Dali EPICON 8 取扱説明書

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内容
1.0 はじめに 17
2.0 開梱 17
3.0 設置位置 17
4.0 接続 18
5.0 慣らし運転 19
6.0 掃除と保守 19
7.0 パワーと音圧 19
8.0 リスニングルーム 20
9.0 技術仕様 20
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1.0 はじめに
DALI EPICONをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。本取扱説明書をご熟
読の上、推奨事項を守って適切に設置と接続を行ってください。本書では、設置と接続
の説明、そして新しいスピーカーを最大限に活かすためのヒントとアドバイスをご紹介
しています。妥協を許さない設計基準と性能基準によって作られるDALI独自のスピーカ
ーは、世界中で称賛を集めています。DALIの一台一台のスピーカーは、当社の最大のコ
ミットメントである「時間や場所を忘れさせてくれるリスニング体験を自宅で作り出す
こと」というゴールを常に目指しています。
2.0 開梱
部品の開梱をする時は傷を付けないようご注意ください。DALI EPICONの付属品は、お
買い上げいただいたモデルによって異なります。箱に部品がすべて同梱されてことを確
認してください(TABLE 1を参照)。スピーカーの移送や点検整備が必要になった場合
に備えて、包装は保管しておいてください。
2.1 サランネット
サランネットはマグネットキャッチ式です。取り外す場合は、上部からゆっくり引っ張
って下さい(FIGURE 1を参照)。
3.0 設置位置
スピーカーはお気に入りのリスニングポジションの周りに対称に設置してください
(FIGURE 2A、2B 、2Cを参照)。音質はスピーカーの位置に左右されますので、様々な
スピーカーの位置をお試しになることをお薦めします。EPICON6と8はフロアスタンディ
ング型スピーカーです。後ろを壁から10~20cm以上離して設置してください。EPICON6
は後ろの壁から最低25cm離して設置してください。EPICON8は後ろの壁から最低35cm離
して設置してください。
EPICON2とVOKALは、お気に入りのリスニングポジションに座った状態でトゥイーターが
ほぼ耳の高さにくる位置が理想です。
スピーカーとリスニングポジションの間に障害物があると音質に悪影響が出る可能性が
あります。スピーカーは、「ワイドディスパージョン」という当社の基本的考え方に沿
って設計されていますので、本体はリスニングポジションの方に傾けず後ろの壁に平行
に設置してください(FIGURE3を参照)。平行に設置すると、スゥイートスポットが広
くとれ、リスニングルーム内においてサウンドが均等に広がります。
3.1 DALI EPICON 6 と 8
フロアスタンド型スピーカーですので、付属のスパイクもしくはゴムバンパーを本体の
下に付けてご使用下さい(FIGURE 4A、4B、5A、5Bを参照)。緩み止めナットは、締め
すぎないようにご注意ください。スパイクやゴムバンパーを使うと音質が向上します。
ご自分のリスニングルームにおいて最高の音質が得られるよう、両方を聞き比べてくだ
さい。スパイクは何かそれを受けるもので保護をしないと床に傷が付くのでご注意くだ
さい。
より安定性を増すためには付属のベースプレートを取付けて頂く事を推奨致します
(FIGURE 5Cを参照)。
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3.2 DALI EPICON 2
スタンドもしくは棚の上に設置いただくスピーカーです。同封のゴムバンパーをスピー
カーの下に取り付けると振動せずに安定します(FIGURE 6を参照)。
3.3 DALI EPICON VOKAL
EPICON VOKALはセンターチャンネル専用で、大型のテレビモニターの近くに設置するよ
うに設計されています。 設置場所に関してはテレビモニターの上下の棚の上に置いて
ください。同封のゴムバンパーをスピーカーの下に取り付けると振動せずに安定します
(FIGURE 9を参照)。
4.0 接続
実際のリスニングには、アンプにしっかりと正しく接続することが大変重要です。左右
のチャンネルには必ず同じモデルで同じ長さのケーブルをお使いください。
接続を正しい相で行うという細かいことは無視されがちです。アンプの赤い端子(+)
はスピーカーの赤い端子(+)に、アンプの黒い端子(-)はスピーカーの黒い端子(
-)に接続してください(FIGURE 7Dを参照)。ステレオやサラウンド設定では、一つ
のスピーカーで接続相が一致しなくても、低域が弱くなり、ステレオイメージの焦点が
定まりません。
最適なリスニング体験をお求めの場合、(リスニングポジションから見て)右のスピー
カーは、アンプの「R」または「Right」と書かれた出力端子、左のスピーカーは、アン
プの「L」または「Left」と書かれた出力端子に接続してください。
注意: ケーブルをつなぐ前に、2組のターミナルにターミナルリンク(ジャンパープレー
ト)をつないでください(FIGURE 7A、7B、7C参照)。
注意: ケーブルの接続または接続の変更は、必ずアンプの電源を切ってから行ってくだ
さい。
注意: 露出した導体は、ターミナルでしっかりと固定し、ワイヤーが弛まないようにし
てください。ワイヤーが弛んでいるとショートによりアンプが破損する場合があります
(FIGURE 8を参照)。
