Olympus UFL-1 ユーザーマニュアル

カテゴリー
カメラが点滅する
タイプ
ユーザーマニュアル
JP 2
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このたびは当社製品をお買い上げいただき、ありがとうございます。
使用前に本説明書の内容をよくご理解のうえ、安全に正しくご使用くだ
さい。この説明書はご使用の際にいつでも見られるように大切に保管し
てください。
はじめに
z本書の内容の一部または全部を無断で複写することは、個人としてご
利用になる場合を除き、禁止されています。また、無断転載は固くお
断りいたします。
z本製品の不適切な使用により、万一損害が生じたり、逸失利益、また
は第三者からのいかなる請求に関し、当社では一切その責任を負いか
ねますのでご了承ください。
z本製品の故障、当社指定外の第三者による分解、修理、改造その他の
理由により生じた画像データの消失による、損害および逸失利益など
に関し、当社では一切その責任を負いかねますのでご了承ください。
z本書の内容については将来予告なしに変更することがあります。商品
名、型番などなど、最新の情報についてはカスタマーサポートセンター
までお問い合わせください。
z本書の内容については、万全を期して作成しておりますが、万一ご不
審な点、誤り、記載もれなど、お気づきの点がございましたらカスタ
マーサポートセンターまでご連絡ください。
ご使用の前に必ずお読みください
本製品は、水深40m以内の水中で使用するよう設計された精密機械です。
取り扱いには十分ご注意ください。
zご使用前の取り扱い方法とメンテナンス、ご使用後の保管方法はこの
説明書の内容をよくご理解のうえ、正しくご利用ください。
z水没による内部機材の損傷、記憶内容や撮影に要した諸費用などにつ
いて一切の責任を負いかねます。
z使用時の事故(人身・物損)について一切の責任を負いかねます。
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安全にご使用いただくために
ご使用の前に、この内容をよくお読みのうえ、製品を安全にお使いくだ
さい。ここに示した注意事項は、製品を正しくお使いいただき、お客様
や他の人々への危害と財産の損害を未然に防止するためのものです。内
容をよく理解してから本文をお読みください。
危険
z本製品には高電圧回路が組み込まれています。決して分解、改造はし
ないでください。感電やけがの恐れがあります。
z加熱性ガスおよび爆発性ガスなどが大気中に存在する恐れがある場所
での本製品の使用はおやめください。引火・爆発の原因となります。
z車の運転者などに向けてフラッシュを発光しないでください。大きな
事故の原因になります。
警告
zフラッシュを人(特に乳幼児)に向けて至近距離で発光しないでくだ
さい。目に近づけて撮影すると、視力に回復不可能な程の傷害をきた
す恐れがあります。特に乳幼児に対して1m以内の距離で撮影しないで
ください。
zフラッシュ、電池などを幼児、子供の手の届く範囲に放置しないでく
ださい。以下のような事故発生の恐れがあります。
電池などの小さな付属品を飲み込む。万一、飲み込んだ場合は直
ちに医師にご相談ください。
目の前でフラッシュが発光し、視力に回復不可能なほどの障害を
起こす。
フラッシュ可動部でけがをする。
危険
この表示を無視して誤った取り扱いをすると人が死亡ま
たは重傷を負う差し迫った危険の発生が想定される内容
を示しています。
警告
この表示を無視して誤った取り扱いをすると人が死亡ま
たは重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると人が傷害を
負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生
が想定される内容を示しています。
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z陸上/水中
にかかわらず、以下の場合はすみやかに使用をやめ、電源
を切って電池を抜いてください。その後お買い上げの販売店、当社修
理センターまたはサービスステーションにご相談ください。
内部に水や異物が入ったとき。
内部に水滴が見えたとき。
本体が破損し、内部が露出したとき、露出した部分には絶対に触
れないでください電池の有無にかかわらず製品内部の高圧回
路部分で感電することが恐れがあります。
水中での使用時は、浮上する速さや減圧時間を考慮したうえで、出来るだけ早
く浮上し、本体の水分を取り除いてから、電池を抜いてください。
z湿気やほこりの多い場所にフラッシュを保管しないでください。火災
や感電の原因となります。
z発光部分を手やハンカチなどの燃えやすい物で覆ったまま、発光しな
いでください。
z連続発光後、発光部に手を触れないでください。やけどの恐れがあり
ます。
z本製品用のシリコンOリング用グリスは食べられません。
注意
z異臭、異常音、変形もしくは煙が出たりするなどの異常が生じた場合
は、直ちに使用を中止し、電源を切り、やけどに注意しながら電池を
取りはずし、お買い上げの販売店、当社修理センターまたはサービス
ステーションにご連絡ください。火災や、やけどの原因になります。
