Dell OpenManage Plug-in for Nagios Core version 1.0 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in
ージョン 1.0
ユーザーズガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して
います。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。
本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。
2015- 01
Rev. A00
目次
1 Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in バージョン 1.0 について........5
2 サポートマトリックス........................................................................................... 7
Dell PowerEdge サーバー......................................................................................................................7
3 デバイスの検出とインベントリ........................................................................... 8
デバイス検出について........................................................................................................................... 8
Dell Device Discovery Utility.................................................................................................................8
プロトコルパラメータについて...........................................................................................................10
デルサーバーの検出............................................................................................................................. 11
デバイス情報........................................................................................................................................13
デバイス情報について....................................................................................................................13
デバイス情報の表示....................................................................................................................... 13
Nagios Core コンソールでのデルデバイスの表示..............................................................................13
4 デルデバイスの監視.............................................................................................15
全体的な正常性.................................................................................................................................... 15
全体的な正常性について................................................................................................................15
全体的な正常性の表示................................................................................................................... 16
デルデバイスのコンポーネント正常性の監視.....................................................................................16
デルデバイスのコンポーネント正常性の監視について................................................................ 16
デルデバイスの正常性の監視........................................................................................................ 19
SNMP アラートの監視......................................................................................................................... 19
SNMP アラートの監視について.....................................................................................................19
SNMP アラートの表示...................................................................................................................20
5 iDRAC ウェブコンソールの起動.........................................................................21
6 デルデバイスの削除.............................................................................................22
7 トラブルシューティング .................................................................................... 23
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in のインストールスクリプトが失敗する..................... 23
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in のアンインストールスクリプトが失敗する.............. 23
検出スクリプトの実行に失敗する.......................................................................................................23
選択したプロトコルが 1 SNMPのとき、検出スクリプトが IPv4/IPv6 アドレス、またはホス
トのホストおよびサービス定義ファイルを作成しない......................................................................23
選択したプロトコルが 2 WS-MAN)のとき、検出スクリプトが IPv4/IPv6 アドレス、または
ホストのホストおよびサービス定義ファイルを作成しない...............................................................24
デルデバイスの検出後に、デルデバイスの IP アドレスまたはホスト名が変わる............................ 24
Nagios Core コンソールに、デル検出スクリプトを使用して検出したデルデバイスが表示され
ない......................................................................................................................................................24
Nagios Core コンソールに、デル検出スクリプトを使用して検出したデルデバイスのトラップ
サービスが表示されない..................................................................................................................... 24
Dell OpenManage Plug-in 固有のサービスが「SNMP セッション作成中のエラー」というメッ
セージを表示する................................................................................................................................ 25
Dell OpenManage Plug-in 固有のサービスが「ホストと通信中の WSMAN エラー」というメッ
セージを表示する................................................................................................................................ 25
Dell OpenManage Plug-in 固有のサービスが「コンポーネント情報 = 不明」というメッセージ
を表示する........................................................................................................................................... 25
デルデバイスによって生成された SNMP アラートを Nagios Core コンソールで表示できない...... 25
デルデバイスのアラートを受信後も、全体的な正常性状態が更新されない.....................................26
