7. 配管の接続・エアパージ
配管接続部の断熱
●接続配管の断熱材と室内ユニット配管の断熱材を市販のビニール
テープでスキマがないようシールします。
断熱材を突き合わせる。
スキマがないよう合わせる。
室内ユニット配管(断熱材)
接続配管(断熱材)
ビニールテープ
●左出し・左後出し・左下出し配管の場合は、室内ユニット背面の配
管収納部に収納する範囲内にクロステープを巻きます。
配管
接続ケーブル
クロステープを巻く
左出し配管の場合
ドレンホース
太管
接続ケーブル
細管
室内ユニットの固定
●室内ユニットの下部を壁側に押しつけて、据付板のひっかけ部に室
内ユニットの下部ツメ(2 ヵ所)を掛けます。
*室内ユニットを据付板よりはずす時は、本体底面の「∇」マーク部
分を押しながら下部を手前に引いてください。
次の事項を確認してください。
●確実に上下ひっかけ部がはめ込まれているか、室内ユニットを前後
左右に動かして確認してください。
●室内ユニットは水平・垂直に取り付けられていますか。
●左後出しの場合、ドレンホースは壁穴用パイプの下側になっていま
すか。
接続ケーブル
ドレンホース
接続配管
(壁穴用パイプ)
[室内側から見たとき]
電装カバーの取り付け
●室外ユニットの電装カバーを取り付けてください。
(取り付けかたは、「6. 配線の接続」の項目を参照してください。)
接続配管の固定
●接続ケーブルを接続配管に沿わせてテープで仮止めし、本体より外
側の見える部分に化粧テープを巻きます。右出し、下出し、左出し、
左下出し配管の場合は、本体から出る部分の化粧テープをしっかり
と巻いて、配管が膨らまないようにしてください。(屋外になる部分
では、水が入り込まないよう配管の下側からテープの幅 1/3 位重ね
て巻いてください。)
●接続配管は、サドルなどで外壁に固定します。
●外壁の配管穴と配管の隙間には、雨水が吹き込まないようシーラパ
テなどで完全にふさいでください。
室外ウォールキャップ
(現地手配)
シーラパテ(現地手配)
(室外側)
サドル(現地手配)
配管
シーラパテ(現地手配)
壁
ドレンホースの固定
●ドレンホースは、外壁などに固定してください。
(ドレンホースは、必ず下りこう配をつけて固定してください。)
ドレンホース
サドル(現地手配)
注意
●
ドレンホースが下図のようになっていないこと
下図のようになっていると、屋内に浸水し、家財などを濡らす場合があります。
持ち上がっている 波打っている 先端が水に
つかっている
×
×
×
●
ドレンホースを下水道に入れない
下水道内で発生した硫化水素などの腐食性ガスが熱交換器を腐食させ、ガ
ス漏れが起こる場合があります。
●
高層住宅、高気密住宅などで強い風を受けたときや、換気扇(レ
ンジフードなど)を使用したときに、空気がドレンホース内を
室内側に流れ、異音(ポコポコ音など)や水漏れが発生するこ
とがあります。対応部品(有償)を用意しておりますので、当
社コールセンターへお問い合わせください。
警告
●
接続ケーブルは VVF ケーブル直径 2.0mm を使用する
より線は絶対に使用しない
より線を使用すると火災の原因になります。
●
端子盤への接続ケーブルの差し込みは確実に行う
差し込みが不確実ですと火災の原因になります。
●
接続ケーブルは必ず配線押さえで固定する
●
接続ケーブルを途中で接続しない
故障、感電、火災などの原因になります。
室内ユニットの配線
①パネルを開きます。
②片手でパネルを押さえながら、パネル支えをパネルの矢印位置に合わ
せてパネルを固定する。(詳しくは、「パネルのはずしかた・取り付け
かた」の項目を参照してください。)
③配線カバーをはずします。
④配線押さえをはずします。
⑤接続ケーブルを室内ユニット裏側から通します。
配線押さえ
ネジ
ネジ
配線カバー
接続ケーブル
VVFケーブル
直径2.0mm
()
⑥
接続ケーブルの先端を端子盤に確実に差し込みます。(むき出し部の芯線
は、まっすぐにしてむき線部が見えなくなるまで差し込んでください。)
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⑦接続ケーブルの外装部を配線押さえで固定します。
(ネジで固定してください。)
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⑧配線カバーをネジで取り付けます。
⑨パネルを上に少し持ち上げて、パネル支えを元の位置に戻します。
(詳しくは、「パネルのはずしかた・取り付けかた」の項目を参照して
