Casio PX-3S 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
PX3JA1B
J
Z
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本書に記載されている社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標および商標です。
JIS C 61000-3-2適合品
本装置は、高調波電流規格「JIS C 61000-3-2」に適合
しています。
1
目次
全体ガイド ......................................................2
各部の名称........................................................................................2
譜面立ての立て方 ........................................................................3
PX-3S の構成.................................................................................4
モードについて .............................................................................6
設定内容の保存と、
操作のロックについ..............................................................7
工場出荷時の状態に戻すには ..............................................7
ご使用上の注意 .............................................................................7
電源について..................................................8
AC アダプターの使い方..........................................................8
接続について..................................................9
ヘッドホンを接続するには ...................................................9
ペダルを接続するに..............................................................9
オーディオ機器やアンプと接続する........................... 10
付属品別売品について ....................................................... 10
音色を選んで演奏する..............................11
電源を入れる............................................................................... 11
デモ曲を聴く............................................................................... 11
音色(トーン)を選ぶ............................................................... 11
2 つ以上の音色を同時に鳴らす
(レイヤー、スプリット....................................................... 12
音にエフェクトをかける .........................16
音にリバーブやコーラスをかける................................ 16
ピッチベンドホイールで音の高さを変える........... 16
コモンパラメーターを設定する.............17
コモンパラメーターの操作 ............................................... 17
コモンパラメーター詳細.....................................................18
アサイナブルボタンを使う .....................22
音にモジュレーションをかけ
(ASSIGNABLE 1)................................................................. 22
音にポルタメントをかける
(ASSIGNABLE 1/2)........................................................... 22
ロータリーエフェクトのスピードを変える
(ASSIGNABLE 2)................................................................. 22
DSP をバイパスする(ASSIGNABLE 2)................ 23
コントロールチェンジを送信する
(ASSIGNABLE 1/2)........................................................... 23
本機を MIDI マスターキーボード
として使う .................................................. 24
外部 MIDI 機器との接続について .................................24
演奏に使用するゾーンを決める.....................................24
演奏に使用する各ゾーンの
コントロール対象を指定する ..........................................25
各ゾーンの設定について.....................................................25
ゾーンエディット...................................... 26
ゾーンパラメーターの操作................................................26
ゾーンパラメーター詳細.....................................................28
レジストレーション ................................. 31
レジストレーションに登録される内容......................31
レジストレーションの操作................................................31
レジストレーションを
ファイルとして保存する.....................................................32
ファンクションメニュー......................... 34
ファンクションメニューの操作.....................................34
ファンクションメニュー項目詳細................................35
MIDI ファイルを再生する ...................... 37
