IDEC EF1A形 耐圧防爆構造 LED Instruction Sheet

タイプ
Instruction Sheet
取扱説明書
耐圧防爆構造
EF1A形 LED照明器具
B-2205(2)
この度は、IDEC製品をお買い上げいただき、ありがとうございます。ご注文の製品に間違いが
ないかご確認のうえ、この取扱説明書の内容をよくお読みいただき、正しくご使用ください。
また、この取扱説明書はユーザ様にて大切に保管ください。
なお、本製品の保証期間は指定場所に納入後1年間です。
安全上のご注意
本取扱説明書では誤った取り扱いをした場合に生じることが予測される危険の度合いを「警告」
「注意」として区別しています。それぞれの意味は以下の通りです。
取扱いを誤った場合、人が死亡または重傷を負う可能性があります。
取扱いを誤った場合、人が重傷を負うか物的損害が発生する可能性があります。
警 告
警 告
注 意
本製品を日本国内防爆型式検定合格品(CML認証品)としてご使用される場合は、
OS-E1UF形ケーブル引込器具と必ずセットでご使用ください。
危険場所(ガス、蒸気または粉じんの爆発性雰囲気が存在するおそれがある場所)に適合した
防爆電気機器をご使用ください。
設置できる危険場所は、ゾーン1、ゾーン2、ゾーン21およびゾーン22です。ゾーン0および
ゾーン20には設置できません。
取付け、取外し、配線作業および保守・点検は、必ず電源を切ってから行ってください。感
電、火災および爆発の危険があります。
運搬、据付け、配線、運転、保守・点検の作業は、各防爆構造、電気設備の施工、関連法規な
どの専門知識、および技能を持った人が実施してください。意図しない取扱いは、器具の故障
や重大な事故の原因となります。
お客様による製品の改造は、絶対に行わないでください。器具の故障や重大な事故の原因とな
ります。
破損した防爆照明器具を使用しないでください。接触による傷害や重大な事故の原因となりま
す。
ガラス製部品を含んでいるため、落としたり、物をぶつけたり、無理な力を加えたり、キズを
付けたりしないでください。器具の故障や重大な事故の原因となります。
照明器具の温度が高くなり過ぎないよう器具の配置にご注意ください。器具の温度が高くなり
過ぎますと、コンデンサ温度が許容温度以上になり、ランプの短寿命、焼損事故等が生じた
り、器具内電線が劣化します。
点灯時に本製品の発光面を直接見たり、人へ照射したりしないでください。目に危険をおよぼ
す恐れがあります。
外部回路との接続は、端子位置を確かめ、正しく配線してください。感電、火災および爆発の危険
があります。
配線は、印加電圧・通電電流に適した電線サイズを使用してください。端子ねじ(端子ねじ式の
み)は適正締付トルクで締め付けてください。配線が不完全な状態で使用されますと、異常に発
熱し火災や爆発の危険があります。
配線は75℃以上の耐熱電線を使用してください。火災および爆発の危険があります。
本製品を粉塵や水がかかる環境下でご使用の際はケーブルおよび電線の配線部に防塵、防水処
理を実施ください。配線部の処理に不備があると感電・爆発の原因になります。
接地端子を確実に接地してください。感電・火災および爆発の危険があります。
照明器具に乗ったり、ぶらさがったり絶対にしないでください。器具破損や傷害および重大な
事故の原因となります。
照明器具は、必ず堅牢な場所に確実に取付けてください。軟弱な場所や移動用架台などには取
付けないでください。取付けに不備があると器具の落下、感電、けがの原因となります。
布や紙など燃えやすいもので覆ったり、器具の隙間にものをいれたりしないでください。燃え
やすいもので覆ったり、かぶせたり、異物を入れた場合は、爆発・火災の原因になります。
通電中に蓋を開けないでください。感電・火災および爆発の危険があります。
絶縁抵抗の測定の際は、周囲にガスや蒸気、粉じんの爆発性雰囲気がないことを確認してくだ
さい。爆発の危険があります。また、不用意に端子に触れないでください。感電の危険があり
ます。
保守、点検の際は、必ず電源を切り、2分間以上は容器をあけないでください。
(全般)
(配線)
(据付け・調整)
(運転)
(保守・点検)
注 意
(全般)
(輸送・運搬)
(開梱)
(据付け・調整)
銘板の前に障害物を置かないでください。
銘板を取り外さないでください。
音響装置や通信線などから出来るだけ離してください。
振動、衝撃の多い場所での使用や、保管はしないでください。故障の原因となります。
直射日光の当たる状態で使用しないでください。
