VADDIO 999-6110-000 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
取扱説明書
HDインテグレーテッドカメラ
品番 AW-HE100N
このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。
ご使用前に「安全上のご注意」(3 ~ 7ページ)を必ずお読みください。
保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説明書とともに大切に保管してください
保証書別添付
VQTB0330
工事説明書別添付
もくじ
安全のご注意 .................................................................. 3
付属品 .............................................................................. 8
概要 .................................................................................. 8
個人情報の保護について ............................................... 8
特長 .................................................................................. 9
設置上のご注意............................................................ 10
使用上のお願い............................................................ 11
コントローラーについて ............................................ 12
各部の名前とはたらき ................................................ 13
ワイヤレスリモコンについて .................................... 17
ワイヤレスリモコンの準備 ........................................ 17
撮影の基本操作............................................................ 18
電源の入れかたと切りかた ........................................ 19
本機の選択 ................................................................... 21
撮影モード(シーンファイル)の選択 ..................... 22
撮影する ....................................................................... 25
撮影の基本操作で困ったときは ................................ 26
より高度な使いかた .................................................... 27
マニュアル撮影............................................................ 28
プリセットメモリー .................................................... 32
ホワイトバランス調整 ................................................ 34
ブラックバランス調整 ................................................ 37
黒レベル(トータルぺデスタル)調整 ..................... 38
ゲンロック調整............................................................ 40
メニューの基本操作 .................................................... 43
メニュー項目 ............................................................... 46
メニュー項目一覧 ........................................................ 55
