Dell PowerVault TL4000 ユーザーガイド

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ユーザーガイド

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Dell PowerVault TL4000は、中規模から大規模な環境向けの、拡張性に優れたテープ ストレージ ソリューションです。拡張モジュールを追加することで、最大288個のテープ カートリッジを格納でき、最大12台のドライブで同時にアクセス可能です。また、ライブラリ内蔵のバーコード リーダーがテープ カートリッジ上のバーコードを読み取って、自動的にインベントリを追跡し、テープの管理を簡素化します。さらに、PowerVault TL4000は、データ暗号化機能を搭載しており、機密データを保護します。

PowerVault TL4000は、仮想テープ ライブラリ(VTL)としても利用可能です。VTLは、物理的なテープ ライブラリと同様に機能するソフトウェアベースのソリューションです。VTLを使用することで、テープ カートリッジやドライブの物理的な管理を軽減し、コストを削減することができます。

PowerVault TL40

Dell PowerVault TL4000は、中規模から大規模な環境向けの、拡張性に優れたテープ ストレージ ソリューションです。拡張モジュールを追加することで、最大288個のテープ カートリッジを格納でき、最大12台のドライブで同時にアクセス可能です。また、ライブラリ内蔵のバーコード リーダーがテープ カートリッジ上のバーコードを読み取って、自動的にインベントリを追跡し、テープの管理を簡素化します。さらに、PowerVault TL4000は、データ暗号化機能を搭載しており、機密データを保護します。

PowerVault TL4000は、仮想テープ ライブラリ(VTL)としても利用可能です。VTLは、物理的なテープ ライブラリと同様に機能するソフトウェアベースのソリューションです。VTLを使用することで、テープ カートリッジやドライブの物理的な管理を軽減し、コストを削減することができます。

PowerVault TL40

Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー・ガイド
1 | ページ 12/31/09 バージョン 2.0
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー構成ガイド
この資料では、フェイルオーバー・フィーチャーについて説明し、Dell PowerVault TL4000 および
TL2000 製品に対してサポートされているフェイルオーバー構成の概要を説明し、フェイルオーバーに
してライブラリー、ドライブ、およびホスト・サーバーを構成するための説明を記載します。
サポートされる構成はテープ・ライブラリーに取り付けられている LTO ドライブの世代およびフォー
ム・ファクターと密接な関係があることに注意してください。Dell PowerVault™ に対してサポートされ
ているフェイルオーバー構成マトリックス表 1 および 2 を参照してください。
目次
フェイルオーバーとは ...............................................................................................................................................2
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 構成サポート・マトリックス........................................................................2
基本的な環境構成要件 ...............................................................................................................................................3
フェイルオーバー・サポート構成の詳細................................................................................................................4
構成の例 .......................................................................................................................................................................4
フェイルオーバー・サポートに対す LT05 固有の要件...................................................................................11
検証済みの異機種混合構成 .....................................................................................................................................13
フェイルオーバーをサポートするための環境の構成..........................................................................................15