ください。)
⑩パネルを閉じます。
6. 配線の接続
警告
●
必ずアース工事を行う
アース工事は、販売店または専門業者に依頼する
アース線は、ガス管、水道管、避雷針、電話のアース線に接続しないでく
ださい。アースが不確実な場合は、感電の原因になります。
・アースは内蔵されたインバーター(周波数変換装置)による誘導電気を
吸収したり、テレビやラジオに入るノイズを防止する効果があります。
接地の基準
●接地の基準は、エアコンの電源電圧および設置場所により異なりま
す。下表により接地工事を行ってください。
電源の条件
エアコンの
種類
エアコンの設置場所
水気のある場所
に設置する場合
湿気のある場所
に設置する場合
乾燥した場所に
設置する場合
対地電圧が
150V 以下の
場合
100V の機種
(含単相 3 線式
200V の機種)
D 種接地工事
が必要です。
D 種接地工事は法
的には除外され
ますが、安全の
ため接地工事を
行ってください。
対地電圧が
150V をこえ
る場合
3 相 200V の
機種および
単相2線式
200V の機種
漏電しゃ断器を取り付け、さらに D 種接地工事
が必要です。
《D 種接地工事について》
●接地工事は、電気工事士の資格を持っている人が行ってください。
●接地抵抗は、100Ω以下であることを確認してください。ただし漏電しゃ
断器を取り付けた場合は、500 Ω以下であることを確認してください。
《乾燥した場所に設置する場合》
●接地抵抗は、100 Ω以下になるようにしてください。
接地工事のしかた
●アース工事は「電気設備に関する技術基準」に従って行ってください。
アース用ネジは、室内・室外ユニットにあります。
室外ユニット
●アース棒 (現地手配) を取り付けてく
ださい。
●アース線は配線押さえの中を通して
ください。
室内ユニット
《単相 200V 機種の場合》
●室内の電源コードがアース付きに
なっています。
《単相 100V 機種の場合》
●配線押さえをはずし、アース用ネ
ジへ直径 1.6mm 以上または断面積
2.0mm
2
以上のアース線 (現地手配)
を取り付けてください。
●アース線は室内ユニットから接続
ケーブル用の穴を通して接続してく
ださい。
アース棒
(現地手配)
アース用ネジ
アース用ネジ
アース線
(現地手配)
接続ケーブル
VVFケーブル
直径2.0mm
()
8. アース工事
9. 仕上げ
試運転前の確認
《電源について》
・電圧は正しいですか。「1. 電源につ
いて」を確認してください。
・コードの加工・中間接続を行ってい
ませんか。
・専用のコンセントになっていますか。
・差し込みは確実でゆるくはありませ
んか。
《接続ケーブルについて》
・差し込みは確実ですか。
・正しく接続されていますか。
・確実に固定されていますか。
《アース線について》
・アース線の接続は確実にさ
れていますか。
試運転の実施
●冷房 (暖房) 試運転を行い下記 「試運転時の確認」 の項目を確認して
ください。
●運転方法については、取扱説明書に従ってください。
●室温によっては室外ユニットが運転しないことがあります。その場
合は、エアコンを停止させて室内ユニットの「フィルターリセット
ボタン」を 10 秒以上押してください。「運転ランプ」 と 「タイマーラ
ンプ」 が同時に点滅し、冷房試運転が開始されます。その後、リモコ
ン操作により「暖房」を選ぶと、約 3 分後に暖房試運転が開始され
ます。(リモコン操作については取扱説明書に従ってください。)
●試運転を終了するときは、室内ユニットの 「フィルターリセットボタ
ン」 を 3 秒以上押すか、リモコンの 「停止ボタン」 を押してください。
ピッ
フィルターリセットボタン
注意
●
新築物件やリフォームなどの内装工事、床面のワックスがけ時
には、エアコンを運転しない
作業終了後は、エアコンを運転する前に十分な換気を行う
水漏れや露飛びの原因になることがあります。
試運転時の確認
《室内ユニット》
①リモコンの各ボタン操作で正常に
動作しますか。
②各ランプは、正常に点灯しますか。
③風向板は、正常に動作しますか。
④冷・温風が出ますか。
⑤ドレン排水は正常ですか。
●パネル、ダストボックス、エアフィ
ルターをはずし、やかんなどで水
を注いでドレン排水が正常である
か確かめてください。
《室外ユニット》
①運転時に異音や振動が大きく
ありませんか。
②運転音や吹き出した風・ド
レン排水が、ご近所の迷惑に
なっていませんか。
③ガス漏れは、ありませんか。
10. 試運転
