Cactus RF60 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
ユーザー マニュアル
ワイヤレス
フラッシュ
RF60
2
目次
1. RF60 のご紹介 03
2. 注意と警告 04
3. 主な仕様 05
4. 同梱物 06
5. 各部の名称 07
6. LCD パネル 08
7. 使用を開始する 08
8. カメラに搭載して使用する: 18
ローカル モード
9. ワイヤレス フラッシュ: 19
マスター モードとスレーブ モード
10. グループ エイリアス 24
11. 高度な使用法 26
12. RF60 を自分に合わせてカス 38
タマイズする
13. カクタストリガーを取り付けて使 43
用する
14. 外部電源 45
15. コンデンサの形成 46
16. USB 接続 47
17. 別売りの付属品 47
18. トラブルシューティング 48
19. ご注意 51
20. 保証 53
3
1. RF60 のご紹介
このたびはカクタス ワイヤレス フラッ
シュ RF60 をお買い上げいただき誠に
ありがとうございます。新しいワイヤレ
ポータブル フラッシュのさまざまな
機能をお楽しみいただけます。RF60
市販の他社製フラッシュにみられない特
長があります。内蔵の送信機と受信機を
搭載し、ワイヤレス信号を受信するだけ
でなく、他の RF60 を制御する指揮官と
しても機能します。可能性は無限大に広
がります!
新しい RF60 のさまざまな機能をゆっく
りとご覧ください。
ワイヤレスの指揮官と受信機を内蔵
出力レベルとズーム レベルを遠隔調整
設定可能なグループアライアスを使っ
て最大 4 グループをグループ調整
遅延機能を搭載した光学スレーブ
ガイド ナンバー最大 56 メートルの
高出力
カクタス V6 ワイヤレス フラッシュ
トランシーバーに対応
マルチフラッシュ機能
TTL フラッシュを取り付けて使用する
場合は、HSS 共感モードにより、HSS
に対応します
4
2. 注意と警告
製品を正しく安全にご使用いただき、カ
クタスが損傷するのを防ぐため、ご使用
前に以下の操作方法をよくお読みくださ
い。
1. 電池の交換や機器の接続は、機器(カ
クタスの各装置、カメラ等)の電源を
すべて切ってから行ってください。
2. フラッシュを使用しないときは、電池
を取
り外してフラッシュの電源を切って
ください。
3. 本取扱説明書で指定されている電池の
みを使用してください。
4. 高温の環境(強い直射日光の下や、調
理用コンロ・電子レンジの付近)で長
期間にわたって製品を保管しないでく
ださい。
5. フラッシュは適切に保護されていない
状態で絶対に液体の中に浸したり強い
雨にさらしたりしないでください。
6. 可燃性のガスや蒸気がある場所で機器
を操作しないでください。
7. 近くにいる人の眼に向けてフラッシュ
を直接発光させないでください。
8. 車を運転しているトライバーに向けて
フラッシュを直接発光させないでくだ
さい。
5
3. 主な仕様
ガイド ナンバー (ISO 100):
ズーム(mm
24 28 35 50 70 80 105
GN(メートル)
33 34 38 45 51 54 56
GN(フィート)
108 112 124 147 168 177 183
モーター ズーム:

出力レベル (22):
1/1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128
1/2
+0.3 1/4 +0.3 1/8 +0.3 1/16 +0.3 1/32 +0.3 1/64 +0.3 1/128 +0.3
1/2+0.7 1/4 +0.7 1/8 +0.7 1/16 +0.7 1/32 +0.7 1/64 +0.7 1/128 +0.7
フラッシュ持続時間:

モード: ローカル (L)、マスター (M)
、スレーブ (S)
使用無線周波数: 2.4GHz
チャンネル数: 16
グループ数: 4
最大ワイヤレス有効距離: 100 メート
(328 フィート)
内蔵光学スレーブ モード: S1 (スト
レート始動); S2 (プリ発光を無視し
た始動)
電源入力: 単三電池 (LR6 アルカリま
たはニッケル水素)4 個、充電式ニッ
ケル水素電池を使えば最良の性能が得
られます
1 バッテリー サイクルあたりのフラッ
シュ回数: 100 (出力が 1/1 );
2000 (出力が 1/128 )
最小リサイクル時間: 0.1-5.0 (
アルカリ電池使用時); 0.1-3.0
(Sanyo製エネループ使用時)
色温度: 5600k +/- 200k
使用温度: ~
外形寸法: 205 x 83 x 61mm
総重量: 390g
6
4. 同梱物
フラッシュ RF60
キャリング ケース

ユーザー マニュアル
フラッシュ スタン
FS-2
7
5. 各部の名称
広角拡散板とバウン
カード
フレネル
ンズ
光学センサー
三脚
外部電源
コネクタ
コネクタ カバー
取付け脚
コネクタ カバー
3.5mm コネクタ
ホット シュー接触面
反射角表示灯
パネル
モード)]ボタン
メニュー)]
ボタン
[-]ボタン
次へ)]ボタン
[+]ボタン
[ON/OFF(オン/オフ)]
スイッチ
テスト)]ボタン/
フラッシュ待機表示灯
電池収納部ふた

