PCI Express対応 絶縁型デジタル入出力ボード(ワイドレンジタイプ) Low Profileサイズ(電源内蔵)
DIO-1616E-LPE
このたびは、本製品をご購入いただきまして、ありがとうございます。
ご使用の前に同梱品リストで同梱品を確認してください。
万一、同梱品が足りない場合や破損している場合は、お買い求めの販売店、または
テクニカルサポートセンターにご連絡ください。
ご使用の前に必ず当社ホームページで公開している「セットアップマニュアル」と
「リファレンスマニュアル」をお読みいただき、正しくご使用ください。
本製品には以下のマニュアルおよびドライバソフトウェアがあります。ご使用の前に当社
のホームページからダウンロードして使用ください。
(コネクタの信号配置)、製品仕様などを説
https://www.contec.com/jp/download/
■インストール方法の参照先
本書またはAPI-DIO(WDM)ドライバヘルプ
\HELP\JPN\APITOOL.chmファイルを参照してください。
1. 製品概要
本製品は、外部装置とデジタル信号の入出力を行うPCI Expressバス対応ボードです。
フォトカプラ絶縁入力16点、フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力16点を搭載し、ワ
イドレンジ(5 - 36VDC)の信号入出力が可能です。
すべての入力信号を割り込みとして使用できます。
その他、デジタルフィルタ機能、保護回路(サージ電圧保護、過電流保護)を搭載していま
す。
Low Profileサイズスロットに対応し、添付ブラケットに交換することでスタンダードサ
イズスロットにも対応します。
2. 同梱品
ご使用になる前に、次の同梱品がすべて揃っていることを確認してください。
3. 安全にご使用いただくために
次の内容をご理解の上、本製品を安全にご使用ください。
注意記号の説明
本書では、人身事故や機器の破壊をさけるため、次のシンボルで安全に関する情報を提供
しています。内容をよく理解し、安全に機器を操作してください。
死亡または重傷を負うことがあり、かつその切迫の度合いが
高い内容
死亡または重傷を負うことが想定される内容
傷害を負うことが想定されるか、または物的損害の発生が想
定される内容
取り扱い上の注意
危険
周囲に発火性、腐食性のガスがある場所で使用しないでください。爆発、火災、感電、故障の
原因となります。
注意
本製品には、あらかじめ設定を必要とするスイッチやジャンパがあります。
拡張スロットに実装する前に必ず確認してください。
本製品のスイッチやジャンパは、指定以外の設定にしないでください。
誤動作、発熱、故障の原因になります。
本製品に衝撃を与えたり、曲げたりしないでください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存は避
けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
仕様範囲外の高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
直射日光のあたる場所やストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
本製品の金メッキ端子部(エッジコネクタ)には手を触れないでください。
誤動作、発熱、故障の原因になります。
触れた場合は、工業用アルコールできれいにふいてください。
仕様上、高温になる部品があるので動作中は本製品に触らないでください。
パソコンまたは拡張ユニットの電源が入った状態で、本製品を拡張スロットに実装したり、本
製品に接続されたケーブルを、抜き差ししないでください。
誤動作、発熱、故障の原因になります。
必ずパソコン本体の電源を切ってから行ってください。
本製品の通電中は、外部接続コネクタに手を触れないでください。
静電気等により誤動作、故障の原因になります。
パソコンまたは拡張ユニットから、実装するすべての本製品に十分な電力が供給できること
を確認してください。
十分な電力が供給できない場合は、誤動作、発熱、故障の原因になります。
本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。継続的にご利用
いただく場合でも、必ず当社ホームページのマニュアルを読み、内容を確認してください。
本製品を改造しないでください。
改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いません。
本製品を廃棄される場合、法律や市町村の条例に定める廃棄方法に従って、廃棄してください。
本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、い
かなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。
◆ 用途制限
本製品は人の生命に直接関わる装置等(*1)や人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な
影響を及ぼす装置等(*2)を含むシステムに使用できるよう開発・製作されたものではあり
ませんので、それらの用途に使用しないようにしてください。
*1 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器など
