取扱説明書
最初に読んでください。使いかたの基本操作を説明しています。
PDF マニュアル
（Web からダウンロード）
5
パラメーター・ガイド
本機のすべてのパラメーターについて解説しています。
5
サウンド・リスト
本機に収録されている音色のリストです。
PDF マニュアルの入手方法
1.
パソコンなどで下記の URL を入力します。
http://www.roland.co.jp/manuals/
I
2.
製品名「TD-25」を選んでください。
TD-25
V-Drums Sound Module
パラメーター・ガイド
© 2015 ローランド株式会社
01
バージョン 1.10 対応
バージョンアップのご案内
TD-25 は、ファームウェアのアップデートを通じて新機能をリリー
スします。
http://www.roland.co.jp/support/ か ら 、「 TD-25」を検索し
て、最新の「TD-25 システム・プログラム」をダウンロードして
ください。
本書の読みかた
バージョン 1.10 から追加された機能には のアイコン
が付いています。
キ ット ・ エ デ ィット
基本操作.....................................2
リバーブを選ぶ（Reverb Type）.....................2
リバーブを調節する（Reverb Level）..................2
キットの音量を調節する（Kit Volume）................3
ハイハット・ペダルの音量を調節する（Pedal Hi-Hat Volume）3
クロス・スティックの音量を調節する（Cross Stick Volume）. 3
マルチエフェクトを選ぶ（Multi Eects）................4
マ ル チ エ フェクト を 調 節 す る
.........................4
キット名を変更する（Kit Name）.....................5
ア ンドゥ／リストア
キットの変更を取り消す（UNDO）....................5
工場出荷時のキットに戻す（RESTORE CURRENT KIT）.....5
オーディオ REC
録音内容を書き出す（EXPORT）.....................6
コー チ・モ ードで 練 習 する
練習メニューを選ぶ..............................6
ビートに合わせて正確に叩く（TIME CHECK）............7
身体でテンポを覚える（QUIET COUNT）..............7
ウォーム・アップ（WARM UPS）.....................8
ソング・メニュー
ソングごとの設定を変更する........................9
A-B リピートを設定する...........................9
セットアップ
基本操作....................................10
Options....................................11
ディスプレイを調 節する
..........................11
オート・オフの設定を変更する
......................11
USB オーディオを使う（USBドライバー・モード）
...........11
Click.......................................11
クリックを 調 節 す る
.............................11
Trigger Settings..............................12
パッド（トリガー）の調節をする
.....................12
Hi-Hat Setting................................13
ハ イ ハ ット を 調 節 す る
...........................13
Pad Panning.................................13
各パッドの定位を調節する
........................13
Pad Note Number............................13
各パッドのノート・ナンバーを調節する
.................13
MIDI.......................................14
MIDI に関する設定をする
.........................14
Audio......................................14
AUDIO INPUT や USB の音量を調節する
...............14
TONE の周波数を設定する
.......................14
オーディオ REC の設定をする
......................14
Save 1 Kit...................................15
1 つのキットだけを USB メモリーに保存する
..............15
Load 1 Kit ..................................15
USB メモリーに保存した 1 つのキットを読み込む
...........15
Load Backup................................16
USB メモリーのバックアップを読み込む
.................16
Save Backup ................................16
USB メモリーにバックアップする
.....................16
Delete Backup...............................16
USB メモリーのバックアップを削除する
.................16
USB Memory Info.............................17
USB メモリーの情報を見る
........................17
USB Memory Format..........................17
USB メモリーをフォーマットする
.....................17
System Info .................................17
本体の情報を見る
.............................17
Factory Reset................................17
工場出荷時の設定に戻す
.........................17
マ ル チ エ フェクト
パラメーター一覧..............................18
資料
表示されるメッセージ一覧 ........................22
エ ラ ー・メッセ ー ジ
.............................22
その他のメッセージ
............................22
2
リバーブを選ぶ（Reverb Type）
ドラム・キットにかけるリバーブの種類を選びます。
パラメーター 設定値
リバーブ・タイプ
OFF
BOOTH
STUDIO 1
STUDIO 2
STAGE
ARENA
GATE
LONG REVERB
リバーブを調節する（Reverb Level）
リバーブの量を調節します。
基本操作
キ ット ・ エ デ ィット で は 、ド ラ ム ・ キ ット の 詳 細 を 設 定 し ま す 。
1.
キット画面で、［F3］（MENU）ボタンを押します。
エディット・メニュー画面が表示されます。
2.
［F2］（KIT）ボタンを押します。
キット・エディット画面が表示されます。
ページを移動します。ページを抜けます。
パラメーター
［INSTRUMENT］つまみ
と［KICK］（ENTER）ボ
タンの役割が表示され
ます。
［INSTRUMENT］つまみで
設定値を変更します。
3.
［F2］（
C
）［F3］（
A
）ボタンで、ページを移動します。
Reverb Type P.2
Reverb Level P.2
Kit Volume P.3
Pedal Hi-Hat Volume P.3
Cross Stick Volume P.3
Multi Eects P.4
Kit Name P.5
4.
［INSTRUMENT］つまみで、値を変更します。
5.
画面によっては、［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、別の画面へ移動します。
6.