リミッターについて .................................................... 56
リミッターの設定と解除 ............................................ 57
セーフモード ............................................................... 58
故障と思ったら............................................................ 59
お手入れのしかた ........................................................ 61
消耗品の交換 ............................................................... 61
外形寸法図 ................................................................... 62
定格 ............................................................................... 63
保証とアフターサービス ............................................ 65
ご注意
本機の説明書は、工事説明書と取扱説明書(本書)に分かれています。
本機を設置する前に、必ず工事説明書をお読みいただき、正しく設置してください。
本書では AW-HE100N を「AW-HE100」と記載しています。
同様に、AW-RP655N を「AW-RP655」、AW-RP555N を「AW-RP555」、AW-RP400N を「AW-RP400」
AW-IF400N を「AW-IF400」、AW-CB400N を「AW-CB400」と記載しています。
安全上のご注意 必ずお守りください
お使いになる人や他の人への危害、財産への損害を未然に防止するため、
必ずお守りいただくことを、次のように説明しています。
表示内容を無視して誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し、
説明しています。
●設置・使用方法について
お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。
(下記は、絵表示の一例です。
この表示の欄は、「死亡または重傷などを負う可能性が想定される」内容です。
この表示の欄は、「傷害を負う可能性または物的損害のみが発生する可能性が想定され
る」内容です。
警告
注意
このような絵表示は、気をつけていただきたい「注意喚起」内容です。
このような絵表示は、してはいけない「禁止」内容です。
このような絵表示は、必ず実行していただく「強制」内容です。
警告
湿気やほこりの多い場所
油煙や湯気が当たるよう
な場所に置かない
火災や感電の原因とな
ります。
禁 止
工事は販売店に依頼する
工事は技術と経験が必
要 で す。 火 災、 感 電、
けが、器物損壊の原因
となります。
必ず販売店に依頼してくださ
い。
不安定な場所に設置しな
落下や転倒によるけが
や事故の原因となりま
す。
禁 止
4
重いものを載せたり
はさんだりすると、ケ
ーブルが傷つき、火災
や感電の原因となりま
す。
ケーブルなどを傷つけな
禁 止
ぬれた手で、電源プラグ
の抜き差しはしない
感電の原因となり
ます。
ぬれ手禁止
分解しない、改造しない
火災や感電の原因
になります。
分解禁止
修理や点検は、販売店に連絡し
てください。
指定以外の電源や電圧で
使用しない
指定以外の電源や電圧
を使用すると、火災や
感電の原因となります。
禁 止
付属品・オプションは指
定の製品を使用する
本体に誤って指定外の
製品を使用すると、火
災や事故を起こすおそ
れがあります。
安全上のご注意 必ずお守りください
●設置・使用方法について
警告
電源プラグは根元まで確
実に差し込む
差し込みが不完全です
、感電や発熱による
火災の原因となります。
傷んだプラグ、ゆるんだコンセ
ントは使用しないでください。
アースを確実に接続する
付属の電源コードはア
ース端子付き3芯プラ
グです。アースに接続
された3極コンセント
に接続してください
アースの接続がされて
いないと、故障や漏電
による感電の原因とな
ります。
●販売店に相談してください。
電源コードは、必ずプラ
グ本体を持って抜く
コードが傷つき、火災
や感電の原因となりま
す。
ケーブルなどは引っ張ら
ない
火災や感電の原因とな
ります。
禁 止
コンセントや配線機器の
定格を超える使用や、交
流 100V 以使
しない
たこ足配線などで、定
格を超えると、発熱に
よる火災の原因となり
ます。
禁 止