(マルチ/HSS)]ボタン
グループ)]
ボタン
ポート
ホット シュー
ロック ホイール
8
6. LCD パネル
7
. 使用を開始する
電池の挿入
1. 親指で電池収納部のふたを押し、矢印
で示されている方向にふたをスライド
させて開けます。
7.1
グループ パネル
動作モード
チャンネル
ビープ表示灯
光学スレーブ
遅延表示灯
電池残量
高温警告
出力レベル
出力レベル増分
HSS 共感
モード
テキスト エリア
選択
表示灯
ズーム
レベル
状態
バー
9
2. 電池を取り付けます。
電池の陽極(+)と陰極(-)の接触面が
収納部内の表示の通りに、正しい方向
に向いていることを確認します。
3. 電池収納部のふたを矢印で示されてい
る方向にスライドさせ、ふたを閉じま
す。
注意:
1. 同じブランドで同じ種類の単三電池
を、新しい状態で使用します。電池
を交換する場合は 4 個すべてを同時
に交換します。
2. 単三形のアルカリ電池、ニッケル水
素電池、リチウム電池が使用できま
す。一度に使用する電池は 1 種類の
みとします。違う種類の電池を使用
しないでください。
3. フラッシュを連続して何回も発光さ
せた後に電池を交換する場合は、電
池が熱くなっている可能性がありま
すのでご注意ください。
4. アルカリ電池とリチウム電池の場合
は、 電池残量の約 50% が消費され
ると液晶の電池残量表示灯
10
示され、フラッシュに発光のための
十分な電源がないときは表示灯が点
滅します。点滅信号 が表示された
ときはすみやかに電池を交換してく
ださい。表示灯 はニッケル水素電
池では動作しません。
5.フラッシュを使用しないときは、電
池の腐食による損傷を防ぐため、電
池を取り外してください。
カメラへのフラッシュの取付けと取外し
1. フラッシュを取り付けるには、フラッ
シュのホット シュー取付け脚をカメ
ラのホット シューにはめ込み、一番
奥までスライドさせます。
2. フラッシュを固定するには、取付け脚
のロック ホイールを、ロック ホイー
ルがロックするまで左に回転します。
7.2
11
3. フラッシュを取り外すには、取付け脚
のロック ホイールを、ロック ホイー
ルが緩むまで右に回転します。
フラッシュの電源を入れる
1. [On/Off(オン/オフ)] スイッチをオ
ンにします。フラッシュの充電が開始
します。
2. フラッシュが使用可能な状態になって
いることを確認します。
- フラッシュ待機表示灯が赤点滅し、フ
ラッシュがクイック フラッシュ(セク
ション 12.3 を参照)を発光できる状
態になっていることが示されます。
7.3
12
- 完全に充電されると、フラッシュ待機
表示灯が赤点灯し、フラッシュが最大
出力で使用できる状態になります。
- [ ] ボタンを押すと、テスト
ラッシュを発光できます。
フラッシュ ヘッドの調節
フラッシュを壁や天井に向けると、フラ
ッシュは被写体を照らす前に壁や天井の
表面に反射します。これにより、被写体
の後ろの影が
7.4
注意:
1. フラッシュの電源が入っている状態
で、フラッシュを使用していない場
合、一定時間経過後にフラッシュの
電源が自動的に切れます。ただし、
その場合もフラッシュは電源を消費
しており、電池が長時間にわたって
放電するため、フラッシュの電池接
触面が損傷する可能性があります。
このため、フラッシュを使用しない
ときはフラッシュの電源を切ってく
ださい。
2. 20 を超える連続フラッシュを短い間
隔で最大出力で発光させる場合は、
リサイクル時間を約 8 ~ 20
伸ばすための内部過熱防止機能
有効になることがあります。
面の状態バーに温度警告信号が表示
されます。この状態が発生した場合
は、約 15 分、時間を空けてくださ
い。フラッシュが正常な状態に戻り
ます。
13
柔らかくなり、より自然に見えるショッ
トが得られます。これをバウンス フラッ
シュといいます。
RF60 のフラッシュ ヘッドは最大で垂
直角 の傾斜が可能で、
の角度でそれぞれカチッと止まり
ます。水平方向は、最大で右に 、左
の回転が可能で、
(右)、(左)
の角度でそれぞれカチッと止まります。
ヒント:バウンス フラッシュを使う場
合は、被写体をフラッシュの直接光で
照らさないようにしましょう。フラッ
シュ ヘッドが被写体から十分な角度で
傾斜していることを確認してください。
14
バウンス カードと広角拡散板
RF60 にはバウンス カードと広角拡散板
のセットが内蔵されています。バウンス
カードと広角拡散板は別々に使うことも
同時に使うこともできます。
バウンス カードを使用する
1. フラッシュ ヘッドを 上に向けま
す。
2. 広角拡散板を引き出します。バウンス
カードが同時に排出されます。
3. 広角拡散板を中に押し戻します。バウ
ンス カードが使用可能な状態になり
ます。
ヒント: バウンス カードは、光の一部
を被写体に向けてキャッチ ライトを作
ったり、反射光による強い影を柔らかく
したりするバウンス フラッシュ アプリ
ケーションに使うと便利です。
7.5
15
広角拡散板を使用する
1. 広角拡散板を引き出し、表示にしたが
ってフラッシュ ヘッドの上に配置し
ます。バウンス カードが同時に排出
されます。
2. バウンス カードを中に押し戻しま
す。フラッシュが 18mm の被写範囲
を照らします。
動作モードの選択
RF60 には、ローカル、マスター、スレー
ブの 3 つの動作モードがあります。RF60
の電源を入れたら、[
] ボタンを押
して適切なモードを選択します。モード
表示灯は次の順に表示されます。
ローカル
マスター スレーブ
モード
RF60 を設置する
場所
ワイヤレス コント
ロールの有無
カメラに搭載
カメラに搭載
カメラから離し
て設置
7.6
16
チャンネルの設定
RF60 ユニットがマスター モードまたは
スレーブ モードの場合、RF60 ユニット
は同じ RF ワイヤレス チャンネルで互い
に通信する必要があります。
チャンネルを設定するには、[ ]
押します。[ ] または [ ] のボタンを
使って RF チャンネルを選択します。
[ ] を押すとメイン画面に戻りま
す。選択したチャンネルが  パネルに
表示されます。
メニュー内の移動
RF60 には構成可能なメニュー オプショ
ンが数多くあります。
メニュー オプションを変更するには、
1. [ ] ボタンを押して最初のメニュ
ー項目にアクセスします。
2. [ ] ボタンを押すと、メニュー
テーマが順番に切り替わります。
3. [ ] または [ ] のボタンを押す
と、メニュー項目の各オプションが表
示されます。メニュー項目の構成がす
ぐに変更されます。
7.7
7.8
17
4. [
] ボタンを押すとメイン画面に
戻ります。[ ] ボタンを押すとメ
ニューが次の項目に順番に切り替わり
ます。
メニュー項目と対応する
オプション
LCD に表示さ
れるテキスト
対象モ
ード
L M S
RF チャンネル
- 1~16

