Roland PK-6 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
このたびはローランド PK-6 ダイナミック MIDI ペダルをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
特長
ダイナミックス付き 13 鍵ペダル鍵盤。
ディスプレイを備えているため、使いやすく設定も簡単にできます。
MONO、POLY、DRUM、MIDI CONTROLLER 4 つのモード。
PK-6 を使用すると、コード(ポリフォニック・モード)または単音(モノフォニック・モード)を外部アレンジャー・キーボード、
MIDI 音源、オルガンなどに送信できます。また、この PK-6 では、単音やコードを自分のパートに追加し、MIDI 音源をコントロール
できるので、ギター奏者やベース奏者のニーズにも応えます。 受信側の MIDI 音源でドラム・セットを選択すると、PK-6 で足を使っ
てドラムパートを演奏することもできます。 さらに、PK-6 では、他の MIDI メッセージを送信し、アレンジャー音源(BK-7m など)
またはアレンジャー・キーボードで音楽スタイル/リズム再生をコントロールすることもできます。
[HOLD][OCTAVER BASS][PORTAMENTO]フットスイッチ。
このフットスイッチを使用すると、最後に踏んだペダルの音を持続したり、実際に鳴らしている音に 1 オクターブ低い音を追加したり、
ある音から次の音に移動するときにピッチを滑らかに変化させたりできます。
便利な[SHIFT]フットスイッチで PK-6 のパラメーターにすばやくアクセスすることができます。
別売のエクスプレッションペダル(ローランド EV-5)別売のペダルスイッチ(ローランド DP シリーズ)または別売のフットスイッ
(BOSS FS-5U)を接続することで、外部フットスイッチ(EXTERNAL PEDAL 端子)を使用して、エクスプレション、カットオフ周波数、
レゾナンスなどのパラメーターをコントロールできます。
MIDI マージ機能(MIDI IN から MIDI OUT)は、PK-6 が外部 MIDI 機器から受け取る MIDI メッセージを、演奏によって生成するメッ
セージと組み合わせて、すべての MIDI データを受信側の MIDI 機器に送信します。
3 つの方法で電力供給。
PK-6 は、6 個の単 3 形アルカリ乾電池(付属)または別売のアダプターを使用するか、PK OUT 端子を介して(PK IN 端子を備えた
機器に接続している場合)電力を供給できます。
本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していないことがあ
ります。あらかじめご了承ください。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.4)と『使用上のご注意』(P.6)をよくお読みください。
また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見るこ
とができるよう、手元に置いてください。
© 2012 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland、GS、BOSS は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の商標または登録商標です。
4
安全上のご注意
警告
分解や改造をしない
本機または AC アダプターを分解し
たり、改造したりしないでくださ
い。
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱説明
書に書かれていないことは、絶対に
しないでください。必ずお買い上げ
店またはローランドお客様相談セ
ンターに相談してください。
次のような場所で使用や保管はしない
次のような場所に設置しないでく
ださい。
• 温度が極端に高い場所(直射日
光の当たる場所、暖房機器の近
く、発熱する機器の上など)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、
濡れた床など)や湿度の高い場
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
不安定な場所に設置しない
本機を、ぐらつく台の上や傾いた場
所に設置しないでください。必ず安
定した水平な場所に設置してくだ
さい。
警告
指定の AC アダプターを AC100V
使用する
AC アダプターは、必ず指定のもの
(PSB-1U)を、AC100V の電源で
使用してください。
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のものを使
用してください。また、付属の電源
コードを他の製品に使用しないで
ください。
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、電源
コードの上に重いものを載せたり
しないでください。電源コードに
傷がつき、ショートや断線の結果、
火災や感電の恐れがあります。
異物や液体を入れない、液体の入った
容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、
貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでくだ
さい。また、この機器の上に液体の
入った容器を置かないでください。
ショートや誤動作など、故障となる
ことがあります。
警告
異常や故障が生じたときは電源を切る
次のような場合は、直ちに電源を
切って AC アダプターをコンセント
から抜き、お買い上げ店またはロー
ランドお客様相談センターに修理
を依頼してください。
• AC アダプター本体、電源コード、
またはプラグが破損したとき
• 煙が出たり、異臭がしたりした
とき
• 異物が内部に入ったり、液体が
こぼれたりしたとき
• 機器が(雨などで)濡れたとき
• 機器に異常や故障が生じたとき
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずらに注
意してください。必ず大人のかた
が、監視/指導してあげてくださ
い。
落としたり、強い衝撃を与えたりしない
本機を落としたり、本機に強い衝撃
を与えないでください。
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理な配
線をしないでください。特に、電源
タップを使用している場合、電源
タップの容量(ワット/アンペア)
を超えると発熱し、コードの被覆が
溶けることがあります。
5
警告
海外でそのまま使用しない
外国で使用する場合は、お買い上げ
店またはローランドお客様相談セ
ンターに相談してください。
電池の取り扱いに注意する
• 電池は、充電、加熱、分解したり、
または火や水の中に入れたりし
ないでください。
• 電池を、日光、炎、または同様
の過度の熱にさらさないでくだ
さい。
• 電池は、間違った使いかたをす
ると、液漏れ、発熱、発火、破
裂などの危険があります。ご使
用の前に、電池に付属の注意事
項を必ず最後まで読み、注意事
項を守って正しくお使いくださ
い。、日光、炎、または同様の過
度の熱にさらさないでください。
注意
風通しのよい場所に設置する
本機と AC アダプターは、風通しの