高温、低温、高湿、強風、振動が激しい場所、塩害の激しい場所、粉じんの多い場所、腐食
性ガスの発生する場所の特殊環境に設置する場合は適切な処置が必要です。
配線および保守・点検時に蓋を開ける際は、ごみ、粉じん、金属粉などの異物が機器内部に
入らないように施工してください。接触不良や絶縁不良などのおそれがあります。
運搬時は、落下、転倒すると危険ですので、十分ご注意ください。
天地を確認のうえ、開梱してください。器具破損や傷害のおそれがあります。
次の場所での設置、ご使用は避けてください。
①直射日光の当たる場所、暖房機器等の近く、高温になる場所。
②薬品、腐食ガス等のかかる恐れのある場所。
③湿度の高い場所。
④冷凍倉庫内、クーラーの吹き出し口等、氷結の恐れがある場所での使用については、氷結
 防止の対策を行ってください。
2製品仕様
防爆性能
器具本体
日本国内防爆・IECEx:Ex db II B T4 Gb
           Ex tb III C T130℃ Db
UL : Class I , Zone1
AEx db II B T4 Gb
c-UL : Ex db II B T4 Gb X
OS-E1UF形ケーブル引込器具(※1)
日本国内防爆・IECEx:Ex db II C Gb
           Ex tb III C Db
器具本体(※2)
IP67、IP66(点灯スイッチなし) (※2)
IP65    (点灯スイッチ付) (IEC60529)
Type 4X (点灯スイッチなし)
Type 3S (点灯スイッチ付) (UL50E)
OS-E1UF形ケーブル引込器具
IP66(IEC 60529)
ゾーン1、ゾーン2、ゾーン21、ゾーン22(※3)
(1)主な仕様 
(7)付属品
 取扱説明書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
 六角棒スパナ
M6 用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
 六角棒スパナ
M4 用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 本  (取付金具付のみ付属)
(運転)
(保守・点検)
異常が発生した場合は、直ちに運転を停止してください。二次的な事故の原因となります。
銘板に表示された電源電圧で使用してください。銘板表示された電源電圧以外で使用した場
合、破損、火災、感電の原因になることがあります。
使用地域の周波数(50ヘルツまたは60ヘルツ)以外のものを使用しないでください。間違
って使用すると、火災の原因になることがあります。
照明器具の表面は、高温になっている場合がありますので、保守・点検の際には素手でさわ
らないでください。やけどのおそれがあります。
明るく安全に使用していただくために、定期的に清掃、点検してください。不具合がありま
したら、そのまま使用しないで工事店等専門家に修理を依頼してください。
照明器具には寿命があります。設置して8~10年経つと、外観に異常がなくても内部の劣
化が進行しています。点検・交換をおすすめします。
周囲温度が高く点灯時間が長い場合は、寿命が短くなります。3年に1回は、工事店等の専
門家による点検をお受けください。
LED素子にはバラツキがあるため、同一な形式であっても製品ごとに発光色や明るさが異
なることがあります。
2)固定取付金具付
1製品構成
点灯スイッチ
A2:突形(オルタネイト動作)
E F 1 A - 1 2 1 W 1 P S A - M20- A2
(1)形番構成
定格電圧
1:DC24V
2:ACフリー
(100~240V)
照明仕様
W :透明ガラス・集光仕様
W1 :透明ガラス・拡散仕様
1W1:半透明ガラス・拡散仕様
点灯スイッチ仕様
:点灯スイッチなし
P :点灯スイッチ付
取付金具
:取付金具なし
A :固定取付金具
B :角度調整取付金具
接続端子台
スクリングクランプ端子台
S :ねじ端子台
引込仕様(適合ねじサイズ)
M20:M20 
M25:M25
M32:M32
N1 NPT 1/2
N2 NPT 3/4
1)取付金具なし(直取付)
(2)各部の名称
 (例:EF1A-1□□W□P□ー□-A2・OS-E1UF-MH20-M20XPF1/2)
3)角度調整取付金具付
(3)外形図
開放禁止
注 意
前面パネル締付ボルト
照光部強化ガラス
使用上のご注意
 1)器具形番
 2)OS-E1UF形ケーブル引込器具 形番
OS - E1UF - MH20 - M20 X PF1/2
