10 VOCODER VC340 クイックス タートガ イド 11
VOCODER VC340 コントロール
ステップ 2: コントロール 左下コントロール類
(28) HIGH/LOW (オクターブ高/オクタ
ーブ低) – キーボードの音程に作
用 し ま す 。「 HIGH」 にするとキーボ
ードの音 程が 1 オクターブ上 が
り 、「 LOW」 にすると 1 オクターブ 下
がりま す。
(29) TUNE (チューン) – ピッチを上下
し、調 整します。
(30) VOLUME (音量) – 背面パネル メイ
ン出力の音量レベルを調節しま
す 。ヘ ッ ド フ ォ ン 出 力 に は 作 用 し ま
せ ん 。ユ ニ ッ ト の 電 源 を 入 れ る 前
に最小レベルに絞り、その後、徐
々に快適なリスニング音量まで上
げ てください 。
Pitch Shift (ピッチシフト部)
(31) AUTO (自動) – ノート演奏時、自動
的に ピ ッ チ が 増 大 し ま す 。「 TIME
(タイム)および 「PITCH SET (ピッチ設
定)」 ノブでタイミングおよびピッ
チシフト幅 を調 節しま す。
OFF (オフ) – 外部ペダルを押さない
限り、ノート演 奏 時 の自動 的 なピッチ
増大は生じません。
MANUAL (手動) – ノート演奏
時 、「 DOWN/NORMAL (ダウン/ノーマル)」
フ ェ ー ダ ー を 使 用 し て 、ピ ッ チ シ フ ト
が できます。
(32) DOWN/NORMAL (ダウン/ノーマル ) –
水平方向のフェーダーで、隣接す
るスイッチを 「MANUAL (手動)」 に
設 定 し て い る 時 に 使 用 す る と 、手
動 でピッチシフトが できます。ピッ
チシフトレンジは 「PITCH SET (ピッチ
設定)」 ノブで設定します。
(33) PITCH SET (ピッチ設 定 ) – ピッチ
シフトを開始する音程を調節し
ます。
H 側: ピッチシフトしません。
L 側: ピッチシフトが最 大となりま
す。
(34) TIME ( タイム ) – ピッチシフトが
開始するまでの時間を調 節しま
す 。「 MANUAL」モードでは 効果は生
じません。
背面パネル
(35) POWER ( 電 源 スイッチ ) – すべて必
要な 接 続 を 行 っ て か ら 、こ の ス イ
ッチをオンにします。本機使用中
に 電 源 スイッ チ に 手 が 届 き や す い
よ う 、設 置 に ご 配 慮 く だ さ い 。
(36) AC IN (AC 入力) – 100 ~240 VAC、50/60
Hzに対応した AC 電源に接続しま
す。必 ず 付 属 の 電 源 コ ー ド を ご 使
用ください。
(37) VENTILATION ( 換 気 スロット) – 換
気スロットから取り込まれる空気
の流れに よ り 、内 部 回 路 を 冷 却 し
ま す 。換 気 ス ロ ッ ト は い ず れ も 塞
が な い ようにしてください 。
(38) MIC (XLR マイクロフォン入 力 ) – ボ
コーダーで使 用するマイクロフォ
ン を 接 続 し ま す 。フ ァ ン タ ム 電 源
を必要とするマイクロフォンはご
使用になれません。1 度に使用で
きるマイクロフォン入 力 は い ず れ
か一方のみです。
(39) MIC (TRS マイクロフォン入 力 ) – ボ
コーダーで使用するマイクロフォ
ンを接 続します。
(40) PHONES (ヘッドフォン出 力 ) – ステ
レオヘッドフォンを接続します。ト
ップパネルの 「PHONES LEVEL ( ヘッド
フォン 音 量)」 (4)ノブ が 下がってい
ることを 確 認 して から ヘッドフォ
ン を 装 着 し 、そ の 後 安 全 な リ ス ニ
ン グ 音 量 ま で上 げ てください 。
(41) EXT SYNTH IN (外部シンセサイザー
入力) – この入力端子は、シンセ
サイザーなど外部機器のラインレ
ベル オーディオ出力との接続に
使 用 し ま す 。 入 力 レ ベ ル は 、ト ッ プ
パネルの 「EXTSYNTH (外部シンセサ
イザー)」 (5) 入力レベルフェーダ
ーで 調 節します。
(42) VOCODER HOLD (ボコーダーホール
ド)– 標準的なフットペダルスイ
ッ チ を 接 続 す る と 、ボ コ ー ダ ー の
有効/無効を簡単に切り替えられ
ます。
(43) PITCH (ピッチシフト) – 標準的なフ
ットペダルを接続すると、ピッチ
シフト効果をオン/オフできます。
ピッチシフトスイッチ (31) の位置
は必ず 「OFF (オフ)」 外部コントロ
ー ル )に し て く だ さ い 。
(44) L/M/H スイッチ – 3 段階の出力レ