OpenWSMAN ディストリビューションとその Perl バインディングはどこにありますか。............ 26
8 よくあるお問い合わせ(FAQ......................................................................... 27
付録 A: 付録..............................................................................................................29
ウェブコンソールからの SNMP の設定 ............................................................................................. 29
RACADM CLI からの SNMP の設定 ....................................................................................................29
SNMP トラップ送信先のセットアップ............................................................................................... 29
1
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-
in バージョン 1.0 について
本ガイドは、Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in バージョン 1.0 の使用、および対応デルデバイス
の検出、監視、コンソールの起動、トラブルシューティングなどのさまざまな機能についての情報を説明す
るものです。本ガイドには、対応デルデバイスの詳細と、お客様からのよくあるお問い合わせも掲載されて
います。
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in バージョン 1.0 は、Integrated Dell Remote Access Controller
iDRACwith Lifecycle ControllerLC
を併用することにより、エージェントフリーの帯域外メソッドで
データセンター内にある第 12 世代以降の Dell PowerEdge サーバーを監視する機能を提供します。
このプラグインは、表 1 で説明されている機能を提供します。
1. 主な機能
機能 機能性
デバイス検出
エージェントフリー監視メソッドを使用して iDRAC with LC 経由で
12 世代以降の Dell PowerEdge サーバーを検出します。検出が完
了すると、各デバイスに対してホストとサービスの定義が作成されま
す。
デバイスの検出には、要件に応じて、SNMP プロトコルまたは WS-
MAN プロトコルのいずれかを選択することができます。
デバイス情報
デバイス検出が正常に行われた後、検出されたデバイスについての情
(サービスタグ、サーバーモデル、iDRAC ファームウェアバージョ
ン、ホスト名、オペレーティングシステム名、オペレーティングシス
テムバージョンなど
とそのコンポーネントについての情報(完全修
飾デバイス記述子など)が表示されます。この情報は、Nagios Core
コンソールの ホスト または サービス ビューで表示することができ
ます。
プラグインが提供するデバイス情報の詳細については、デバイス情
」を参照してください。
デルデバイスの全体的な 正常性の
監視
デルデバイスの全体的な正常性を、スケジュールに沿って、または定
期的に監視します。
デルデバイスのコンポーネントレ
ベルの正常性
スケジュールされた時間間隔で、サーバーコンポーネントの正常性
(物理ドライブ、仮想ドライブ、ファン、バッテリ、サーバーイント
ルージョン状態、サーバーネットワークデバイス状態など
)を監視
し、デルデバイスコンポーネント状態に関する情報を表示します。
SNMP アラートの監視
デルデバイスに対する SNMP アラートを監視します。この機能が表
示するのは、最後に受信した
SNMP アラートのみです。
5
機能 機能性
iDRAC コンソールの起動
対応デルデバイスのトラブルシュートと管理をさらに行うため、対応
する iDRAC コンソールを起動します。
6
2
サポートマトリックス
Nagios Core 向け Dell OpenManage Plug-in は、次の表にリストされたデルデバイスをサポートします。
Dell PowerEdge サーバー
メモ: PowerEdge サーバー名フォーマット yxxx y はアルファベットで、M はモジュラー型、R はラ
ック、
T はタワーを示し、x は数字を示します。
yx2x システム yx3x システム
PowerEdge M820 PowerEdge M630
PowerEdge M620 PowerEdge R730XD
PowerEdge M520 PowerEdge R730
PowerEdge M420 PowerEdge R630
PowerEdge R920 PowerEdge R530
PowerEdge R820 PowerEdge R430
PowerEdge R720xd PowerEdge T630
PowerEdge R620 PowerEdge T430
PowerEdge R520 PowerEdge FC630
PowerEdge R420
PowerEdge R320
PowerEdge R220
PowerEdge T620
PowerEdge T420
PowerEdge T320
PowerEdge FM120x4
7
3
デバイスの検出とインベントリ
