DALI MENUET

Dali DALI MENUET, MENUET 取扱説明書

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内容
1.0 はじめに 36
2.0 開梱 36
3.0 設置位置 36
4.0 接続 36
5.0 慣らし運転 37
6.0 掃除と保守 37
7.0 パワーと音圧 37
8.0 リスニングルーム 38
9.0 技術仕様 38
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1.0 はじめに
DALI MENUETをお買い上げいただき、ありがとうございます。本取扱説明書をよく読
み、推奨事項を守って適切に設置と接続を行ってください。
本書では、設置と接続の説明、そして新しいスピーカーを最大限に活かすためのヒント
とアドバイスをご紹介しています。妥協を許さない設計基準と性能基準によって作られ
るDALI独自のスピーカーは、世界中で称賛を集めています。DALIの一台一台のスピーカ
ーは、当社の最大のコミットメントである「時間や場所を忘れさせてくれるリスニング
体験を自宅で作り出すこと」というゴールを常に目指しています。
2.0 開梱
部品の開梱をする時は傷を付けないようご注意ください。箱に部品がすべて同梱されて
ことを確認してください(TABLE1をご参照)。スピーカーの移送や点検整備が必要にな
った場合に備えて、梱包材は保管しておいてください。
3.0 設置位置
スピーカーはお気に入りのリスニングポジションの周りに対称に設置してください
(FIGURE1A~1Cをご参照)。音質はスピーカーの位置に左右されますので、様々なスピ
ーカーの位置をお試しになることをお薦めします。DALI MENUETの設置ポジションは、
お気に入りのリスニングポジションに座った状態でトゥイーターがほぼ耳の高さにくる
位置が理想です。DALI MENUETは、壁に対しフラットに設置された状態でパフォーマン
スを発揮するように設計されています。
スピーカーとリスニングポジションの間に障害物があると音質に悪影響が出る可能性が
あります。DALIのスピーカーは、「ワイドディスパージョン」という当社の基本的考え
方に沿って設計されていますので、本体はリスニングポジションの方に傾けず後ろの壁
に平行に設置してください(FIGURE 2をご参照)。平行に設置すると、スゥイートスポ
ットが広くとれ、リスニングルーム内においてサウンドが均等に広がります。
スピーカーはオプションのスタンドまた、棚の上に配置いただけます。付属のゴムバ
ンパーをスピーカーの下に取り付けると振動せずに安定します(FIGURE 3をご参照)。
4.0 接続
実際のリスニングには、アンプにしっかりと正しく接続することが大変重要です。左右
のチャンネルには必ず同じ型と長さのケーブルをお使いください。
接続を正しい相で行うという細かいことは無視されがちです。アンプの赤い端子(+)
はスピーカーの赤い端子(+)に、アンプの黒い端子(-)はスピーカーの黒い端子(
-)に接続してください(FIGURE 4をご参照)。
最適なリスニング体験をお求めの場合、(リスニングポジションから見て)右のスピー
カーは、アンプの「R」または「Right」と書かれた出力端子、左のスピーカーは、アン
プの「L」または「Left」と書かれた出力端子に接続してください。ステレオやサラウ
ンド設定では、一つのスピーカーで接続相が一致しなくても、低域が弱くなり、ステレ
オイメージの焦点が定まりません。
注意: ケーブルの接続または接続の変更は、必ずアンプの電源を切ってから行ってくだ
さい。
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注意: 露出した導体は、ターミナルでしっかりと固定し、ワイヤーが弛まないように
してください。ワイヤーが弛んでいるとショートによりアンプが破損する場合がありま
す。
注意: サラウンドシステムでMENUETをお使いになる場合は、サラウンドアンプに付属し
ている取扱説明書に従ってください。
5.0 慣らし運転
あらゆる機械と同様に、スピーカーも最高の状態で動作するには「慣らし運転」期間が
必要です。慣らし運転期間は使用方法と再生音量によって異なります(50時間程度を見
込んでください)。また、他の機械とは異なり、スピーカーは音楽を定期的に正常に再
生すると寿命が延びます。
6.0 掃除と保守
本体の掃除には乾いた柔らかい布を使ってください。汚れは、万能洗剤を染み込ませて
固く絞った柔らかい布で拭いてください。スピーカーコーンはこわれやすいので、拭く
時には特に注意してください。フロントグリルは、洋服ブラシで汚れを払い落し、弱い
万能洗剤を染み込ませて固く絞った糸くずの出ない布を使って拭いてください。
6.1 直射日光を避ける
スピーカーの表面は、直射日光に当たると時間がたつにつれて色があせたり変色したり
する場合があります。直射日光の当たる所には設置しないようにしてください。
7.0 パワーと音圧
スピーカーがどの程度の大音量まで良質なサウンドを保てるかは、再生する信号に完全
に左右されますので、スピーカーの比較の基準とする明確なレベルを定義することは実
際のところ不可能です。
小さいアンプから能力を超えた歪みのある信号が出るよりも、大きいアンプから純粋で
歪みのない信号が十分に出るに越したことはありません。歪んだ(クリッピング)アン
プからの信号は、歪みのない信号よりもはるかに多くの高周波数情報が含まれているた
め、トゥイーターに重い負担がかかります。そのため、スピーカーは、小さいアンプが
無理をしすぎて破損する場合が多く、大きなアンプ(事実上空回りしている)によって
破損する場合はまれです。音質調節をニュートラル設定以上にすると、スピーカーとア
ンプの両方に大きな負担がかかりますのでご注意ください。優れたサウンドシステムの
場合、音質調節を使用するのは劣悪な録音物を補う場合のみとし、システム内の弱点を
恒久的に補うために使用するのは避けてください。DALIは、音質調節は原則的にニュー
トラルに設定し、求めるサウンドイメージはスピーカーのポジショニングを適切に行っ
て実現することをお薦めします。クリアで歪みないサウンドを実現する低音量を維持す
るようにすれば、スピーカーとアンプにかかる負担は最小限になります。
DALIのスピーカーはすべて、アンプの負担が最適になるよう各帯域のインピーダンスが
フラットで設計されているため、はるかに開放的できめ細かい音のイメージが得られま
す。
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8.0 リスニングルーム
部屋の構造によって、スピーカーから出るサウンドの聞こえ方が変わります。耳に届く
サウンドは、スピーカーから直接出るサウンドと床や天井、壁に反射した音です。反射
音はサウンド体験に影響します。一般的に強い反射が生じた場合、音響再生の精度と空
間効果が妨げられる可能性がありますので、基本原則として大きく、硬く、且つ音を反
射するもののすぐそばにスピーカーを設置することは避けてください。スピーカーと反
射面の間に植物などを置くと反射が抑えられる場合があります。サウンドが鮮やかすぎ
る場合には、カーペットやカーテンなどの柔らかいものを使うと良いでしょう。重低音
の音量と音質はいずれも、部屋の大きさと形状、スピーカーの位置で決まります。スピ
ーカーの側面または背面を壁に近づけて設置すると低域が強調されます。
部屋の角に設置すると低域はさらに強調されますが、反射も増えます。
9.0 技術仕様
当社スピーカーの最も代表的な仕様をTABLE 2にまとめました。スピーカーには数えき
れないほどの評価方法がありますが、「スピーカーが実際にどのようなサウンドを出す
か」がわかるものは一つもありません。他と比較したスピーカーの優劣を決めるのはご
自分の耳しかありません。当社のスピーカーの例に漏れず、DALI MENUETも音楽を最大
限忠実に再現できるよう設計されています。
新しいDALI MENUETをお楽しみください。
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