Electrolux EMC38905X ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
取扱説明書
電子レンジ付きオーブン
EMC38905X
はじめに・・・
このたびは Electrolux 電子レンジ付きオーブンをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
この電気オーブンは、いろいろな機能を持っています。
お使いになる前に、特性を十分に活用するために説明書をよくお読みのうえ、ご使用くださいますようお願いいたします。
このマークの後には、「警告」「注意」に関する事項が書かれています。電気オーブンの
機能保護や、安全のために必ずお守りください。
このマークの後には、電気オーブンを安全かつ、有効に利用するための情報が書かれています。
このマークの後には、電気オーブンの使用に関する情報が書かれています。
このマークの後には、環境に配慮した使い方や情報が書かれています。
この取扱説明書には製品が故障と思われる時に、お客様がご自分でトラブルを解 決するための点検方法が書かれ
ています。「故障かな?」と思われるときには、まずこの取扱説明書「故障かな?と思ったら」をご覧ください。点検後も
正常に作動しない場合には、そのままにして、お買いあげの販売店、または当社サービスセンターにご連絡ください。
ご注意
修理技術者以外の方は分解したり修理をしないでください。技術者以外の人が修理すると、とても危険です。必ず、
お買いあげの販売店か当社のサービスセンターにご連絡ください。
2
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●はじめに・・・ …………………………………………………………………………………………………… P2
●安全上のご注意 ……………………………………………………………………………………………… P4
●警告/注意 ………………………………………………………………………………………………… P57
●電子レンジ使用の注意 …………………………………………………………………………………… P89
●安全にお使いいただくために …………………………………………………………………………………… P10
●電子レンジの利点 …………………………………………………………………………………………… P11
●各部の名称 …………………………………………………………………………………………………… P12
●基本操作 ……………………………………………………………………………………………… P1314
●基本機能 ……………………………………………………………………………………………… P1521
●オート機能 ……………………………………………………………………………………………… P2224
●オーブンで調理しているときに ………………………………………………………………………………… P25
●解凍 …………………………………………………………………………………………………… P2627
●電子レンジを使った調理 ………………………………………………………………………………… P2829
●グリルを使った調理 ……………………………………………………………………………………… P3031
●ホットエアを使った調理 ………………………………………………………………………………………… P32
●ローストとベーキング …………………………………………………………………………………………… P33
●使える耐熱容器 ………………………………………………………………………………………… P3435
●お手入れとクリーニング …………………………………………………………………………………… P3637
●故障かな?と思ったら …………………………………………………………………………………… P3839
●アフターサービス ……………………………………………………………………………………………… P40
●修理を依頼されるときは ……………………………………………………………………………………… P41
●製品の廃棄処分について …………………………………………………………………………………… P42
●技術特性 …………………………………………………………………………………………………… P43
●仕様/愛情点検 …………………………………………………………………………………………… P44
●無料修理規定 ……………………………………………………………………………………………… P45
●製品保証書 ………………………………………………………………………………………………… P46
安全上のご注意
安全にお使いいただくために