キ ット ・ セ レ ク タ ー を 押 し て 、 キット 画 面 に 戻 り ま す 。
※ 変更した内容は、自動的に保存されます。
※ キットの変更を取り消したり、キットごとに工場出荷時の状態に戻したりすることができます（P.5）。
キ ット ・ エ デ ィット
キ ット・エ ディット
3
クロス・スティックの音量を調節する
（Cross Stick Volume）
スネアで、クロス・スティック奏法をしたときの音量を調節します。
特定のスネア音色で、リム・ショット奏法時にはリム音色、クロス・
スティック奏法時にはクロス・スティック音色というように、各奏法に
対応した音色を鳴らし分けることができます。
※ 専用接続ケーブルの「SNR」にスネア・パッドを接続して、クロス・スティック奏法が可能な音色を選んでおく
必要があります。
※ クロス・スティック奏法が可能な音色について、詳しくは『サウンド・リスト』（PDF）をご覧ください。
キットの音量を調節する（Kit Volume）
ドラム・キット全体の音量を調節します。
ハイハット・ペダルの音量を調節する
（Pedal Hi-Hat Volume）
ハ イ ハ ット で 、 フット ・ ク ロ ー ズ 、 フ ット ・ ス プ ラッ シ ュ を し た と き の 音
量を調節します。
キ ット・エ ディット
4
マ ル チ エ フェクト を 調 節 す る
詳細パラメーターを調節する（MFX）
Multi Eects 画面で、［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、MFX
画面が表示されます。
選んだエフェクト・タイプに応じて、詳細パラメーターを設定します。
※ 各エフェクトの詳細パラメーターについては、P.18 をご覧ください。
ルーティングとレベルを設定する（MFX ROUTING）
MFX 画面で、［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、MFX
ROUTING 画面が表示されます。
パッドごとに、マルチエフェクトをかける量や、原音をミックスするか
どうか、などを設定します。
パラメーター 説明
DRY+MFX/
MFX ONLY
DRY+MFX
MFX を通った音に加え、MFX を通さない音
（DRY 音）も出力します。
MFX ONLY
MFX を通った音だけが出力されます。
Send Level が小さいと、音量が小さくなり
ます。
Send Level MFX に送るレベル
MFX Level MFX の出力レベル
マルチエフェクトを選ぶ（Multi Eects）
ドラム・キットにかけるエフェクトの種類を選びます。
エ フェクト・ タ イ プ
エ フェクト・ タ イ プ 説明
OFF エフェクトはかかりません。
STEREO DELAY ステレオ仕様のディレイです。
REVERSE DELAY
入力された音のリバース音をディレイ音として付加するリバース・ディレイです。リバー
ス・ディレイの直後にはコーラスが接続されています。
TAPE ECHO 往年のテープ式エコーの効果です。
CHORUS ステレオ仕様のコーラスです。フィルターを使ってコーラス音の音質を調節できます。
PHASER ステレオ仕様のフェイザーです。原音に位相をずらした音を加えてうねらせます。
STEP PHASER ステレオ仕様のフェイザーです。フェイザー効果が段階的に変化します。
FLANGER
ステレオ仕様のフランジャーです（LFO は左右同相）。ジェット機の上昇音／下降音の
ような金属的な響きが得られます。
REVERB 原音に残響を加え、空間の広さなどをシミュレートします。
LONG REVERB より豊かな残響成分を持つリバーブです。
SATURATOR
音を歪ませるサチュレーターと、並列に入ったコンプレッサーにより、音質を荒くし、音
圧を出します。入力音の低音域はカットします。
SUPER FILTER
非常に急しゅんな傾き（減衰特性）を持つフィルターです。カットオフ周波数を周期的
に変化させることもできます。
FILTER+DRIVE オーバードライブ付きのロー・パス・フィルターです。高音域をカットし、歪みを加えます。
AUTO WAH
フィルターを周期的に動かすことで、ワウ効果（音色が周期的に変化する効果）を得る
エフェクター です 。
LO-FI COMPRESS 音質を荒くします。
DISTORTION 音を激しく歪ませます。フィルターを使って歪み音の音質を調節できます。
OVERDRIVE 音をマイルドに歪ませます。フィルターを使って歪み音の音質を調節できます。
ISOLATOR
音量をカットする度合いが非常に大きなイコライザーで、各音域の音量をカットすること
により特殊な効果が得られます。
RING MODULATOR
入力信号に振幅変調（AM 変調）をかけることによりベルのような音を出すことができ
ます。入力音の音量により、変調周波数を変化させることもできます。
STEP RINGMOD
変調をかける周波数を 8 ステップのシーケンスにしたがって変化させるリング・モジュ
レーターです。
PITCH SHIFT
原音のピッチをずらします。ピッチをずらした 2 つの音を原音に重ねて鳴らすことができ
ます。
AUTO PAN 音の定位を周期的に変化させます。
※ 各エフェクトの詳細パラメーターについては、P.18 をご覧ください。
キ ット・エ ディット
5
キットの変更を取り消す（UNDO）
現在のキットへの変更を取り消します。
※ 現在のキットを選んだときの状態に戻ります。
※ キットを切り替えると、これまでの変更は取り消しできません。
1.
キット画面で、［F2］（UNDO）ボタンを押します。
UNDO SELECT 画面が表示されます。
2.
［F2］（UNDO）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
3.
［F3］（OK）ボタンを押します。
UNDO が実行されます。
実行したくないときは、［F1］（CANCEL）ボタンを押します。
工場出荷時のキットに戻す（RESTORE CURRENT KIT）
現在のキットを、工場出荷時の状態に戻します。
1.
キット画面で、［F2］（UNDO）ボタンを押します。
UNDO SELECT 画面が表示されます。
2.
［F3］（RESTORE）ボタンを押します。
RESTORE CURRENT KIT 画面が表示されます。
3.
［INSTRUMENT］つまみで、工場出荷時のキットを選びます。
4.
［F3］（RESTORE）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
5.
［F3］（OK）ボタンを押します。
RESTORE CURRENT KIT が実行されます。
実行したくないときは、［F1］（CANCEL）ボタンを押します。
ア ンドゥ／リストア
キット名を変更する（Kit Name）
キット名を変更します。
1.
Kit Name 画面で、［KICK］（ENTER）ボタンを押します。
DRUM KIT NAME 画面が表示されます。
文字入力操作
操作 機能
［F2］（
C
）［F3］（
A
）ボタン カーソル移動
［INSTRUMENT］つまみ 文字変更
［KICK］（ENTER）＋［F2］ デリート
［KICK］（ENTER）＋［F3］ イン サ ート
6
TD-25 には、練習の効果を最大限に引き出すために用意された、大変ユニークな練習用モード「コー
チ・モ ード」が あります 。
スピードのコントロール能力や、精度、持久力を鍛えるとともに、タイミングをうまくとる練習に大変
適しています。
コーチ・モードには、調整可能なパラメーターがいくつか用意されているため、それぞれのレベルに
応じた練習をすることができます。
練習メニューを選ぶ
1.
キット画面で［CLICK］ボタンを押して、クリックを鳴らします。
2.
