WLL180T

SICK WLL180T 取扱説明書

  • SICK WLL180T シリーズ光電センサの取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスの機能、仕様、ティーチイン方法、トラブルシューティングなど、あらゆる質問にお答えできます。例えば、電源電圧、消費電流、動作温度範囲、拡張ユニット数、出力方式などについてご質問があれば、お気軽にご相談ください。
  • 電源電圧は何Vですか?
    消費電流はどのくらいですか?
    動作温度範囲は?
    最大拡張ユニット数は?
    出力方式は?
1
2
3
4
5
6
1
2
1
2
1
2
3
4
5
6
1
2
3
1
2
3
4
5
1
3
5
7
2
6
4
1
4
2
3
1
4
2
3
1
3
5
7
2
6
4
1
2
3
4
1
3
2
18.8
(0.74)
10
(0.39)
Ø 4.2
(0.17)
55.4 (2.18)
4.3 (0.17)
34.6 (1.36)
68.9 (2.71)3 (0.12)
16.1
(0.63)
Ø 8.6 (0.34)
3.55 (0.14)
17.8
(0.70)
27.8 (1.09)
7
(0.28)
9.2 (0.36) 37.3 (1.47)
7.7
(0.30)
51.9 (2.04)
10.5
(0.41)
33.2
(1.31)
2 – Ø 2.3
(0.08) - Ø (0.09)
8 (0.31)
5.7
(0.22)
8 (0.31)
(0.14)
10.4
(0.34)
B マスター(ベースユニット)
1 出力表示(オレンジ)
2 選択ボタン
3 光ファイバロック
4 ディスプレイ
5 モードボタン
6 ティーチインボタン
1 光ファイバロックを開ける。
2 光ファイバを所定の開口部の停止位置まで挿入する。
3 光ファイバロックを締める。
4 光ファイバ
5 投光/受光表示
C 取付レールへの取付/取付レールからの取外し
D 光ファイバ接続
スレーブ(拡張ユニット)
E スリムなエンドスリーブ付き光ファイバの使用 F 評価ユニットの拡張
1 スリムなエンドスリーブ付き光ファイバ
2 切断位置
3 アダプタキャップ
1 拡張ユニット
2 ベースユニット
3 保護カバー
4 エンドユニット
5 バスオスコネクタ
G エンドピース
H WLL180T
1 開放角約180°
2 Master: ケーブル:Ø3.84コア2m
Slave:
ケーブル:Ø2.82コア2m
3 バスコネクタ(スレーブのみ)
4 M8オスコネクタ、4ピン
WLL180T-M/L432
WLL180T-F/E232
WLL180T-M/L434
WLL180T-F/E434
ベースユニット
拡張ユニット
接続タイプ
ケーブル オスコネクタ、M8、4ピン
スイッチング出力
NPN/PNP
オープンコレクタ100mA/≤30VDC抵抗
負荷電流:≤100mA
残留電圧:≤1.8V
NPN/PNP
オープンコレクタ100mA/≤30VDC抵抗
負荷電流:≤100mA
残留電圧:≤1.8V
供給電圧
12...24VDC±10%残留リップルを含む
1)
12...24VDC±10%残留リップルを含む
1)
消費電力
≤50mA/24V ≤50mA/24V
応答時間
16µs/70
µs/250µs/2ms/8ms
16µs/70
µs/250µs/2ms/8ms
出力
ライトオン/ダークオン ライトオン/ダークオン
短絡保護
光源
赤色のLED 赤色のLED
ステータス表示灯/ディスプレイ
出力表示:オレンジ(Q
1
)2x4桁の7セグメントディスプレイ 出力表示:オレンジ(Q
1
)2x4桁の7セグメントディスプレイ
感度調節
ティーチイン/手動設定 ティーチイン/手動設定
タイマ機能 停止遅延時間,起動遅延時間,Oneshot,起動/停止遅延時間,Oneshot
delay
停止遅延時間,起動遅延時間,Oneshot,起動/停止遅延時間,Oneshot
delay
起動/停止遅延時間
0.1ms...9,999ms 0.1ms...9,999ms
入力設定
外部入力設定(Teach-in/Test/Sync) 外部入力設定(Teach-in/Test/Sync)
周囲温度/動作時
–25...+55°C/35...85%RF(非凍結、非結露)
2)
–25...+55°C/35...85%RF(非凍結、非結露)
2)
周囲温度/保管時
–40...+70°C/35...85%RF(非凍結、非結露) –40...+70°C/35...85%RF(非凍結、非結露)
耐衝撃性
10...55Hz、二重振幅1.5mm、各方向(X、Y、Z)に2時間 10...55Hz、二重振幅1.5mm、各方向(X、Y、Z)に2時間
保護等級
IP50
3)
IP50
3)
筐体材質
PC PC
重量
ケーブルタイプ:71g、M8タイプ:25g ケーブルタイプ:71g、M8タイプ:25g
1)
12...24VDC±10%、クラス2供給電圧
2)
最高周囲温度:+55°C
温度/装置最大数:
–25…+55°C/3台(負荷電流:100mAmax.)
