Marantec Comfort 860 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

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Marantec Comfort 860 は、重量が 800 キログラムまでのスライドゲートおよびセルフサポーティングゲートに使用できるスライドゲートオペレーターです。モーターユニットは、ゲートに平行に取り付けることができ、モーターユニットの前面に内蔵されているロックでロックされています。ロックは、付属のキーで解除できます。手動でゲートを開閉することもできます。モーターユニットは、最大 600 ワットの電力を供給でき、最大 23 ストローク/分の速度でゲートを移動させることができます。また、最大 2 つのライトと最大 2 つのフォトセルを制御できます。Marantec Comfort 860 には、緊急停止ボタンと手動開閉用ハンドルも付いています。

Marantec Comfort 860 は、重量が 800 キログラムまでのスライドゲートおよびセルフサポーティングゲートに使用できるスライドゲートオペレーターです。モーターユニットは、ゲートに平行に取り付けることができ、モーターユニットの前面に内蔵されているロックでロックされています。ロックは、付属のキーで解除できます。手動でゲートを開閉することもできます。モーターユニットは、最大 600 ワットの電力を供給でき、最大 23 ストローク/分の速度でゲートを移動させることができます。また、最大 2 つのライトと最大 2 つのフォトセルを制御できます。Marantec Comfort 860 には、緊急停止ボタンと手動開閉用ハンドルも付いています。

取り扱い説明書
版: 09.2016
スライドゲート用モーターユニット
コンフォート 860, 861
J
2 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
目次
1. 一般的な安全注意事項 ........................3
1.1 使用目的に適った使用 .................3
1.2 ターゲットグループ ....................3
1.3 保証 ..............................3
2. 標準装備 ....................................4
3. ドア設備 .....................................4
3.2 ゲートの種類 ........................5
4. 施工 ........................................5
4.1 施工準備 ...........................5
4.2 モーターユニットの取り付け ..............7
4.3 ラックの取り付け ......................7
4.4 モーターユニットの高さの適合 ............10
4.5 リファレンス点マグネットの取り付け .........11
4.6 モーターユニットへの閉鎖エッジ安全装置の取り
付け(オプション) ....................12
4.7 制御装置への接続 ...................13
5. 操作 .......................................13
5.1 モーターユニットを開ける ...............13
5.2 モーターユニットを閉める ...............13
5.3 リモコン ...........................13
5.4 緊急操作 ..........................13
6. 手入れ .....................................14
7. 整備 ......................................14
7.1 運営者による整備作業 .................14
7.2 資格があり、教育を受けた専門担当者による整備
作業 .............................14
8. 取り外し ...................................14
9. 廃棄 ......................................14
10. 故障の除去 .................................15
11. 付録 .......................................15
11.1 技術データ ........................15
11.2 閉鎖エッジの保護 ....................16
11.3 不完全な機械の組み込み適合宣言 ........16
この文書について
原本取扱説明書
製品の一部。
必ず読み、保管してください。
本書は著作権上保護されています。
複写複製は、たとえ抜粋でも、当社の許諾をお求め下さ
い。
技術的な進歩のための内容変更をすることがあります。
記載寸法の単位は、すべてミリメートルです。
表示は寸法通りではありません。
シンボルの説明
༱㝜䟵
直接、死亡または重傷につながる危険に対する安全注意事
項。
㆑࿈䟵
