NEC 医用ディスプレイ専用 取扱説明書

  • NEC MD-XMDシリーズ グラフィックスボードの取扱説明書について、ご質問にお答えします。このマニュアルには、インストール手順、各種設定方法、トラブルシューティングなどが記載されています。医療画像表示に特化した機能やマルチモニタ対応など、製品の特長についても詳しい情報がありますので、お気軽にご質問ください。
  • MD-XMDシリーズの付属品は何ですか?
    アナログモニタを使用するにはどうすればよいですか?
    ドライバのインストール方法は?
    Windows Vistaを使用する場合の注意点は何ですか?
    複数のモニタを使用できますか?
Document No.6100212-01
MD-XMD シリーズ
高解像度モニタ用グラフィックス・ボード
取扱説明書
Ver. 1.00
NEC ディスプレイソリューションズ株式会社
当社の許可無く複製・改変などを行うことは出来ません
1
はじめに
MD-XMD シリーズは、PC 用のグラフィックス・ボード製品です。医療画像表示用アプリケーションの
表示に最適化された機能と優れたコストパフォーマンスを提供します。X 線、CT、MRI、PET 画像を高
精細に表示するとともに、医療画像表示において必要になる、ポートレイト表示、マルチモニタ表示、
DICOM 標準などをサポートします。 また、高速の 3 次元表示機能により、多様な 3 次元表示アプリ
ケーションにも対応します。
本取扱説明書について
本製品をご使用になる前に、本取扱説明書を熟読の上、正しくお使いください。
本取扱説明書は、MD-XMD シリーズ LCD モニタ用グラフィックス・ボードの取扱方法に
ついて説明しています。 本製品以外の機器の取扱方法については、それぞれの機器の説
明書をご参照ください。
本取扱説明書は必要な時、すぐ参照できるように大切に保管してください。 万一紛失さ
た場合には、購入先までご連絡ください。
本製品を第三者に譲渡される場合、必ず本取扱説明書を添付してください。
本取扱説明書の内容に関しては、将来予告なしに変更する場合があります。
商標について
VGA は、米国 IBM の登録商標です。
Microsoft,及び Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における
登録商標です。
その他、本書に記載されているシステム名、製品名は一般に各開発メーカーの登録商標あ
るいは商標です。ただし本文中には R または TM マークは明記しておりません。
安全にお使いいただくために
この製品は安全に配慮して製造しておりますが、お客様の取扱いや操作上のミスが大きな事故に
繋がる可能性があります そのような危険を回避するために、必ず本取扱説明書を熟読し、内容を
十分にご理解いただいた上でご使用ください。
取り扱い時の注意に関しては、液晶ディスプレイの取扱説明書内の「安全のために必ず守ること」
を参照ください。
本製品の分解・改造/修理を自分でしないでください
パソコンの使用直後及び動作中は本製品に手を触れないでください。
本製品の取り付け、取り外しや、ソフトウェアをインストールするときなど、
お使いのパソコン環境を少しでも変更するときは、変更前に必ずパソコン内(ハードディスク
)の全てのデータを MO ディスク、フロッピーディスク等にバックアップしてください。
次の場所には設置しないでください。感電、火災の原因となったり、製品やパソコンに悪影
響を及ぼすことがあります。
強い磁界、静電気が発生するところ
温度、湿度がパソコンのマニュアルが定めた使用環境を超える、または結露するところ
振動が発生するところ
平らでないところ
直射日光があたるところ
火気の周辺、または熱気のこもるところ、漏電、漏水の危険があるところ
この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としてい
ますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こ
すことがあります。取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
VCCI-B
2
目次
はじめに ...................................................................................................................................... 2
本取扱説明書について ................................................................................................................ 2
商標について............................................................................................................................... 2
安全にお使いいただくために........................................................................................................ 2
1. 製品概要 ........................................................................................................................... 4
