HP Linear Barcode Scanner 取扱説明書

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HP Linear Barcode Scanner は、スキャンする対象から最大 30.5 cm の距離でバーコードを読み取れる高速スキャナーです。人間工学に基づいたデザインで、トリガーを繰り返し引いても疲れにくくなっています。また、高耐久性で、1.8メートルの高さからコンクリートに落下させても壊れません。読み取ったデータは、USB またはシリアルポートを介してコンピューターに送信されます。HP Linear Barcode Scanner は、在庫管理、資産追跡、ポイント・オブ・セールなどのさまざまな用途に使用できます。

HP Linear Barcode Scanner は、スキャンする対象から最大 30.5 cm の距離でバーコードを読み取れる高速スキャナーです。人間工学に基づいたデザインで、トリガーを繰り返し引いても疲れにくくなっています。また、高耐久性で、1.8メートルの高さからコンクリートに落下させても壊れません。読み取ったデータは、USB またはシリアルポートを介してコンピューターに送信されます。HP Linear Barcode Scanner は、在庫管理、資産追跡、ポイント・オブ・セールなどのさまざまな用途に使用できます。

HP リニア バーコード スキャナー II
ユーザー ガイド
© Copyright 2016, 2018 HP Development
Company, L.P.
本書の内容は、将来予告なしに変更される
ことがあります。HP 製品およびサービスに
対する保証は、当該製品およびサービスに
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内容につきましては万全を期しております
が、本書の技術的あるいは校正上の誤り、
省略に対しては、責任を負いかねますので
ご了承ください。
改訂第 1 版:2018 6
初版:2016 12
製品番号:915238-292
このガイドについて
このガイドでは、HP リニア バーコード スキャナー II のセットアップおよび使用方法について説明し
ます。
警告!回避しなければ死亡または重傷に至る可能性のある危険な状況を示します。
注意:回避しなければ軽度または中度の傷害に至る可能性のある危険な状況を示します。
重要:重要と考えられるものの、危険性に関わるとは見なされない情報を示します(モニターの損傷
に関する記載など)。この注意事項は、説明に沿って正しく操作しなければ、データの損失やハード
ウェアまたはソフトウェアの破損を引き起こす可能性があることをユーザーに警告します。また、
念を説明したり、タスクを完了したりするための重要な情報を示します。
注記:本文の重要なポイントを強調または補足する追加情報を示します。
ヒント:タスクを完了させるために役立つヒントを示します。
iii
iv このガイドについて
目次
1 スキャナーのセットアップ ........................................................................................................................... 1
ケーブルの接続 .................................................................................................................................................... 1
2 スキャナーの使用 ......................................................................................................................................... 2
バーコードの読み取り ........................................................................................................................................ 2
3 安全および保守に関するガイドライン .......................................................................................................... 3
人間工学上の推奨事項 ........................................................................................................................................ 3
清掃 ........................................................................................................................................................................ 4
4 スキャナーのプログラミング ....................................................................................................................... 5
プログラミング バーコードの使用 ................................................................................................................... 5
その他の設定 ........................................................................................................................................................ 5