z異常に温度が高くなるところ、異常に温度が低くなるところ、極端な
温度変化のあるところに本製品を置かないでください。部品が劣化し
たり、火災の原因となることがあります。
z電池室を変形させたり、異物を入れたりしないでください。
z振動のある場所に保管しないでください。故障の原因となります。
z
砂、ほこり、塵の多いところで電池キャップの着脱をすると防水性能が
損なわれ水漏れの原因となることがあります。
z本製品は水深 40m 以内の水深で使用するように設計 製造されていま
す。40m より深い潜水をされた場合、復帰しない変形や破損が生じた
り、水漏れを起こすことがあります。
z本製品を持ったまま水中に勢いよく飛び込んだ場合や、船上から海へ
放り投げるなど、乱暴に扱うと水漏れする場合があります。手渡しを
するなど、取り扱いには十分ご注意ください。
z飛行機で移動する際は、あらかじめOリングを取りはずしてください。
気圧の関係で電池キャップが開かなくなることがあります。
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電池についてのご注意
液漏れ、発熱、発火、破裂、誤飲などによるやけどやけがを避けるため、
以下の注意事項を必ずお守りください。
危険
z火中への投下や、加熱をしないでください。発火・破裂・火災の原因
となります。
z(+)(-)端子を金属類で接続しないでください。
z電池と金属製のネックレスやヘアピンを一緒に持ち運んだり、保管し
ないでください。ショート、発熱し、やけど・けがの原因となります。
z直射日光のあたる場所、炎天下の車内、ストーブのそばなど高温にな
る場所で使用・放置しないでください。液漏れ、発熱、破裂などによ
り、火災・やけど・けがの原因となります。
z直接ハンダ付けしたり、変形・改造・分解をしないでください。端子
部安全弁の破壊や、内容物の飛散が生じ危険です。火災破裂発火
液漏れ・発熱・破損の原因となります。
z電源コンセントや自動車のシガレットライターの差し込み口等に直接
接続しなでください。火災・破裂・発火・液漏れ・発熱・破損
因となります。
z電池の液が目に入ると、失明の原因になります。こすらずに、すぐ水
道水などのきれいな水で充分に洗い流し、直ちに医師の治療を受けて
ください。
警告
z電池の電極を濡らさないようご注意ください。故障や、事故の原因と
なる可能性があります。
z濡れた手で触ったり持ったりしないでください。感電・故障の原因と
なります。
z以下の内容を守らない場合、電池の液漏れ、発熱、発火、破裂により、
火災やけがの恐れがあります。
電池は指定された電池をご使用ください
古い電池と新しい電池、充電した電池と放電した電池、また、容量
種類、銘柄の異なる電池を一緒に混ぜて使用しないでください。
充電できないアルカリ電池やリチウム電池は充電しないでくださ
い。
(+)(-)を逆にして装着・使用しないでください。また電池室
にスムーズに入らない場合は無理に入れないでください。
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外装シール(絶縁被覆)を一部またはすべて剥がしている電池や、
破れている電池をご使用になりますと電池の液漏れ、発熱、破
裂の原因になりますので、絶対にご使用にならないでください。
市販されている電池の中にも、外装シール(絶縁被覆)の一部ま
たはすべてが剥がれている電池があります。このような電池は、
対にご使用にならないでください。
zこのような形状の電池はご使用になれません。
z充電式電池は必ず指定された充電器ですべての電池を同時に、かつ完
全に充電してからご使用ください。また電池、充電器の説明書をよく
読んで、正しくご使用ください。
z外装にキズや破損のある電池は使用しないでください。破裂・発熱の
原因となります。
z液漏れ、変色、変形、その他異常が発生した場合は、使用を中止して
ください。火災・感電の原因となります。お買い上げの販売店、当社
修理センター、またはサービスステーションにご相談ください。
z長時間連続使用したあとは、電池をすぐに取り出さないでください。
池が熱くなりやけどの原因となることがあります。
z電池の液が皮膚・衣類へ付着したときは、皮膚に傷害を起こす恐れが
あるので、直ちに水道水などのきれいな水で洗い流してください。
z電池に強い衝撃を与えたり、投げたりしないでください。
z長期間使用しないときは電池を取りはずしておいてください。電池の
発熱や液漏れにより、火災やけが、周囲が汚れる原因になります。
シール絶縁被覆をすべ
て剥がしているもの(裸電
池)または一部が剥がされ
ているもの。
極(マ面)の
に膨らみがあるが、極が
ル(絶覆)で
れていないもの。
極(マ面)が
な電池。(負極の一部がシー
ルに覆われていても、覆わ
れていなくても使用でき
せん。
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注意
z電池の(+)(-)端子は、常にきれいにしておいてください。汗や油
で汚れていると、接触不良を起こす原因となります。充電や使用する
前に、乾いた布でよく拭いてください。
z一般に電池は低温になるにしたがって一時的に性能が低下することが