電源コード・電源プラグ
を破損するようなことは
しない(傷つけたり、加
工したり、熱器具に近づ
けたり、無理に曲げたり、
ねじったり、引っ張った
、重いものを載せたり、
束ねたりしない)
傷んだまま使用すると、
感電・ショート・火災
の原因となります。
禁 止
コードやプラグの修理は販売店
に相談してください。
移動させる場合は外部の
接続線を外す
電源コードが傷つくと、
火災、感電の原因とな
ります。
移動させるときは、電源スイッ
チを切り、外部接続ケーブルを
外したことを確認してくださ
い。
5
安全上のご注意 必ずお守りください
機器の上や周囲に水など
の入った容器を置かない
水などが中に入っ
た場合、火災や感
電の原因となりま
す。
直ちに電源プラグを抜いて、販
売店に連絡してください。
水ぬれ禁止
水場で使用しない
火災・感電の原因
となります。
水場使用禁止
異物を入れない
水や金属が内部に入る
、火災や感電の原因
となります。
直ちに電源プラグを抜いて、販
売店に連絡してください。
禁 止
落としたり、破損させた
りしない
本機を落としたり、破
損させたりしたまま使
用すると、火災や感電
の原因となります。
直ちに電源プラグを抜いて、販
売店に連絡してください。
振動や強い衝撃を与えな
火災や感電の原因とな
ります。
禁 止
本機の上に重いものを置
かない
バランスが崩れて倒れ
たり、落下したりする
など、けがの原因とな
り ま す。 ま た、 火 災、
感電の原因となります。
禁 止
●設置・使用方法について
警告
開口部(オプションスロ
ット部など)に手を入れ
ない
けがや感電の原因とな
ります。
禁 止
燃えやすい物の近くに設
置しない
ハロゲンランプを設置
する場合は、燃えやす
い物の近くに設置する
、発熱による火災の
原因となります。
禁 止
可動部には近づかない
指や身体を絶対に近づ
けないようにしてくだ
さい。けがの原因とな
ります。
禁 止
注意
ラック、本棚など密閉し
た中に入れない
内部に熱がこもり、火
災の原因となります。
禁 止
6
●電池について
安全上のご注意 必ずお守りください
警告
電池は誤った使い方をしない
は逆に入れない
乳幼児の手の届くところに置かない
金属製のネックレスやヘアピンなどといっ
しょに保管しない
著しく温度が高くなるところに電池や電池
の入った機器を放置しない
(直射日光の当たるところ、ヒーターの近く、
窓を閉めきった車や車のトランクの中など)
を針金などで接続しない
加熱・分解したり、水などの液体、火の中
へ入れたりしない
乾電池は充電しない
被覆のはがれた電池は使わない
指定の電池以外は使わない
・旧電池や違う種類の電池をいっしょに
使わない
禁 止
●取り扱いを誤ると、液もれ・発熱・発火・破裂などを起こし、火災やけが、周辺汚損の原因になります。
電池の液がもれたときは、素手で液をさわらず、以下
の処置をする
液が目に入ったときは、失明の恐れがあります。
目をこすらずに、すぐにきれいな水で洗ったあと、医師に
ご相談ください。
液が身体や衣服に付いたときは、皮膚の炎症やけがの原因
になるので、きれいな水で十分に洗い流したあと、医師に
ご相談ください。
電池ケースに付いた液をよく拭き取ってから、新しい電池
を入れてください。
使い切った電池は、すぐ
に機器から取り出す
そのまま機器の中に放
置すると、液もれ発熱
破裂の原因になります。
異常があるときは、すぐ
使用をやめる
煙が出る、においがす
、外部が劣化するな
、そのまま使用する
と火災・落下によるけ
、器物破壊の原因と
なります。
放置せずに、直ちに電源を切り、
販売店に連絡してください。
お手入れのときは電源を
切る
感電の原因となります。
●異常時の処理について
●お手入れについて
安全上のご注意 必ずお守りください
警告
警告
電源プラグのほこりなど
は定期的にとる
プラグにほこりなどが
たまると、湿気などで
絶縁不良となり、火災
の原因となります。
電源プラグを抜き、乾いた布で
ふいてください。
付属品
付属品をご確認ください。
工事説明書 ..............................................................................1
取扱説明書(CD-ROM) .......................................................1
ワイヤレスリモコン ...............................................................1
単  型(AA 型)マンガン電池(別売)を  個使用します。
電源コード( m、日本向け・北米向け) .....................各 1
設置面用金具(床・天井側) .................................................1