デバイス検出について
このプラグインでは、エージェントフリーの検出メソッドを使用した第 12 世代以降の Dell PowerEdge サー
バーの検出を行うことができます。これには、SNMP または WS-MAN プロトコルを選択することができま
す。
特定のデルデバイスの検出には、SNMP または WS-MAN プロトコルのどちらかを使用した検出のみが可能
で、両方を使用することはできません。
デルデバイスの検出には、Dell Device Discovery Utility を使用する必要があります。検出が正常に行われる
と、検出されたデバイスについて、ホストおよびサービス定義ファイルが作成されます。デバイスには、固
有のホスト名と IP アドレスが存在することが推奨されます。Nagios Core で、検出するサーバーに対するホ
ストおよびサービス定義がすでに存在していないことを確認してください。
デバイスは、次のいずれかを使用して検出することができます。
デバイスの IP アドレスまたは FQDN
マスク付きサブネット
デバイスの IP アドレスまたは FQDN のリストが含まれたファイル
Dell Device Discovery Utility
Dell Device Discovery Utility を実行するには、<NAGIOS_HOME>/dell/scripts から次の PERL スクリプ
トを実行する必要があります。
perl dell_agent_free_server_discovery.pl
<NAGIOS_HOME> Nagios Core がインストールされている場所であり、<NAGIOS_HOME> の場所はデフォ
ルトで /usr/local/nagios です。
この PERL スクリプトを実行すると、次のオプションが提供されます。
perl dell_oob_server_discovery.pl -H <host or IP Address> | -F <Ip Address list
file> | -S <subnet with mask> -P <protocol> [-c <protocol specific config file>]
[-t <service template file>] [-f] [-d]
8
2. Dell Device Discovery Utility のオプション
オプション 簡単な説明 説明
-h
ヘルプ オプションに関する情報を表示す
るために使用します。
-H
ホスト ホストデバイスの IP アドレスま
たは完全修飾ドメイン名
FQDN
を入力するために使用します。
-S
サブネット マスク付きサブネットを入力する
ために使用します。
-F
ファイル 絶対パスでファイル名を入力する
ために使用します。ファイルに
は、ホストデバイスの IP アドレス
または FQDN を改行で区切ったリ
ストが含まれている必要がありま
す。
-P
プロトコル SNMP または WS-MAN プロトコ
ルのためのオプションです。
-c
設定ファイル プロトコルパラメータの設定に使
用します。デフォルトファイル
.dell_device_comm_params.
cfg です。詳細については、プロ
トコルパラメータについて」を参
照してください。
-t
テンプレート 絶対パスでサービステンプレート
ファイルを指定するために使用し
ます。デフォルトファイルは
dell_server_services_temp
late.cfg です。
-f
強制 既存のホスト設定ファイルを上書
きするために使用します。
-d
すべてのサービス すべてのサービスを監視するため
に使用します。このオプションな
しでユーティリティを実行する
と、
3 つの基本サービスが作成され
ます。詳細については、
3.選
択したプロトコルに基づいて作成
されるデフォルトサービス」を参
照してください。
検出時に選択したオプションに基づいて、次のサービスが実行されます。
perl dell_agent_free_server_discovery.pl -d オプションを指定せずに実行すると、次のサ
ービスがデフォルトで作成され、サービス下のユーザーインタフェースに表示されます。
デルサーバー情報
デルサーバーの全体的な正常性状態
デルサーバートラップ
9
perl dell_agent_free_server_discovery.pl -d オプションで実行すると、選択したプロトコ
ルに応じて次のサービスがデフォルトで作成され、サービス下のユーザーインタフェースに表示されま
す。
3. 選択したプロトコルに基づいて作成されるデフォルトサービス
サービス snmp WS-MAN プロトコル
基本サービス
デルサーバーの全体的
な正常性状態
デルサーバー情報
デルサーバートラップ
(デルプラグインに
SNMPTT 統合が設定さ
れている場合。
詳細サービス
デルサーバー物理ディ
スク状態
デルサーバー仮想ディ
スクス状態
デルサーバーファン状
デルサーバーバッテリ
状態
デルサーバーイントル
ージョン状態
デルサーバーネットワ
ークデバイス状態
デルサーバー CPU 状態 X
デルサーバー電源装置
状態
X
デルサーバー温度プロ
ーブ状態
X
デルサーバー電圧プロ
ーブ状態
X
デルサーバーコントロ
ーラ状態
X
デルサーバー電流量状
X
デルサーバー SD カード
状態
X
プロトコルパラメータについて
検出中、選択したプロトコル(SNMP または MS-MAN)に応じて、パラメータファイ
.dell_device_comm_params.cfg でプロトコルの値を設定することができます。
10
.dell_device_comm_params.cfg ファイルは、次の場所:<NAGIOS_HOME>/dell/scripts に存在しま
す。提供されるオプションは次の通りです。