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使い頂き、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するた
めのものです。また注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取扱いをすると生じる
とが想定される内容を、「警告」「注意」の2つに区分しています。いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ずお
守りください。
警告:人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容。
注意:人が傷害を負う危険が想定されたり物的損害のみの発生が想定される場合。
(絵表示の例)
記号は、禁止の行為であることを告げるものです。図の中に具体的な禁止内容(左図の場合は分
解禁止)が描かれています。
記号は、行為を強制したり指示したりする内容を告げるものです。図の中に具体的な指示内容(左
図の場合は電源プラグをコンセントから抜いてください)が描かれています。
お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られるところに必ず保管してください。
本体を他の人に譲渡されるときは、この取扱説明書を必ず添付してください。
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本製品はビルトイン専用機種です。
キッチンへの据え付けや結線は専門技術者以外
は絶対に行わないでください。火災や感電・ケガの
おそれがあります。
改造はしないでください。また、修理技術者以外
の人は、分解したり修理しないでください。火災・
感電・ケガの原因となります。修理はお買い上げ
の販売店または当社サービスセンターにご相談くだ
さい。
単相 200V で定格 20A 以上のコンセントにつな
ぎ、単独ブレーカーを設置して使用してください。
火災・感電・故障の原因になります。
本製品に重いものを載せたり、挟み込んだり、加
工したりすると、電源コードが破損し、火災・感電
の原因になります。
本製品のそばに別の電気器具がある場合、その
電源コードをオーブン表面に触れさせたり扉にはさ
んだりしないでください。感電・火災の原因となりま
す。
油を加熱しないでください。発火する恐れがありま
す。
本体や換気口の付近に可燃性の物を置かないで
ください。また換気口をふさがないでください。火災
の恐れがあります。
子供だけで使わせたり、幼児の手の届くところで
使用しないでください。ヤケド・感電・ケガの恐れが
あります。
設置に関しては必ず設置マニュアルの設置基準に
従ってください。火災の原因となります。
前面の排気部に触れたり顔などを近づけないでく
ださい。ヤケドの原因となることがあります。
お手入れの際は必ず電源プラグをコンセントから
抜いてください。感電の原因となります。
アース(D 種接地)を確実に行ってください。故障
や漏電のときに感電する恐れがあります。アース工
事については、販売店にご相談ください。
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、
無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、束ねた
りしないでください。
水につけたり、水をかけたりしないでください。ショー
ト・感電・サビ発生などの恐れがあります。
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食品を必要以上に加熱しないでください。加熱に
より発火することがあります。
オーブン庫内は高温になりますので、必ず耐熱容
器をご使用ください。
(プラスチック製耐熱容器・ラップは不可)
缶詰やびん詰め等を直接加熱しないでください。
破裂したり容器の加熱によってヤケドやケガをする
恐れがあります。
使用中や使用直後は、金属部に触れないでくだ
さい。ヤケドをすることがあります。
長時間使用にならないときは必ずブレーカーを落と
してください。絶縁劣化による感電や漏電火災の
原因になります。
プレートを急冷しないでください。急激な温度変化
によって、そりかえったり、変形したりします。
壁や家具の近くに設置しないでください。蒸気また
は熱で壁や家具が傷み、変色・変形の原因とな
ることがあります。
不安定な場所や熱に弱い敷物の上では使用しな
いでください。火災の原因となります。
本製品の上部や下部に燃えやすい物を置かない
でください。火災の原因となることがあります。
使用後は必ずお手入れをしてください。調理のくず