MIDI ファイル再生の操作 .................................................. 37
MIDI ファイル再生に関連した各種操作...................38
カード上の曲データ専用フォルダを
新規作成する...............................................................................40
メモリーカードを使用する .................... 41
メモリーカードの操..........................................................41
エラーメッセージ一..........................................................43
パソコンとの接続について .................... 44
パソコンと接続する ...............................................................44
データをパソコンに保存する
パソコンから読み込..........................................................45
資料 ............................................................... 47
困ったときは...............................................................................47
製品仕様 .........................................................................................48
保証アフターサービスについて...................................49
音色リスト....................................................................................50
ドラム音色リスト ....................................................................52
DSP エフェクトリスト........................................................53
DSP アルゴリズムリスト................................................... 54
MIDI インプリメンテーションチャート
B
2
全体ガイド
各部の名称
21
do
3 4 5 6 bm bn bo bp7 bk
8 9 bl
ck cl cm cn co cp cq cr dm
br bs cs ct dk dl dn
bt
bq
dp dsdq dr dt ek
el em
en
【背面部】
【左側面部】 【底面部】
全体ガイド
3
●本ボタンやつまみの操作を、これらの番号と名前で説明します。
)マークの数字は参照ページです。
譜面立ての脚を、本体の上部にあるみぞに差し込んで
お使いください。
*譜面立ての立て方
1VOLUME
音 量
つまみ )9~11
2ZONE SELECTOR
ゾーンセレクター
(LOWER 1
ロワー1
, REPEAT
リピート
ボタン
)12~15, 39
3ZONE SELECTOR
ゾーンセレクター
(LOWER 2
ロワー2
, sREW
早戻し
ボタン
)12~15, 37
4ZONE SELECTOR
ゾーンセレクター
(UPPER 1
アッパー1
, dFF
早送り
ボタン
)12~15, 37
5ZONE SELECTOR
ゾーンセレクター
(UPPER 2)
アッパー2
, PAUSE
一時停止
ボタン
)12~15, 37
6INT/EXT
インターナル/エクスターナル
, PLAY/STOP
演奏/停止
ボタン )25, 37
7ZONE EDIT
ゾーンエディット
, PAGE
ページ
, PART
パート
ボタン )17, 26, 38
8ASSIGNABLE 1
アサイナブル 1
ボタン )22
9ASSIGNABLE 2
アサイナブル 2
ボタン )22
bk EDIT
エディット
, TEMPO
テンポ
ボタン )18, 27, 38
bl MASTER CONTROL
マスターコントロール
, CARD PLAYER
カードプレーヤー
,
LOAD/SAVE
ロード/セーブ
ボタン )6, 32, 37
bm PARAMETER SELECTOR
パラメーターセレクター
(TRANSPOSE
トランスポーズ
/A)ボタン
)17, 26
bn PARAMETER SELECTOR
パラメーターセレクター
(BEND RANGE
ベンドレンジ
/B)ボタン
)17, 26
bo PARAMETER SELECTOR
パラメーターセレクター
(BRILLIANCE
ブリリアンス
/C)ボタン
)17, 26
bp PARAMETER SELECTOR
パラメーターセレクター
(EQ ON/OFF
イコライザー オン/オフ
/D)ボタン
)17, 26
bq 液晶画面
br TONE
トーン
, REGISTRATION
レジストレーション
ボタン )6, 12, 31
bs FUNCTION
ファンクション
ボタン )34
bt w/NO
いいえ
, q/YES
はい
ボタン )12, 31
ck PIANO
ピアノ
, 1ボタン )11, 31
cl ELEC PIANO 1
エレクトリック ピアノ 1
, 2ボタン )11, 31
cm ELEC PIANO 2
エレクトリック ピアノ 2
, 3ボタン )11, 31
cn CLAVI/VIBES
クラビ/ビブラフォン
, 4ボタン )11, 31
co ORGAN
オルガン
, 5ボタン )11, 31
cp STRINGS/ENSEMBLE
ストリングス/アンサンブル
, 6ボタン )11, 31
cq GUITAR/BASS
ギター/ベース
, 7ボタン )11, 31
cr OTHERS/GM
その他/ GM 音色
, 8ボタン )11, 31
cs LAYER
レイヤー
, EXIT
エグジット
ボタン )13, 34
ct SPLIT
スプリット
, uボタン )13, 34
dk REVERB
リバーブ
, iボタン )16, 34
dl CHORUS
コーラス
, ENTER
エンター
ボタン )16, 34
dm STORE
ストア
, USB DEVICE MODE
USB デバイスモード
ボタン )31, 45
dn SD CARD SLOT
SD カードスロット
)41
do PITCH BEND
ピッチベンド
ホイール )16
dp USB端子 )44
dq MIDI
ミディ
OUT/IN
アウト/イン
端子 )24
dr DAMPER
ダンパー
, SOFT/SOSTENUTO
ソフト/ソステヌート
PEDAL
ペダル
端子 )9
ds 電源端子DC 12V )8
dt LINE OUT
ラインアウト
R, L/MONO端子 )10
ek LINE IN
ラインイン
R, L/MONO端子 )10
el POWER
パワー
ボタン )11
em PHONES
ホンズ
端子 )9
en ペダルコネクター )9
4
全体ガイド
マスターコントロール構成
本機は4つのゾーン(UPPER 1/UPPER 2/LOWER 1/LOWER 2)を使って内部音源(INT)および外部MIDI機器(EXT)をコント
ロールすることが可能な、MIDIマスターキーボードです。1つのゾーンは内部音源の1パートと、外部MIDI機器の1チャンネルを
同時にコントロールします(INT/EXTともにONの場合)
