Fujitsu AU-HM560K2, AU-HM710K2 インストールガイド

  • こんにちは!この富士通ゼネラルのルームエアコン据付説明書に関するご質問にお答えします。この説明書には、安全な設置手順、配管接続方法、電気配線、そしてリモコンの設定方法などが詳しく説明されています。冷媒R32の使用や、設置場所の選定に関する注意点なども記載されていますので、お気軽にご質問ください!
  • 冷媒は何を使用していますか?
    設置場所の選定で注意すべき点は?
    配管接続の際に注意することは?
    ドレン排水管の設置方法は?
9383489037-02
据付説明書
室内ユニット
(一方向天井埋め込みカセット形エアコン マルチフロータイプ)
工事業者様用
ルームエアコン
このエアコンは、地球のオゾン層を破壊しない、
冷媒 R32 を使用しています。
家庭用エアコン(冷媒 R32)には GWP (地球温暖化係
数) が 675 のフロン類が封入されています。地球温暖
化防止のため、移設・修理・廃棄等にあたってはフロ
ン類の回収が必要です。
1
1. 安全上のご注意(必ずお守りください)
据付作業を行う前に、必ず本据付説明書をよく読んでくだ
さい。
本据付説明書に記載されている警告および注意事項には
安全を守る上で重要となる情報が含まれています。これら
の警告および注意事項を必ず守ってください。
本据付説明書は、取扱説明書とともにお客様へお渡しくだ
さい。その際、将来の移設または修理等に備え、大切に保
管していただくよう伝えてください。
絵表示の意
味は次の通
りです。
この絵表示は
してはいけない
「禁止」内容です。
この絵表示は、必
ず実行していただ
「強制」内容です。
警告
取り扱いを誤った場合、死亡または重傷を負
うおそれがあるもの。
据付工事は工事業者に依頼して、本据付説明書に従っ
て実施してください。
誤った据付を行うと、水漏れや感電、火災等の重大な
事故を引き起こすおそれがあります。
据付説明書の指示を遵守せずにユニットの据付を
行った場合、メーカー保証は無効とされます。
作業がすべて完了するまでは、電源を入れないでくだ
さい。
作業の完了前に電源を入れた場合、感電や火災等の重
大な事故の原因となるおそれがあります。
作業中に冷媒が漏れた場合は、換気を行ってください。
冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生します。
電気工事は、電気工事士の資格を持っている人が「電
気設備に関する技術基準」「内線規程」および据付説
明書に従って施工し、必ず専用回路を使用してくださ
い。電源回路容量不足や施工不備があると、感電、火
災などの原因になります。
緊急の場合を除き、運転中に室外ユニットのメイン
ブレーカーおよびサブブレーカーを切らないでくださ
い。コンプレッサーの故障や水漏れを引き起こすおそ
れがあります。ブレーカーを切る場合は、最初にコ
トロールユニット、コンバーター、または外部入力装
置を操作して室内ユニットを停止させてから行ってく
ださい。このとき、室内ユニットの停止操作は必ずコ
ントロールユニット、コンバーター、または外部入力
装置によって行うようにしてください。ブレーカーの
設計時には、ユーザーが日常の作業時に操作できない
場所にブレーカーを配置するよう留意してください。
梱包材は安全な方法で廃棄してください。お子さまが
遊ばないよう、梱包袋は細かく破って廃棄してくださ
い。そのままの袋の状態でお子さまが遊びに使用する
と、誤って窒息する危険があります。
注意
取り扱いを誤った場合、軽傷を負うおそれま
たは物的損害を生じるおそれがあるもの。
エアコンを使用する、またはエアコンの据付工事を行
う際には、事前に安全上の注意事項をよく読んでおい
てください。
据付作業をお客様ご自身で行わないでください。
本ユニットの据付工事は、必ず冷媒の取り扱い資格を
持つ方が行ってください。また、据付場所に適用され
る各種の規則および法律を遵守してください。
据付工事は、据付場所において有効とされる規則およ
びメーカーの指示事項を遵守して行ってください。
本ユニットは、ルームエアコンを構成するセットの一
部です。単独で据付を行ったり、メーカーによって承
認されていない装置とともに使用したりすることは
できません。
目次
1. 安全上のご注意(必ずお守りください) .................. 1
1.1. 冷媒R32使用時の注意 ..................................... 2
2. 本製品について ..................................................... 2
2.1. 標準付属部品 .................................................. 2
2.2. 電源仕様......................................................... 2
3. 据付工事 ............................................................... 3
3.1. 据付場所の選定 ............................................... 3
3.2. 据付寸法......................................................... 4
3.3. 室内ユニットの据付 ........................................ 4
4. 配管の接続 ........................................................... 5
4.1. 配管材料の選定 ............................................... 5
4.2. 配管要件......................................................... 6
4.3. フレア接続(配管接続) ..................................... 6
4.4. 断熱処理......................................................... 7
5. ドレン排水管の設置 .............................................. 7
6. 電気配線 ............................................................... 9
6.1. 配線方法......................................................... 9
7. リモコンの接続 ................................................... 11
7.1. 設置場所の選定 ............................................. 11
7.2. リモコンの設置 ............................................. 12
7.3. 設置準備....................................................... 12
7.4. 設置 ............................................................. 13
7.5. 室内ユニットへの接続 ................................... 14
8. リモコンの設定 ................................................... 14
8.1. 初期設定手順 ................................................ 14
8.2. 初回起動時の設定 ......................................... 15
8.3. 初期設定....................................................... 16
8.4. メンテナンス(その他の設定) ....................... 18
9. オプション品の配線 ............................................ 20
9.1. 室内ユニット制御基板のレイアウト ............... 20
10. 機能設定 ............................................................. 20
10.1. 機能の詳細 ................................................. 20
11. 化粧パネルの設置 ................................................ 22
12. 試運転 ................................................................ 22
13. チェックリスト ................................................... 22