4. パラメータファイル
プロトコル通信パラメータ 説明
snmp
snmp.version
SNMP バージョンの入力に使用します。デフォルト
バージョンは
2 です。
snmp.community
SNMP コミュニティ文字列のためのユーザーマクロ
の入力に使用します。
snmp.retries
タイムアウト発生時に SNMP 要求が送信される必要
がある回数を入力するために使用します。デフォル
トの再試行値は
1 です。
snmp.timeout
SNMP タイムアウト値を秒単位で入力するために使
用します。デフォルトタイムアウト値は
3 秒です。
snmp.port
SNMP ポート値の入力に使用します。デフォルトの
SNMP ポート値は 161 です。
WS-MAN
wsman.username
WS-MAN サービスアカウントユーザー名のための
ユーザーマクロの入力に使用します。
wsman.password
WS-MAN サービスアカウントパスワードのための
ユーザーマクロの入力に使用します。
wsman.port
WS-MAN ポート値の入力に使用します。デフォル
ト値は
443 です。
wsman.timeout
WS-MAN タイムアウト値を秒単位で入力するため
に使用します。デフォルトのタイムアウト値は
60
秒です。
wsman.retries
タイムアウト発生時に WS-MAN 要求が送信される
必要がある回数を入力するために使用します。デフ
ォルトの再試行値は
2 です。
メモ:
ユーザーマクロである snmp.communitywsman.username、および wsman.password は、
dell_resources.cfg で使用できる <Nagios_Home>/dell/resources/ ファイルで設定することが可
能です。
デルサーバーの検出
デルプラグインの使用によって、第 12 世代以降の Dell PowerEdge サーバーを検出することができます。
前提条件
検出に SNMP プロトコルを使用している場合は、SNMP バージョン 1 または SNMP バージョン 2c が有
効になっており、iDRAC にコミュニティ文字列が設定されていることを確認します。詳細については、
付録」を参照してください。
Nagios Core iDRAC with LC の間にセキュア化されたネットワーク接続が確立されていること。
11
(推奨)iDRAC デバイスに解決可能な完全修飾ドメイン名(FQDN)がある必要があります。
WS-MAN プロトコルを使用している場合は、WS-MAN 通信用のデフォルトサービスアカウント以外の
WS-MAN サービスアカウントの使用が推奨されます。
デルサーバーを検出するには、次の手順を実行します。
1. Nagios Core Nagios の管理者権限でログインします。
2. ディレクトリ <NAGIOS_HOME>/dell/scripts に移動します。
3. 次のオプション、Perl dell_agent_free_server_discovery.pl または perl
dell_agent_free_server_discovery.pl-h Dell Server Discovery Utility を実行します。
スクリプト構文とオプションについての情報が表示されます。詳細に関しては、Dell Discovery Utility
について」を参照してください。
要件に基づいて、次の手順を実行します。
メモ: ユーティリティを実行する前に、プロトコル関連の情報がアップデートされていることを確
認します。詳細については、プロトコルパラメータについて」を参照してください。
IP アドレスまたは FQDN を使用してデバイスを検出する:
perl dell_agent_free_server_discovery.pl -H <IP address or FQDN name> –P
<protocol>
マスク付きサブネットを使用して検出する:
perl dell_agent_free_server_discovery.pl -S <subnet with mask> –P
<protocol>
マスク付きサブネットのフォーマットの例:11.98.149.0/24
ファイルに存在する IP アドレスの一覧を使用して検出する:
perl dell_agent_free_server_discovery.pl -F <Ip Address list file> —P
<protocol>
-P オプションには、プロトコルを選択します。
SNMP の場合、値は 1 です。
WS-MAN の場合、値は 2 です。
4. 検出ユーティリティスクリプトが実行されたら、コマンド <NAGIOS_HOME>/bin/nagios -v /usr/
local/nagios/etc/nagios.cfg を実行して、Nagios の設定を検証します。
5. エラーが存在しないことを確認したら、コマンド service nagios restart を実行して Nagios
Core を再起動します。
6. ログされた情報は、ログファイルパス:<NAGIOS_HOME>/var/dell/
discovery_<yyyymmddhhmiss>.dbg. で表示することができます。
ファイル名にある <yyyymmddhhmiss> は、そのログ情報が収集された時間を示すもので、yyyy は年、
mm は月、dd は日、hh は時間、mi は分、ss は秒を表します。
検出完了後
Nagios サーバーにデルサーバーホスト定義とそのサービス定義が作成され、今後これらがデルサーバー
の監視のために使用されます。
12
検出されたデルサーバーとそのサービスが、Nagios コンソールの ホスト ビューと サービス ビューに表
示されます。サービス詳細が表示されるのは、スケジュールされたサービスが完了した後です。
