SM-NX10

Shimano SM-NX10 Service Instructions

  • こんにちは!シマノSM-NX10 Tコネクターの取扱説明書の内容を読み込みました。取り付け方法、カセットジョイントの調整、水抜きとオイル封入方法など、この製品に関するご質問にお答えできますので、お気軽にご質問ください。
  • カセットジョイントのアウターケーシングが抜きにくい場合はどうすれば良いですか?
    ケーブル内の水抜きをするにはどうすれば良いですか?
    オイルを注入する際の注意事項はありますか?
    インナーケーブルの交換が必要な場合はどうすれば良いですか?
    締め付けトルクの推奨値は?
警告
製品を取付ける時は、必ず取扱い説
明書等に示している指示を守ってく
ださい。またその際、シマノ純正部
品の使用をお勧めします。
ボルトまたはナット等が緩んだり、
製品が破損すると、突然に転倒して
怪我をする場合があります。
注意
水抜き作業及びオイルの注入作業時
には眼鏡を着用してください。
使用上の注意:
通常の使用において自然に生じた摩
耗および品質の劣化は保証いたしま
せん。
安全の為に必ずお守りください
SI-73R0A-002
SM-NX10
T コネクター
ご使用方法
取り付け方法
アウターケージングの T コネクターを
1.
取り付ける位置にマーカー等で印をつ
けます。
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Tࠦࡀࠢ࠲࡯
10~20cm
ご注意:
他の位置に付けた場合、ケーブルの両端
から水がうまく抜けない可能性がありま
す。
変速ケーブルをカセットジョイントか
2.
ら外します。
䉦䉶䉾䊃䉳䊢䉟䊮䊃
レボシフトレバーを1)
1
にセットしま
す。
1
䈮䉶䉾䊃
SI-73R0A-002-00
取扱い説明書は下記にてご覧いただけます。
http://techdocs.shimano.com
カセットジョイントのアウター受け2)
からアウターケーシングを引き抜き、
ブラケットのスリットからインナー
ケーブルを取外します。
2
1
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ฃ䈔
䉴䊥䉾䊃
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カセットジョイントのプーリーから、3)
インナー固定ボルトユニットを取外
します。
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䉦䉶䉾䊃䉳䊢䉟䊮䊃䈱䊒䊷䊥䊷
もしカセットジョイントのアウター受
けから、アウターケーシングを引き抜き
にくい場合は、カセットジョイントのプ
ーリーの穴に、2mm アレンキーまたは
#14 スポークを差し込み、プーリーを回
してインナーケーブルをたるませ、先に
プーリーからインナー固定ボルトユニ
ットを取外し、その後アウター受けから
アウターケーシングを引き抜きます。
2
3
1
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䊡䊆䉾䊃䉕ขᄖ䈜
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䊒䊷䊥䊷
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インナーケーブルからインナーエンド
3.
キャップ、インナー固定ボルトユニッ
トを外します。
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䊗䊦䊃䊡䊆䉾䊃
ラバーベローズがついている場合はユニッ
トごと取り外してください。
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䉝䉡䉺䊷ฃ䈔
䊤䊋䊷䉦䊋䊷
アウターケーシングの切り取り部分が
4.
インナーケーブルより外に出るように
アウターケーシングを引き出して、印を
つけた部分で7mm 切り取ってください。
このとき、インナーケーブルを切らない
よう注意してください。
その後、切断面を真円に整えてください。
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インナーケーブルが切れたり、曲がってい
る場合は新しいものと交換してください。
T コネクターにインナーケーブルを通し
5.
てレバー側のアウターケーシングの端面
T コネクターの当たりに当たるまで挿
入してください。
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カセットジョイント側のアウターケー
6.
シングをインナーケーブルに通して T
コネクターに当たりがあるまで挿入し
てください。
䉦䉶䉾䊃䉳䊢䉟䊮䊃஥䈱
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ラバーベローズがついている場合は、
7.
まずラバーベローズをつけてください。
インナーケーブルがラバーベローズに
通りにくい場合は、新しいものに交換
してください。
アウターケーシングをラバーカバー1)
へ挿入して、アウター受けにセット
します。
ラバーベローズの先端をもって、イ2)
ンナーケーブルを入れます。このと
き、インナーケーブルの先端で、ラ
バーベローズを突き破らないように
注意してください。
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ラバーベローズをすべらせてセット3)
します。
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アウターケーシングは、アウター受4)
けの当りまで確実に押し込んでくだ
さい。
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インナー固定ボルトユニットを取り付
8.