よい、正常な通気が保たれている場
所に設置して、使用してください。
AC アダプターはプラグを持って抜き差
しする
AC アダプターを機器本体やコンセ
ントに抜き差しするときは、必ずプ
ラグを持ってください。
AC アダプターのプラグを定期的に掃除
する
定期的に AC アダプターを抜き、乾
いた布でプラグ部分のゴミやほこ
りを拭き取ってください。また、長
時間使用しないときは、AC アダプ
ターをコンセントから抜いてくださ
い。AC アダプターとコンセントの
間にゴミやほこりがたまると、絶縁
不良を起こして火災の原因になりま
す。
コードやケーブルは煩雑にならないよ
うに配線する
接続したコードやケーブル類は、煩
雑にならないように配慮してくださ
い。特に、コードやケーブル類は、
お子様の手が届かないように配慮し
てください。
上に乗ったり、重いものを置いたりし
ない
本機の上に乗ったり、機器の上に重
いものを置いたりしないでくださ
い。
濡れた手で AC アダプターを抜き差し
しない
濡れた手で AC アダプターのプラグ
を持って、機器本体やコンセントに
抜き差ししないでください。
移動するときはすべての接続をはずす
本機を移動するときは、AC アダプ
ターをコンセントから抜き、外部機
器との接続をはずしてください。
お手入れするときは AC アダプターを
コンセントから抜く
お手入れをするときには、電源を
切って AC アダプターをコンセント
から抜いてください(P.11)
落雷の恐れがあるときはACアダプター
をコンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早めに
AC アダプターをコンセントから抜
いてください。
注意
電池を取り扱うときの注意
電池の使いかたを間違えると、破裂
したり、液漏れしたりします。次の
ことに注意してください(P.10)
• 電池の + - を間違えないよう
に、指示どおり入れてください。
• 新しい電池と一度使用した電池
や、違う種類の電池を混ぜて使用
しないでください。
• 長時間使用しないときは、電池を
取り出しておいてください。
• 電池を、金属性のボールペン、ネッ
クレス、ヘアピンなどと一緒に携
帯したり、保管したりしないでく
ださい。
• 使用済みの電池は、各地域のゴミ
分別収集のしかたに従って、捨て
てください。
液漏れした電池の取り扱いに注意する
• 電池の液が漏れたときは、素手で
液を触らないでください。
• 液が目に入ったときは、失明の恐
れがあります。目をこすらずにき
れいな水でよく洗い流したあと、
直ちに医師に相談してください。
• 液が身体や衣服についたときは、
皮膚にやけどや炎症を起こす恐れ
があります。きれいな水でよく洗
い流したあと、直ちに医師に相談
してください。
• 柔らかい布で電池ケースについた
液をよく拭きとってから、新しい
電池を入れてください。
6
使用上のご注意
電源について
• 本機を、インバーター制御の製品やモー
ターを使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、エアコンなど)と同じコン
セントに接続しないでください。電気製
品の使用状況によっては、電源ノイズに
よって本機が誤動作したり雑音が発生し
たりすることがあります。電源コンセン
トを分けることが難しい場合は、電源ノ
イズ・フィルターを取り付けてください。
• AC アダプターは長時間使用すると多少発
熱しますが、故障ではありません。
• 接続するときは、誤動作や故障を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってく
ださい。
• 本機は、演奏や操作をやめてから 4 時間
経過すると自動的に電源が切れます(工
場出荷時の設定)。自動で電源を切る必要
がない場合は 25 ページに記載の手順で
「オートオフ(Aof)」の設定を「O󰮏」に
してください。
電源が切れると編集中の設定は失われま
す。残しておきたい設定はあらかじめ保
存しておいてください。
電池について
• 電池のセットや交換は、誤動作や故障を
防ぐため、他の機器と接続する前に本機
の電源を切った状態で行ってください。
• 付属の電池は、動作確認用のため寿命が
短い場合があります。
• 電池で使用する場合はアルカリ電池を使
用してください。
設置について
• 本機をテレビやラジオの近くで動作させ
ると、テレビ画面に色ムラが出たりラジ
オから雑音が出たりすることがあります。
この場合は、本機を遠ざけて使用してく
ださい。
• 本機の近くで携帯電話などの無線機器を
使用すると、着信時や発信時、通話時に
本機から雑音が出ることがあります。こ
の場合は、無線機器を本機から遠ざける
か、電源を切ってください。
• 直射日光の当たる場所や発熱する機器の
近く、閉め切った車内などに放置しない
でください。変形、変色することがあり
ます。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、
内部に水滴がつく(結露する)ことがあ
ります。そのまま使用すると故障の原因
になります。数時間放置して、結露がな
くなってから使用してください。
• 鍵盤やペダル鍵盤の上に物を置いたまま
にしないでください。発音しなくなるな
ど、故障の原因になります。
• 設置条件(設置面の材質、温度など)に
よっては、本機のゴム足が設置した台な
どの表面を変色または変質させることが
あります。ゴム足の下にフェルトなどの
布を敷くと、安心してお使いいただけま
す。この場合、本機が滑って動いたりし
ないことを確認してからお使いください。
• 本機の上に水の入った容器、殺虫剤、香
水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表
面に付着した液体は、速やかに乾いた柔
らかい布で拭き取ってください。
お手入れについて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭き
するか、固く絞った布で汚れを拭き取っ
てください。汚れが激しいときは、中性
洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、
柔らかい布で乾拭きしてください。
• 変色や変形の原因となる、ベンジン、シ
ンナー、アルコール類は使用しないでく
ださい。
修理について
• お客様が本機または AC アダプターを分
解、改造された場合、以後の性能につい
て保証できなくなります。また、修理を
お断りする場合もあります。
• 修理に出される場合、記憶した内容が失
われることがあります。大切な記憶内容
は、他の MIDI 機器(シーケンサーなど)
に保存するか、記憶内容をメモしておい
てください。修理するときには記憶内容
の保存に細心の注意を払っておりますが、
メモリー部の故障などで記憶内容が復元
できない場合もあります。失われた記録
内容の修復に関しましては、補償も含め
ご容赦願います。
• 当社では、本機の補修用性能部品(製品
の機能を維持するために必要な部品)を、
製造打切後 6 年間保有しています。この
部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間を過ぎた
後でも、故障箇所によっては修理可能の
場合がありますので、お買い上げ店、ま
たはローランドお客様相談センターにご
相談ください。
その他の注意について
• 記憶した内容は、機器の故障や誤った操
作などによって失われることがあります。