検出されたデルサーバーが、Nagios Core コンソールの マップ ビューに表示されます。
デバイス情報
デバイス情報について
デルサーバー情報サービスは、システムに関する基本的な情報を提供します。このサービスは、デフォルト
1 1 回ポーリングされます。
5. デバイス情報
サービス 状態 説明 SNMP または WS-MAN
の使用時に表示される属
デルサーバー情報 可能な状況は次のとおり
です。
OK
不明
重要
このサービスは、基本的
なデバイスインベントリ
情報を提供します。
メモ: シャーシタグ
はモジュラサーバー
にのみ適用され、ノ
ード
ID
PowerEdge
FC120x4 にのみ適
用されます。
サーバーホスト
FQDN
モデル名
デバイスタイプ
iDRAC7 または
iDRAC8
サービスタグ
製品タイプ(モノリシ
ックまたはモジュラ
ー)
シャーシタグ
iDRAC ファームウェ
アバージョン
OS
OS バージョン
コンソール URL
これは iDRAC ウェブ
コンソールの URL
す。
ノード Id
各種コンポーネントの属性情報については、デルデバイスのコンポーネント正常性の監視についてを参照
してください。
デバイス情報の表示
デルサーバー情報 サービス実行後にデバイスの情報を表示するには、次の手順を実行します。
Nagios Core コンソールの 現在の状態 下で サービス を選択します。
Nagios Core コンソールでのデルデバイスの表示
前提条件:デルデバイスが検出されており、Nagios Core でインベントリが行われている。
13
検出されたデルデバイスは、Nagios Core ホスト ビュー、または サービス ビューで表示することができ
ます。
1. Nagios Core でホストを表示するには、現在の状態 の下にある ホスト を選択します。
右ペインにホストが表示されます。
2. Nagios Core でホストに関連づけられたサービスを表示するには、現在の状態 の下にある サービス
選択します。
右ペインにサービスが表示されます。
14
4
デルデバイスの監視
デルデバイスの監視は次に対して行うことができます。
全体的な正常性
デルデバイスの全体的な正常性状態を監視できます。
全体的な正常性について
全体的な正常性状態は、デルデバイスのコンポーネントの状態を集約したものです。
デバイスの全体的な正常性状態は、設定された間隔に基づいて定期的にポーリングされます。デルサーバー
の全体的な正常性状態
サービスは、デフォルトで 1 時間に 1 度にスケジュールされています。
6. 全体的な正常性情報
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
デルサーバーの全
体的な正常性状態
可能な状況は次の
とおりです。
OK
警告
不明
重要
デルサーバーのグ
ローバルな正常性
状態を提供します。
システム全体
バッテリ
メモリ
電圧
ストレージ
電源装置
ファン
システム全体
Dell Internal
Dual SD Module
IDSDMカード
ユニット
バッテリ
電源装置
セキュアデジタ
ル(SD)カード
デバイス
SD カードユニ
ット
冷却ユニット
ファン
シャーシ
IDSDM カード
デバイス
電流量
電源ユニット
電圧
プロセッサ
温度
15
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
シャーシイント
ルージョン
ストレージ
メモ: ストレージの状態属性は、物理ディスク、仮想ディスク、コントローラなどのストレージコンポ
ーネントの累積的な正常性状態を表したものです。
全体的な正常性の表示
お使いのデータセンター環境で検出されたデルデバイスの正常性を監視する前に、検出されたデバイスが到
達可能であることを確認します。
デルデバイスの全体的な正常性を表示するには、次の手順を実行します。
1. Nagios Core ユーザーインタフェースの 現在の状態 下で サービス を選択します。
2. 関連づけられたサービスを選択して、全体的な正常性状態を表示します。
サーバーの正常性ポーリングが iDRAC with LC 経由で実行され、対応するオブジェクトがそれぞれの正
常性サービスに適切な正常性の重要度色で表示されます。
デルデバイスのコンポーネント正常性の監視
デルサーバー内にある個々のコンポーネントの正常性を監視できます。
デルデバイスのコンポーネント正常性の監視について
この監視は、定期的なポーリングに基づく、デルサーバーのコンポーネントレベルの正常性状態に対する正
常性監視です。
関連するオプションで検出ユーティリティを実行すると、対応するサービスが作成されます。これらのサー
ビスは定期的に実行され、コンポーネントの全体的な正常性をアップデートします。コンポーネントの状態
と情報は、Nagios Core ユーザーインタフェースに表示されます。
状態情報列のコンポーネント情報のフォーマットは、<Attribute>=<Value>[,
<Attribute>=<Value>] です。
例:Status=CRITICAL, FQDD=Fan.Embedded.1, State=Enabled
7. コンポーネントの正常性情報
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
デルサーバー物理
ディスク状態
可能な状況は次の
とおりです。
OK
警告
不明
重要
デルサーバー内に
ある物理ディスク
の最悪な場合にお
ける正常性状態を
提供します。
状態
完全修飾デバイ
ス記述子
FQDD
状況
製品 ID
シリアルナンバ
状態
FQDD
状況
製品 ID
シリアルナンバ
サイズ(GB
16
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
