Adaptec RAID 71605E ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
1
Japanese
はじめ
クイック スタート ガイド では、Adaptec®
RAID コントローラをインス
トールし、ブータブル RAID 1 または RAID 5 アレイを作成し、その後
Microsoft
®
Windows®
Server 2012Windows Server 2008Windows 7Windows
8Red Hat
®
Enterprise Linux 6 オペレーティングシステムやコントローラ
ライバをアレイ上にインストールする方法を説明します。 そのほかのインス
トールオプションについては、Adaptec RAID Controller インストール及び
ユーザーズガイド を参照してください。 コントローラの外観については、
本書の最後の項をご参照ください。
メモ: 本書 に記載の製品の最新情報については、アダプテックのウェブサイト、
www.adaptec.co.jp を参照してください。
Adaptec maxCache
TM
maxCache
Plus
TM
キャッシング及びティアリングの互換コントローラと SSD ( ソリッドス
テートドライブ ) のリストについては、www.adaptec.com/compatibility を参照
してください。
の内容
Adaptec RAID コントローラ
コントローラ BIOS に下記のユーティリティが同梱されています。
Logical Device Configuration: アレイの作成、設定、管理に使用します。
Controller Settings: コントローラやディスクドライブの設定の変更に
使用します。
Disk Utility: ドライブのフォーマットおよび検証に使用します。
ケーブル ( タイプと数量はコントローラによって異なります。ケーブル
は、Adaptec キット製品にのみ同梱され、Adaptec シングル製品には含ま
れません。)
ロープロファイルブラケット ( コントローラの種類に応じ )
ドラティ
キュ
最新のファームウェア、コントローラドライバ、ユーティリティソフト
ウェア、ドキュメント類は、アダプテックのウェブサイト、
start.adaptec.com からダウンロード可能です。
メモ: クィックスタートガイド Step 1インストールパッケージのダウン
ロード (2 ページ ) で、ドライバやユーティリティソフトウェアのダウンロード
の方法を説明します。
ダウロード可能なドライバ、ユーティリティソフトウェア、ドキュメント類
Adaptec RAID コントローラのドライバとファームウェア
2
AdaptecmaxView Storage Manager: アレイの作成や管理に使用するブラ
ウザベースのアプリケーションです。
ARCCONF(Adaptec RAID Controller Configuration) ユーティリテイ :
マンドラインユーティリティで、基本的なアレイとストレージの管
理タスクを実行するのに使用します。
Adaptec RAID コントローラ、BIOS ユーティリティ、 maxView Storage
ManagerARCCONF ユーティリティについての製品説明書
Step 1 インンロ
a ブラウザウィンドウを開き、アドレスバーに start.adaptec.com をタ
イプします。
b
お使いの
RAID
コントローラファミリとコントローラの型番を選択します。
c ドライバのダウンロード : お使いの Windows オペレーティングシステム
のバージョンまたは Red Hat Linux6 を選択し、リストの中から適切なド
ライバを選択し、ダウンロードを完了します。
d maxView Storage Manager のダウンロード : お使いのコントローラの製品
ページに戻り、Storage Manager Downloads を選択し、maxView Storage
Manager for Windows または axView Storage Manager for Linux (32 ビットま
たは 64 ビット ) を選択し、ダウンロードを完了します。
e ダウンロードしたアーカイブファイルの内容をテンポラリーロケーショ
ンに解凍します。
Step 2 ドラ の作成
a USB フラッシュドライブを挿入し、Linux では必要に応じドライブをマ
ウントします。
b お使いのオペレーティングシステムのバージョンのドライバファイルを
含むフォルダに変更します。
c ドライバのバイナリファイルをまたは Windows ではドライバフォルダの
コンテンツ全体を USB ドライブにコピーします。
d ドライバ ディスクを取り出し、ラベルを貼ります。
Step 3 コンイン
ご注 : 静電気放電 (ESD) によってコントローラが損傷する可能性がありま
す。
基本的な静電防止の注意事項に従い、コントローラが静電気にふれな
いようにしてください。
a
LP( ロープロファイル ) コントローラやシャーシを使用している場合は、
コントローラに付属のフルハイト ブラケットをコントローラ キットに
同梱されている LP ブラケットと交換します。
b コンピュータの電源を切り、電源コードを抜きます。
c コンピュータのカバーを取り外します。 必要に応じて、製造元の説明書
を参照してください。
!