［F1］（COACH）ボタンを押します。
COACH MENU 画面が表示されます。
※ バージョン 1.00 では、［F1］（T.CHECK）ボタンを押します。
3.
［F2］（
=
）［F3］（
?
）ボタンで練習メニューを選んで、［KICK］（ENTER）ボタンを押します。
［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、すぐに練習がスタートします。
メニュー 説明
TIME CHECK（P.7） 正確なリズムを叩く力をつけます。
QUIET COUNT（P.7） 体感でテンポを覚える力をつけます。
WARM UPS（P.8） 練習前に、軽く腕ならししたいとき。
コーチ・モ ードで練 習 する
録音内容を書き出す（EXPORT）
オーディオ REC（TD-25 取扱説明書「演奏を録音する」）で録音した内容を、USB メモリーに書き出
すことができます。
書き出し形式：WAV（44.1kHz、16 ビット）
1.
オーディオ REC したデータを再生中に、［F3］（EXPORT）ボタン
を押します。
EXPORT 画面が表示されます。
書き出しファイル名を確認します。
2.
［F3］（EXECUTE）ボタンを押します。
USB メモリーにファイルが書き出されます。
※ WAV ファイルは、USB メモリーのルート（一番上の階層）に保存されます。
オーディオREC
クリック を 録 音し な い
セットアップの「Click Record」（P.14）を［OFF］にします。
コ ー チ・モ ード で 練 習 す る
7
身体でテンポを覚える（QUIET COUNT）
身体でテンポを覚えるためのモードです。最初の数小節は設定された音量でメトロノームが鳴ります
が、次の数小節は音量が小さくなり、ほとんど聴こえなくなります。停止させるまで、この数小節間
隔のサイクルが続きます。
練習
1.
メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩きます。
5
最初の数小節はメトロノームが鳴ります。メトロノームが発音する
最後の小節になると、画面に「Ready」と表示されます。
5
メトロノームが鳴り終わると、画面の表示が「Quiet」に変わりま
す。この間もパッドを叩き続けます。
5
Quiet の区間のあと、正確なテンポで叩いた割合が「%」で表
示されます。
※ ［F3］（CLICK）ボタンを押すと、クリックの設定（P.11）をすることがで
きます。
2.
［F1］（EXIT）ボタンを押して終了します。
設定
QUIET COUNT 画面で［F2］（SETUP）ボタンを押すと設定画面が表示されます。
パラメー
ター
設定値 説明
Measures 2、4、8、16（小節）
「メトロノーム発音」と「Quiet」の
繰り返し区間の長さ（小節）を設定
します。
Quiet
Measures で設定した小節のうち、Quiet にする小節の長さ
を設定します。
RANDOM
Quiet の区間が毎回ランダムに設定
されます。
1、2、4
設定した長さ（小節）が Quiet の区
間に設定されます。
※ Measures で設定した値の半分より大
きい値を設定することはできません。
※ ［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、クリックの設定（P.11）をすることができます。
ビートに合わせて正確に叩く（TIME CHECK）
メトロノームに合わせて、正確にタイミングよく叩く練習をするためのモードです。
練習
1.
メトロノームに合わせてパッドを叩きます。
5
キックとスネアについて、打撃タ
イミングが評価されます。
5
8 小節で自動的に終了し、それま
での演奏の採点結果が表示され
ます。
※ ［F2］（SETUP）ボタンを押すと、評価するパッドや、採点する小節数を変更することができます。
※ ［F3］（CLICK）ボタンを押すと、クリックの設定（P.11）をすることができます。
2.
［F1］（EXIT）ボタンを押して終了します。
設定
TIME CHECK 画面で［F2］（SETUP）ボタンを押すと設定画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
Score
採点の結果を、画面に表示させるかどうかを設定します。
OFF
採点しません。タイミングのチェックだけをし
ます。
ON
（4、8、
16、32
meas）
採点の結果を画面に表示します。
また、採点までの間に練習する小節数を指定し
ます。
Grade
採点基準を設定します。
EASY 標準
HARD より 厳しくタ イミ ン グ を チェックしま す 。
Display 1
Display 2
画面にタイミング・グラフを表示するパッドを選びます。
Gauge
LEFT
BEHIND
タイミング・グラフの左が BEHIND（遅い）で
表示されます。
LEFT
AHEAD
タイミング・グラフの左が AHEAD（早い）で表
示されます。
※
［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、クリックの設定（P.11）をすることができます。
正確なタイミングで叩いた割
合が「%」で表示されます。
パッドを叩いたタイミングが
クリックに合っているかどうか
を、画面に表示します。
BEHIND ：遅 い
AHEAD ：早い
コ ー チ・モ ード で 練 習 す る
8
設定
WARM UPS 画面で［F2］（SETUP）ボタンを押すと設定画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
Duration
時間を選びます。
5 MINS
所要時間：5 分
Change-Up：2 分
Time Check：3 分
10 MINS
所要時間：10 分
Change-Up：3 分
Auto Up/Down：3 分
Time Check：4 分
15 MINS
所要時間：15 分
Change-Up：5 分
Auto Up/Down：5 分
Time Check：5 分
Grade
採点基準を設定します。
EASY 標準
HARD より 厳 しくタ イ ミ ン グ を チェックしま す 。
Change-Up
ステップ 1：Change-Up での、リズム変化のパターンを設
定します。
Max Tempo
ステップ 2：Auto Up/Down での、テンポの上限値を設
定します。
※ ［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、クリックの設定（P.11）をすることができます。
ウォーム・アップ（WARM UPS）
このモードでは、ステップ 1 ～ 3 まで順番に練習し、各ステップでの演奏を採点して、総合評価をし
ます。
軽めの練習からハードな練習まで、3 つのコースが選べます。また、演奏の上達度に合わせて、テ
ンポの調節もできます。
メモ
WARM UPS をスタートさせたあとで［F3］（PAUSE）ボタンを
押すと、WARM UPS を一時停止させることができます。
練習を再開するときは、［F3］（START）ボタンを押します。
WARM UPS を終了するときは、［F1］（EXIT）ボタンを押します。
ステップ 1：Change-Up
このステップでは、リズム・タイプが 2 小節ごとに変化していきます。
2 分音符から始まって徐々に音符が細かくなっていき、また 2 分音
符まで戻るというリズムの変化を繰り返します。
ステップ 2：Auto Up/Down
テンポを徐々に上げ下げします。
メトロノームが上限値になるまで、テンポが 1 ずつ上がっていき、上
限値になったらテンポが 1 ずつ下がって最初のテンポに戻ります。そ
の後、同じ動作を繰り返します。
※ Auto Up/Down は、Duration が 10 MINS または 15 MINS のときに実行されます。
※ Auto Up/Down では、［TEMPO］つまみでテンポを変更できません。
※ 現在のテンポ設定値が、テンポ下限値になります。
メモ
練習中に［F1］（SET MAX）ボタンを押すと、現在のテンポがテンポ上限値となり、［F1］（CLR
MAX）ボタンを押すとテンポ上限値が 260 に戻ります。
ステップ 3：Time Check
このステップでは、メトロノームに合わせて正確にタイミングよく叩
く練 習をします。
パッドを叩いたタイミングがメトロノームの拍子に合っているかどうか
を画面に表示します。
総合評価
各ステップでの演奏を採点し、総合評価を表示します。
評価（表示）
EXCELLENT!（最高）、VERY GOOD!（優秀）、GOOD
（良）、AVERAGE（標準）、START OVER（やり直し）
9
A-B リピートを設定する
ソングの一部区間をリピートすることができます。
1.