ケーブルカバー.......................................................................1
金具取付ねじ(平ワッシャー/スプリングワッシャー付き)
M4 ×  mm ....................................................................4
ケーブルカバー用ねじ(皿ねじ)
M × 6 mm ....................................................................
ねじ隠しシート.......................................................................
ゴム脚 ......................................................................................4
ゴム脚用ねじ(黒色)
M4 × 6 mm ....................................................................4
概要
本機は、回転台とズームレンズを一体型にしたマルチフォーマットカメラです。
カメラ・レンズ・回転台を一体型にすることで、従来よりも設置が簡単になりました。
付属品のワイヤレスリモコンから遠隔操作ができます。
本機を使用したシステムで撮影された本人が判別できる映像情報は、「個人情報の保護に関する法律」で定め
られた個人情報に該当します。
法律にしたがって、映像情報を適正にお取り扱いください。
経済産業省「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」における【個
人情報に該当する事例】を参照してください。
個人情報の保護について
特長
マルチフォーマットに対応
100i、0p、40i のフォーマットをメニューで切り替えが可能。
SD フォーマットのシステムから HD フォーマットのシステムへの移行も、スムーズに行えます。
SD フォーマットでは、アスペクト比 16: または 4: の選択が可能。
1/3 型 3CCD・高性能 13 倍ズームレンズを採用
14 ビット A/D(Analog to Digital)コンバーターと 1 ビットプロセスの DSP(Digital Signal Processor)を搭載。
多彩な映像処理で、高画質な映像が得られます。
新開発ワイドプログレッシブ CCD を搭載。受光面積の広い 1/̋ CCD を採用しているので、さまざまな撮影条件下で、
高画質な映像を得られます。
HD 映像の撮影用に開発された大口径レンズは、ワイド端で .5 mm(5 mm 換算)の広角を実現。
幅広い用途で鮮明な映像を再現します。
高性能回転台との一体型で快適操作
60°/s の高速動作。
パン範囲:±15°以上、チルト範囲:-40° +10°以上の広い旋回角度。
静止精度:最大 ′(0.05°)の正確な応答。
騒音レベル NC0(0°/s 動作時)、NC5(60°/s 動作時)の静かな動作。
最大 100 ポジションのプリセットメモリーが可能。
(使用するコントローラーによって、プリセットメモリー数は異なります。
現行の当社製コントローラーとの高い親和性で、フレキシブルなシステム構築を実現
現行の当社製各種コントローラー(AW-RP655、AW-RP555、AW-RP400 + AW-IF400 + AW-CB400)から最大
5 台までの本機の操作が可能。(コントローラーは、本機に対応するためのバージョンアップが必要な場合があります
本機とコントローラー間の最大距離は 1000 m です。映像信号の延長には外部機器などでの対応が別途必要です。
現行の当社製カメラや回転台システムとの併用も可能で、既存システムを活用した柔軟なシステム構築が行えます。
回転台・カメラ・レンズ一体型で、簡単設置
カメラ・レンズ・回転台を一体型にすることで、設置工程を大幅に短縮。
簡単操作なワイヤレスリモコンの標準付属
本機を最大 4 台まで操作できるワイヤレスリモコンを標準で付属。
各種機能の設定や切り替えも、メニュー画面を見ながら簡単に行うことができます。
10
設置上のご注意
「安全上のご注意」に記載されている内容とともに、以下の項目をお守りください。
設置場所について
お買い上げの販売店とよくご相談のうえ、丈夫な天井面
などをよく選んで、設置してください。
強度が十分ある天井(コンクリート天井など)に設置
してください。
強度が不十分な天井に設置する場合は、十分な補強を
施してください。
以下のような場所での設置および使用はしないでくださ
い。
壁面(横向きの設置)
雨や水が直接かかる場所(軒下なども含む)
厨房など蒸気や油分が多い場所