2. インストールの手順 ............................................................................................................ 4
3. ボードの取り付け手順 ........................................................................................................ 5
3.1 ボード取り付け時の注意事項 .................................................................................... 5
3.2 ボードの取り付け ...................................................................................................... 5
3.3 LCDモニタの接続..................................................................................................... 6
4. ドライバのインストール........................................................................................................ 7
4.1 インストール手順 ...................................................................................................... 7
5. 各種設定 ......................................................................................................................... 11
5.1 画面のプロパティ設定 ............................................................................................. 11
5.2 モニタ1の設定........................................................................................................ 12
5.3 モニタ2の設定........................................................................................................ 14
5.4 画面のプロパティの詳細設定 .................................................................................. 16
5.5 設定・アップデート・アンインストール ........................................................................ 17
6. ドライバのアンインストール ............................................................................................... 18
6.1 アンインストール手順 .............................................................................................. 18
7. Windows Vistaを使用する場合の注意事項 ..................................................................... 19
7.1 Windowsクラシックスタイルの推奨 ......................................................................... 19
7.2 ユーザーアカウント制御 .......................................................................................... 20
7.3 手動によるセットアップの継続 ................................................................................. 20
8. 製品情報 ......................................................................................................................... 21
8.1 技術仕様 ................................................................................................................ 21