14. 異常コード ......................................................... 22
ルームエアコン
据付説明書
9383489037-02
室内ユニット(一方向天井埋め込みカセット形エアコン
マルチフロータイプ)
2
アース(接地)工事は確実に行ってください。アース
線は、ガス管、水道管、避雷針、電話のアース線に接
続しないでください。アースが不確実な場合は、感電
の原因になります。
電源を切った直後には絶対に電子部品に触れないで
ください。感電のおそれがあります。電子部品に触れ
る必要がある場合には、電源を切ってから必ず5分間
待ってからにしてください。
本ユニットにはお客様自身で整備できない部品が含
まれています。修理が必要な場合には必ず工事業者ま
でご相談ください。
引越等で本ユニットの接続を外したり据付を再度
行ったりする必要がある場合は、工事業者までご相談
ください。
ドレン工事は、据付説明書に従って確実に排水するよ
うに配管してください。
室内ユニットのアルミフィンに触らないでください。
1.1. R32使
警告
冷凍サイクルには既定の冷媒以外の物質を入れないでくだ
さい。
冷凍サイクル内に空気が混入すると、サイクル内の圧力が
過度に上昇し、配管が破裂するおそれがあります。
冷媒管の接続部やその他の場所から漏れた冷媒には触れな
いでください。冷媒に直接触れると凍傷を負うおそれがあ
ります。
作業中に冷媒漏れが発生した場合は、ただちに建物の中か
ら避難するとともに、現場を完全に換気してください。
冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生します。
2. 本製品について
2.1. 付属部
警告
据付工事を行う際には、必ずメーカーから供給された部品や
その他の指定品のみを使用するようにしてください。指定品
以外のものを使用した場合、室内ユニットの落下や水漏れ、
感電、火災等の重大な事故を引き起こすおそれがあります。
下記の据付部品が用意されています。必要に応じて使用し
てください。
据付説明書を紛失しないようご注意ください。また、その他の
付属部品も据付工事が完了するまでは廃棄しないでください。
室内ユニット
名称と形状 数量 用途
取扱説明書
1
据付説明書
(室内ユニット)
1
(本書)
据付説明書
(室外ユニット)
1
無線LAN設定
ラベル
1
ケーブルタイ(大)
4
接続配管(大/小)の
固定
ケーブルタイ(中)
1
接続ケーブルとリモ
コンケーブルの結束
プッシュマウントケーブル
タイ
1
接続ケーブルの結束
断熱材(小)
1
室内側配管接続部の
断熱(小)
断熱材(大)
1
室内側配管接続部の
断熱(大)
据付用型紙
CAUTION
1
天井開口と本体位置
確認
ワッシャー
8
ユニットの吊り下げ
断熱材
1
ドレン接続部の断熱
ドレンホース
1
ドレン排水管の接続
VP25(外径Φ32mm)
異径エルボ
継手
1
VP25→VP20へ
ホースバンド
1
ドレンホースの固定
フックワイヤー
1
吸込グリルの吊り下
リモコン
名称と形状 数量 用途
ワイヤード
リモコン
1
ネジ
(M4×16 mm)
2
リモコンの固定
ケーブルタイ(中)
1
リモコンとリモコン
ケーブルの結束
スイッチボックス
固定具
1
2口スイッチボックス
への取り付け
ネジ
(M4 × 10mm)
4
スイッチボックス固
定具の取り付け
シール材(大)
2
リモコン背面への
取付(2口スイッチ
ボックス時のみ)
シール材(小)
2
2.2. 源仕様
室内ユニットの電力は室外ユニットから供給されます。別の
電源から室内ユニットへの電力供給を行わないでください。
警告
電気工事は、電気工事士の資格を持っている人が「電気設
備に関する技術基準」「内線規程」および据付説明書に従っ
て施工し、必ず専用回路を使用してください。
3
2.2.1 ケーブル仕様
推奨ケーブル径
ケーブルタイプ 備考
接続
ケーブル
直径2.0mm VVFケーブル 3芯
リモコン
ケーブル
0.33 ~
1.25mm
2
シース付
ケーブル
ツイストペア
ケーブル 2芯
リモコンケーブルの推奨の最大長は30mです。30mを超える
とノイズ等が発生し、周辺機器に影響を与える可能性があり
ます。
3. 据付工事
据付後の移動は容易でないため、室内ユニットの据付を行う
ときは事前に充分検討し、適切な場所を選定してください。
3.1. 据付所の選
以下の事項に留意しながら、お客様と据付場所を決定してく
ださい。
警告
据付には、室内ユニットの重量を十分支えられる場所を選
んでください。室内ユニットは転倒したり落下したりする
ことがないように確実に固定してください。
注意
下記の場所には据付を行わないでください:
海岸などの塩分濃度の高い場所。
金属部分が劣化し、部品の落下や水漏れを引き起こすおそ
れがあります。
鉱物油が充満していたり、調理場など大量の油の飛散や蒸
気に晒されたりする場所。
プラスチック部分が劣化し、部品の落下や水漏れを引き起
こすおそれがあります。
装置に悪影響を及ぼす物質(硫酸ガス、塩素ガス、酸、ま
たはアルカリ)が発生する場所。
銅管やろう付け部が腐食して、冷媒漏れを引き起こすおそ
れがあります。
可燃性ガスが漏れる可能性があり、炭素繊維や可燃性粉塵、
または揮発性を有する可燃物(シンナー、ガソリン等)が
浮遊する場所。
ガス漏れが発生して室内ユニットの周辺に滞留した場合、
火災を引き起こすおそれがあります。
動物の尿がかかったり、アンモニアが発生したりする可能
性のある場所。
食料の貯蔵や動物の飼育、植物の生育、または精密機器/
美術品の保管等の目的で使用しないでください。
貯蔵または保管したものの品質が損なわれる可能性があり
ます。
可燃性ガスが漏れ出るおそれのある場所には据付を行わな
いでください。
熱源や蒸気、または可燃性ガスの近くでは据付を行わない
でください。
据付は排水が支障のない場所に行ってください。
テレビの受信障害やラジオのノイズを防ぐため、室内ユニッ
、接続ケーブル、およびリモコンケーブルはいずれもテ
レビやラジオの受信機およびアンテナから1m以上離れた場
所に据付してください。
(ただし、1m以上離して据付しても、特定の信号条件下に
おいてはノイズが発生する場合があります。
(1) 室内ユニットは、室内ユニットの重量に耐え得るだけ
の充分な強度を持つ場所に配置してください。
(2) 吸込口および吹出口が塞がれないよう注意し、空気が
部屋全体に行き渡るようにしてください。
(3) 室内ユニットのお手入れを行うのに必要な空間を確保
してください。
(4) 吹き出される空気が部屋全体に均一に流れる場所を選
んでください。
(5) 室外ユニットに接続しやすい場所に配置するようにし
てください。
(6) 接続配管を取り付けやすい場所に配置するようにして
ください。
(7) ドレン排水管を取り付けやすい場所に配置するように
してください。
(8) ノイズや振動が増幅しない場所に配置するようにして
ください。
(9) お手入れなどを行うことを考慮して、十分な空間を確
保しておいてください。また、フィルターの取り外し
が可能な場所に配置するようにしてください。
(10) 電波の干渉による悪影響を防止するため、次の機器か
らはできるだけ離してください。
電子レンジ、無線LAN機器、Bluetooth®対応機器、そ
の他の2.4GHz帯の電波を使用する機器の近く、デジ
タルコードレス電話機、ワイヤレスオーディオ機器、
ゲーム機、パソコンの周辺機器など。
(11) 移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局が運
用されていないこと。
(12) 火災警報器から 1.5m 以上離れた所に設置してくださ
い。
4
3.2. 寸法
天井高は下図の通りとしてください。
側面図
強固で耐久性のある天井
2,100 ~ 3,200 mm
床面
150 mm
以上
260 mm
以上
正面図
150 mm
以上
筐体(底面)と天井板の間の距離
50 mm
* 据付先の天井高に応じて、リモコンで機能設定を行ってく
ださい。
3.3. ット
警告
室内ユニットの据付は、本体の重量の5倍以上の負荷に耐え
ることができ、音や振動の増幅が発生しない場所に行って
ください。据付場所の強度が不十分な場合、室内ユニット
が落下してけがの原因となるおそれがあります。
3.3.1 天井穴および吊りボルトの位置
(1) 天井開口部、吊りボルトのピッチ、室内ユニットおよ
び化粧パネルの位置は下図の通りとしてください。
天井開口部および吊りボルトのピッチ(単位:mm)
1,300 ~ 1,320
(天井開口部)
1,222(吊りボルトピッチ)
460(吊りボ
ルトピッチ)
580
(パネル外形寸法)
530 ~ 550
(天井開口部)
500(ユニッ
ト外形寸法)
1,182(ユニット外形寸法)
58(電装箱)
1,350(パネル外形寸法)
冷媒管およびドレン排水管の位置(単位:mm)
ガス管
液管
ドレン排水管
50
150
227
204
250
85
120
ドレン排水管
(付属のドレンホースを接続)
435
105
65
(2) 吊下げ構造
建物内の十分な強度を備えた構造部を選んで吊下げを行っ
てください。
必要な場合は耐震支持材で吊下げボルトの強度を高め、振
動を防いでください。