失っても困らないように、大切な記憶内
容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)などに保存しておい
てください。
• 本体メモリーの失われた記憶内容の修復
に関しましては、補償を含めご容赦願い
ます。
• 故障の原因になりますので、ボタン、つ
まみ、入出力端子などに過度の力を加え
ないでください。
• ディスプレイを強く押したり、叩いたり
しないでください。
• ケーブルを抜くときは、ショートや断線
を防ぐため、プラグ部分を持って引き抜
いてください。
• 音楽をお楽しみになる場合、周囲に迷惑
がかからないように、音量に十分注意し
てください。
• 演奏時の打鍵音や振動は床や壁を通じて
意外によく伝わります。周囲に迷惑がか
からないように注意しましょう。
• 輸送や引っ越しをするときは、本機が入っ
ていた箱と緩衝材、または同等品で梱包
してください。
• 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄
するときは、各地域のゴミの分別基準に
従ってください。
• エクスプレッション・ペダルは、必ず指
定のもの(別売:EV-5)をお使いくださ
い。また、ペダル・スイッチは必ず指定
のもの(別売:DP シリーズ、BOSS FS-
5L)をお使いください。他社製品を接続す
ると、本体の故障の原因になる場合があ
ります。
• ペダルを操作するときは、可動部と本体
の間に指を挟まないように注意してくだ
さい。お子様のいる場所で使用する場合
は、必ず大人のかたが監視/指導してく
ださい。
7
安全上のご注意                                                                                           4
使用上のご注意                                                                                           6
各部の名称とはたらき                                                                                      8
フロント・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
リア・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
PK-6 を使用する前の準備                                                                                   10
電池を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
連続使用時の電池の寿命(電池の仕様や使用状態によって異なります) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
電池の残量の表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
AC アダプター(別売)を使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
PK ケーブルで外部の楽器に接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
外部 MIDI 機器に接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
PK-6 MIDI キーボード・コントローラーの両方を使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
別売のエクスプレッション・ペダルやフットスイッチを接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
PK-6 のモードを使用する                                                                                   14
MONO モード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
POLY モード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
DRUM モード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
MIDI CONTROLLER モード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
PK-6 の演奏機能を使用する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
ホールド機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
オクターバー・ベース機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
ポルタメント機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
クロス・ポルタメント機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
その他の便利な機能                                                                                       19
トランスポーズ機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
オクターブ機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
プログラム・チェンジを外部機器に送信する(PG) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
MIDI 送信チャンネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
詳細設定(パラメーター・モード)                                                                            23
パラメーター・モードでの基本操作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
設定を保存する(書き込み機能) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
パラメーターの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
外部 MIDI 機器にデータを送信する(バルク・ダンプ) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
設定の保存/復元の準備をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