初期設定へのリセット ........................................................................................................................................ 5
5 インターフェイスの種類の選択 .................................................................................................................... 6
インターフェイスの設定 .................................................................................................................................... 6
キーボード インターフェイス ........................................................................................................................... 7
スキャンコード表 ................................................................................................................................................ 7
国モード ................................................................................................................................................................ 8
Caps Lock の状態 ................................................................................................................................................ 11
6 パラメーターの読み取り ............................................................................................................................ 12
読み取り完了を示す緑色スポットの持続時間 ............................................................................................. 12
7 スキャン モード ......................................................................................................................................... 13
付録 A 技術仕様 ............................................................................................................................................. 15
付録 B LED およびビープ音によるインジケーター .......................................................................................... 17
エラー コード ..................................................................................................................................................... 18
付録 C テクニカル サポート ........................................................................................................................... 19
HP のサポート窓口へのお問い合わせ ............................................................................................................ 19
v
お問い合わせになる前に ................................................................................................................................. 19
vi
1
スキャナーのセットアップ
ケーブルの接続
1. スキャナーの底面にインターフェイス ケーブルを接続します。
2. インターフェイス ケーブルのもう一方の端をホスト デバイスの USB ポートに差し込みます。
スキャナーからケーブルを取り外すには、以下に示すように、スキャナーの前面にある穴にゼムク
リップを差し込み、ケーブルをスキャナーから取り外します。
ケーブルの接続
1
2
スキャナーの使用
バーコードの読み取り
スキャナーを対象に向け、トリガーを引いて照射(赤色 LED 光)を有効にすると、バーコード ラベル
がデコードされます。照射自体は、トリガーが解放されるか、ラベルが読み取られるか、または「最
大スキャン時間」に達するまでオンのまま保たれます。バーコード ラベルのスキャン時は、ラベルま
での距離や角度を調整することで読み取りやすくなります。赤色 LED 光がバーコードのすべての
バーおよびスペースに当たるようにしてください。
スキャナーをバーコードの真上にかざさないでください。赤色 LED 光がバーコードからスキャナー
