Micro Motion モデル 5700 トランスミ ッタ クイック・インストール・ガイド インストールガイド

  • こんにちは!Emerson モデル 5700 トランスミッタのクイック・インストール・ガイドを読み終えました。このデバイスの設置方法、配線、初期設定、様々な出力オプション、安全上の注意事項などについてご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • トランスミッタの設置場所はどこが良いですか?
    センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長は?
    電源の要件は?
    トランスミッタの向きはどのように調整できますか?
クイック・インストール・ガイド
MMI-20027508, Rev AC
2014 12
Micro Motion
®
モデル 5700 トランスミ
ッタ
すべての設置方法(一体型、4 線式、および 9 線式)
エマソン・フロー カスタマ・サービス
E メール:
ワールドワイド: [email protected]
アジア太平洋地域: [email protected]
電話:
南北アメリカ 欧州および中東 アジア太平洋地域
合衆国 800-522-627
7
イギリス 0870 240
1978
オーストラリ
800 158 727
カナダ +1
303-527-520
0
オランダ +31 (0) 318
495 555
ニュージーラ
ンド
099 128 804
メキシコ +41 (0) 41
7686 111
フランス 0800 917 901 インド 800 440 1468
アルゼンチン +54 11 4837
7000
ドイツ 0800 182
5347
パキスタン 888 550 2682
ブラジル +55 15 3413
8000
イタリア 8008 77334 中国 +86 21 2892
9000
ベネズエラ +58 26 1731
3446
中・東欧 +41 (0) 41
7686 111
日本 +81 3 5769
6803
ロシア/CIS +7 495 981
9811
韓国 +82 2 3438
4600
エジプト 0800 000
0015
シンガポール +65 6 777
8211
オマーン 800 70101 タイ 001 800 441
6426
カタール 431 0044 マレーシア 800 814 008
クウェート 663 299 01
南アフリカ 800 991 390
サウジアラビ
800 844 9564
アラブ首長国
連邦
800 0444
0684
コンテンツ
ご使用の前に ............................................... 3
設置およびセンサの配線 .............................8
チャンネルの配線 ......................................26
電源の配線 .................................................46
トランスミッタの電源投入 ....................... 47
ガイド付きセットアップ を使用したトラン
スミッタの設定 ......................................... 48
ディスプレイ・コントロールの使用 .........49
使用可能なサービス・ポート接続 ............ 53
クイック・インストール・ガイド 2014 12
2 Micro Motion
®
モデル 5700 トランスミッタ
1 ご使用の前に
本章に含まれるトピック:
本書について
設置チェックリスト
レトロフィット設置に関するその他の注意事項
電源の要件
1.1 本書について
モデル 5700 トランスミッタ: クイックインストールガイド (QIG) では、
トランスミッタの計画、取り付け、配線、および初期セットアップに関す
る情報を提供します。このガイドには、トランスミッタの詳細な設定、保
守、トラブルシューティング、またはサービスに関する情報は含まれてい
ません。
詳細については、『モデル 5700 トランスミッタ: 設定および取扱説明書』
を参照してください。すべての製品ドキュメントは、製品に付属のマイク
ロモーション製品ドキュメント DVD または www.micromotion.com でオ
ンラインでアクセスできます。
1.2 設置チェックリスト
このチェックリストでは、人員や機器を保護するための安全上の注意
事項を示します。次の段階に進む前に、安全上の各注意事項をよく読
んでください。
可能であれば、トランスミッタは直射日光の当たらない場所に設置し
てください。危険場所防爆認定の内容によっては、トランスミッタの
環境条件はさらに厳しくなる場合があります。
危険場所にトランスミッタを取り付ける予定の場合:
- トランスミッタが適切な危険場所防爆認定されていることを確認し
ます。各トランスミッタには、トランスミッタハウジングに取り付
けられた危険場所防爆認定タグがあります。
- トランスミッタとセンサ間に使用されているケーブルが危険区域要
件を満たしていることを確認します。