設定を外部機器に保存する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
設定を PK-6 に送信する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
設定を工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
付録                                                                                                  27
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
主な仕様                                                                                               28
MIDI インプリメンテーション                                                                               29
MIDI インプリメンテーション・チャート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
目次
8
パネ
ディスプレイ
この 3 文字のディスプレイには、現在設定されている機能、モー
ド、またはパラメーター値が表示されます。
[MONO]/[MIDI CHANNEL]フットスイッチ
PK-6 をモノフォニックモードにします(P.14)。シフトモード
でこのフットスイッチを使用すると、MIDI チャンネルを設定で
きます(P.22)
[POLY]/[TRANSPOSE]フットスイッチ
PK-6 をポリフォニックモードにします(P.14)。シフトモード
でこのフットスイッチを使用すると移調できます(P.19)
[DRUM]/[OCTAVE]フットスイッチ
PK-6 DRUM モードにします(P.15)シフトモードでこのフッ
トスイッチを使用すると、オクターブを変更できます(P.20)
[MIDI CONTROLLER]/[PG]フットスイッチ
外部アレンジャー機器で選択したスタイル/リズムの再生/
パターンの選択をコントロールできるように PK-6 を設定しま
す(P.16)。シフト・モードでこのフットスイッチを使用すると、
MIDI プログラムチェンジメッセージを送信できます(P.20)
[HOLD]/[PARAMETER]フットスイッチ
このフットスイッチを押すと、ペダルを放しても現在鳴っている
音がホールド(持続)します。
シフトモードでは、このフットスイッチによってパラメーター
モードが選ばれます(P.23)
[OCTAVER BASS]/[DOWN]フットスイッチ
オクターバー・ベース・モードのオンとオフを切り替えます。オ
ンの場合、PK-6 は、現在鳴っている音にさらに低い音を追加し
ます(P.17)
シフト・モードでこのフットスイッチを使用すると、リストから
パラメーターを選んでパラメーター値を設定できます。
[PORTAMENTO]/[UP]フットスイッチ
接続している MIDI 機器のポルタメント機能をオンとオフを切り
替えます(P.18)
シフト・モードでこのフットスイッチを使用すると、リストから
パラメーターを選んでパラメーター値を設定できます[DOWN]
フットスイッチの逆の方向)
[SHIFT]フットスイッチ
[MIDI CHANNEL][TRANSPOSE][OCTAVE][PG]
[PARAMETER][DOWN][UP]など、他のフットスイッチ
のもうひとつの機能を使用できるようにします。
シフト・モードでは、このフットスイッチは、PK-6 のペダル鍵
盤で設定した値を確定するときに使用されます(ペダル鍵盤の上
の番号をご覧ください)
各部の名称
各部の名称はた
9
パネ
電池ホルダー
付属の単 3 形アルカリ乾電池(6 個)をセットします(P.10)
EXTERNAL PEDAL 端子
別売のエクスプレッション・ペダル(ローランド EV-5)、別売の
ペダルスイッチ(ローランド DP シリーズ)、または別売のフッ
トスイッチ(BOSS FS-5U)を接続できます。
PK OUT 端子
PK-6 に付属の PK ケーブルを使用して、この端子と外部機器の
PK IN 端子を接続します(P.11)
MIDI 端子
外部 MIDI 機器に接続します(P.12)
DC IN 端子
別売の AC アダプターを接続します(P.11)
[POWER]スイッチ
電源をオン/オフします(P.12)
本機は、演奏や操作をやめてから 4 時間経過すると自動的に電源
が切れます(工場出荷時の設定)
PK-6 の電源が自動的にオフになった場合は、[POWER]スイッ
チを押してオンに戻すことができます。
自動を切がな25ページに手順「オ
ト・オフ(Aof)」の設定を「O󰮏」にしてください。
10
電池入れ
PK-6 は、付属の単 3 形アルカリ乾電池(6 個)を使うことが
できます。
1.
電池ホルダーのカバーにあるつまみを押しながらを開け
ます。
2.
「+」と「−」の方向に注意して、6 個の単 3 形アルカ
リ乾電池(付属)を電池ホルダーにセットします(各列
3 個ずつ)
3.
電池ホルダーのカバーを閉めます。カバーと溝を合わせ
て閉じ、カチッと音がするまでしっかりと押してくださ
い。
連続使用時の電池の寿命(電池の仕様
使用状態て異なす)
アルカリ電池 16 時間
上記の電池の寿命は目安です。この長さは使用頻度と状態
によって変わります。
電池の残量の表示
電池の使用中、電池残量が少なくなると、3 つのドット(「…」
がディスプレイに表示されます。この場合は、なるべく早く電
池を交換してください。
3 つのドットが点灯:電池の残量がわずかです。
3 つのドットとメッセージが点滅:
今すぐ電池を交換してください。
M.o.n.
3 つのドットと表示メッセージが点滅している場合は、直ちに
電池を交換する必要があります(または、別売の AC アダプター
を使用します)
電池の残量の確認
PK-6 では、いつでも電池の残量を確認できます。
1.
[SHIFT]/[ENTER]フットスイッチを押して、フッ
トスイッチのもうひとつの機能を有効にします(もうひ
とつの機能はフットスイッチの下部に記されています)
SHIFT インジケーターが点灯します。ディスプレイには「---」
と表示されます。
2.
[HOLD][PARAMETER]フットスイッチを押します。
PARAMETER インジケーターが点滅します。
rEt
ディスプレイには「rEt」と表示されます。これは、PK-6 が現
在パラメーター・モードであることを示します。
PK-6 使用前の準備
PK-6 を使用の準備
11
3.
[OCTAVER BASS]/[DOWN]または
[PORTAMENTO]/[UP]フットスイッチを押して、
「Bat」パラメーターを選びます。
4.
[ENTER]ペダルを踏んで確定します。
ディプレイに電池の残量が0100の数値で表示されす。
「100」はフル充電されていることを意味します。「0」が表示
されている場合は、今すぐ電池を交換する必要があります。
AC ダプター(別売)使用
PK-6 は、AC アダプターを使用することもできます。
AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V の電源で
使用してください。
1.