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 ライブラリー・フェイルオーバーのセットアップ ..................................16
ライブラリーをオフラインにする .........................................................................................................................16
ライブラリーおよびドライブのファームウェアを最新バージョンにアップグレードする ..........................16
バックアップ・ホストのコントロール・パス・フェイルオーバーのセットアップ ......................................18
バックアップ・アプリケーションのセットアップおよびサポート..................................................................19
フェイルオーバー構成の検証 .................................................................................................................................20
フェイルオーバーのテスト手順 .............................................................................................................................20
フェイルオーバーのパフォーマンスの考慮事項..................................................................................................21
付録 A - フェイルオーバー・イベントからの回復 ..............................................................................................22
Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー・ガイド
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フェイルオーバーとは
フェイルオーバーは、Dell PowerVault
TM
TL4000 および TL2000 テープ・ライブラリーで使用できるオ
ション・フィーチャーです。フェイルオーバーは、ホスト・アダプターまたはコントロール・パス・ド
ライブが失われた場合に、現在進行中のジョブを中断することなく、事前構成済みの冗長パスへの自動
パス・フェイルオーバーを提供するように設計されています。 フェイルオーバーは、1 次パスで永続
ラーが発生した場合に代替パスへのエラー・リカバリーを行います。フェイルオーバー・イベントは、
テープ・ライブラリーによって使用可能になり、デバイス・ドライバーによって処理されるため、実行
中のバックアップ・アプリケーションに対して透過的です。
パス・フェイルオーバーには、データ・パス・フェイルオーバー (DPF) およびコントロール・パス・
フェイルオーバー (CPF) 2 つのタイプがあります。これらは密接に関係していますが、DPF はデータ
転送に対する自動フェイルオーバー・サポートであり、テープ・ドライブに接続されたシステムのエ
ラー・リカバリーを提供するのに対して、CPF はテープ・カートリッジを移動するためのコマンド転送
に対する自動フェイルオーバー・サポートであるという違いがあります。構成可能なさまざまな構成の
例については、この資料の「サポートされるフェイルオーバー構成」セクションを参照してください。
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 構成サポート・マトリックス
構成マトリックス・セクションにはDell PowerVault™ TL2000 または TL4000 ライブラリーでフェイル
オーバーをサポートするドライブ構成のクイック・リファレンスを記載しています。
重要な注意事項: LT03 ドライブを含む構成ではフェイルオーバーはサポートされていません。
LT03 ドライブ LT04 ドライブ LT05 ドライブ ドライブ構成
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
SCSI フルハイト はい いいえ
FC フルハイト はい いいえ はい いいえ
FC ハーフハイト
はい はい *
SAS フルハイト はい いいえ はい いいえ
SAS ハーフハイト
はい いいえ はい はい *
1: Dell PowerVault™ TL2000 に対してサポートされているフェイルオーバー構成マトリックス
*2 台の LT05 ハーフハイト・ドライブで構成された Dell PowerVault™ TL2000 ライブラリーが必要
です。
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最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
LT03 ドライブ LT04 ドライブ LT05 ドライブ ドライブ構成
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
サポート
される
ドライブ
フェイル
オーバー・
サポート
SCSI フルハイト はい いいえ
FC フルハイト はい いいえ はい はい *
FC ハーフハイト
はい はい *