や油分が残ったまま調理すると、発煙・発火の恐
れがあります。
地震が発生したらあわてずにスイッチを切ってくださ
い。揺れの大きい時はまず身の安全を確保してか
ら揺れのおさまるのを待ち、スイッチを切ってくださ
い。火災やケガの原因となります。
使用中は本体から離れてください。調理物が発火
することがあります。
高温のオーブン庫内から容器やプレートを取り出
す時は、鍋つかみ用のグローブ等の十分遮熱性
があるものを使用してください。
水のかかるところや、火気の近くでは使用しないで
ください。感電や漏電の原因になります。
電源プラグは確実に根元まで差し込んでください。
感電・ショート発火の原因となります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに必
ず先端の電源プラグを持って引き抜いてください。
感電やショートして発火することがあります。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししないでくださ
い。感電の原因となります。
電源プラグの電源、および電極の取り付け面にホ
コリが付着している場合は、よく拭き取ってから使
用してください。火災の原因になります。
調理物が発煙・発火した場合は、すぐに電源を
切ってから電源プラグを抜いてください。また、炎が
消えるまでドアは開けないでください。空気が入り
炎が大きくなって火災の原因となります。本製品の
水をかけないでください。ドアガラスが割れる原因と
なります。
オーブンは、調理以外の目的に使用しないでくだ
さい。暖房や乾燥用に使用しないでください。
使用中は換気をしてください。 オーブンドアに物をはさんで使用しないでください。
本製品を使用中にドアを開ける時は、近くに子供
がいないことを確認してください。高温の空気が排
出し、ヤケドをすることがあります。
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(電子レンジのみ)
飲料やスープを加熱する時は、事前にかき混ぜて
ください。急激な沸騰があったときはしばらく庫内に
放置し、沸騰が納まるまで待ってください。
加熱後の食品は、食べる前にかき混ぜて温度を
確認してください。高温のためヤケドをすることがあ
ります。特にお子様や高齢者の方に対しては十分
気をつけてください。
容器やレンジ用クッキングバックを開けるときは、顔
や手から離して開封してください。蒸気でヤケドす
る恐れがあります。
飲料やスープを加熱する場合、加熱中に突然沸
騰する恐れがあります。取り扱いには十分注意し
てください。
詰め物入りの食品を食べるときは、中からの蒸気
でヤケドをしないように注意してください。
卵は殻のまま調理しないでください。また、ゆで卵
や生卵を加熱する場合は穴を開けたり薄切りにし
てから調理してください。爆発する恐れがあります。
レンジで加熱するときは必ず耐熱容器をご使用く
ださい。
ポップコーンを作るときは専用の容器をご使用くだ
さい。
専用のガラスプレートを使用してください。ガラス
レートなしで使用しないでください。庫内を空のま
ま作動させないでください。これらは、故障の原因
になります。
冷えたガラスプレートに高温食品をのせたり、逆
に、高温のガラスプレートに冷えた食品をのせたり
しないでください。ガラスプレートの破損の原因とな
ります。
ガラスプレートは、冷えてから水洗いしてください。
急激な温度変化は破損の原因となります。
使い捨てのプラスチック、紙、その他可燃性の容
器を使用する時はレンジのそばを離れてください。
発火の恐れがあります。
密閉した容器で液体や食品を絶対に加熱しない
でください。爆発する恐れがあります。必ずふたを
外してから加熱してください。
素焼きの食器や IH 対応の容器を使用する場合
は、耐熱性の皿などに乗せてから調理してくださ
い。高温でガラスプレートや周辺が破損する恐れ
があります。
容器の温度と食品の温度に極端な違いがある
と、容器の破損などが起こることがあります。加熱
前に食品の温度を確認してください。
飲料やスープを加熱する場合は、蒸気や気泡を
逃すため、できるだけ広口の容器を使用してくださ
い。
ペースメーカーを使用している方は、医師または
ースメーカー製造元に必ずご相談の上、本製品を
使用してください。
使用後は導波管のカバー、庫内、ガラスプレート、
プレート支持部のお手入れを行ってください。食品
くずや油分が残ったまま調理をすると、発煙・発火
の恐れがあります。
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電子レンジ使用の注意
機器前面から高温の熱風が排気されます。前面の排気部に触れたり顔などを近づけないでください。ヤケドの原因となることが
