Roland TD-30K 取扱説明書

カテゴリー
オーディオミキサー
タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

* 5 1 0 0 0 2 5 6 6 2 - 0 1 *
取扱説明書
取扱説明書の PDF の提供つい
本製品では、取扱説明書や資料の PDF ファイルを、弊社ホームページにて提供しています。
•TD-30 取扱説明書(本書)
•データリスト(プリセットドラムキット一覧、ドラムインスト一覧、プリセットパターン一覧など)
データ・リストは製品には付属しておりませんので、ダウンロードしてご利用ください。
下記の URL から「取扱説明書」を選び、機種名「TD-30」を選んでください。
http://www.roland.co.jp/support/
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.4)「使用上のご注意」(P.6)をよくお読みく
ださい。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は
必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
© 2012 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
4
安全上のご注意
警告
002a
分解や改造をしない
本機を分解したり、改造したりし
ないでください。
003
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱説
明書に書かれていないことは、絶
対にしないでください。必ずお買
い上げ店またはローランドお客様
相談センターに相談してくださ
い。
004
次のような場所で使用や保管はしな
• 温度が極端に高い場所(直射
日光の当たる場所、暖房機器
の近く、発熱する機器の上な
ど)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、
濡れた床など)や湿度の高い
場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
007
不安定な場所に設置しない
本機を、ぐらつく台の上や傾いた
場所に設置しないでください。必
ず安定した水平な場所に設置して
ください。
警告
008a
電源プラグは AC100V の電源コン
セントに差し込む
電源プラグは、必ず交流(AC)
100V の電源コンセントに差し込
んでください。
008e
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のものを
使用してください。また、付属の
電源コードを他の製品に使用しな
いでください。
009
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、電
源コードの上に重いものを載せた
りしないでください。電源コード
に傷がつき、ショートや断線の結
果、火災や感電の恐れがあります。
010
大音量で長時間使用しない
本機を単独で、あるいはヘッドホ
ン、アンプ、スピーカーと組み合
わせて使用した場合、設定によっ
ては永久的な難聴になる程度の音
量になります。大音量で、長時
間使用しないでください。万一、
聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相
談してください。
警告
011
異物や液体を入れない、液体の入っ
た容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでくだ
さい。また、この機器の上に液体
の入った容器を置かないでくださ
い。ショートや誤動作など、故障
となることがあります。
012a
異常や故障が生じたときは電源を切
次のような場合は、直ちに電源を
切って電源コードをコンセントか
ら抜き、お買い上げ店またはロー
ランドお客様相談センターに修理
を依頼してください。
• 電源コードやプラグが破損し
たとき
• 煙が出たり、異臭がしたりし
たとき
• 異物が内部に入ったり、液体
がこぼれたりしたとき
• 機器が(雨などで)濡れたと
• 機器に異常や故障が生じたと
013
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場
合、お子様の取り扱いやいたずら
に注意してください。必ず大人の
かたが、監視/指導してあげてく
ださい。
安全上のご注意
5
警告
014
落としたり、強い衝撃を与えたりしな
本機を落としたり、本機に強い衝
撃を与えないでください。
015
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理な
配線をしないでください。特に、
電源タップを使用している場合、
電源タップの容量(ワット/アン
ペア)を超えると発熱し、コード
の被覆が溶けることがあります。
016
海外でそのまま使用しない
外国で使用する場合は、お買い上
げ店またはローランドお客様相談
センターに相談してください。
023
CD-ROM をオーディオ CD プレー
ヤーで再生しない
CD-ROM を、一般のオーディオ
CD プレーヤーで再生しないでく
ださい。大音量によって耳を痛め
たり、スピーカーが破損したりす
る恐れがあります。
024
電源コードのアースを確実に取り付け
電源コードのアースを確実に取り