SAS フルハイト はい いいえ はい はい**
SAS ハーフハイト
はい いいえ はい はい *
2: Dell Power Vault™ TL4000 に対してサポートされているフェイルオーバー構成マトリックス
*少なくとも 2 台の LT05 ハーフハイト・ドライブで構成され Dell PowerVault™ TL4000 ライブラリー
が必要です。全パス・フェイルオーバーをサポートするには、2 台の同種 LTO4 ドライブが同一パーティ
ション内に必要です。
**ライブラリーまたはパーティションに LTO4 SAS ドライブが 1 台のみ取り付けられている場合は
データ・パス・フェイルオーバーのみがサポートされます。
基本的な環境構成要件
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 ライブラリーで使用可能なフェイルオーバー・フィーチャーをサポー
トするためには、いくつかの基本的な構成環境要件があります。詳細については、下表を参照してくだ
さい。
重要な注意事項:
ドライブの世代混合は推奨されません。ただし、ライブラリーの単一パーティション内で異なる世代の
ドライブが混用されていて、フェイルオーバーが望ましい構成である場合は、LT05 環境構成要件に従い、
ライブラリーにバックアップ用の LT04 メディアのみを収容する必要があります
フェイルオーバーは、TL4000 ライブラリーまたは単一ライブラリー・パーティション内に取り付けられ
た単一の LTO4 SAS ドライブでサポートされます。ただし、構成できるのはデータ・パス・フェイル
オーバーだけです。
全パス・フェイルオーバーをサポートするには、2 台の同種 LTO4 ドライブが同一ライブラリー・パー
ティション内に必要です。
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LT04 構成 LT05 構成
単一ライブラリー・パーティション内
2 の同種 (ファイバー・チャネル
または SAS) LTO4 フルハイト・ドライ
パーティション内のすべてのドライブ
でコントロール・パスが使用可能
ホスト・サーバーに Microsoft Windows
2003Windows 2008、または Windows
2008 R2 がインストール済み
ホスト・サーバーで Dell PowerVault™
TL4000 ライブラリー・デバイス・ド
ライバーを実行
ホスト・システムに CommVault Galaxy
6.1 SP4 以降または Commvault Simpana
7.0 SP4 以降がインストール済み
Dell PowerVault™ TL4000 ライブラ
リー上で、ライセンス・キーを介して
フェイルオーバーを活動化する
CommVault バックアップ・アプリケー
ションには、「共有ストレージ」ライ
センスが適用されている
単一ライブラリー・パーティション内
の、2 台以上の同種 (ファイバー・チャ
ネルまたは SAS) LTO5 ドライブ
パーティション内のすべてのドライブ
でコントロール・パスが使用可能
ホスト・サーバーに Microsoft Windows
2003Windows 2008、または Windows
2008 R2 がインストール済み
ホスト・サーバーで Dell PowerVault™
TL4000\TL2000 ライブラリー・デバイ
ス・ドライバーを実行
ホスト・システムに CommVault Galaxy
7.0 SP4 以降がインストール済み
Dell PowerVault™ TL4000 または
TL2000 ライブラリー上で、ライセン
ス・キーを介してフェイルオーバーを
活動化する
CommVault バックアップ・アプリケー
ションには、「共有ストレージ」ライ
センスが適用されている
3: フェイルオーバー構成要件
フェイルオーバー・サポート構成の詳細
このセクションでは、Dell PowerVault™ TL2000 または TL4000 ライブラリーを使用してフェイルオー
バーをサポートするために満たす必要がある構成要件について詳しく説明します。
重要な注意事項: LT04 ドライブを使用して構成する場合、フェイルオーバー・サポートは Dell
PowerVault™ TL4000 のみに限定されます。
構成の例
サポートされるフェイルオーバー構成のケーブル接続については、以下の図を参照してください。フェ
イルオーバー・パスとして示されているドライブは、フェイルオーバー発生時にスタンバイ (使用され
いない) である必要はありません。
フェイルオーバーの参照構成 1:
ホスト 1 台、ファイバー・チャネル・スイッチ 1 台、およびファイバー・チャネル・ドライブ 2
を備えた Dell PowerVault™ ライブラリー 1
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この構成では、ライブラリー内のドライブの 1 台が障害を起こした (ハードウェア障害またはドライブが
ファイバー・チャネル・スイッチから切断された) 場合に、フェイルオーバーが発生します。この構成
物理的接続を図 1 に示します。
重要な注意事項: ファイバー・チャネル・ドライブの世代は LT04 または LT05 が可能です。
フェイルオーバー構成
(ホスト 1 台、スイッチ 1 台、FC ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
1: 参照構成 1
フェイルオーバーの参照構成 2
1 台のデュアル・ポートのファイバー・チャネル HBA を備えたホス 1 台、ファイバー・チャネ