- 1-16
遅延タイマー
- 0-999ミリ秒

- 0-999ms
光学スレーブ
-
- S1: ストレート
始動
- S2: プリ発光無視

- OFF


クイック フラッシュ
- オフ
- オン

- OFF
- ON
ビープ フィードバック
- オフ
- Fn1: クイック フラ
- Fn2: フル充電
- Fn3: 電力不足警告

- OFF



スリープ タイマー
- オフ
- 3
- 5
- 15
- 30
- 60

- OFF
- 3min
- 5min
- 15min
- 30min
- 60min
バックライト
- オフ
- 5
- 15
- 連続

- OFF
- 5sec
- 15sec
- ON
18
8.1
8. カメラに搭載して使用
する: ローカル モード
フラッシュ 1 台をカメラのホット シュー
に取り付けて使用する場合は、RF60
セットアップをローカル モードで行って
ください。
メイン画面で、出力レベルが左側に、ズ
ーム レベルが右側に表示されます。出力
レベルまたはズーム レベルのどちらかに
選択表示灯 が表示されます。
[ ] ボタンを押すと選択表示灯が切り
替わり、項目の設定を調整できます。
出力レベルの調整
出力レベルを調整するには、選択表示灯
が出力比の値(中央の行にある左側の
数値)を指すまで [ ] を押します。
出力レベルを上げるには [ ]、下げるに
[ ] を押します。
調整が可能な 出力レベルは以下の通り
です。
1/1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128
1/2
+0.3 1/4 +0.3 1/8 +0.3 1/16 +0.3 1/32 +0.3 1/64 +0.3 1/128 +0.3
1/2+0.7 1/4 +0.7 1/8 +0.7 1/16 +0.7 1/32 +0.7 1/64 +0.7 1/128 +0.7
19
ズーム レベルの調整
ズーム レベルを調整するには、選択表示
がズーム値 (中央の行にある右側の
数値)を指すまで [ (次へ)] を押し
ます。ズーム レベルを上げるには [ ]
、下げるには [ ] を押します。
調整が可能なズーム レベルは以下の通
りです。
ズーム(mm
24 28 35 50 70 80 105
9. ワイヤレス フラッシュ:
マスター モードとスレ
ーブ モード
内蔵の無線周波数(RF)モジュールを搭載
した RF60 は、他の RF60 ユニットと
ワイヤレスに通信する機能を備えていま
す。RF60 をワイヤレスに制御して発光さ
せるには、1 台の RF60 をマスター モー
ドで、それ以外の RF60 ユニットをスレ
ーブ モードでセットアップします。
8.2
20
RF60 スレーブのセットアップ
1. マスター フラッシュから制御する
RF60 ユニットが [ ] モード(セク
ション 7.6 を参照)に設定されてい
ることを確認します。
2. 各ユニットを同じ RF チャンネルに
(セクション 7.7 を参照してくださ
)
3. RF60 スレーブの各ユニットをグルー
のいずれかに割り当
てます。[ ] を押して各 RF60
のグループを選択します。スレーブ
モードで [Group(グループ)] ボタン
を押すたびにグループが 
順に切り替わります。選択したグル
ープはグループ パネルに表示されま
す。
RF60 マスターから操縦する
1. [ ] を押して、カメラに搭載した
RF60 [ ](セクション 7.6
参照)に設定します。
2. RF60 マスターを RF60 スレーブのユ
ニットとチャンネルに設定します(
クション 7.7 を参照してください)
3. グループ パネルで各グループの状態
を確認します。有効になっているグル
ープだけが 、または
ックスとして表示されます。
9.1
9.2
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Cactus RF60 ユーザーマニュアル

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