OWNER'S MANUAL 2012

50 SX

50 SX Mini

ART. NO. 3211711ja

KTM をお買い上げ頂いた皆様に 1

KTM をお買い上げ頂いた皆 様に

このたびは KTM のモーターサイクルをお買い上げ頂き、ありがとうございます。最新のスポーツモーターサイクルを手に入れられ

たお客様に、これをお子様と一緒に十分満喫頂くため、適切なメンテナンスと手入れを行う事をお願いしています。

快適な走行をお楽しみ下さい！

価格、色、形、部品、サービス内容、構造、装備などにつき予告または理由の開示無く変更、代替品無く抹消、地域の状況に合わせ

変更、または特定モデルの生産を予告無く停止する権利を有するものとします。商品入手の可否、写真･イラスト並びに記載内容と

の差異、印刷ミス並びに誤記に対し、KTM は一切の責任を負いかねます。写真に使用されているモデルには、一部量産製品には無

い特殊装備が施されています。

© 2011 KTM-Sportmotorcycle AG、 Mattighofen オーストリア

無断複写･転載を禁じます。

一部または全部ならびにその種類を問わず、複製･複写には必ず著作者の書面による許可を要します。

ISO 9001（12 100 6061）

国際品質管理規格 ISO 9001 の観点から、KTM では到達しうる最高の生産品質を実現するための品質保証プロセスを

導入しています。

目次 2

目次

各部の名称　左前方 ( 代表写真)........................................... 7

各部の名称　右後方 ( 代表写真)........................................... 8

シリアルナンバー...................................................................... 9

シャーシナンバー ................................................................. 9

エンジンナンバー ................................................................. 9

ショックアブソーバータイプナンバー................................. 9

操作各部 .................................................................................. 10

スロットルグリップ ........................................................... 10

ブレーキレバー................................................................... 10

エンジンストップスイッチ................................................. 10

チョーク（50 SX Mini）..................................................... 12

キックスターター ............................................................... 12

ブレーキペダル................................................................... 12

三角スタンド ...................................................................... 13

運転操作の前に ....................................................................... 14

初めて運転操作を行う際の注意 ......................................... 14

慣らし運転をする ............................................................... 15

運転上の注意事項.................................................................... 16

運転操作の前に必ず行う点検･メンテナンス項目 .............. 16

エンジン始動 ...................................................................... 16

サービスプラン ....................................................................... 20

サービスプラン................................................................... 20

シャーシを調整する................................................................ 22

ショックアブソーバーのリバウンドダンパーを調節する

............................................................................................ 22

後輪に負荷をかけない状態で寸法を測定する.................... 22

ショックアブソーバーの空車サグを点検する.................... 22

ショックアブソーバーのライディングサグを点検する ..... 23

ショックアブソーバーのスプリングプリロードを調節す

る x................................................................................... 23

車両をリフトスタンドから降ろす...................................... 26

フォークレッグのダストシールを清掃する ....................... 26

フォークレッグを取り外す x ........................................... 27

フォークレッグを取り付ける x........................................ 27

ロアートリプルクランプを取り外す x............................. 28

ロアートリプルクランプを取り付ける x ......................... 28

ステアリングヘッドのベアリングのガタを点検する......... 30

ステアリングヘッドのベアリングのガタを調節する x.... 30

目次 3

冷却システム........................................................................... 56

冷却システム ...................................................................... 56

不凍液とクーラントのレベルを点検する........................... 56

クーラントのレベルを点検する ......................................... 57

クーラントを排出する x................................................... 57

クーラントを注入する x................................................... 58

エンジンを調整する................................................................ 59

表示方法 4

重要な注意事項 5

損傷の危険性 停車中の車両が動いたり倒れる恐れがあります。

– エンジンを停止します。

– テンションベルトか適切な固定器具で、車両が倒れたり動いたりしないよう固定します。

重要な注意事項 6

これら問題や対立を起こさずに済ます事ができます。モーターサイクルスポーツの明るい未来のためにも、お子様が法律で定めら

れた範囲でモーターサイクルを使用するよう指導し、環境意識を持ち、他人の権利を尊重する事を常に心がけて下さい。

注意･警告表示には必ず従って下さい。

車両には様々な注意･警告表示が貼付されています。注意･警告表示をはがさないで下さい。これら表示がないと危険が認識

できず、お客様ご自身並びに周囲の方々が怪我をする恐れがあります。

適切に対応しないと車両または部品に重大な損傷をもたらす危険を示します。

適切に対応しないと環境汚染につながる危険を示します。

– お子様に初めて運転をさせる前に必ず、このオーナーズマニュアルをお子様と一緒に全頁注意して読んで下さい。車両の操作や

取扱いのために有用なヒントや情報が盛り込まれています。車両をお子様に合った最適な状態に調整し、またお子様を怪我から

載されています。

– オーナーズマニュアルはモーターサイクルの重要な部品の一部です。転売する際は必ず車両と一緒に新しい所有者に引き渡して

下さい。

各部の名称 7

5 三角スタンド ( 頁13)