屋外や +40 ℃以上の暑い場所
0 ℃以下の寒い場所
湿度が 5 %以上の場所
プールなど、薬剤を使用する場所
海上や海岸通り、および腐食性ガスが発生する場所
車両や船舶などの振動の多い場所(本機は車載用では
ありません。
エアコンの吹き出し口近くや外気の入り込む扉付近な
ど、急激に温度が変化する場所
長時間安定した性能でお使いいただくために
高温・多湿の場所で長時間使用すると、部品の劣化に
より寿命が短くなります。
設置場所への放熱や暖房などの熱が直接当たらないよ
うにしてください。
本機の設置には、必ず付属品を使用してください
本機の設置には、必ず付属の取付金具、取付ねじを使用
してください。
設置面用金具の取付ねじは、別途ご用意ください
設置面用金具の取付ねじは、付属されておりません。
六角ボルト(M6)およびスプリングワッシャー、平ワ
ッシャー、また必要に応じてナットをご用意ください。
設置用ねじの締めつけについて
ねじやボルトは、設置場所の材質や構造物に合わせて
締めつけてください。
ねじやボルトを締めたあとは、目視にて、がたつきが
なく、締められていることを確認してください。
所定の工具にて確実に締めつけてください。
使用しない場合は放置せず、必ず撤去してください
設置または撤去を行うときは、必ず台座部分を持って行
ってください
回転部分を持ったり、回転部分を手で回すと、故障の
原因になります。
本機にフィルター、フード、エクステンダーなどを取り
付けないでください
付属のワイヤレスリモコンを使用する場合は、必ず単 3
型(AA 型)マンガン電池をご使用ください
ほかの種類の電池を使用しないでください。
この機器は、主電源コンセントの近くに設置し、簡単に
電源プラグの抜き差しができる状態にしてください
接地接続は必ず電源プラグを電源につなぐ前に行ってく
ださい。また、接地接続を外す場合は、必ず電源プラグ
を電源から切り離してから行ってください。
の CONTROLLER 端子と、一般の LAN 回
は電話回線を接続しないでください
故障の原因になります。
11
使用上のお願い
撮影は適正な照明で
美しいカラー映像を得るには、適正な照明で撮影して
ください。
蛍光灯の照明では、正しい色が出にくいことがありま
す。必要に応じて適正な照明をお選びください。
高輝度の被写体では
光った被写体などを撮影すると CCD カメラ特有のスミ
ア現象が発生します。
  電球など光った高輝度の被写体の上下(縦
方向)に光の筋が発生する現象
オート機能使用のときは
蛍光灯下の ATW(自動追尾式ホワイト調整)機能の使
用は、ホワイトバランスが変動する場合があります。
場面によってはオート設定ではフォーカスが合いにく
い場合があります。その場合は、マニュアル設定にし
て手動でフォーカスを合わせてください。
ゲインやアイリスがオート設定のとき、明るい被写体
を撮影すると適正な明るさにならない場合があります。
その場合は、シャッタースピードをマニュアル設定に
して調整してください。
ズーム操作とフォーカスについて
フォーカスがマニュアル設定のとき、ズーム操作時にフォ
ーカスがずれる場合があり、本機はその補正機能を持ちま
す。(ズーム操作中のフォーカス補正機能)
この機能は出荷状態では ON になっています。
この機能を OFF にした場合は、ズーム操作後、必要に応
じてフォーカスを調整するか、フォーカスをオートに設定
してください。
コンポジット映像信号のアスペクト比について
100i 0p き、
ンポジット映像信号のアスペクト比は 16:(スクイ
ーズ)に固定されます。
電源を入れたときのズームについて
本機の電源を入れたとき、ズーム、フォーカス、アイリス
は電源を切る直前の位置に戻ります(フォーカスとアイ
リスは、マニュアル設定の場合)
しかし動作中に電源コードを抜かれた場合などは、戻らな
いことがあります。
本機にはセーフモード機能があります
セーフモードは、人や物への危害、回転台の損傷を防
止するための機能です。
詳細については、「セーフモードについて」(5 ページ)
を参照してください。
ケーブルの抜き差しは電源を切って
ケーブルの抜き差しは、必ず機器の電源を切ってから
行ってください。
取り扱いはていねいに
落としたり強い衝撃や振動を与えないでください。故
障の原因になります。
使用しない場合は
使用しないときは電源を切ってください。
使わなくなったら放置せず、必ず撤去してください。
光学系部には触れないで
光学系部はカメラの“命”
光学系には絶対に触れないでください。
万一、ホコリがついた場合は、カメラ用のブロワーや
レンズクリーニングペーパーで軽く清掃してください。
フィルター、フードなどを取り付けないで
フィルター、フード、エクステンダーなどを取り付け
ないでください。
持ち運ぶときは台座を持って
カメラ部や回転ヘッドを持たないでください。故障の
原因になります。