●取扱説明書に従って、お客様にご使用方法、お手入れのしかたなど
を説明してください。
●保証書、取扱説明書、据付説明書を室内ユニットに添付しています
ので、工事完了後お客様に保管していただくようお渡しください。
11. お客様への説明
注意
●
端子盤の番号と接続ケーブルの色は、室内ユニットと室外ユニット
を合わせる
誤配線をすると電気部品を破損することがあり、発煙、発火の原因になるこ
とがあります。
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●
配線押さえでの固定は、必ず接続ケーブルの
外装部を押さえる
絶縁体を押さえると漏電し、感電の原因になる
ことがあります。
外装部
〇×
(この部分で固定すること)
(絶縁体)
●
電装カバーで接続ケーブルをはさみ込まない
ケーブルが傷つきショートするなどして、感電や火災の原因になることがあ
ります。
室外ユニットの配線
①電装カバーをはずします。(右図参照)
②室外ユニットの配線押さえをはずします。
③接続ケーブルの先端を端子盤
に確実に差し込みます。
(むき出し部の芯線は、
まっすぐにしてむき線部が見えなくなるまで差し込んでください。)
④接続ケーブルの外装部を配線押さえで固定します。
(ネジで固定してください。)
接続ケーブル
(絶縁体)
接続ケーブル
(VVFケーブル
直径2.0mm)
(外装部)
15mm
35mm
(むき線部)
【より線使用禁止】
ネジ
配線押さえ
⑤接続ケーブルは、上図矢印◯
A
の範囲内で室外ユニット後方に出します。
(接続ケーブルを範囲外に通すと、電装カバーが取り付けにくくなります。)
電装カバーのはずしかた・取り付けかた
22・25・28・40 タイプ
《はずしかた》
①ネジ (3 本) をはずします。
②電装カバー B を下側に押し下げて
から、手前に引いてはずします。
③電装カバー A を上側に押し上げて
から、手前に引いてはずします。
《取り付けかた》
①電装カバー A を上側に押し上げなが
ら、ツメ (2 ヵ所) をはめ込みます。
②
電装カバー A のネジ(2 本)を締めます。
③電装カバー B のツメ(3 ヵ所)を
挿入した後、上側に押し上げます。
④
電装カバー B のネジ(1 本)を締めます。
ツメ
ツメ
電装カバーA
電装
カバーB
ネジ
56・63・71 タイプ
《はずしかた》
①ネジ (2 本) をはずします。
②電装カバーを下側に押し下げてか
ら、手前に引いてはずします。
《取り付けかた》
①電装カバーのツメ (4 ヵ所) を挿入
した後、上側に押し上げます。
②ネジ (2 本) を締めます。
接続ケーブルの抜きかた
①パネルを開きます。
②片手でパネルを押さえながら、パネル支えをパネルの矢印位置に
合わせてパネルを固定する。(詳しくは、「パネルのはずしかた・
取り付けかた」の項目を参照してください。)
③配線カバーをはずします。
④配線押さえをはずします。
⑤ マイナスドライバーで端子
盤のボタンを押しながら接
続ケーブルを引き抜きます。
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警告
●
フレアナットは、トルクレンチで指定の方法で締め付ける
フレアナットの締め付け過ぎがあると、長期経過後フレアナットが割れ、
冷媒漏れの原因になります。
また、漏れた冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生する原因になります。
●
据付作業では、圧縮機を運転する前に確実に接続配管を取り付
ける
接続配管が取り付けられておらず、かつサービスバルブが開放状態で圧縮
機を運転すると、空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧となり、
破裂、けがなどの原因になります。
フレア加工
①パイプカッターで接続配管を必要な長さに切断します。
②切粉が銅管に入らないよう下向きにしてバリを取ります。
③フレアナットを銅管に挿入し、フレア工具でフレア加工します。
ダイス
ダイス
銅管
A
L
「L」が均一に
広がっているか、
割れや傷がない
かチェックしてく
ださい。
銅管外径
A(mm)
R32 もしくは R410A 用フレアツールクラッチ式
6.35mm(1/4")
0 ~ 0.59.52mm(3/8")
12.7mm(1/2")
配管の接続
●配管は折れ防止のため、急激に曲げたりせず半径 70mm 以上で曲
げてください。
●配管は同じ箇所の曲げ伸ばしを何度も行いますと、折れるおそれが