8.2 表示解像度 ............................................................................................................ 22
9. 廃棄について ................................................................................................................... 23
3
1. 製品概要
(1) 本製品には下記の付属品が含まれます。
グラフィックス・ボード 1枚 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
専用 DMS59-DVI 変換ケーブル(MD-XMD23 シリーズ) 1本
ディスプレイ変換コネクタ(アナログモニタ用) 2個
Low-Profile 用ブラケット 1個
CD-ROM (ドライバソフト及びインストーラ) 1枚
取扱説明書(本書) 1冊
保証書 1部
(2) 欠品やお気づきの点がありましたら購入先にお問い合わせください。
(3) 梱包箱及び緩衝材は、何らかの理由により購入先に返却する場合に必要になりますので保管
しておいてください。 輸送上における損壊等は補償対象外となりますのでご注意ください。
2. インストールの手順
インストールは以下の手順で行います。
(1) ボードの本体装置への取り付け
(2) LCD モニタへの接続
(3) 本体装置の起動
(4) ドライバソフトウェアのインストール
(5) 本体装置の再起動
(6) デスクトップの設定
4
3. ボードの取り付け手順
本章では、本製品のコンピュータへの取り付け方法について記述します。
取り付ける場合には、本体装置に添付されている取扱説明書も合わせてご参照ください。
3.1 ボード取り付け時の注意事項
MD-XMD シリーズ LCD モニタ用グラフィックス・ボードを本体装置に取り付ける場合には、以下の
項目に注意してください。
本製品の本体装置への取り付けは、お買い求め会社にご依頼くださることを推奨します。
本製品の電子部品が静電気によって破損される恐れがありますので、取扱いには十分
ご注意ください。 コネクタ、IC/LSI のピン等の配線が露出している部分には直接手で触れ
ないでください。
取り付ける前に手についた汚れ、油等を洗い流してください。 取り付けの際に手が滑っ
て危険です。
取り付けた後に余った部材は、再度の取り付け時に必要になりますので、大切に保管し
て置いてください。
ケーブルを接続する前に、コネクタ及びコンタクトが破損していたり、コネクタピンが曲が
っていたり、ゴミの付着や汚れの無いことを確認してください。破損している場合やピンが
汚れたケーブルを使用した場合、ショートにより火災が発生する場合があります
コネクタを床等に落下させ破損させないように取扱いに注意してください。 またコネクタ
を床上で引きずり、ゴミ等を混入させないようにしてください。
ネジ止め等のロックは確実に行い、脱落 嵌合ガタが生じないように注意してください。
ロックしていない場合、ショートにより火災を起こす場合があります。
接続ケーブルは踏んだり、重いものを載せたりするなどの機械的なストレスをかけたり、
熱などを加えないようにしてください。 また、接続ケーブルを外す場合にはロックを外し
コネクタ部分を持ってまっすぐに引き抜いてください。 機械的なストレスや熱を加えたり、
コネクタをねじったり、ケーブル部分を持って引き抜いたりすると、ケーブルあるいはコネク
タ等の破損原因となり、皮膜の絶縁劣化などによりショートしたりする場合があります。
3.2 ボードの取り付け
ボードの取り付けは、以下のように行います。
(1) 電源コードを抜いてから取り付け作業を行います。
インストールする本体装置が稼動している場合、アプリケーションがすべて終了している
ことを確認し、本体装置の電源を落として本体装置や周辺機器の電源コードを抜いてく
ださい。
ご注意)
本体装置の電源を落とした直後は、内部が高温になっています。 十分に冷えたことを
確認してから取り付けを行ってください。
(2) 本体装置に添付されている説明書に従って本体装置のカバーを取り外してください
(3) 本体装置に添付されている説明書に従って本体装置の空いている PCI Express 1X
ロットに実装します。
1) 本体装置にダストキャップがついている場合には、ダストキャップを外してください。
2) PCI Express 1X バススロットのリアカバーを固定しているネジを外してカバーを取り外し
す。 ここで取り外したネジは、本製品を固定するために使用しますので無くさないようにして
ください。
3) 本製品表面のディップスイッチの設定を確認します
4) ボードエッジコネクタを本体装置の PCI Express 1X スロットにゆっくり差し込みます。
5) PCI Express 1X スロットへ適切に挿入されていることを確認し、リアカバーを固定していた
5
ネジでリアパネルを固定します。リアパネルが締め付けられて、適切に設置されていることを
確認してください。
ご注意)
うまくボードが取り付けられない場合は、ボードを一度取り外し、再度取り付けなおしてく
ださい。 過度の力を加えると、ボードやコネクタが破損する恐れがありますので注意し
てください。
PCI
-
Expres
33MHz PCI Bus
3
3MHz PCI Bus
PCI
-
Express 1X
PCI
-
Express 8X