ソング再生中に、［F3］（MENU）ボタンを押して表示される
SONG MENU 画面で［KICK］（ENTER）ボタンを押します。
A-B REPEAT 画面が表示されます。
2.
リピートを始めたい位置で、［F3］（SET A）ボタンを押します。
※ ［F1］（
x
）［F2］（
y
）ボタンで、5 秒戻し／ 5 秒送りができます。長
押しすると、早戻し／早送りができます。
3.
リピートの終了位置で、［F3］（SET B）ボタンを押します。
A 点と B 点の間をリピート再生します。
※ ［F3］（RESET）ボタンを押すと、A 点／ B 点を設定し直すことができます。
A-B リピートを取り消す
1.
［F1］（CANCEL）ボタンを押します。
A-B REPEAT 画面が閉じ、通常の再生に戻ります。
A B
ソングごとの設定を変更する
ソング・メニューでは、オーディオ・ファイルごとの音量やループ再生などを設定します。
1.
USB SONG 画面で、［F3］（MENU）ボタンを押します。
SONG MENU 画面が表示されます。
パラメーター 説明
Song Speed 曲の再生スピードを変更します。
Play Type
LOOP：繰り返し再生します。
1SHOT：1 度だけ再生して、停止します。
Song Volume オーディオ・ファイルの音量を調節します。
USB メモリーを差さずに［USB SONG］ボタンを押すと、内蔵デモ・ソングが選ばれます。
内蔵デモ・ソングは以下の制約があります。
5
Play Type は LOOP 固定になります。
5
Song Volume は 100 固定になります。
キット画面で［USB SONG］ボタンを押しながら［
q
/
p
］ボタンを押すと、キット画面のまま
ソングを再生できます。
ソング・メニュー
10
4.
［KICK］（ENTER）ボタンを押して、決定します。
選んだページが表示されます。
パラメーターを選びます。
［INSTRUMENT］つま
みで値を変更します。
5.
［F2］（
=
）［F3］（
?
）ボタンで、パラメーターを選びます。
6.
［INSTRUMENT］つまみで、値を変更します。
7.
画面によっては、［KICK］（ENTER）ボタンを押すと、別の画面へ移動します。
8.
キ ット ・ セ レ ク タ ー を 押 し て 、 キット 画 面 に 戻 り ま す 。
※ 変更した内容は、自動的に保存されます。
基本操作
セットアップでは、TD-25 全体の設定をします。
1.
キット画面で、［F3］（MENU）ボタンを押します。
エディット・メニュー画面が表示されます。
2.
［F3］（SETUP）ボタンを押します。
セットアップ画面が表示されます。
項目を選びます。
ページを抜けます。
［KICK］（ENTER）ボタンで決定します。
3.
［F2］（
=
）［F3］（
?
）ボタンで、設定する項目を選びます。
Options P.11
Click P.11
Trigger Settings P.12
Hi-Hat Setting P.13
Pad Panning P.13
Pad Note Number P.13
MIDI P.14
Audio P.14
Load 1 Kit
P.15
Save 1 Kit
P.15
Load Backup P.16
Save Backup P.16
Delete Backup P.16
USB Memory Info P.17
USB Memory Format P.17
System Info P.17
Factory Reset P.17
セットアップ
セットアップ
11
Click
クリックの設定をします。
クリック を 調 節 す る
パラメーター 説明
Beat 拍子
Pattern クリックの間隔
Sound 音色
Volume 音量
Pan 左右の定位
Options
TD-25 全体の一般的な設定をします。
ディスプレイを調節する
パラメーター 説明
LCD Contrast ディスプレイのコントラストを調節します（初期値：12）。
LCD Brightness ディスプレイの明るさを調節します（初期値：8）。
オート・オフの設定を変更する
TD-25 は、操作や演奏をやめてから一定時間経過すると、自動的に電源が切れます。
工場出荷時は「4 HOURS」に設定されています。
※ 電源が切れる 30 分前に、ディスプレイにメッセージが表示されます。
パラメーター 説明
Auto O
OFF 電源は自動的に切れません。
4 HOURS 4 時間経過すると、自動的に電源が切れます。
USB オーディオを使う（USBドライバー・モード）
USB でパソコンと接続するときの、USBドライバー・モードを切り替えます。
設定変更後は、必ず TD-25 の電源を入れ直してください。
パラメーター 値 動作 ドライバー 説明
USB Driver
GENERIC USB-MIDI 不要
パソコンや iPad と MIDI 信号をやり
とりするときに選びます。
VENDOR
USB-AUDIO
USB-MIDI
必要
パソコンとオーディオ信号をやりとり
するときに選びます。
USBドライバーは、ローランドのホームページからダウンロードできます。
http://www.roland.co.jp/support/
動作条件については、ローランドのホームページをご覧ください。
USBドライバーはご使用の環境によって、インストールするプログラムや手順が異なります。詳しくは、
ダウンロードしたファイルにある「Readme.htm」をご覧ください。
セットアップ
12
パラメーター 説明
Head/Rim Adj
以 下 の パ ッド ／ド ラ ム ・トリ ガ ー で 、 ヘ ッド ･ ショット とリ ム ・ ショット （ オ ー プ ン ・リ ム ・ ショット ）
の鳴りやすさを調節します。
ヘッドを強打したときにリム・ショットの音が鳴ってしまう場合は、値を大きくします。リム・ショッ
トをしたときにヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。リムを弱く叩いたときに
ヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。
PD シリーズ（PD-8 を除く）、PDX シリーズ、RT-10S、
RT-30HR