死亡または重傷につながるかもしれない危険に対する安全
注意事項。
Ἰណ䟵
軽度から中程度の負傷につながるかもしれない危険に対す
る安全注意事項。
ᣞᦤ
製品の損傷または破壊につながるかもしれない危険に対す
る安全注意事項。
䜷䝷䝌䝱䞀䝯
実行しなければならないチェックに対する指摘。
ཤ↯ᣞ♟
注意しなければならない別の文書への参照指示。
行為の要求
リスト、一覧表
この文書の他のページへの参照指示
) 工場出荷時の設定
༱㝜䟵
重要な安全指示
注意-人の安全のために、すべての指示を守ることが死活に
かかわるくらい重要です。
この指示を保管してください。
安全な施工のための重要指示
注意-間違った施工をすると、重大な怪我につながる危険が
あります。すべての施工指示を守ってください。
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 3
1. 一般的な安全注意事項
༱㝜䟵
資料を守らないとき、生命の危険があります。
この文書の中の安全注意事項を守ってください。
1.1 使用目的に適った使用
電動開閉システムは、ドアの開閉のためにのみ使用するよ
うに決められています。
人や物を決してドアを使って持ち上げないでください。
コンフォート 860, 861 の製品に対して次のことが通用します:
ゲートは走行路がまっすぐであること、つまり、決して傾斜が
あってはなりません(傾斜があるゲートは特殊なケースであ
り、専門家による助言は必要です)。
次の記載事項を守ってください:
最大牽引力
最大押し力
最大ドアサイズ
最大ドア重量
„11.1 技術データ“
製品はスライドゲートのみに適しています。
1.2 ターゲットグループ
施工、接続、始動、整備:
資格のある教育を受けた専門担当者
操作、検査、整備:
ドア設備の経営者
資格のある教育を受けた専門担当者に対する要求
一般的な、また特殊な安全規則と事故防止規則の知識
関連する電気技術規則の知識
適切な安全装備の使用と手入れについての教育
電気専門工による十分な教育と監督
電気が原因で起きうる危険を認識する能力
次の規格を適用する際の知識
EN 12635 („門扉-施工と使用“)
EN 12453 („門扉-電動門扉の使用安全-要求“)
EN 12445 („門扉-電動門扉の使用安全-検査方法“)
EN 13241-1(„門扉-製品規格-第1部:防火防煙特性
のない製品“)
門扉設備の経営者に対する要求:
取扱説明書の知識と保管。
検査書の保管。
一般的な安全規則と事故防止規則の知識。
ドア設備のすべての利用者への指示。
ドア設備が定期的にメーカーの記載に基づいて、資格のあ
る、教育を受けた専門担当者によって検査され、整備される
ことを確保する。
次の利用者に対して、特別な要求が通用します:
8才以上の子供。
身体の、知覚の、あるいは複数の能力が劣っている人々。
経験や知識が欠けている人々。
これらの利用者は次の特別な要求が満たされている場合の
み、機器を操作してもかまいません:
利用者が、監督下にあること。
利用者が、機器の安全な使用に関して教えられていること。
利用者が、機器の取り扱いにおける危険を理解してること。
子供は、機器を使って遊んではならないこと。
1.3 保証
この製品は、施工説明書の中であげられた指令や規格に基づ
き製造されます。 製品は、安全技術上、全く問題のない状態
で出荷されました。
次の場合において、メーカーは損傷に対して責任を負いませ
ん。製品と付属部品に対する保証は次の場合に消滅します:
この取扱説明書を守らないとき。
目的に反する使用や不適切な取り扱い。
資格のない従業員の投入。
製品の改造、あるいは変更。
メーカーによって製造されたものではない、あるいは許可さ
れていないスペアパーツの使用。
電池、蓄電池、ヒューズ、ランプは、保証の対象外です。
その他の安全注意事項は、ドキュメントのそれぞれ関連する
段落に掲載されています。
„4. 施工“
„5. 操作“
„6. 手入れ“
„8. 取り外し“
4 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
2. 標準装備
国特有の相違があり得ます。
位置 駆動ユニット
1
1x
2
1x
位置 付属品
3
4x
4
4x
5
4x
6
1x
7
1x
8
1x
位置
リファレンス点マグネット
9
1x
10
1x
11
1x
12
2x
13
1x
3. ドア設備
概要
3 / 1
2
5
b
3
6
4
a
a
6
1
1
b
6
6
a
b
ドア設備は例として表現されており、ドアのタイプや装備によっ
て相違することがあります。模写された設備は、次のコンポーネ
ントから構成されています:
1 信号伝送システム
2 キースイッチ / コードキー
3 信号ランプ
4 閉鎖エッジ安全装置 (SKS)
5 メインスイッチ(断路器)
6 光電管センサー
ケーブル断面:
a 2 x 0.4 mm
2
b 3 x 1.5 mm
2
ཤ↯ᣞ♟
付属品についての詳しい情報は、メーカーのインターネットサ
イトをご覧ください。
ドアセンサーや操作装置、安全エレメントの取り付けと配線の
際に、それぞれの取扱説明を考慮してください。
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 5
3.2 ゲートの種類
レールガイド‐ゲート
3.2 / 1
セルフサポーテング‐ゲート
3.2 / 2
1/1
=
=
4. 施工
༱㝜䟵
感電による生命の危険!