各ゾーンのコントロール対象(INT/EXT)は、ボタン6(INT/EXT)で自由にON/OFFすることができます。またゾーンエディット
(26ページ)を使うことで、各ゾーン個別に内部音源や外部MIDI機器のコントロールに関する詳細な設定が実行可能です。
内部音源については、DSPの選択/設定や音色編集などによる音づくりが、ゾーンエディットで実施できます。音づくり後の信号
は集約され、コモンパラメーター(17ページ)で調整可能なイコライザーを経て出力されます。
4つのゾーンのうち現在どのゾーンが使用できるかは、LAYERとSPLITのオン、オフ状態によって決まります。詳しくは「2つ以
上の音色を同時に鳴らす(レイヤー、スプリット)(12ページ)および「演奏に使用するゾーンを決める」(24ページ)をご参照
ください。
PX-3Sの構成
CHORUS
REVERB
ACOUSTIC
RESONANCE
WAVE
GENERATOR
EFFECT
3
EFFECT
2
EFFECT
1
X 36
DSP
X 2
EQUALIZER
DSP Acoustic Resonance Send
DSP Reverb Send
DSP Bypass
Thru
Part
DSP
DSP Chorus Send
Chorus Send
Reverb Send
Acoustic Resonance Send
Output
B
全体ガイド
5
音源構成
本機の音源は、各ゾーンに対応する4つのパートに加え、MIDIファイル再生用の16パートと、MIDI入力を受けたときにマルチ
ティンバー音源として動作する16パートの合計36パートで構成されます。
各パートはそれぞれ次のポートとMIDIチャンネルに対応します。
ポート0 (手弾き用パート)
※1 MIDI OUTチャンネルはゾーンエディット(26ページ)の設定によります。
ポート1 (MIDIファイル再生用パート)
ポート2 (MIDI IN用パート)
上記のポート0、ポート1から出力されるMIDIメッセージは、単一のMIDIポートからまとめて送信されます。ポート別に送信す
ることはできません。
パート番号 MIDIチャンネル パート名
1 IN:- - / OUT:01-16※1 Upper1
2 IN:- - / OUT:01-16※1 Upper2
3 IN:- - / OUT:01-16※1 Lower1
4 IN:- - / OUT:01-16※1 Lower2
パート番号 MIDIチャンネル パート名
17 IN:- - / OUT:01 Song01
32 IN:- - / OUT:16 Song16
パート番号 MIDIチャンネル パート名
33 IN:01 / OUT:- - Ext.01
48 IN:16 / OUT:- - Ext.16
6
全体ガイド
本機には「MASTER CONTROLモード」「CARD PLAYERモード」の2つの主要モードがあります。これらのモード内に「TONE
モード」「REGISTRATIONモード」があります。
「MASTER CONTROLモード」は、本機を単体で演奏したり、MIDIマスターキーボードとして利用するための、基本モードです。
コモンパラメーター(17ページ)とゾーンパラメーター(26ページ)は、このモードで変更可能です。
「CARD PLAYERモード」はMIDIファイルの再生を行うためのモードです。このモードでは、MIDIファイルの再生に合わせて鍵盤
演奏を行うことができます。また、外部MIDI機器のコントロールも可能ですが、各種パラメーター設定は実行できません。
本機を操作するにあたっては、現在のモードを意識してください。次の点にご留意ください。
電源を入れると、本機は「MASTER CONTROLモード」「TONEモード」に入ります。
ボタンbl(MASTER CONTROL/CARD PLAYER)を押すたびに、「MASTER CONTROLモード」「CARD PLAYERモー
ド」の間で切り替わります。現在どちらのモードにいるかは、ボタンbl(MASTER CONTROL/CARD PLAYER)のランプの
位置でわかります。
ボタンbr(TONE/REGISTRATION)を押すたびに、「TONEモード」「REGISTRATIONモード」の間で切り替わります。現在
どちらのモードにいるかは、ボタンbr(TONE/REGISTRATION)のランプの位置でわかります。
本書では通常、電源オン直後の状態「MASTER CONTROLモード」「TONEモード」が、各操作手順の開始点になっていま
す。操作がうまくいかないと感じたときは、本機を一度「MASTER CONTROLモード」「TONEモード」に戻すことをお勧め
します。操作中の状態を破棄して良い場合は、電源を入れ直すと良いでしょう。
各章見出しの右端には、その章で行う操作が可能な主要モード(MASTER CONTROLモードとCARD PLAYERモードのいず
れか片方または両方)が記してあります。
モードについて
TONEモード
REGISTRATIONモード
MASTER CONTROLモード
TONEモード
REGISTRATIONモード
CARD PLAYERモード
MASTER CONTROLモード時に点灯
CARD PLAYERモード時に点灯
TONEモード時に点灯
REGISTRATIONモード時に点灯
全体ガイド
7
本機では、各種設定の内容を電源を切った後も保存したり、
タンをロックして誤操作を防いだりすることができます。
しくは36ページの「バックアップ」「パネルロック」をご参
照ください。
本機のデータや設定などシステムの内容をすべて初期化し
て、工場から出荷したときの状態に戻すことができます。
1.
本機の電源を切ります。
2.
ボタンbr
TONEbs
FUNCTIONを両方一緒
に押しながら、ボタンel
POWERを押します。
本機の電源が入り、システムの初期化をしばらく行っ
た後に、演奏できる状態になります。
電源のオンオフ操作については、11ページ「電源を入れる」
をご参照ください。
「安全上のご注意」と併せてお読みください。
設置上のご注意
本機を次のような場所に設置しないでください。
直射日光のあたる場所、温度の高い場所。
極端に温度の低い場所。
ラジオや、テレビ、ビデオ、チューナーに近い場所(これら
を近くに置いた場合、本機には特に障害はありませんが、
近くに置いたラジオやテレビの側に雑音や映像の乱れが
起こることがあります)
設定による音のひずみについて
本機はDSPやイコライザーの機能を内蔵しています。これ
らの機能を使って内蔵音色にさまざまな効果をかけるこ
とが可能ですが、設定によっては音にひずみが生じること
があります。
本機のお手入れについ
お手入れにベンジン、アルコール、シンナーなどの化学薬
品は使わないでください。
鍵盤などのお手入れは柔らかな布を薄い中性洗剤液に浸
し、固く絞ってお拭きください。
付属品・別売品
付属品や別売品は、本機指定のものをご使用ください。指定以
外のものを使用すると、火災・感 電けがの原因となることが
あります。
ウエルドライン
外観にスジのように見える箇所がありますが、これは、樹脂成
形上の“ウエルドライン”と呼ばれるものであり、ヒビやキズ
ではありません。ご使用にはまったく支障ありません。
音のエチケット
楽しい音楽も時と場合によっては気になるものです。特に静
かな夜間には小さな音でも通りやすいものです。周囲に迷惑
のかからない音量でお楽しみください。窓を閉めたり、ヘッド
ホンを使用するのもひとつの方法です。お互いに心を配り、
い生活環境を守りましょう。
本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、
万一ご不明な点や誤りなど、お気付きの点がございました
らご連絡ください。
本書の一部または全部を無断で複写することは禁止され
ています。また、個人としてご利用になるほかは、著作権法
