Roland FR-4x 取扱説明書

リファレンス・マニュアル

01

2

はじめに

 4

FR-4x の構成 4

セットとユーザー・プログラム 5

USB メモリーのフォルダー構成 5

メモリー構成 6

メモリー構成全体 6

各部の名称とはたらき

 7

右側鍵盤側コントロール・パネル  7

左側鍵盤側コントロール・パネル  8

ディスプレイ  9

接続パネル  9

バッテリー・ケース 9

演奏する前に

 10

AC アダプターを接続する 10

電池を入れる 10

MIDI 機器に接続する 11

MIDI フット・コントローラー FC-300 に接続する 12

パソコンを接続する 13

ボタン鍵盤タイプ（FR-4xb） 14

右手ボタン鍵盤を付け替える 14

左手ボタン鍵盤 14

リファレンス・キャップの取り付けと取りはずし 14

電源を入れる 15

電源を切る  15

ベローズの感度を調整する  15

リアルタイムに調整する 16

音量を調節する（［VOLUME］つまみ） 16

左手パートと右手パートの音量バランスを調節する

（［BALANCE］つまみ） 16

エフェクトを調節する  16

デモ・ソングを聴く 17

FR-4x の基本操作

 18

主な画面の操作と説明  18

メイン画面 18

メニュー画面の操作とパラメーターの設定のしかた  20

名前を付ける 20

演奏する

 21

右手鍵盤の音色を選んで演奏する 21

オルガン音色（VTW） 22

マルチ・トーンで演奏する 22

右手鍵盤でベース・パートを演奏する

（BASS TO TREBLE） 22

左手ボタンの音色を選んで演奏する  23

ベース＆コード・モード（BASS & CHRD） 23

フリー・ベース・モード（F.BASS） 24

オーケストラ音色で演奏する 25

アコーディオン音色とオーケストラ音色を同時に鳴らす

（レイヤー・モード） 26

ドラム音色で演奏する 27

右手鍵盤のキーボード・モード 27

各パートに鍵域を割り当てる 27

コードとソロ・ラインを異なるパートで弾く

（ハイ・モード、ロー・モード） 28

オーケストラ・パート、ドラム・パート、オーディオの音量を

素早く設定する  28

その他の機能

 30

電池の残量を表示する 30

スピーカーのスイッチを切り替える  30

オルガン音色とロータリー・エフェクトについて 30

ソルディナ機能を使う  30

右手鍵盤の音の高さをオクターブ単位で変える 31

他のキーに移調（トランスポーズ）する 31

ミュゼット・デチューン  31

Scale（音階） 32

オーケストラ・コード・パートでギター・モードを使う 33

セットを使う

 34

セットを選ぶ  34

セットを保存する  34

セットをインポートする／エクスポートする  36

USB メモリーにセットをエクスポートする 36

USB メモリーからセットをインポートする  36

FR-4x をオーディオ・プレーヤーとして使う

 38

FR-4x をオーディオ・プレーヤーとして使う準備をする  38

USB メモリー内のソングを選ぶ  38

USB メモリー内のソングを再生する  38

演奏をオーディオ録音する

 39

録音する 39

オーディオ・データ・ファイルに保存しないとき 39

録音データを聴く 39

ユーザー・プログラムを使う

 40

ユーザー・プログラムの構成 40

ユーザー・プログラムを保存する 40

ユーザー・プログラムを呼び出す 41

ユーザー・プログラムをインポート／エクスポートする  41

ユーザー・プログラムを USB メモリーにエクスポート

する 41

ユーザー・プログラムを USB メモリーからインポート

する 42

メニュー・オプション

 45

パラメーターや機能を選ぶ 45

パラメーター・グループ一覧 45

重要：設定の保存について 46

右手アコーディオン・パート（アコーディオン音色）に関す

る設定（Accordion Edit） 46

左手ベース＆コード・パート（アコーディオン音色）に関する

設定（Bass Edit） 49

左手フリー・ベース・パートに関する設定

（Free Bass Edit） 52

右手オーケストラ・パートに関する設定

（Orchestra Edit） 54

右手オルガン・パートに関する設定（Organ Edit） 57

左手オーケストラ・ベース・パートに関する設定

（Orchestra Bass Edit） 57

左手オーケストラ・コード・パートに関する設定

（Orchestra Chord Edit） 60

左手オーケストラ・フリー・ベース・パートに関する設定

（Orchestra Free Bass Edit） 64

ドラム音色に関する設定（Drum Edit） 66

右手鍵盤のキーボード・モードの設定

（Right Hand Mode） 69

セット内の共通の設定（Set Common） 70

3

システムの設定（System） 72

チューニングに関する設定（Tuning） 75

Function Switch 76

Sustain A routing 79

Sustain B routing 79

MIDI Foot Controller 80

Speaker EQ Right Hand 80

Speaker EQ Left Hand 81

MIDI  82

システム・パラメーターを保存する 86

便利な機能（Utility） 87

セットの設定を別のセットにコピーする（Copy SET）87

セット内の設定を他のセットにコピーする

（Copy EFX） 88

レジスターの内容をコピーする（Copy REG） 88

右手アコーディオン音色を同時に設定する

（AccMacro） 89

左手アコーディオン音色を同時に設定する

（BasMacro） 90

フリー・ベース音色を同時に設定する（FBsMacro）92

パラメーターの値を保存したときの状態に戻す

（Restore） 93