おねじサイズ/適合ケーブル径
M20:M20 / Φ7.5~15.2
P1.5
P1.5
P1.5
前面パネル
蓋締付ボルト
OS-E1UF形ケーブル引込器具
(お客様にて組立)
点灯スイッチ
本体
・点灯スイッチ付
23
(4)外形図補足
(5)OS-E1UF形ケーブル引込器具
(単位:mm)
(注)B寸法の( )内は適合電線管の「呼び」を表示しています。
※1:OS-E1UF形ケーブル引込器具(OSCG製)はIECExコンポーネント認証品であるため、
   日本国内防爆型式検定合格品およびIECEx認証品にのみ使用可能です。
UL、c-UL認証品にはご使用できませんのでご注意ください。
   UL、c-UL認証品は、HAWKE製の710形、711形 および753形ケーブル引込器具
が使用可能です。
   詳細はIDECへ問い合わせください。
※2:防爆認証上の器具単体の保護性能です。OS-E1UF形ケーブル引込器具を取付けた場合
は、「点灯スイッチなし仕様」の防水性能はIP66のみとなりますのでご注意ください。
※3:UL、c-UL認証はゾーン21、ゾーン22非対応です。
3
58.2
154.2
277
23
37.5
150
57
照光部表面 光軸中心
4-M6 有効ねじ部 9mm
104
82
A
23
323
3
58.2
154.2
284.2
310.2
9
70
277
3
55
104
99.6
光軸中心 固定取付金具
23
23
照光部表面
A
3
58.2
154.2
970
284.2
310.2
277
3
68
126.7
10°
117.4
23
23
光軸中心 角度調整取付金具
照光部表面
A
形番記号(引込仕様)   A寸法
M20 M20
M25 M25
M32 M32
N1 NPT 1/2
N2 NPT 3/4
P1.5
P1.5
P1.5
(6)取付穴加工図
57±0.3
150±0.4
4-Φ6.2
289±4
70±0.2
4-φ8.2
1)取付金具なし(直取付)
2)固定取付金具付、角度調整取付金具付
保護構造
設置場所
-使用上のご注意-
・光源寿命は保証値ではございません。実際の寿命は使用環境、使用条件によって異なります。
また、予告なく変更する場合があります。
・保護構造はIEC60529規格の試験条件によるものです。お客様のあらゆる使用環境を保証する
ものではありません。
・内蔵するLED球は高輝度タイプであるため電源OFFの場合でも誘導により点灯する場合があり
ますのでご注意ください。
LEDの交換は防爆性能に影響するため、お客様での交換を想定しておりません。万一、交換
を希望される場合は、IDECへ問い合わせください。
(3)LED光学仕様
適用規格
定格電圧
使用電圧範囲
消費電力
絶縁抵抗
耐電圧
耐振動(耐久)
耐衝撃(耐久)
使用周囲温度
保存周囲温度
使用相対湿度
保存相対湿度
光源寿命
材質
質量(約)
工場電気設備防爆指針(国際整合技術指針、Ex2015、Ex2018)
JNIOSH-TR-46-1 : 2015 , JNIOSH-TR-46-2 : 2018 , JNIOSH-TR-46-9 : 2015
IEC 60079-0 : Ed.7, IEC 60079-1 : Ed.7 , IEC 60079-31 : Ed.2
ANSI/UL 60079-0 : Ed.7 , ANSI/UL 60079-1 : Ed.7
CSA C22.2 60079-0 : 2019 , CSA C22.2 60079-1 : 2016
JIS C 8105-1
AC100~240V(ACフリー)/ DC24V
AC90~264V / DC21.6~26.4V
typ. 約19W :AC100~240Vの場合
typ. 約17W :DC24Vの場合
100MΩ以上(DC500V メガにて)(入力-FG間):AC100~240Vの場合
50MΩ以上 (DC500V メガにて)(入力-FG間):DC24Vの場合
AC2000V 1分間(入力-FG間):AC100~240Vの場合
AC500V 1分間(入力-FG間):DC24Vの場合
周波数5~55Hz、片振幅0.5mm
1000m/s
2
-20~+50℃ (ただし、氷結しないこと)
器具本体     :-35~+70℃ (ただし、氷結しないこと)
OS-E1UF形ケーブル引込器具
:-60~+110℃ (ただし、氷結しないこと)
45~85%RH (ただし、結露しないこと)
20~90%RH (ただし、結露しないこと)
50,000時間以上
周囲環境:25℃・45%RH 初期の照度に対して70%の照度となる時点