ル・スイッチ 2 台、およびファイバー・チャネル・ドライブ 2 台を備えた Dell PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれかが発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ライブラリー内のドライブの 1 台が障害を起こした (ハードウェア障害またはドライブがファイ
バー・チャネル・スイッチから切断された)
- スイッチの 1 台が障害を起こした
- HBA ポートの 1 つが障害を起こした
この構成の物理的接続を図 2 に示します。
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
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重要な注意事項: Dell は、ファイバー・チャネル・ドライブを同じ世代にすることを推奨します。異機種
混合構成については、「検証済みの異機種混合構成」セクションを参照してください。
フェイルオーバー構成
(ホスト 1 台、HBA 2 台、スイッチ 2 台、FC ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
2: 参照構成 2
フェイルオーバーの参照構成 3
デュアル・ポートの SAS HBA を備えたホスト 1 台および SAS ドライブ 2 台を備え Dell
PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれかが発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ドライブの 1 台が障害を起こした (ードウェア障害またはドライブが HBA ポートから切断さ
れた)
- HBA ポートの 1 つが障害を起こした
- ドライブ内のポートの 1 つが障害を起こした
この構成は、パス・フェイルオーバーを最大限に活用し、データおよびコントロール・パスを介して保
護されています。
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この構成の物理的接続を図 3 に示します。
重要な注意事項: Dell は、ファイバー・チャネル・ドライブを同じ世代にすることを推奨します。異機種
混合構成については、「検証済みの異機種混合構成」セクションを参照してください。
フェイルオーバー構成
(HBA 2 台付きホスト 1 台、および SAS ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
3: 参照構成 3
フェイルオーバーの参照構成 4:
デュアル・ファイバー・チャネル HBA を備えたホスト 1 台、ファイバー・チャネル・スイッチ 2
台、およびファイバー・チャネル・ドライブ 2 台を備えた Dell PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれか 1 つ以上が発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ドライブの 1 台が障害を起こした (ードウェア障害またはドライブが HBA ポートから切断さ
れた)
- HBA コントローラー 1 つが障害を起こした
- スイッチの 1 台が障害を起こした
この構成の物理的接続を図 4 に示します。
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重要な注意事項: Dell は、ファイバー・チャネル・ドライブを同じ世代にすることを推奨します。異機種
混合構成については、「検証済みの異機種混合構成」セクションを参照してください。
フェイルオーバー構成
(デュアル・ポート HBA 付きホスト 1 台、FC スイッチ 2 台、および FC ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
4: 参照構成 4
フェイルオーバーの参照構成 5
デュアル・ファイバー・チャネル HBA を備えたホスト 2 台、ファイバー・チャネル・スイッチ 2
台、およびファイバー・チャネル・ドライブ 2 台を備えた Dell PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれか 1 つ以上が発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ドライブの 1 台が障害を起こした (ードウェア障害またはドライブが HBA ポートから切断さ
れた)
- HBA コントローラー 1 つが障害を起こした
- スイッチの 1 台が障害を起こした
この構成の物理的接続を図 5 に示します。
重要な注意事項: Dell は、ファイバー・チャネル・ドライブを同じ世代にすることを推奨します。異機種
混合構成については、「検証済みの異機種混合構成」セクションを参照してください。
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メイン・パス
フェイルオーバー・パス
複数ホストのフェイルオーバー構成
(ホスト 2 台、FC スイッチ 2 台、および FC ドライブ 2 )
5: 参照構成 5
複数のホスト間でリソースを共有しているために、SAN 環境はバックアップ・パフォーマンスの問題の
影響を受けやすいことに注意してください。システム内でのフェイルオーバー・イベントは、パフォー
マンスの問題を複雑なものにする場合があります。フェイルオーバーは、ホストとドライブまたはライ
ブラリー間での通信パスに障害が発生した場合にデータ・ストレージのフローを維持するための手段で
す。しかし、環境管理者は、すべてのパスがアクティブであることを確認するために、システムの状況
をモニターする必要があります。
フェイルオーバーの参照構成 6
デュアル・ポートの SAS HBA を備えたホスト 1 台および単一の SAS ドライブを備えた Dell