- ATEX/IECEx の設置要件に適合させる場合、製品に付随の DVD に収容
されているマイクロモーション製品ドキュメントの ATEX/IECEx
定文書に記載されている安全指示を厳守してください。この認定文
書は www.micromotion.com から入手することもできます。本ガイ
ドに記載されている情報に加えて、必ずこの文書を参照してくださ
い。
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 3
取り付けに適したケーブルとケーブル設置に必要な部品が準備されて
いることを確認してください。トランスミッタとセンサ間の配線を行
う場合は、最大ケーブル長が 300 m (1000 フィート) を超えていないこ
とを確認してください。
接続の種類に応じて、次のケーブルを使用してください。
- すべての入出力接続にはツイストペア計器用ケーブル
- RS-485 (チャンネル E) 接続にはツイストペアシールドケーブル
トランスミッタはどの方向にも取り付けることができますが、コンジ
ット開口部またはトランスミッタ・ディスプレイを上に向けないでく
ださい。
コンジット開口部またはトランスミッタ・ディスプレイを上に向けて
トランスミッタを設置すると、結露などによる水分がトランスミッタ
ハウジング内に侵入してトランスミッタが破損する恐れがあります。
可能なトランスミッタの向きの例を以下に示します。
可能なトランスミッタの向き 1-1:
推奨取り付け向き その他の取り付け向き
以下の条件を満たす位置および方向でメータを取り付けます。
- トランスミッタのハウジング・カバーを開けられるように十分なク
リアランスを設けます。マイクロモーション では、配線アクセス・
ポイントに 200 250 mm (8 10 インチ) のクリアランスを設け
ることを推奨します。
- トランスミッタのケーブル設置のための十分なアクセスを確保しま
す。
1.3 レトロフィット設置に関するその他の注意事項
トランスミッタの設置では、入出力および電源接続に 76 153 mm (3
6 インチ) の追加の配線が必要な場合があります。この長さが、現在
設置されている配線に追加されることになります。新規設置に必要な
追加の配線が用意されていることを確認してください。
クイック・インストール・ガイド 2014 12
4 Micro Motion
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モデル 5700 トランスミッタ
既設のトランスミッタを取り外す前に、現在設置されているトランス
ミッタの設定データを記録してください。新しく設置したトランスミ
ッタの初回起動時、ガイド付きセットアップを通じて、メータの設定
を行う必要があります。
マイクロモーション 以下の情報を記録することを推奨します (該当す
る場合)
バリアブル 設定
タグ
質量流量単位
体積流量単位
密度単位
温度単位
チャンネル設定
mA 出力 - 電源 (内部または外部):
- ソース:
- スケーリング (LRVURV):
- 異常アクション:
周波数出力 - 電源 (内部または外部):
- ソース:
- スケーリング (LRVURV):
- 異常アクション:
ディスクリート出力 - 電源 (内部または外部):
- ソース:
- スケーリング (LRVURV):
- 異常アクション:
ディスクリート入力 - 電源 (内部または外部):
- ソース:
- スケーリング (LRVURV):
- 故障アクション:
RS-485 - アドレス:
校正パラメータ (9 線式の設置のみ)
流量校正係数 - FCF (流量換算または流量校正係数):
密度校正係数 - D1:
- D2:
- K1:
- K2:
- TC:
- FD:
1.4 電源の要件
自己切換式 AC/DC 入力、供給電圧を自動認識:
85 265 VAC50/60 Hz6 W(通常)11W (最大)
18 100 VDC6 W (通常)11 W (最大)
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 5
DC 電源の場合:
これらの要件は、ケーブル毎に 1 台のトランスミッタの設置を前提にしています。
電源投入時、電源からトランスミッタに対して最低 1.5A 以上の電流が瞬間的に流れます。
電源ケーブルの長さと導体部の直径は、負荷における電流が 0.7 A の場合に電源端子で最低
18 VDC 供給できるようなものを選定してください。ケーブルサイズ選定のガイドライン
については、1-1 および1-2 を参照してください。
ケーブル・サイズ選定の計算式 1-1:
M = 18V + (R × L × 0.7A)
M: 最小供給電圧
R: ケーブルの抵抗
L: ケーブル長 /ft)
20 °C (68 °F) における通常の電源ケーブルの抵抗 1-2:
ワイヤ・ゲージ 抵抗
14 AWG 0.0050 Ω/ft
16 AWG 0.0080 Ω/ft
18 AWG 0.0128 Ω/ft
20 AWG 0.0204 Ω/ft
2.5 mm
2
0.0136 Ω/m
1.5 mm
2
0.0228 Ω/m
1.0 mm
2
0.0340 Ω/m
0.75 mm
2
0.0460 Ω/m
0.50 mm
2
0.0680 Ω/m