配線工事を開始する前に、駆動の電源は完全に切ってく
ださい。 配線工事中は、必ず電源は切られたままである
ことを確認してください。
その地域特有の保護規定を守ってください。
電源配線と制御装置の配線は、必ず離してください。
制御装置の電圧は、 24 V DCです。
ᣞᦤ
駆動装置の不適切な取り付けによる資材損傷!
取り付けのエラーやドアとドア開閉装置の損傷を回避するた
めに、必ず、次の説明書の施工注意を守ってください。
ドアの作動状態が良好であることを確認してください:
-ドアはどの位置でも静止し続ける。
-ドアは簡単に動かすことができる。
-ドアは正しく開き、閉まる。
モーターユニットはゲートを閉めた状態でのみ、取り付け
てください。
それぞれの建築物の下部構造に適した固定材料を使用
してください。
4.1 施工準備
施工の前に、必ず次の作業を行ってください。
標準装備
標準装備が全部そろっているか、調べてください。
あなたの施工状況のために必要な付属品があるかどうかを
調べてください。
施工場所
施工場所は次の条件を満たす必要があります:
モーターユニットとラックを閉められたゲートの内側に取り付
けることができるように、工事側で十分なスペースがなけれ
ばなりません。
モーターユニットは通路範囲の中に突き出ていてはなりま
せん。
セルフサポーテング‐ゲートの場合、モーターユニットは支
持ローラー設備の真中に取り付けてください。
„3.2 / 2“
基礎は耐重量スクリューアンカーに適していなければなりま
せん。
適した基礎があるかどうか、調べてください。
導線の配線を調べてください。
その際、モーターユニットの取り付け位置のケーブルの出
口に注意してください。
„4.1 / 2“
6 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
ドア設備
不必要な部品(例えば、ロープ、チェーンやブラケットなど)
は全部、ドアの前から取り除いてください。
開閉装置の設置後に必要でない全ての設備は、作動しな
い状態にしてください。
ゲート設備のために適切な電力接続と断路器が利用可能
であるように確保してください。
地中ケーブルの最小断面は3 x 1.5 mm
2
です。
屋外用に適している(耐寒性、UV耐性)ケーブルだけが使
用されるように確保してください。
駆動しようとするゲートが次の条件を満たしているかどうか、
調べてください:
ゲートは、閉められた状態で、取り付け側で、内のりの通
路から最低400 mm 突き出ていなければなりません。
ゲートは、両方の方向に、機械的な終点ストッパーがな
ければなりません。
閉鎖エッジには、柔軟なゲート縁プロフィールが装備さ
れていなければなりません。
„11.2 閉鎖エッジの保護“
ᣞᦤ
モーターユニットの不適切な施工による損害!
ゲート設備と電動開閉システムの損害を避けるために、次の
項目を守る必要があります:
ゲートは、モーターユニットとゲートの間隔が変わらないよ
うに、それ自身がまっすぐで、捩じれていない状態でなけ
ればなりません。
モーターユニットは、平歯車がどのゲート位置でもラック
に噛み合うように、ゲートに向きを合わせなければなりま
せん。
基部コンソール用のスクリューアンカーは、基礎が壊れる
のを防ぐために、基礎の縁に対して少なくとも80 mmの間
隔がなければなりません。
4.1 / 1
> 400
> 500
> 400
> 800
4.1 / 2
=
60
120
> 400
X
=
= =
80
=
>500
226
=
C
D
E
F
G
226
170
25
120
22
AB
A 制御装置の配線用の空パイプ
B 導線用の空パイプ
C
D ゲート
E ラックのネジ留め面
F 基礎
G モーターユニットの前部の基部ネジ留め部
x ネジ留め面 (E) とモーターユニットの前部の基部ネジ留め
部 (G) の間隔。
スペシャル 441: x = 60
スペシャル 471: x = 73
取り付け高さに注意してください。
„4.3 ラックの取り付け“
既存のラックを使用する場合、前部のスクリューアンカー位置
(G) からラックの中心までの寸法64が通用します。
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 7
4.3 ラックの取り付け
すでにラックが取り付けられている場合、この作業手順は必要
ありません。
施工の前提条件:
モーターユニットが取り付けられている。
モーターユニットのロックが解除されている。
„5.4 緊急操作“
ᣞᦤ
ラックの不適切な取り付けによる損害!