3
Japanese
d コントローラを利用可能な コントローラ互換の PCIe スロットに挿入し
て、筐体にコントローラブラケットを固定します。
e オプション フラッシュバックアップユニットを持っている場合は、
ウンティングプレートを組み立て、バックアップユニットのケーブルを
コントローラのドータボードに接続し、RAID コントローラの隣の空き
スロットにインストールします。 ( 詳細は Adaptec RAID Controller イン
ストールおよびユーザーズガイドを参照 )
f 内部ハードディスクドライブ (HDD) SSD を適切なケーブルを使用し
てインストール及び接続し、コンピュータケースのカバーを閉めます。
メモ:
RAID 1
を構築するには、少なくとも
2
台のハードディスクドライブが必要で
す。
RAID 5
を構築するには、少なくとも
3
台のハードディスクドライブが必要です。
g 外部ケーブルと HDD SSD をコントローラに接続します。
少なくとも 1 台のドライブにケーブルの一方の端が接続していない場
合は、コネクタにケーブルを接続しないでください。 不安定な動作の
原因となります。
高品質のケーブルを使用 質の悪いケーブルは信頼性を落とします。
Step 4 RAID の作成
ハードディスクドライブ (HDD) で構成される RAID 1 RAID 5 アレイは、
ここでは参考例として使用されています。 コントローラが RAID 5 をサポー
トしない場合、RAID 1 を作成します。 同様にして、別のレベルのアレイを
作成することも可能です。
a コンピュータの電源をオンにし、プロンプトが表示されたら、Ctrl+A
押して BIOS 設定ユーティリティに入ります。 BIOS のメインメニュー画
面が表示されます。
同じタイプの複数のコントローラが取り付けられている場合は、お使い
になるコントローラを選択し、Enter を押します。
メモ: お使いのサーバが uEFI をサポートする場合、Ctrl-A ではなくシステム
BIOS を通して RAID アレイを作成します。 BIOS を起動して、一般的に
Advanced」メニュー内の maxView Storage Manager」オプションを探し
ます。 次のメニューが表示されるまで画面の指示に従います。
4
b Logical Device Configuration ( または 6 シリーズコントローラでは Array
Configuration Utility) を選択し、Enter を押します。 以下の メニューが表
示されます。
c Initialize Drives を選択し、Enter を押します。
d 少なくとも、RAID 5 アレイでは 3 台の HDDRAID 1 では 2 台の HDD
を選択します。 選択したディスクドライブをそれぞれに Insert を押して、
Enter を押します。
e Y キーを押してから Enter を押します。 選択したドライブが初期化され、
次に Logical Device Configuration メニューが表示されます。
警告 : ハードドライブを初期化すると、ドライブに保存した全てのデー
タを削除します。 必要なデータは、ドライブの初期化の 前にバックアッ
プしてください。
f
Create Array を選択し、Enter を押します。
g
今初期したそれぞれの
HDD
を選択し、
Insert
を押してから
Enter
を押します。
h Array Properties の画面で、以下の操作を行います。
Array Type
RAID 5
または
RAID 1
を選択し、
Enter
を押します。
Array Label
名前を入力し、
Enter
キーを押します。
Array Size
サイズの単位の初期値
(GB)
を使用するには、
Enter
を押し、
さらにもう
1
Enter
を押します。
メモ: 6 シリーズコントローラでは、BIOS メインメニューの最初の
選択肢は、Array Configuration Utilityです。 以下の ステップ b でこ
のオプションを選択します。
5
Japanese
i キャッシュの警告メッセージが表示されたときは、Y をタイプします。
j アレイが作成されると、アレイが使用可能になったことを伝えるメッ
セージが表示されます。 どれかキー を押して、Logical Device
Configuration メニューに戻ります。
メモ: アレイはすぐに使用できますが、構築のプロセスが完了するまでは、
パフォーマンスは減少します。
k
Exit Utility ウィンドウが表示されるまで、ESC を押します。
l Ye s を選択し、Enter を押します。 コンピュータが再起動します。
Step 5 ブー シースの
コンピュータの BIOS セットアッププログラムにアクセスし、ブートシーケ
ンスを変更する作業は、コンピュータにより異なります。 コンピュータの説
明書を参照してください。 手順は、下記のようなものです。
a 起動中に BIOS セットアッププログラムを起動する キーの組み合わせ (
:<F2><F1><DEL> など ) を押します。
b ブートシーケンスを設定するメニューを選択します。 DVD ドライブを最
初に置きます これで、下記の Step 6 が実行可能になります。
c
ハードディスクドライブのブートする優先順を設定するメニューを選択し
ます。
Adaptec RAID
コントローラをこのシークエンスでは最初にします。
d 変更を保存しセットアップから抜けます。
Step 6 OS
と同 ローラ
ドラスト
Windows Server 2012 Windows Server 2008 Windows 7
Windows 8
a Windows CD を挿入し、コンピュータを再起動します。
b 画面上の指示に従って Windows のインストールを開始します。
c Windows の場所を指定するよう求められた場合は、ドライバの読み込み
を選択します。
Stripe Size
(RAID 5
のみ
)
初期値
(256KB)
を使用するには、
Enter
を押します。
Read Caching
初期値
(Enable)
を使用するには、
Enter
を押します。
Write Caching
初期値
(Enable always)
を使用するには、
Enter
を押します。
Create RAID via
初期値
(Build/Verrify)
を使用するには、
Enter
を押します。
MaxCache Read
初期値
(Enable)
を使用するには、
Enter
を押します。
MaxCache Write
初期値