ありますのでご注意ください。
●本体のフレアナットは、配管接続の直前まではずさないでください。
●フレア面への冷凍機油の塗布は行わないでください。
①室外側ウォールキャップ(現地手配)を壁穴用パイプに取リ付けます。
②室内ユニットの配管と接続配管の中心を合わせ、手で十分フレアナッ
トを締めた後、トルクレンチを使用し、2 丁スパナ方式で規定のトル
クで締め付けます。
③
室外ユニットの弁部と接続配管の中心を合わせ、手で十分フレアナッ
トを締めた後、トルクレンチを使用して規定のトルクで締め付けます。
トルクレンチ
室内ユニットの配管
接続配管
フレアナット
スパナ(固定)
2丁スパナ方式で締めてください。
フレアナット 締付けトルク
6.35mm
(1/4")用
16.0 ~ 18.0
N・m
9.52mm
(3/8")用
32.0 ~ 42.0
N・m
12.7mm
(1/2")用
49.0 ~ 61.0
N・m
エアパージおよびガス漏れ検査
※ 地球環境保護のため、必ず真空ポンプ方式でエアパージしてください。
●ゲージマニホールド・チャージホース・真空ポンプアダプターは、
必ず冷媒 R32 もしくは R410A 専用工具を使用してください。
●真空ポンプおよびゲージマニホールドは、使用前に製品付属の説明
書を読み、正しく使用してください。
●真空ポンプは、油がオイルゲージの指定線まで入っていることを確
認してください。
●ゲージマニホールドの高圧側バルブは全閉で、以下の作業中は操作
しません。
①配管接続が確実に行われているかを確認します。
②サービスバルブ (液側・ガス側) の弁棒が全閉であることを確認します。
③ サービスバルブ (ガス側) のチャージ口キャップをはずし、チャージ
口にゲージマニホールドのチャージホース(バルブコア押しの突起
が出ている側)を接続します。
④ゲージマニホールドの低圧側バルブを全開にします。
⑤真空ポンプを運転して真空引きを開始します。
⑥ サービスバルブ (ガス側) のフレアナットを少しゆるめ、空気が入っ
てゆくことを確認し、フレアナットを再度締めます。(フレアナット
をゆるめると真空ポンプの運転音が変化し、連成計がマイナスから 0
になります。)
⑦ 真空引きを 15 分以上行い連成計が- 0.1MPa(- 76cmH
g
)になっ
ていることを確認します。
⑧ 真空引きが終わったらゲージマニホールドの低圧側バルブを全閉に
し、真空ポンプの運転をやめます。(1 ~ 2 分間そのままの状態にし
て連成計の針が戻らないことを確かめます。)
⑨ サービスバルブ (液側) の弁棒を 90°開き、5 ~ 6 秒後に閉じ、ガ
ス漏れ検査を行い、ガス漏れがないか調べます。
⑩ サービスバルブ (ガス側) のチャージ口からチャージホースをはずし
サービスバルブ (液側・ガス側) の弁棒をストッパーに軽く当たるま
で開けます。(それ以上力を加えると、ガス漏れのおそれがあります。)
⑪ サービスバルブ (液側・ガス側) のキャップとチャージ口キャップを
トルクレンチを使用して規定のトルクで締め付けます。
締付けトルク
キャップ
6.35mm (1/4") 用、9.52mm (3/8") 用 20.0~ 25.0 N・m
12.7mm(1/2")用 28.0~ 32.0 N・m
チャージ口キャップ 12.5~ 16.0 N・m
⑫ガス漏れ検査を行い、ガス漏れがないか調べます。
ガス漏れ検査は、ガス漏れ検知器などにより配管接続箇所からのガス
漏れがないか調べてください。[なお、HCFC 系冷媒用 (R22) ガス漏
れ検知器では、HFC 系冷媒 (R32) の検出能力が低いため、HFC 系冷
媒対応のガス漏れ検知器を使用してください。]
連成計
低圧側バルブ
高圧側バルブ
(閉)
チャージホース
真空ポンプ
フレアナット
弁棒
キャップ
チャージ口
ー0.1MPa
(ー76cmH
g
)
ゲージマニホールド
真空ポンプアダプター
Lo Hi
チャージ口キャップ
弁棒の開閉は 4mm の六角棒
レンチで行ってください。
サービスバルブ
(液側)
サービスバルブ
(ガス側)
冷媒の大気への放出を防ぐため、移設または廃棄時には、下記の手順
により、室外ユニットへの冷媒回収を行ってください。
①強制冷房運転で5~10分間予備運転を行います。強制冷房運転は
室内ユニットの 「フィルターリセットボタン」 を 10 秒以上押し続け
ることにより開始します。強制冷房運転中は 「運転ランプ」 と 「タイ
マーランプ」 が同時に点滅します。
②サービスバルブ (液側) の弁棒を全閉にします。