上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。
本書および本機の使用により生じた損失、逸失利益または
第三者からのいかなる請求についても当社では一切その
責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
本書の内容に関しては、将来予告なく変更することがあり
ます。
設定内容の保存と、
操作のロックについて
工場出荷時の状態に戻すには
ご使用上の注意
8
電源について
本機は、電源として家庭用電源を使用します。
ご使用後は、必ず電源を切ってください。
本機に付属のACアダプター(JEITA規格極性統一形プラグ
付き)を使用してください。他のACアダプターを使用すると
故障の原因になることがあります。
本機付属ACアダプターの型式AD-A12150LW
ACアダプターの接続には、下図のように付属の電源コード
をご使用ください。
【背面部】
コードの断線防止のため、次の点にご注意ください。
<使用時>
コードを強く引っ張らない
コードを繰り返し引っ張らない
コードの根元部分を折り曲げない
<移動時>
本体を移動させるときには、必ずACアダプターをコンセ
ントから外す
<保管時>
コードは図のようにACアダプター本体に巻き付けず、
束ねてまとめる
本機指定のACアダプター(JEITA規格極性統一形プラグ
付き)は、本機にのみご使用ください。他の機器への接続は
絶対に行わないでください。故障の原因となります。
ご家庭のコンセントや本機からACアダプターを抜き差し
するときは、必ず電源を切ってから行ってください。
ACアダプターは長時間ご使用になりますと、若干熱を持
ちますが、故障ではありません。
付属の電源コードは、本製品以外の電気機器には使用しな
いでください。
付属のACアダプターについて
本ACアダプターは、使用機器の近くのコンセントに差込
んで使用するようにし、不具合時にはコンセントからすぐ
に取り外せるようにしてご使用ください。
本ACアダプターは屋内使用専用です。水滴のかかる場所
に置かないでください。また、水の入った花瓶などを本AC
アダプターの上にのせないでください。
本ACアダプターは、湿気のないところで保管してくだ
さい
本ACアダプターを新聞紙やテーブルクロス、カーテンな
どで覆わないようにしてください。
本ACアダプターを長い間お使いにならないときには、
コンセントから取り外しておくようにしてください。
本ACアダプターは、修理することができません。
本ACアダプターの使用環境: 温度0~40℃
湿度10%~90%RH
出力形式&
ACアダプターの使い方
ACアダプター電源端子DC 12V
家庭用電源(100V)
電源コード
9
接続について
接続の際は、つまみ1(VOLUME)を絞っておき、接続後、
適切な音量に調節してください。
【左側面部】
別売(CP-16)あるいは市販のヘッドホンをPHONES端子に
接続します。耳の保護のために音量を上げすぎないようにご
注意ください。
本機には、ダンパーペダル用とソフト/ソステヌートペダル
用の2つのペダル端子があります。
PEDAL端子について
ペダル(SP-3)を目的に応じて、PEDAL端子のDAMPER
たはSOFT/SOSTENUTOに接続します。両方の端子を同時
に使用したい場合は、別売品のペダルをご利用ください。
【背面部】
ペダルをソフト/ソステヌートペダル端子につないだ場
合には、切り替え式でどちらか一方の効果を使用すること
ができます。設定方法については、35ページの「ペダルアサ
イン」をご参照ください。
【各ペダルの働き】
● ダンパーペダル
演奏中にこのペダルを踏むと、鍵盤で弾いた音の余韻が非常
に長くなります。
ピアノ音色を選んでいる場合は、実際のグランドピアノで
ダンパーペダルを使っているときのような共鳴効果(ア
コースティックレゾナンス)もかかります。アコース
ティックレゾナンスは音色ごとに調整することが可能で、
ピアノ音色以外であってもこの効果を使うことができま
す。詳しくは35ページの「アコースティックレゾナンス」
および30ページの「アコースティックレゾナンスセンド」
を参照ください。
● ソフトペダル
演奏中にこのペダルを踏むと、ペダルを踏んでから鍵盤で弾
いた音が弱まるだけでなく、音色が柔らかく聴こえる効果が
得られます。
● ソステヌートペダル
このペダルを踏んだ時点で押さえている鍵盤の音だけ、ペダ
ルを離すまで余韻が長くなる効果が得られます。
ペダルコネクターについて
ペダルコネクターには、別売のペダルユニット(SP-32)をご
利用ください。よりグランドピアノに近い、表現力豊かなペダ
ル演奏が楽しめます。
SP-32は、ダンパーペダルを途中まで踏んで軽く効果をか
ける「ハーフペダル」にも対応しています。また、ペダルを
途中まで踏み込んだときにかかるペダル効果の度合いを
調節できます。設定方法は、35ページの「ハーフペダルの効
果」をご参照ください。
SP-32を使用するときは、別売品の専用スタンドCS-67P
が必要です。
ヘッドホンを接続するには
ペダルを接続するには
PHONES端子
別売(CP-16)あるいは市
販のヘッドホン
ミニプラグ
PEDAL端子
SP-3
ペダルコネクター
底面部】
10
接続について
本機の音は、LINE OUT R(右チャンネル出力)LINE OUT
L/MONO(左チャンネル出力)端子をキーボードアンプ等と
接続して、スピーカーから出力します。LINE OUTからの出力
音量は、つまみ1(VOLUME)で調節可能です。
接続の際は、つまみ1(VOLUME)(接続する機器側にも
音量調節があればそちらも)絞っておき、接続後、適切な音
量に調節してください。
接続に際しては、接続機器の取扱説明書も合わせてお読み
ください。
音を楽器用アンプに出力するに(図1
本機を楽器用アンプ(モノラル)1台に接続する場合は、市販
の接続コードでLINE OUT L/MONOとアンプを図1のよう
に接続してください。LINE OUT L/MONOだけにコードを
接続すると、左右両チャンネルの音がこの端子から混合して
出力されます。
音をオーディオ機器に出力するには(図2
市販の接続コードで図2のように接続してください。通常は
オーディオ機器のインプットセレクターを、接続した端子
(AUX IN等)に切り替えます。
オーディオ機器からの音を入力するには
(図3
本機のLINE IN Rからの入力はLINE OUT Rへ、LINE IN L/
MONOからの入力はLINE OUT L/MONOへ、それぞれ出力
されます。接続には、相手の機器の出力端子に応じた、市販の
接続コードをご利用ください。LINE IN L/MONOだけに
コードを接続した場合は、LINE IN L/MONOからの入力が
LINE OUT RとLINE IN L/MONOの両方から出力されます。
LINE IN RLINE IN L/MONOからの入力は、LINE OUT
RLINE OUT L/MONOにそのまま出力されます。本機の
VOLUMEつまみの影響は受けません。
付属品や別売品は、必ず本機指定のものをご使用ください。
定以外のものを使用すると、火災・感 電けがの原因となるこ
とがあります。
● 付属品の一覧と、別売品のご案内については48ページをご
参照ください。
別売品については、店頭の製品カタログでより詳しい情報
がご覧になれます。
http://casio.jp/emi/catalogue/
オーディオ機器やアンプと接続
する
INPUT 1
INPUT 2
オーディオアンプのAUX IN等
ピンプラグ
LEFT(白)
標準プラグ
ギターアンプ
キーボードアンプ等
標準ジャック
テープレコーダー
MIDI音源
RIGHT(赤)
付属品別売品について
11
音色を選んで演奏する MASTER CONTROL
1.