あります。低温のために性能の低下した電池は、常温に戻ると性能が
回復します。
z長時間の旅行などには、予備の新しい電池を用意することをおすすめ
します。特に海外では、地域によって入手困難なことがあります。
z電池を捨てるときは、地域の条件にしたがって処分してください。
z使用済みの充電式電池は貴重な資源です。充電式電池を捨
てる際には、(+)(-)端子をテープなどで絶縁してから
最寄の充電式電池リサイクル協力店にお持ちください。詳
しくは社団法人電池工業会のホームページ
http://www.baj.or.jp/recycle/)をご覧ください。
O リングについて
本製品を使用するときは、以下の注意を守ったうえでご使用ください。
z本製品を密閉する際にはOリングだけではなくその接触面(電池
キャップ側)にも髪の毛、繊維くず、砂粒などの異物がついていない
ことを確認してください。たとえ髪の毛一本、砂粒一粒が挟まっても
水漏れの原因となります。特に念入りに確認してください。
zOリングは消耗品です。少なくとも1年に1回は新品と交換してくだ
さい。また、ご使用の都度メンテナンスをしてください。
Oリングへの異物付着の一例
髪の毛 繊維くず 砂粒
Ni
-
MH
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zOリングは使用状態、保管状態によっては劣化が早まります。Oリン
グに傷、ヒビが入っていたり、弾力がなくなっていたらすぐに新しい
Oリングに交換してください。
zOリングメンテナンスときにはOリング溝内を清掃し、ゴミ・ほこり・
砂粒などの異物が無いことを確認してください。
zOリングには指定のシリコンOリング用グリスをご使用ください。
z
O
リングが正しく入っていないと防水機能が働きません。
O
リングを装
着する際は、
O
リングが溝からはみ出したり、ねじれたりしないよう注
意して取り付けてください。また、電池キャップを取り付けるときは、
O
リングが溝からはずれないよう確認しながら取り付けてください。
使用上のご注意
z以下のような場所で本製品を使用または保管した場合、動作不良や故
障、破損、火災、内部の曇り、水漏れの原因となります。絶対に避け
てください。
直射日光下や自動車の中など高温になるような場所
火気のある場所
水深40mより深い水中
振動のある場所
高温多湿や温度変化の激しい場所
揮発性物質のある場所
zアーム取り付け部には過大な力をかけないでください。
z発光部の過熱と劣化を防止するため、フル発光での連続発光は 10 回ま
でで中断し、10分以上間をあけて発光部を冷却させてください。
z
長期間使用しないと
O
リングの劣化などにより防水性能が低下している
場合があります。使用前には
O
リングのチェックを必ず行ってください
z洗浄・防錆・補修などの目的で、下記の薬品類を使わないでください。
本製品に直接、あるいは間接的(薬剤が気化した状態)に使用した場
合、高圧下でのヒビ割れなどの原因となります。
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zこの取扱説明書で指示している以外の操作を行う、または指示してい
る以外の場所を取りはずしたり、改造を加えたり、指定以外の部品を
使用することはしないでください。
上記の行為の結果、撮影に不都合が生じたり機材に不具合が発生した
場合は保証の対象外となります。
使用できない薬品類 説明
揮発性の有機溶剤、
化学洗剤
アルコールガソリンシンナーなどの揮発性有
機溶剤、または化学洗剤などで洗浄しないでくだ
さい。洗浄は真水、または、ぬるま湯を使用して
ください。
防錆剤 防錆剤を使用しないでください。金属部分はステ
ンレスおよび真ちゅうを使用しています。洗浄
は、真水を使用してください。
接着 補修などの目的で接着剤を使用しないでくださ
い。補修が必要な場合はお買い上げの販売店
たは当社サービスステーションにご相談くださ
い。
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もくじ
はじめに ................................................................................ 2
ご使用の前に必ずお読みください......................................... 2
安全にご使用いただくために................................................ 3
電池についてのご注意........................................................... 5
Oリングについ .................................................................. 7
使用上のご注意 ..................................................................... 8
1. 準備をしましょう ..........................................................12