注意: サラウンドシステムでDALI EPICONをお使いになる場合は、サラウンドアンプに
付属している取扱説明書に従ってください。
4.1シングルワイヤリングとバイワイヤリング/バイアンプ
付属ジャンパープレートを使用し、シングルのケーブルで接続が可能です(FIGURE 7Dを
参照)。
しかし、DALI EPICONは2対のターミナルが用意されています。各々のスピーカーへの2
本のケーブルを繋ぐこともできます。 上部のターミナルは、内部のクロスオーバーネ
ットワークの高音域に接続され、下部のターミナルは、内部のクロスオーバーネットワ
ークの低音域に接続されています。
注意: バイワイヤリングもしくはバイアンプでの接続の際は、ケーブルの接続をする前
に必ずジャンパープレートは取り外して下さい。
バイワイヤリングにおいては2セットのケーブルを使用します。スピーカー側で一点は
上部のターミナルに、もう一点は下部のターミナルに接続下さい。アンプ側は2セット
のケーブルをアンプのターミナルに接続下さい(FIGURE 7Eを参照)。
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バイワイヤリングにおいては2セットのケーブルを使用します。一点は上部のターミナ
ルに、もう一点は下部のターミナルに接続下さい。アンプ側は1セットのケーブルを1台
目のアンプのターミナルに、もう1セットのケーブルを1台目のアンプのターミナルに接
続下さい(FIGURE 7Fを参照)。
5.0 慣らし運転
あらゆる機械と同様に、スピーカーも最高の状態で動作するには「慣らし運転」期間が
必要です。慣らし運転期間は使用方法と再生音量によって異なります。最大性能に達す
るまでの再生は最長100時間を見込んでください。また、他の機械とは異なり、スピー
カーは音楽を定期的に正常に再生すると寿命が延びます。
6.0 掃除と保守
本体の掃除には乾いた柔らかい布を使ってください。汚れは、万能洗剤を染み込ませて
固く絞った柔らかい布で拭いてください。スピーカーコーンはこわれやすいので、拭く
時には特に注意してください。フロントグリルは、洋服ブラシで汚れを払い落し、弱い
万能洗剤を染み込ませて固く絞った糸くずの出ない布を使って拭いてください。
6.1 直射日光を避ける
スピーカーの表面は、直射日光に当たると時間がたつにつれて色があせたり変色したり
する場合があります。直射日光の当たる所には設置しないようにしてください。
7.0 パワーと音圧
スピーカーがどの程度の大音量まで良質なサウンドを保てるかは、再生する信号に完全
に左右されますので、スピーカーの比較の基準とする明確なレベルを定義することは実
際のところ不可能です。
小さいアンプから能力を超えた歪みのある信号が出るよりも、大きいアンプから純粋で
歪みのない信号が十分に出るに越したことはありません。歪んだ(クリッピング)アン
プからの信号は、歪みのない信号よりもはるかに多くの高周波数情報が含まれているた
め、トゥイーターに重い負担がかかります。そのため、スピーカーは、小さいアンプが
無理をしすぎて破損する場合が多く、大きなアンプ(事実上空回りしている)によって
破損する場合はまれです。
音質調節をニュートラル設定以上にすると、スピーカーとアンプの両方に大きな負担が
かかりますのでご注意ください。優れたサウンドシステムの場合、音質調節を使用する
のは劣悪な録音物を補う場合のみとし、システム内の弱点を恒久的に補うために使用す
るのは避けてください。DALIは、音質調節は原則的にニュートラルに設定し、求めるサ
ウンドイメージはスピーカーのポジショニングを適切に行って実現することをお薦めし
ます。クリアで歪みないサウンドを実現する低音量を維持するようにすれば、スピーカ
ーとアンプにかかる負担は最小限になります。
DALIのスピーカーはすべて、アンプの負担が最適になるよう各帯域のインピーダンス
がフラットで設計されているため、はるかに開放的できめ細かい音のイメージが得ら
れます。
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8.0 リスニングルーム
部屋の構造によって、スピーカーから出るサウンドの聞こえ方が変わります。耳に届く
サウンドは、スピーカーから直接出るサウンドと床や天井、壁に反射した音です。反射
音はサウンド体験に影響します。一般的に強い反射が生じた場合、音響再生の精度と空
間効果が妨げられる可能性がありますので、基本原則として大きく、硬く、且つ音を反
射するもののすぐそばにスピーカーを設置することは避けてください。スピーカーと反
射面の間に植物などを置くと反射が抑えられる場合があります。サウンドが鮮やかすぎ
る場合には、カーペットやカーテンなどの柔らかいものを使うと良いでしょう。重低音
の音量と音質はいずれも、部屋の大きさと形状、スピーカーの位置で決まります。スピ
ーカーの側面または背面を壁に近づけて設置すると低域が強調されます。
部屋の角に設置すると低域はさらに強調されますが、反射も増えます。
9.0 技術仕様
当社スピーカーの最も代表的な仕様をTABLE2にまとめました。スピーカーには数えきれ
ないほどの評価方法がありますが、「スピーカーが実際にどのようなサウンドを出す
か」がわかるものは一つもありません。他と比較したスピーカーの優劣を決めるのはご
自分の耳しかありません。当社のスピーカーの例に漏れず、DALI EPICONシリーズも音
楽を最大限忠実に再現できるよう設計されています。
新しいDALI EPICONをお楽しみください。
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