本体 :アルミ
前面パネル :ステンレス
照光部表面   :強化ガラス
取付金具     :ステンレス
OS-E1UF形ケーブル引込器具
:銅合金(ニッケルメッキ)
器具本体 : 2.9kg(取付金具なし)、3.1kg(取付金具付)
OS-E1UF形ケーブル引込器具
: 0.3kg
(2)一般仕様
照明仕様    透明ガラス・集光仕様  透明ガラス・拡散仕様  半透明ガラス・拡散仕様
直下照度 at 1m
  
(参考値)  
発光色                    昼光色
色温度(typ.) typ. 5700K
光源光束(typ.) typ. 1850lm
typ. 3280lx       typ. 530lx        typ. 460lx
P1.5
指定品を使用
警告
A
B
C
D
F
E
    形番    適合ケーブル径 寸法
       A      B     C   D   E   F
OS-E1UF-MH20-M20XPF1/2
Φ7.5~15.2  M20    G1/2(16) 48  35  32 15
P1.5
めねじサイズ(保護管ねじ径)
PF1/2 : G1/2
10 廃棄
廃棄に関してはご使用になる国の法令・法律に従ってください。
※仕様、その他記載内容は予告なしに変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。
8アクセサリ
・取付金具(点灯スイッチ付は除く)
  固定取付金具  :EF9Z-A    2個入り(製品取付ねじ付属)
  角度調整取付金具:EF9Z-B    2個入り(製品取付ねじ付属)
(注)直取付方式から取付金具付に変更する場合や取付方式の変更(固定取付から角度調
  整方式へなど)する場合に使用します。
  なお、点灯スイッチ付には取付金具の変更や後付け装着ができませんので、万一、
  変更が必要な場合は、IDECへ問い合わせください。
・ケーブル引込器具 :OS-E1UF-MH20-M20XPF1/2
〔OSCG製・IECExコンポーネント認証品〕
9 保守・点検
(1)保守・点検作業時の留意点
1)ご使用になる国の法令・法律に従って実施してください。
2)通電中の点検作業においては、蓋を開けないでください。
3)改造や分解は、絶対に行わないでください。
4)保守・点検に使用する工具は、衝撃火花を発生させないものを使用してください。
5)電気計測器を使用する場合は、防爆構造のものをご使用ください。
6)分解や組立てを伴う整備、修理が必要な場合は、IDECへ問い合わせください。
(2)保守・点検内容
1)防爆構造の電気機器は、容器の損傷および容器内外面の温度上昇などについて、表1を
参照のうえ、日常および定期の点検を適切に実施してください。
2)防爆性能維持のために表2を参照のうえ、電気配線の日常および定期の点検を適切に実
施してください。電気配線は外的な影響を受けやすいため、外観による点検が重要で
す。
点検項目
容器
締付ボルト、ねじ類
パッキン類
引込み部
接続部
温度上昇
表1 機器の点検・保守項目例
表2 電気配線の点検・保守項目例
方 法
目視
目視、触感
目視
目視、触感
目視、触感
温度計、触感
  点検内容
・錆がないこと
・傷がないこと
・緩みがないこと
・錆がないこと
・亀裂がないこと
・著しい変形がないこと
・損傷・劣化がないこと
・ねじの緩みがないこと
・ねじの緩みがないこと
・絶縁物に汚れがないこと
・表面温度 80°C 以下のこと
 処 置
・清掃
・防食処理
・増し締め
・清掃
・取り替え
・取り替え
・増し締め
・増し締め
・清掃
・原因究明
ケーブル配線
     点検項目
ケーブルの外観
ケーブルの絶縁抵抗
保護管の外観
ダクト、ピット類の外観
方 法
目視、触感
計測
目視、触感
目視、触感
  点検内容
・損傷がないこと
・膨潤、硬化がないこと
・5MΩ以上のこと
・損傷、腐食がないこと
・損傷、腐食がないこと
・蓋ズレがないこと
6電気配線
(1)接続可能電線
より線:0.5~2.0mm2、単線:φ0.5~2.0mm2(AWG20-14)
(注)同一端子へ電線接続は行わないでください。
端子台に絶縁電線を接続する場合、裸圧着端子は絶縁チューブやマークチューブで
絶縁した圧着端子、または絶縁被覆付き圧着端子を使用してください。
  接続した電線は端子台に過度の力がかからないように注意して蓋を締めてください。
(注)耐熱電線75℃以上のものを使用してください。
<ねじ端子台>
(丸形圧着端子)
6.0 max.