使用する吊下げボルトの寸法はM8M10としてください。
3.3.2 吊下げ準備
図示の方法、またはそ
の他の適切な方法に
よって吊下げボルトを
しっかりと締め付けま
す。
吊下げボルトは1本につ
き490 N以上の重量を吊
下げられる場所に取り
付けてください。
ホールインアンカー
ホールインプラグ
コンクリート
挿入
吊下げボルト(M10)
(現地手配)
5
3.3.3 本体の据付
警告
ダブルナットをしっかりと締め付けて本締めを行ってくだ
さい。
本体は必ず水平になるように設置して、本体底部と天井面
までの高さを正しく調整してください。
(1) 付属のワッシャーとナット(現地手配)を吊りボルト
に取り付けます。
(2) 本体を吊りボルトに掛けます。
(3) 本体から天井面までの距離を調整します。
本体の高さの微調整は、化粧パネルの設置後に行うこ
とができます。詳細については化粧パネルの据付説明
書を参照してください。
吊りボルト(現地手配)
ナットA(現地手配)
ナットB(ダブルナット)
(現地手配)
30 mm以上
本体据付後にナットを
締め付ける。
ワッシャー(付属品)
ワッシャー(付属品)
3.3.4 水平の確認
室内ユニットの上面に水準器を置きます。
天井
水準器
ドレンホースが接続されている側に向かってわずかな勾配
を付けます このとき勾配は0 mm 10 mmの範囲に収
まるようにしてください。
ドレンホース
良い例
禁止
10 mm以下
水準器
前面
良い例
禁止
5 mm以下
4. 配管の接続
注意
R410AまたはR32モデルの冷媒以外の物質(油分、水分等)
が配管に入り込まないよう十分注意してください。また、
配管を保管する際には開口部をピンチやテーピング等で
しっかりとシールしてください。
4.1. 配管材料の選
注意
他の冷凍サイクルや冷媒に使用した配管を再使用しないで
ください。
配管は、表面および内部が清潔で、故障の原因となる物質
(硫黄、酸化物、粉塵、切削屑、油分、または水分等)が混
入していないものを使用してください。
配管はJIS H3300」に定める「リン脱酸銅継目無管
(C1220T)」で、内部の付着油量40mg/10m以下を使用して
ください。
潰れや変形、変色(特に内側表面)のある銅管は使用しな
いでください。膨張弁やキャピラリーチューブの詰まりが
発生するおそれがあります。
配管を正しく選ばないと、性能が低下をするおそれがあり
ます。冷媒R32(R410A)を使用するルームエアコンでは、
冷媒R22を使用する場合と比較して高圧になるため、適切
な材料を使用することが重要です。
冷媒R32使用時の銅管の肉厚は表の通りとします。
市場での取り扱いの有無にかかわらず、表内に示されてい
る値よりも細い銅管を使用することはできません。
軟銅管の肉厚(冷媒R32)
配管外径 [mm(インチ)] 肉厚 [mm]
6.35 (1/4") 0.80
9.52 (3/8") 0.80
12.70 (1/2") 0.80
6
4.2. 管要
注意
許容配管長および高低差については、室外ユニット用の据
付説明書を参照してください。
耐水性の断熱材を備えた配管を使用してください。
注意
ガス管、液管ともに必ず断熱処理を行ってください。断熱
処理を行わないと水漏れの原因となるおそれがあります。
120℃以上の熱に耐えることができる断熱材を使用してく
ださい。
また、冷媒管を設置する場所の湿度が70%以上となること
が予測される場合は、さらに冷媒管の周囲に断熱材を配置
してください。このとき、予測される湿度が70 80%で
ある場合は、10mm以上の厚みがある断熱材を使用してく
ださい。
断熱材が定められた厚みに満たない場合、断熱材の表面に
結露が発生するおそれがあります。
4.3. ア接続(配管接続)
警告
指定された締め付け方法に従いながら、トルクレンチを使
用してフレアナットの締め付けを行ってください。指定さ
れた通りの方法で行わないと、フレアナットが一定の期間
が経過した後に破損して冷媒漏れを引き起こし、火気と接
触した場合に有毒ガスが発生するおそれがあります。
4.3.1 フレア加工
R410AまたはR32の配管には、専用のカッターおよびフレア
ツールを使用してください。
(1) パイプカッターを使用して接続パイプを必要な長さに
切断します。
(2) 切削屑等が配管に混入しないように配管を下向きに保
持し、バリを取り除きます。
(3) フレアナット(必ず室内ユニット、室外ユニット付属
のフレアナットを使用してください)を配管に入れて、
フレアツールによるフレア加工を実施します。フレア
ツールについては、R410A または R32 専用のフレアツー
ルまたは従来型のフレアツールを使用します。それ以
外のフレアナットを使用すると、冷媒漏れを引き起こ
すおそれがあります。
(4) ピンチまたはテープで配管を保護し、ほこりや汚れ
水等が入り込むのを防いでください。
L
[L]が均一に広がっているか、割れや
傷がないかチェックしてください。
ダイス
配管
A
B
配管外径
[mm (インチ)]
A寸法 [mm]
B
0
-0.4
寸法 [mm]
R32用フレアツール
(クラッチタイプ)
6.35 (1/4")
0 ~ 0.5
9.1
9.52 (3/8") 13.2
12.70 (1/2") 16.6
従来型のフレアツールでR32用配管のフレア加工を行う場合
は、規定のフレア形状に仕上げられるように、表内に示され
たA寸法(R32専用フレアツール向け)に0.5 mmを加えた寸
法としてください。A寸法の測定には厚さ計を使用します。
対辺距離
配管外径
[mm(インチ)]
フレアナットの対辺
距離 [mm]
6.35 (1/4") 17
9.52 (3/8") 22
12.70 (1/2") 26
4.3.2 配管の曲げ加工
配管を手で曲げて成形するには、誤って潰さないよう注意
してください。
配管を曲げるときは、90°を超えないように注意してくだ
さい。
配管を繰り返し曲げ伸ばしすると材料が硬化して、次第に
曲げ伸ばしが難しくなります。
配管を曲げたり伸ばしたりするのは、3回までとしてくださ
い。
注意
配管の破損を防ぐため、曲げ過ぎないよう注意してください。
配管の同じ箇所を繰り返し曲げると、配管が破損します。
4.3.3 配管の接続
警告
壁穴用パイプは必ず使用してください。壁の構造(メタル
ラス張り、ワイヤラス張り、または金属張りの壁)によっ
ては、壁穴用パイプを使用しないと漏電などの原因となる
ため、法律でその使用が定められています。
注意
配管は、必ず室内ユニットおよび室外ユニットのポートに
正しく接続する必要があります。室内ユニットの配管と接
続配管の中心位置合わせが不適切である場合、フレアナッ
トをスムーズに締め付けることができません。フレアナッ
トを無理に回すとねじ山が損傷します。
室内ユニットの配管に取り付けられたフレアナットは、配
管接続の直前まで取り外さないでください。
フレア加工を行った箇所には冷凍機油を使用しないでくだ
さい。室内ユニットの寿命を縮めるおそれがあるため、冷
凍サイクル内へ冷凍機油が入り込むことがないようにして
ください。
フレアナットを正しく締め付けるために、トルクレンチの
使用時にはグリップ部分を持ってしっかり保持し、配管に
対して直角の状態を維持してください。
壁貫通穴との隙間は必ずパテ埋めしてください。
7
(1) キャップおよびプラグを配管から取り外します。
(2) 配管を室内ユニットの配管の中心に合わせ、フレアナッ
トを手締めします。
接続配管(ガス)
接続配管(液)
(3) 手で十分フレアナットを締めた後、トルクレンチを使
用し、2 丁スパナ方式で規定のトルクで締め付けます。
(フレアナットの締め付けトルクについては下表を参照
してください。
接続配管
トルクレンチ
室内ユニット用配
管(本体側)
2丁スパナ方式で締めてください。
スパナ(固定)
フレアナット
フレアナット
[mm(インチ)]
締め付けトルク
[Nm(kgfcm)]
外径 6.35 (1/4") 16 ~ 18 (160 ~ 180)
外径 9.52 (3/8") 32 ~ 42 (320 ~ 420)
外径 12.70 (1/2") 49 ~ 61 (490 ~ 610)
4.4. 断熱処理
注意
本作業は、必ずガス漏れ検査(室外ユニット用据付説明書
を参照)を行ってから実施してください。
太管(ガス管)と細管(液管)両方の配管に断熱処理を行っ
てください。そうしないと、水漏れが発生するおそれがあ
ります。
ガス漏れ検査を行ったら、断熱材を室内ユニット接続部の2
箇所(ガス管および液管)に巻き付けます。
断熱材を巻き付けたら、両端をビニールテープで塞ぎ、隙間
をなくします。
ケーブルタイ(大)
(付属品)
本体
必ず断熱材を覆いかぶせます。
断熱材
断熱材
(付属品)
隙間がない
ようにする。
注意
断熱処理は室内ユニットの配管接続部付根まで露出がない
よう確実に行ってください。
5. ドレン排水管の設置
警告
ドレン排水管は、硫黄系ガスの発生する下水道に入れない
でください(熱交換器の腐食が発生するおそれがあります)
接続部から水滴が落ちてこないように各パーツの断熱は確
実に行ってください。
施工後には、ドレンホース接続口(透明)とドレン排水管
の先端から正常に排水されているか確認してください。
ドレン排水管の途中に山越えやトラップを作らないように、
下り勾配をつけて施工してください1/100 1/50。水