サイズ(GB
ファームウェア
バージョン
メディアタイプ
空き容量(GB
メディアタイプ
空き容量(GB
ファームウェア
バージョン
デルサーバー仮想
ディスク状態
デルサーバー内に
ある仮想ディスク
の最悪な場合にお
ける正常性状態を
提供します。
状態
FQDD
状況
サイズ(GB
書き込みポリシ
読み取りポリシ
レイアウト
ストライプサイ
メディアタイプ
状態
FQDD
状況
サイズ(GB
書き込みポリシ
読み取りポリシ
レイアウト
ストライプサイ
メディアタイプ
デルサーバーファ
ン状態
デルサーバー内に
あるファンの全体
的な正常性状態を
提供します。
状態
FQDD
状況
速度(RPM
状態
FQDD
状況
速度(RPM
デルサーバーバッ
テリ状態
デルサーバー内に
あるバッテリの全
体的な正常性状態
を提供します。
状態
場所
状況
測定値
状態
場所
状況
測定値
デルサーバーイン
トルージョン状態
デルサーバー内に
あるシャーシイン
トルージョンの全
体的な正常性状態
を提供します。
状態
場所
状況
測定値
状態
場所
状況
タイプ
測定値
デルサーバーネッ
トワークデバイス
状態
デルサーバー内に
ある NIC の最悪な
場合における正常
性状態を提供しま
す。
接続状態
FQDD
名前
ファームウェア
バージョン
リンク速度
接続状態
FQDD
名前
デルサーバー CPU
状態
デルサーバー内に
ある CPU の全体的
使用できません
状態
FQDD
17
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
な正常性状態を提
供します。
状況
名前
現在の速度
GHz
コア数
デルサーバー電源
装置状態
デルサーバー内に
ある電源装置の全
体的な正常性状態
を提供します。
使用できません
状態
FQDD
機能状況
出力ワット数
W
入力ワット数
W
センサー状況
デルサーバー温度
プローブ状態
デルサーバー内に
ある温度プローブ
の全体的な正常性
状態を提供します。
使用できません
状態
場所
状況
測定値(摂氏)
測定値
デルサーバー電圧
プローブ状態
デルサーバー内に
ある電圧プローブ
の全体的な正常性
状態を提供します。
使用できません
状態
場所
状況
測定値(V
測定値
デルサーバーコン
トローラ状態
デルサーバー内に
あるストレージコ
ントローラの最悪
な場合における正
常性状態を提供し
ます。
使用できません
状態
FQDD
場所
ファームウェア
バージョン
キャッシュサイ
ズ(MB
デルサーバー電流
量状態
デルサーバー内に
ある電流量プロー
ブの全体的な正常
性状態を提供しま
す。
使用できません
状態
場所
状況
測定値Aまた
は測定値
W
デルサーバー SD
ード状態
デルサーバー内に
ある SD カードの全
体的な正常性状態
を提供します。
状態
FQDD
状況
書き込み禁止
使用できません
18
サービス 状態 説明 WS-MAN 使用時に
表示される属性
SNMP 使用時に表
示される属性
初期化状況
サイズ(GB
使用可能容量
GB
メモ: 実際の状態が不明の場合、Nagios コンソールは状態情報列のコンポーネント状態を 重要 と表示
します。
メモ:
単位 説明
GHz
ギガヘルツ
W
ワット
GB
ギガバイト
RPM
毎分ごとの回転数
A
アンペア
V
ボルト数
MB
メガバイト
前述のサービスは、デフォルトで 4 時間ごとに 1 回スケジュールされています。
デルデバイスの正常性の監視
デルデバイスの正常性を監視するには、次の手順を実行します。
1. Nagios Core ユーザーインタフェースの 現在の状態 下で サービス を選択します。
2. デルデバイスの正常性を監視するための関連サービスを選択します。
サーバーの正常性監視が iDRAC with LC 経由で実行され、対応する詳細がそれぞれのコンポーネント正
常性サービスに適切な正常性の重要度色で表示されます。
SNMP アラートの監視
SNMP アラートの監視について
デバイスから転送された SNMP アラートを非同期的に受信することができます。
SNMP アラートが受信されると、デルサーバートラップ サービスがアラートサマリメッセージとアラートの
重大度を Nagios Core コンソールに表示します。
19
8. サーバートラップ情報
サービス 状態 説明
デルサーバートラップ 可能な状況は次のとおりです。
OK
警告
不明
重要
エージェントフリー方式で生成さ
れたデルサーバーのトラップ情報
を提供します。
最後に受信された SNMP アラート
を表示します。受信されたすべて
SNMP アラートを表示するに
は、レポート アラート 履歴
を選択します。
SNMP アラートの表示
前提条件
Nagios Core SNMPTT がインストールおよび設定済みであり、SNMPTT でデル統合が設定されてい
る。
iDRAC で、SNMP トラップ送信先が Nagios Core サーバーで設定されている。
iDRAC インタフェースでの SNMP トラップ送信先の設定についての情報は、付録」を参照してくださ
い。
SNMP アラートを表示するには、次の手順を実行します。
Nagios Core ユーザーインタフェースの 現在の状態 下で デルサーバートラップ サービスを選択しま
す。
SNMP アラートが状態情報に表示され、アラートの重大度が状態内でアップデートされます。
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Dell OpenManage Plug-in for Nagios Core version 1.0 ユーザーガイド

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