5.3 min.
φ3.2 min.
(2)適合圧着端子
<スプリングクランプ式端子台(WAGO:741-302)用>
(棒形圧着端子)
端子ねじの適正締付トルク(M3):0.5~0.8N・m
3)ニップルからナット、リング、パッキンを順に外して
ください。(図1)
4)ケーブルにナット、リング、パッキンを順に通してく
ださい。(図2)
7OS-E1UF形ケーブル引込器具へのケーブル引込み
(2)ケーブル引込み作業手順
1)ケーブル引込器具がケーブルの外径と適合しているか
確認してください。適合していないときは、適合する
ケーブルに交換するか、適合するケーブル引込器具に
交換してください。
5)ニップルにパッキンとリングを入れ、ナットをねじ込
み、パッキンを圧縮してください。(図3)
 (推奨締付トルク:28 N・m)
(図2)
3荷ほどき
(1)設置場所
1)設置できる危険場所は、機器の分類「グループⅡA、ⅡB」、温度等級「T1~T4」の爆
  発性ガスが存在する恐れのあるゾーン1、ゾーン2、および「グループⅢA、ⅢB、ⅢC」
  温度等級「T130℃」の爆発性粉じんが存在する恐れのあるゾーン21、ゾーン22です。
2)指定の保護構造を超える環境に設置しないでください。
3)周囲温度-20℃~+50℃の場所で使用してください。照明器具の表面が直射日光などに
より+50℃を越えるおそれのある場合はフードを外部に設けるなどの対策をして、+50℃
を超えないようにしてください。
4)危険場所の分類および防爆電気機器の分類については、「ユーザーのための工場防爆設
備ガイド(2012)、「工場電気設備防爆指針(ガス蒸気防爆2006)などを参照してく
ださい。
(2)据付け
1)直取付(取付金具無し)の場合は4本のM6ボルト、取付金具付の場合は4本のM8ボル
ト、または同等の強度を持つ方法で強固に固定してください。取付金具の板厚は、3mm
です。(外形図参照)
2)取付ボルト等が振動などで緩むおそれのある場合は、ばね座金等を使用して緩みを防止し
てください。締付けトルクは、M6:3.9~5.4 N・m、M8:10~13.5 N・mとしてくだ
さい。
3)取付ボルト等が腐食のおそれがある場合は、錆びにくい材質のボルトや、表面処理を施
したボルトを使用するなどの対策を行ってください。
(3)蓋の開閉
1)蓋を開ける場合は、付属の六角棒スパナ(M6用)を用いて、蓋締付ボルト(六角穴付ボ
ルト)を取り外してください。取り外したボルトは失わないように保管してください。
M6×18(ばね座金、平座金付き)のステンレス製六角穴付ボルトを使用しています。
2)本体と蓋は、はめあい構造(筒状構造)をしていますので蓋の開閉は、蓋が斜めになら
ないようまっすぐに挿抜してください。
3)本体の蓋を閉める際は、
・パッキンおよび接合面に異物の付着がないか
・パッキンが外れていないか
・電線をはさむおそれはないか
などを確認してからゆっくり蓋を閉めて、蓋取付ボルトで締め付けてください。
締付トルクは、3.9~5.4 N・mとし、蓋締付ボルトを締め付けた後、ボルトが正しく締め
付けられているか確認してください。
(4)ケーブル引込み方法
1)
日本国内防爆型式検定合格品、またはIECEx認証品としてご使用される場合は、  
   OS-E1UF形ケーブル引込器具〔OSCG製〕を使用してください。取扱い方法につい
   ては、「 7 OS-E1UF形ケーブル引込器具へのケーブル引込み」をご覧ください。
   ※UL、c-UL認証品にはご使用できないのでご注意ください。
2)使用するケーブルは、絶縁体やシースの最高使用温度や耐薬品性などを考慮するほか、
ケーブル内部のすきまが少なく爆発性ガスが流動しにくいもので、ケーブル表面が平滑
  で凹凸がなく断面が真円形のものを選定してください。その際、ケーブルの温度上昇を
考慮し、サイズや絶縁材料などを決定してください。
3)ケーブルは原則として鋼鉄製の保護管、または、金属製やコンクリート製ダクトなどの
   防護装置に納めて外傷に対して十分に保護してください。
 4)ケーブルは外部クランプなどの追加の引留め機能を設けるか、保護管などに納めること
   でケーブル引込み部に対して、外力がかからないようにしてください。
(5)注意事項
 1)点灯スイッチはオルタネイト方式を採用しており、押し込んでON、さらに押し込んで
   復帰OFFとなります。スイッチONしてから点灯するまで数秒程度時間を要する場合が
あります。
 2)点灯スイッチ付の場合、スイッチ取付け側の蓋を取り外さないでください。取付金具の
   取外しや後付けはできません。
 3)点灯スイッチ付の場合、取付金具なしの製品に取付金具を後付装着することがお客様で
はできません。必要な場合は、IDECへ問い合わせください。
(1)荷ほどき
・据付けの前に現品がご要求のものと一致しているかどうか、また輸送中の事故などにより部
品の脱落や破損がないかどうかをご確認ください。万一不都合がありましたら、ご注文先に
連絡ください。
(2)外観
・蓋表面に色むらの存在するものがありますが、製造上に生じるもので、性能には影響ありま
せん。
・照光部の半透明ガラス面に多少の色むらや微少な異物が付着している場合がありますが、性
能には影響ありません。
M4接地端子
絶縁被覆無し
絶縁被覆
電線
8.0 max.