XStick Thre
以下 のパッド／ドラム・トリガーで、クロス・スティックとリム・ショット（オー プン・リム・ショッ
ト）の切り替わる強さを調節します。
値を大きくするとクロス・スティックが鳴らしやすくなります。「0」に設定すると、クロス・スティッ
ク奏法をしたときにも、リム・ショットが鳴ります。
PD シリーズ（PD-8 を除く）、PDX シリーズ、RT-10S、
RT-30HR
Retrig Cancel
1 度の打撃で、重ねて 2 回発音する（リトリガー）のを防ぎます。
特にドラム・トリガーでは波形が乱れているため、図の A 点でも発音
することがあります。この現象は、特に波形の消え際で起こりやすく、
この波形の乱れを検出し誤発音を防止します。
パッド／ドラム・トリガーを叩きながら値を上げていき、リトリガーがな
くなるように調節します。値をあまり大きくすると、連打やロールで音
抜けが発生します。
ScanTime (ms)
打撃信号の検出時間を設定します。
パッドを同じ強さで叩きながら値を上げていき、一番大きな音量で安定して発音する値に調節
します。値をあまり大きくすると、打撃から発音までの時間が長くなり、演奏性能が下がります。
MaskTime (ms)
打撃直後に、スティックやビーターが反動で打面に触れると、2 度鳴りが発生します。
打撃直後の一定時間、打撃を無視することにより、この 2 度鳴りを防止します。パッドを叩き
ながら値を上げていき、2 度鳴りがなくなるように調節します。値をあまり大きくすると、連
打やロールで音抜けが発生します。
Pos Detect H ヘッド（H）またはリム（R）の打点位置検出をオン／オフします。
※ 打点位置検出に対応する TRIGGER INPUT 端子：スネア、ライド、AUX
Pos Detect R
ExtNoiseCancel
ドラム・トリガーを取り付けていないドラムを叩いたときの音、または外部からの音や振動に
よってドラム・トリガーが誤って発音することを防ぎます（ノイズ・キャンセル）。
※ 専用接続ケーブルの「SNR」、「TOM1」、「TOM2」、「TOM3」や、TRIGGER IN 端子（AUX）につな
いだ当社推奨のステレオ・ケーブルを、ドラム・トリガー「RT-30K」や「RT-30HR」につないだとき、こ
のノイズ・キャンセル機能を使うことができます。
※ 「RT-30H」はノイズ・キャンセル機能に対応していません。
XTalk Cancel
同じスタンドにパッド（またはドラム・トリガーを取り付けたアコースティック・ドラム）を複数
取り付けたとき、叩いた振動で、ほかのパッド（またはドラム・トリガー）が誤発音（クロストーク）
するのを防ぎます。たとえば、パッド A を叩いたときにパッド B が誤発音してしまうときは、パッ
ド B の XTalk Cancel 値を大きくして、クロストークがなくなるように調節します。値をあま
り大きくすると、パッドAとパッドB を同時に叩いたときに、パッドB の音が抜けやすくなります。
A：リ ト リ ガ ー
Trigger Settings
接続した各パッドのタイプや、詳細パラメーターを設定します。
パッド（トリガー）の調節をする
パラメーター 説明
Type
接続したパッド／ドラム・トリガーのタイプを選びます。
※ タイプを変更すると、以下のパラメーターはタイプに応じた値に変更されます（XTalk Cancel を除く）。
Sensitivity
パッド／ドラム・トリガーの感度を調節し、叩く強さと音量のバランスを調節します。値を大き
くすると感度が高くなり、弱く叩いても大きな音で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、
強く叩いても小さな音で鳴ります。
Threshold
パッド／ドラム・トリガーが周囲の振動で誤発音す
る場合に、値を大きくします。
値をあまり大きくすると、弱く叩いたときに音が鳴
らなくなるので、誤発音しない範囲でなるべく小
さな 値にします 。
右の図で、B は発音しますが、A、C は発音しません。
Rim Gain
以下のパッド／ドラム・トリガーの、リムの感度を調節します。
値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音で鳴ります。
PD シリーズ、PDX シリーズ、CY シリーズ、RT-10S、
RT-30HR
Curve
パッド／ドラム・トリガーを叩く強さに対する音量変化を調節します。
LINEAR
LINEAR
叩く
強さ
音量
標準的な設定です。叩く強さと音量の変化が
最も自然になります。
EXP1
EXP2
EXP2EXP1
叩く
強さ
音量 音量
LINEAR に比べ、強めに叩くときの音量変化が
大きくなります。
LOG1
LOG2
LOG2LOG1
叩く
強さ
音量 音量
LINEAR に比べ、弱めに叩くときの音量変化が
大きくなります。
SPLINE
SPLINE
叩く
強さ
音量
叩く強さによる音量変化が極端になります。
LOUD1
LOUD2
LOUD2LOUD1
叩く
強さ
音量 音量
叩く強さによる音量変化が少なく、演奏しやす
い音量を保つことができます。
スレッショルド
セットアップ
13
Pad Note Number
各パッドのノート・ナンバーを調節する
パラメーター 説明
Kick
Snare Head
Snare Rim
Snare Brush
Snare XStick
Tom1 Head
Tom1 Rim
Tom2 Head
Tom2 Rim
Tom3 Head
Tom3 Rim
HH Open Bow
HH Open Edge
HH Close Bow
HH Close Edge
HH Pedal
Crash1 Bow
Crash1 Edge
Crash2 Bow
Crash2 Edge
Ride Bow
Ride Edge
Ride Bell
AUX Head
AUX Rim
各パッドが送受信するノート・ナンバーを設定します。
すべてのドラム・キットに共通の設定です。
※ 他と同じノート・ナンバーを選ぶと、ノート・ナンバーの右側に「＊」が表示されます。
Hi-Hat Setting
ハイハットを調節する
パラメーター 説明
Foot Splash Sens フット・スプラッシュの鳴りやすさを調節します。
VH-11 CALIB
このメーターを見ながら、VH-11 のオフセットを調節します。