PowerVault™ 1
この構成では、HBA 1 つが障害を起こした場合にフェイルオーバーが発生します。この構成は、コン
トロール・パスをフェイルオーバーする 2 台目のドライブがないために、データ・パス・フェイルオー
バーのみがサポートされます。この構成の物理的接続を図 6 に示します。
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単一 SAS ドライブのフェイルオーバー構成
(HBA 2 台付きホスト 1 台、および SAS ドライブ 1 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
6: 参照構成 6
フェイルオーバーの参照構成 7
ファイバー・チャネル HBA 2 つを備えたホスト 1 台、ファイバー・チャネル・スイッチ 1 台、お
よび単一のファイバー・チャネル・ドライブを備えた Dell PowerVault™ 1
この構成では、HBA 1 つが障害を起こした場合にフェイルオーバーが発生します。この構成は、コン
トロール・パスをフェイルオーバーする 2 台目のドライブがないために、データ・パス・フェイルオー
バーのみがサポートされます。この構成の物理的接続を図 7 に示します。
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単一 FC ドライブのフェイルオーバー構成
(HBA アダプター 2 台、FC スイッチ 1 台、およ FC ドライブ 1 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
7: 参照構成 7
フェイルオーバー・サポートに対する LT05 固有の要件
Dell PowerVault™ TL2000 および TL4000 への LT05 ドライブ・サポートの導入により、さらに多くの
フェイルオーバー構成が可能になっています。これらの構成は、LT05 デバイスを使用して構成された
Dell PowerVault™ TL2000 および TL4000 に固有のものであり、LT04 構成に拡大適用されません。
重要な注意事項: フェイルオーバーは、LT05 ドライブで構成され Dell PowerVault™ TL2000 でのみサ
ポートされます。
フェイルオーバーの参照構成 8
ファイバー・チャネル・ポート 2 つを備えたホスト 1 、ファイバー・チャネル・スイッチ 1 台、
およびファイバー・チャネル・ドライブ 3 台で構成された Dell PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれか 1 つ以上が発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ドライブの 1 台が障害を起こした (ードウェア障害またはドライブが HBA ポートから切断さ
れた)
- HBA 内のファイバー・チャネル・ポートの 1 つが障害を起こした
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フェイルオーバー構成
(ホスト 1 台、FC HBA 2 台、FC スイッチ 1 台、
FC ドライブ 3 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
8: 参照構成 8
重要な注意事項: この構成は、最大 4 台の LT05 ドライブに拡張できます。
フェイルオーバーの参照構成 9
デュアル・ポートの SAS HBA 3 つを備えたホスト 1 台および SAS ドライブ 3 台で構成された
Dell PowerVault™ 1
この構成では、下記のいずれか 1 つ以上が発生した場合にフェイルオーバーが発生します。
- ドライブの 1 台が障害を起こした (ードウェア障害またはドライブが HBA ポートから切断さ
れた)
- HBA コントローラー・ポートの 1 つが障害を起こした
- SAS ドライブ内のポート 1 つが障害を起こした
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フェイルオーバー構成
(デュアル・ポート HBA 3 台付きホスト 1 台、
および SAS ドライ 3 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
9: 参照構成 9
重要な注意事項: この構成は、ホスト・システムが 4 台のデュアル SAS HBA をサポートできることを
件に最大 4 台のドライブに拡張できます。
検証済みの異機種混合構成
構成に LT04 および LT05 ドライブが含まれている場合、異機種混合構成にはいくつかの制約があります。
操作が適切に行われるためにはライブラリーに LT04 メディアのみが含まれていることが必要です。
重要な注意事項: LT03 ドライブが含まれる異機種混合構成はサポートされていません。
フェイルオーバーの参照構成 10
ホスト 1 台、ファイバー・チャネル・スイッチ 1 台、および LT04 ファイバー・チャネル・ドライ
1 台と LT05 ファイバー・チャネル・ドライブ 1 台で構成された PowerVault™ ライブラリー 1
この構成では、ライブラリー内のドライブの 1 台が障害を起こした (ハードウェア障害またはドライブが
ファイバー・チャネル・スイッチから切断された) 場合に、フェイルオーバーが発生します。この構成
物理的接続を図 10 に示します。
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フェイルオーバー構成
(ホスト 1 台、スイッチ 1 台、FC ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