33MHz PCI Bus
3.2-1 PCI Express スロットの実装例
3.2-1は、パーソナル・コンピュータの拡張スロットの一例を示したものです。MD-XMDシリーズは
PCI Express 1Xバススロットにインストール可能です。
3.3 LCD モニタの接続
本章では、本製品と高解像度 LCD モニタとの接続方法について説明します。モニタの接続に関し
ては、以下の点をご確認の上、本製品と接続する LCD モニタに付属する取扱説明書に従い、接続を
行ってください。 なお ケーブルを同時に 2本つなぐ必要がある等、特殊な接続が必要なモニタの接
続方法に関しては、最終ページにあります NEC モニター・インフォメーションセンターにお問い合わせ
ください。
(1) 1 枚のボードと 1 台のモニタを接続する場合
DMS59-DVI 変換ケーブルの DVI コネクタ1とモニタを接続してください。
(2) 1 枚のボードと 2 台のモニタを接続する場合
DMS59-DVI 変換ケーブルの DVI コネクタ1と向かって左側に設置するモニタを、DVI
ネクタ 2と向かって右側に設置するモニタを接続してください。 反対に接続した場合、左
右の画面も反対に表示されます
ご注意)
アナログモニタを御使用になる場合で D-Sub コネクタの場合は付属のディスプレイ変換コネクタを、
DMS59-DVI ケーブルの DVI コネクタに接続の上、アナログモニタを接続してください。
6
4. ドライバのインストール
4.1 インストール手順
本章では、MD-XMD シリーズ LCD モニタ用グラフィックス・ボードの本体装置へのドライバソフト
ウェアのインストール方法について記述します。以下の手順でドライバソフトウェアのインストールを
行ってください。
1 Windows XP を起動し、アドミニストレータ権限を持ったユーザーでログオンします。
2 {新しいハードウェアが見つかりました} に続き、{新しいハードウェアの検索ウィザードの開
}の画面(
4.1-1)が表示されたら、そのまま{キャンセル}をクリックします。
4.1-1 新しいハードウェアの検索ウィザードの開始
3 付属のドライバディスクを CD-ROM ドライブに挿入すると、自動的に次のウィザードダイア
ログに進みます。
)
自動で実行されない場合は、直接ファイルを参照します。{Setup.exe}のアイコンをダブルクリ
ックします。
4 4.1-2のダイアログが表示されます。{次へ(
N)}をクリックします。
4.1-2 InstallShield Wizard
7
5 4.1-3のダイアログが表示されます。{使用許諾契約}の内容を確認の上、ご契約に同
意される場合には、{はい(
Y)}をクリックします。
4.1-3 使用許諾契約ダイアログ
6 4.1-4のダイアログが検出されたボードの数だけ表示されますのでボードの種類を確認
の上{続行(
C をクリックします。
確認
4.1-4 デジタル書名の確認
7 4.1-5InstallShield Wizardの完了」ダイアログが表示されます。「はい、今すぐコンピュ
ータを再起動します」を選択して{完了}をクリックします。 コンピュータ が再起動します。
4.1-5 ウィザードの終了
8 再起動後、セットアップが自動実行します。
8
(9) モニタが自動検出された場合
VREngine/XMDドライバインストーラは、EDIDを通してモニタの情報を読み取り、最適な設定を自動
で選択します。 自動検出された場合は「設定の確認」のダイアログへ進んで、{次へ(
)}をクリック
して、インストールは完了します。
4.1-6 設定の確認
(10)
モニタが自動検出されなかった場合
4.1-7「情報」のダイアログは{OK}をクリックし、次の「モニタの選択」へ進みます。
4.1-7
(11) 4.1-8のダイアログが表示されますので、ボードの種類を確認の上、接続するモニタのタ
イプを選択します。(接続するモニタ 1 台の例)
アナログモニタを設定する場合はここで[1M pixel(SXGA)Color Monitor(Analog)]等を選択してく
ださい。
4.1-8 モニタの選択 1
選択
選択
4.1-9 モニタの選択 2
ご注意)
EDID を通してモニタの情報を読み取り、最適な設定を取得している場合は、{互換性のあるモニタ
の表示}にチェックが入り、モニタタイプの絞込みが行われています。全てのモニタを表示するには、
{選択可能なモニタを表示}にチェックを入れてください。
9
(12) 4.1-10のダイアログが表示され、これまでの作業で設定された内容が「現在の設定」と
して表示されます。内容を確認の上{次へ(
N)}をクリックします。表示された内容に従い、設定
が保存されます。
4.1-10 現在の設定の確認
(13) 「InstallShield Wizard の完了」ダイアログが表示されます。「はい、今すぐコンピュータを再起
動します」を選択して{完了}をクリックします。コンピュータが再起動してインストールが完了し
ます。
4.1-11 InstallShield Wizard の完了
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5. 各種設定
本章では、インストール後に行うモニタの設定作業について説明します。
5.1 画面のプロパティ設定
画面のプロパティで設定するには、コントロールパネル内にある {画面のプロパティ} をダブルクリ
ックして 5.1-1のダイアログを表示させた上で、{設定}のタブをクリックします。
5.1-1 画面のプロパティ