電源コードを別売の AC アダプターに接続します。
インジケーター
PK-6 DC IN 端子に接続
AC アダプター
電源コード
コンセントに接続
AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が上に
なるように設置してください。AC アダプターをコンセントに
接続すると、インジケーターが点灯します。
2.
別売の AC アダプターを DC IN 端子に接続します。
コンセントに接続
3.
電源コードをコンセントに接続します。
PK ケーブル外部の楽器接続す
PK-6 に付属の PK ケーブルを使用て、外部機器と PK-6 を接
します。この接続方法を使用す、外部の楽器が PK-6
電力を供給できま(電池や別売の AC アダプターは不要です)
外部機器の電源スチをオンまたはオフにするPK-6 の電
源スイッチの状態に関係な PK-6 がオン/オフにます
C-200
(対応する他の楽器:ローランド
AT-350C、AT-900C、V-Combo
など)
1.
接続する外部機器の電源がオフになっていることと、音
量が最小になっていることを確認します。
2.
PK-6 に付属の PK ケーブルを使用して、外部機器の
PK IN 端子と PK-6 PK OUT 端子を接続します。
接続、必ず次の手順で電源を入れてくださ
順を間違えると、誤動作をした故障したとが
3.
外部機器の取扱説明書に従って、その楽器の電源をオン
にして、音量を調整します。
4.
PK-6 がオンになっているかどうか確認します。
5.
ペダル鍵盤を鳴らします。
外部機器のペダル・パートの音が聞こえたら、適切に接続され
ています。
外部の楽器のペダル・パートが誤ったオクターブで鳴った
場合は、PK-6 が送信するノート・ナンバーを変更します
(P.19)
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは
動作しません。
PK-6 を使用の準備
12
外部 MIDI 機器に接続す
PK-6 は、MIDI 音源(ローランドのアレンジャーキーボード、
シンセサイザー、サウンドモジュールなど) MIDI コントロー
ラーとして使用できます。
1.
外部 MIDI 機器がオフになっていることと、音量が最小
になっていることを確認します。
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
2.
市販の MIDI ケーブルを使用して、PK-6 PK OUT
子と MIDI 外部機器の MIDI IN 端子を接続します。
BK-7m、BK-5、JUPITER-80
(または内部音源を備えたその
他の MIDI 対応楽器)
MIDI IN 端子
MIDI OUT 端子
3.
電池を電池ホルダーにセットするか(P10)別売の AC
アダプターを DC IN 端子に接続します(P11)
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れてください。手
順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがありま
す。
4.
外部 MIDI 機器の取扱説明書に従って、その機器の電源
をオンにして音量を調整します。
5.
PK-6 のリア・パネルにある[POWER]スイッチを押
します。
オン オフ
6.
PK-6 MIDI チャンネルを設定します(P22)
7.
PK-6 MIDI チャンネルに合わせて、外部 MIDI 機器
MIDI チャンネルを設定します。
8.
PK-6 のペダル鍵盤を鳴らします。
外部 MIDI 機器で音が鳴ったら、適切に接続されています。
本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは
動作しません。
PK-6 MIDI キーボ
ーの両方使用す
MIDI キーボード・コントローラーと PK-6 の両方を使用して、
外部 MIDI 音源をコントロールすることもできます。
これにより手と足の両方を使用して、外部 MIDI 音源の同じパー
トまたは 2 つの違うパートをコントロールできます。
1.
外部 MIDI 機器がオフになっていることと、音量が最小
になっていることを確認します。
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
2.
市販の MIDI ケーブルを使用して、PK-6 PK OUT
子と MIDI 外部機器の MIDI IN 端子を接続します。別
MIDI ケーブルを使用して、MIDI キーボード・コン
トローラーの MIDI OUT 端子と PK-6 MIDI IN 端子
を接続します。
PK-6 から送信
されたデータ
BK-7m、BK-5、JUPITER-80 など
MIDI キーボード・コントロー
ラーから送信されたデータ
MIDI IN
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI OUT
この接続方法では、PK-6 MIDI IN 端子から受信するメッセー
ジは PK-6 MIDI メッセージと一緒になり(「マージ」され)
MIDI OUT 端子から外部 MIDI 音源に送信されます(「ソフト
スルー」機能)
PK-6 MIDI IN 端子から受信した MIDI データは、そのま
MIDI THRU 端子からも送信されます。MIDI THRU をつ
かった接続は外部 MIDI 音源に MIDI IN 端子が 2 つある場
合にのみ使用できます。したがって、通常は「マージ」の
接続方法の方が実用的です。
PK-6 を使用の準備
13
別売のエペダルや
接続
PK-6 には、別売のフットスイッチ(ローランド DP シリーズ
または BOSS FS-5U)やエクスプレッション・ペダル(ロー
ランド EV シリーズ)を接続できる EXTERNAL PEDAL 端子が
あります。
別売のフットスイッチ
(ローランド DP シリーズ、
BOSS FS-5U)
別売のエクスプレッション・
ペダル(ローランド EV シリーズ)
または
フットスイッチを接続する場合は、ペダルに割り当てる機能を
選択できます(P.24)。初期設定では、フットスイッチは「エク
スプレッション」機能をコントロールします。
エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:
EV-5)をお使いください。また、ペダル・スイッチは必ず
指定のもの(別売:DP シリーズ、BOSS FS-5L)をお使い
ください。他社製品を接続すると、本体の故障の原因にな
る場合があります。
14
PK-6 は、MONO、POLY、DRUM、MIDI CONTROLLER 4 つのモードがあります。各モードの用途はそれぞれ異なるので、必ず次の
説明を読み、最適なモードを選択するようにしてください。
MONO モー
PK-6 をモノニッモードで演奏ますこの場合、一度
に送信されるのは単音のメッセージのみです。電源をオ
たとき、PK-6 MONO モードです
1.