詳しくは、TD-25 取扱説明書「ハイハットを調節する」をご覧ください。
Pad Panning
各パッドの定位を調節する
パラメーター 説明
Kick
Snare
Tom1
Tom2
Tom3
Hi-Hat
Crash1
Crash2
Ride
AUX
各パッドの左右の定位を設定します。
すべてのドラム・キットに共通の設定です。
セットアップ
14
Audio
AUDIO INPUT や USB の音量を調節する
パラメーター 説明
AUDIO IN Gain (dB) AUDIO INPUT 端子の音量を調節します。
USB Input Gain (dB) USB-Audio で、パソコンからの音声の音量を調節します。
USB Output Gain (dB) USB-Audio で、パソコンへ送る音声の音量を調節します。
TONE の周波数を設定する
パラメーター 説明
TONE BASS Freq (Hz) TONE［BASS］つまみで調節する周波数を設定します。
TONE TREBLE Freq
(Hz)
TONE［TREBLE］つまみで調節する周波数を設定します。
オーディオ REC の設定をする
パラメーター 説明
AUDIO REC Click
Record
「OFF」にすると、クリックを録音しません（初期値：ON）。
「Backing Record」が「OFF」のときには強制的に「OFF」になります。
AUDIO REC Backing
Record
「OFF」にすると、バッキングの音を録音しません（初期値：ON）。
MIDI
MIDI に関する設定をする
※ すべてのドラム・キットに共通の設定です。
パラメーター 説明
MIDI Channel ドラム・キットの送受信チャンネルを設定します（初期値：CH10）。
Local Control
「OFF」にすると、TD-25 のパッドと内部音源を切り離します。通常は「ON」にしてお
きます（初期値：ON）。
Program Change Tx
「ON」にすると、ドラム・キットを切り替えたとき、プログラム・チェンジ情報を送信
します（初期値：ON）。
Program Change Rx
「ON」にすると、プログラム・チェンジ情報を受信し、ドラム・キットが切り替わります
（初期値：ON）。
HHPedal CC ハイハット・ペダルを踏む深さを送受信する、コントロール・チェンジ・メッセージです。
Snare CC
スネア、ライド、AUX の打点位置を送受信するコントロール・チェンジ・メッセージです。Ride CC
AUX CC
HH Note# Border
使用する MIDI 音源に適した MIDI メッセージを送信するための設定です。
ハイハットを叩いたときに送信されるノート・ナンバーは、ハイハット・ペダルの踏み
込み位置で切り替えることができます。
HH Note# Border で、オープン・ハイハットからクローズド・ハイハットにノート・ナ
ンバーが切り替わるペダル位置（コントロール・チェンジの値）を設定します。TD-25
が送信するノート・ナンバーとコントロール・チェンジの値を確認しながら、お好みの
ペダル位置でノート・ナンバーが切り替わるように設定してください（初期値：90）。
※ この値を変更すると、実際のハイハットの演奏と、録音した MIDI データを再生したときの演奏
が異なることがあります。
セットアップ
15
Load 1 Kit
USB メモリーに保存した 1 つのキットを読み込む
1.
USB メモリーを TD-25 に接続します。
2.
キット画面で読み込み先のキットを選びます。
3.
セットアップ（P.10）で「Load 1 Kit」を選びます。
LOAD 1 KIT 画面が表示されます。
4.
［INSTRUMENT］つまみで読み込みたいキットの番号を選びます。
5.
［F3］（LOAD）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
6.
［F3］（OK）ボタンを押します。
USB メモリーから読み込んだキットの設定が、手順 2 で選んだキッ
トに上書きされます。
［F1］（EXIT）ボタンを押すと、読み込みが中止されます。
Save 1 Kit
1 つのキットだけを USB メモリーに保存する
※ 初めて USB メモリーを使うときは、必ず TD-25 で初期化してください（P.17）。
1.
USB メモリーを TD-25 に接続します。
2.
キット画面で保存したいキットを選びます。
3.
セットアップ（P.10）で「Save 1 Kit」を選びます。
SAVE 1 KIT 画面が表示されます。
4.
［INSTRUMENT］つまみで、保存先の番号（1 〜 999）を選びます。
［F2］（NEW）ボタンを押すと、キットが保存されていない最も若い番号が選ばれます。
999 個（1 ～ 999）保存することができます。
5.
［F3］（SAVE）ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
6.
［F3］（OK）ボタンを押します。
手順 2 で選んだドラム・キットの設定が、USB メモリーに保存され
ます。
※ キット・ファイルは、USB メモリー内の Roland/TD-25/Kit フォルダーに保存されます。
セットアップ
16
4.
［F3］（OK）ボタンを押します。
※ 初めて USB メモリーを使うときは、必ず TD-25 で初期化してください（P.17）。
※ バックアップ・ファイルは、USB メモリー内の Roland/TD-25/Backup フォルダーに保存されます。
Delete Backup
USB メモリーのバックアップを削除する
USB メモリーに保存したバックアップを削除します。
1.
［INSTRUMENT］つまみで、削除したいバックアップを選びます。
2.
［F3］（DELETE）ボタンを押します。
3.
［F3］（OK）ボタンを押します。
Load Backup
USB メモリーのバックアップを読み込む
USB メモリーに保存したバックアップを読み込みます。
ご注意 !
バックアップを読み込むと、TD-25 本体内の設定はすべて消去されます。
1.
［INSTRUMENT］つまみで、読み込むバックアップを選びます。
2.
［F3］（LOAD）ボタンを押します。
3.
