Dell Microsoft Windows 2008 Server R2 仕様

カテゴリー
サーバー
タイプ
仕様

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メモおよび注意
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 注意は、手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損
失の可能性があることを示しています。
___________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2010 Dell Inc. All rights reserved.
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書に使用されている商標Dell™DELL のロゴ、および PowerEdge™ Dell Inc.
標です。Intel
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および Xeon
®
は米国およびその他の国における Intel Corporation
商標です。AMD
®
Advanced Micro Devices, Inc. の登録商標です。Hyper-V
®
Microsoft
®
Windows
®
Windows Server
®
および Windows Vista
®
は、米国またはその他の国にお
ける Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用され
ていることがあります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではあり
ません。
2011 1 Rev.A00
重要情報 63
概要
本書では、Dell PowerEdge システム用 Microsoft Windows Server 2008
R2 での Hyper-V の役割について説明します。特に指示がない限り、本
書の情報は OS のすべてのサービスパックに適用されます。
Windows Server 2008 R2 with Hyper-V は、ハイパーバイザベースの仮
想化ソリューションを含む OS です。
Windows Server 2008 R2 with Hyper-V 機能
Windows Server 2008 R2 with Hyper-V 主に次の点で Windows
Server 2008 Hyper-V よりも機能が拡張されています。
ライブマイグレーション
ダイナミック仮想マシンストレージ
プロセッササポートの拡張
ネットワークサポートの拡張
Windows Server 2008 R2 SP1 以降、追加で 2 つの機能拡張がありました。
ダイナミックメモリ
ホストコンピュータ上のメモリをプールし
て、必要に応じて仮想コンピュータに動的に割り当てることができま
す。仮想コンピュータの現在の負荷に応じて、メモリは動的に追加ま
たは削除されます。動的なメモリ割り当ては、サービスを中断するこ
となく実行されます。
RemoteFX —
リモートユーザー向けに新しい機能セットを提供しま
す。仮想デスクトップ、セッションベースのデスクトップ、およびリ
モートアプリケーションのためにさまざまなメディアに対応した
ユーザー環境が実現されます。
RemoteFX
では、
3D
アダプタおよび
USB
リダイレクションにより、仮想コンピュータユーザーは、機能性
豊かなデスクトップ操作環境を体験できます仮想デスクトップの
3D
シナリオでは仮想コンピュータ内で仮想化された
GPU
(グ
フィックプロセッシングユニットが提供されます
RemoteFX
は、仮想デスクトップとセッションベースのデスクトップの両方で
ユーザーの最適な操作環境に適応するインテリジェントなキャプ
チャ機能および圧縮機能が備わっています。
64 重要情報
サポートされているハードウェア
本項では、Windows Server 2008 R2 With Hyper-V をサポートするため
PowerEdge システムのハードウェア要件について説明します。
メモ: Hyper-V 対応のハードウェアに関する最新情報は、
dell.com/microsoft/virtualization を参照してください。
1 サポートされている Dell システム(搭載プロセッサとソケットの
詳細を含む)
システムのモデル プロセッサ ソケット 備考
PowerEdge R910 Intel 4
PowerEdge R900 Intel 4
PowerEdge R810 Intel 4
PowerEdge R710 Intel 2
PowerEdge R610 Intel 2
PowerEdge R510 Intel 2
PowerEdge R410 Intel 2
PowerEdge R310 Intel 1
PowerEdge R300 Intel 1
Intel Xeon のみ
PowerEdge R210 Intel 1
PowerEdge R210 II Intel 1
PowerEdge R200 Intel 1
Xeon のみ
PowerEdge R905 AMD 4
PowerEdge R815 AMD 4
PowerEdge R805 AMD 2
PowerEdge R715 AMD 2
PowerEdge R515 AMD 2
PowerEdge R415 AMD 2
PowerEdge T710 Intel 2
PowerEdge T610 Intel 2
PowerEdge T410 Intel 2
PowerEdge T310 Intel 1
PowerEdge T300 Intel 1
Xeon のみ
PowerEdge T110 Intel 1
PowerEdge T100 Intel 1
Xeon のみ
PowerEdge T605 AMD 2
PowerEdge T105 AMD 1
66 重要情報
メモ: 最新の BIOS バージョンを support.dell.com からダウンロードしてく
ださい。
メモ: 11 世代以降の PowerEdge 全機種が Hyper-V に対応しています。
Hyper-V をサポートするためのハードウェア
機能を有効にする方法
Hyper-V の設定には、以下のプロセッサ機能が必要です。
Extended Memory 64 Technology
EM64T
データ実行防止(
DEP
メモ: デフォルトでは、DEP はすべての Dell システムの BIOS で有効
に設定されています。
