高度なビデオウォールコントロール
ビデオウォールの運用では、同時に多くの入力を複数のスクリーンに供
給して、データを希望通りに表示するために、多くのユーザの関与が必
要になります。
WallControl 10は、ビデオキャプチャ、IPストリーム、ローカルアプリケー
ションを含むコンテンツを迅速かつ効果的に管理するために必要なイン
ターフェースをユーザに提供します。ユーザは簡単なドラッグアンドドロ
ップ操作でビデオウォールの任意の部分に任意の入力ソースを配置で
きます。各コンテンツの正確な配置は、マウスやキーボード、革命的なテ
ンプレートツールを使用して行うことができます。
テンプレートツールにより、コンテンツを均等に分配するウォール全体で
ユーザが自分自身のテンプレートを配置できるだけでなく、WallControl
10によっても、複数のウィンドウが一緒にグループ化されて単一の項目
として移 動できるように、ユーザが個別のウィンドウにテンプレートを適
用することができます。
WallControl 10は、単一のユーザが複数のビデオウォールをシームレス
に管理できるようにするタブ付きインターフェースも導入し、ユーザは、
ウォールの継続的でスムーズな動作を保証するために独自のウォール
を並 べて見ることができます。
シンプルなインターフェース - 高度な機能
WallControl 10は、Datapathキャプチャカード、PCプロセッサーや
ActiveSQXカードからのIP、またはローカルメディアなど、あらゆるソース
からのコンテンツをビデオウォールに配置できます。また、WallControl
10を使用することで、管理者は複数のユニークなビデオウォールを、単
独のDatapath VSNシステムから展開できます。
さらに管理者は、User Rights Managementを利用して、ネットワーク上
のどのユーザがウォールにすばやくアクセスできるか、そして各ユーザに
どのレベルの権限を与えるかをコントロールできます。制約には、各ユー
ザが利用できるソースやレイアウトファイルの数、運用できるテンプレー
ト、そしてデスクトップキャプチャの許可などが含まれます。
WallControl 10
ソフトウェア
高度なビデオウォールコントロール技術
世界最高のビジュアル ソリューションを開発
高度なビデオウォールコントロール
ウェブインターフェイス
ウェブインターフェイスを使用すると、対応性のあるブラウザーからビデオウォールに接続することができ
ます。 ブラウザーとDatapathウォールコントローラが同じネットワークに存在する間は、ブラウザーから
ノートパソコン、スマートフォン、またはタブレットに接続することができます。 変更したいウォールを選択
して、適用可能なレイアウトで表示することができます。 ウォールに表示されている画像を受信するため
の‘Snapshot’ 機能を利用できます。
ウェブインターフェイスは、ChromeおよびSafariに対応しています。 システム管理者は、ウェブインターフ
ェイス経由でどのウォールにアクセスできるかを選択し、取り扱いに注意を要するウォールへのウェブブラ
ウザーを使用したアクセスを無効化することができます。
KVM
キーボード・ビデオ・マウス（KVM）機能により、WallControl 10オペレーターが自身のワークステーション
からソースを操作することができます。 指令管制環境では、ウォールに表示するためのデータを処理して
いる無人ワークステーションからソースが取り込まれることもあります。WallControl 10ソフトウェアを使
用すると、手元のキーボードとマウスを使用して、遠隔のマシンを操作することができます。 これにより、質
の高い取り込み内容をビデオウォールに配置することができる一方で、IPを利用したDatapath Agentのウ
ィンドウ経由でKVMがローカルで実施されます。
高度なウェブページ管理
高度なウェブページ管理により、ウェブページを表示して、操作することができます。 この高度な機能に
は、最新状況の監視を可能とするウェブページの自動更新機能、ウェブページの表示位置を調整するた
めの縦横スクロール機能、およびウェブページの最も重要な部分にのみ焦点を当てるためのズーム機能
が含まれます。
MULTIWALL
WallControl 10は、複数のウォールが単一のVSNシステムによって配信されるようにします。建物の別々の
エリアにあるウォールは、1カ所から独立して駆動することができます。
複数のウォールはWallCreatorウィザードを使用して簡単にセットアップすることができ、必要に応じて各
ウォールにはソースまたはビデオリソースの独自のセットを割り当てることができます。
レ イ ア ウ ト に は 、ウ ェ ブ イ ン タ ー フ ェ ー ス を 介 し て ア ク セ ス で き ま す 。
高度なビデオウォールコントロール
USER RIGHTS MANAGEMENT
User Rights Managementは、各VSNシステムで運用できます。ユーザには、Windowsログインをベース
としてウォールごとにロールを割り当て、ソースやレイアウトファイルへのアクセスを制御できます。たとえ
ば、あるユーザに対して、ウォール1ではアクセスを無制限、ウォール2では指定レイアウトのみへのアクセ
スを許可するように設定できます。
テンプレート
WallControl 10では、ビデオウォールを分割するテンプレートを作成できます。各エリアにコンテンツをドラ
ッグ&ドロップすることで、テンプレートスペースに自動的にコンテンツが埋め込まれます。また、アクティブ
なウィンドウでテンプレートを使用することで、コンテンツをグループとして移動、サイズ変更、および管理
できるようになります。
クロッピング
WallControl 10では、SQXソースとVisionソースの両方の切り取り（クロッピング）を行うことができます。
分かりやすいインターフェイスを使用して、ソースのスナップショットから対象の領域を選択することによ
り、クロッピングが行われます。ビデオウォールにレイアウトファイルの一部として即座に配置できるよう、
クロップ を 保 存してくだ さい 。
ON-SCREEN DISPLAY (OSD)
On-Screen Display機能を使用して、ユーザーはVisionウィンドウおよびSQXウィンドウ上にテキストを配
置できます。これによって、オペレータは、視聴者がビデオウォールに何が表示されているかをすばやく特