必要に応じて、[MONO]フットスイッチを押して
MONO モードを選びます。
MONO インジケーターが点灯し、次のように表示されます。
Mon
同時に、「MONO モードオン」コントロールチェンジメッ
セージが PK-6 MIDI OUT 端子から送信されます(CC126、
v= 0)
2.
ペダル鍵盤を鳴らします。
初期設定では、MONO モード使用時は、チャンネル「2」
からデータが送信されます。これは、ローランドのアレ
ンジャー・キーボードのベース・パートに対応します。
MONOモードMIDIャンネルを変する場合は、22ペー
ジをご覧ください。
MONO モードで使用できる機能
MONO モードの機能 参照ページ
ホールド P.17
オクターバー・ベース P.17
ポルタメント P.18
オクターブ P.20
トランスポーズ P.19
リトリガー P.24
ベロシティー P.24
PC(プログラム・チェンジ) P.20
POLY モー
PK-6 をポリフォニック・モードで演奏します。つまり、一度
に複数のノート情報を送信できます(コードを鳴らすことがで
きます)
1.
[POLY]フットスイッチを押して POLY モードを選び
ます。
POLY インジケーターが点灯し、次のように表示されます。
Pol
同時に、「POLY モードオン」コントロールチェンジ・メッ
セージが PK-6 MIDI OUT 端子から送信されます(CC127、
v= 0)
2.
ペダル鍵盤を鳴らします。
初期設定では、POLY モード使用時は、チャンネル「11」
からデータが送信されます。これは、ローランドのアレン
ジャーキーボードの「ノートトゥアレンジャー」(NTA)
パートに対応します。POLY モードの MIDI チャンネルを変
更する場合は、22 ページをご覧ください。
POLY モードで使用できる機能
POLY モードの機能 参照ページ
ホールド P.17
オクターバー・ベース P.17
ポルタメント P.18
オクターブ P.20
トランスポーズ P.19
ベロシティー P.24
PC(プログラム・チェンジ) P.20
PK-6 のモ使用
PK-6 のモーを使用す
15
DRUM モー
PK-6 の鍵盤で外部 MIDI 機器のドラム音色を演奏できます。
このモードには 2 つの音マップ(PK-6 のペダルへのノート・
ナンバーの割り当て)があります。「drM」はプリセットのマッ
プなので上書きできません。2 つ目の「drU」は編集可能で、
好きな音を鳴らせます。
両方のマップに、GM/GM2/GS 対応 MIDI 音源用に便利なノー
ト・ナンバーが既に割り当てられています。
1.
[DRUM]フットスイッチを押して DRUM モードを選
びます(工場出荷時の設定)
DRUM インジケーターが点灯し、次のように表示されます。
drM
2.
ペダル鍵盤を鳴らします。
PK-6 のペダルによって、次のノートナンバーが送信されます。
36
37
38
39
40 41
42
43
44
45
46
47 48
これにより、GM/GM2/GS 対応サウンド・モジュールの基本
のドラム音(キック、スネア、ハイハット、タムなど)を演奏
できます。
初期設定では、DRUM モード使用時は、チャンネル「10」
からデータが送信されます。このチャンネルは、通常、ド
ラム・パートに対応します。DRUM モードの MIDI チャン
ネルを変更する場合は、22 ページをご覧ください。
3.
[DRUM]フットスイッチを再度押して、ユーザー設定
を選びます。
ディスプレイには次のように表示されます。
drU
これは 2 つ目のノート・ナンバー・マップです([DRUM]を
再度押すとディスプレイが「drM」に戻ります。これはプリセッ
トのノート・ナンバー・マップです)
4.
ペダル鍵盤を鳴らします。
「drU」割り当てを変更しない場合、「PK-6」のペダルでは次の
ノート・ナンバーが送信されます。
64
63
62
61
60 66
65
54
69
68
67
71 73
「drU」モードで他のノート・ナンバーをペダルに割り当てる
方法については、25 ページの『ユーザードラムマップの編集』
をご覧ください。
DRUM モードで使用できる機能
DRUM モードの機能 参照ページ
ホールド P.17
オクターバー・ベース P.17
オクターブ(「drM」のみ) P.20
トランスポーズ(「drM」のみ) P.19
ベロシティー P.24
PC(プログラム・チェンジ) P.20
PK-6 のモーを使用す
16
MIDI CONTROLLER モー
PK-6 から MIDI メッセージを外部のローランド製バッキング・
キーボードまたは MIDI 音源に送信します。このモードでは、
ペダル操作でノート情報は送信されません。
PK-6 のペダルを使って音楽スタイル/リズム再生の開始/停
止、伴奏パターン(フィルイン、イントロ、エンディング)を
選ぶときに、このモードを選びます。
このモードには 2 つの割り当てセット(ペダル機能のグループ)
があります。「Ctr」はプリセットのセットなので上書きできま
せん。2 つ目の「CtU」は編集可能です。このセットを使用す
ると、好きな機能をコントロールできます。
両方のセットに、ローランドのアレンジャー・キーボードと音
源用に便利な伴奏パターンが割り当てられています。
1.