回転部分を手で回さないで
回転部分を手で回すと、故障の原因になります。
湿気、ホコリの少ない所で
湿気、ホコリの多い所は、内部の部品がいたみやすく
なりますので避けてください。
使用温度範囲は
0 ℃以下の寒い所や +40 ℃以上の暑い所では画質の低
下や内部の部品に悪影響を与えますので、避けてくだ
さい。
廃棄のときは
本機のご使用を終え、廃棄されるときは環境保全のた
め、専門の業者に廃棄を依頼してください。
1
コントローラーについて
対応コントローラー
AW-RP655   AW-RP555
AW-RP400 + AW-IF400 + AW-CB400
(AW-RP400、AW-IF400、AW-CB400 を組み合わせたシステム)
コントローラーは、本機に対応するためのバージョンアップが必要な場合があります。
販売店にご相談ください。
AW-RP655 を接続する場合
AW-RP655 のカメラ設定メニューは使用できません。
→ 本機のカメラ設定メニューを使用してください。
AW-RP400 + AW-IF400 + AW-CB400 を接続する場合
AW-CB400 と本機は直接接続できません。
→ 必ず AW-RP400、AW-IF400、AW-CB400 の組み合わせで接続してください。
AW-CB400 のカメラ設定メニューは使用できません。
→ 本機のカメラ設定メニューを使用してください。
R/B PED ダイヤルは使用できません。
トレーシングメモリー機能は使用できません。
TILT RANGE は切り替えできません。
MEMORY LENGTH は設定できません。
DIAGONAL MOTION(対角線動作)は切り替えできません。
バックラッシュは補正できません。
オートフォーカスの ON/OFF AW-RP400 から切り替える場合は、OPTION SW に「EXT」機能を割り当ててご
使用ください。
1
各部の名前とはたらき
1 カメラ部
上下方向に回転します。
2 回転ヘッド
水平方向に回転します。
3 台座
4 ワイヤレスリモコン信号受光部(前面)
5 状態表示ランプ
本機の状態によって、次のように点灯します。
 橙色 待機(STANDBY)状態
 緑色 電源 ON 時
 赤色 機器異常
 緑色で 2 回点滅:
  電源 ON 時に、付属のワイヤレスリモコンか
らリモコン ID が一致する信号を受信している
とき
 橙色で 2 回点滅:
  電源 ON 時に、付属のワイヤレスリモコンか
らリモコン ID が異なる信号を受信していると
14
6 取付金具(装着済み)
7 タリーランプ
タリーランプ使用設定が「On」に設定されている場合
のみ、コントローラーの制御で点灯・消灯します。
8 G/L IN 端子
ゲンロック信号の入力端子です。
本機は BBS または VBS に対応します。
ケーブル補償器(AW-RC400)などの G/L OUT 端子
に接続します。
9 VIDEO OUT 端子
カメラのコンポジット映像信号の出力端子です。
モニターなどに接続します。
接続ケーブルは、BNC 同軸ケーブルをご用意ください。
HD/SD ANALOG OUT 端子
カメラの HD/SD コンポーネント映像信号の出力端子
です。
接続ケーブルは、D-SUB 15 ピン接続ケーブル(VGA
ケール)または、D-SUB 15 BNC 同軸
クターの変換ケーブルをご用意ください。
高品位なケーブルをご使用ください。
ピン番号 信号名
1 Pr (Y/C モード時 C)
Y (Y/C モード時 VBS)
Pb (Y/C モード時 Y)
4 ~ 15 GND
CONTROLLER 端子
カメラ / 回転台の制御信号の入力端子です。
コントローラーの [TO PAN/TILT HEAD] 端子に接続
します。
SERVICE スイッチ
メンテナンス用のスイッチです。
通常はすべて「OFF」の位置にしておきます。
IR ID SET スイッチ
付属のワイヤレスリモコンのリモコン ID を選択します。
このスイッチの [1] ~ [4] は、ワイヤレスリモコンの
[CAM1] ~ [CAM4] ボタンに対応しています。
ワイヤレスリモコン信号受光部(背面)
RESERVE ボタン
メンテナンス用の予約ボタンです。
通常は使用しません。
AC IN 端子
付属の電源コードを接続します。
オプションスロット
各部の名前とはたらき
15
ワイヤレスリモコン
1 ON/STANDBY ボタン
 秒間押すごとに、本機の電源 ON と待機状態
(STANDBY)を切り替えます。
2 信号発光部
3 MENU ボタン
 秒間押すごとに、本機のメニュー表示とメニュー終
了を切り替えます。
4 CAM1 CAM4 ボタン
操作する本機を選択します。
一度選択すると、以後は選択した本機に対して操作が
可能になります。
5 SET ボタン
ホワイトバランス調整でAWC Aメモリーまたは