–25…+50°C/8台(負荷電流:50mAmax.)
–25…+45°C/16台(負荷電流:20mAmax.)
3)
UL規格筐体タイプ1
バスタイプ
(単位:mm)
日本語
A 配線図
1 茶色:12-24VDC
2 負荷
3 黒色:スイッチング出力
4 回
5 白色:外部入力
6 サプレッサ
7 青色:OV
NPN
PNP
1
12-24VDC
2 外部入力
3 OV
4 スイッチング出力
4.8マスターティーチイン ベースユニットは、接続されてるす
べてのユニットでティーチインを行
います。
Atch
C
で選択し、 で設定します。
画面は、マスターティーチインのトッ
プメニュに戻ります。
no
ティーチイン実行なし。
1)
yES
1ポイントティーチイ
ン実行
TOP
TIP
ロックされた評価ユニットは、ティー
チインを実行しません。
4.9ASC設定 ASC(AutomaticSensitivityControl=自
動感度調整)設定
ASc oFF C
で選択し、 で設定します。
画面は、ASC設定モードのトップメニ
ュに戻ります。
oFF
ASCをオフにする
1)
on
環境に合わせて閾値を
自動調整
TOP
TIP
閾値設定は、好ましくは清掃後に行っ
てください。
C
B
E スリムなエンドスリーブ付き光ファイバの使用
アダプタキャップを反時計回りに完全に回し、光ファイバを挿
入します。
時計回りに回してロックします。
余分な光ファイバを切断します。
F 評価ユニットの拡張
各評価ユニットを取付レールにスライドさせ、はめ込みます。
エンドピースを両側に取り付けて固定します。
バスオスコネクタを使用して、最大16ユニットまで相互接続でき
ます。
注意
まず最初に、評価ユニットの電源を切断します。
拡張用の取付レールとエンドピース(BEF-EB01-W190)を使用
します。
拡張後は、動作温度を点検します(データシート参照)。
短絡を防止するため、使用しないユニットには必ず保護カバーを
取り付けてください。
接続されたユニットを一つずつ取付レールから取り外します。
設定
1 1ポイントティーチイン
ティーチインボタンを3秒間押
します。
1ポイントティーチインを選択し
ます。
1Pt C
ティーチインボタンを押し
ます。
1Pt C
123C
スイッチング閾値表示が短く点滅
し、ディスプレイは標準画面に戻
ります。
2 2ポイントティーチイン
ティーチインボタンを3秒間
押します。
2ポイントティーチインを選択
します。
2Pt 1Pt C
1.ポイント:ティーチインボタ
ンを押します。
2Pt 1Pt C
2.ポイント:ティーチインボタ
ンを押します。
2Pt 2Pt C
123C
スイッチング閾値表示が短く点滅
し、ディスプレイは標準画面に
戻ります。
C B
4.10投光LEDの照度設定 照度は3段階から選択できます。
SPor
¦ ¦ ¦ ¦ ¦ ¦
で選択し、 で設定します。
画面は、投光照度設定のトップメニュ
に戻ります。
¦ ¦ ¦ ¦ ¦ ¦
標準設定
1)
¦ ¦ ¦ ¦
¦ ¦
TOP
TIP
受光が飽和しないように設定してく
ださい。
4.11ロックレベル キーのロックレベル
LocL L1
で選択し、 で設定します。
画面は、ロックレベルのトップメニュ
に戻ります。
L1
すべての入力機能をロック
L2
外部入力を除く、すべての
入力機能をロック
TOP
4.12詳細設定終了
(エキスパートモード)
End EPrt
画面は、詳細設定のトップメニュに戻ります。
機能設定に関する注意事項
1)
工場出荷時の設定。
何も指示されなければ、設定ボタンを約0.3秒間押します。
各設定を選択できるようになると、メイン画面が点滅します。
ワンボタンで標準設定へ戻る
標準設定(RUNモード)に戻るには、メニュの「終了」項目を使用せ
ずに、 ボタンを2秒間以上長押しします。
操作要素のロック
4.11の選択に応じて、すべての入力機能をロックします(不正操作
防止)。
RUNモードで、両方のボタン
を同時に2秒間以上長押ししま
す。ロック解除も同じように行ってください
(不正操作防止)。
ロック
ロック解除
Loc
300
unLc
300
SAM
回路
(ASC=AutomaticSensitivityControl=
自動感度調整)
センサが連続的に受光を点検している場合、閾値は自動的にリセッ
トされます。レンズの清掃などで輝度が急に変わると、閾値がリセ
ットされます。
外部ティーチイン