10: 参照構成 10
フェイルオーバーの参照構成 11
デュアル・ポートの SAS HBA 2 つを備えたホスト 1 台および LT04 SAS ドライブ 1 台と LT05
SAS ドライブ 1 台を備えた PowerVault™ 1
この構成では、ライブラリー内のドライブの 1 台が障害を起こした (ハードウェア障害またはドライブが
HBA から切断された) 場合に、フェイルオーバーが発生します。
SAS ドライブ内の単一ポートが障害を起こした場合、フェイルオーバーが有効になり、データは 2 番目
SAS 接続を使用して同じドライブにストリーミングされます。
SAS ドライブが障害を起こした場合、フェイルオーバーにより、コントロール・パスおよびデータはラ
イブラリー内の追加のドライブに移動されます。
この構成の物理的接続を図 11 に示します。
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
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15 | ページ 12/31/09 バージョン 2.0
フェイルオーバー構成
(HBA 2 台付きホスト 1 台、および SAS ドライブ 2 )
メイン・パス
フェイルオーバー・パス
11: 参照構成 11
フェイルオーバーをサポートするための環境の構成
環境を正常に構成するために以下があることを確認してください。
フェイルオーバー対応ドライブによって構成された Dell PowerVault™ TL2000 または TL4000
フェイルオーバー構成サポート・マトリックスを参照してください。
管理を目的とした Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 ライブラリーへのネットワーク接続。詳細に
ついては、「Dell PowerVault™ TL4000\TL2000 テープ・ライブラリー ユーザーズ・ガイド」を参
照してください。
Dell PowerVault™ TL4000\TL2000 テープ・ライブラリー・フェイルオーバー・ライセンス
環境に必要な数のテープ接続で構成されたホスト・システム
環境に必要な接続を作成するのに十分な数のケーブル
ファイバー・チャネル構成を使用する場合はファイバー・チャネル・スイッチ
CommVault バックアップ・アプリケーション
a. LT04 ドライブを備えた Dell PowerVault™ TL4000 の場合
i. SAN ライセンスが有効になっている CommVault Galaxy 6.1 SP4 以降
b. LT05 ドライブを備えた Dell PowerVault™ TL2000/TL400 の場合
i. SAN ライセンスが有効になっている CommVault Simpana 8.0 SP4 以降
ii. LT05 テープをサポートするためのパッチの適用
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 Microsft Windows デバイス・ドライバー。このドライバーは、
Dell サポート・サイト (
http://support.dell.com) からダウンロードできます。
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
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最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
重要な注意事項: サポートされる OS の最新リスト、バックアップ・アプリケーション、および Dell
PowerVault™ テープ構成については、Dell PowerVault™ 互換性マトリックスを参照してください。
http://support.dell.com/support/edocs/stor-sys/matrix/PVMatrix/index.htm
Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 ライブラリー・フェイルオーバーの
セットアップ
ライブラリーをオフラインにする
フェイルオーバー構成プロセスを開始する前に、重要な作業として、バックアップ・ジョブが
行されていないこと、およびライブラリー・リソースがテープ・バックアップ・アプリケーシ
ンによって制御されていないことを確認してください。
Dell PowerVault™ TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリー ユー
ザーズ・ガイド」に記載されているライブラリーをオフラインにするための手順に従います。
の資料をお持ちでない場合は、Dell サポート・サイト (
http://support.dell.com) からダウンロード
できます。
ライブラリーおよびドライブのファームウェアを最新バージョンにアップグレードする
Dell PowerVaultTL2000/TL4000 ライブラリーに最新のライブラリーおよびドライブのファーム
ウェアが適用されていることを確認してください。最新のファームウェアは
http://support.dell.com から入手できます
ファームウェアのアップグレードが必要な場合、http://support.dell.com にあるファームウェア・
ダウンロード・パッケージに含まれている説明に従ってください。
フェイルオーバー・ライセンスをライブラリーに適用する
フェイルオーバーをサポートするために、ライブラリーにライセンスを入力する必要があります
ライセンスが必要な場合は、Dell 技術営業担当員までお問い合わせください。フェイルオーバー
資料に記載されている、ライブラリー用のライセンスを入手する手順に従います。