箱の中を確認します ............................................................ 12
各部の名称........................................................................... 13
ストラップを取り付けます ................................................. 13
2. Oリングのメンテナンスをしましょう...........................14
Oリングを取りはずします .................................................. 14
ゴミなどを取り除きます................................................ 15
Oリングにグリスを塗ります .............................................. 16
Oリングを取り付けます...................................................... 16
3.電池を入れましょう........................................................17
本機で使用できる電池(別売).............................................. 17
電池を入れます ................................................................... 17
4.フラッシュを取り付けましょう......................................19
市販のアームに取り付けます.............................................. 19
5. 撮影しましょう ..............................................................20
フラッシュを使うには......................................................... 20
TTL.................................................自動調光モードで電源が入りま 20
M.................................................マニュアルモードで電源が入ります 20
OFF................................................................................................ 電源が切れます 20
ランプ表示について ............................................................ 21
拡散板について ................................................................... 22
6. 撮影終了後の取り扱い方法 ............................................23
水滴を拭き取ります ............................................................ 23
電池を取り出します ............................................................ 23
真水で洗います ................................................................... 24
乾燥させます ....................................................................... 25
Oリングのメンテナンスをします ....................................... 25
消耗品は取り替えます......................................................... 25
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7. 付録 ................................................................................26
ご使用上のQ&A................................................................... 26
主な仕様 .............................................................................. 30
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1. 準備をしましょう