セットまたはユーザー・プログラムの設定を USB メモ

リーに保存する（Export） 94

セットまたはユーザー・プログラムの設定を USB メモ

リーから読み込む（Import） 94

拡張音色を追加する（Exp.Snd） 94

工場出荷時の設定に戻す（FctrySET ／ FctryUPG ／

FctryALL） 95

トラブルシューティング

 96

主な仕様

 98

ボタン配列

 100

エラーメッセージ一覧

 104

ショートカット一覧

 105

4

はじめに

FR-4x の構成

右手鍵盤

右手で演奏する部分で、通常はメロ

ディーを弾きます。

右手鍵盤はベロシティー・センス

（強弱センサー）に対応しています。

右手レジスター・ボタン

右手鍵盤で演奏する音色を選ぶボタ

ンです。

ベローズ（蛇ばら）

ベローズを開閉させる動きによって、

音の強弱や音量を調節します。

蛇ばらを速く開閉させる、ベローズ・

シェイクと呼ばれるテクニックなどを

使った演奏が可能です。

ベローズの抵抗を調節したり、空気ボ

タンを調節したりして、ベローズの開

閉の重さを設定できます。

左手レジスター・ボタン

左手ボタン鍵盤で演奏する音色を選

びます。

左手ボタン鍵盤

左手で演奏する部分で、通常伴奏パー

トを弾きます。

左手パートには 2 種類のモードがあり

ます。

ベース＆コード・モードでは、 2 列ま

たは 3 列のボタンでベースを、残り

のボタンではコードを演奏します。

フリー・ベース・モードでは、2 列の

ボタンでベースを演奏し、残りのボタ

ンはフリー・ベース用のボタン配列で

旋律を演奏します。

左手ボタンはベロシティー・センスに

対応しています。

空気ボタン

バルブを調節し、音を出さずにベロー

ズを開閉します。

5

はじめに

セットとユーザー・プログラム

セット

1 台のアコーディオンという概念です。

セットの変更は、別のアコーディオンに持ち替えることと似てい

ます。このとき右手レジスター・ボタン、左手レジスター・ボタンは、

アコースティック同様レジスターの切り替え（リードの組み合わ

せの変更）と同じはたらきをします。

音色の切り替えにおいてアコースティック・アコーディオンを使う

感覚でお使いいただけます。

詳しくは、「セットを使う」（P.34）をご覧ください。

ユーザー・プログラム

セットを切り替えても、選んでいるレジスターなどは保持されま

すが、ユーザー・プログラムでは、選ばれている各パートのレジ

スター番号やパートのオン・オフの状態なども含めて覚えること

ができます。

セットやレジスターの切り替えなど、設定に複数回ボタンを押す

必要がある変更を一瞬で切り替えることができるため、ライブ等

で便利にお使いいただけます。

詳しくは、「ユーザー・プログラムを使う」（P.40）をご覧くだ

さい。

セットとユーザー・プログラムは、音色設定を記憶している点は

共通していますが、記憶できる設定内容にいくつかの違いがあり、

レジスター・ボタンを押したときの動作などが異なります。

用途によって使い分けるとよいでしょう。

保存するパラメーター

パラメーターセット

ユーザー・

プログラム

SetComon（Set Common）パラメーター

（P.70）

○ ○

Accordion パラメーター（P.46）

○ ○

Bass パラメーター（P.49）

○ ○

Free Bass パラメーター（P.52）

○ ○

Orchestra/Organ パラメーター

（P.54、P.57）

○ ○

Orchestra Bass パラメーター（P.57）

○ ○

Orchestra Chord パラメーター（P.60）

○ ○

Orchestra Free Bass パラメーター

（P.64）

○ ○

Drum パラメーター（P.66）

○ ○

Right Hand Mode パラメーター（P.69）

○ ○

5

左手パートのカレント・パート（*）

5

右手パートのカレント・パート（*）

5

左手パートのオン／オフ状態

5

右手パートのオン／オフ状態

5

各パートで選ばれているレジスター番号

5

User Program の名前

5

User Program のオーディオ・ファイルへ

のリンク情報

5

オーディオ・ファイルの音量

5

スケール・チューニングの設定

5

トランスポーズの設定

5

Bass To Treble のオン／オフ

5

右手オクターブの設定

× ○

* レジスター・ボタンを押したときに、レジスターが切り替わるパート

USB メモリーのフォルダー構成

セットやユーザー・プログラムを USB メモリーの MySET フォル

ダーや MyUPG フォルダーにバックアップファイルとしてエクス

ポートすることができます。

また、オーディオ録音された WAV ファイルは、USB メモリー

の MyREC フォルダーに保存されます。

MyUPG フォルダー

（エクスポートしたユーザー・プログラム・ファイルが保存されます。）

UPG_ALL.UPA

001_UPG_BANK.UPB

001_001_UPG.UPG

MySET フォルダー

（エクスポートした SET ファイルが保存されます。）

SET_ALL.FR4

SET_001.ST4

MyREC フォルダー

（オーディオ録音したファイルが保存されます。）

Song1.wav

Song2.wav

Song3.wav

6

はじめに

メモリー構成全体

USB メモリーテンポラリー・エリア

ベース・コード・モード

フリー・ベース・モード

ボタン・タイプ・モード

ベローズ・カーブ

システム・

パラメーター

セット選択

2 3 100 WA1

1

選択中

0

ユーザー・プログラム

8 9 10 11 12 13 14

1 765432

バンク 7

8 9 10 11 12 13 14

1 765432

バンク 1

システム・

パラメーター

1

2

3

100

WA