定できるように、ウィンドウに名前を付けることができます。また、OSDを使用して、ユーザーは、日時、フレ
ームレート、ソース解像度などの変数をウィンドウに追加したり、テキストサイズ、カラー、フォントを設定し
たりすることができます。 OSDは、Datapath WDDMドライバを使用しているWindows 7とWindows 10で
使用可能です。
境界線とフレーム
「境界線」および「フレーム」機能を使用すると、ユーザーはビデオウォールの画像に色付きの囲いを追加
できます。境界線を追加すると、縦横比にかかわらずコンテンツが選択した色で囲まれます。フレームを追
加するとビデオウォールのウィンドウの周囲に色が追加されます。 「境界線」および「フレーム」機能を使用
して、コンテンツの重要性を示したり、ソースタイプをすばやく特定したり、似たように見えても異なるサブ
システムを監視しているソースを分類したりできます。
境界線はVisionおよびSQXウィンドウで使用可能です。フレームはすべてのウィンドウで使用可能です。 「
境界線」および「フレーム」は、コマンドラインインターフェイス経由でも制御できます。
境界線とフレームを使用して、選択した色でコンテンツを囲み、ソースタイプをグループ化するか、コンテンツに優先順位を付けます。
高度なビデオウォールコントロール
バナー
バナーを作成してビデオウォールに表示します。ユーザーは、バナーテキスト（手動入力またはRSSフィー
ドの指定による自動解析）、テキストのスクロール方向（または固定として設定）、バナーの背景色を指定
できます。透明な背景もサポートされています。
テキストまたはRSSフィードコンテンツを含むバナーを作成し、ビデオウォールを横にスクロールできます。
アセット管 理
バナーを作成すると、新しいAsset Manager（WallControl 10 Proの一部）に保存して、複数のビデオウォ
ールの各種レイアウトで再利用することができます。構成済みのウィンドウ（クロップ、OSD、境界線、カル
ーセルを含む）もアセットとして保存し、必要に応じて素早く呼び出すことができます。
S Q X デ コ ーディング
プロセッサーの能力に限度があるため、ローカルに保存された多くのメディアファイルを再生することは
難しい場合があります。しかしながら、WallControl 10では、ActiveSQXカードを使用することで、メディア
ファイルを復号することができます。 「SQXによる復号」にメディアを割り当てることにより、Datapathおよ
びWallControl 10がより高い機能を発揮し、SQXカードにより多くのメディアファイルを一度に復号できる
ようになります。 各ActiveSQXカードは、6個のフルHDビデオまたは3個の4K30ビデオ、もしくはH264圧縮
を使用する1個の4K60ビデオを復号することができます。より多くのメディアをウォールに取り込むために
は、ActiveSQXカードをもう1枚システムに追加してください。
ソースストリーミング
WallControl 10 Proのユーザーは、遠隔地で監視、処理、録画するために、取り込んだVisionソースをロー
カルネットワーク経由でDatapath ActiveSQXカードまたは標準RTSPデコードソフトウェア（VLCなど）にス
トリーミングできるようになりました。
どこでもどのソースでも
WallControl 10により、映像ソースをビデオウォールのどこにでも配置できます。コンテンツを複数のスク
リーンにまたがらせたり、複数の断片を1つのスクリーンに表示させたりできます。WallControl 10は、コン
テンツをDatapathキャプチャカード、IPストリーム、VNCソース、ローカルビデオ、そしてローカル画像ファ
イルから受信したり、ブラウザウィンドウをウォールで開いて位置を調整したりできます。
仕様
デコードサポート
H.264 Mpeg4（Part 10 AVC）、MPEG4 Part 2、およびMJPEG
インター ネットプロトコ ル
IPv4、IPv6
デインターレーシング
対応
ストリーミングプロトコル
HTTP、RTSP、およびMPEG2-TS対応マルチキャストおよびユニキャスト
利用可能なモデル
注文コード： WallControl 10 Standard
最大8本のIPストリーム**をデコードできるフル機能のWallControlソフ
トウェア
注文コード： WallControl 10 Pro
上記およびMultiWall機能、User Rights Management、そしてハードウェ
アの制約内での無制限のIPストリームのデコード
ダウンロード
WallControl 10は、Datapathのウェブサイトwww.datapath.co.ukか
らダウン ロ ードしてくだ さい 。
* バージョン1.10以上のWallControl 10の機能は、Windows 7ではサポートされない場合があります。
** 同時にデコードできるストリーム数はシステムで利用できる処理能力に依存し、システム上で実行されている他のアプリケーション数などの要因によって変動します。これ
らの数字は、Intel Corei7システムで他のアプリケーションが実行されていない場合を想定したものです。
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高度なビデオウォールコントロール
Datapath UK and
Corporate Headquarters
Bemrose House, Bemrose Park,
Wayzgoose Drive, Derby,
DE21 6XQ, United Kingdom
+44 (0) 1332 294 441
www.datapath.co.uk
Datapath North America
2490 General Armistead Avenue,
Suite 102, Norristown,
PA 19403,
USA
+1 484 679 1553
IPデコード
WallControl 10は、オンボードプロセッサまたは専用のDatapath ActiveSQXデコードカード（1枚または
複数枚）を使用して、IPストリームを効果的にデコードします。
互換性
Windows 7*、Windows 10
利用可能な言語
WallControl 10ソフトウェアは、中国語、英語、フランス語、日本語、ポルトガル語、およびスペイン語に対応
しています。
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