[MIDI CONTROLLER]フットスイッチを押して MIDI
CONTROLLER モードを選びます(プリセットのコン
トロール)
MIDI CONTROLLER インジケーターが点灯し、次のように表
示されます。
Ctr
2.
ペダル鍵盤を鳴らします。
PK-6 によって、次の機能を実行する MIDI メッセージが送信
されます。
上記の割り当ては、ローランドのアレンジャー機器のほと
んどで動作します。
初期設定では、メッセージ MIDI チャネル「10」で送信
されます。コールする機器に合わせて MIDI チャンネ
ルを変更する場合は、22 ページをご覧ください。
3.
[MIDI CONTROLLER]フットスイッチを再度押して、
ユーザー割り当てセット(CtU)を選びます。
ディスプレイには次のように表示されます。
CtU
これは 2 つ目の割り当てセットです([MIDI CONTROLLER]
を再度押すとディスプレイが「Ctr」に戻ります。これはプリセッ
トの割り当てです)
4.
ペダル鍵盤を操作します。
次の機能を実行する MIDI メッセージが送信されます。
「CtU」モードで他の MIDI メッセージをペダルに割り当てる
場合は、24 ページの『ユーザー MIDI コントローラーの編集』
ご覧ください。
「CtU」割り当てを編集する機能は、[MIDI CONTROLLER]
フットスイッチを押したままにすることで直接選択するこ
ともできます。
MIDI CONTROLLER モードでは、ホールド、オクターバー
ベース、ポルタメント、オクターブ、トランスポーズ、リ
トリガー、ベロシティー、PC(プログラム・チェンジ)を
使用することはできません。
PK-6 のモーを使用す
17
PK-6 の演奏機能使用
PK-6 には 3 つのフットスイッチ([HOLD][OCTAVER
BASS][PORTAMENTO])があり、ペダルで出す音を調整
/強化できます。
ール機能
HOLD インジケーターが点灯しているときは、ペダルを短く踏
むだけで外部の楽器で音が長く持続します。
1.
[HOLD]フットスイッチを押して機能を有効にします。
HOLD インジケーターが点灯し、ホールド機能がオンになりま
す。
2.
PK-6 のペダルで音を鳴らします。
ペダルで出した音は、次の音を鳴らすまで持続します。
3.
[HOLD]フットスイッチを再度押して、機能をオフに
します。
HOLD インジケーターが消灯し、ホールド機能がオフになりま
す。
ーバーベース機能
この機能がオンの場合、現在鳴っている一番低い音に音が追加
されます。追加できるのは、鳴っている一番低い音よりも 1
4 オクターブ低い音(-1 -4)です(初期設定は -1)。オクター
ブ値を設定する方法については、24 ページをご覧ください。
1.
[OCTAVER BASS]フットスイッチを押して機能を有
効にします。
OCTAVER BASS インジケーターが点灯し、オクタ−バーベー
ス機能がオンになります。
2.
PK-6 のペダルで音を鳴らします。
一番低い音に、その音よりも 1 オクターブまたは数オクターブ
低い音が追加されます(オクターブの数値は変更できます)
[OCTAVER BASS]を押したままにすると、オクターブ値
「oCv」を変更できる機能にジャンプします。24ページをご
覧ください。
3.
[OCTAVER BASS]フットスイッチを再度押して、機
能をオフにします。
OCTAVER BASS インジケーターが消灯し、オクタ−バーベー
ス機能がオフになります。
PK-6 のモーを使用す
18
ポル機能
この機能をオンにすると、音程が段階的にくっきりと変わるの
ではなく、次の音に変わるときにピッチが滑らかに変化しま
す。ピッチ変化の速度を指定するには、「ポルタメントタイム」
パラメーター(P.24)を使用します。この値を大きくすると、
化の速度が遅くなります。
この機能は、PK-6 が接続されている MIDI 機器のポルタメ
ント・パラメーターをコントロールします。外部の楽器が
ポルタメントをサポートしていない場合、このフットスイッ
チは無効になります。
1.
[PORTAMENTO]フットスイッチを押して機能を有効
にします。
PORTAMENTO インジケーターが点灯し、ポルタメント機能
がオンになります。
2.
PK-6 のペダルで音を鳴らします。
ピッチが滑らかに変化します。変化の速度は変更できます。
3.
[PORTAMENTO]フットスイッチを再度押して、機能
をオフにします。
PORTAMENTO インジケーターが消灯し、ポルタメント機能
がオフになります。
[PORTAMENTO]を押したままにすると、ポルタメント
時間「Por」を変更する機能にジャンプします。24 ページを
ご覧ください。
ポル機能
クロス・ポルタメント機能は、オクターバー機能とポルタメン
ト機能の組み合わせです。一番低い音と一番高い音の間をピッ
チが滑らかに変化することにより、特殊な効果が得られます。
1.