の流れが悪く排水がスムーズに行われないと、排水管の詰
まりを引き起こすおそれがあります。
一般用硬質塩化ビニル管VP20[外径Φ26 mm] を使用
してください。
配管が長い場合は、1.5m 2m間隔で支持金具を設置して
ください。
エア抜きは行わないでください。
排水が飛び出す可能性があります。
配管の勾配を十分確保できない場
合は、ドレンアップを行ってくだ
さい。
配管サイズ
ドレン
排水管
VP20
(外径Φ26mm)
支持金具
異径ソケット継手(VP25-VP20)
(現地手配)
1.5 m ~ 2 m
VP20(外径Φ26mm)(現地手配)
下り勾配 1/100 ~ 1/50
山越え
止:
トラップ
エア抜き
排水管のドレンアップを行う場合:
排水管の高さは天井から850 mm以内としてください。こ
の範囲を超えたドレンアップを行うと、水漏れの原因とな
ります。
室内ユニットから300 mm以内で、配管を垂直に立ち上げ
ます。
300 mm以内
VP20(外径Φ26mm)
(現地手配)
異径エルボ継手
(VP25-20)(付属品)
850 mm以下
650 mm
以内
水平または
上り勾配(*1)
下り勾配 1/100 ~ 1/50
*1: ドレン排水管内にエアポケットが形成されないよう
、水平または若干の上り勾配でドレンホースを取
り付けてください。エアポケットが発生すると、ド
レンポンプ停止時に排水が逆流して異音が発生する
場合があります。
8
作業手順
(1) 付属のドレンホースを使用し、ホースバンドで固定し
てください。
2
ホースバンド(付属品)
排水口
1
ドレンホース(付属品)
硬質塩ビ管側
(VP25)
ホースバンド
4 mm以下
20 mm
2
ホースバンド
1
ドレンホース
地面に対して水平になる場所で、ホース
バンド
2
を締め付けます。ホースバンド
2
は、図のように必ずドレンホース
1
右側に配置してください。
(2) 漏れがないように、対象部位を接着剤(塩化ビニル系)
で接続してください。
異径エルボ継手(付属品)
①ドレンホース(付属品)
接着剤の塗布
エリア
ドレン排水管
(VP20)(現地手配)
4 mm以下
4 mm以下
注意
本体の排水口に接着剤を塗らないでください。接着剤を使
用すると、損傷や水漏れの原因となるおそれがあります。
付属のホースバンドを使用して、本体の排水口とドレンホー
スを接続してください。
(3) ドレンホース
1
を設置したら、排水に問題がないか確
認します。
注意
ドレンホース
1
に過度な力がかかるのを防ぐため、ホース
を曲げたりねじったりしないでください。水漏れの原因と
なるおそれがあります。
(4) 排水の点検が完了したら、次のステップ 1 3 に従い
ながらドレンホースの断熱材
3
を取り付けます。
ドレンホース
1
やホースバンド
2
との間に隙間がで
きないように、ドレンホースの断熱材
3
をしっかりと
押し込んでください。
3
断熱材(付属品)
隙間がないことを
確認してください。
ステップ1 ~ 3
室内ユニットに断熱材を突き当てます。
ステップ1
室内ユニット
スリット
しっかり押し当てる
しっかり押し当てる
ステップ2
スリット
しっかり押し当てる
断熱材を接続
部に巻き付け
ます。
しっかり押し当てる
ステップ3
しっかり押し当てる
スリット
ドレン工事後の断熱について
同径エルボ(現地手配)
断熱テープ(現地手配)
※断熱材の上から被覆
断熱材
(現地手配)
異径エルボ
(付属品)
ドレンホース(付属品)
ドレンホース断熱材(付属品)
ドレン排水管
(VP20)(現地手配)
仕上げ
室内ユニットとドレンホースの断熱材の間に隙間がないこと
を確認します。
9
排水の点検
図内の位置または吹出口からドレンパンに約1リットルの水
を注ぎます。
異音等の異常がないか、またドレンポンプが正常に機能する
か点検してください。
6. 電気配線
警告
電気工事は、電気工事士の資格を持っている人が「電気設備
に関する技術基準」「内線規程」および据付説明書に従っ
施工し、必ず専用回路を使用してください。電源回路容量不
足や施工不備があると、感電、火災などの原因になります。
作業を開始する前に、いずれのユニットにも電源が供給さ
れていないことを必ず確認してください。
配線を行う際には、指定された種類のケーブルを使用して、
ケーブルからの外力が端子の接点にかかることのないよう
注意しながら確実に接続を行ってください。
接続ケーブルは端子盤へ確実に取り付けてください。不完
全な接続は火災の原因となるおそれがあります。
電装カバーは確実に取り付けてください。
電装カバーを正しく取り付けないと、感電や火災等の重大
な事故を引き起こす可能性があります。
作業にはメーカー指定のケーブルを使用してください。接
続状態が不適切であったり絶縁が不十分であったり、また
は許容される電流定格値を超えると感電や火災を引き起こ
すおそれがあります。
接続ケーブルを改造したり、配線を分岐させたりしないで
ください。接続状態が不適切であったり絶縁が不十分であっ
たり、または許容される電流定格値を超えると感電や火災
を引き起こすおそれがあります。
端子盤の番号および接続ケーブルの色を室外ユニットのも
のと合わせてください。誤った配線を行うと電気部品が燃
焼するおそれがあります。
接続ケーブルは端子盤へ確実に接続してください。また、
ケーブルを配線ホルダーで固定してください。配線やその
先端部に接続の不適切な箇所があると、故障や感電、また
は火災等の事故を引き起こすおそれがあります。
配線押さえでの固定は、必ず接続ケーブルの外装部を押さ
えてください。(絶縁材に擦れ等の損傷が生じると、漏電が
発生するおそれがあります。
漏電しゃ断器を設置してください。このとき、漏電しゃ断
器はすべての交流主電源を同時に遮断できるように留意し
て設置してください。正しく設置しないと、感電や火災の
原因となるおそれがあります。
必ずアース線を接続してください。アースを適切に行わな
いと、感電を引き起こすおそれがあります。
配線作業は適用される規格に準拠するとともに、ルームエ
アコンが安全かつ正常に動作するよう留意して行ってくだ
さい。
注意
アース処理をしてください。
ただし、ガス管、送水管、避雷針、または電話のアース線
にはアース線を接続しないでください。
アースが適切に行われない場合、感電のおそれがあります。
製品を損傷させるおそれがあるため、接続ケーブルをリモ
コンの端子に接続しないでください。
接続ケーブルとリモコンケーブルを束ねないでください
これらのケーブルを束ねると誤動作や故障の原因となりま
す。
制御基板を取り扱うとき、作業者の身体に静電気が帯電し
ていると制御基板の故障の原因となるおそれがあります
このため、下記の注意事項を遵守してください。
室内/室外ユニットにアースを行う。
電源(ブレーカー)を切る。
金属部分に10秒間以上触れて、体内の静電気を放電させる。
制御基板上に実装されている部品およびパターン回路には
触れない。
接続ケーブルはVVFケーブル直径2.0mmを使用してくださ
。より線は絶対に使用しないでください。より線を使用
すると火災の原因になります。
6.1. 方法
6.1.1 接続図
接続ケーブル(室外ユニットへ)
制御ライン
電源供給ライン
リモコンケーブル
リモコン
室内ユニット
6.1.2 ケーブルの準備
接続ケーブル
(むき線部)
15mm
45mm
(絶縁体)
(外装部)
接続ケーブル
(VVFケーブル
直径2.0mm)
接続ケーブルはVVFケーブルを使用してください
10
リモコンケーブル
シース付き
ケーブル
A B
A: 7mm B: 7mm
2口スイッチボックスに取り付ける
場合は、A: 80mm B: 7mmとして
ください。
6.1.3 接続ケーブルの接続方法
接続ケーブルの先端を端子盤に確実に差し込みます。
むき出し部の芯線は、まっすぐにしてむき線部が見えなく
なるまで差し込んでください。
むき出し部の芯線が確実に挿入されているか、確認窓から
確認してください。
確認窓
接続ケーブルの抜きかた
接続ケーブルを抜く場合は、マイナスドライバーで端子盤の
ボタンを押しながら接続ケーブルを引き抜きます。
押す
マイナスドライバー
ボタン
6.1.4 接続配線
注意
据付工事では、接続ケーブルを取り違えることのないよう
に注意してください。
リモコンの配線が他の接続配線に接触しないように配線し
てください。
(1) ドライバを使用して本体底面のネジ 1 本をゆるめ、回
路基板カバーを取り外します。
(2) ネジ 1 本をゆるめ、板金を取り外します。
(3) 下記の通りに配線を行ってください。
制御ライン
電源ライン
接続ケーブル
室外ユニット
(4) 配線が完了したら、配線押さえでケーブルを固定して
ください。
接続ケーブル
配線押さえ
11
7. リモコンの接続
警告
濡れた手で操作しないでください。
濡れた手で触れると、感電する危険があります。
注意
リモコンを使用して室温の検知を行う場合は、以下の条件
に従ってリモコンの設置を行ってください。リモコンを適
切な場所に設置しないと正しい室温の検知ができず、エア
コンが正常に作動しても冷えない、暖まらない等の異常が
発生する場合があります。
空調管理された部屋の平均温度になっている場所。
ドアの開閉等によって流れ込んだ室外の空気の影響を受
けにくい場所。
エアコンから吹き出される空気に直接あたらない場所。
直射日光の当たらない場所。
その他の熱源の影響を受けにくい場所。