1.4.1 センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長
個別に設置されるセンサとトランスミッタ間の最大ケーブル長はケーブ
ル・タイプにより決まります。
センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長 1-3:
ケーブル・タイプ ワイヤ・ゲージ 最大長
マイクロモーション 4 線ケー
ブル
なし 300 m (1000 ft)
マイクロモーション 9 線ケー
ブル
適用なし 300 m (1000 ft)
客先手配の 4 線ケーブル VDC 0.35 mm
2
(22 AWG) 90 m (300 ft)
VDC 0.5 mm
2
(20 AWG) 150 m (500 ft)
VDC 0.8 mm
2
(18 AWG) 300 m (1000 ft)
クイック・インストール・ガイド 2014 12
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モデル 5700 トランスミッタ
センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長 (続き) 1-3:
ケーブル・タイプ ワイヤ・ゲージ 最大長
RS-485 0.35 mm
2
(22 AWG)
以上
300 m (1000 ft)
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クイック・インストール・ガイド 7
2 設置およびセンサの配線
本章に含まれるトピック:
一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサの配線
4 線または 9 線別置設置トランスミッタの取り付け
4 線または 9 線別置型トランスミッタからセンサへの配線
流量計構成部の接地
センサ上のトランスミッタの回転 (オプション)
トランスミッタ上のユーザインターフェイスの回転 (オプション)
別置型トランスミッタ上のセンサ配線端子箱の回転 (オプション)
2.1 一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサの配線
一体型トランスミッタには個別の取り付け要件はなく、トランスミッタと
センサの間に配線を接続する必要はありません。
2.2 4 線または 9 線別置設置トランスミッタの取り付け
2.2.1 壁面または計器用ポールへのトランスミッタの取り付け
トランスミッタを取り付ける場合は、次の 2 つのオプションから選択でき
ます。
トランスミッタを壁面または平面に取り付ける。
トランスミッタを計器用ポールに取り付ける。
必要条件
トランスミッタを壁面または平面に取り付ける場合:
- プロセス環境に耐えられる 5/16 18 の固定具を使用することを推
奨します。マイクロモーション はボルトやナットを標準品として提
供していません (汎用のボルトとナットはオプションとして入手可
能です)
- 壁表面が平らで堅く、振動せず、過度に動かないことを確認してく
ださい。
- 必要な工具、およびトランスミッタに付属の取り付けキットがある
ことを確認してください。
トランスミッタを計器用ポールに取り付ける場合:
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モデル 5700 トランスミッタ
- 計器用ポールは底の部分から少なくとも 305 mm (12 インチ) の長
さがあり、直径が 50.8 mm (2 インチ) を超えていないことを確認し
てください。
- 必要な工具、およびトランスミッタに付属の計器用ポール取り付け
キットがあることを確認してください。
手順
1. 取り付けブラケットをトランスミッタに取り付け、ねじを 9.010.2
Nm 8090 in-lbs)のトルクで締めつけてください。
トランスミッタへのブラケットの取り付け 2-1:
2. 壁面取り付けまたはポール取り付けの使用:
壁面取り付けによる設置の場合、取り付けブラケットを準備した壁
面に固定します。
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 9
壁面取り付けブラケットの寸法 2-2:
A. 71.4 mm (2.8 インチ)
B. 71.4 mm (2.8 インチ)
ポールへの取り付けによる設置の場合、U 字型ボルトの取り付け部
品を計器用ポールに取り付けます。
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モデル 5700 トランスミッタ
ポール取り付けブラケットの取り付け 2-3:
3. 壁面または計器用ポールに固定した取り付けブラケットにトランスミ
ッタ取り付けブラケットを取り付けます。
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 11
取り付けブラケットへのトランスミッタの取り付けと固定 2-4:
ヒント
取り付けブラケットの穴がずれないように、すべての取り付け用ボルトを所定の位置に挿入してから、締め
付けてください。
2.3 4 線または 9 線別置型トランスミッタからセンサへの
配線