ティーチイン手順を実行するには、ティーチイン入力(ET)を200ミ
リ秒以上起動させなければなりません
(PNP装置ではET>10V...<U
V
、NPN装置ではET0V)。
3 自動ティーチイン
ティーチインボタンを3秒間押
します。
自動ティーチインを選択します。
Auto StrtC
開始:ティーチインボタンを押
します。
Auto StrtC
終了:ティーチインボタンを押
します。
Auto StoPC
123C
スイッチング閾値表示が短く点滅
し、ディスプレイは標準画面に戻
ります。
4 ゾーンティーチイン
ティーチインボタンを3秒間
押します。
ゾーンティーチインを選択し
ます。
ZonE C
ティーチインボタンを押し
ます。
ZonE C
ZonE goodC
スイッチング閾値表示が短く点滅
し、ディスプレイは標準画面に
戻ります。
5 透明体のティーチイン
ティーチインボタンを3秒間
押します。
gLAS C
ィーチインボタンを押します。
gLAS C
gLAS goodC
スイッチング閾値表示が短く点滅
し、ディスプレイは標準画面に
戻ります。
オプション
G エンドユニット
BEF-EB01-W190
予告なしに変更される場合があります。
設定メニューおよびティーチイン機能に関する詳細情報は、ユー
ザマニュアルまたはwww.sick.com を参照してください。
日本語
安全上の注意事項
コミッショニング前に取扱説明書をお読みください。リフレクタを
使用します。リフレクタの警告は、ユーザを危険から保護し、セン
サや設備の損傷を回避することを目的としています。ここで説明
されている方法以外の設置手順または操作手順は適用しないでく
ださい。
> 供給電圧を切断した状態でセンサを接続します。
> 保護カバーなしでセンサを使用しないでください。
> 以下の環境でセンサを動作させると、
> 機能障害が生じる可能性があります:
1.埃または湿気の多い環境
2.腐食性ガスのある領域
3.水飛沫またはオイル飛沫が生じる領域
4.地盤が強く動く領域
> 屋外でセンサを使用しないでください。
> 周囲に火気、爆発性ガス、または
> 可燃性の液体がある環境では使用しないでください。
> 水中では使用しないでください。
> センサを解体したり、修理したり、覆ったりしないでください。
これは火災や感電につながることがあります。
> 規定された領域でのみ使用してください。
> 梱包材は保管してください。
> 本製品はEU機械指令の要件を満たす安全コンポーネントではあ
りません。
a
人体保護を目的とした安全機器として本センサを使用すること
は禁じられています。
A 配線図
手動設定
選択ボタンの一つを押すと、スイッチング閾値表示が点滅します。
これで設定できるようになりました。選択ボタンを使用して調整
します。
1正常
300 350
設定終了後5秒経過すると、自動的に標準画面
に戻ります。
ティーチイン中のエラー表示
入力中にエラーが生じると、エラーメッセージが表示されます。以
下の表を参照してください。
Err1
Err2
Err3
受光値が低すぎる
受光値が低すぎる
2つの受光値の差が小さすぎる
機能設定
モードボタンを3秒間押します。
1.動作設定 動作モードを選択します。
L––d L onC
で選択し、 で設定します。
画面は、動作設定のトップメニュに
戻ります。
Lon
ON-ライトオン
1)
don
ON-ダークオン
TOP
2.応答時間の設定 応答時間を選択します。
rESP LongC
で選択し、 で設定します。
画面は、応答時間のトップメニュに
戻ります。
High
最速設定16µs
FASt
高速設定70µs
Stnd
標準設定250µs
1)
Long
長い検出距離2ms
SuPr
非常に長い検出距離8ms
TOP
3.タイマ設定 タイマと時間を選択します。
dELy C
で選択し、 で設定します。
OFFでタイマ設定のトップメニュに
戻ります。
oFF
タイマオフ
1)
oFdy
オフディレイ
ondy
オンディレイ
Shot
ワンショット
onoF
オン/オフディレイ
onSh
オンショットディレイ
TOP
タイマ設定0.1...9,999
(0.1ms...9,999ms)の範囲で選択可
でタイマ設定時間を変更し、
で設定します。
その後、画面はタイマ設定の
トップメニュに戻ります。
oFdy 0001C
4.詳細設定
(エキスパートモード)
EPrt C
詳細設定へ移動します。