あります。
電子レンジを入れるときは、庫内に食品が入っていることを確認してください。庫内が空の場合、加重電量が生じる危険があり
ます。
電子レンジ調理に適した調理器具を使用してください(「使える耐熱容器」の項を参照)。
オーブン庫内やドアが蒸気により腐食するのを避けるために、調理のあとは必ず乾いた布で拭き取ってください
プラスチックや紙製などの可燃性の高い材質で出来た使い捨て容器に入った食品を加熱調理しているときは、食品から目を離
さないようにしてください。
発煙した場合は、ドアを閉めたまま機械のスイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
機械に異常が生じたときは、電子レンジは絶対に使用しないでください。
液体を加熱する際、早く沸騰点に達するために、ティースプーンまたは、
耐熱ガラス製のかきまぜ棒を入れて加熱してください。沸騰が遅れると、
通常の蒸気泡が上がらないまま沸騰点温度に達してしまいます。
騰した液体が入った容器を少しでも揺らすと、急に吹きこぼれたり、激
しく飛び出したりしてやけどする場合があります。大変危険ですので、十
分ご注意ください。
じゃがいも、トマト、ソーセージなどの皮付きの食品を電子レンジで加熱
調理するときは、破裂しないように、加熱前にフォークで皮に穴を数箇所
開けておいてください。
食品の加熱調理の際は、最低温度が 70℃に達している必要があります。
具体的な調理内容は、P.28-32 電子レンジ調理表をご参照ください。
温度を確認する場合、水銀または液体温度計を使って食品の温度を
測ることは絶対に避けてください。
電子レンジで食品を加熱すると、容器も熱くなります。取り出すときは、オ
ーブン用グローブなど使ってください。
加熱温度が高すぎると、食品がパサパサに仕上がったり、焦げすぎたり
燃え上がる原因になるので、ご注意ください。
レンジ作動中は庫内、およびグリルヒーター、付属品が熱くなっており、や
けどの危険があります。取扱の際は、オーブン用グローブ等をご使用くださ
い。
金属製のクックウェアーは庫内の壁、およびドアの内側面から、最低 2cm
離して入れてください。壁に近すぎると、火花が生じる原因となり製品破
損につながります。
特別な指示がない限り、アルミホイルの使用は避けてください。
オーブンドアとドア枠の間には、ものが挟まらないようにご注意ください
ドアシール(密閉部分)の表面、および庫内は常に清潔に保ってください。
汚れが付着した状態にしておくことは、事故の原因につながります。
発火性の物体を、庫内に入れておくことは避けてください。電源を入れた
ときに発火する恐れがあります。
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電子レンジ使用の注意
エナメルコーティングについて
エナメルコーティング部分の変色が、オーブンの機能低下などの影響を及ぼすことはありません。従って、保障対象となる
欠陥にはなりません。
電子レンジ調理・加熱ができないもの
殻つきの卵や、食用カタツムリは破裂します。(目玉焼きは、黄身
の部分をフォークで穴を開けてから調理してください。)
多量の油(フォンデューやてんぷら用)、酒類の加熱は、自然発火
や爆発の恐れがありますので使用の際はご注意ください。
ブリキ缶、瓶、蓋つきジャーなどの、蓋が固く閉まった容器に入った
食品。
ペット、繊維製品、種子の乾燥、ジェリー状内容物入り枕など、発
火の恐れのあるものは、火事の原因となり大変危険です。
取手や、素焼きの陶器の底部分などに沢山の小さな穴の開いた
磁器、陶器、および土器などのクックウェアーの加熱は、蒸気が穴
から浸透して容器の破損につながる恐れがあります。
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安全にお使いいただくために
ターンテーブルやグリルの耐加重は 8kgです。これ
以上の重さが加わると、オーブンは壊れることがあり
ます。
この電子レンジ付きオーブンは家庭用です。
食事の準備だけにお使いください。
オーブンを壊したり、危険な状況を避けるために、以下の
注意事項を守ってください。
清掃:
電子レンジ付きオーブンは定期的に清掃してくださ
い。食品の残渣はすべて取り除いてください(「お手
入れとクリーニング」の項を参照)。電子レンジ付き
オーブンを清潔にしておかないと表面が劣化し、オー
ブンの寿命が短くなり、危険な状況になることがあり
ます。
ターンテーブル取付具ターンテーブルリング、使用
するプレートを所定の位置に取り付けてから、オーブ
ンの電源をONしてください。
空のまま電子レンジの電源を入れないでください
食品が入っていないと加重電量が生じ、オーブンが
壊れることがあります。破損の危険!