不適切に取り付けられたラックによって、ゲート設備や駆動装
置に損傷をひき起こすことがあります。損傷を避けるために:
ネジ (A) がゲートの機能に影響を与えない(例えば、ゲー
トローラー (B) の走行軌道に突き出ない)ように確保して
ください。
平歯車 (C) がゲートに当たらないように確保してください。
平歯車 (C) が一番下の位置にないように確保してくださ
い(平歯車は、ラックを取り付けた後、1~2 mm沈むことが
できなければなりません)。
4.3 / 1
A
BB
BB
C
D
ゲートでのラックの取り付け位置を決めてください。
モーターユニットを適切な高さに調節してください。
„4.4 モーターユニットの高さの適合“
内張り(D) により、ラックをゲートに合わせることができます。
4.2 モーターユニットの取り付け
モーターユニットの取り付けの前に、可能な高さ調節があな
たの取り付け状況のために十分かどうか、あるいはモータ
ーユニットに内張りをしなければならないかどうかを調べて
ください。
モーターユニットをゲートに平行になるように正しく合わせて
ください。
„4.4 モーターユニットの高さの適合“
予め決められた穴あけ図に基づいて、スクリューアンカーの
穴をあけてください。
制御装置の配線と導線を取り付け位置まで導いてください。
„4.1 / 2“
„5.1 モーターユニットを開ける“
4.2 / 1
ø 10
40
50
4.2 / 2
4.2 / 3
„5.2 モーターユニットを閉める“
8 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
ᣞᦤ
ラックの不適切な取り付けによる機能故障!
ラックが突き出ていないと、ゲート設備は「開」と「閉」の位置
で平歯車の噛み合いから抜け出てしまう可能性があります。
そうなると、ゲートはもうモーターによって動かすことができま
せん。
ラックが、「開」と「閉」のゲート位置でそれぞれ、最低
90 mm 突き出ているように確保してください。
4.3 / 2
>90
4.3 / 3
>90
ラックは次の標準の長さで納品されます:
スペシャル 441
2,000 mm
4,000 mm
スペシャル 471
1,020 mm
ラックは必要な長さに合わせて短くするか、あるいは合わせて
組み立てることができます。
ᣞᦤ
ラック・セグメントの不適切な取り付けによる損害!
カバープロフィールの中にあるラック・セグメントを短くするとき
に損傷する可能性があります。
ラック・セグメントの損傷を防ぐために:
カバープロフィールの中の短くしなければならない個所
に、ラック・セグメントがないように確保してください。
カバープロフィールの中の可動のラック・セグメントがゲートを
動かし始めるときに損傷する可能性があります。
合わせて組み立てたセグメントがカバープロフィールの中
で動くことができないように確保してください。
スペシャル 441
4.3 / 4
0
>0
スペシャル 471
4.3 / 5
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 9
ᣞᦤ
ラック・セグメントの不適切な取り付けによる損傷!
ネジの締め付けが不十分だったり、突き出ている場合、ラック
がゲート走行時に動かなくなるか、ゲートから抜き出てしまう
危険があります。
平頭ネジが固く締め付けられ、ネジ頭が平歯車と衝突しな
いように確保してください。
ゲートのネジ留め点
スペシャル 441
4.3 / 6
100 100360360
スペシャル 471
重要:
リファレンス点マグネットの取り付けは、レールの取り付けの前
に行ってください。
„4.5 リファレンス点マグネットの取り付け“
4.3 / 7
100 100240 240 240
取り付け
4.3 / 8
ラックが噛み合うように、ラックを平歯車の上に置いてくださ
い。
ラックを水平になるように調整してください。
ラックを反対側で締め付け金具で固くはさんでください。
ラックを対応の穴あけ図に基づいて、最初のネジ留め点に
ネジで留めてください。
締め付け金具をゆるめてください。
ラックを押して閉めるときに、いつも平歯車の上に押さえつ
けてください。
4.3 / 9
500
4.3 / 10
500
10 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
4.3 / 11
ゲートを押して、それぞれさらに500 mm 閉めてください。
対応の穴あけ図に基づいて、ラックをそれぞれ閉じられた
部分の上にネジで留めてください。
ᣞᦤ
ラックの不適切な取り付けによる機能故障!