ハードウェアによる仮想化支援機能
Intel-VT または AMD-V
メモ: PowerEdge T105 システムでは、ハードウェアによる仮想化支
援機能はデフォルトで有効に設定されています。
Dell システムでハードウェアによる仮想化支援機能を有効にするには、
次の手順に従います。
1 POST 画面で <F2> を押して、BIOS セットアップを開きます。
2 CPU InformationCPU 情報)画面に移動します。
3 <Enter> を押して Virtualization Technology(仮想化テクノロジ)
移動します。
4 左右の矢印キーを押して、Enabled(有効)を選択します。
5 選択を保存し、BIOS セットアップを終了します。
PowerEdge 6950 AMD 4
PowerEdge 2970 AMD 2
PowerEdge SC440 Intel 1
Xeon のみ
PowerEdge SC1430 Intel 1
Xeon のみ
PowerEdge SC1435 AMD 2
1
プロセッサ ID F48 Intel プロセッサを搭載した PowerEdge 6800/6850 システム
Hyper-V に対応しています。プロセッサ ID 情報を表示するには、起動中に <F2> を押
してシステムの BIOS にアクセスし、CPU InformationCPU 情報)の順に進みます。
1 サポートされている Dell システム(搭載プロセッサとソケットの
詳細を含む) (続き)
システムのモデル プロセッサ ソケット 備考
重要情報 67
Hyper-V のリソース
情報の入手方法は次のとおりです。
Windows Server 2008 R2 with Hyper V
については、
microsoft.com/hyper-v
を参照してください。
Hyper-V in Windows Server 2008 R2
の新機能については、
technet.microsoft.com
を参照してください。
Windows Server 2008 R2
および
Windows Server 2008 R2 Server
Core
Hyper-V
の役割をインストールする手順については
technet.microsoft.com
で『
Hyper-V Getting Started Guide
(は
めに)を参照してください。
Windows Server 2008 Hyper-V
から
Windows Server 2008 R2 with
Hyper-V
へのアップグレードについては、
support.microsoft.com
技術情報
957256
を参照してください。
以下の文書は、technet.microsoft.com で入手できるその他の Hyper-V
関連の文書です。
Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 Getting Started Guide
(はじめに)
Server Core Getting Started Guide
(はじめに)
Hyper-V: Using Live Migration with Cluster Shared Volumes in
Windows Server 2008 R2
Hyper-V
Windows Server 2008 R2
ラスタ共有ボリュームにライブマイグレーションを使用する方法)
Hyper-V: Using Hyper-V and Failover Clustering
Hyper-V: Hyper-
V
とフェイルオーバークラスタリングの使い方)
Hyper-V Planning and Deployment Guide
Hyper-V
の計画と導入
ガイド)
Hyper-V Getting Started Guide
(はじめに)
Getting to Know Hyper-V: A Walkthrough from Initial Setup to
Common Scenarios
Hyper-V
入門:初期セットアップから一般的
なシナリオまでの詳述)
Hyper-V: Using Live Migration with Cluster Shared Volumes in
Windows Server 2008 R2
Hyper-V
Windows Server 2008 R2
ラスタ共有ボリュームにライブマイグレーションを使用する方法)
Configuring Virtual Networks
(仮想ネットワークの設定)
ディスクとストレージの設定
68 重要情報
既知の問題とその解決
メモ: 本項では、Hyper-V 固有の問題について説明しています。Windows
Server 2008 R2 に関する問題についてはdell.com/ostechsheets Dell
PowerEdge システム用
Microsoft Windows Server 2008 R2 『重要情報』
参照してください。
SCSI ハードドライブに接続すると仮想コンピュータ(VM)の接続が失われる
説明 Hyper-V では、VM は仮想ディスクへの接続に IDE または SCSI
ドドライブを使用できます。
SCSI アダプタで Windows Server 2003 VM iSCSI ターゲット上
のディスクに接続する場合、VM との接続に問題が発生することが
あります。Pass through Disk(パススルーディスクオプションで
接続しており、後からターゲットへのネットワーク接続が失われた
場合、問題が発生します。
ターゲットを再接続しても、VM SCSI ディスクの間の内部接続は
復元しません。ディスクの管理コンソールを開いて接続を復元しよ
うとすると、ディスクの初期化を求めるエラーメッセージが表示さ
れます。
対処方法
この問題を回避するには、VM を再起動します。
Hyper-V VM を作成できない
説明 ハードウェアによる仮想化支援機能は、Hyper-V をインストール
する際の前提条件の 1 つです。Hyper-V Role Configuration
Hyper-V の役割の設定)ウィザードを使用すれば、システム BIOS
Hardware Assisted Virtualization(ハードウェアによる仮想化
支援機能)Intel-VT または AMD-V)が無効に設定されていても、
Hyper-V の役割をインストールすることができます。仮想コン
ピュータの作成または起動を試みると、次のエラーメッセージが
表示される場合があります。
Virtual machine failed to initialize.(仮想コン
ピュータの初期化に失敗しました。
対処方法 この問題を解決するには、BIOS Virtualization Technology(仮
