Thermo Fisher Scientific Synth-a-Freeze 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
Synth-a-Freeze®
Defined Protein-Free Cryopreservation Medium
Synth-a-Freeze は、10%ジメチルスルホキシドDMSO含有の液体凍結保存培地であり、抗生物質、
抗真菌剤、ホルモン、増殖因子、血清、タンパク質を含まず、緩衝剤として HEPES および炭酸水素
ナトリウムが用いられています。Synth-a-Freeze は多様な哺乳類細胞型の凍結および保存に用いられ
ます。
注意:皮膚吸収。本製品の成分は皮膚から体内に吸収される可能性がありますDMSO を含有しています。眼に入った場合、
十分な量の水で直ちに洗浄し、医師の診察を受けてください。適切な保護衣および保護手袋を着用してください。
内容 カタログ番号 内容量
Synth-a-Freeze A12542-01 50 mL
使用目的
研究用、または細胞培養技術を応用した製造用で
す。注意ヒトまたは動物の診断や治療に使用す
ることはできません。
保存および取り扱い
5°C~-20°C
本製品は自動霜取り機能を持たないフリーザー
で-5°C~-20°Cで保存することを推奨します。
解凍後は 28°Cで保存すれば 6ヵ月間安定です。
再凍結はしないでください。遮光状態で保存して
ください。
使用期限
5°C~-20°Cで保存した場合は製造日から
18 ヵ月間。28°Cで保存した場合は解凍から
6ヵ月間。
使用法
Synth-a-Freeze は、標準的な凍結プロトコールで
使用できます。また、当社の標準的な血清含有凍
結保存培地に匹敵する性能を示しヒト角化細胞、
胚性幹細胞、神経幹細胞、間葉系幹細胞などの多
様な細胞型*の凍結保存に用いられます。
最良の結果を得るためには、冷却速度を制御でき
るプログラムフリーザーの使用を推奨します。
下に標準的な凍結保存プロトコールの一例を示
します。
1. Synth-a-Freeze 培地を 37°Cの水浴に入れ、
または 28°Cで一晩かけて解凍します。
注:水浴で解凍する場合、37°Cを超えないよう
に、また本製品を 37°Cで長時間放置しないよう
にしてください。Synth-a-Freezeは使用前に 4°C
にする必要があります。
2. 望ましい生細胞密度を決定し、生細胞密度を
5×1053×106/mL にするのに必要な
Synth-a-Freeze 培地量を算出します。
3. 培地表面から細胞を剥離するために酵素剤
を用いた場合、その細胞に必要とされる完全
培地で細胞を再懸濁し、酵素の効果を中和し
ます。遠心分離により細胞をペレットにした
後、細胞ペレットを壊さないようにしながら、
上清を無菌的に廃棄します。
4. 予め算出した量の 4°CSynth-a-Freeze
地に細胞ペレットを再懸濁します。
5. この懸濁液(細胞懸濁液を均一に維持するた
めに頻繁に混合します)を、凍結保存バイア
ルに、メーカーの仕様書に従って分注します
2.0 mL の凍結バイアルに 1.5 mL
6. 自動制御または手動で冷却速度を制御でき
るプログラムフリーザーで、標準的手順に
従って1分間に 1°C低下)凍結保存します。
7. 凍結細胞を液体窒素(気相)に移します。
125°C~-200°Cでの保存を推奨します。
*ヒト表皮メラニン細胞の凍結保存には使用できません。
関連製品
角化細胞用無血清培地(1×), 液体 (10744)
正常ヒト新生児包皮表皮ケラチノサイト(角化細胞) (HEKn)
(C-001-5C)
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Medium 154 (M-154-500)
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Supplement S7 (S-017-5)
テクニカルサポート
製品安全データシート(MSDS、分析証明書な
ど、製品および技術情報の詳細については、当社
ウェブサイト www.invitrogen.com をご覧くださ
い。さらにサポートが必要な場合には、テクニカ
ルサポートチーム [email protected] までメー
ルでお問い合わせください。
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June 2010 Form No. 5040
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