セットシステム

セット・インポート／エクスポート（ST4）

セット・インポート／エクスポート（FR4）

ユーザー・プログラム・インポート／エクスポート（UPA、

UPB、UPG）

ユーザー・プログ

ラムを選択

ユーザー・プロ

グラムに保存

セットに

保存

テンポラリー・エリアの設定は本体で変更

することができます。

ただし、テンポラリー・エリアは電源を切

ると記憶されないメモリーであるため、電

源を切ったあとも残しておきたい設定は、

WRITE 操作で保存する必要があります。

選ばれたユーザー・プログ

ラムは、セットの WA（ワー

キング・エリア）にロードさ

れ設定が反映されます。

セットやユーザー・プログラムとは別にシス

テム・パラメーターというブロックがあり主

に機器全体にかかわる設定をします。

システム・パラメーターは起動時にテンポ

ラリー・エリアにロードされ設定が反映され

ます。

FR-4x のほとんどの音色設定はセットやユーザー・プロ

グラムというブロックで管理されています。

起動時にすべてのセットがテンポラリー・エリアにロード

されます。

7

各部の名称とはたらき

1

［

L

］（電源）ボタン

電源をオン／オフします（P.15）。

メモ

5

（付属の AC アダプターを使用しているときに）完全に電源

を切る場合は、まず［

L

］スイッチをオフにしてから、AC

アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。

5

工場出荷時の設定では、240 分間 FR-4x の演奏や操作をし

ないと、FR-4x の電源は自動的にオフになります。

FR-4x の電源が自動的にオフになったときは、この［

L

］ボ

タンを使って電源を再びオンにできます。

自動的に電源をオフにしたくないときは、Auto O󰮏 パラメー

ターを「OFF」に設定します（P.75）。

ご注意 !

この機能で電源が自動的にオフになったとき、FR-4x で変更

し保存していない設定は失われますのでご注意ください。

2

［VOLUME］つまみ

FR-4x 全体の音量を調節します。

3

［BALANCE］つまみ

右手鍵盤と左手ボタン鍵盤の音量バランスを調節します。

4

［EXIT/NO］ボタン

メイン画面に戻ります。

メニュー画面では、1 回押すと上の階層の画面に戻ります。

メニュー画面でこのボタンを押し続けると、直接メイン画面に戻

ります。

確認を求める画面では「NO」で確定します。

5

［ENTER/YES］ボタン

メニュー画面でパラメーター名のみが表示され値が表示されな

い画面では、下の階層に入ることができます。

確認を求める画面では「YES」で確定します。

6

［MENU（WRITE）］ボタン

メニュー画面を表示します。

メニュー画面ではさまざまな機能の設定ができます。（P.45）

また、ボタンを押し続けると、ユーザー・プログラムやセット、

各種設定を保存できます。

7

［

K

］［

J

］ボタン

メイン画面では、各パートの音色選択画面を切り替えます。

メニュー画面では、パラメーターを選びます。

8

［－］［＋］ボタン

メニュー画面では値を変更します。

長押しすると連続して値を変更できます。

値を速く大きくしたいときは、［＋］ボタンを押しながら［－］ボ

タンを押します。

値を速く小さくしたいときは、［－］ボタンを押しながら［＋］ボ

タンを押します。

［SHIFT］ボタンを押しながら［－］［＋］ボタンを押すと、通常

時の 10 倍の量で変更できます。

メイン画面ではセットを切り替えます。

9

LEFTHAND パート

左手で演奏するパート（ドラム、ベース＆コード、フリー・ベース、

オーケストラ・ベース、オーケストラ・コード、オーケストラ・フリー・

ベース）のオン／オフを切り替えます。

10

RIGHTHAND パート

右手で演奏するパート（アコーディオン、オーケストラ、オルガン）

のオン／オフを切り替えます。

11

［SHIFT］ボタン

他のボタンと組み合わせて押すことで、普通に押す場合とは異な

る機能が働きます。

&

「ショートカット一覧」（P.105）

12

右手レジスター・ボタン

右手鍵盤で演奏するレジスターを選びます。

ご注意 !

右手レジスター・ボタンを押し続けると選ばれているパート

がミュートされ、鍵盤を弾いても音が出なくなります（MIDI

経由でのみ鍵盤情報が送られます）。

もう一度右手レジスター・ボタンを押すと、ミュートが解除

されます。

右側鍵盤側コントロール・パネル

18

16 17

92

4

6

7

8

1

3

5

11 12 13

14 15

10

8

各部の名称とはたらき

13

［A/B］ボタン

右手レジスター・ボタン［1/8］～［7/14］について、［1］～

［7］グループか［8］～［14］グループのどちらで動作するか

を切り替えます。

「A:1-7/B:8-14」インジケーターで、右手レジスター・ボタン

が［1］～［7］として動作するか（消灯）、［8］～［14］とし

て動作するか（点灯）を確認できます。

14

［USERPROGRAM］ボタン

ユーザー・プログラム・モードをオン／オフします。

オンにすると、右手レジスター・ボタンでユーザー・プログラム

を呼び出せるようになります。

15

PLAYER セクション

ボタン説明

［SONGLIST］ボタン

USB メモリーに保存されているオーディ

オ・ファイルを選ぶ画面に移ります。

［

r

］ボタン

ソングの再生、または再生中のソングを

一時停止します。

詳しくは、P.38 をご覧ください。

［REC］ボタン

演奏を録音します。

詳しくは、P.38 をご覧ください。

16

［REVERB］つまみ

リバーブのかかり具合を調節します。

17

［CHORUS］つまみ

コーラスのかかり具合を調節します。

18

USBMEMORY 端子

USB メモリー（別売）を接続します。

ご注意 !

