PS-M4110 インストールガイド
1 はじめに
例えば、ファブリック B が設定されている場合、B1 および B2 の IOM はスタックまたは共にリンクアグリゲーシ
ョングループ化されている必要があります。冗長ファブリック IO モジュールはインタースイッチリンク( スタックイン
タフェースまたはリンクアグリゲーショングループ( LAG) ) を使用して接続する必要があります。これらのリンク
には、iSCSI トラフィックを処理するために十分な帯域幅が必要です。
管理を容易にするため、できる限りスタック設定を使用することをお勧めします。EqualLogic グループマネー
ジャ GUI または CLI を使用して各インタフェースに IP アドレスおよびネットマスクを割り当てます。
図 3 は B1 と B2 IO モジュールのスタックの一例を示しています。
• グループ IP アドレスへのアクセスの設定
PS-M4110 を M1000e のシャーシの外部のストレージアレイ( 外部アレイ) と接続する場合は、PS-M4110
に、外部アレイで使用されるグループ IP アド レスへのアクセスがあるようにネットワークを設定する必要があり
ます。グループ内のすべてのアレイは同じ( レイヤ 3) サブネット にある必要があります。
ネット ワークについての推 奨 事 項
• コンピュータとアレイ間の冗長ネットワークパスの提供
マルチパスソリューションを使用して、コンピュータとアレイ間に単一障害点がないようにします。
デルでは、Microsoft、VMware および Linux のプラットフォームで使用可能な、Dell EqualLogic Host
Integration Tools( HIT) ( ホスト統合ツール( HIT) ) ソリューションの使用をお勧めします。
• 適切なサイズの安定したネットワークリンクの提供( レプリケーション用)
M1000e シャーシ外部のグループでレプリケーションを行う際は、効率的で予測可能なレプリケーションを行
うため、プライマリグループとセカンダリグループ間のネットワークリンクは、信頼性が高く、指定された時間内
に必要な量のデータをコピーできるよう十分な帯域幅を持つようにしてください。
• エンドノード に接続するスイッチポートの STP 機能の無効化
可能であれば、iSCSI エンドノード ( iSCSI イニシエータまたはアレイネットワークインタフェース) に直接接続
するスイッチポートでは、スパニングツリープロトコル( STP) を使用しないでください。
ただし、STP または RSTP( STP よりは望ましい) を使用する必要がある場合には、リンクの起動時にポート
を即座に STP 転送状態に移行させる( 例: portfast) ポート設定を有効にする必要があります( 一部のスイ
ッチで使用可能) 。この機能は、デバイスの再起動時に発生するネットワークの中断を削減でき、エンド
ノードに接続するスイッチポートでのみ有効にする必要があります。
STP が有効になっている場合、iSCSI BOOT イニシエータには、収束時間の影響から、確実に起動しない
ものがある場合があります。詳細については、お使いの NIC およびスイッチで関連する仕様を参照してくだ
さい。
スイッチ間のシングルケーブル接続にはスパニングツリーを使用し、マルチケーブルの接続にはリンクアグリ
ゲーショングループ( LAG) ( またはポートチャネル) を使用できます。
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