[OCTAVER BASS]フットスイッチを押してこの機能
を有効にします。
OCTAVER BASS インジケーターが点灯し、クロス・ポルタメ
ント機能がオンになります。
2.
[OCTAVER BASS]フットスイッチを押してこの機能
を有効にします。
PORTAMENTO インジケーターも点灯します。
3.
PK-6 のペダルで音を鳴らします。
4.
[OCTAVER BASS]フットスイッチを再度押して、オ
クターバー・ベース機能をオフにします。
5.
[PORTAMENTO]フットスイッチを再度押して、ポル
タメント機能をオフにします。
19
RK-6 には演奏に便利なさまざまな機能があります。
ポーズ機能
ペダルの音を半音ずつ移調できます。この設定は、MONO モー
ド、POLY モード、DRUM モードに適用されます。それぞれ
のモードに個別に設定することはできません。
機能 初期設定
トランスポーズ -5 6 0
1.
[SHIFT]フットスイッチを押して、シフト・モードを
有効にします。
SHIFT インジケーターが点灯します。
ディスプレイには次のように表示されます。
---
2.
[POLY][TRANSPOSE]フットスイッチを押します。
TRANSPOSE インジケーターが点滅し、現在のキーを示す数
値がディスプレイに表示されます。このパラメーターを誤って
選択した場合、つまり変更する必要がない場合は、手順(4)
に進んでください。
ディスプレイには次のように表示されます。
0
3.
[OCTAVER BASS]/[DOWN]または
[PORTAMENTO]/[UP]フットスイッチを押して、
現在の値を増減します。
この設定は、PK-6 の電源を切るまで使用されます。
4.
[ENTER]ペダル(一番右)を踏むか[SHIFT]フット
スイッチを押して、シフト・モードを終了します。
次回電源を入れたときにこの設定を使用できるようにする
には、この設定を保存します。設定を保存するには、23 ペー
ジの『設定を保存する(書き込み機能)』をご覧ください。
その他の便利な機能
その他の便利な機能
20
ターブ機能
ペダルの音をオクターブずつ移動できます。この設定は、現在
選択されているモード(MONO モード、POLY モード、また
DRUM モード)に適用され、それぞれのモードに個別に設
定できます。
機能 初期設定
オクターブ 0 -8
MONO モード = 2
POLY モード = 4
DRUM モード = 2
1.
[SHIFT]フットスイッチを押して、シフト・モードを
有効にします。
SHIFT インジケーターが点灯します。ディスプレイには次のよ
うに表示されます。
---
2.
[DRUM]/[OCTAVE]フットスイッチを押します。
OCTAVE インジケーターが点滅し、現在のオクターブの位置
を示す数値がディスプレイに表示されます。このパラメーター
を誤って選択した場合、つまり変更する必要がない場合は、手
順(4)に進んでください。
ディスプレイには現在のオクターブ値が表示されます。
2
3.
[OCTAVER BASS]/[DOWN]または
[PORTAMENTO]/[UP]フットスイッチを押して、
現在の値を増減します。
この設定は、PK-6 の電源を切るまで使用されます。
オクターブ値を PK-6 のペダル(0 9)で設定することも
できます。ペダル上部に印字されている数字が入力値です。
この場合は、[ENTER]ペダルを踏んで設定を確定します。
入力を取り消すには、[CANCEL]ペダルを踏みます。
4.
[ENTER]ペダル(一番右)を踏むか[SHIFT]フット
スイッチを押して、シフト・モードを終了します。
電源れた使
の設23 ページの設定
保存込み機能ご覧
グラジを外部機器に送信
(PG)
この機能を使用すると、プログラム・チェンジとバンク・セレ
クトをすぐに送信できます。これらの MIDI メッセージにより、
外部の楽器または機器によって別のメモリー(別の音色やエ
フェクト)が選択されます。
PK-6 には、MONO、POLY、DRUM、MIDI
CONTROLLER の各モードで送信された最後のプログラム
チェンジが記憶されますが、電源を切るとこれらの設定は
取り消されます。次回電源を入れたときにこの設定を使用
できるようにするには、この設定を保存します。設定を保
存するには、23 ページの『設定を保存する(書き込み機能)
をご覧ください。
PG 機能は、次のメッセージをグループとして送信します。
バン(CC00 CC32)
バンク・セレクトは、サウンド・バンクを選択するときに使用
されます(受信側の楽器に複数のバンクが含まれる場合)。こ
のメッセージは、プログラム・チェンジを有効にする前に送信
する必要があります。
プログラ(PC)
プログラム・チェンジを使用すると、リモート MIDI 機器で最
128 メモリーを選択できます。
バンク・セレクトとプログラム・チェンジを送信するには:
1.
[SHIFT]フットスイッチを押して、シフト・モードを
有効にします。
SHIFT インジケーターが点灯します。ディスプレイには次のよ
うに表示されます。
---
2.
[MIDI CONTROLLER]/[PG]フットスイッチを押
します。
PG インジケーターが点滅します。
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Roland PK-6 取扱説明書

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