けます。
シフトレバーが1速になっているこ1)
とを確認してください。
アウターケーシングの端が、レボシ2)
フトレバーのケーブルアジャストボ
ルトに確実に納まっていることを確
認した後、インナーケーブルに、イ
ンナー固定ボルトユニットを取付け
ます。
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101mm
締め付けトルク:
4 - 6 Nm {40 - 60 kgfcm}
127mm
63mm
એਅ
ケーブルをカセットジョイントのプー3)
リーまで回し、インナー固定ナット
を外側(フォークエンド側)に向け、
プーリーの切欠き部に、インナー固
定ワッシャーの二面幅部を入れます。
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ケーブルを反時計方向に 60°回して、4)
フック部にセットします。
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䉬䊷䊑䊦䉕
60࿁䈜
インナーケーブルをプーリーに図の5)
ようにセットし、カセットジョイン
トのブラケットのスリットに、イン
ナーケーブルを入れ、アウターケー
シングをアウター受けに確実にセッ
トします。
2
1
䉟䊮䊅䊷䉬䊷䊑䊦
䊒䊷䊥䊷
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もし先にアウターケーシングをアウター
受けに入れた方がやり易い場合は、アウ
ターケーシングをアウター受けに入れ、
その後プーリーの穴に 2mm アレンキー
または #14 スポークを差し込んでプー
リーを回し、インナー固定ボルトユニッ
トをプーリーの切欠き部に入れます
1
2
3
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䉁䈢䈲㩺㪈㪋䉴䊘䊷䉪
ご注意:
インナーケーブルがプーリーのガイド部
に正しく納まっていることを確認してく
ださい。
䉧䉟䊄ㇱ 䉧䉟䊄ㇱ
OK ਇน
カセットジョイントの調整方法
レボシフトレバーを
1.
4
にセットします。
この状態で、カセットジョイントのブ
ラケットと、プーリーのセットライン
(黄色)が一致していることを確認して
ください。
䈮䉶䉾䊃
䉦䉶䉾䊃䉳䊢䉟䊮䊃䈱䉶䉾䊃䊤䉟䊮䋨㤛⦡䋩䈲䇮
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䊑䊤䉬䉾䊃
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䉶䉾䊃䊤䉟䊮䋨㤛⦡䋩
もしセットライン(黄色)が一致してい
ない場合は、レボシフトレバーのケーブ
ルアジャストボルトを回して、セットラ
インを合わせてください。その後、レボ
シフトレバーをもう一度
4
1
へ、そし
1
4
に動かして、セットライン(黄
色)が一致していることを再度確認して
ください。
䉬䊷䊑䊦䉝䉳䊞䉴䊃䊗䊦䊃
インナーエンドキャップを取付けます。
2.
䉟䊮䊅䊷䉣䊮䊄䉨䊞䉾䊒
インナーケーブルを交換した場合
カセットジョイントの調整後、余分なイン
ナーケーブルを切断します。その後、イン
ナーエンドキャップを取付けます。
䉟䊮䊅䊷䉣䊮䊄䉨䊞䉾䊒
15~20mm
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマノ製自転車部品の取
扱い方法を説明しています。ご購入された自転車及びシマノ製自転車部品以外に関す
るご質問は、ご購入先または自転車製造元へのお問い合わせをおすすめいたします。
水抜き、オイル封入方法
T コネクターからボルトを取外します。
1.
䊗䊦䊃 㪉㪅㪌㫄㫄䉝䊧䊮䉨䊷
T コネクターとケーブルをしっかりと保
2.
持します。
ケーブルにラバーベローズが付いてい
る場合は、水抜きをする前にアウター
ケーシングからラバーベローズを取外
してください。
䊤䊋䊷䊔䊨䊷䉵 䉝䉡䉺䊷䉬䊷䉲䊮䉫
T コネクターにエアーを入れて、ケーブ
ル内の水抜きをします。
䉣䉝䊷䉕
౉䉏䉎
ផᅑⓨ᳇࿶䋺0.6MPa
ご注意:
ケーブルの両端から水が出ます。水抜き
をする前に周りに人がいないことを確認
してください。
T コネクターとケーブルをしっかりと保
3.
持します。
ケーブル内にオイルスプレー等でオイ
ルを注入します。
䉥䉟䊦䉕
ᵈ౉䈜䉎
ご注意:
ケーブルの両端からオイルが出ます。オ
イルを注入する前に周りに人がいないこ
とを確認してください。
䉥䉟䊦
䉥䉟䊦
T コネクターにボルトを取付けます。
4.
䊗䊦䊃
㪉㪅㪌㫄㫄䉝䊧䊮䉨䊷
締め付けトルク:
0.15 - 0.3 Nm {1.5 - 3 kgfcm}
ラバーベローズを外した場合は、再度
アウターケーシングに取付けます。
䊤䊋䊷䊔䊨䊷䉵 䉝䉡䉺䊷䉬䊷䉲䊮䉫
/