TOP
A
5.リセット
工場出荷時の設定にすべてリセット
します。
rSEt no C
で選択し、 で設定します。
画面は、初期化(リセット)のトップメ
ニュに戻ります。
no
初期化なし
1)
yES
初期化
TOP
6.設定終了
End C
標準画面に戻る
B 評価ユニットの機能ボタン
C 評価ユニットの設置
取付レールへの取付/取付レールからの取外し
センサ取付:
1 センサを取付レールにはめ込みます。
2 上から押してロックします。
センサの取外し:
1 センサを矢印方向に押します。
2 光ファイバの接続側を上に持ち上げ、センサを取り外します。
D 光ファイバ接続
光ファイバロックを開けます(1を参照)。
光ファイバを所定の開口部の停止位置まで挿入します
(2 を参照-約15mm)。
光ファイバロックを締めます(3を参照)。
a
ご注意ください
同軸ファイバ配置によるセンサバリエーションを使用する場
合、コアファイバまたは白線でマークされた光ファイバを投光
器と接続します。二つ目の光ファイバは受光器と接続します。
A
4.1表示値をゼロにリ
セット
メイン画面の表示値を「0」に設定
します。
oFSt C
で選択し、 で設定します。
画面は、ゼロリセットのトップメニュ
に戻ります。
off
ゼロリセットをオフに
する。
1)
on
ゼロリセットをオンに
する。
TOP
4.2ディスプレイ設定 ディスプレイ設定表示を選択します。
diSP dig C
で選択し、 で設定します。
画面は、ディスプレイ設定のトップメ
ニュに戻ります。
dig
数値表示
1)
bAr
バー表示
Pct
パーセント表示
4.3エコモード 省電力モードを起動します。
Eco off C
で選択し、 で設定します。
画面は、エコモード設定のトップメニ
ュに戻ります。
off
省電力モード無効
1)
on
省電力モード有効
規定値画面は、20秒後に終了しま
す。任意のボタンを押すと有効にな
ります。
TOP
4.4画面回 ディスプレイ表示を回転させます。
turn off C
で選択し、 で設定します。
画面は、画面回転のトップメニュに
戻ります。
off
標準画面
1)
on
上下逆表示
TOP
4.5ヒステリシス設定 ヒステリシス設定を選択します。
HyS P5 C
で選択し、 で設定します。
で値を変更し、 で設定しま
す。画面は、ヒステリシス設定のトッ
プメニュに戻ります。
TOP
P 5C
数値範囲は規定値の1...40%
4.6入力設定
外部入力機能を選択します。
InPt C
で選択し、 で設定します。
入力
rtch
外部ティーチイン
1)
tESt
テスト入力
Sync
同期
Atch
マスターティーチイン
画面は、外部入力機能の
トップメニュに戻ります。
TOP
4.7コピーモード 設定を接続された拡張ユニットにコピ
ーします。
coPY no C
で選択し、 で設定します。
画面は、コピーモードのトップメニュ
に戻ります。
no
コピー機能なし
1)
yES
コピー機能
TOP
TIP
ロックされた評価ユニットは変更さ
れません。
1 1ポイントティーチイン
+10
%
1
1 スイッチング閾値
2 2ポイントティーチイン
1
1.
2.
1 スイッチング閾値
3 自動ティーチイン
4 ゾーンティーチイン
10 %
10 %
1
7
3
6
5
4
2
2
5 透明体のティーチイン
1
1 リフレクタ
透過形バリエーション/センサバリエ
ーション
開始および終了:
対象物移動中に自動設定。
1近
2 スイッチング閾値
3 上
4 閾値
5 ゾーン
6 下
7遠
センサバリエーション:
既存の対象物に合わせて設定します。
ゾーンは、受光に応じて+10%で調整されます。
センサバリエーション:
背景に対象物がない状態でティーチインを
実行します。
透過形バリエーション:
対象物が存在している状態で調整しま
す。
スイッチング閾値は受光値より10%多く
設定されます。
センサバリエーション:
ステップ1:既存の対象物に合わせて設定し
ます。
ステップ2:背景に対象物がない状態で設
定します。
1.と2.の中間にスイッチング閾値を設定
します。
リフレクタ形バリエーション:
対象物がない状態でティーチインを実行します。
リフレクタを使用します。
スイッチング閾値は、受光の90%に設定されます。
透過システム:
対象物がない状態でティーチインを実行します。
スイッチング閾値は、受光の90%に設定されます。
/