ボタンel(POWER)をオフの状態にして、本機に
ACアダプターを接続します。
ACアダプターの接続については「電源について」
(8ページ)をご参照ください。
2.
つまみ1(VOLUME)をMIN方向に回し、音量を
しぼっておきます。
3.
「接続について」(9ページ)を参照し、本機にヘッ
ドホンやアンプなどを接続します。
4.
電源を入れるには、ボタンel(POWER)を押し
ます。
液晶画面に次のような表示が現れ、ピアノの音で演奏
できます(初期設定時)
電源を切るには、再度ボタン
el
(POWERを押します。
電源を入れている間にバックアップの操作を行わない限
りは、電源を切ると本機は初期状態(または前回最後に
バックアップを実行したときの状態)に戻ります。音色の
選択状態や各種の設定状態を、電源を切った後も保存した
い場合は、バックアップ(36ページ)またはレジストレー
ション(31ページ)の操作を行ってください。
1.
ボタン7(PART)を押したまま、ボタン6
(PLAY/STOP)を押します。
デモ曲が演奏されます。
デモ曲は全部で4曲あります。ボタンbtwqを押
すと、前後の曲の先頭から演奏が開始されます。音色
グループのボタンckcnを押して、曲を切り替えるこ
ともできます。
デモ曲の演奏に合わせて本機の鍵盤演奏を行うこと
ができます。ただし、音色選択などのボタン操作はで
きません(上記のボタン操作のみ可能です)
2.
デモ曲の演奏を中止するにはボタン6(PLAY/
STOP)を押します。
本機は250種類の音色(うち10種類はドラムセット)を内蔵
しています。音色は、音色グループボタン(下図)に対応した
8つのグループに分かれています。音色は、グループとグルー
プ内の番号を指定して選びます。
ここでは、全鍵域を使って1種類の音色を鳴らす場合の操作
を説明します。
音色を選ぶには
1.
「音色リスト」(50ページ)を参照し、鳴らしたい
音色のグループと番号を確認します。
2.
ボタンblMASTER CONTROL)の上側のラン
プが点灯していることを確認します。
上側のランプが点灯していない場合は、ボタンbl
(MASTER CONTROL)を押して上側のランプを点
灯させます。
3.
ボタンcs(LAYER)ct(SPLIT)のランプが両方
とも消灯していることを確認します。
消灯していない場合は、ボタンcs(LAYER)
ct(SPLIT)を押して両方とも消灯させます。
4.
ボタン4(UPPER 1)のランプが点灯していない
場合は、ボタン4(UPPER 1)を押してランプを
点灯させます。
電源を入れる
左側面部】
ボタンel
オフの状態 オンの状態
デモ曲を聴く
音色(トーン)を選ぶ
12
音色を選んで演奏する
5.
ボタンbr(TONE)の上側のランプが点灯している
ことを確認します。
上側のランプが点灯していない場合は、 ボタンbr
(TONE)を押して上側のランプを点灯させます。
6.
ボタンckcr(音色グループ)を押して、グループ
を選びます。
押したボタンのランプが点灯します。
7.
ボタンbtwqで音色を選びます。選んだ音色
で、鍵盤演奏をお楽しみください。
:“ORGAN”グループの“002 Jazz Organ 2”を選ん
だ場合
wqを一緒に押すと、グループ内の001番に切り替わ
ります。
wqの片方を押し続けると、連続的に高速で番号が切り
替わります。
ボタンbs(FUCTION)を押したままwまたはqを押す
と、10番単位で番号が切り替わります。
2つの音色をミックスして鳴らしたり(レイヤー)鍵盤を左
右に分けてそれぞれ異なる音色で演奏したり(スプリット)
ることができます。レイヤーとスプリットを組み合わせて使
うことも可能です。
鍵盤を使って内蔵音色を鳴らす方法のバリエーションは、
のとおりです。
● 鍵盤全体で1つの音色を鳴らす(11ページ)
UPPER 1ゾーンだけを使います。
● 鍵盤全体で2つの音色を重ねて鳴らす(13ページ)
UPPER 1ゾーンとUPPER 2ゾーンを同時に使います。
● 鍵盤を左右に分けて、それぞれの鍵域で異なる1音色を
鳴らす(13ページ)
UPPER 1ゾーンとLOWER 1ゾーンを同時に使います。
● 鍵盤を左右に分けて、それぞれの鍵域で異なる2音色を
重ねて鳴らす(14ページ)
UPPER 1、UPPER 2、LOWER 1、LOWER 2の4つのゾー
ンを同時に使います。
● 鍵盤を左右に分けて、片方の鍵域では1音色を鳴らし、もう
片方の鍵域では2音色を重ねて鳴らす(15ページ)
4つのゾーンを同時に使いますが、ゾーンを1つだけINT
OFFにして、内部音源との接続を切ります。下図は、
LOWER 2をINT OFFにした場合の例です。
点灯
音色番号 音色名
2つ以上の音色を同時に鳴らす
(レイヤー、スプリット)
UPPER 1
UPPER 1 INT ON
LAYER OFF
SPLIT OFF
UPPER 1
UPPER 2
UPPER 1/2 INT ON
LAYER ON
SPLIT OFF
LOWER 1 UPPER 1