USB メモリーは挿入方向や表裏に注意して、確実に奥まで

差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。

市販の USB メモリーまたはローランドが販売している USB

メモリーをお使いください。ただし、市販されている USB

メモリーすべての動作を保証するものではありません。

左側鍵盤側コントロール・パネル

19

2120

19

左手レジスター・ボタン

左手ボタンで演奏するレジスターを選びます。

20

左手ボタン鍵盤

ベロシティー・センス付きの 120 個のボタンで、ベースやコー

ドを演奏します。

ドラム音色を割り当てて演奏することもできます。

21

ベローズ調節器、空気ボタン

ベローズ調節器では、ベローズの抵抗（ベローズを動かすのに

必要な力）を調節します。

空気ボタンは、ベローズの中にたまった空気を抜くのに使用し

ます。

9

各部の名称とはたらき

ディスプレイ

22

23 24

22

ディスプレイ

操作に関する情報を表示します（P.18）。

23

「USERPROGRAM」インジケーター

ユーザー・プログラム・モードのときに点灯します。

24

「A:1-7/B:8-14」インジケーター

右手レジスター・ボタンに、A 側の音色が選ばれているときには

消灯、B 側の音色が選ばれているときには点灯します。A と B

は［A/B］ボタンで切り替えます。

接続パネル

25 26

27 28 29 30

25

DCIN 端子

付属の AC アダプターを接続します（P.10）。

別売の充電式ニッケル水素電池（単 3 形）（10 本）を使うと、

AC アダプターなしでも使用できます。

26

MIDIOUT/IN 端子

MIDI データを送受信できます。

送信モードか受信モードを切り替えて使用します（P.82）。

27

USBCOMPUTER 端子

パソコンの USB 端子に接続します（P.13）。

市販の USB ケーブルをお使いください。

28

INPUT 端子

外部オーディオ・プレーヤーなどを接続します。

29

OUTPUTL/MONO（TREBLE）端子、

R/MONO（BASS）端子

アンプ、ミキサー、ワイヤレス・システムなどに接続します。

ステレオで出力するためには、両方の端子を接続します。

その場合、右手パートの信号は L/MONO 端子に送られ、R/

MONO 端子には左手パートのベース（またはベースとコード）

の信号が送られます。

端子を 1 つだけ使用（L または R 端子に接続）すると、モノ出

力になります。

メモ

この端子を使って、FR-4x のスピーカーをオフにすると、バッ

テリーの節約になります。

&

「Speakers」（P.75）

ご注意 !

工場出荷時の設定では、左右のパートの音は完全には

分離せず、反対側のプラグからもわずかな音が出ます。

左右のパートを完全に分離させた状態で 2 つの端子か

ら出力させたい場合は、システム設定の「StereoWd

（StereoWidth）」（P.74）の値を「WIDE」に設定して、

［REVERB］つまみと［CHORUS］つまみを完全に絞って

ください。

30

PHONES 端子

ステレオ・ヘッドホン（別売）を接続します。

ご注意 !

ヘッドホンを接続すると、本体のスピーカーからは音が出な

くなります。

ヘッドホン接続時も本体のスピーカーを使う場合は、

「Speakers」（P.75）の設定を変更してください。

バッテリー・ケース

31

バッテリー・ケース

市販の単 3 形ニッケル水素電池 10 本を取り付けます（P.10）。

10

演奏する前に

AC アダプターを接続する

※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ず

すべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってくだ

さい。

※ AC アダプターを使用する場合でも、電池を入れておけば、

万一本機から AC アダプターのコードが抜けても演奏が続けら

れます。

1

［VOLUME］つまみを左いっぱいまで回して、音量を

最小にします。

2

付属の電源コードを AC アダプターに接続します。

※ AC アダプターは、インジケーター（図参照）のある面が上に

なるように設置してください。

AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが

点灯します。

インジケーター

AC アダプター

電源コード

コンセントへ

ご注意 !

必ず、付属の AC アダプターを使用してください。

3

AC アダプターを FR-4x の DC IN 端子に接続します。

AC アダプター

電源コード

コンセントへ

4

AC アダプターのコードをベローズ・クリップで固定し

ます。

※ AC アダプターのコードは、図のようにベローズ・クリップで固

定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、プラグ

が抜けて電源が切れてしまうことや、端子に無理な力がかかるこ

とを防ぐことができます。

5

電源コードをコンセントに差し込みます。

バッテリーで FR-4x を使用するには、「電池を入れる」（P.10）

をご覧ください。

電池を入れる

市販の単 3 形充電式ニッケル水素電池を 10 本使用すると、AC

アダプターを接続しなくても演奏することができます。スピー

カー内蔵の FR-4x を電池で使用すると、ケーブルを接続せずに

アコースティックのアコーディオンのように演奏することができ

ます。

使用できる電池について

5

充電式ニッケル水素電池（2000mAh の場合）で連続

使用したときの動作時間は、スピーカーがオンの場合

は約 5 時間、スピーカーがオフの場合は約 9 時間です

（使用状況により異なります）。

5

電池が消耗してくると、ディスプレイに「BatteryLow!!」

と表示されます。

ご注意 !