③そのまま2~3分間、強制冷房運転を行い、サービスバルブ (ガス側)
の弁棒を全閉にします。
④強制冷房運転を停止します。運転停止は室内ユニットの「フィルター
リセットボタン」 を 3 秒以上押してください。(リモコンの「停止ボ
タン」 を押しても停止します。)
警告
●
ポンプダウン作業では、次の注意事項を守る
・ポンプダウン前に、冷媒漏れのないことを確認し、冷媒漏れ
がある場合はポンプダウンをしない
・配管折れなどにより、冷凍サイクル内に冷媒がない場合はポ
ンプダウンをしない
冷凍サイクル内が異常高圧となり、破裂、けがなどの原因になります。
●
ポンプダウン作業では、接続配管をはずす前に圧縮機を停止する
圧縮機を運転したまま、かつサービスバルブが開放状態で、接続配管を
はずすと空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧となり、破裂、
けがなどの原因になります。
ポンプダウンの手順(強制冷房運転)
遠隔操作用機器との接続について
●室内ユニットには、遠隔操作を行うための機器を接続する端子を内
蔵しています。
・NET 端子: ECHONET Lite 対応の HEMS 機器などから、エアコン
を操作するための外部入出力機器 〔当社製無線アダプ
ター (別売) など〕 を接続します。
※接続方法については、当社コールセンターにご相談ください。
※ 接続する前に、遠隔操作用機器 (外部入出力機器、無線アダプ
ター (別売) 、HEMS 機器など) の取扱説明書などをよくお読
みください。
パネルのはずしかた・取り付けかた
《はずしかた》
①パネルを開きます。
②片手でパネルを押さえながら、パネル支えをパネルの矢印位置に合
わせてパネルを固定します。
③本体パネル L・R 上部のパネルはずれ防止用クランパーのネジをはず
します。
④パネルを水平になるまで開き、手前に引き、取りはずします。
パネルはずれ
防止用クランパー
ネジ
パネル支え
取付軸
パネル
《はずしかた》
①パネル、配線カバーをはずします。
・ パネルのはずしかたは、 「パネルのはずしかた・取り付けかた」 の項目
を参照してください。
・ 配線カバーのはずしかたは、 「6. 配線の接続」 の項目を参照してくだ
さい。
②アンダーカバーのネジキャップをはずし、ネジをはずします。(3 ヵ所)
③アンダーカバーの固定部(左右 2 ヵ所)をはずします。
アンダーカバー
固定部(左右2ヵ所)
前部ツメ(2ヵ所)
本体パネルR
ネジ
ネジキャップ
④本体パネル R のネジ(3 ヵ所)をはずします。
⑤本体パネル R の下を外側に開き、下部ツメを本体からはずします。
⑥本体パネル R を手前に引き、本体パネル R をはずします。
本体パネルR
下部ツメ
本体パネルR
ネジ(3ヵ所)
《取り付けかた》
①本体パネル R の上部奥ツメと上部ツメひっかけ部をはめ込みます。
②本体パネル R の下部ツメと前部ツメをはめ込みます。
※前部ツメが入らないと、表示不具合を生じる恐れがあります。
上部ツメひっかけ部
下部ツメひっかけ部
本体
上部奥ツメひっかけ部
下部ツメ
上部奥ツメ
本体パネルR
前部ツメ
前部ツメひっかけ部
③本体パネル R のネジ (3 ヵ所) を取り付けます。
④アンダーカバーの固定部 (左右 2 ヵ所)、前部ツメ (2 ヵ所) 取り付け
ます。
⑤アンダーカバーのネジを取り付け、ネジキャップを取り付けます。
(3 ヵ所)
⑥配線カバー、パネルを取り付けます。
注意
●
本体パネル R・アンダーカバーをはずすとき、または取り付け
るときは注意して行う
落下するとけがをするおそれがあります。
本体パネル R のはずしかた・取り付けかた
《取り付けかた》
①パネルを水平にして、パネル取り付け軸を本体パネル L・R 上部の軸
受けに押し入れます。
②片手でパネルを押さえながら、パネル支えをパネルの矢印位置に合
わせてパネルを固定する。
③本体パネル L・R 上部のパネルはずれ防止用クランパーをネジで固定する。
④パネルを少し持ち上げて、パネル支えを元の位置に戻します。
⑤パネルを閉じます。
注意
●
パネルをはずすとき、または取り付けるときは注意して行う
落下するとけがをするおそれがあります。
●
可動パネルは無理に手で開け閉めしない
手で無理に開け閉めすると、故障の原因になることがあり
ます。(可動パネルは、運転開始時および運転停止時に自動
的に開閉します。)
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