UPPER 1/LOWER 1 INT ON
LAYER OFF
SPLIT ON
LOWER 1 UPPER 1
LOWER 2 UPPER 2
UPPER 1/2 INT ON
LOWER 1/2 INT ON
LAYER ON, SPLIT ON
LOWER 1 UPPER 1
UPPER 2
UPPER 1/2, LOWER 1 INT ON
LOWER 2 INT OFF
LAYER ON, SPLIT ON
音色を選んで演奏する
13
MASTER CONTROL、CARD PLAYERのどちらのモー
ドでも、ゾーンごとの音色を選ぶことができます。ただ
し、CARD PLAYERモードで各ゾーンの音色を選ぶ場
合、一部の操作や動作(ランプの点灯状態)がMASTER
CONTROLモード時とは異なります。
ここでは、MASTER CONTROLモードで各ゾーンの音色
を選択する操作を説明します。CARD PLAYERモードで
の音色選択については、「CARD PLAYERモードで各ゾー
ンの音色を選ぶには」(39ページ)をご参照ください。
レイヤーやスプリットを使って2つ以上の音色を同時に鳴
らすとき、各ゾーンの音量バランスを調整したり、ゾーン
単位でオクターブシフトしたり、音色にかけるエフェクト
をゾーンごとに詳細に設定したりすることができます。
定可能なパラメーターや操作について詳しくは、「ゾーン
エディット」(26ページ)をご参照ください。
2つの音色を重ねるには(レイヤー)
1.
「音色リスト」(50ページ)を参照し、重ねて鳴らし
たい2つの音色(UPPER 1ゾーン、UPPER 2ゾー
ンの音色)のグループと番号を確認します。
2.
ボタンcs(LAYER)ct(SPLIT)のランプが両方
とも消灯していることを確認します
片方または両方が点灯している場合は、ボタンcs
(LAYER)ct(SPLIT)を押して両方とも消灯させ
ます。
3.
ボタン4(UPPER 1)を押してランプを点灯さ
せ、UPPER 1ゾーンの音色を選びます。
音色の選び方については、「音色を選ぶには」(11ペー
ジ)をご参照ください。
4.
ボタンcs(LAYER)を押して、ランプを点灯させ
ます。
このときボタン4(UPPER 1)のランプが消灯し、
わりにボタン5(UPPER 2)のランプが点灯します。
この状態でUPPER 2ゾーンの音色を選ぶことができ
ます。
5.
UPPER 2ゾーンの音色を選びます。
6.
鍵盤を弾いて、音色の重なり具合を確認します。
ボタン4(UPPER 1)を押すとUPPER 1ゾーンの音
色を、ボタン5(UPPER 2)を押すとUPPER 2ゾーン
の音色を、いつでも選び直すことができます。
7.
レイヤーを解除するには、再度ボタンcs
(LAYER)を押してランプを消灯させます。
左右に分けた鍵域に異なる音色を割り当てるには
(スプリット)
1.
「音色リスト」(50ページ)を参照し、各鍵域に割り
当てたい2つの音色(UPPER 1ゾーンLOWER 1
ゾーンの音色)のグループと番号を確認します。
2.
ボタンcs(LAYER)ct(SPLIT)のランプが両方
とも消灯していることを確認します。
片方または両方が点灯している場合は、ボタンcs
(LAYER)ct(SPLIT)を押して両方とも消灯させ
ます。
3.
ボタン4(UPPER 1)を押してランプを点灯さ
せ、UPPER 1ゾーンの音色を選びます。
音色の選び方については、「音色を選ぶには」(11ペ
ジ)をご参照ください。
UPPER 1
UPPER 2
点灯
点灯
点灯
消灯
LOWER 1 UPPER 1
点灯
14
音色を選んで演奏する
4.
ボタンct(SPLIT)を押して、ランプを点灯させ
ます。
このときボタン4(UPPER 1)のランプが消灯し、
わりにボタン2(LOWER 1)のランプが点灯します。
この状態でLOWER 1ゾーンの音色を選ぶことがで
きます。
5.
LOWER 1ゾーンの音色を選びます。
6.
左右の手で鍵盤を弾いて、各鍵域の音色を確認し
ます。
ボタン4(UPPER 1)を押すとUPPER 1ゾーンの音
色を、ボタン2(LOWER 1)を押すとLOWER 1ゾー
ンの音色を、いつでも選び直すことができます。
7.
スプリットを解除するには、再度ボタンct
(SPLIT)を押してランプを消灯させます。
スプリット使用時のUPPER 1ゾーン、LOWER 1ゾーンの
音の分け目(スプリットポイント)を指定することができ
ます。スプリットポイントの初期設定はF#3です。
指定の操作は「スプリットポイントを設定するには」
(14ページ)をご参照ください。
スプリットポイントを設定するには
1.
液晶画面に次の表示が現れるまで、ボタンct
(SPLIT)を押し続けます。
2.
スプリットポイント(UPPER 1ゾーンの左端)
したい鍵盤1つを押します。
押した鍵盤に対応する鍵盤名が、液晶画面に表示され
ます。
ボタンbtwqを使ってスプリットポイントの鍵
盤名を変更することもできます。
3.
