はじめに 63
作業を開始する前に
メモ
: 本書において、Dell PowerVault MD3200i シリーズストレージアレイとは
Dell PowerVault MD3200i
および Dell PowerVault MD3220i の両方を指します。
Dell PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャとは Dell PowerVault
MD1200
および Dell PowerVault MD1220 の両方を指します。
Dell PowerVault MD3200i
シリーズストレージアレイをセットアップする前に、特定のベ
ストプラクティスを考慮して、ご使用のストレージアレイが最高の効率で動作し、完全な冗
長性(必要な場合)が提供されることを確認することが必要です。
• iSCSI
データ送信には、専用の
IP SAN
を使用することをお勧めします。管
理トラフィックを別の管理ネットワークに分離することもできます。
• iSCSI
を構成する前に、
iSCSI
構成ワークシートを完了してください。
64
ページの「
iSCSI
ワークシートの完了」
を参照してください。このワーク
シートは、物理ネットワーク情報を単一ソースに収集できるようになってい
ます。
• iSCSI
ワークシートを完了したら、ソリューションをセットアップする前に、
構成を図にしてみます。
•
データパスのひとつに障害が発生した場合に、代わりのパスがホストサー
バーへの行き来を提供できるよう、常に冗長
iSCSI
データパスを構成し
ます。
•
ホストに複数の
NIC
がインストールされている場合、
管理と
iSCSI
データリ
ンクには別々のサブセットを使用することをお勧めします。
•
ネットワーク全体を通して、常にカテゴリ
5e
(またはそれ以上)のイーサ
ネットケーブルを使用します。
•
ホストサーバーとストレージアレイ間のケーブルを接続する前に、各ポート
およびコネクタにラベルを貼っておきます。
•
ネットワーク全体で動力サイクルをする場合、常に正しいパワーアップとパ
ワーダウンの手順に従います。また、重要なネットワークコンポーネントは
別々の電源回路に置くようにします。
メモ
: この文書の図では、SAN 環境での PowerVault MD3200i シリーズストレー
ジアレイ
1 つのみの配線を示しています。 また、この図は PowerVault MD3200i
シリーズストレージアレイのデフォルト IP アドレスのみを示しています。SAN 環
境で複数の
PowerVault MD3200i シリーズストレージアレイを配線する場合は、
『導入ガイド』を参照してください。