※□1.8 max.
絶縁被覆付
※カシメ後の寸法
8.0 max.
※□1.8 max.
ケーブル
端子台へ
70 ~ 80mm
(推奨長さ)
ケーブル芯線
(3)スプリングクランプ式端子台の配線方法
 各部の名称
ドライバー
電線
スロット
電線挿入穴
3.0~4.0mm
適合ドライバー
1)スロットにドライバーを差し込むと、端子台内部のスプリングが開きます。
2)次にドライバーを差し込んだまま、規定の長さに被覆を剥離した電線、または棒端子に
圧着した電線を電線挿入穴に奥まで挿入します。
電線挿入穴1箇所に、電線、または棒端子を2本以上配線しないでください。
3)電線挿入後、ドライバーを引き抜けば配線完了します。
4)配線を外す場合は、スロットにドライバーを差し込み、スプリングを開いて電線を引き
抜いてください。
(注)端子台スプリング開放操作に必要な力は約40Nです。完全に電線挿入穴が開放された
  状態が確認できましたら、それ以上の操作力を端子台に加えないように、ご注意くだ
さい。端子台破損の原因となります。
圧着端子を使用しない場合、電線の被覆剥離は下図としてください。
(注)
接続電線の最大被覆外径は、φ3.7mmです。
5.0 ~ 6.0mm
注 意
   前面パネルの締付ボルトは緩めないでください。防爆性能が損なわれます。誤って緩め
   た場合、3.6~4.4N・mで締め付けてください。
4ご使用にあたって
保護接地はご使用される設備環境や定格に応じて必ず実施してください。また、ご使用になる
国の法令・法律に従って実施してください。
・保護接地は本体内部のM4接地端子を用いて、接地抵抗値が100Ω以下となるように、本体
内部の接地端子に接続してください。
・本体内部のM4接地端子を使用しない場合、外部のM4接地端子をご使用ください。
推奨締め付けトルクは、M4:1.4~2.0N・mです。
・接地には、必要とする絶縁性能を持ち、予想される最大地気電流を安全に流すことができる
サイズ・材質の電線をご使用ください。また、接地線は保護管などを用いて十分な外傷保護
を行ってください。
5保護接地
(1)OS-E1UF形ケーブル引込器具各部の名称
(図1)
(図3)
2)ケーブル引込器具からロックナットを取り外し、ガス
ケットが付いていることを確認し、蓋に取り付けてく
ださい。
 (推奨締付トルク:25 N・m)
ケーブル
2023.8B-2205(2)
・推奨棒形圧着端子(WAGO製)
  例)適合電線径が1.0mm2の場合
 絶縁被覆付棒形圧着端子: 216-223
 絶縁被覆無し棒形圧着端子:216-103
 圧着工具: 206-204
(注)棒形圧着端子を使用する場合、接続可能電線径は1.0mm2までとなります。
絶縁チューブ(被覆)
電線
5.3~6.0
(注)丸形圧着端子には、必ず絶縁チューブを取り付けるか、絶縁被覆付き圧着端子を
   使用してください。
リング
ナット
パッキン
ニップル
ガスケット
取扱説明書にご不明な点がございましたら、
製品問合せ窓口にお問い合わせください。
製品問合せ窓口
ロックナット(本製品では使用しません)
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IDEC EF1A形 耐圧防爆構造 LED Instruction Sheet

タイプ
Instruction Sheet