アルカリ電池やマンガン電池は使用しないでくだ

さい。

電池の取り扱いについて

電池／充電池／充電器は、間違った取り扱いをすると、液

漏れ・発熱・発火・破裂などの危険があります。

ご使用前に、電池／充電池／充電器に付属の注意事項を

必ず最後まで読み、注意事項を守って正しくお使いくだ

さい。

※ 充電池／充電器は、必ず電池メーカーで指定された充電

池を充電器の組み合わせでお使いください。

※ 電池の出し入れをするときは、本体の電源を切ってください。

11

演奏する前に

1

本体裏側のクッションを取りはずします。

2

電池ケースのカバーを取りはずします。

カバーに付いている 2 つのつまみを押し下げながら、手前に引っ

張ります。

3

電池ホルダーに巻かれているベルトの端を引いて、電

池ケースから電池ホルダーを取り出します。

引く

電池スナップ

4

コードの電池スナップを、電池ホルダーからはずし

ます。

5

充電式ニッケル水素電池 10 本を、電池ホルダーに入

れます。

「＋」「－」の表記に合わせて、向きを正しく入れてください。

6

電池ホルダーに、電池スナップを接続します。

7

電池ホルダーを、本体の電池ケースに入れます。

8

電池ケースのカバーを取り付けてから、クッションを取

り付けます。

※ FR-4xに充電池を入れた状態でACアダプターをコンセントに接

続しても、電池は充電されません。市販の充電器を使って充電

してください。

MIDI 機器に接続する

FR-4x と外部 MIDI 機器を接続し、演奏データをやりとりして、

一方の機器から他方の機器をコントロールできます。たとえば、

FR-4x を演奏して他の機器を鳴らしたり、外部シーケンサーから

MIDI データを受け取り、FR-4x を鳴らしたり音色を変えたりする

ことができます。MIDI パラメーターについては、

P.82

をご覧

ください。

MIDI とは？

MIDI（ミディ）とは Musical Instrument Digital Interface

の略称で、電子楽器やパソコンの間で演奏などの情報をやりと

りできる統一規格です。

FR-4x には MIDI 端子があり、外部機器と接続して演奏データ

のやりとりができます。

外部 MIDI 機器を FR-4x に接続する

FR-4x には MIDI 端子が 1 つ付いており、そこで MIDI データを

送信（OUT）または受信（IN）します。

1

FR-4x と接続しようとする MIDI 機器の音量を、最小

まで絞ります。

2

MIDI ケーブル（別売）で、両方の MIDI 端子を接続

します。

外部機器へ MIDI データを送信するときは、次のように接続し

ます。

MIDI IN

MIDI

ケーブル

MIDI 音源

ご注意 !

MIDI OUT/IN 端子に外部機器を接続した状態で AC アダ

プターを抜き挿しすると、MIDI OUT から予期しないデー

タを出力する場合があります。

MIDI OUT を外部機器に接続して使用するときは、AC ア

ダプターを抜き差ししないでください。

12

演奏する前に

外部機器から MIDI データを受信するときは、次のように接続し

ます。

MIDI OUT

MIDI

ケーブル

外部 MIDI 鍵盤など

3

FR-4x と、接続した機器の音量レベルを調節します。

4

「MIDIOut/In」パラメーターを設定します。

詳しくは、「Out/In（MIDIOut/In）」（P.82）をご覧ください。

外部機器へ MIDI データを送信するには、「OUT」（初期設定値）

を選びます。

外部機器から MIDI データを受信するには、「IN」に設定します。

また、「ExternalSeqPlayback」（P.83）の各パートの設

定を「ON」に設定します。

5

必要に応じて、FR-4x と外部機器の MIDI チャンネルを

設定します。

MIDI チャンネル

MIDI には 16 個（1 ～ 16）のチャンネルがあります。2 つの

MIDI 機器を接続し、一方の機器からもう一方の機器を操作する

には、両方の機器の MIDI チャンネルを同じチャンネルに設定す

る必要があります。FR-4x の MIDI チャンネルは、以下のように設

定されています。

パートチャンネル

アコーディオン・パート 1

ベース／フリー・ベース・パート 2

コード・パート 3

オーケストラ／オルガン・パート 4

オーケストラ・ベース・パート 5

オーケストラ・コード・パート 6

オーケストラ・フリー・ベース・パート 7

ドラム・パート 10

ベーシック・チャンネル

（セット、ユーザー・プログラム選択用）

13

ご注意 !

他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破

損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電

源を切ってから接続してください。

MIDI フット・コントローラー FC-300 に

接続する

MIDI フット・コントローラー FC-300 に接続すると、9 個のフット

スイッチとプログラム可能なエクスプレッション・ペダルを使うこ

とができ、演奏の幅が広がります。

1

FR-4x と FC-300 を、MIDI ケーブルで接続します。

MIDI ケーブル

ご注意 !

FC-300 と接続するときは、すべての機器の電源をオフにし

てください。

2

FR-4x と FC-300 の電源を、オンにします（P.15）。

詳しくは、FC-300 の取扱説明書をご覧ください。

FC-300 の操作

3

［MODE］ボタンを何度か押して、フット・コントロー

ラーを「SYS」モードにします。

詳しくは、FC-300 の取扱説明書をご覧ください。

FR-4x の操作

4

「MIDIOut/In」を「IN」に設定します。

詳しくは、「Out/In（MIDIOut/In）」（P.82）をご覧ください。

5

「MIDIFootController」（P.80）の各スイッチに

割り当てる機能を選びます。

13

演奏する前に

最大 9 個のフットスイッチに機能を割り当てることができます。

スイッチ

1

スイッチ

5

スイッチ

2

スイッチ

6

スイッチ

3

スイッチ

7

スイッチ

4

スイッチ

8

スイッチ

9

使用

しません

エクスプレッ

ション

それぞれのオーケストラ・パートをエクスプレッション・ペダル

でコントロールするには、「ExpPedal」（オーケストラ・パート

P.55、オーケストラ・ベース・パート P.58、オーケストラ・コー

ド・パート P.62、オーケストラ・フリー・ベース・パート P.65）

をご覧ください。

ご注意 !

FR-4x では FC-300 の EXP PEDAL 1 は使えません。

パソコンを接続する

市販の USB ケーブルを使って FR-4x の USB COMPUTER 端子

とパソコンの USB 端子を接続すると、次のことができます。

5

FR-4x を音源として使えます。

5

FR-4x エディターが使えます。

5

FR-4xとシーケンサー・ソフトとの間でMIDI 情報をやりとりでき、

音楽制作や編集の幅が広がります。

ご注意 !

FR-4x は GM/GS に準拠していません。

1

市販の標準 USB ケーブル（A

0

B タイプ）を使って、

下図のように FR-4x とパソコンを接続します。

USB ケーブル

USBドライバーを専用（Original）か OS 標準

（Generic）か切り替える

FR-4x とパソコンを USB ケーブルでつなぐ場合で、パソコンと

うまく接続できないときは、ローランドの専用（Original）ド

ライバーを使用すると改善される場合があります。FR-4x の

USBドライバー設定を「Original」にしたあと（「USBDrv

（USBDriver）」（P.75））、パソコンにドライバーをインストー

ルします。

USBドライバーのダウンロードとインストール手順について、詳

しくはローランドのホームページをご覧ください。

ローランドのホームページ

http://www.roland.co.jp/support/

設定を変更した場合、FR-4x 本体の電源を入れ直してください。

通常は「ORG（Original）」でお使いください。

ご注意 !