AWC B メモリーを選択しているとき、このボタンを
 秒間押すと、ブラックバランスとホワイトバランス
を自動調整して、選択中のメモリーに登録します。
6 MODE ボタン
本機から出力する映像信号を切り替えます。
このボタンを押すごとに、カラーバー信号とカメラ映
像の信号が切り替わります。
7 GAIN ボタン [OFF] [LOW] [HI] [AUTO]
ゲインを設定します。
[OFF]、[LOW]、[HI] ボで、を  段
階で設定できます。
また、[AUTO] ボタンを押すと AGC 機能が動作し、光
量によりゲインが自動で調整されます。
AGC 機能の最大ゲインは、メニューで設定できます。
8 プリセットメモリー呼び出しボタン [1] [12]
本機のプリセットメモリー No.1 ~ 1 に登録されて
いる、本機の向きなどの情報を呼び出し、再現します。
ワイヤレスリモコンからプリセットメモリー No.1 以
上を呼び出すことはできません。
各部の名前とはたらき
16
9 PRESET、LIMIT ボタン
プリセットメモリーの登録やリミッターの設定・解除
をします。
このボタンを押しながらプリセットメモリー呼び出し
ボタンを押すと、現在の向きなどの情報を登録します。
プリセットメモリー呼び出しボタンの [1] ~ [1] は
本機のプリセットメモリー No.1 ~ 1 に対応してい
ます。
また、このボタンとパン・チルトボタン([] [] []
[])の操作で、パン・チルトの可動範囲の制限(リミ
ッター)の設定と解除を行います。詳しくは、「リミッ
ターの設定と解除」(5 ページ)を参照してください。
パン・チルトボタン/メニュー操作ボタン
[] [] [] [] []
本機の向きを変えます。
[] [] ボタンで上下方向(チルト)、[] [] ボタン
で左右方向(パン)に動きます。
このとき [] ボタンは、機能しません。
[] または [] ボンと、[] または [] ボタンを同
時に押すと、斜め方向に動きます。
本機がメニューを表示しているときは、メニュー操作
を行います。
[] [] ボタンで項目の選択、[] [] ボタンで値の
変更を行います。
選択した項目にサブメニューがあるときは、[] ボタン
は [] ボタンを押すと、サブメニューが表示され
ます。
メニュー表示中は、[] ボと [] ボタンの機能は
同じです。
値の変更が可能なときに [] ボタンを押すと、値が変
更されますので、ご注意ください。
FOCUS ボタン [F] [N]
レンズのフォーカスがマニュアル設定のとき、手動で
レンズのフォーカスを調整します。
[F] ボタンで遠く(Far)へ、[N] ボタンで近く(Near)
へフォーカスを調整します。
A/FOCUS ボタン
レンズのフォーカスを自動で調整するように設定しま
す。
M/FOCUS ボタン
レンズのフォーカスをマニュアルで調整するように設
定します。
調整は、FOCUS ボタン([F]、[N])で行います。
OPT ボタン [ON] [OFF]
将来の機能拡張用のボタンです。現在は使用しません。
HOME ボタン
 秒間押すと、本機の向き(パン・チルト)を基準位
置に戻します。
ZOOM ボタン [T] [W]
レンズのズームを調整します。
[T] ボタンで望遠(Tele)へ、[W] ボタンで広角(Wide)
へレンズのズームを調整します。
FAST ボタン
パン・チルト、ズーム、フォーカスの各動作速度を
高速側に切り替えます。
プリセットメモリーを呼び出したときのパン・チルト
の動作速度も同様です。
SLOW ボタン
パン・チルト、ズーム、フォーカスの各動作速度を
低速側に切り替えます。
プリセットメモリーを呼び出したときのパン・チルト
の動作速度も同様です。
A/IRIS ボタン
レンズのアイリスを光量に合わせて自動で調整するよ
うに設定します。
M/IRIS ボタン
レンズのアイリスをマニュアルで調整するように設定
します。
調整は、IRIS + ボタンと IRIS -ボタンで行います。
IRIS +ボタン
レンズのアイリスを開く方へ調整します。
IRIS -ボタン
レンズのアイリスを閉じる方へ調整します。
アイリスがマニュアル調整のときにゲインを自動
調整にすると、アイリスは自動的に自動調整に変
更されます。
その後ゲインをマニュアル調整に戻すと、アイリ
スも元の値に戻ります。
ゲインが自動調整のときにアイリスをマニュアル
調整にすると、ゲインは自動的に前回のゲイン値
に変更されます。
ご注意
各部の名前とはたらき
1
ワイヤレスリモコンについて
本機から 10 m 以内の場所でワイヤレスリモコンを操作してください。
ワイヤレスリモコンは、本機との角度によっては動作しない場合があります。
ワイヤレスリモコン信号受光部(以下、受光部)が見える場所から、ワイヤレスリモコンの信号発光部を受光部に向けて
操作してください。