以下に該当する場所には設置できません。
熱源や蒸気、可燃ガスの付近。火災が発生するおそれが
あります。
鉱物油が充満していたり、調理場など大量の油の飛散や
蒸気に晒されたりする場所。プラスチック部品が劣化し
て、部品の落下につながるおそれがあります。
電磁干渉が起こる装置がある場所。制御システムの故障
を引き起こし、動作異常の原因となるおそれがあります。
十分な換気状態を確保できない、あるいは雨や直射日光
に当たる場所。
スイッチを先の尖ったもので触れないでください。けがや
故障、感電の原因になります。
直接水に触れないようにしてください。故障や感電、発熱
等の原因になります。
リモコン本体には液体を含む容器等を置かないでくださ
い。発熱や火災、感電等の原因になります。
7.1. 場所の選
7.1.1 部品の寸法と名称
リモコン本体 単位:mm
9 × 4.5
6 × 4.5
12.5 × 4.5
20.4
(a) (b) (c) (d)
120
30
33
23
15.3
83.5
120
45.3
63.5
* 本製品はビットマップフォント(制作/開発(株)リコー)を使用し
ています。
(a) 室温センサー
(b) 運転/停止ボタン
モニター画面表示中にのみ操作できます。
(c) LEDランプ
(d) タッチパネルディスプレイ
モニター画面
ホーム画面です。
10分以上操作がない場合はこの
画面に戻ります。(未保存の設定
内容はキャンセルされます
だし、下記の場合を除きます。
データ送信中
機能設定中
加熱除菌の利用を推奨する画面
26.0
°C
26.0°C
10:00
(a) (d)
(e)
(f)
(g)
(h)
(i)
(b)
(c)
(d)
(a) 設定温度温度を設定します。取扱説明書を参照してく
ださい。
(b) リモコングループ名称8.3.5項を参照してください。
(c) 運転モード運転モードを設定します。取扱説明書を参
照してください。
(d) 状態アイコン取扱説明書を参照してください。
(e) 現在時刻8.3.2項を参照してください。
(f) 風量風量を設定します。取扱説明書を参照してくださ
い。
(g) 室内温度7.1.2項および8.3.6項を参照してください。
(h) メニュー各種設定を行います。
(i) 状態室内ユニットの状態と異常を確認します。
7.1.2 室温検知場所の設定
注意
リモコンの温度センサーは壁付近の温度を検知するため
室温と壁面温度が異なる場合には、センサーが室温を正し
く検知できない場合があります。特に、センサーを設置し
ている壁面の外側が外気に接している場合、室内外の温度
差が顕著な時には室内ユニットの温度センサーを使用して
室温の検知を行うことをおすすめします。
室温の検知は、室内ユニットに
搭載された温度センサーから検
知する方法と、リモコンを使用
して検知する方法から選択する
ことができます。
据付場所に最適な検知場所を選
択してください。
室内ユニットの
センサー(内臓)
リモコンのセンサー
(内蔵)
リモコンセンサーを使用する場合は設定が必要です。8.3.6
項「リモコンセンサー設定」を参照してください。
7.1.3 設置スペース
リモコンを壁に埋め込まないでください。
推奨されるリモコンの設置高さは、1.4 m(床面からリモコ
ン底部まで)です。
スイッチボックスに設置するか、壁面に設置するかに関わ
らず、リモコンを設置する際には次の図に示すスペースを
必ず確保してください。十分なスペースが確保されないと、
リモコンセンサーの誤検知が発生したり、リモコンの取り
外しが難しくなったりする場合があります。
12
30以上
位:mm
220以上*
30以上
* ケースを取り外すためにマイナスドライバーを差し込むの
に十分なスペースを確保してください。
7.2. リモコ
警告
必ず付属品および指定された施工部品を使用してください。
また、設置部品の状態を確認してください。指定された部
品を使用しないと、落下、水漏れ、感電、火災等を引き起
こします。
設置を行う際には、リモコン本体の重さに耐えられる場所
、横転したり落下したりしないように確実に取り付けて
ください。
設置時には、近くにお子さまがいないことを確認してくだ
さい。けがや感電が発生する危険があります。
設置作業の開始前には、リモコン本体および接続先の電源
を切ってください。電源は設置作業が完了するまで入れな
いでください。感電または火災の危険があります。
作業には付属品または指定された接続ケーブルを使用して
ください。指示のない限り、接続ケーブルの加工を行ったり、
延長ケーブルを使用したり、あるいは個別の分岐配線を使
用したりしないでください。感電や火災等を引き起こすお
それがあります。
リモコンケーブルは端子盤へしっかりと確実に接続してく
ださい。また、ケーブルに外力が加わっていないか確認し
てください。リモコンケーブルは、指定された配線材で構
成されたものを使用してください。中間接続や挿入部分の
固定が不完全な状態の場合、感電や火災等を引き起こすお
それがあります。
リモコンケーブルを接続するときは、背面ケースがしっか
りと固定されるように引き回しを行ってください。背面ケー
スの固定が不完全な場合、火災や端子の過熱の原因となる
おそれがあります。
ケーブルタイでの固定は、必ず接続ケーブルの外装部を押
さえてください。絶縁体を押さえると、漏電が発生するお
それがあります。
注意
本説明書で指示されていないかぎり、DIPスイッチの切替を
行わないでください。指定されている場合以外でスイッチ
の切替を行うと、事故や故障の原因となるおそれがあります。
基板や基板部品を直接手で触らないでください。けがや感
電のおそれがあります。
前面ケースのネジを外した際には、ケースが落下しないよ
う注意してください。けがをするおそれがあります。
画像の乱れやノイズの発生を防ぐため、リモコンケーブル
はテレビやラジオから1 m以上離れた場所に配線してくだ
さい。
各端子盤の名称を確認し、本説明書の指示に従いながら配
線接続を実施してください。誤った配線を行うと、電子部
品が損傷し、発煙や火災を引き起こすおそれがあります。
コネクタの接続は確実に行ってください。コネクタがゆる
んだ状態で取り付けられると、故障や発熱、火災、または
感電を引き起こすおそれがあります。
リモコンケーブルおよび通信ケーブルをまとめて束ねるの
は絶対にやめてください。これらのケーブルを一緒に束ね
ると動作異常を引き起こすおそれがあります。
接続ケーブルを電磁波の発生源の近くに敷設しなければな
らない場合は、シールドケーブルを使用してください。使
用しないと、破損または故障につながるおそれがあります。
7.3. 置準備
7.3.1 前面ケースを取り外す
リモコンのケースを開くときは、前面ケースからコネクタ
を取り外してください。コネクタを取り外さずに前面ケー
スをぶら下げた状態で放置すると、ケーブルが損傷するお
それがあります。
前面ケースを取り付けるときは、コネクタを前面ケースに
元通りに接続してください。コネクタの脱着時には、ケー
ブルを損傷させないよう注意してください。
マイナスドライバーを使用してツメ(2箇所)を外し、前面ケー
スと背面ケースを分離します。
前面ケースを
軽く持ち上げ
てください。
マイナスドライバー
ツメ(2箇所)
背面ケース
前面ケース
接続ケーブルのコネクタを前面ケースのコネクタから外しま
す。
前面ケース
(裏側)
背面ケース
コネクタ
13
7.3.2 DIPスイッチの設定
注意
DIPスイッチの設定は、必ず絶縁ドライバを使用して行って
ください。DIPスイッチに素手で触れるのはやめてください。
前面ケース(裏側)
DIPスイッチをONに設定
OFF ON
ON
製品を使用する前に必ずDIPスイッチを「ON」にしてください。
そうしないと、主電源を再度入れたときにメニュー画面で設
定したデータが消失し、誤動作を引き起こすおそれがあります。
[DIPスイッチ]
内蔵バッテリーによるバックアップ機能の作動/停止を行
います。
バッテリーの消耗を防ぐため、工場出荷時にはOFFになっ
ています。
7.4. 設置
注意
外部配線をつたって水分が内部に入り込むことがないよう
に配線してください。必ず配線にトラップを設けるか、そ
の他の適切な対策を講じるようにしてください。そうしな
いと、故障や感電、火災等が発生するおそれがあります。
7.4.1 背面ケースを取り付ける
A. 1口スイッチボックスへ設置する場合:
コネクタ
背面ケース
ネジ(付属品)
ボックス
パテ
トラップ
リモコンケーブルの配線用の穴をパテでシー
ルします。
B. 2口スイッチボックスへ設置する場合:
コネクタ
背面ケース
ネジ(付属品)
ボックス
パテ
トラップ
リモコンケーブルの配線用の穴をパテでシー
ルします。
ネジ
(付属品)
ネジ
(付属品)
スイッチボックス
固定具(付属品)
2口スイッチボックスへ設置する場合は、リモコン裏面に
シール材(付属品)を貼付してから、ネジ止めしてください。
リモコン裏面
シール材(大)
(付属品)
シール材(小)
(付属品)
C. 壁に直接設置する場合:
リモコンケーブルの配線用の穴をパテでシー
ルします。
トラップ(リモコンケーブル)
コネクタ
背面ケース
ネジ
壁面
パテ
トラップ
D. ケーブルを壁面上に引き回す場合:
背面ケース
エポキシパテ
ケーブルカバー
(厚さ1 mm以上)
切除
7.4.2 リモコンケーブルの接続
注意