必要条件
センサ関連ドキュメントの説明に従って、4 線ケーブルまたは 9 線ケー
ブルを用意します。
センサ関連ドキュメントの説明に従って、コアプロセッサ一体型セン
サまたは端子箱にケーブルを接続します。すべての製品ドキュメント
は、製品に付属のマイクロモーション製品ドキュメント DVD または
www.micromotion.com でオンラインでアクセスできます。
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モデル 5700 トランスミッタ
手順
1. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを取り外すと、内部に端
子接続部が確認できます。
トランスミッタからセンサへの配線部カバーの取り外し 2-5:
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 13
2. センサ配線ケーブルをトランスミッタの配線部内に用意します。
センサ配線のフィードスルー 2-6:
3. 適切な端子にセンサ配線を接続します。
4 線ケーブルドレイン線をケーブルのセンサ/コアプロセッサ側でのみ終端処理をします。
詳細はセンサ設置説明書でご確認ください。4 線ケーブルドレイン線を 5700 端子箱内に
ある接地ねじに接続しないでください。
4 線端子接続部については、2-7 を参照してください。
9 線端子接続部については、2-8 を参照してください。
クイック・インストール・ガイド 2014 12
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4 線のトランスミッタからセンサへの配線接続 2-7:
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 15
9 線のトランスミッタからセンサへの配線接続 2-8:
9 線ケーブルの 4 本のドレイン線を端子箱内にある接地ねじに接続します。
4. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを元に戻し、ねじを 1.6
1.8 N-m 1416 in-lbs)のトルクで締めます。
2.4 流量計構成部の接地
4 線または 9 線別置の場合は、トランスミッタとセンサを個別に接地しま
す。
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モデル 5700 トランスミッタ
必要条件
注意
接地が不適切な場合、メータの故障や測定誤差の原因となります。
警告
危険場所において本質安全防爆の要件に適合していない場合、爆発する恐れがあります。
ヨーロッパにおける危険場所での取り付けについては、EN 60079-14 または該当する国の規定に
従ってください。
国の規定がない場合は、以下の接地ガイドラインに従ってください。
銅製のワイヤ、ワイヤサイズ 2.5 mm
2
(14 AWG) 以上を使用してくださ
い。
すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満に
してください。
アース線を地面に直接接地するか、または工場の規定に従ってくださ
い。
手順
1. センサ関連ドキュメントの説明に従って、センサを接地します。
2. トランスミッタの内部接地ねじまたは外部接地ねじを用いて、該当す
る現地の規定に従って、トランスミッタを接地します。
内部接地ねじは、トランスミッタからセンサへの配線部内にありま
す。
外部接地ねじは、トランスミッタ・タグの下のトランスミッタ側面
にあります。
2.5 センサ上のトランスミッタの回転 (オプション)
一体型の設置では、センサ上のトランスミッタを 45 度毎に 360 度まで
転させることができます。
1. 4 mm の六角棒スパナを使用して、トランスミッタヘッドを固定してい
るクランプを緩めて取り外します。
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 17
センサクランプの取り外し 2-9:
2. トランスミッタをゆっくりとまっすぐ上に持ち上げ、目的の位置まで
回します。
トランスミッタは 8 つの位置のうち任意の位置に回転させることがで
きますが、360 度回りきらないようにする止め具があります。
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トランスミッタヘッドの回転 2-10:
3. トランスミッタをゆっくりとベース上に下げ、ロック位置にあること
を確認します。
4. クランプを元の位置に再度取り付け、キャップネジを締めます。3.2
3.4 N-m (28 30 in-lbs) のトルクで締め付けます。
2014 12 クイック・インストール・ガイド
クイック・インストール・ガイド 19
センサクランプの再装着 2-11:
2.6 トランスミッタ上のユーザインターフェイスの回転 (
プション)
トランスミッタ電子モジュールのユーザインターフェイスは元の位置から
90 または 180 回転させることができます。
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