5.1-2の画面が表示されます。
5.1-2 画面のプロパティ 設定タブ
ご注意)
5.1-2{画面プロパティ}は、1 番、2 番のモニタが本製品という設定の例となっています。 ここで、
PCI expressバス、AGPバスあるいはPCIバスにグラフィックス・ボードがインストールされているか、
マザーボード上にグラフィックスコントローラがある場合は本製品以外のモニタが表示されます。また
本製品が 1 台だけがインストールされている場合には2番のアイコンは表示されず、1 番のアイコン
が本製品となります。
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5.2 モニタ1の設
モニタ 1 の設定を行います。表示設定の対象のモニタ である[1] を選択して、{画面の解像度(S)}
{画面の色(
C)}を変更し、{適用(A)} をクリックします。
選択
選択
5.2-1 画面の解像度 5.2-2 画面の色
{画面の色(C)} の内容は以下のとおりです。
モニタ種別
画面の色
表示色
カラーモニタ (8 ビット)
(16 ビット)
最高 (32 ビット)
8 ビットパレットカラー
16 ビットカラー(R5G6B5)
32 ビットカラー(R8G8B8)
ご注意)
アダプタ / モニタの種類によっては選択できないのものがあります。
WindowsXP は、標準で{ (8 ビット)}をサポートしません。 そのため、8 ビットパレットカラーを使用
になる場合は、以下の方法で設定します。
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5.2-3 詳細設定 5.2-4 アダプタタブ
5.2-5 モードの一覧 5.2-6
5.2-7
選択
1)表示設定の対象のモニタを選択して、
{詳細設定(
V)}をクリックします
2) {アダプタ}のタブをクリックします。
3) {モードの一覧(L)}をクリックします
5) {適用(A)}をクリックし、設定が完了します。
4) 以下のダイアログが表示されますので、
設定したい解像度、色、リフレッシュレートの
モードを選択し、{OK}をクリックします。
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5.3 モニタ2の設
前項の {画面プロパティ}では、モニタ 2 を表示することが可能でありながら表示設定が行われて
いないため、表示はされていない状態です。 表示させるには、表示設定の対象のモニタ である[2]
を選択して、{Windowsデスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする(
E)}のチェックボックスに
チェックを入れて、モニタ 1 と同様に{画面の解像度(
S)}{画面の色(C)}を変更して、{適用(A)} をクリ
ックします。
選択
2.
選択
3.
選択
5.3-1 モニタ 2 の選択 5.3-2 モニタ 2 の設定
5.3-2のダイアログの{詳細設定(V)} 5.3-3のダイアログが表示されま
す。
ここで更に{VREngine/MD Series} をクリックすると、 5.3-4の画面が表示されます。 ここで
は、モニタごとに以下の 3 つの表示に関するモードとDirectDrawの有効・無効を設定することが出
来ます。
1.チェ
ック
5.3-3 詳細設定のダイアログ 5.3-4 詳細設定
ご注意)
複数モニタを使用している場合は、それぞれのモニタに関して設定する必要があります。
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{モニタモード}の設定 {カラー/パレット}の設定
設定内容については 5.4 画面のプロパティの詳細をご参照下さい。
5.3-5 モニタモードの設定 5.3-6 カラーパレットの設定
{画面の更新}の設定 {DirectDraw を有効にする}の設定
設定内容については「5.4 画面のプロ
パティの詳細設定」をご参照下さい
DirectDraw の有効・無効を設定することが
来ます。
5.3-7 画面の更新の設定 5.3-8 DirectDraw の設定
ご注意)
各モードの設定後は、{OK} または{適用} をクリックすることで、設定が有効になります。
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5.4 画面のプロパティの詳細設定
設定できる項目は、{モニタモード}{カラー/パレット}{画面の更新}の設定になります。 設定でき
る内容の詳細は以下のとおりです。
モニタモード設定
現在のモニタモードが表示されています。接続されているモニタによって動作がかわりますが、
本的にはモニタモードは 1つなので選択する必要はありません。複数モニタモードが存在する場合
切り替えることが可能です。(モニタのドットクロックの変更やモニタの回転方向の切り替えなどを行う
場合に使用できます。)
カラー/パレット設定
通常のカラーモニタの場合は、画面のプロパティで設定した画面の色に対応したカラーモードが自
動で選択されて、 変更することはできません。
8 ビット カラー
Windows に標準でサポートされている 256 モードが選択できるようになります。
16 ビット カラー
Windows に標準でサポートされている High Color モードが選択できるようになります。
24 ビット カラー
Windows に標準でサポートされている True Color モードが選択できるようになります。
画面更新の設定
高速でお使いください。