［F3］（OK）ボタンを押します。
Save Backup
バックアップは、99 個（1 ～ 99）保存することができます。
USB メモリーにバックアップする
USB メモリーに TD-25 のすべての設定をバックアップします。
1.
［INSTRUMENT］つまみで、バックアップ先の番号を選びます。
［F2］（NEW）ボタンを押すと、空の番号が選ばれます。
2.
［F3］（SAVE）ボタンを押します。
3.
名前を変更するときは、［F2］（NAME）ボタンを押して名前を入力
し、［F1］（EXIT）ボタンを押します。
操作 機能
［F2］（
C
）［F3］（
A
）ボタン カーソル移動
［INSTRUMENT］つまみ 文字変更
［KICK］（ENTER）＋［F2］ デリート
［KICK］（ENTER）＋［F3］ イン サ ート
セットアップ
17
System Info
本体の情報を見る
TD-25 本体についての情報を表示します。
パラメーター 説明
Program Version プ ロ グ ラム・バ ージョン
Factory Reset
工場出荷時の設定に戻す
本機に記憶されている設定値を、工場出荷時の状態に戻します。
こ れ を ファクトリ ー ・リ セ ット と 呼 び ま す 。
ご注意 !
ファクトリー・リセットを実行すると、本機に記憶されている設定値はすべて消去されます。
必要な設定は、USB メモリーにバックアップしてください（P.16）。
1.
［F3］（RESET）ボタンを押します。
2.
［F3］（OK）ボタンを押します。
USB Memory Info
USB メモリーの情報を見る
パラメーター 説明
Backup All 保存されているバックアップの数
Backup 1 Kit 保存されているドラム・キットの数
Audio File 保存されているオーディオ・ファイルの数
Size Used USB メモリーの使用量
USB Memory Format
USB メモリーをフォーマットする
USB メモリーを初期化します。
ご注意！
USB メモリーを初期化すると、USB メモリー内のデータはすべて消去されます。
1.
［F3］（FORMAT）ボタンを押します。
2.
［F3］（OK）ボタンを押します。
18
TAPE ECHO
往年のテープ式エコーの効果です。
パラメーター 設定値 説明
Rate 0 ～ 127 テー プ・スピ ード
Intensity 0 ～ 127 エコー音の繰り返し量
CHORUS
ステレオ仕様のコーラスです。フィルターを使ってコーラス音の音質を調節できます。
パラメーター 設定値 説明
PreDelay 0.0 ～ 100 msec
原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの遅延
時間
Rate 0 ～ 127 揺れの周期
Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Phase 0 ～ 180 deg コーラス音の広がり具合
Filter Type OFF、LPF、HPF
フィルターの種類
OFF：フィルター未使用
LPF：低域をカット
HPF：高域をカット
Cuto 200 ～ 8000 Hz
フィルターで特定の周波数帯をカットする場合の
基準周波数
PHASER
ステレオ仕様のフェイザーです。原音に位相をずらした音を加えてうねらせます。
パラメーター 設定値 説明
Mode
4-STAGE、8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
Manual 0 ～ 127 音をうねらせる基準周波数
Rate 0 ～ 127 うねりの周期
Depth 0 ～ 127 うねりの深さ
Resonance 0 ～ 127 フィードバック量
STEP PHASER
ステレオ仕様のフェイザーです。フェイザー効果が段階的に変化します。
パラメーター 設定値 説明
Mode
4-STAGE、8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
Manual 0 ～ 127 音をうねらせる基準周波数
Rate 0 ～ 127 うねりの周期
Depth 0 ～ 127 うねりの深さ
Resonance 0 ～ 127 フィードバック量
Step Rate 0 ～ 127 フェイザー効果の段階的変化の周期
エ フェクト・ タ イ プ ページ
OFF
STEREO DELAY P.18
REVERSE DELAY P.18
TAPE ECHO P.18
CHORUS P.18
PHASER P.18
STEP PHASER P.18
FLANGER P.19
エ フェクト・ タ イ プ ページ
REVERB P.19
LONG REVERB P.19
SATURATOR P.19
SUPER FILTER P.20
FILTER+DRIVE P.20
AUTO WAH P.20
LO-FI COMPRESS P.20
DISTORTION P.20
エ フェクト・ タ イ プ ページ
OVERDRIVE P.21
ISOLATOR P.21
RING MODULATOR P.21
STEP RINGMOD P.21
PITCH SHIFT P.21
AUTO PAN P.21
パラメーター一覧
STEREO DELAY
ステレオ仕様のディレイです。
パラメーター 設定値 説明
Time Left 0 ～ 1300 msec
原音が鳴ってから左のディレイ音が鳴るまでの遅
延時間
Time Right 0 ～ 1300 msec
原音が鳴ってから右のディレイ音が鳴るまでの遅
延時間
Feedback -98 ～ +98 % ディレイ音を入力に戻す割合（マイナス：逆相）
Phase Left NORMAL、INVERSE
左のディレイ音の位相
NORMAL：非反転
INVERSE：反転
Phase Right NORMAL、INVERSE
右のディレイ音の位相
NORMAL：非反転
INVERSE：反転
Wet Gain Low -15 ～ +15 dB エフェクト音の低域の増幅／減衰量
Wet Gain High -15 ～ +15 dB エフェクト音の高域の増幅／減衰量
REVERSE DELAY
入力された音のリバース音をディレイ音として付加するリバース・ディレイです。リバース・ディレイ
の直後にはコーラスが接続されています。
パラメーター 設定値 説明
Threshold 0 ～ 127 リバース・ディレイがかかり始める音量
DlyTime 0 ～ 1300 msec
リバース・ディレイに音が入力されてからディレ
イ音が鳴るまでの遅延時間
Feedback -98 ～ +98 %
ディレイ音をリバース・ディレイの入力に戻す割
合（マイナス：逆相）
マ ル チ エ フェクト
マ ル チ エ フェクト
19
LONG REVERB
より豊かな残響成分を持つリバーブです。
パラメーター 設定値 説明
Character 0～5 リバーブの種類
Reverb Time 0 ～ 127 リバーブ音の余韻の長さ