フェイルオーバーは、リモート管理ユニット (RMU) またはオペレーター制御パネル (OCP) を介
して有効にすることができます。ご希望の方法を選択して、下記の説明に従ってください。
リモート管理インターフェース (RMU) を介した、パス・フェイルオーバーのライセ
ンス・アクティベーション・キーの入力
お客様が販売時点でフェイルオーバーを注文した場合、ユニットとともにお届けするア
クセサリー・ボックスの中に、フェイルオーバー許可コードを記載した封筒が入ってい
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ます。お客様が販売時点より後にフェイルオーバーを注文した場合、フェイルオーバー
許可コードを記載した封筒がお客様に送付されます。お客様のライセンス・キーを入手
するには、フェイルオーバー許可コード証明書に記載されている説明にしたがってくだ
さい。お送りする許可コードでは、ライブラリーのフィーチャーを活動化できません。
RMU へのアクセスおよび RMU のナビゲートについての説明は、「Dell PowerVault
TL2000 テープ・ライブラリーおよび TL4000 テープ・ライブラリ ユーザーズ・ガイ
ド」を参照してください。
ライブラリーは入力されたライセンス・キーを検証して、正常終了時に「フェイルオー
バーは使用可能 (Failover Enabled)」メッセージを出します。正しくないライセンス・
キーが入力された時には、ライブラリーは失敗メッセージ「キーを検証できませんでし
(Key Not Validated)」を戻します。
1. 「ライブラリーの構成 (Configure Library)「パス・フェイルオーバー (Path
Failover)」にナビゲートします。
2. 入力スペースにパス・フェイルオーバーの 12 桁のライセンス・キーを入力します。
12: PowerVault™ TL4000 フェイルオーバー・アクティベーション・スクリーン
3. 「活動化 (Activate)」をクリックして、ライセンス・キーを保存し、ライブラリーの
フェイルオーバーを活動化します。ライセンス・キーが正しく入力された時には、以下
のスクリーンが表示されます。
13: フェイルオーバー活動化後の PowerVault TL4000 RMU スクリーン
オペレーター制御パネ (OCP) を介した、パス・フェイルオーバーのフィー
チャー・アクティベーション・キーの入力
お客様が販売時点でフェイルオーバーを注文した場合、ユニットとともにお届けするア
クセサリー・ボックスの中に、フェイルオーバー許可コードを記載した封筒が入ってい
ます。お客様が販売時点より後にフェイルオーバーを注文した場合、フェイルオーバー
許可コードを記載した封筒がお客様に送付されます。お客様のライセンス・キーを入手
するには、フェイルオーバー許可コード証明書に記載されている説明にしたがってくだ
さい。お送りする許可コードでは、ライブラリーのフィーチャーを活動化できません。
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー・ガイド
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最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
OCP でのナビゲートについては、Dell PowerVault™ TL2000 テープ・ライブラリーお
よび TL4000 テープ・ライブラリー ユーザーズ・ガイド」を参照してください
ライブラリーは入力されたライセンス・キーを検証して、正常終了時に「フェイルオー
バーは使用可能 (Failover Enabled)」メッセージを出します。正しくないライセンス・
キーが入力された時には、ライブラリーは失敗メッセージ「キーを検証できませんでし
(Key Not Validated)」を戻します。
1. 「構成 (Configure)「パス・フェイルオーバー (Path Failover)」にナビゲートします。
2. 「選択 (SELECT)」ボタンを押して、12 桁のライセンス・キーの 1 桁目を強調表示し
ます。
3. 「上 (UP)」および「下 (DOWN)」ボタンを使用して、各桁を選択します。
4. 「選択 (SELECT)」ボタンを押して、次の桁に移動します。
5. 最後の桁を入力後に「下 (DOWN)」ボタンを押して、以下のいずれかを選択します。
- 「保存 (Save)- 設定を適用する
- 「キャンセル (Cancel)- 設定を削除する。
2 番目のドライブ Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 コントロール・パスを構成する
デフォルトでは、取り付けられているドライブの数に関係なく、ライブラリーにはそのドライ
1 を介したコントロール・パスが 1 つのみあります。コントロール・パスのフェイルオーバー
構成するには、2 番目のドライブに対して、ドライブの設定でコントロール・パスを使用可能に
する必要があります。コントロール・パスを使用可能にすることに関する説明は、「Dell
PowerVault™ TL2000 テープ・ライブラリーおよ TL4000 テープ・ライブラリー ユーザーズ・ガ
イド」を参照してください。ライブラリー内のすべての追加ドライブに対して使用可能にされ
コントロール・パス
ライブラリーをオンラインに戻す
ライブラリーをオンラインに戻す方法の説明は、「Dell PowerVault™ TL2000 テープ・ライブラ
リーおよび TL4000 テープ・ライブラリー ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
バックアップ・ホストのコントロール・パス・フェイルオーバーのセットアップ