(Disable)
を使用するには、
Enter
を押します。
[Done]
Enter
キーを押します。
6
d USB ドライバディスクを挿入し、ドライバの場所を参照し、OK をク
リックします。
e ドライバが検出されたら、次へ を押します。
メモ: 「ドライバが見つかりません」というメッセージが表示されたら、
テップ
cステップ d ( ドライバの場所を参照 )ステップ e を繰り返しま
す。 2 度目の実行で、ドライバは問題なくロードされます。
f
次へ をもう一度クリックして、初期値のパーティション設定を受け入れ
るか、Windows の説明書を参照してマニュアルでパーティションを設定
します。
g 画面上の指示に従ってインストールを行います。
Red Hat Enterprise Linux 6
Red Hat 5DKMS サポート付き Red Hat 6、その他の Linux ディストリ
ビューションについては、Adaptec RAID Controller インストール及びユー
ザーズガイド を参照してください。
a Red Hat CD を挿入して、コンピュータを再起動します。
b
We lcom e
画面が表示されたら、ブートプロンプトで
Enter
を押して、
CTRL+ALT+F2
をタイプしてシェルに切り替え、言語とキーボードを選択します。
c USB ドライバ ディスクを挿入します。
d USB ドライブが /dev/sda1 だと仮定し、以下のコマンドをタイプしてコン
トローラドライバをロードします。
mkdir /mnt2 /AACRAID
mount /dev/sda1 /mnt2
cp -r /mnt2/* /AACRAID
umount /mnt2
cd /AACRAID
sh ./fc-pre-install.sh
e
Alt+F6
を押して、インストール画面に戻し、Next をクリックします。
f 画面上の指示に従ってインストールを続行します。 システムの再起動を
求められたら、
CTRL+ALT+F2
を押して、コンソールに切り替えます。
のステップを実行する前に再起動しない でください !
g 以下のコマンドをタイプしドライバインストールを完了します。
mkdir /mnt/sysimage/tmp/AACRAID
cp -r /AACRAID/* /mnt/sysimage/tmp/AACRAID
chroot /mnt/sysimage/
cd /tmp/AACRAID
sh ./fc-post-install.sh
exit
h
Alt+F6
を押して、インストール画面に戻し、Linux のインストールを完
了して再起動します。
7
Japanese
Step 7 maxView Storage Manager のイ
maxView Storage Manager をインストールする前に、管理者または root でロ
グインしているか確認します。 古いバージョンのアプリケーションで作成し
たカスタマイズ ファイルは、保存されアップグレード環境で使用されます。
Windows ヘの ール
a Windows エクスプローラまたはマイコンピュータで、Windows セット
アッププログラムが保存されている場所のディレクトリに移動します。
b お使いのオペレーションのバージョン用のセットアッププログラムをダ
ブルクリックします。
setup_asm_x64.exe (
64
ビット用
)
setup_asm_x86.exe (
32
ビット用
)
c 画面の指示に従ってインストール作業を続けます。 設定の詳細を求めら
れたら、以下を入力します。
CIM サーバポート : 5988
Web サーバポート : 8443
管理者アカウントのユーザ名 ; Administrator
管理者パスワード : オペレーティングシステムのパスワード
d 画面の指示に従い、インストールを完了します。
Linux への
a シェルウィンドウを開き、ディレクトリを Linux インストーラの場所に
移動します。
b maxCache Plus サポートを maxView Storage Manager と同時にインストー
ルするには、maxCachu Plus インストールスクリプト、install.sh を実行し
ます。それ以外はステップ c に進みます。
chmod +x install.sh
./install.sh
c maxCache Plus サポートなしで maxView Storage Manager をインストール
するには、お使いのオペレーティングシステムのバージョン用の .bin
ファイルを実行します。
./StorMan-1.02.x86_64.bin
(64
ビットの場合
)
./StorMan-1.02.i386.bin
(32
ビットの場合
)
d 設定の詳細を求められたら、以下を入力します。
管理者のユーザ名 ( 初期値 : root)
管理者のパスワード
CIM サーバ HTTP ポート : 5988
インストールが完了すると、確認メッセージが表示されます。
8
詳細情報
Adaptec RAID
コントローラ、スペック、対応
OS
、アップデートについての詳
細は、アダプテックのウェブページ、
www.adaptec.co.jp
を参照してください。
クイック スタート ガイド に記載のコントローラとソフトウェアについ
ての詳細な情報については、これらのドキュメントも参照してください。
Readme 最新の技術情報と既知の問題が含まれています。
Adaptec RAID Controller インストールおよびユーザーズガイド お使い
RAID コントローラのインストール、設定、デバイス接続の方法につ
いての詳細情報が含まれています。
Adaptec RAID Controller コマンドラインユーティリティ ユーザーズガイ
—ARCCONF コマンドラインユーティリティの使用法を詳細に説明し
ます。
maxView Storage Manager ユーザーズガイド —maxView Storage Manager
インストールと使用の方法についての詳細に説明します。
maxView Storage Manager オンラインヘルプ —maxView Storage Manager
は、オンラインヘルプが付属しており、maxView Storage Manager を使用
してアレイを作成し、管理する方法を説明します。
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Adaptec RAID 71605E ユーザーガイド

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