に直接反射する、鏡面反射という現象が起こります。鏡面反射は読み取りを妨げるおそれがありま
す。スキャナーを前後に最大 65°まで傾けることで、正しく読み取れるようになります。
2
2 章 スキャナーの使用
3
安全および保守に関するガイドライン
人間工学上の推奨事項
警告!不適切な体勢で操作することによるけがの発生を防止または最小限にするため、以下の点に注
意してください。職場等、作業環境を管理する安全衛生管理担当者に相談の上、適切な安全基準やプ
ログラムに従って従業員のけがを未然に防止してください。
反復的な動作を減らすまたはなくす
自然な位置を維持する
無理な力を減らすまたはなくす
頻繁に使用されるものを、手が届きやすい定位置に置く
作業を適切な高さで行う
振動を減らすまたはなくす
直接的な圧力を減らすまたはなくす
調整可能な作業場所を用意する
十分な空間を確保する
適切な作業環境を提供する
作業手順を改善する
人間工学上の推奨事項
3
清掃
表面やスキャン ウィンドウは、液体がかかったり、汚れやほこりが付いたりする場合があるため、
期的に清掃して、スキャン中に最適な読み取り結果が得られるようにする必要があります。
柔らかく、清潔な、乾いた布を使用して製品を拭きます。製品の汚れがひどい場合は、薄めた低刺激
の洗浄液または薄めたエチルアルコールで湿らせた柔らかい布で製品を拭きます。
重要研磨剤が入った洗浄液、刺激の強い洗浄液、または研磨パッドを使用して、スキャン ウィンド
ウまたはプラスチックの部分を拭かないでください。
液体を直接製品に吹きつけたり、かけたりしないでください。
4 3 章 安全および保守に関するガイドライン
4
スキャナーのプログラミング
スキャナーには、標準的な初期設定による機能が工場出荷時に設定されています。インターフェイス
の選択時にインターフェイスのバーコードをスキャンしたら、その他のオプションを選択し、『HP
Retail Linear Barcode Scanner Programming Reference Guide』(HP リテール リニア バーコード スキャ
ナー プログラミング リファレンス ガイド)から入手可能なプログラミング バーコードを使用してス
キャナーをカスタマイズします。お使いのインターフェイスに対応する機能のセクションを確認し、
プログラミング リファレンス ガイドの「Data Editing」(データ編集)および「Symbologies」(読み取
りコード)の章を参照してください。
プログラミング バーコードの使用
このガイドには、スキャナーの再設定を可能にするバーコードが記載されています。プログラミング
バーコード ラベルの一部には、[初期設定へのリセット]バーコードのように、1 つのラベルをスキャ
ンするのみで変更が完了するものがあります。
また、その他のバーコードには、スキャンする前にスキャナーをプログラミング モードにする必要が
生じるものもあります。プログラミング モードを開始するには、
[プログラミング モードの開始/終
了]バーコードを 1 回スキャンします。目的のパラメーター設定をスキャンしてから、[プログラミン
グ モードの開始/終了]バーコードをもう一度スキャンすると、変更が確定されます。プログラミング
モードが終了し、スキャナーは通常の動作に戻ります。
その他の設定
追加のプログラミング バーコードをプログラミング リファレンス ガイドから入手して、プログラミ
ング機能をカスタマイズできます。お使いのインストールに、標準的な工場出荷時の初期設定とは異
なるプログラミングが必要な場合は、プログラミング リファレンス ガイドを参照してください。
初期設定へのリセット
スキャナーにどのようなプログラミング オプションがあるかわからない場合や、一部のオプションの
変更後にカスタム工場出荷時設定に戻したい場合は、以下のバーコードをスキャンして、スキャナー
を初期設定にリセットします。他のオプションおよび標準の工場出荷時設定の一覧については、プロ
グラミング リファレンス ガイドを参照してください。
注記:
工場出荷時の初期設定は、インターフェイスの種類に基づいて行われています。このラベルを
スキャンする前に、必ずスキャナーを正しいインターフェイス用に設定してください。詳しくは、
6 ページの「インターフェイスの種類の選択」を参照してください。
初期設定へのリセット
プログラミング バーコードの使用
5
5
インターフェイスの種類の選択
スキャナーおよびホスト間の物理的な接続が完了したら、適切なバーコードをスキャンすることで、
システムに合ったインターフェイスの種類を選択します。この章には、インターフェイスの種類別の
情報およびプログラミング オプションが記載されています。初期設定およびその他の情報について
は、プログラミング リファレンス ガイドを参照してください。
インターフェイスの設定
適切なプログラミング バーコードをスキャンして、お使いのシステムに合ったインターフェイスの種
類を選択します。
注記:他のプログラミング機能およびオプションとは異なり、インターフェイスの選択では 1 つのプ
ログラミング バーコード ラベルのみをスキャンする必要があります。インターフェイス選択のバー
コードをスキャンする前に、[プログラミング モードの開始/終了]バーコードをスキャンしないでくだ
さい。
一部のインターフェイスでは、電源投入時にスキャナーが無効になった状態で起動する必要がありま
す。スキャナーが無効になった状態でさらにスキャナーを設定する必要が生じた場合は、トリガーを
5 秒程度引いたままにします。バーコードを使用したプログラミングが可能な状態へと、スキャナー
の状態が変更されます。
USB-COM
RS-232 標準インターフェイスをシミュレートするための
USB-COM
USB-COM-STD の選択
https://support.hp.com/jp-ja/ から適切な USB-COM ドライ
バーをダウンロードしてください。
6 5 章 インターフェイスの種類の選択
キーボード インターフェイス
USB キーボードのオプションを選択するには、以下のプログラミング バーコードを使用します。
キーボード
USB 標準キーボード(ALT モード)
USB 標準キーボード(ALT モード)の選択
USB 標準キーボード
USB 標準キーボードの選択
スキャンコード表
キーボード インターフェイスの制御文字エミュレーションについて詳しくは、リファレンス ガイドを