付けてください。感電の恐れがあ
ります(P.25)
注意
101a
風通しのよい場所に設置する
本機は、風通しのよい、正常な通
気が保たれている場所に設置し
て、使用してください。
102b
電源コードはプラグを持って抜き差
しする
電源コードを機器本体やコンセン
トに抜き差しするときは、必ずプ
ラグを持ってください。
103a
電源コードのプラグを定期的に掃除す
定期的に電源プラグを抜き、乾い
た布でゴミやほこりを拭き取って
ください。また、長時間使用しな
いときは、電源プラグをコンセン
トから抜いてください。電源プラ
グとコンセントの間にゴミやほこ
りがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
104
コードやケーブルは煩雑にならない
ように配線する
接続したコードやケーブル類は、
繁雑にならないように配慮してく
ださい。特に、コードやケーブル
類は、お子様の手が届かないよう
に配慮してください。
106
上に乗ったり、重いものを置いたり
しない
本機の上に乗ったり、機器の上に
重いものを置いたりしないでくだ
さい。
107b
濡れた手で電源コードを抜き差ししな
濡れた手で電源コードのプラグを
持って、機器本体やコンセントに
抜き差ししないでください。
108a
移動するときはすべての接続をはず
本機を移動するときは、電源プラ
グをコンセントから抜き、外部機
器との接続をはずしてください。
109a
お手入れするときは電源コードをコ
ンセントから抜く
お手入れをするときには、電源を
切って電源プラグをコンセントか
ら抜いてください(P.25)
110a
落雷の恐れがあるときは電源コード
をコンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早めに
電源プラグをコンセントから抜い
てください。
注意
118d
小さな部品はお子様の手の届かない
ところに置く
下記の部品はお子様が誤って飲み
込んだりすることのないよう手の
届かないところへ保管してくださ
い。
• 取りはずしが可能な部品
ネジ(P.36)
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
6
使用上のご注意
電源について
301
• 本機を、インバーター制御の製品やモー
ターを使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、エアコンなど)と同じコ
ンセントに接続しないでください。電
気製品の使用状況によっては、電源ノ
イズによって本機が誤動作したり雑音
が発生したりすることがあります。電
源コンセントを分けることが難しい場
合は、電源ノイズ・フィルターを取り
付けてください。
307
• 接続するときは、誤動作や故障を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切っ
てください。
308
• 電源スイッチを切って本機上の LCD
LED が消えても、本機は主電源から完
全に遮断されてはいません。完全に電
源を切る必要があるときは、本機の電
源スイッチを切った後、コンセントか
らプラグを抜いてください。そのため、
電源コードのプラグを差し込むコンセ
ントは、本機にできるだけ近い、すぐ
手の届くところのものを使用してくだ
さい。
309
• 本機は、演奏や操作をやめてから 4
間経過すると自動的に電源が切れます
(工場出荷時の設定)。自動で電源を切
P.125
「AUTOOFF」の設定をオフにしてく
ださい。
設置について
351
• 本機の近くにパワー・アンプなどの大
型トランスを持つ機器があると、ハム
(うなり)を誘導することがあります。
この場合は、本機との間隔や方向を変
えてください。
352a
• 本機をテレビやラジオの近くで動作さ
せると、テレビ画面に色ムラが出たり
ラジオから雑音が出たりすることがあ
ります。この場合は、本機を遠ざけて
使用してください。
352b
• 本機の近くで携帯電話などの無線機器
を使用すると、着信時や発信時、通話
時に本機から雑音が出ることがありま
す。この場合は、無線機器を本機から
遠ざけるか、電源を切ってください。
354a
• 直射日光の当たる場所や発熱する機器
の近く、閉め切った車内などに放置し
ないでください。変形、変色すること
があります。
355b
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、
内部に水滴がつく(結露する)ことが
あります。そのまま使用すると故障の
原因になります。数時間放置して、結
露がなくなってから使用してください。
360
• 設置条件(設置面の材質、温度など)
によっては、本機のゴム足が設置した
台などの表面を変色または変質させる
ことがあります。ゴム足の下にフェル
トなどの布を敷くと、安心してお使い
いただけます。この場合、本機が滑っ
て動いたりしないことを確認してから
お使いください。
361
• 本機の上に水の入った容器、殺虫剤、
香水、アルコール類、マニキュア、ス
プレー缶などを置かないでください。
また、表面に付着した液体は、速やか
に乾いた柔らかい布で拭き取ってくだ
さい。
お手入れについて
401a
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭
きするか、固く絞った布で汚れを拭き
取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取っ