ベル 「Low ( 低 ) 」 、「 Medium (中)」 ま
た は「 High( 高 )」か ら 、お 使 い の
システムに 最も適したものを選 択
し ま す 。た と え ば 、「 Low」 はミキサ
ー チャンネ ル入 力との 接 続 に 使 用
し 、「 High」 はラインレベル入力に、
もう少し低いレベルの方が適して
いれば 「Medium」 を使用するなど
です。
(45) MONO (モノラル) 出力 – アンプリ
ファーまたは パワードスピーカー
1 台、もしくはミキサーチャンネル
等の接続に使用する出力端子で
す。VOCODER VC340 の 内 部 チ ャンネ
ル 2 つを 統 合し出 力します。
(46) STEREO (ステレオ) 出力 – VOCODER
VC340 をステレオシステム、たとえ
ば 2 チャンネルアンプリファー 、
パワードスピーカー 2 台、2 つの
ミキ サー チャンネ ル 等 に 接 続 する
場 合 、こ の 出 力 端 子 と 「 Mono (モノ
ラル)」 出力を使用します。
MIDI (MIDI 部)
(47) MIDI IN (MIDI 入力) – MIDI キーボー
ド、外部ハードウェアシンセサイ
ザー、MIDI イン タ ーフェ イス 装 備 の
コンピューターほか、外部音 源か
らの MIDI データを受信する、5 ピ
ン式 DINジャックで す。
(48) MIDI THRU (MIDI スルー) – MIDI 入
力から受 信した MIDI デ ー タ を 、そ
のまま他の機器へパススルーし
ます。
(49) MIDI OUT (MIDI 出力) – VOCODER VC340
で生成した MIDI デ ー タ を 、外 部
シンセサイザーや MIDI インター
フェイス装備のコンピューターな
ど 、別 の MIDI 機器に送信する端
子で す。
(50) USB ポート – コンピューターと接
続するための USB B タイプジャッ
クです。VOCODER VC340 はクラスコン
プライアント USB MIDI 機器ですの
で、MIDI 入出力に対応します。
USB MIDI 入力 – アプリケーションから
の MIDI データを受け入れます。
USB MIDI 出力 – MIDI データをアプリ
ケーションに送ります。
(9) RATE (レート) – 「VOCODER」 および
「HUMAN VOICE」 を変調させる、低周
波オシレーターの周波数を設定しま
す。
(10) DELAY TIME ( ディレ イタイム ) – ビ
ブラートが 開 始するまでの 遅 延 時
間を設 定しま す。
(11) DEPTH (デプス) – ビブラートエフ
ェクトの 深さを設 定します。
Vocoder (ボコーダー部)
マイクロフォン か ら 入 力 さ れ る オ ー デ
ィオ を元に、キーボードでボコーダー
を演奏するためのセクションです。「MIC
LEVEL ( マイクレベル)」 フェー ダーでマイ
ク ロ フ ォ ン の 音 量 を 調 節 し 、お 使 い の
スピーカーシステム か らのフィードバッ
クが起きないよう、「TONE (トーン)」 お
よび 「MIC LEVEL」 フェーダーを慎重に操
作 し ま す 。マ イ ク ロ フ ォ ン 信 号 の 音 量 は
「BALANCE (バランス)」 部の「DIRECT MIC (ダ
イレクトマイク)」 フェーダーでも追 加
できます。
(12) TONE (音色) – 「VOCODER (ボコーダ
ー)」部 の 音 色 を調 節します。
(13) MIC LEVEL ( マイクレ ベ ル ) – 背面パ
ネル マイクロフォン入力端子から
入 力 さ れ た 、マ イ ク ロ フ ォ ン 信 号 の
レ ベ ル を 調 節 し ま す 。マ イ ク ロ フ ォ
ン信号の入力信号レベルが高す
ぎると赤色 LED が点 灯します。
(14) LOWER (低音部) – キーボードスプ
リットより低いキーで演奏する際
に選 択します。
(15) UPPER (高音部) – キーボードスプ
リットより高いキーで演奏する際
に選 択します。
(16) ENSEMBLE (アンサンブル) – ボコ
ーダーにさらなるコーラス効果を
創出します (音声を出力するには
「UPPER」 と 「LOWER」 スイッチのいず
れか、または両方をオンにする必
要があります)。
Human Voice (ヒューマンボイス部)
キーボードで人間の声のシミュレーシ
ョンを演 奏するための セクションで
す。レベル調節は 「BALANCE (バランス)」
部の「HUMAN VOICE」 フェーダーでおこな
い ま す 。「 4’」 「8’」 といった印は、トラデ
ィショナルなドローバーオルガンのレ
ングス調節方式にならったものです
