Dell EqualLogic PS-M4110 ハード ウェアオーナーズ
マニュアル
1 はじめに
ネット ワークについての推 奨 事 項
ホストとアレイ間 の冗 長 ネットワークパスの提 供
マルチパスソリューションを使用して、ホストとアレイ間に単一障害点がないようにします。
デルでは、Microsoft、VMware および Linux のプラットフォームで使用可能な、Dell EqualLogic Host
Integration Tools ( HIT) ( ホスト 統合ツール( HIT) ) ソリューションの使用をお勧めします。
適 切 なサイズの安 定 したネットワークリンクの提 供 ( レプリケーション用 )
M1000e シャーシ外部のグループでレプリケーションを行う際は、効率的で予測可能なレプリケーションを行
うため、プライマリグループとセカンダリグループ間のネットワークリンクは、信頼性が高く、指定された時間内
に必要な量のデータをコピーできるよう十分な帯域幅を持つようにしてください。
エンドノード に接 続 するスイッチポート の STP 機 能 の無 効 化
可能であれば、iSCSI エンドノード ( iSCSI イニシエータまたはアレイネットワークインタフェース) に直接接続
するスイッチポート では、スパニングツリープロトコル( STP) を使用しないでください。
ただし、STP または RSTP( STP よりは望ましい) を使用する必要がある場合には、リンクの起動時にポート
を即座に STP 転送状態に移行させる( 例: portfast) ポート 設定を有効にする必要があります( 一部のスイ
ッチで使用可能) 。この機能は、デバイスの再起動時に発生するネットワークの中断を削減でき、エンド
ノードに接続するスイッチポート でのみ有効にする必要があります。
STP が有効になっている場合、iSCSI BOOT イニシエータには、収束時間の影響から、確実に起動しない
ものがある場合があります。詳細については、お使いの NIC およびスイッチで関連する仕様を参照してくだ
さい。
スイッチ間のシングルケーブル接続にはスパニングツリーを使用し、マルチケーブルの接続にはリンクアグリ
ゲーショングループ( LAG) ( またはポートチャネル) を使用できます。
スイッチと NIC でのフロー制 御 の有 効 化
iSCSI ト ラフィックを処理する各スイッチポートと NIC でフロー制御を有効にしてください。PS Series アレイ
は、フロー制御に正しく応答します。
スイッチでのユニキャストスト ーム制 御 の無 効 化
iSCSI ト ラフィックを処理する各スイッチで、ユニキャストストーム制御対応である場合には、これを無効にし
ます。ただし、ブロード キャストとマルチキャストストームの制御は使用することをお勧めします。
ジャンボフレームの有 効 化
iSCSI ト ラフィックを処理する各スイッチおよび各 NIC で、ジャンボフレームを有効にします。
PS Series アレイはジャンボフレームをサポートしており、デフォルトで有効になっています( MTU 9000) 。各ス
イッチおよび iSCSI イニシエータ( NIC) でジャンボフレームを有効にし、この機能を活用してください。詳細に
ついては、お使いのスイッチおよび NIC の関連するマニュアルを参照してください。
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