てから、柔らかい布で乾拭きしてくだ
さい。
402
• 変色や変形の原因となる、ベンジン、
シンナー、アルコール類は使用しない
でください。
修理について
451a
• お客様が本機を分解、改造された場合、
以後の性能について保証できなくなり
ます。また、修理をお断りする場合も
あります。
452
• 修理に出される場合、記憶した内容が
失われることがあります。大切な記憶
内容は、USB メモリーに保存するか、
記憶内容をメモしておいてください。
修理するときには記憶内容の保存に細
心の注意を払っておりますが、メモリー
部の故障などで記憶内容が復元できな
い場合もあります。失われた記録内容
の修復に関しましては、補償も含めご
容赦願います。
453a
• 当社では、本機の補修用性能部品(製
品の機能を維持するために必要な部品)
を、製造打切後 6 年間保有しています。
この部品保有期間を修理可能の期間と
させていただきます。なお、保有期間
を過ぎた後でも、故障箇所によっては
修理可能の場合がありますので、お買
い上げ店、またはローランドお客様相
談センターにご相談ください。
その他の注意について
551
• 記憶した内容は、機器の故障や誤った
操作などによって失われることがあり
ます。失っても困らないように、大切
な記憶内容はバックアップとして USB
メモリーに保存しておいてください。
552
• 本体メモリーや USB メモリーの失われ
た記憶内容の修復に関しましては、補
償を含めご容赦願います。
553
• 故障の原因になりますので、ボタン、
つまみ、入出力端子などに過度の力を
加えないでください。
554
• ディスプレイを強く押したり、叩いた
りしないでください。
556
• ケーブルを抜くときは、ショートや断
線を防ぐため、プラグ部分を持って引
き抜いてください。
557
• 本機は多少発熱することがありますが、
故障ではありません。
558a
• 演奏をお楽しみになる場合、周囲に迷
惑がかからないように、音量に十分注
意してください。ヘッドホンを使用す
れば、気がねなくお楽しみいただけま
す。
558d
• 本機は、演奏時の打撃音を小さくする
設計になっていますが、床や壁を通じ
ての振動は意外によく伝わります。特
にヘッドホン使用時の演奏は、隣近所
に迷惑がかからないように注意しま
しょう。
559a
• 輸送や引っ越しをするときは、本機が
入っていた箱と緩衝材、または同等品
で梱包してください。
559c
• 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃
棄するときは、各地域のゴミの分別基
準に従ってください。
562
• 接続ケーブルには抵抗入りのものがあ
ります。抵抗入りのケーブルを使用す
ると音が極端に小さくなったり、まっ
たく聞こえなくなったりする場合があ
ります。抵抗の入っていない接続ケー
ブルをお使いください。
他社製の接続ケーブルを使用する場合、
仕様についてはケーブルのメーカーに
お問い合わせください。
使用上のご注意
7
外部メモリーの取り扱い
704
• USB メモリーは、確実に奥まで差し込
んでください。
USB メモリー
705
• USB メモリーの端子の部分に触れた
り、汚したりしないでください。
708
• USB メモリーは精密な電子部品で作ら
れています。取り扱いについては次の
点に注意してください。
• 静電気による破損を防ぐため、取り
扱う前に身体に帯電している静電気
を放電しておく。
• 端子部に手や金属で触れない。
• 曲げたり、落としたり、強い衝撃を
与えたりしない。
• 直射日光の当たる場所や、閉め切っ
た自動車の中などに放置しない。
• 水に濡らさない。
• 分解や改造をしない。
CD の取り扱い
801
• ディスクの裏面(信号面)に触れたり、
傷をつけたりしないでください。デー
タの読み出しがうまくできなくなるこ
とがあります。ディスクの汚れをとる
場合は、市販の専用クリーナーを使用
してください。
著作権について
C-01
• 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、
放送、実演、その他)の一部または全
部を、権利者に無断で録音、録画、複
製あるいは改変し、配布、販売、貸与、
上演、放送などを行うことは法律で禁
じられています。
• 第三者の著作権を侵害する恐れのある
用途に、本製品を使用しないでくださ
い。お客様が本製品を用いて他者の著
作権を侵害しても、当社は一切責任を
負いません。
C-03
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音
色波形データ、スタイルデータ、伴奏
パターン、フレーズデータ、オーディ
オループ、画像データなど)の著作権
は当社が保有しています。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを
素材として、お客様が新たな作品を制
作、演奏、録音、配布をすることに関
しては、当社の許諾を必要としません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、
そのまま、もしくは酷似した形態で取
り出し、別の記録媒体に固定して配布
したり、コンピュータネットワークを
通じて公開したりすることはできませ
ん。
ライセンス/商標について
MMP
• MMP(MooreMicroprocessor
Portfolio)はマイクロプロセッサー
のアーキテクチャーに関する TPL