想化テクノロジ)機能を有効に設定し、システムを再起動します。
Hyper-V ハイパーバイザが正常にロードされます。
重要情報 69
デルのリカバリメディアを使用してインストールしたゲスト OS がライセンス
認証を求める
説明
メモ: 本項で説明しているライセンス認証の手続きは、デルのリ
カバリメディアを使用して行われるゲスト OS のインストールにの
み適用されます。
仮想化環境でゲスト OS をインストールする際には、仮想 PID キー
を入力する必要があります。
対処方法 デルのリカバリメディアを使用して Windows Server 2008 R2
OS のライセンス認証を行うには、次の手順を実行します。
1
ゲスト
OS
を起動し、新しい
Product Key
(プロダクトキー)を入
力するオプションを選択します。
2
システムの
COA
ラベルの右側にある仮想キーを入力します。
仮想キーは
Product Key
(プロダクトキー)とは別です。どちらも
COA
ラベルに記載されています。
3
Microsoft
の通常のライセンス認証方法で
Windows Server 2008
R2
ゲスト
OS
のライセンス認証を行います。仮想コンピュータが
インターネットに直接アクセスできる場合は、インターネット経由
で自動的に認証できます。または、電話で行うことも可能です。
Windows Server 2008 R2
のライセンス認証の詳細については
microsoft.com/windowsserver2008
を参照してください。
Windows Server 2008 R2 Edition のアップグレード時に VM 設定の損失を防止
する方法
説明
注意 Windows Server 2008 R2 Edition のアップグレードを行
うと、既存の Hyper-V 仮想コンピュータの仮想コンピュータ設
定が失われるおそれがあります。
デルでは親パーティション内のホスト OS を、あ Windows
Server 2008 R2 Edition から別の Edition にアップグレードする処
理をサポートしています。
対処方法 仮想コンピュータ設定が失われないようにするには、アップグレー
ドを行う前に、Hyper-V ManagerHyper-V マネージャ) Export/
Import(エクスポート / インポート)機能を使用して、既存の仮想
コンピュータをエクスポートします。アップグレードが完了したら、
設定と共に仮想コンピュータをインポートします。
70 重要情報
Hyper-V のゲスト OS のインストールを DRAC/iDRAC 経由で行うと失敗する
説明 Dell Remote Access ControllerDRAC4 または DRAC 5
メディアにリモートから取り付けた OS ISO イメージを使用し
て、Hyper-V を実行しているシステムに Windows VistaWindows
Server 2008または Windows Server 2008 R2 のゲスト OS
ストールしようとすると、インストールが失敗し、次のメッセージ
が表示される場合があります。
A required CD/DVD drive device driver is missing.
If you have a driver floppy disk, CD, DVD, or USB
flash drive, please insert it now(必要な CD/DVD
ライブのデバイスドライバが見つかりませんドライバのフロッ
ピーディスク、CDDVD、ま USB フラッシュドライブがある
場合は、挿入してください。
対処方法 この問題を解決するには、DRAC 4 にはファームウェアバージョン
1.61DRAC 5 にはファームウェアバージョン 1.4.0
support.dell.com からダウンロードします。
Hyper-V 仮想ネットワークの作成時にリモートネットワーク接続が失われる
説明 外部仮想ネットワークを物理ネットワークアダプタにバインドす
ると、仮想ネットワークの作成中にリモートネットワーク接続が
一時的に失われる場合があります。この問題は、新しい仮想ネッ
トワークがバインドされている物理ネットワークアダプタが
Hyper-V ホストへのリモートネットワーク接続によって使用され
る場合に発生します。
対処方法 これは設計どおりの正常な動作です。ほとんどの場合、リモート
接続は自動的に再確立されます。この問題を解決するには、親
パーティション内の特定のネットワークアダプタを厳密にシステ
ム管理専用とすることをお勧めします。管理ネットワークアダプ
タは、どの Hyper-V 仮想ネットワークにもバインドしないでくだ
さい。また、リモート接続が必要な場合は、この管理アダプタの
IP アドレスを使用して親パーティションへのリモート接続を設定
する必要があります。
重要情報 71
Hyper-V 仮想コンピュータが TOE をサポートしない
説明 Windows Server 2008 R2 は、サポートされているゲスト OS
パーティション上で TCP オフロードエンジン(TOEを活用する機
能をサポートすることが見込まれています。この機能は、現在なお
テスト中であり、有効に設定する場合は注意が必要です。
対処方法 これは既知の問題であり、将来の Microsoft リリースでは解決され
る予定です。この問題を回避するには、IP アドレスを書き留めて、
Remote-FX 3D 機能を有効にする前に、システムのリモートデスク
トップを有効にします。コンソールの接続が切断された場合は、シ
ステムの IP アドレスを使用して、クライアントからリモートデスク
トップオプションで再接続を行います。
RemoteFX 3D が有効な場合に DRAC 仮想コンソールの接続が切断される
説明 Dell DRAC 仮想コンソールを使用してクライアントからシステム
に接続しているときに、Windows Server 2008 R2 SP1 Remote-
FX 機能の 3D オプションを有効にしようとすると、コンソールの接
続が切断されます。
対処方法 これは既知の問題であり、将来の Microsoft リリースでは解決され
る予定です。この問題を回避するにはIP アドレスを書き留めて、
Remote-FX 3D 機能を有効にする前に、システムのリモートデスク
トップを有効にします。コンソールの接続が切断された場合は、シ
ステムの IP アドレスを使用して、クライアントからリモートデスク
トップオプションで再接続を行います。
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