5

他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必

ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ

てください。

5

USB で送受信できるデータは MIDI データのみです。

FR-4x で録音したオーディオ・データは送受信できません。

5

パソコンで MIDI アプリケーション・ソフトを立ち上げる前

に、FR-4x の電源をオンにしてください。MIDI アプリケー

ション・ソフトが動いている間は、決して FR-4x の電源をオ

ン／オフしないでください。

5

MIDI OUT/IN 端子と USB COMPUTER 端子を同じパソ

コンに接続してお使いのとき、不定なデータが入出力され

ることがあります。動作が不安定な場合は、どちらか一方

の端子をパソコンと接続してお使いください。

14

演奏する前に

ボタン鍵盤タイプ（FR-4xb）

右手ボタン鍵盤を付け替える

FR-4x は電子楽器であるため、ボタンの音階配列を変更すること

は、自分の演奏スタイルに最適なプリセットを選ぶことに相当し

ます。普通は、この設定は一度しか変更することはないでしょう。

しかし、他のアコーディオン奏者が演奏するときに、この機能を

知っていると非常に便利です。

必要な設定については、「TrblMode（TrebleMode

Layout）」（P.74）と P.102 と P.103 の図をご覧ください。

ノート・ネーム（C がすべてグレーの背景で示されています）に

注意して、それがどのように並んでいるかを見たうえで、配列を

選んでください。文字の横に付いている数字は、オクターブを

表します。

ノート・ネームの下に付いている数字は、対応する MIDI のノート・

ナンバーを表します。

右手音色ボタンには、変化記号のない音を出す白鍵と、♯や♭

のような変化記号のある音を出す黒鍵があります。この色分け

は、別の配列を選んでも変わりません。

FR-4x には、追加で白鍵と黒鍵が付属しています。その白鍵と黒

鍵を使用して、自分が選んだトレブル・モードに合わせて右手音

色ボタンを付け替えることができます。

ボタンを付け替えるには、交換するボタンを左に回して取りはず

し、新しいボタンを取り付けて右に回して固定します。

注意

ボタンを取り付ける際は、きつく閉めすぎな

いようにご注意ください。

きつく締めすぎるとボタンのねじ山がつぶれ

る恐れがあります。

取りはずした右手ボタンは、小さなお子様が

誤って飲み込んだりすることのないようご注

意ください。

左手ボタン鍵盤

FR-4x の左手ボタン鍵盤には、鍵盤を見なくてもベースとコード

の位置がわかるように、いくつかのリファレンス・キャップ（くぼ

みのあるものや線の入ったもの）が付いています。工場出荷時

にはリファレンス・キャップは下図の位置についていますが、取

りはずしたり、別のボタンに付け替えたりすることができます。

リファレンス・キャップ

リファレンス・キャップの取り付けと取りは

ずし

リファレンス・キャップを取りはずす

1

リファレンス・キャップを 2 本の指でつまみ、上に引き

上げてはずします。

引き上げる引き上げる

リファレンス・キャップを取り付ける

1

リファレンス・キャップをボタンの穴に合わせ、押して

はめこみます。

注意

取りはずしたリファレンス・キャップは、小さ

なお子様が誤って飲み込んだりすることのな

いようご注意ください。

15

演奏する前に

電源を入れる

正しく接続したら（P.10）、必ず次の手順で電源を入れてくだ

さい。

手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあり

ます。

1

［VOLUME］つまみを左いっぱいに回して、音量を最

小にします。

ご注意 !

5

電源を入れる／切るときは、音量を絞ってください。

5

音量を絞っても電源を入れる／切るときに音がすることがあ

りますが、故障ではありません。

5

電池使用中に「BatteryLOW!!」というメッセージがディ

スプレイに点滅しながら表示された場合は、電池の残量が

少なくなっています。できるだけ早く電池を交換する（また

は付属のアダプターを使用する）必要があります。

また、FR-4x は、電池の残量をいつでも確認できます

（P.30）。

2

［

L

］ボタンを押します。

電源がオンになります。FR-4xのディスプレイにオープニング・メッ

セージが表示され、その後、メイン画面が表示されます。

数秒後、FR-4x で演奏できる状態になります。

3

［VOLUME］つまみを回して、音量を調節します。

ご注意 !

本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動

作しません。

4

接続しているオーディオ機器の音量を調節します（接

続されている場合）。

電源を切る

ご注意 !

FR-4x でオーディオ・ファイルの再生や録音をしているとき、

外部 USB メモリーからデータを読み書きしている間は、決

して FR-4x の電源を切らないでください。

1

［VOLUME］つまみを左いっぱいまで回して、音量を

最小にします。

FR-4x をアンプなどに接続する場合も、音量を最小まで絞ります。

2

ディスプレイの表示が消えるまで、［

L

］ボタンを押し

続けます。

指を離すと、電源が切れます。

自動的に電源をオフにしたくないときは、Auto

O󰮏 の設定を「OFF」にします

工場出荷時の設定では、240 分間 FR-4x の演奏や操作をしな

いと、電源が自動的にオフになります。

自動的に電源がオフになる少し前に、FR-4x の画面には電源が

オフになるまでの時間がカウントダウンされます。

FR-4x の演奏を続けるときは、いずれかのボタンを押すと電源

はオフになりません。

自動的に電源をオフにしたくないときは、Auto O󰮏 の設定値を

「OFF」に設定します。詳しくは、P.75 をご覧ください。

ご注意 !