ドアの接触面(庫内の正面やドアの内側)はオーブ
ン機能が正常に働くように、特に清潔のしておいてく
ださい。
オーブンのプログラム調理をテストするときは、1 杯の
水を庫内に置いてください。水がマイクロ波を吸収し、
オーブンが壊れるのを防ぎます。
清掃については、「清掃と保守」の項の指示に従っ
てください。
換気孔を覆ったり、ふさいだりしないでください。
電子レンジでの使用に適した皿だけを使用してくだ
さい。皿や容器は、お使いになる前に電子レンジで
使用可能かどうか確認してください(「使える耐熱容
器」の項を参照)。
修理:
電子レンジオーブン外側の保護部は取り除かない
でください。製造者が認定していない者が修理や保
守を実施するのは危険です。
庫内の天井の絶縁カバーは取り除かないでく
ださい。
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このカバーは油や食品の断片で電磁波発生器が
壊れないように保護しています。
電源コードが破損したときは、危険を避けるため、
製造者か認定された代理店または技術者が交換
してください。電源コードの交換には特殊な工具が
必要です。
オーブンの庫内に可燃性の物を入れておかないでく
ださい。オーブンの電源が入ったときに燃えることがあ
ります。
修理や保守の作業、特に電流が流れる部品につ
いては、製造者が認定した技術者のみ実施するこ
とができます。
オーブンを食品保存庫として使用しないでください。
殻のついた卵やまるごとのゆでたまごは電子レンジで
温めることはできません。破裂することがあります。
電子レンジでは油の温度調整ができないので、オー
ブンを揚げ物に使用しないでください。
火傷を防ぐため、皿や容器を扱うとき、オーブンに触
るときはオーブン用グローブを使ってください。
開いているオーブンのドアに寄り掛かったり、座ったり
しないでください。オーブン、特にヒンジの部分が壊
れることがあります。ドアの耐加重は 8kgです。
電子レンジの利点
従来のオーブンでは、電気ヒーターやガスバーナーからの熱
が、食品の外側から内側にゆっくりと浸透していきます。こ
のためエネルギーの大部分が空気やオーブンの部品、容
器を温めるのに使われてしまいます。
電子レンジ付きオーブンでは、熱は食品の内部で発生し、
内側から外側に広がります。空気やオーブン庫内の壁、
皿や容器(電子レンジ付きオーブンで使用可能なもの)に
熱が奪われず、食品だけが加熱されます。
電子レンジ付きオーブンには次のような利点があります。
1. 調理時間を短縮:一般的に従来の調理に必要な時
間の 3/4 以下
2. 超急速解凍で、バクテリアの繁殖の可能性を低くする
3. エネルギーの節約
4. 短い調理時間により、食品の栄養素を保持
5. 掃除しやすい
電子レンジ付きオーブンの働き
電子レンジ付きオーブンにはマグネトロンと呼ばれる高圧バ
ルブがあり、電気エネルギーをマイクロ波エネルギーに変換
します。電磁波は導波管からオーブン内部に導かれ、金
属のスプレッダ-またはターンテーブルから広がります。
オーブン内部ではマイクロ波は全方向に広がり、金属壁で
反射して均一に食品に浸透します。
食品を加熱する原理
ほとんどの食品は水分を含み、水の分子はマイクロ波があ
たると振動します。
分子間の摩擦が熱を発生させ、食品の温度をあげ、解
凍、調理、保温します。
食品内部で温度が上がるので:
液体や油を少量、またはなしで調理できます。
電子レンジ付きオーブンでの解凍、加熱、調理は、
従来のオーブンより短時間でできます。
食品中のビタミンやミネラルなどの栄養素が保持さ
れます。
食品の自然の色や香りが保持されます。
マイクロ波は陶器、ガラス、ボール紙、プラスチックを通過し
ますが、金属は通過しません。このため、金属容器や金
属部分のある容器は電子レンジ付きオーブンでは使えま
せん。
マイクロ波は金属で反射されます。
... ガラスや陶器は通過します。
... そして食品に吸収されます。
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各部の名称
1. – ドアの窓ガラス
7. – 絶縁カバー
2. – 留め具 8. – 庫内灯
3. – ターンテーブル取付具 9. – コントロールパネル
4. – ターンテーブルリング 10. – 調理プレート
(電子レンジでは使用できません。)
5. – ターンテーブルプレート 11. – グリルプレート
(電子レンジでは使用できません。)
6. – グリルヒーター 12. – プレートラック
a. – プラス/マイナスキー
d. – パラメータ選択キ
b. – オーブン機能選択キー
e. – 確認キー
c. – 取消/安全ロックキー f. – スタート/クイックスタートキー
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基本操作
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■時刻の設定
表示されている時刻が正しくないときは、時刻表示が点滅します。以下の手順で時刻を設定します。
1. パラメータ選択キーで時計マークを選択します(電子レンジ
付きオーブンを初めて電源に接続したとき、または停電の直
後はこの操作は不要です)。
2. プラス/マイナスキーを押して時刻を設定します。