6 チェーンガイド

運転操作の前に 14

事故の危険性 子供の肉体的および精神的な適正。

– お子様がすでに自転車に乗れること、転倒した際に自分で車両を起こせる事が必要条件です。また規則やお客様および他

の監督者の指示に従わねばならない事を、きちんと理解している必要があります。お子様には無理をさせず、条件・運転

技術・やる気のすべてが満たされてから初めて競技への参加をご検討下さい。子供には危険を軽く見たり、危険を認識で

運転操作の前に 15

– 適切なオフロード、できれば広い草地などで車両の取扱いにお子様を慣れさせて下さい。

運転上の注意事項 16

– 車両をスタンドから降ろします。

エンジンが冷えている場合

（50 SX）

– チョークノブをいっぱいに引き、¼ 回転だけ回します。

（50 SX Mini）

– チョークレバーを上まで押し切ります。

– キックスターターを前方に向かって勢いよく最後まで踏み切って下さい。

スロットルは開かないで下さい。

運転上の注意事項 17

– チョーク機能が作動している場合、エンジンが暖まったらこれを解除して下さい。

– スロットルグリップを全開にして最高速度に達したら、スロットルを ¾ まで戻します。ほとんど減速する事無く燃費を大幅に

抑える事ができます。

– エンジンが消費できる分だけの燃料を供給する事が大切です。急激にスロットルを開くと燃費が悪くなります。

– しばらくアイドリングや停止状態が続く場合は、エンジンを停止するようお子様に指導して下さい。

規定

事故の危険性 ブレーキを強くかけすぎると車輪がロックします。

– ブレーキを慎重に作動し、ブレーキの汚れ･濡れを解消して下さい。

– 砂地、雨で濡れた地面やスリップしやすい場所では、主に後輪のブレーキを作動するようにします。

– ブレーキをかけるプロセスはカーブが始まる前に終了しているのが望ましい状況です。

盗難の危険性 第三者による不法な使用。

– エンジンをかけたまま車両を放置するのは絶対にやめて下さい。不法な第三者が車両に近づかないよう注意して下さい。

火傷の危険性 一部の部品は運転中非常に熱くなります。

– 排気装置、ラジエーター、エンジン、ダンパー、ブレーキなど、熱くなった部品には触れないで下さい。これら部品で作

– 可燃性並びに引火性の物質近くに車両をとめないで下さい。走行で暖まった車両の上に物を置かないで下さい。必ず車両が十分

に冷えるまで待って下さい。

運転上の注意事項 18

部品の損傷 過負荷による部品の破損や損傷。

– 三角スタンドは車両の重量のみを支えるように設計されています。三角スタンドで立てた車両にご自身が乗ったり、お子様を乗

せたりしないで下さい。三角スタンドやフレームを損傷したり、車両が転倒する恐れがあります。

– ブレーキをかけます。

– エンジンがアイドリング回転数に達したら、エンジンが止まるまでエンジンストップスイッチ を押し続けます。

– 燃料コックにあるギザギザの付いたスクリューを時計回りに最後まで回し切ります。

– 車両を安定した地面の上に立てます。

中毒の危険性 燃料は毒性で、健康に害を及ぼします。

– 燃料が皮膚、目、衣服につかないよう注意して下さい。燃料から発生するガスを吸い込まないで下さい。目に入った場合

は、すぐに水で洗い流し、医師の診断を受けて下さい。皮膚についた場合は、すぐにその部分を水と石鹸で良く洗って下

さい。燃料を飲み込んでしまった場合は、すぐに医師の診断を受けて下さい。燃料が衣服についた場合は、着替えて下さ

い。

環境汚染 燃料の不適切な取り扱いは、環境汚染の原因となります。

– 燃料を地下水、土壌、下水道に流してはいけません。

– エンジンを停止します。

規定

限界 35 mm

フューエルタ

ンク容量 ( 約)

（50 SX Mini）

2.0 L 無鉛ハイオクガソリン（ROZ 95）

( 頁83)

フューエルタンク

容量 ( 約)（50 SX）

2.3 L 無鉛ハイオクガソリン、2 ストロー

クエンジンオイルを混合（1:60）

( 頁83)

– フィラーキャップを閉じます。 ( 頁11)