完全に電源を切る必要があるときは、本機の［

L

］スイッ

チを切ったあと、コンセントからプラグを抜いてください。

詳しくは「AC アダプターを接続する」（P.10）をご覧く

ださい。

ベローズの感度を調整する

FR-4x ／ FR-4xb も、アコースティックのアコーディオンと同じよ

うに、左手でベローズを開閉（伸び縮み）させて音を出します。

基本的にはベローズを動かさないと音は鳴りません。

FR-4x ／ FR-4xb は、お好みに合わせて、ベローズの感度を調整

することができます。

ベローズの感度は、左手側ベース・ストラップの横にあるベロー

ズ調節器と、本体の設定（ベローズ・カーブ）によって調整します。

1

ベローズ調節器でベローズの開閉の重さを調節し

ます。

ベローズ調節器を回すと、ベローズを開閉するときの重さを変え

ることができます。

ベローズ調節器

空気ボタン

重い

軽い

次に、以下の手順で、本体の設定（ベローズ・カーブ）を変更

します。

2

［SHIFT］ボタンを押しながら右手レジスター［7/14］

ボタンを押します。

次のような画面が表示されます。

16

演奏する前に

3

VALUE［－］［＋］ボタンで、値を変更します。

詳細は「BelCurv（BellowsCurveType）」（P.72）をご

覧ください。

4

［EXIT］ボタンを押すと、元の画面に戻ります。

メモ

ベローズ・カーブの設定は、電源を切るときに、自動的に

保存されます。

空気ボタン

空気ボタンを押すと、ベローズを素早く開閉することができます。

ベローズが開いた状態で演奏が終わった場合などに使います。

リアルタイムに調整する

音量を調節する（［VOLUME］つまみ）

FR-4x での演奏や、オーディオ・ソングの再生音の音量を調節し

ます。

ヘッドホンを接続しているときは、［VOLUME］つまみでヘッド

ホンの音量を調節できます。

1

［VOLUME］つまみを回して、全体の音量を調節し

ます。

鍵盤を弾いて演奏しながら、音量を調節します。

つまみを右に回すと音量が大きくなり、左に回すと音量が小さく

なります。

［VOLUME］つまみを動かすと、ディスプレイに現在の音量の

値が表示されます。

この表示は数秒後に消えます。

左手パートと右手パートの音量バランスを

調節する（［BALANCE］つまみ）

左手パートの音量が右手パートの音量に対して大きすぎる、また

は小さすぎるときは、［BALANCE］つまみで左手パートと右手

パートの音量バランスを調節します。

メモ

オーディオ・ファイルの音は Bass 側に割り当てられます。

ご注意 !

INPUT 端子から入力される音声には［BALANCE］つま

みは効きません。

［BALANCE］つまみを動かすと、ディスプレイに現在のバラン

スの設定が表示されます。

この表示は、数秒後に消えます。

エフェクトを調節する

FR-4x には、コーラス、リバーブの値を調節する 2 つのつまみ

があります。

これらのつまみにはセンターにクリックする部分があります。

クリック位置につまみを合わせておくと、セットやユーザー・

プログラムに記憶させているリーバーブやコーラスのレベ

ル設定になります。（Menu

0

SetCommon

0

Reverb

（または Chorus）

0

Level）

つまみを回すと、この設定値を基準にかかり具合を調節できます。

また、各パートのかかり具合は、各パートのエディット画面の

Reverb Send（Rev send）、Chorus Send（Cho send）で

設定できます。

1

つまみを回して、エフェクト・レベルを調節します。

FR-4x を弾きながら、各エフェクトのレベルを調節します。

つまみを右方向に回すとレベルが上がり、左方向に回すとレベル

が下がります。

リバーブつまみ

コーラスつまみ

これらの表示は、数秒後に消えます。

17

演奏する前に

デモ・ソングを聴く

FR-4x のさまざまな音色や機能を使ったデモ・ソングが、いくつ

か内蔵されています。

1

FR-4x の電源をオンにする。

&

「電源を入れる」（P.15）

2

［SONGLIST（DEMO）］ボタンを押し続けます。

次のような画面が表示されます。

デモ曲の曲番号とタイトル名が、スクロールします。

最初のデモ・ソングが再生されます（デモ・ソングは全部 12 曲

あります）。

3

他の曲を聴くときは、［－］ボタンまたは［＋］ボタン

を押します。

4

［VOLUME］つまみを回して、音量を調節します。

5

デモ・ソングを止めるときは、［EXIT/NO］ボタンを

押すか、もう一度［SONGLIST（DEMO）］ボタン

を押します。

ご注意 !