ラックと平歯車の間の調節をきつくし過ぎると、ゲート走行時
に電動開閉システムが一方の側に傾いたり、損傷する危険が
あります。
ラックと平歯車の間に1~2 mmの間隔が守られるように確
保してください。
4.3 / 12
1 – 2
モーターユニットを1~2 mm沈めてください。
„4.4 モーターユニットの高さの適合“
䜷䝷䝌䝱䞀䝯
ラックが全体の長さにわたって平歯車と噛み合っていることを
保証するために、機能試験を行う必要があります:
駆動装置のロックが解除されているように確保してくださ
い。
„5.4 緊急操作“
ゲートを手で「開」と「閉」の最終位置に動かしてください。
平歯車はゲート走行によって駆動されなければなりませ
ん。
4.4 モーターユニットの高さの適合
モーターユニットの高さを調節するために、ネジ (A) を弛めてく
ださい。
正しい高さに調節されたら、ネジ (A) を再び固く締めてくださ
い。
„5.1 モーターユニットを開ける“
4.4 / 1
160
4.4 / 2
A
A
4.4 / 3
4.4 / 4
„5.2 モーターユニットを閉める“
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 11
スペシャル 441
4.5 / 3
スペシャル 471
4.5 / 4
4.5 リファレンス点マグネットの取り付け
㆑࿈䟵
コントロールしないゲートの動きによる怪我の危険。
怪我を防ぐために、ゲートは両方の方向に、機械的なストッ
パーがなければなりません。さもないと、ゲートがガイドレー
ルから飛び出てしまうかもしれません。
電動開閉システムは、ゲートの走行距離とゲート位置を電子機
器で把握します。このために、システムはゲートにおける、ある
いはラックにおける基準点(リファレンス点)が必要です。リファ
レンス点として、特殊なリファレンス点マグネットが使用されま
す。
ᣞᦤ
リファレンス点マグネットの不適切な取り付けによる機能故
障!
駆動装置のリファレンス点マグネットは、場合によりあるかもし
れない古いマグネットと間違った取り付け間隔によって故障
するか、妨害される可能性があります。故障を防ぐために:
(例えば、既存のラックを後付けする際)場合によりあるか
もしれないマグネットを取り除いてください。
リファレンス点マグネット (A) とモーターユニット (B) の間
隔が2~8 mmであるように確保してください。
マグネット (A) の中央と平歯車 (C) の中央の間隔が
70 mmであるように確保してください。
4.5 / 1
70
2 – 8
A
C
B
4.5 / 2
500 - 1000
ゲートを「閉」のゲート位置に運転してください。
リファレンス点マグネットのための位置を求めてください。
リファレンス点マグネットの取り付けは、使用されたラックに左右
されます。
12 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
4.6 モーターユニットへの閉鎖エッジ安全装置の取
り付け(オプション)
モーターユニットの取り付けにより剪断個所が生じるとき、これら
は閉鎖エッジ安全装置によって保護されなければなりません。
„5.1 モーターユニットを開ける“
4.6 / 1
4.6 / 2
4.6 / 3
4.6 / 4
閉鎖エッジ安全装置の接続ケーブルを制御装置に接続し
てください。
ཤ↯ᣞ♟
制御装置への接続の際に、それぞれの相応するドキュメンテ
ーションに注意してください。
„5.2 モーターユニットを閉める“
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 13
4.7 制御装置への接続
ཤ↯ᣞ♟
制御装置への接続の際に、それぞれの相応するドキュメンテ
ーションに注意してください。
5. 操作
5.1 モーターユニットを開ける
5.1 / 1
5.2 モーターユニットを閉める
5.2 / 1
5.3 リモコン
ཤ↯ᣞ♟
リモコンによる操作のために、それぞれの対応するドキュメン
テーションに注意してください。
5.4 緊急操作
ᣞᦤ
誤った取り扱いによる機能故障!
ゲートがロック解除された位置で再びロックされないとき、リフ
ァレンス点監視がもう正しく機能しません。
ゲートがロック解除された時と同じ位置で再びロックされる
ように確保してください。
„5.1 モーターユニットを開ける“
5.4 / 1
5.4 / 2
„5.2 モーターユニットを閉める“
14 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
5.4 / 3
200°
6. 手入れ
༱㝜䟵
感電による生命の危険!
掃除を始める前に、駆動の電源は完全に切ってくださ
い。掃除中は、必ず電源は切られたままであることを確認
してください。
ᣞᦤ
誤った取扱いによる資材損傷!