箱の中を確認します
箱の中の付属品はすべてそろっていますか。
万一、付属品が不足していたり、破損している場合はお買上げの販売店
までご連絡ください。
オリンパス代理店リスト
UFL-1
Oリングリムーバーシリコングリス
取扱説明書(本書)
フラッシュ本体
拡散板
拡散板ストラップ 浮き止めストラップ
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各部の名称
ストラップを取り付けます
フラッシュ本体と拡散板を、ストラップでつなぎましょう。
注意 :
上図にしたがってストラップを正しく取り付けてください。万一
誤った取り付けによりストラップがはずれて拡散板を落とすなどし
た場合、損害など一切の責任は負いかねますのでご了承ください。
2
3
4
5
6
7
8
9
0
a
1
1 発光
2 受光
3 拡散板ストラップ取り付け穴
4 電池キャップ
5 ガス抜き弁
6 チャージランプ
7 電源/モード切り換えスイッチ
8 アーム取り付け部
9
アーム取り付けネジ
0 オートチェックランプ
a マニュアル光量切り換えスイッチ
拡散板ストラップ取り付け穴
拡散板ストラップ
取り付け説明図 取り付け完了図
拡散板
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2. O リングのメンテナンスをしましょう
本機はOリングで防水を保っています。ご購入直後でも、実際に製品を
水中でご使用になる前には必ず、防水機能のメンテナンスを実施してく
ださい。
Oリングを取りはずします
電池キャップを開けて、本体側に装着されているO リングを取りはずし
ます。
1 OリングとOリング溝の壁の間に、Oングリムーバーを差し込みます。
2 差し込んだOリングリムーバーの先端を、Oリングの下にくぐらせるよ
うにします。Oリングリムーバーの先端で溝を傷付けないよう注意し
てください)
3 浮き上がったOリングを指先でつまんで、取りはずします。
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砂・ゴミなどを取り除きます
目視でO リングについたゴミを取り除いた後、O リングを指でつまんで
全周を軽くしごくと、砂などの異物の付着や傷・ヒビ割れの有無が確認
できます。
繊維の出にくい清潔な布、またはかすの出にくい綿棒などで、Oリング
溝に付着した異物を取り除きます。Oリング密着面(電池キャップ側)
同様に付着した砂・ゴミを取り除きます。
注意 :
•O
リングを取りはずすときや、溝内部を清掃するときに、シャープペンシ
ルなど先端の鋭利なものを使用すると、
O
リングや本機に傷がつき、水漏
れの原因になることがあります。付属の
O
リングリムーバーをご使用くだ
さい。
指先でOリングをしごいて検査する際に、Oリングを引き伸ばさないよう
にご注意ください。
•Oリングを洗浄する際には、アルコールシンナーベンジンなどの溶剤、
または化学洗剤の使用は絶対に避けてください。これらの薬品を使用す
ると、Oリングに損傷を与えたり、劣化を早める恐れがあります。
•Oリングは使用状態保管状態によっては劣化が早まります。Oリングに
傷、ヒビが入っていたり、弾力が無くなっていたら、新品と交換してく
ださい。
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Oリングにグリスを塗ります
Oリングを取り付けます
異物の無いことを確認後、O リングに薄く付属のグリスを塗り、溝にO
リングをはめ込みます。このとき、溝からO リングのはみ出しが無いこ
とを確認してください。
1
専用グリスを付けま
す。
指やOリングにゴミの付着がないことを
確認し、専用のグリスを指に3 ミリ程度
取り出します。(グリスの量は3ミリ程度
が適切です)
2
グリスを全体に伸ば
します。
指にとったグリスを3本の指で挟むよ
うに全体に伸ばしていきます。力を入れ
Oリングを引っ張らないように注意し
てください。
3
傷や凹凸がないか
チェックします。
全体になじんだグリスを確認して、手の
感触と目で傷や凹凸がないかチェック
してください。傷があったら新品のO
ングに必ず交換してください。
4
圧着面にグリスを塗
ります。
指に残ったグリスは電池キャップの圧
着面の清掃と、グリスアップに使用しま
す。
注意 :
撮影途中でも電池の交換で電池キャップを開けた場合は、必ず防水機能
のメンテナンスを実施してください。防水機能のメンテナンスを怠ると
水漏れの原因となります。
長期間使用しない場合は、Oリングの変形を避けるためにOリングを溝か
らはずしてシリコングリスを薄く塗り、清潔なポリ袋などに入れて保管
してください。
海水などで塩分が付着したまま乾燥させると、機能に支障を来たす恐れ
があります。使用後は必ず真水で塩分を洗い落としてください。
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3. 電池を入れましょう
本機で使用できる電池(別売)
下記の電池が使用できます。
3型アルカリ電池(LR6、単3型ニッケル水素電池
マンガン電池は使用できません。
電池を入れます
電源/モード切換スイッチがOFF」の位置になっていることを確認し