本機を蛍光灯やプラズマモニターなどの近くに設置した場合や、太陽の光が当たる場合、それらの光の影響によってワイ
ヤレスリモコンで操作できないことがあります。
必ず以下の方法で設置・使用してください。
・蛍光灯やプラズマモニター、太陽などからの光が受光部に入らないようにする
・蛍光灯やプラズマモニターなどから離れた場所に設置する
・本機から  m 以内の場所でワイヤレスリモコンを操作する
・有線接続のコントローラーを使用する
ワイヤレスリモコンは、電池を抜いても 10 分間程度は操作対象の選択(最後に押した [CAM1] [CAM4] ボタン)
を記憶していますが、さらに時間がたつと [CAM1] ボタンを押した状態にリセットされます。
ワイヤレスリモコンの準備
1 電池カバーを外す
2 乾電池を入れる
使用する乾電池は、 (AA ) マンガン電池(別
売)です。他の種類の電池を使用しないでください。
を確認し、乾電池の 側を先に入れてくだ
さい。
3 電池カバーを取り付ける
不要となった電池は、不燃物ごみとして処理するか、地
方の条例に従って処理してください。
1
撮影の基本操作
1 被写体の照度を適正にする
2 各機器の電源を入れる
付属のワイヤレスリモコンを使用する場合は、必ず単 型(AA 型)マンガン電池を入れてください。
ほかの種類の電池を使用しないでください。
(電池は別売です。
ご注意
3 操作する本機を選ぶ
本機を 1 台で使用する場合でも、必ずワイヤレスリモコンまたはコントローラーから本機を選択してください。
4 撮影モードを選ぶ
撮影状況に合わせて、あらかじめ設定された 4 種類の撮影モードから選択できます。
撮影条件、好みに応じて選択してください。
同じ撮影状況で使い続けるときは、再度選択する必要はありません。
5 撮影する
(終わったら各機器の電源を切る)
基本操作では、フォーカス、アイリス、ホワイトバランスを自動調整で行うように想定しています。
(工場出荷時の設定)
すでに設定が変更されていて、元の設定に戻す場合は、「撮影の基本操作で困ったときは」(6 ページ)「メニュー項目」
の「各撮影モードの設定メニュー」(4 ページ)を参照してください。
1
電源の入れかたと切りかた
電源の入れかた
付属のワイヤレスリモコンで操作する場合
1 接続している機器すべての電源スイッチを ON
する
本機には、電源スイッチがありません。
本機に電源が供給されると、状態表示ランプが橙色
に点灯します。
2 イヤレスリモコンの [CAM1] [CAM4]
ンのいずれかを押して、本機を選ぶ
3 スリ [ON/STANBY] ボタ
2 秒間押す
本機の電源が入り、初期設定動作を行います。
このとき本機の状態表示ランプは、緑色に点灯しま
す。
4 本機が複数台あるときは、必要に応じて手順 2
3を繰り返す
本機の状態表示ランプは、リモコン ID が一致する信号を
受信したときは緑色に点滅し、リモコン ID が異なる信号
を受信したときは橙色に点滅します。
コントローラーを接続している場合
1 接続している機器すべての電源スイッチを ON
する
本機には、電源スイッチがありません。
本機に電源が供給されると、状態表示ランプが橙色
に点灯します。
2 [OPERATE] ON
にする
コントローラーに接続しているすべてのカメラ(本機
を含む)の電源が入り、初期設定動作を行います。
このとき本機の状態表示ランプは、緑色に点灯しま
す。
初期設定動作は、1 台につき約 0 秒かかる場合がありま
す。この間、本機の操作はできません。
の [OPERATE] スを ON に
に、必ず接続している機器すべての電源スイッチを ON に
してください。
詳しくは、コントローラーの取扱説明書をご覧ください。
0
電源の切りかた
付属のワイヤレスリモコンで操作する場合
1 イヤレスリモコンの [CAM1] [CAM4]
ンのいずれかを押して、本機を選ぶ
2 スリ [ON/STANBY] ボタ
2 秒間押す
本機の電源が切れます。
このとき本機の状態表示ランプは、橙色に点灯しま
す。
3 本機が複数台あるときは、必要に応じて手順 1
2を繰り返す
4 接続している機器すべての電源スイッチを OFF
する
コントローラーを接続している場合
1 [OPERATE] OFF
にする
コントローラーに接続しているすべてのカメラ(本機
を含む)の電源が切れます。
このとき本機の状態表示ランプは、橙色に点灯しま
す。
2 接続している機器すべての電源スイッチを OFF
する
詳しくは、コントローラーの取扱説明書をご覧ください。
電源の入れかたと切りかた
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VADDIO 999-6110-000 取扱説明書

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