ホスト・システムには、Microsoft Windows 20032008、または 2008 R2 (32 ビットまたは 64 ビット)
必要です。バックアップ・ホスト・システムに Dell PowerVault™ TL4000 デバイス・ドライバーをイン
トールする必要があります。Dell PowerVault™ TL2000/TL4000 ドライバーは、
http://support.dell.com から
ダウンロードできます。ドライバー・パッケージに含まれているインストール手順に従ってください。
OS がライブラリーを認識していることを確認します。ドライブへの物理接続ごとに、「デバイス マネー
ジャ」にドライブがリストされます
Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー・ガイド
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最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
バックアップ・アプリケーションのセットアップおよびサポート
CommVault は、現在フェイルオーバーをサポートする唯一のバックアップ・アプリケーションです。こ
のバックアップ・アプリケーションをインストールします。インストールの手順については、ご使用の
CommVault 資料を参照してください。
*重要な注意事項: CommVault インストール済み環境 LT05 テープ・サポートに必要なすべての更新が
適用されていることを確認してください。
: 「デュアル・ホスト・バス・アダプターの構成」に関しては、お客様のライブラリー構成が SAS
ライブまたはファイバー・チャネル直接接続ドライブを含んでいる場合であっても、「バックアップ・
アプリケーションのセットアップおよびサポート」に記載のステップに従って下さい。「デュアル・ホ
スト・バス・アダプターの構成」に記載の構成設定により、お客様の SAS または直接接続ファイバー・
チャネル構成がフェイルオーバーをサポートできるようになります。
CommVault をインストールした後で、フェイルオーバーを構成するための追加のステップがあります。
http://www.commvault.com/ にある「CommVault フェイルオーバー構成の説明」にアクセスしてください。
「サービス (Services)」タブにナビゲートします
「サポート・サービス (Support Services)」を選択し、次に「資料 (Documentation)」を選択します。
お客様のソフトウェアのバージョン用の「オンライン・ブック (Books Online)」リンクを選択
ます。
ページの右上にある「検索オプショ (search option)」を選択します。
キーワード「SAN-Attached Libraries」で検索します。
SAN-Attached Libraries」という名前の記事を見つけ、「Configuring Dual Host Bus Adapters
(HBA)」に記載されている説明に従います。
CommVault がフェイルオーバーに対して正しく構成されると、下記の図 14 に示すスクリーンが表示され
ます。
Dell PowerVault™ TL4000/TL2000 フェイルオーバー・ガイド
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14: 完全に構成された CommVault アプリケーション
フェイルオーバー構成の検証
下記の表に示すステップに従い、お客様の構成が正常に完了したことをテストします。テスト手順では、
ユーザーが引き起こすフェイルオーバー・イベントによって構成を検証し、フェイルオーバーの動作を
実証して、フェイルオーバー・イベントの後でのユニットの復元を実証します。
フェイルオーバーのテスト手
手順のステップ
番号
テスト手順 予期される結果
1
この資料の説明に従ってライブラリーを構成します。 構成が完了して、ライブラリーが
CommVault で構成されます。
2
スクラップ・メディア (scrap media) の一部を使用して小さなバッ
クアップ・ジョブを実行し、ライブラリーがアクセス可能である
ことを確認します。
ジョブは正常に完了します。
3
1 台のテープ・ドライブへの新規バックアップを開始します。
ジョブ ID を書き留めます。
バックアップはエラーなしに開始しま
す。
最新の資料および更新については、www.dell.com/support を必ず参照してください。
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Dell PowerVault TL4000 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
このマニュアルも適しています

Dell PowerVault TL4000は、中規模から大規模な環境向けの、拡張性に優れたテープ ストレージ ソリューションです。拡張モジュールを追加することで、最大288個のテープ カートリッジを格納でき、最大12台のドライブで同時にアクセス可能です。また、ライブラリ内蔵のバーコード リーダーがテープ カートリッジ上のバーコードを読み取って、自動的にインベントリを追跡し、テープの管理を簡素化します。さらに、PowerVault TL4000は、データ暗号化機能を搭載しており、機密データを保護します。

PowerVault TL4000は、仮想テープ ライブラリ(VTL)としても利用可能です。VTLは、物理的なテープ ライブラリと同様に機能するソフトウェアベースのソリューションです。VTLを使用することで、テープ カートリッジやドライブの物理的な管理を軽減し、コストを削減することができます。

PowerVault TL40