てください。
1 反時計方向にゆっくりまわし、電池キャップをはずします。
2 電池を(+)(-)の表示にしたがい、向きを間違えないように入れます。
3 OリングとOリング接触面(電池キャップ側)にゴミなどの異物が無い
か確認してください。
4 Oリングにシリコングリスを薄く塗ってください。
5 電池キャップ(裏側)と本体 O マークを合わせ、電池キャップを押
しながら時計方向にゆっくりまわして、止まるまで確実に取り付けま
す。
溝から
O
リングがはみ出さないように確認しながら、取り付けます。
6 電池キャップを確実に取り付けた後、反時計方向に少し戻して、体と
電池キャップにある目印を合わせます
目印を合わせた後、Oリングが見えていないことを確認してくださ
い。
12 54
6
+
-
Oマーク
正(Oリングが見えていない)
リング
目印
誤(Oリングが見えている)
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注意 :
電池の装てんおよび交換は、本体の水分を十分に拭き取り、乾いた手で
行なってください。特に髪の毛やウエットスーツのそで口からの水滴に
ご注意ください。
電池キャップを脱着するときは、ゆっくりまわしてください。早くまわ
すとOリングがねじれたり、溝からはみ出して水漏れの原因となることが
あります。
電池キャップの締め付けは、必ず反時計方向に少し戻して、本体と電池
キャップにある目印を合わせてください。目印の位置よりもきつく締め
た状態で使用すると、水圧などの影響で電池キャップがはずれなくなる
ことがあります。
電池は必ず同一の種類のものをご使用ください。
電池は2本同時に交換してください。
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4. フラッシュを取り付けましょう
市販のアームに取り付けます
市販のアームに本機を取り付けます。カメラ側に取り付けるときは、アー
ムに付属している取扱説明書をご覧ください。
1 本機のアーム取り付けネジを反時計回りにまわしてゆるめます。
2 本機のアーム取り付け部の間に、アームのAの部分を合わせます。
3 手順1でゆるめたネジを時計回りにまわして、本機を固定します。
確実に固定されていることを確認してください。
防水プロテクター(PT-037)への取り付け例
必要に応じて、浮き止めストラップをアーム取り付けネジに結び、防水
プロテクターなどにつないでお使いください。
1
A
23
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5. 撮影しましょう
フラッシュを使うには
本機は、カメラのフラッシュ光(メインフラッシュ)を検知して、自動
で発光します。発光方式TTL 発光またはマニュアル発光を選ぶことが
できます。
1 電源/モード切り換えスイッチをTTLまたはMの位置にします。
TTL 自動調光モードで電源が入ります
自動調光モードでは、プリ発光による適正発光量を測定したあとに、本発光
します。撮影距離が変化しても、光量が自動的にコントロールされるので、
軽に適正露出が得られます。
M マニュアルモードで電源が入ります
マニュアル光量切り換えスイッチで発光量を切り換えることができます。
FULL ガイドナンバー 14のフル発光になります
1/2 フル発光(FULL)の半分の発光量になります。
2 撮影します。
本体受光部が、カメラのフラッシュ光(メインフラッシュ)を検
知できる範囲内(調光範囲内)で本機を使用してください。
調光範囲
3 電源/モード切り換えスイッチを「OFF」の位置にします。
OFF】電源が切れます
使用しないときはこの位置にします。
フラッシュ撮影可能範囲
(陸上時、ISO100F5.6、拡散板なし)
2.5m
30°
0.2m
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ランプ表示について
本機は2種類の表示ランプを装備しています。
チャージランプ(赤色)
発光可能な状態になると点灯します。フラッシュ充電中、またはフラッシュの
電源が切れているときは消灯します。
オートチェックランプ(緑色)
TTLモードで撮影したときの調光確認ができます。調光範囲内で撮影された
ときには、約3秒間点灯します。調光範囲を超えたときには、フラッシュはフ
ル発光となりランプは点灯しません。ランプが点灯しなかったときは、撮影後
に液晶モニタで画像を再生して確認してください。
注意 :
本機はメインフラッシュとして使用できません
水中撮影では、水による光の減衰の影響や、撮影時の条件(水中での透
明度や浮遊物の有無など)でフラッシュ光の到達距離が極端に短くなる
場合があります。撮影後は液晶モニタで画像を再生して確認してくださ
い。
近距離で他の撮影者によるフラッシュ発光があった場合、本機がその光
を検知して発光することがあります。使用しないときは電源を切ってく
ださい。
オートチェックランプ
チャージランプ
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Olympus UFL-1 ユーザーマニュアル

カテゴリー
カメラが点滅する
タイプ
ユーザーマニュアル