*2 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、その他安全上
重要な系統およびシステム、集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制
御システムなど
4. オプション
50ピンミニチュアリボンコネクタ用両端コネクタ付シールドケーブル : PCB50PS-0.5P
(0.5m), PCB50PS-1.5P (1.5m), PCB50PS-3P (3m)
50ピンミニチュアリボンコネクタ用片端コネクタ付シールドケーブル : PCA50PS-0.5P
(0.5m), PCA50PS-1.5P (1.5m), PCA50PS-3P (3m)
50ピンミニチュアリボン→37ピンD-SUB変換シールドケーブル : PCE50/37PS-0.5P
(0.5m)
中継端子台(M3端子台、50点) : EPD-50A *1*2
中継端子台(M3端子台、37点) : EPD-37A *1*3
中継端子台(M3.5端子台、37点) : EPD-37 *3
圧着用中継端子台(M3ネジ、37点) : DTP-3C *3
導線用中継端子台(M2.5ネジ、37点) : DTP-4C *3
デジタル入出力用信号モニタアクセサリ : CM-32L : *3
*1 端子ねじが脱落しない"ねじアップ端子台"採用。
*2 オプションケーブルPCB50PS-*Pが別途必要。
*3 オプションケーブルPCE50/37PS-0.5PとPCB37PS-*Pが別途必要。
5. 各部の名称と機能
◆ 各部の名称
◆ インターフェイスコネクタ
+2ポート
(出力)
+3ポート
(出力)
+0ポート
(入力)
+1ポート
(入力)
信号名 内容
入力信号16点です。他の機器からの出力信号を接続します。
O-20 – O37 出力信号16点です。他の機器の入力信号に接続します。
入出力信号のコモンです。全入出力信号に対して共通です。
N.C. このピンはどこにも接続されていません。
◆ ボードID設定用スイッチ
1台のパソコンに2枚以上の同じ型式のボードを実装する場合、ボードIDを設定すること
によってそれぞれのボードを区別します。それぞれ違う値を設定してください。
ボードIDは、0 - Fhの範囲で設定でき、最大16枚までのボードを区別できます。
1枚だけ使用する場合は、出荷時設定(ボードID = 0)の状態でご使用ください。
◆ 入力回路
信号入力部はフォトカプラ絶縁入力(電流シンク出力対応)になっており、入力ONにする
ためには、6.4mAの電流を流すことが必要であり、入力OFFにするためには、0.57mA未
満の漏れ電流とする必要があります。
◆ 出力回路
信号出力部はフォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ) になっており、
出力電流の定格は1点当たり最大100mAです。
6. セットアップ
本製品のセットアップにはドライバソフトウェア API-DIO(WDM) が必要です。
あらかじめ当社ホームページ(https://www.contec.com/jp /download/)からダウンロード
しておいてください。
セットアップは以下の手順で行います。
1. ソフトウェアのインストール
手順1: ダウンロードしたファイルを解凍します。(ZIP形式)
手順2: 解凍後のINFフォルダにあるSetup.exeを実行してインストールします。
※Windows 10 の場合は Dio_ForWin10フォルダのSetup.exeを実行します。
Windows 10 以外の場合は DioフォルダのSetup.exeを実行してください。
2. ハードウェアのインストール
手順1: 本製品をパソコンの拡張スロットに実装します。
手順2: パソコンの電源を入れます。
手順3: インストールが自動的に行われます。ソフトウェアの初期設定へ進んでください。
※「新しいハードウェアの検出ウィザード」が起動した場合は、「ソフトウェアを
自動的にインストールする」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
3. ソフトウェアの初期設定
手順1: デバイスマネージャを起動します。
手順2: インストールしたハードウェアは、CONTEC Devicesツリーの下に登録されて
います。設定するデバイスを選択してプロパティページを表示してください。
手順3: 共通設定タブでデバイス名を入力して[OK]をクリックしてください。
ここで設定したデバイス名は、後のプログラミング時に必要になります。
手順4: 共通設定タブで「診断」をクリックすると、診断プログラムが起動します。
診断プログラムの詳細についてはドライバヘルプを参照してください。
※デバイス名は最初に表示される初期値のまま使用しても構いません。
変更する場合、複数のデバイス間でデバイス名が重複しないようにしてください。
以上でセットアップは完了です。API関数の使い方や仕様、サンプルプログラムなどについては
ドライバヘルプ \HELP\JPN\APITOOL.chmを参照してください。
7. 外形寸法図
〒555-0025 大阪市西淀川区姫里 3-9-31
本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改
変することは禁じられています。
-mail:tsc@jp.contec.com TEL:050-3786-7861
NA07563 (LYYN671) [10012020] 2020年10月制定