5

これらのデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾

なく使用することは、法律で禁じられています。

5

デモ・ソングの演奏データは MIDI OUT 端子や USB

COMPUTER 端子からは出力されません。

18

FR-4x の基本操作

主な画面の操作と説明

FR-4x のディスプレイに表示されるメイン画面とメニュー画面の操作方法についての説明です。

メイン画面

メイン画面には、以下のような情報が表示されます。

RIGHT HAND パートの状態表示

右手カレント・パート

（右手レジスター・ボタンを押したときに、レジスターが切り替わるパート）

5

（空白）：アコーディオン（トレブル）・パート

5

o：オーケストラ・パート

5

r：オルガン・パート

右手カレント・パートが選んでいるレジスター番号

LEFT HAND パートの状態表示

5

図の BASS 欄と CHRD 欄の数字は LEFT HAND パートの各パートのレジスター番号を表しています。

5

図のように BASS 欄や CHRD 欄に「o」マークが表示されず、同じレジスター番号が表示されている場合、

左手カレント・パート（左手レジスター・ボタンを押したときにレジスターが切り替わるパート）がベー

ス＆コード・パートまたは、フリー・ベース・パートを示します。

5

図のように CHRD 欄に「o」マークが表示されている場合、オーケストラ・コード・パートまたは、オー

ケストラ・フリー・ベース・パートのレジスター番号であることを示しています。

5

図のように BASS 欄に「o」マークが表示されている場合、オーケストラ・ベース・パートのレジスター

番号であることを示しています。

5

左手のオーケストラに関するパートのレジスターはコード列（オーケストラ・コード・パート／オーケストラ・

フリー・ベース・パート）とベース列（オーケストラ・ベース・パート）を別々に選べます。この場合、「o」

記号の横のレジスター番号が太字で表示してある方が、左手カレント・パートになります。

CHRD 欄BASS 欄

左手カレント・パートのレジスター番号を太字で表示

メモ

［BASS&CHRD］ボタンが点灯または点滅しているときはベース＆コード・モード、［FBASS］ボタンが点灯または点滅していると

きはフリー・ベース・モードです。

その他

5

「

K

」「

J

」マークが表示されているとき、［

K

］［

J

］ボタンで画面を移動できることを意味しています。

メイン画面では

移動後の画面で、各パートの音色を確認したり、変更したりできます。

&

「ボタンに割り当てる音色を変更する」（P.21）

&

「メイン画面での［

K

］［

J

］ボタンによるページ移動について」（P.19）

5

選んでいるセット番号を示します。

［－］［＋］ボタンで、セットを選びます。

5

セットが編集されて保存されていない状態を示しています。

変更の保存については、「セットを保存する」（P.34）をご覧ください。

また、「重要：設定の保存について」（P.46）をよくお読みください。

19

FR-4xの基本操作

メイン画面での［

K

］［

J

］ボタンによるページ移動について

ベース＆コード・モード

フリー・ベース・モード

オーケストラ・

コード・パート

音色画面

オーケストラ・

フリー・ベース・

パート

音色画面

ベース＆コード・

モード

リード・コンビネー

ション画面

（変更不可）

フリー・ベース・

モード

リード・コンビネー

ション画面

（変更不可）

オーケストラ・

ベース・パート

音色画面

メイン画面

アコーディオン・

パート

リード・コンビネー

ション画面

（変更不可）

オーケストラ・パート

音色画面

ご注意：

5

オンになっているパートの画面だけを選ぶことができます。

5

オーケストラ・パート／オルガン・パート／オーケストラ・ベース・パート／オーケストラ・コード・パート／オーケストラ・フリー・

ベース・パートについては、画面を表示させたとき一時的に音色名が表示されしばらくすると、パート名とそのパートで選ばれ

ているレジスター番号を表示します。

5

アコーディオン・パート／ベース＆コード・パート／フリー・ベース・パートについては、レジスター名とリード・コンビネーショ

ンを表示しますが変更することはできません。

5

表示しているとき画面のパートがオフになると、メイン画面に戻ります。

5

ドラム・パートは選べません。

メモ

5

ボタンで何かを選択したりつまみを回したりするときなどに、一時的にメッセージ（情報）を表示する場合があります。

5

ディスプレイの下にある 2 つのインジケーターが点灯／消灯して、以下の状態を示します。

インジケーター説明

USER

PROGRAM

ユーザー・プログラム・モードを選ぶと点灯し

ます。

&

「ユーザー・プログラムを呼び出す」

（P.41）

A: 1-7

B: 8-14

右手レジスター・ボタンが［1］～［7］とし

て動作するか（消灯）、［8］～［14］として

動作するか（点灯）を表示します。

オルガン・パート

音色画面

20

FR-4xの基本操作

メニュー画面の操作とパラメーターの設定

のしかた

以下の手順でメニュー画面からパラメーターを選び、設定値を

変更します。

1

［MENU］ボタンを押します。

ディスプレイの画面が次のように変わります。

2

［

K

］［

J

］ボタンを押して、エディットするパラメーター・

グループを選びます。

ここの例では、「System」を選びます。

3

［ENTER/YES］ボタンを押して、「System」グルー

プに入ります。

画面が次のように変わります。

4

［

K

］［

J

］ボタンを押して、「System」グループの中

からエディットするパラメーターやパラメーター・グ

ループを選びます。

ここの例では、「Tuning」グループを選びます。

このように、FR-4x では、各機能に関するパラメーターが階層ご

とに配置されています。

5

［ENTER/YES］ボタンを押して、「Tuning」グルー

プに入ります。

画面が次のように変わります。

6

［

K

］［

J

］ボタンで、値を変更するパラメーターを選

びます。

この例では「Transpose」を選んでいます。

7

［－］［＋］ボタンで、値を変更します。

8

同じパラメーター・グループの設定を変えるときは、

手順6～7を繰り返します。

メモ

異なるパラメーター・グループの設定を変えるときは、

［EXIT］を押して今のパラメーター・グループから抜けた

あと、手順 4 ～ 7 を繰り返します。

9

［EXIT/NO］ボタンを何回か押して、メイン画面に戻

ります。

［EXIT/NO］ボタンを長押しして、メイン画面に戻ることもでき

ます。

名前を付ける

ユーザー・プログラムやエクスポートするファイルなどに名前を

付けることができます。

上図の例はユーザー・プログラム保存時の画面です。

名前の最初の文字が選ばれている状態です

（カーソルが点滅します）。

1

［

K

］［

J

］ボタンを押して、変更したい文字の位置にカー

ソルを動かします。

2

［－］［＋］ボタンを使って、入力する文字を選びます。

3

手順 1 ～ 2 を繰り返して、残りの文字を入力します。

また、名前入力画面では、次のような操作ができます。

操作説明

右手レジスター・ボタン［1］大文字と小文字を切り替えます。

右手レジスター・ボタン［2］文字と数字を切り替えます。

右手レジスター・ボタン［3］文字を挿入します。

右手レジスター・ボタン［4］選んだ文字を消去します。

ページが読み込まれています...

Roland FR-4x 取扱説明書

このマニュアルも適しています

Roland FR-4x 取扱説明書

関連論文