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5.5 設定・アップデート・アンインストール
「付属のドライバディスク」をCD-ROMドライブに挿入すると、自動的にウィザードが起動して、
5.5-1のダイアログが表示されます。
5.5-1 オペレーションの選択
ご注意)
自動的にウィザードが起動しない場合は、直接ファイルを参照します。{Setup.exe}のアイコンをダ
ブルクリックします
{モニタの再設定}
現在使用しているモニタの種類を変更する場合やモニタの追加を行う場合に選択してください。
MD-XMD ボードごと追加する場合には、モニタの再設定ではなく アップデートを選択してくださ
い。
{アップデート}
ドライバのアップデートもしくは、ボードの追加や取り外し等 ハードウェア構成の変更を行う場合に
選択してください。 一旦アンインストールが実行され、再起動後にインストールが始まります。 イ
ンストールについては「4.ドライバのインストール」を参照してください。
{アンインストール}
ドライバのアンインストールを行う場合に選択してください。「
6ドライバのアンインストール」に記載
された方法でも、ドライバのアンインストールを行うことが可能です。
ご注意)
{モニタの再設定}{アップデー}を実行すると現在のマルチモニタ設定等すべての設定が消去さ
れます。
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6. ドライバのアンインストール
6.1 アンインストール手順
本章では、ドライバのアンインストールの方法について説明します。 ドライバのアンインストールを
行うには、コントロールパネル内にある{プログラムの追加と削除}のアイコンをダブルクリックします。
6.1-2のダイアログが表示されます。
6.1-1 プログラムの追加と削除
6.1-2 アプリケーションの追加と削除
現在インストールされているプログラムの一覧よ{VREngine/MD Series Display Driver}をクリ
ックすると、{変更/削除}というボタンが表示されるのでこれをクリックします。
確認のダイアログが表示されるので、{はい(
Y)}をクリックします。 アンインストールの作業が始
ると、進行状況が表示されます。
6.1-3 アンインストール-1
ご注意)
ドライバのアンインストールを完了させるには、コンピュータの再起動が必要です。 ドライバのアン
インストールを行う前に全てのアプリケーションを終了させてください。
6.1-4 アンインストール-2
コンピュータの再起動を行うことで、アンインストール作業は終了します。 コンピュータの再起動を
行うには{はい(
Y)}をクリックします。
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7. Windows Vistaを使用する場合の注意事項
MD-XMD シリーズ Windows Vista で使用する場合の注意事項です。
7.1 Windows クラシックスタイルの推奨
MD-XMD シリーズは、VGA モードまたは 8 ビッ リニアグレースケールパレットモードでかつデスク
トップテーマを Windows Vista スタイルにしてデスクトップ表示を行ったとき、一部が操作しづらい表示
になります。そのため、デスクトップテーマを Windows クラシックスタイルにして使用していただくことを
推奨します。
デスクトップテーマを Windows クラシックスタイルへ切り替える操作は、以下の手順で行います。
(1)コントロールパネルを開く
スタートメニューから「コントロールパネル」を選
択します。
7.1-1 コントロールパネル
(2)デスクトップのカスタマイズを選択
コントロールパネルから「デスクトップのカスタ
マイズ」を選択します。
7.1-2 デスクトップのカスタマイズ
(3)テーマの変更を選
デスクトップのカスタマイズから「テーマの変
更」を選択します。
7.1-3 テーマの変更
(4)Windows クラシックを選択
テーマの中から「Windows クラシック」を選択し
ます。
OK」または「適用」で決定します
7.1-4 Windows クラシック
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7.2 ユーザーアカウント制御
Windows Vista のユーザーアカウント制御が有効になっている場合、セットアップの起動時およ
びセットアップ継続中に、以下のメッセージが表示されます
ユーザーアカウント制御
認識できないプログラムがこのコンピュータへのアクセスを要求しています
発行元がわかっている場合や以前使用したことがある場合を除き、このプログラムは実行
しないでください
Setup.exe
認識できない発行元
→キャンセル
このプログラムの発行元も目的もわかりません
→許可
この場合、「許可」を選択してください。
7.3 手動によるセットアップの継続
このプログラムを信用します。発行元がわかっているか、このプログラムを以前使用した
ことがあります
(1)Windows Vista ではセットアップ途中の再
起動後、セットアップ継続のためにスタートアッ
プで自動実行されるセットアッププログラムが
ブロックされます。
(2)ブロックされているセットアッププログ
ラムを、手動で実行させてください。
7.3-1 7.3-2 手動で実行画面
20
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