参照してください。
キーボード インターフェイス
7
国モード
この機能は、キーボード言語を指定します。USB 標準キーボード(ALT モードなし)のみがすべての
国モードに対応しています。
他のすべてのインターフェイスは、米国、ベルギー、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイ
ン、およびスウェーデンの国モードにのみ対応しています。
国モード
プログラミング モードの開始/終了
国モード = 米国
国モード = ベルギー
国モード = 英国
国モード = クロアチア*
国モード = チェコ共和国*
国モード = デンマーク*
8 5 章 インターフェイスの種類の選択
国モード
国モード = フランス
国モード = フランス語圏カナダ
国モード = ドイツ
国モード = ハンガリー
国モード = イタリア
国モード = 日本語 106 キー*
国モード = リトアニア
国モード = ノルウェー*
国モード 9
国モード
国モード = ポーランド*
国モード = ポルトガル*
国モード = ルーマニア*
国モード = スロバキア*
国モード = スペイン
国モード = スウェーデン
国モード = スイス*
* 国モード機能の説明に記載されているインターフェイスに
のみ対応しています。
10 5 章 インターフェイスの種類の選択
Caps Lock の状態
このオプションは、リーダーから送信する文字データの形式を指定します。USB キーボード インター
フェイスで使用されます。
00 = Caps Lock オフ。通常の形式で文字データを送信します。
01 = Caps Lock オン。大文字小文字を反対にして文字データを送信します。
02 = 自動 Caps Lock。
Caps Lock の状態
プログラミング モードの開始/終了
Caps Lock の状態 = Caps Lock オフ
Caps Lock の状態 = Caps Lock オン
Caps Lock の状態 = 自動 Caps Lock 有効
Caps Lock の状態 11
6
パラメーターの読み取り
スキャナーを対象に向かって動かし、照準パターンおよび照射システムを中央に照射してイメージを
キャプチャし、デコードします。詳しくは、2 ページの「スキャナーの使用」を参照してください。
照準システムは、読み取りが行われると少しの間オフになり、そのままコードが読み取られないと再
びオンになります。そして次の読み取りが行われるまでオンのまま保たれます。
コード記号がうまく読み取られない場合は、スキャナーとコードの間の距離を調整します。
読み取り完了を示す緑色スポットの持続時間
読み取りの成功は、読み取り完了を示す緑色スポットによって表されます。以下のバーコードを使用
して、読み取りの成功後に読み取り完了を示すポインター光線が点灯する時間を指定します。
読み取り完了を示す緑色スポットの持続時間
プログラミング モードの開始/終了
緑色スポットの持続時間 = 無効(緑色スポットがオフ)
緑色スポットの持続時間 = 短(300 ミリ秒)
緑色スポットの持続時間 = 中(500 ミリ秒)
緑色スポットの持続時間 = 長(800 ミリ秒)
12 6 章 パラメーターの読み取り
7
スキャン モード
スキャナーは、複数のスキャン モードのうちの 1 つで動作できます。
トリガー シングル トリガーが引かれるとスキャンが開始され、以下のどれかの状態になるまで読み
取り動作を続けます。
設定された動作時間が経過した
ラベルが読み取られた
トリガーが解放された
「最大スキャン時間」に達した
このモードは、一般的なハンドヘルド スキャナーの動作です。
トリガー ホールド マルチ: トリガーが引かれるとスキャンが開始され、トリガーが解放されるか、
設定された動作時間が経過するか、または「最大スキャン時間」に達するまで継続されます。ラベル
の読み取りが行われても、スキャンは無効になりません。「二重読み取り」防止のタイムアウト設定
を使用すると、このモードで意図しない二重読み取りを防止できます。
トリガー パルス マルチ: トリガーが引かれるとスキャンが開始され、トリガーの解放後も継続され
ます。このスキャンは、再びトリガーが引かれるか、「最大スキャン時間」に達するか、または設定
された動作時間が経過するまで継続されます。ラベルの読み取りが行われても、スキャンは無効にな
りません。「二重読み取り」防止のタイムアウト設定を使用すると、意図しない二重読み取りを防止
できます。
フラッシング: トリガーの状態とは無関係にリーダーが点滅します。コードの読み取りは、フラッ
シュがオンのときにのみ実行されます。「二重読み取り」防止のタイムアウト設定を使用すると、意
図しない二重読み取りを防止できます。
常時オン トリガーの状態とは無関係に照射が常時オンになっていて、リーダーでいつでもコードを
読み取れる状態です。「二重読み取り」防止のタイムアウト設定を使用すると、意図しない二重読み
取りを防止できます。
オブジェクト検出 このモードでは、読み取りエリア内に対象物がないかスキャンして、対象物があ
れば読み取りを実行します。ハンドフリーで操作するときにこのモードにする場合は、緑色スポット
をオンに設定すれば、読み取りエリアの目印として利用可能です。読み取り対象物が検知されると照
射用赤色 LED 光がオンになり、緑色スポットがオフになります。その後、オブジェクト通過タイムア
ウト時間まで読み取りを続けます。「二重読み取り」防止のタイムアウト設定を使用すると、この
モードで意図しない二重読み取りを防止できます。
トリガー オブジェクト検知 このモードは、オブジェクト検出と似ています。デコーダーを有効にす
るには、トリガーを引く必要があります。
注記:
詳しくは、製品のリファレンス ガイドを参照してください。
 
 
 
 
13
スキャン モード
スキャン モード = トリガー シングル
スキャン モード = トリガー ホールド マルチ
スキャン モード = トリガー パルス マルチ
スキャン モード = フラッシング
スキャン モード = 常時オン
スキャン モード = オブジェクト検出
スキャン モード = トリガー オブジェクト検知
14 7 章 スキャン モード
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