PreLPF 16 ～ 15000 Hz、BYPASS
入力音の高域成分をカットするフィルターの基準
周波数
（BYPASS：カットしない）
PreHPF BYPASS、16 ～ 15000 Hz
入力音の低域成分をカットするフィルターの基準
周波数
（BYPASS：カットしない）
Pre EQ Freq 200 ～ 8000 Hz
入力音の特定の周波数帯を増減するフィルター
の基準周波数
Pre EQ Gain -15 ～ +15 dB
入力音の特定の周波数帯を増減するフィルター
の増幅／減衰量
Depth 0 ～ 127 効果の深さ
HF Damp 16 ～ 15000 Hz、BYPASS
リバーブ音の高域成分をカットする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
LF Damp BYPASS、16 ～ 15000 Hz
リバーブ音の低域成分をカットする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
EQ Lo -15 ～ +15 dB 低域の増幅／減衰量
EQ Hi -15 ～ +15 dB 高域の増幅／減衰量
SATURATOR
音を歪ませるサチュレーターと、並列に入ったコンプレッサーにより、音質を荒くし、音圧を出します。
入力音の低音域はカットします。
パラメーター 設定値 説明
Saturator Gain 0 ～ 127 サチュレーターへの入力音量
Saturator Drive 0 ～ 127 歪み具合
Saturator Level 0 ～ 127 サチュレーターの出力音量
Comp Depth 0 ～ 127 音の圧縮具合
Comp Level 0 ～ 127 コンプレッサーの出力音量
EQ Hi Gain -12 ～ +6 dB 高域の増幅／減衰量
FLANGER
ステレオ仕様のフランジャーです（LFO は左右同相）。ジェット機の上昇音／下降音のような金属的
な響きが得られます。
パラメーター 設定値 説明
PreDelay 0.0 ～ 100 msec
原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの遅
延時間
Rate 0 ～ 127 揺れの周期
Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Phase 0 ～ 180 deg フランジャー音の広がり具合
Feedback -98 ～ +98 %
フランジャー音を入力に戻す割合（マイナス：逆
相）
REVERB
原音に残響を加え、空間の広さなどをシミュレートします。
パラメーター 設定値 説明
Reverb Type
ROOM1、ROOM2、
STAGE1、STAGE2
リバーブの種類
ROOM1：余韻が短く高密度
ROOM2：余韻が短く低密度
STAGE1：後部残響音多め
STAGE2：初期反射強め
Reverb Time 0 ～ 127 リバーブ音の余韻の長さ
PreDelay 0.0 ～ 100 msec
原音が鳴ってからリバーブ音が鳴るまでの遅延
時間
HF Damp 200 ～ 8000 Hz、BYPASS
リバーブ音の高域成分をカットする周波数
周波数を低くするほどやわらかなリバーブ音にな
ります。（BYPASS：カットしない）
Wet Gain Low -15 ～ +15 dB エフェクト音の低域の増幅／減衰量
Wet Gain High -15 ～ +15 dB エフェクト音の高域の増幅／減衰量
マ ル チ エ フェクト
20
AUTO WAH
フィルターを周期的に動かすことで、ワウ効果（音色が周期的に変化する効果）を得るエフェクター
です。
パラメーター 設定値 説明
Filter Type LPF、BPF
フィルターの種類
LPF：広い周波数範囲でワウ効果が得られます。
BPF：狭い周波数範囲でワウ効果が得られます。
Manual 0 ～ 127 ワウ効果を与える基準周波数
Peak 0 ～ 127
ワウ効果のかかる周波数帯の幅
値を大きくするほど周波数帯の幅が狭くなり
ます。
Polarity UP、DOWN
フィルターの動く方向
UP：高い周波数方向
DOWN：低い周波数方向
Rate 0 ～ 127 揺れの周期
Depth 0 ～ 127 ワウ効果の揺れの深さ
LO-FI COMPRESS
音質を荒くします。
パラメーター 設定値 説明
PreFilter Type1 ～ 3 LoFi を通る前のフィルターの種類
Lo-Fi Type1 ～ 9
音質を粗くします。値が大きいほど音質が粗く
なります。
Post Filter Type OFF、LPF、HPF
LoFi を通ったあとのフィルターの種類
OFF：フィルター未使用
LPF：高域をカット
HPF：低域をカット
Post Filter Cuto 200 ～ 8000 Hz Post Filter の基準周波数
Gain Low -15 ～ +15 dB 低域の増幅／減衰量
Gain High -15 ～ +15 dB 高域の増幅／減衰量
DISTORTION
音を激しく歪ませます。フィルターを使って歪み音の音質を調節できます。
パラメーター 設定値 説明
Pre HPF BYPASS、16 ～ 1000 Hz
入力音の低域成分をカットするフィルターの基準
周波数
（BYPASS：カットしない）
Drive 0 ～ 127 歪み具合
Tone 0 ～ 127 歪み音の音質
SUPER FILTER
非常に急しゅんな傾き（減衰特性）を持つフィルターです。カットオフ周波数を周期的に変化させる
こともできます。
パラメーター 設定値 説明
Filter Type LPF、BPF、HPF、NOTCH
フィルターの種類
各フィルターを通過する周波数
LPF：Cuto 以下の周波数
BPF：Cuto 付近の周波数
HPF：Cuto 以上の周波数
NOTCH：Cuto 付近以外の周波数
Filter Cuto 0 ～ 127
フィルターのカットオフ周波数
値を大きくするほど高い周波数になります。
Filter Resonance 0 ～ 127
フィルターの共振レベル
値を大きくするほどカットオフ周波数付近が強調
されます。
Modulation Switch OFF、ON 周期的な変化のオン／オフ
Modulation Rate 0 ～ 127 揺れの周期
Modulation Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
FILTER+DRIVE
オーバードライブ付きのロー・パス・フィルターです。高音域をカットし、歪みを加えます。
パラメーター 設定値 説明
Cuto 0 ～ 127
フィルターのカットオフ周波数
値を大きくするほど高い周波数になります。
Resonance 0 ～ 127
フィルターの共振レベル
値を大きくするほどカットオフ周波数付近が強
調されます。
Drive 0 ～ 127 歪み具合
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