リモコンケーブルをリモコン用端子盤に接続するときは
指定されたネジの締め付けトルクを遵守してください。ネ
ジを締めすぎると端子盤の破損につながるおそれがありま
す。
ケーブルタイの締めすぎに注意してください。ケーブルが
破損するおそれがあります。
締め付けトルク
M3ネジ 0.5 ~ 0.6 N・m(5 ~ 6 kgf・cm)
接続ケーブルの外装部をケーブルタイ(中)で固定します。
ケーブルタイ(中)は、ケーブルに30 Nの力がかかっても端
子接続部に引張力が伝達されることがないように、しっかり
と締め付けてください。
本体内でケーブル外装部の上からケーブルタイ(中)で固定
することができるフレキシブルケーブルを使用してください。
ケーブルタイ(中)
(付属品)
良い例
禁止
7.4.3 前面ケースを取り付ける
リモコンケーブルのコネクタを前面ケースの
コネクタに接続します。前面ケースの上側を
合わせたら、下側を差し込んでください。こ
の手順通りに取り付けを行わないと、内部部
品が損傷するおそれがあります。
前面ケースの取り付けが完了したら、ケーブ
ルが前面ケースに挟み込まれていないか確認
してください。
(1)
(2
)
14
7.5. ット
注意
リモコンケーブルを室内ユニットへ接続するときは、誤って
室外ユニットまたは電源端子盤に接続しないよう注意してく
ださい。故障の原因となるおそれがあります。
室内ユニットの制御基板上にあるDIPスイッチ(SW1)の切
替を行うときは、必ず室内ユニットの電源を切ってくださ
。電源を入れたまま操作を行うと、室内ユニットの制御
基板が損傷するおそれがあります。
(1) リモコンケーブルの端部を専用の端子盤へ直接接続し
ます。
端子盤
リモコンケーブル
(無極性)
室内ユニット
制御基板
締め付けトルク
M3.5ネジ(リモコン/ Y1、Y2)
1.2 ~ 1.8 N・m
(12 ~ 18 kgf・cm)
(2) リモコンケーブルを下図の穴に通して接続します。
ケーブルをすべて接続したら、接続ケーブルにプッシュ
マウントケーブルタイを取り付け、さらにリモコンケー
ブルをケーブルタイでまとめます。
ケーブルタイ(中)
(付属品)
プッシュマウ
ントケーブル
タイ
(付属品)
Y1、Y2:リモコンケーブル
(3) フックワイヤーを取り付けます。
下図のように、指定位置のネジをゆるめて、フックワイヤー
を取り付けます。
フックワイヤー
(付属品)
(4) ケーブルをすべて接続したら、カバーを戻してネジで
固定します。
内部に虫やほこりが入り込むのを防ぐため、配線の接続ポー
トおよびリモコンの接続ポートはパテで隙間を塞ぎ、保護し
てください。
注意
リモコンケーブルを束ねたり、室内ユニットの接続ケーブ
(室外ユニット接続用)と平行に接続したりしないでく
ださい。誤動作の原因となるおそれがあります。
8. リモコンの設定
8.1. 定手
リモコンの設置作業が完了したら、次の手順で初期設定を
行ってください。
電源投入
初回起動時
の設定
初期設定
完了
必要に応じて以下の設定を行ってください。
初期設定項目 内容
8.3.1 言語設定 日本語/英語を切り替えます。
8.3.2 日時設定 リモコンの日時を設定します。
8.3.3 温度単位設定
摂氏 ℃ /華氏°Fの切り替えをし
ます。
8.3.4 無線LAN接続設定 無線LANの設定をします。
8.3.5 リモコングループ
名称設定
8.3.6 リモコンセンサー
設定
室温制御をリモコンセンサ―
に切り替えます。
8.3.7 代表室内ユニット
設定
8.3.8 パスワード設定
(管理者用)
パスワードを変更します。
8.3.9 表示項目設定
フィルターサイン/室内温度の
表示有無を切り替えます。
8.3.10 リモコン親子設定
8.3.11 室内機表示番号設定
※の項目は本製品では設定不要です。
その他の設定項目 内容
8.4.1 異常履歴 異常の履歴を表示します。
8.4.2 設定状況一覧 設定状況の一覧を表示します。
8.4.3 フィルターサイン
リセット
フィルターサインをリセット
します。
8.4.4 バージョン
リモコンのバージョンを表示
します。
8.4.5 試運転 試運転を行います。
8.4.6 リモコンアドレス
設定
8.4.7 室内ユニットアドレ
ス確認
8.2.1 電源投入 .................................. 15
8.2.2 言語設定 .................................. 15
8.2.3 日付と時刻 ............................... 15
8.2.4 温度単位設定 ........................... 15
8.2.5 パスワード初期設定.................. 15
15
8.4.8 室内機機能設定
室内ユニット制御に使用する
機能を設定します。
8.4.9 サービス用
パスワード変更
サービス用パスワードを変更
します。
8.4.10 初期化 リモコンを初期化します。
※の項目は本製品では設定不要です。
設置が完了したら、試運転を実施してエアコンが正常に動
作することを確認してください。その後、お客様に操作方
法を説明してください。
8.2. 初回起動時の設
8.2.1 電源投入
注意
配線を再確認してください。配線に不備があると、故障を
引き起こすおそれがあります。
初めて起動するときは、以下の設定画面が表示されます。こ
のとき設定した項目は後からも変更が可能です。
エラー画面が表示された場合はすべての
電源を切り、接続部を点検してください。
問題が解消したら、再度電源を入れてく
ださい。
01
「アドレスを正しく設定してください
と表示された場合は[閉じる]をタッチ
すると「リモコンアドレス設定」画面
8.4.6項を参照)が表示されます。設定
が完了したら、リモコンを再起動してく
ださい。
( :XX.X)
8.2.2 言語設定
1.
使用する言語をタッチします。
[決定]をタッチすると、「日付と時刻」
画面が表示されます。
English
8.2.3 日付と時刻
1.
[日付と時刻]画面の[日付]をタッチします。「日付」画面
が表示されます。
2.
[ ]または[ ]をタッチして、年、月、および日の設定を
行います。
[決定]をタッチすると、「日付と時刻」画面に戻ります。
1. 2.
2019/01/01
10:00
10:00
12:00-11:59
149
10:00
2019
3.
「日付と時刻」画面の[時刻]をタッチします。「時刻」画
面が表示されます。
4.
[ ]まは[ ]をタッチして、時間、分、およびAM/PM
の設定を行います。[決定]をタッチすると、「日付と時刻」
画面に戻ります。
5.
「日付と時刻」画面で[決定]をタッチすると、「温度単位
設定」画面が表示されます。
3. 4. 5.
2019/09/14
10:00
10:00
12:00-11:59
10:00
AM
8 40
2019/09/14
08:40
08:40
12:00-11:59
8.2.4 温度単位設定
1.
[℃ ]またはF]をタッチして選択し
[決定]をタッチします。
°C
°F
2.
「温度単位設定」画面で[決定]をタッチ
すると「パスワード初期設定」画面
が表示されます。
8.2.5 パスワード初期設定
1.
[切(住居用)]をタッチして選択し、[決
定]をタッチします。
「8.3.8 パスワード設定」の「設定変更」
を選択したときに示される初期値は
業務用または住居用によって異なりま
す。下表を参照してください。
( )
(
)
機能 業務用 住居用
入タイマー 設定なし 設定なし
切タイマー 設定なし 設定なし
消し忘れ防止タイマー 設定 設定なし
ウィークリータイマー 設定 設定なし
温度自動復帰 設定 設定なし
温度範囲制限設定 設定 設定なし
省エネファン設定 設定 設定なし
初期設定 設定 設定なし
メンテナンス 設定 設定なし
2.
初回起動時の設定が完了すると、モニ
ター画面が表示されます。本リモコン
のホーム画面です。
10:00
16
8.3. 初期設
必要に応じて、下記の設定および確認を行ってください。
本リモコンには2種類のパスワードがあ
ります。
1つは管理者向けパスワード、そしても
1つは工事業者向けパスワード(サー
ビス用パスワード)です。
管理者向けパスワードは、本リモコンの
設置に関連する設定には使用できませ
。一方で、サービス用パスワードは
本リモコンすべての設定に使用すること
ができます。
0
CL
5
1
6
2
7
3
8
4
9
「パスワード(サービス用)確認」画面が表示されたら
パスワード(サービス用パスワード)を入力して[決定]を
タッチします。工場出荷時のパスワードは「0000」(4桁)
です。
1.
モニター画面の[メニュー ]をタッチします。「メニュー」
画面が表示されます。
2.
[次ページ]または[前ページ]をタッチすると画面を切り
替えることができます。[初期設定]をタッチします。
1. 2.
10:00
ᴫᴞᴘᴈ
ഏᴥᴷᴈᴔᴶ
ᴥᴷᴈᴔᴶ
1/ 3
ᴪᴞᴅᴈ
᫘Ӽᚨܭ
ࣛᢘൢ්
ᴫᴞᴘᴈ
ഏᴥᴷᴈᴔᴶ
ᴥᴷᴈᴔᴶ
2/ 3
ᴪᴞᴅᴈ
ཎഷᚨܭ
И஖ᚨܭ࿢ؾᚨܭ
ᴋᴀᴈᴐᴰᴈᴘᴊᴧᴈ
ᚨܭ
Эᴥᴷᴈᴔᴶ
3.
[次ページ]または[前ページ]をタッチすると画面を切り
替えることができます。設定したい項目にタッチします。
1/ 3
2/ 3
3/ 3
8.3.1 言語設定
1.
