを押しながら
［ ］（Bluetooth）ボタンを押すと、本機の Bluetooth
機能のオン／オフを切り替えることができます。
4
スマートフォンの設定で、Bluetooth 機能を
オンにします。
注意
「デバイス」欄にお使いの製品名（TD-07 など）が表
示されてもタップしな い でください 。タップした場 合は 、
いったんデバイス登録を解除して手順 1 からやり直して
ください。
5
スマートフォンのアプリを起動します。
6
スマートフォンのアプリからペアリングを開始
します。
本機とスマートフォンが ペアリングされます。 ペアリン
グが完了すると、以下のように表示されます。
スマ ートフォン アプリ上で「接続済み」と表示される
TD-07
画面右上に「M」と表示される
BLUETOOTH
ÄBT MIDI ONÀ
7
［ ］（ ド ラ ム・キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、ド ラ ム・
キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
19
詳細設定をする（SETUP）
パッドの感度調節や MIDI の設定、ファクトリー・リセットなど、本機の詳細設定をします。
セットアップ・メニュー
表示 説明 ページ
PAD
本機がパッドからの信号を確実に処理するための設定をします。パッドを叩く強さと音量のバランス（感
度）などを調節することができます。
P.19
MIDI 本機の MIDI の設定をします。
P.24
SYSTEM 本機の電源や音量、ディスプレイ、USB COMPUTER 端子の入出力の設定をします。
VERSION 本機のプログラム・バージョンを表示します。
P.25
FACTORY RESET 本機を工場出荷時の設定に戻します。
パッド の 設 定 を す る
本機がパッドからの信号を確実に処理するための設定をします。パッドを叩く強さと音量のバランス（感度）などを調節す
ることができます。
1
［ ］（セットアップ）ボタンを押します。
2
［
C
］［
A
］ボタンで「PAD」を選び、［ ］（ENTER）ボタンを押します。
PAD 画面が表示されます。
PAD SN
Type PDX8À
3
設定するパッドを叩きます。
4
［
C
］［
A
］ボタンで設定する項目（パラメーター）を選び、ダイヤルで値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Type
「PAD Type 一覧表」
（P.20）参照
パッドの種類を設定します。ドラム・セットのパッドを拡張する場合／種類の異なるパッドにつ
なぎ替える場合に設定が必要になります。
※ Type を設定すると、Sens や Threshold、ADVANCED（XtlkCancel を除く）のパラメー
ターが、Type に応じた最適値に設定されます。これらは参考値ですので、パッドの取り付
けかたや使用状況に合わせて微調整してください。
Sens 1～32
パッドを叩く強さと音量のバランス（感度）を調節します。値を大きくすると感度が高くなり、
パッドを弱く叩いても大きな音で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、パッドを強く叩
いても小さな音量で鳴ります。
Threshold 0～31
パッドの最低感度（スレッショルド）を調節します。ある一定以上の強さで叩いたときだけ発
音するように設定します。この設定で、パッドが周囲の振動を拾って誤発音することを防げ
ます。
パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていきます。パッドを弱めに叩いて、音が
欠けるようであれば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。
XStickSens OFF、1 ～ 10
クロス・スティック音とリム・ショット音が切り替わるときの叩く強さを設定します。
値を大きくすると、より弱くリム・ショットしたときもクロス・スティックの音が鳴るようになり
ます。
「OFF」にすると、クロス・スティック奏法のときにもリム・ショットの音が鳴ります。
CR2Usage
CR2
ドラム・セットを拡張する場合に、専用接続ケーブルの CR2 を CR2 として使用します。
※ ドラム・セット拡張時の設定例については、「ドラム・セットを拡張する」（P.21）をご覧
ください。
RDB
ドラム・セットを拡張する場合に、専用接続ケーブルの CR2 を RIDE BELL として使用します。
※ ドラム・セット拡張時の設定例については、「ドラム・セットを拡張する」（P.21）をご覧
ください。
20
詳細設定をする（SETUP）
パラメーター 設定値 説明
FootSpSens -10 ～ +10 フット・スプラッシュの鳴りやすさを調節します。
VH Set
–
ハイハット VH-10 または VH-11 を使用する場合は、本機でオフセットの調整をします。
ハイハットのオープン、クローズやペダルの動きを正しく検出するために必要な設定です。
設定方法は、「ハイハット（VH-10 ／ VH-11）のオフセット調整をする」（P.21）をご覧く
ださい。
ADVANCED
「ADVANCED の
詳細設定をする」
（P.22）参照
パッドをより細かく調節する画面に移動します。
5
［ ］（ド ラ ム ・ キ ット ） ボ タ ン を 押 し て 、 ド ラ ム ・ キ ット 画 面 に 戻 り ま す 。
PAD Type 一覧表
使 用 す る パッド Type
リム・
ショット
ベル・
ショット
チョーク
奏法
KD-A22 KDA22
– – –
KD-200 KD200
– – –
KD-140 KD140
– – –
KD-120 KD120
– – –
KD-85 KD85
– – –
KD-10 KD10
– – –
KD-9 KD9
– – –
KD-8 KD8
– – –
KD-7 KD7
– – –
KT-10 KT10
– – –
KT-9 KT9
– – –
PDA120L PDA120L
(
– –
PDA100L PDA100L
(
– –
PD-128 PD128
(
– –
PD-125X PD125X
(
– –
PD-125 PD125
(
– –
PD-108 PD108
(
– –
PD-105X PD105X
(
– –
PD-105 PD105
(
– –
PD-85 PD85
(
– –
PDX-100 PDX100
(
– –
PDX-12 PDX12
(
– –
PDX-8 PDX8
(
– –
PDX-6 PDX6
(
– –
PD-8 PD8
(
–
(
VH-11 VH11
(
–
(
VH-10 VH10
(
–
(
使 用 す る パッド Type
リム・
ショット
ベル・
ショット
チョーク
奏法
CY-16R-T CY16RT
( ( (
CY-15R CY15R
( ( (
CY-14C-T CY14CT
(
–
(
CY-14C CY14C
(
–
(
CY-13R CY13R
( ( (
CY-12C CY12C
(
–
(
CY-12R/C CY12R/C
( ( (
CY-8 CY8
(
–
(
CY-5 CY5
(
–
(
BT-1
BT1
– – –
BT1 SENS
*1
– – –
RT-30K RT30K
– – –
RT-30HR RT30HR
(
– –
RT-30H
RT30H SN
*2
– – –
RT30H TM
*3
– – –
RT-10K RT10K
– – –
RT-10S RT10S
(
– –
RT-10T RT10T
– – –
*1： BT-1使用時に、より弱打の感度を向上させることができますが、
周囲からの振動などで誤発音しやすくなります。
*2：RT-30H をスネアに取り付けたときに選びます。
*3：RT-30H をタムに取り付けたときに選びます。
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