3. 確認キーを押して確認します
■時刻の表示/非表示
時刻の表示が必要ないときは、以下の手順で表示を隠すことができます。
1. パラメータ選択キーを押して時計マークを選択します。 3. 時計を再表示するには、上記の手順を繰り返します。
2. 確認キーを 3 秒以上押し続けます。時刻表示が消え、
時と分の間のコロンが 1 秒間に 1 回点滅します。
■チャイルドロック
子供が使えないように、オーブン機能をロックすることができます。以下の手順で操作します。
1. オーブンをロックするには、取消キーを 3 秒以上押します信
号音が聞こえ、時計表示に“SAFE”の文字が表示されま
す。オーブンはロックされ、使えなくなります。
2. オーブンのロックを解除するには、取消キーを 3 秒以上押し
ます。信号音が聞こえ、時計表示に時刻が表示されます。
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基本操作
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■プレートの回転を止める
1. プレートの回転を止めるには、確認キーと取消キーを同時に
押し、表示部に“PLAT OFF”を表示させます。
2.プレートの回転を再開するには、上記の手順を繰り返します。
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基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■電子レンジ
野菜、ポテト、米、魚、肉を調理したり、加熱するために使います。
1. オーブン機能選択キーを押して電子レンジ機能を選択しま
す。
2. パラメータ選択キーでパワーレベルを選択します。パワーレベ
ルマークと表示が点滅を始めます。パワーレベルを変更しな
いと、初期設定の 800W で調理します。
3. “+”または“-”キーを押してパワーレベルを設定します。
4. 確認キーを押して、設定したパワーレベルを有効にします。
表示とマークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間マ
ークと表示が点滅を始めます。
6. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
7. 確認キーを押して、設定した調理時間を有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
8. スタートキーを押して調理を開始します。
:パワーレベル 1000W にすると、設定できる調理時間
は最大 15 分になります。
■電子レンジ ―クイックスタート
水やコーヒー、紅茶、薄いスープなど水分の多いものを急いで加熱するときに使います。
1. スタートキーを押します。電子レンジ付きオーブンが最大パワ
ーで 30 秒加熱します。
2. 加熱時間を長くしたいときは、スタートキーをもう一度押しで
ください。キーを押すたびに加熱時間が 30秒単位で長くな
ります。
:パワーレベル 1000W にすると、設定できる調理時間
は最大 15 分になります。
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基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■グリル
料理の表面に焦げ目をつけるときに使います。
1. オーブン機能選択キーを押してグリル機能を選択します
2. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間の
表示と“min”マークが点滅を始めます
3. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
4. 確認キーを押して、設定した調理時間を有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
5. スタートキーを押して調理を開始します。
■電子レンジ+グリル
ラザニアや鶏肉、ローストポテト、トーストした食品の調理に使います
1. オーブン機能選択キーを押して電子レンジ+グリル機能を
選択します。
2. パラメータ選択キーでパワーレベルを選択します。パワーレベ
ルマークと表示が点滅を始めます。パワーレベルを選択しな
いと、初期設定の 600W で調理します。
3. “+”または“-”キーを押してパワーレベルを設定します。
4. 確認キーを押して、設定したパワーレベルを有効にします。
表示とマークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間マ
ークと表示が点滅を始めます。
6. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
7. 確認キーを押して、設定した調理時間を有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
8. スタートキーを押して調理を開始します。
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基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■ホットエア