「初期設定」画面の[言語設定]をタッチします。「言語設
定」画面が表示されます。
使用する言語をタッチします。使用する言語を選択した
ら[決定]をタッチして、「初期設定」画面に戻ります。
8.3.2 日時設定
1.
「初期設定」画面の[日時設定]をタッチ
します。「日付設定」画面が表示されま
す。
[日付と時刻]または[表示形式設定]
タッチして選択します。
[戻る]をタッチすると、「初期設定」画面に戻ります。
日付と時刻
1.
「日時設定」画面の[日付と時刻]をタッチします。「日付
と時刻」画面が表示されます。
設定方法については、「8.2.3 日付と時刻」を参照してく
ださい。必要な設定をすべて終えたら[決定]をタッチし
て「日時設定」画面に戻ります。
表示形式設定
1.
「日時設定」画面の[表示形式設定]をタッチします。「表
示形式設定」画面が表示されます。
2.
「表示形式設定」画面の[日付表示形式]をタッチします。
「日付表示形式」画面が表示されます。
3.
表示形式をタッチして選択します。[決定]をタッチする
と、「表示形式設定」画面に戻ります。
4.
「表示形式設定」画面の[時刻表示形式]をタッチします。
「時刻表示形式」画面が表示されます。
2. 3. 4.
10:00
12:00–11:59
10:00 10:00
12:00–11:59
5.
表示形式をタッチして選択します。[決定]をタッチする
と「表示形式設定」画面に戻ります。
6.
「表示形式設定」画面の[決定]をタッチして、「日時設定」
画面に戻ります。
5. 6.
0:00–11:59
0:00–23:59
12:00–11:59
10:00
10:00
12:00–11:59
8.3.3 温度単位設定
1.
「初期設定」画面の[温度単位設定]をタッチします。「温
度単位設定」画面が表示されます。
[℃ ]または[°F]をタッチします。温度単位を選択したら
[決定]をタッチして、「初期設定」画面に戻ります。
8.3.4 無線LAN接続設定
1.
「初期設定」画面の[無線LAN接続設定]
をタッチします。「無線LAN設定」画面
が表示されます。
お客様が無線LANの機能をご利用にな
る際に、設定が必要となります。詳し
くは取扱説明書をご覧ください。
[戻る]をタッチすると「初期設定」画
面に戻ります。
8.3.5 リモコングループ名称設定
1.
「初期設定」画面の[リモコングループ名称設定]をタッ
チします「リモコングループ名称設定」画面が表示さ
れます。
「リモコングループ名称設定」画面について
該当するキーをタッチして、名
称を入力します。[決定]をタッチ
すると「確認」画面の表示後に
「初期設定」画面に戻ります。
UVW
XY
Z./
_–
ABC
DE
FGH
IJ
KLM
NO
0–9
PQR
ST
ABCDEFGHIJKL│
(a)
(b)
(d)
(e)
(f)
(c)
(a) 入力エリア入力した文字数が上限に達すると、右端に
「オーバー」が表示されます。
(b) 文字キー:使用したい文字が表示されるまで同じキー
をタッチしてください。
(c) 定型文キー:[リビング、ダイニング、キッチン、寝室、
子供室、洋室、和室、書斎、個室、ホール、ファミリールー
ム、ガレージ、階、廊下、事務所、会議室、応接室、部屋、
室、前、側、エントランス、出口、東、西、南、北、]が登録
されています希望の文言が表示されるまで[定型文]
キーをタッチしてください。
(d) 空白キー
(e) 消去(後退)キー
(f) カーソルキー
17
8.3.6 リモコンセンサー設定
* 本機能を使用する場合は、「8.4.8室内機機能設定」の機能
設定42(室温センサーの切替)が「両方」(01)に設定さ
れている必要があります。
1.
「初期設定」画面の[リモコンセンサー
設定]をタッチします「リモコンセン
サー設定」画面が表示されます。
リモコンセンサーを使用する場合は
[使用する]をタッチします[決定]
タッチすると、「初期設定」画面に戻り
ます。
8.3.7 代表室内ユニット設定
1.
「初期設定」画面の[代表室内ユニット
設定]をタッチします。サービス用パ
スワードを入力し[決定]をタッチする
と「代表室内ユニット設定」画面が表
示されます。「戻る」をタッチすると、
「初期設定」画面に戻ります。
8.3.8 パスワード設定(管理者用)
管理者パスワードの設定または変更を行います。
1.
「初期設定」画面の[パスワード設定]をタッチします。「パ
スワード設定」画面が表示されます。その後、「パスワー
ド設定」画面で[パスワード変更]をタッチします「パ
スワード変更」画面が表示されます。
2.
現在のパスワードを入力し、[決定]をタッチします。初
期設定のパスワードは「0000」(4桁)です。
3.
新しいパスワードを入力し、[決定]をタッチします。確
認画面で[はい]をタッチすると「パスワード設定」画
面に戻ります。
1. 2. 3.
0
CL
5
1
6
2
7
3
8
4
9
0
CL
5
1
6
2
7
3
8
4
9
4.
「パスワード設定」画面の[
定変更]をタッチします。管
理者パスワードを入力し[
]をタッチすると「設定変
更」画面が表示されます。
5.
「設定変更」画面は3ページあり、画面の切替は[前ページ]
または[次ページ]で行います。
[ ]
[ ]
[ ]
1/ 3
[ ]
[ ]
[ ]
2/ 3
[ ]
3/ 3
[ ]
[ ]
6.
設定したい項目をタッチすると、その項目の設定画面が
開きます。
[設定]をタッチしてから[決定]をタッチすると、「設定変
更」画面に戻ります。必要な項目の設定を終えてから「設
定変更」画面で[決定]をタッチして、「パスワード設定」
画面に戻ります。
7.
「パスワード設定」画面で[戻る]をタッチすると、「初期
設定」画面に戻ります。
6. 7.
8.3.9 表示項目設定
「初期設定」画面で、[表示項目設定]をタッチします「表示
項目設定」画面が表示されます。
フィルターサイン
室内ユニットのフィルター清掃時期にモニター画面にアイコ
ンを表示するには、「表示する」に設定します。
* 本機能を使用する場合は、「8.4.8室内機機能設定」の機能
設定11(フィルターサイン)が「表示なし」(03)以外に
設定されている必要があります。
1.
「表示項目設定」画面の[フィルターサイン]をタッチし
ます。「フィルターサイン」画面が表示されます。
2.
[表示する]または[表示しない]をタッチしてから[決定]
をタッチして、「表示項目設定」画面に戻ります。
1. 2.
[ ]
[ ]
室内温度
リモコンの室温センサーが検知した室内温度をモニター画面
上で表示させるには、[表示する]に設定します。リモコンの
設置場所や輻射熱により、リモコンに表示される室内温度と
設定温度が一致しない場合があります。
3.
「表示項目設定」画面の[室内温度]をタッチします。「室
内温度」画面が表示されます。
4.
[表示する]または[表示しない]をタッチしたら[決定]
をタッチして、「表示項目設定」画面に戻ります。
5.
「表示項目設定」画面で[決定]をタッチして、「初期設定」
画面に戻ります。
3. 4. 5.
[ ]
[ ]
[ ]
[ ]
8.3.10 リモコン親子設定
複数のリモコンが1つのリモコングループまたは1台の室内ユ
ニットに対して設定される場合、その中で「親機」となるリ
モコンを設定する必要があります。リモコンが1台のみの単
独接続の場合、この設定は不要です。リモコンが複数接続さ
れており、最初にいずれかを「親機」に設定すると、残りの
リモコンはすべて「子機」として設定されます。
1台のリモコンのみを「親機」リモコンとして設定してくだ
さい。「親機」以外のリモコンはすべて自動的に「子機」と
して設定されます。「子機」として設定されたリモコンにつ
いては、設定可能な項目が制限されます。
「親機」ユニットによる設定または操作中に「リモコン親子
設定」を実施することはできません。
8.3.11 室内機表示番号設定
初回起動時、リモコンの「個別固定」設定で表示される室内
ユニットの表示番号(ユニットX)は、アドレス値の昇順に
自動的に割振られます。
室内ユニト(の該当するアドレス)の表示は、この設定で指
18
定した表示番号(ユニッX)に従った任意の順序で並べかえ
ることができます。ユーザーと相談の上で、表示番号(ユニ
トX)に対応する室内ユニッ(のアドレス)を決定してください。
1.
「初期設定」画面で[室内機表示番号設定]をタッチします。
2.
サービス用パスワードを入力し[決定]をタッチすると、
「室内機表示番号設定」画面が表示されます。設定メ
ニューが数ページにわたる場合、画面の切替は[前ペー
]または[次ページ]で行います。現在の表示番号(ユ
ニットX)に割り当てられたアドレス(システム―ユニッ
ト)が表示されます。
3.