(4’ は 8’ に比べ、1 オクターブ 高くなり
ます)。
(17) LOWER: MALE 8' ( 低 音 部:男 性 8’)–
キーボードの 低 音部を選 択し、
男声のシミュレーションを演 奏し
ます。
(18) LOWER: MALE 4' (低音部:男性 4’)–
キーボードの 低 音部を選 択し、
男声のシミュレーションを演 奏し
ます。
(19) UPPER: MALE 8' (高音部: 男性 8’)–
キーボードの高音 部を選択し、
男声のシミュレーションを演 奏し
ます。
(20) UPPER: FEMALE 4' (高音部: 女性 4’)–
キーボードの高音部を選択し、女声
のシミュレーションを演 奏しま す。
(21) ENSEMBLE (アンサンブル)– ボコー
ダーに、さらなるコーラス効果を
創出します (音声を出力するには
「UPPER」と 「LOWER」 スイッチのいず
れか、または両方がオンになって
いる必があります)。
(22) ATTACK (アタック) – 「HUMAN VOICE」
部で演奏したノートが最大音量に
なるまでに要する時間を調 節しま
す 。「 0」 に設定すると遅延時間が
ゼ ロ に な り 、鍵 盤 を 押 す と た だ ち
に最大レベルに達します。
(23) RELEASE (リリース ) – 「VOCODER」
「HUMAN VOICE」 および 「STRINGS」 に
作用するフェーダーです。演奏し
たノートが 最 大 音 量 から減 衰 する
時 間 を 調 節 し ま す 。「 0」 に設定す
ると減 衰時間がゼロになり、鍵盤
から手を離すとただちにサウンド
は オフになります。
Strings (ストリングス部 )
キーボードでストリングスのシミュレ
ーションを演 奏するための セクショ
ンです。レベル調節は 「BALANCE」 部の
「STRINGS」 フェーダーでおこないます。
(24) ATTACK (アタック) – 「STRINGS」 部で
演奏 し た ノ ー ト が 、最 大 音 量 に 達
するまで の 時 間 を 調 節 しま す。
(25) TONE (音色) – 「STRINGS」 部の音色
を調 節します。
(26) LOWER (低音部) – ストリングス
シミュレーションの 演 奏 にキ ーボ
ード低 音 部 を 選 択します。
(27) UPPER (高音部) – ストリングス シ
ミュレーションの演 奏にキ ーボー
ド 高 音 部 を 選 択します。
キーボード
本機には、オクターブスイッチの 「Low/
High (オクターブ低 /オクターブ 高 )」 設
定 に よって いず れ か 決 定 する 、2 つのキ
ーボードス プリット表示があります。
(1) HIGH (ハイ) – 「Octave (オクターブ)」
スイッチを 「HIGH (オクターブ高)」 に
設 定 した 時 の キ ーボ ードス プリット 位
置 で す。
(2) LOW (ロー) – 「Octave (オクターブ) ス
イッチ」 を 「LOW (オクターブ低)」 に
設 定 した 時 の キ ーボ ードス プリット 位
置 で す。
左上部
(3) 電源 LED – この LED は、電源に接続
した AC ア ダ プ タ ー を 本 機 に 繋 げ 、背
面の 「POWER (電源)」 スイッチをオン
にすると点 灯します。
(4) PHONES LEVEL (ヘッドフォンレ ベ ル)
–背面パネル 「PHONES ( ヘッドフォン出
力)」 の全体的な音量レベルを調節し
ま す 。 聴 覚 の 損 傷 を 避 け る た め 、ヘ ッ
ドフォンを装着する前にまず本ツマミ
のレベルを最小にし、徐々に快 適なリ
ス ニン グ 音 量 ま で上 げ てくださ い 。
(5) EXT SYNTH LEVEL (外部シンセレベ
ル)– 背面パネルの外部シンセサイザ
ー入力端子から入力される、オーディ
オの音量を調節します。入力レベル
が高すぎる場合は、赤色の LED が点
灯します。
Balance (バランス部 )
各音 源の音 量バランスを調節 する 3 本
のフェーダーです。
(6) DIRECT MIC (ダイレクトマイクレベル)
– ボ コ ー ダ ー が 作 用 し て し な い 、ダ イ
レ クトな マイク ロフォン ボ ー カル の 音
量を調節します。
(7) HUMAN VOICE (ヒューマンボイスレベ
ル) – 「HUMAN VOICE (ヒューマンボイ
ス)」の 出力レベルを調節します。
(8) STRINGS (ストリングスレベ ル) –
「STRINGS (ストリングス)」 の出力レベ
ルを調節します。
Vibrato (ビブラート部)
ビブラートは 「VOCODER (ボコーダー)」
および 「HUMAN VOICE (ヒューマンボイ
ス)」 に作用します。