ベーキングもしくはロースト料理に使います。
1. オーブン機能選択キーを押してホットエア機能を選択します。
2. パラメータ選択キーで温度を選択します。温度マークと表示
が点滅を始めます。温度を変更しないと、オーブンは初期設
定の 160℃で調理します。
3. “+”または“-”キーを押して温度を設定します。
4. 確認キーを押して、設定した温度を有効にします。表示とマ
ークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間マ
ークと表示が点滅を始めます。
6. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
7. 確認キーを押して、設定した調理時間を有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
8. スタートキーを押して調理を開始します。
17
基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■電子レンジ+ホットエア
ベーキングもしくはロースト料理に使います。
1. オーブン機能選択キーを押してホットエア+電子レンジ機能
を選択します。
2. パラメータ選択キーで温度を選択します。温度マークと表示
が点滅を始めます。温度を変更しないと、オーブンは初期設
定の 160℃で調理します。
3. “+”または“-”キーを押して温度を設定します。
4. 確認キーを押して、設定した温度を有効にします。表示とマ
ークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーでパワーレベルを選択します。パワーレベ
ルマークと表示が点滅を始めます。パワーレベルを選択しな
いと、初期設定の 600W で調理します。
6. “+”または“-”キーを押してパワーレベルを設定します。
7. 確認キーを押して、設定したパワーレベルを有効にします。
表示とマークの点滅が止まります。
8. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間マ
ークと表示が点滅を始めます。
9. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
10. 確認キーを押して、調理時間を有効にします。表示とマー
クの点滅が止まります。
11. スタートキーを押して調理を開始します。
18
基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■ファン付きグリル
肉や魚、鶏肉、フレンチフライをカリッとローストするときに使います。
1.
オーブン機能選択キーを押してファン付きグリル機能を選択
します。
2. パラメータ選択キーで温度を選択します。温度マークと表示
が点滅を始めます。温度を変更しないと、オーブンは初期設
定の 160℃で調理します。
3. “+”または“-”キーを押して温度を設定します。
4. 確認キーを押して、設定した温度を有効にします。表示とマ
ークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーで調理時間を選択します。調理時間マ
ークと表示が点滅を始めます。
6. “+”または“-”キーを押して調理時間を設定します。
7. 確認キーを押して、設定した調理時間を有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
8. スタートキーを押して調理を開始します。
19
基本機能
※以下の文章の数字は、図の赤い数字に対応しています。
■重さで解凍(自動)
肉や鶏肉、魚、果物、パンを急いで解凍するときに使います。
1. オーブン機能選択キーを押して重さで解凍機能を選択しま
す。
2. パラメータ選択キーでプログラムを選択します。調理時間お
よび時計のマークと表示が点滅を始めます。
3. “+”キーと“-” キーでプログラムを設定します(下の表参
照)。
4. 確認キーを押して、設定したプログラムを有効にします。表
示とマークの点滅が止まります。
5. パラメータ選択キーで重さを選択します。重さマークと表示が
点滅を始めます。
6. “+”または“-”キーを押して重さを設定します。
7. 確認キーを押して、設定した重さを有効にします。表示とマ
ークの点滅が止まります。
8. スタートキーを押して調理を開始します。
下の表は重さによる解凍プログラムです。重さの範囲と解凍時間、待機時間(食品の温度を均一にする)を示しています。
プログラム 食品 重さ(グラム) 時間(分) 待機時間(分)
Pr 01 1002000 243 2030
Pr 02 鶏肉 1002500 258 2030
Pr 03 1002000 240 2030
Pr 04 果物 100500 213 1020
Pr 05
100800 219 1020
「解凍するにあたって」の項を参照
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Electrolux EMC38905X ユーザーマニュアル

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