ユニットをタッチするとアドレス選択画面が表示されま
す。 [
]まは[ ]ボタンを使用して、手順2で選択し
た番号と組み合わせたい室内ユニットのアドレスを選択
してください。
[決定]をタッチすると手順2の画面に戻り、アドレスが
選択された表示番号(ユニットX)に紐づけられて入れ
替わります。希望の表示順になるまで、手順2と3を繰り
返します。
手順2の画面で[戻る]をタッチすると「初期設定」画面
に戻ります。
2. 3.
/
002–01 01–01
1
1/ 1
No.
/
/
002–01 01–01
1/ 1
No.
/
1
8.4. ス(
必要に応じて、下記の設定および確認を行ってください。
1.
モニター画面の[メニュー ]をタッチします。「メニュー」
画面が表示されます。
2.
[次ページ]または[前ページ]をタッチすると画面を切り
替えることができます。[メンテナンス]をタッチします。
パスワード入力画面が表示された場合はサービス用パス
ワードを入力し[決定]をタッチします。
1. 2.
10:00
ᴫᴞᴘᴈ
ഏᴥᴷᴈᴔᴶ
ᴥᴷᴈᴔᴶ
1/ 3
ᴪᴞᴅᴈ
᫘Ӽᚨܭ
ࣛᢘൢ්
...
3/ 3
3.
「メンテナンス」画面が表示されます[次ページ]また
は[前ページ]をタッチして、画面を切り替えます。
1/ 3
2/ 3
3/ 3
8.4.1 異常履歴
1.
「メンテナンス」画面の[異常履歴]をタッチします。「異
常履歴」画面が表示されます。
異常が7件以上ある場合は、[次ページ]または[前ページ]
をタッチしてページを切り替えます。保存可能な異常情
報は32件までです。32件を超える異常情報がある場合、
古いものから順に削除されます。
[戻る]をタッチすると「メンテナンス」画面に戻ります。
2.
異常履歴を削除するには、[全削除]をタッチして、確認
画面で[はい]をタッチします。
1. 2.
11:00
02:53
08:53
11:00
11:00
11:00
1
2019/08/01 002-01 14.1
2
2019/07/30 002-02 14.3
3
2019/07/25 002-02 14.3
4
2019/07/22 002-01 14.1
5
2019/07/22 002-01 14.1
6
2019/07/21 002-01 14.1
1/ 2
AM
AM
AM
AM
AM
AM
No.
8.4.2 設定状況一覧
1.
「メンテナンス」画面の[設定状況一覧]
をタッチします。「設定状況一覧」画面
が表示されます。
[次ページ]または[前ページ]をタッチ
すると、画面を切り替えることができ
ます。
[戻る]をタッチすると、「メンテナンス」
画面に戻ります。
[ ]
[ 0.5 ]
[ ]
[ 0.5 ]
[ ]
[ 30 ]
[ – ]
1/ 5
8.4.3 フィルターサインリセット
1.
「メンテナンス」画面の[フィルターサ
インリセット]をタッチします「フィ
ルターサインリセット」画面が表示さ
れます。
[決定]をタッチしてフィルターサイン
のリセットを行い「メンテナンス」
画面に戻ります。
8.4.4 バージョン
1.
「メンテナンス」画面の[バージョン]を
タッチします。「バージョン」画面が表
示されます。
[戻る]をタッチすると、「メンテナンス」
画面に戻ります。
V000E00P00L00
8.4.5 試運転
設定が完了したら、試運転を行ってください。
1.
「メンテナンス」画面の[試運転]をタッ
チします。サービスパスワードを入力
[決定]をタッチすると「試運転」画
面が表示されます。
[決定]をタッチして「メンテナンス」
画面に戻り、試運転を開始します。
試運転は約60分で終了します。
完了前に試運転をキャンセルしたい場合は、モニター画
面に戻り、運転/停止ボタンを押します。
8.4.6 リモコンアドレス設定
ユニットの初回起動時には、アドレスが自動的に設定され
ます。この場合は、室内ユニットのリモコンアドレスの変
更は行わず、初期設定値(0)のままとしてください。
リモコンアドレスの確認
1.
「メンテナンス」画面の[リモコンアド
レス設定]をタッチします。サービスパ
スワードを入力し[決定]をタッチする
「リモコンアドレス設定」画面が表
示されます。
「現在のアドレス」は[システム―ユ
ニット]として表示されます。このと
「ユニット」の値がリモコンアド
レスを意味します。
[001–01]
[戻る]をタッチすると、「メンテナンス」画面に戻ります。
19
アドレスを手動設定した場合は、この
マークが表示されます。
手動アドレス設定
アドレスに異なる複数の番号を付与する場合に限り、アド
レスの手動設定を行ってください。
室内ユニットのリモコンアドレスの設定を行います。
共通のリモコンケーブルを使用する室内ユニットのリモコ
ンアドレスを、1 ~ 9、およびA(10)~ F(15)を使用し
、重複がないようにセットします。(設定値に0」は使
用しないでください。
1.
「メンテナンス」画面で、[リモコンアドレス設定]をタッ
チします。サービス用パスワードを入力し[決定]をタッ
チすると、「リモコンアドレス設定」画面が表示されます。
[手動アドレス設定]をタッチします「手動アドレス設
定」画面が表示されます。
2.
[ ]または[ ]をタッチして、ユニットのアドレスを設定
します。
[決定]をタッチすると確認画面が表示されるので、[はい]
をタッチし「リモコンアドレスに戻ります。
再度設定を行いたい場合には、「リモコンアドレス設定」
画面で[アドレスリセット]をタッチしてください。
1. 2.
[001–01]
01001
ユニットのアドレスは1 32の範囲で設定することが可能
です。ただし、共通のリモコンケーブルに接続されている
室内ユニットのリモコンアドレスと重複しないようにして
ください。
8.4.7 室内ユニットアドレス確認
室内ユニットのアドレスと位置を確認します。
1.
「メンテナンス」画面の[室内ユニット
アドレス確認]をタッチします。サービ
ス用パスワードを入力し[決定]をタッ
チすると「室内ユニットアドレス確
認」画面が表示されます。
「室内ユニットアドレス確認」画面で
[戻る]をタッチして、「メンテナンス」
画面に戻ります。
1
002–1 01–01
/
/
/
/
/
/
/
1/ 1
No.
8.4.8 室内機機能設定
設置状況に応じて、室内ユニット制御に使用する機能の設定
変更を行います。
この設定を正しく行わないと、室内ユニットの故障を引き起
こすおそれがあります。
リモコンを使用して、設置状況に応じた「室内機機能設定」
を実施してください。
機能設定を開始する前に、機能番号と設定番号の詳細につ
いて「10 機能設定」を参照してください。
1.
「メンテナンス」画面の[室内機機能設定]をタッチしま
す。サービスパスワードを入力し[決定]をタッチすると
「室内機機能設定」画面が表示されます。「室内機機能設
定」画面で[アドレス]をタッチします「アドレス」画
面が表示されます。
2.
[ ]または[ ]で設定を行う室内ユニットのアドレスを選
択します(同時にすべての室内ユニットの設定を行う
には、[全て]をタッチしてください。)[決定]をタッチし
て「室内機機能設定」画面に戻ります。
3.
「室内機機能設定」画面で[機能No.]をタッチします。「機
能No.」画面が表示されます。
1. 2. 3.
[002–01]
[00]
[–]
002–01
[002–01]
[00]
[–]
4.
[ ]または[ ]で機能番号を設定します[決定]をタッチ
して「室内機機能設定」画面に戻ります。
5.
「室内機機能設定」画面で[設定]をタッチします。設定
No.の設定画面が表示されます。
6.
[ ]または[ ]をタッチして、設定No.をセットします。[決
定]をタッチして「室内機機能設定」画面に戻ります。
4. 5. 6.
11
[002–01]
[11]
[–]
03
[002–01]
[11]
7.
[戻る]をタッチして、「メンテ
ナンス」画面に戻ります。
[002–01]
[11]
[03]
8.4.9 サービス用パスワード変更
サービス用パスワードの変更を行います。
1.
「メンテナンス」画面の[サービス用パスワード変更]
タッチします。
現在のパスワードを入力し、[決定]をタッチします。
初期設定のパスワードは[0000](4桁)です。
2.
「サービス用パスワード変更」画面が表示されます。
新しいパスワードを入力し、[決定]をタッチします。確
認画面で[はい]をタッチすると「メンテナンス」画面
に戻ります。
1. 2.
0
0
CL
5
1
6
2
7
3
8
4
9
0
CL
5
1
6
2
7
3
8
4
9
8.4.10 初期化
サービス用パスワードが必要です。
1.
「メンテナンス」画面の[初期化]をタッ
チします。サービス用パスワードを入
力し[決定]をタッチします「初期化」
画面が表示されます。
[決定]をタッチすると、リモコンが初
期化され、自動的に再起動します。そ
の後、各設定を行ってください。
設定済みのリモコンの設置場所を移動させる場合は、初期
化を行ってください。
/