設定を終了するには、ボタンct(SPLIT)を押し
ます。
レイヤーとスプリットを同時に使うには
1.
「音色リスト」(50ページ)を参照し、UPPER 1、
UPPER 2、LOWER 1、LOWER 2の各ゾーンに
割り当てたい音色のグループと番号を確認しま
す。
2.
ボタンcs(LAYER)ct(SPLIT)のランプが両方
とも消灯していることを確認します。
片方または両方が点灯している場合は、ボタンcs
(LAYER)ct(SPLIT)を押して両方とも消灯させ
ます。
3.
ボタン4(UPPER 1)を押してランプを点灯さ
せ、UPPER 1ゾーンの音色を選びます。
音色の選び方については、「音色を選ぶには」(11ペ
ジ)をご参照ください。
消灯
点灯
点灯
LOWER 1ゾーン
スプリット
ポイント
UPPER 1ゾーン
スプリットポイントの鍵盤名
LOWER 1 UPPER 1
LOWER 2 UPPER 2
点灯
音色を選んで演奏する
15
4.
ボタンcs(LAYER)を押して、ランプを点灯させ
ます。
ボタン5(UPPER 2)のランプが点灯します。この状
態で、UPPER 2ゾーンの音色を選ぶことができます。
5.
UPPER 2ゾーンの音色を選びます。
6.
ここでいったんボタンcs(LAYER)を押して、
ランプを消灯させます。
7.
ボタンct(SPLIT)を押して、ランプを点灯させ
ます。
ボタン2(LOWER 1のランプが点灯します。この
状態で、LOWER 1ゾーンの音色を選ぶことができ
ます。
8.
LOWER 1ゾーンの音色を選びます。
9.
再度ボタンcs(LAYER)を押して、ランプを点灯
させます。
ボタン3(LOWER 2のランプが点灯します。この
状態で、LOWER 2ゾーンの音色を選ぶことができ
ます。
10.
LOWER 2ゾーンの音色を選びます。
11.
左右の手で鍵盤を弾いて、各鍵域の音色を確認し
ます。
各ゾーンの音色を変更したい場合は、随時、次の操作
を行います。
12.
レイヤーとスプリットを解除するには、ボタンcs
(LAYER)とボタンct(SPLIT)を押して、両方の
ランプを消灯させます。
レイヤーとスプリットの同時使用中に左右どちらか片方
の鍵域だけ2音色を重ねずに1音色だけにしたい場合は、
を鳴らしたくないゾーンをINT OFFにします。例えば
UPPER 1、UPPER 2、LOWER 1の3つのゾーンだけを鳴
らし、LOWER 2ゾーンは鳴らさない場合は、次の操作を行
います。
ボタン4(UPPER 1)ボタン5(UPPER 2)ボタン2
(LOWER 1)またはボタン3(LOWER 2)を押すと、
したキーのランプが点灯し、他のキーのランプは消灯しま
す。このとき、押したボタンに対応するゾーンの音色名が
画面に表示され、そのゾーンの音色が変更できる状態にな
ります。ただし、鍵盤を押したときにどのゾーンの音が鳴
るかは、レイヤーとスプリットのオン/オフ状態によって
決まります。
ボタン6(INT/EXT)は、各ゾーンがコントロールする対
(INT = 内部音源、EXT = 外部MIDI機器)を指定するた
めのボタンです。INT側(左側)のランプが内部音源コント
ロールのオン/オフ、EXT側(右側)のランプが外部MIDI機
器コントロールのオン/オフの設定状態を、それぞれ表し
ます。このボタンの操作について詳しくは、「本機をMIDI
マスターキーボードとして使う」(24ページ)をご参照く
ださい。
点灯
点灯
消灯
点灯
点灯
点灯
点灯
このゾーンの音色を
変更するにはこの操作を行う
UPPER 1ゾーン ボタン4(UPPER 1)を押してから、音色
を選び直す。
UPPER 2ゾーン ボタン5(UPPER 2)を押してから、音色
を選び直す。
LOWER 1ゾーン ボタン2(LOWER 1)を押してから、音色
を選び直す。
LOWER 2ゾーン ボタン3(LOWER 2)を押してから、音色
を選び直す。
1.
ボタン
3
(LOWER 2)を押して、ランプを点灯させます。
2. ボタン6(INT/EXT)を2回押して、INT側(左側)のラン
プを消灯させます。
LOWER 1 UPPER 1
UPPER 2
点灯
消灯
16
音にエフェクトをかける MASTER CONTROL
CARD PLAYER
本機はリバーブ4種とコーラス4種を備えており、専用ボタン
でいつでもオン/オフを切り替えることができます。
ボタンdk(REVERB)を押すたびに、リバーブのオン/オフ
が切り替わります。オンのときはボタンの上のランプが点
灯し、オフのときは消灯します。
ボタンdl(CHORUS)を押すたびに、コーラスのオン/オフ
が切り替わります。オンのときはボタンの上のランプが点
灯し、オフのときは消灯します。
音色によっては、初期設定ではコーラスをオンにするだけ
ではコーラスの効果はかかりません。これは、初期設定で
はコーラスセンドが0に設定されているためです。コーラ
スをかけたい場合は、使用するゾーンのコーラスセンドの
値を変更してください。詳しくは「エフェクト設定」(30
ページ)をご参照ください。
リバーブやコーラスのオン/オフは全ゾーン共通ですが、
リバーブセンド、コーラスセンドはゾーン別に設定するこ
とができます。詳しくは「エフェクト設定」(30ページ)をご
をご参照ください。
リバーブのタイプを変更するに
1.