電動開閉システムの掃除に決して使用してはならないもの:
直接の水の噴射、高圧洗浄機、酸やアルカリ。
ハウジングは、外から、湿った、柔らかい、糸くずが出ない
布で掃除してください。
汚れがひどい時は、ハウジングは刺激性の少ない洗剤を使っ
て掃除することができます。
7. 整備
7.1 運営者による整備作業
ドア設備の損傷や摩耗は、資格があり、教育を受けた専門担
当者しか修理してはなりません。
故障のない機能を保証するために、ドア設備を定期的にチェ
ックし、場合により、整備してください。 ドア設備での作業の前
に、開閉装置の電源は必ず切ってください。
ゲートが障害物に触れた時に、電動開閉システムが逆方向
に動くかどうか、毎月チェックしてください。そのために、障
害物をゲートの走行路に置いてください。
ドアシステムと開閉システムのすべての可動部品をチェック
してください。
ドア設備に、摩耗や損傷がないかどうか、チェックしてくだ
さい。
ドアが軽く手で動かすことができるかどうか、チェックしてく
ださい。
光電管センサーの機能をチェックしてください。
閉鎖エッジ安全装置の機能をチェックしてください。
電源接続配線に損傷がないかどうかをチェックしてくださ
い。
電源接続配線が損傷している場合、危険を回避するため
に、メーカー、顧客サービス、あるいは同等の資格のある作
業員によって交換される必要があります。
7.2 資格があり、教育を受けた専門担当者による
整備作業
電動の窓、ドア、門扉は、必要に応じて、しかし最低毎年1度、
資格があり、教育を受けた専門担当者によって検査する必要
があります(文書による証明書が必要です)。
駆動力を専用の閉鎖力測定器を使って検査してください。
損傷した、あるいは摩耗した部品があれば、交換してくださ
い。
8. 取り外し
༱㝜䟵
感電による生命の危険!
取り外しを始める前に、駆動の電源は完全に切ってくだ
さい。取り外し中は、必ず電源は切られたままであること
を確認してください。
㆑࿈䟵
落下する部品による重大な怪我の危険!
取り外しを始める前に、ドア開閉装置を落下しないように
守ってください。
通用する作業安全の規則を守ってください。
取り外しは、資格があり、教育を受けた専門担当者によって、
取り付けの逆の順序で行ってください。
9. 廃棄
古い装置と電池は、家庭ゴミと一緒に廃棄して
はなりません!
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 15
古い装置は、電子製品スクラップの収集場か、またはあなた
の専門店をとおして廃棄してください。
古い電池は、古い電池用の資源容器に入れるか、専門店
をとおして廃棄してください。
包装材は、厚紙、紙、プラスチック用の収集容器に入れて
廃棄してください。
10. 故障の除去
ཤ↯ᣞ♟
故障を除去するために、制御装置のドキュメンテーションに注
意してください。
11. 付録
11.1 技術データ
電気データ
定格電圧、それぞれの国特有
の相違がありうる。
V 230 / 260
定格周波数 Hz 50 / 60
消費電力(運転時)* kW 0,4
消費電力(スタンバイ時)* W 約 3,2
スイッチの入っている時間 KB 5
制御電圧 V DC 24
モーターユニットの保護カテ
ゴリー
IP 44
保護クラス I
* 接続された付属品なし
機械データ
最大 牽引力と押し力
コンフォート 860
コンフォート 861
N
N
400
800
最大移動速度
mm/秒
200
開口時間(ゲート特有) 20 –25
周囲データ
モーターユニットの寸法
58
160
90
1278 / 1528
18
254
170
160
186
重量 (高さ 1,278 mm)
コンフォート 860
コンフォート 861
重量 (高さ 1,528 mm)
コンフォート 860
コンフォート 861
kg
kg
kg
kg
18,0
20,0
20,5
22,5
音圧レベル dB(A) < 70
温度範囲
°C -20
°C +60
使用範囲 コンフォート
860 861
スライドゲート
最大ドア幅
最大ドア重量
mm
kg
8.000
400
8.000
800
16 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
11.2 閉鎖エッジの保護
ゴムプロフィール 速度
ゲート重量 (kg)
主閉鎖エッジ
副閉鎖エッジ
通常走行
ソフト走行
400
A B 100 mm/s 100 mm/s
C C 140 mm/s 140 mm/s
D D 185 mm/s 100 mm/s
E E 245 mm/s 160 mm/s
800
C C
D D 110 mm/s 110 mm/s
D E 115 mm/s 75 mm/s
E E 190 mm/s 95 mm/s
A 1K-36H-Ind1 パッシブ / 品番: 78078
B 1K-36H-Ind1 パッシブ / 品番: 78078
C 2K-58H Ind 1B パッシブ / 品番: 63823
D プロテクト‐コンタクト700 / 品番: 104620 (キットのみ)
E プロテクト‐コンタクト 800 / 品番: 104622 (キットのみ)
プロテクト‐コンタクト 700用キット:
通路縁キット/ 品番115079
末端縁キット / 品番 115078
プロテクト‐コンタクト 800用キット:
通路縁キット / 品番115081
末端縁キット / 品番 115080
11.3 不完全な機械の組み込み適合宣言
(EC機械指令2006/42/ECの付録II、1 B部に基づく組み込み
適合宣言)
製造者:
Marantec Antriebs und Steuerungstechnik GmbH & Co. KG,
Remser Brook 11, 33428 Marienfeld, Germany
不完全な機械(製品):
スライドゲート駆動装置 コンフォート 860, 861
修正ステータス:R01
は、以下の規則に一致して開発、設計、製造されています:
EU機械指令 2006/42/EC
EU RoHS(ローズ)指令 2011/65/EU
EU低電圧指令 2014/35/EU
EU電磁環境適合性指令 2014/30/EU
無線装置指令 2014/53/EU
適用・引用された規格と仕様:
EN ISO 13849-1, PL „c“、カテゴリー 2
機械安全 - 制御装置の安全に関連する部品 -
1部:一般的なデザインのガイドライン
EN 60335-2-103
一般家庭使用や他の目的に対する電気機器の安全-
門扉、ドア、窓の駆動に対する特別な要求。
EN 61000-6-3/2
電磁環境適合性 – 電磁妨害と妨害耐性
EC指令2006/42/ECの次の要求が守られます:
一般的な原則:Nr. 1.1.2, 1.1.3, 1.1.5, 1.1.6, 1.2.1, 1.2.2,
1.2.3, 1.2.6, 1.3.1, 1.3.4, 1.3.7, 1.3.8, 1.3.9, 1.4.1, 1.4.3,
1.5.1, 1.5.4, 1.5.6, 1.5.8, 1.5.14, 1.7
さらに、私達はこの不完全な機械に対する特殊技術資料が付
録VII、B部に基づき作成されたことを宣言し、根拠がある要求
がなされる場合、これらの資料を各国の監督官庁に電子形式
で伝える義務を負います。
この不完全な機械は、それによって機械指令2006/42/EG に
応じた完全な機械を形成するために、ドア設備に取り付けるた
めだけに予定されています。ドア設備は、設備全体が上記の
EC指令の規則に応じていることが確認された後、初めて、運転
を開始してもかまいません。
製品を正式な認可なく改造した場合、この宣言は失効します。
技術資料の編成に対して全権を委任された:
Marantec Antriebs- und Steuerungstechnik GmbH & Co. KG,
Remser Brook 11 • 33428 Marienfeld • Germany
電話 +49 (5247) 705-0
マリーエンフェルト、2016年2月1日 M. Hörmann
取締役
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 17
18 取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J)
取り扱い説明書, コンフォート 860, 861 (#140283 – J) 19
1 - J 360428 - M - 0.5 - 0115
型式表示プレート モーターユニット
Typ (A) _____________________________________________________________________________________________________________________________________________________
Rev (B) _____________________________________________________________________________________________________________________________________________________
Art. No. (C) _____________________________________________________________________________________________________________________________________________________
Prod. No. (D) _____________________________________________________________________________________________________________________________________________________
Remser Brook 11
DE - 33428 Marienfeld
MADE IN GERMANY
A
BC
D
/
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Marantec Comfort 860 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
このマニュアルも適しています

Marantec Comfort 860 は、重量が 800 キログラムまでのスライドゲートおよびセルフサポーティングゲートに使用できるスライドゲートオペレーターです。モーターユニットは、ゲートに平行に取り付けることができ、モーターユニットの前面に内蔵されているロックでロックされています。ロックは、付属のキーで解除できます。手動でゲートを開閉することもできます。モーターユニットは、最大 600 ワットの電力を供給でき、最大 23 ストローク/分の速度でゲートを移動させることができます。また、最大 2 つのライトと最大 2 つのフォトセルを制御できます。Marantec Comfort 860 には、緊急停止ボタンと手動開閉用ハンドルも付いています。