液晶画面に次の表示が現れるまでボタンdk
(REVERB)を押し続けます。
2.
ボタンbtwqでタイプを選びます。
1Room、 2Hall、 3Large Hall、 4Stadiumの中
から選択できます。
3.
設定を終了するには、ボタンdk(REVERB)を押し
ます。
コーラスのタイプを変更するには
1.
液晶画面に次の表示が現れるまでボタンdl
(CHORUS)を押し続けます。
2.
ボタンbtwqでタイプを選びます。
1Light Chorus、 2Chorus、 3Deep Chorus、
4Flangerの中から選択できます。
3.
設定を終了するには、ボタンdl(CHORUS)を押
します。
ホイールdo(PITCH BEND)を手前や奥に回す
と、回した量に応じて音の高さを変化させるこ
とができます。奥に回すと音程が上がり、手前
に回すと音程が下がります。ホイールから手を
離すと中央に戻り、本来の音程に復帰します。
電源を入れるときは、ホイールを回さないよ
うにしてください。
ホイールによる音程の可変範囲を変更することができま
す。詳しくは「ベンドレンジ」(18ページ)をご参照ください。
音にリバーブやコーラスを
かける
ピッチベンドホイールで
音の高さを変える
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コモンパラメーターを設定する MASTER CONTROL
コモンパラメーターにはトランスポーズ、ベンドレンジ、イコライザーなど、本機全体に関わるパラメーターが含まれます。また、
ASSIGNABLEボタンに割り当てる機能の設定も含まれます。
コモンパラメーターの設定は、電源を入れたときにすぐに表示される「コモンメニュー」を使って行います。
コモンメニューは5ページあり、ボタン7(PAGE)でページめくりができます。
コモンメニューの各ページには、ボタンbm(A)~ボタンbp(D)に対応した最大4つのパラメーターが含まれています。
操作パネルの左上部の一覧表“COMMON PARAMTER”で、コモンメニューの各ページ、A~Dの各ボタンに対応した
パラメーターを参照できます。
コモンパラメーターの操作
コモンメニュー
ページ
パラメーター名
設定値
18
コモンパラメーターを設定する
コモンパラメーターの設定値を変更するには
1.
ボタンblMASTER CONTROL)の上側のラン
プが点灯していることを確認します
上側のランプが点灯していない場合は、ボタンbl
(MASTER CONTROL)を押して上側のランプを点
灯させます。
2.
ボタン7(ZONE EDIT)のランプが消灯している
ことを確認します。
点灯している場合は、ボタン7(ZONE EDIT)を押し
続け、ボタンのランプが消灯したら離します。
3.
ボタン7(PAGE)を押して、設定値を変更したい
パラメーターが含まれるコモンメニューのページ
を表示します。
: 2ページ目を表示した場合
ボタン7(PAGE)を押すたびに、次ページに移動でき
ます。
4.
設定値を変更したいパラメーターに応じて、ボタ
bm(A)~ボタンbp(D)のいずれかを押します。
押したボタンに対応するパラメーターの設定値が強
調表示されます([ ]が【 】に変わります)これは、
その設定値が変更できる状態であることを示します。
: ボタンbo(C)を押した場合
ボタンbm(A)~ボタンbp(D)のいずれかを押し続ける
と、そのボタンに対応するパラメーター名が省略され
ていない状態でポップアップ表示されます
(例“LoMdG”“LowMid Gain”
5.
ボタンbkEDIT wqで設定値を変更します。
wqを一緒に押すと、初期設定値に戻ります。
wqの片方を押し続けると、連続的に高速で設定
値を変更できます。
パラメーターごとの設定値の意味や設定範囲など詳
細は、「コモンパラメーター詳細」(18ページ)をご参
照ください。
6.
他のパラメーターの設定値を変更したい場合は、
同様に手順3~5の操作を行います。
コモンパラメーターの設定値を変更した後で電源を切ると、
変更は保持されず、すべての設定値が初期化されます。変更後
の設定状態を保存したい場合は、次のいずれかの操作を行っ
てください。
次回電源オン時に現在の設定状態に復帰したい場合は、
バックアップの操作を行ってください。詳しくは「バック
アップ」(36ページ)をご参照ください。
次回電源オン時に現在の設定状態に復帰する必要はない
が、後日この設定状態を呼び出したい場合は、レジスト
レーションを使って設定状態をメモリーに保存してくだ
さい。詳しくは「レジストレーション」(31ページ)をご参
照ください。
ここでは各コモンパラメーターの意味内容、設定値の範囲、
期値を示します。
各パラメーター名の後の“1-A”のような表示は、コモンメ
ニュー上の位置(1-Aであれば、1ページ目のAボタンに対
応)を表します。
各パラメーター説明の後に記載されている数値や名前が、
設定値の範囲を表します。アスタリスク*はパラメー
ターごとの初期値を表します。
一般設定
鍵盤全体の音の高さ(調)を半音単位で上下させます。
-12~0*~12半音
ピッチベンドホイールによる音程の可変範囲を設定します。
0~2*~12半音
音の明るさを調節します。数値を大きくするほど明るく硬い
感じの音になり、小さくするほどまろやかな柔らかい感じの
音になります。
-3~0*~3
点灯
コモンパラメーター詳細
トランスポーズ 1-A Transpose (Trnsp)
ベンドレンジ 1-B Bend Range (BendR)
ブリリアンス 1-C Brilliance (Brila)
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Casio PX-3S 取扱説明書

タイプ
取扱説明書