(TechnologyPropertiesLimited)
社の特許ポートフォリオです。当社は、
TPL 社よりライセンスを得ています。
MP3
• MPEGLayer-3 オーディオ圧縮技術
は、FraunhoferIIS 社と THOMSON
multimedia 社よりライセンスを得て
います。
ASIO
• ASIO は、SteinbergMedia
TechnologiesGmbH. の商標です。
• Roland、SuperNATURAL、V-Drums
は、日本国およびその他の国における
ローランド株式会社の商標、または登
録商標です。
T-01
• 文中記載の会社名及び製品名は、各社
の登録商標または商標です。
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
8
安全上のご注意                            4
使用上のご注意                            6
概要編
11
主な特長                                12
TD-30 の概要                            15
音源部の構成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
メモリーについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
ドラム・キット. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .17
シーケンサー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
さまざまな演奏方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
パッド. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .19
ハイハット. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
シンバル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
各部の名称とはたらき                      22
トップ・パネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .22
リア・パネル(機器を接続する). . . . . . . . . . . . 24
基本操作                                26
設定を変更する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .26
設定するパッドを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . .27
各パッドの音量バランスを調節する
(GROUPFADERS /[FADER]ボタン)28
クリックをオン/オフする
[TEMPO]ボタン). . . . . . . . . . . . . . . . . 29
テンポを変える . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .29
名前を付ける. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
画面の紹介                              30
目的別目次                              33
セットアップ編
35
スタンドに取り付ける                      36
パッドを接続する                         37
電源を入れる/切る                        39
電源を入れる. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
ハイハットやメッシュ・パッドを調節する        40
ハイハットの設定をする. . . . . . . . . . . . . . . . . .40
メッシュ・パッドのヘッドを調節する. . . . . . . .41
デモ・ソングを聴く                        42
演奏するドラム・キットを変える. . . . . . . . . . .43
演奏編
45
ドラム・キット                           46
ドラム・キットを選ぶ....................46
ドラム・キットをリストから選ぶ(LIST). 46
ドラム・キットの設定を変更する(FUNC). . . 47
音量を設定する(VOLUME). . . . . . . . . .47
テンポを設定する(TEMPO). . . . . . . . . . 47
ブラシ演奏をする(BRUSH). . . . . . . . . .48
パッド・パターン機能をオン/オフする
(PADPTN). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .48
端子ごとの出力音量を表示させる
(MONITOR). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .48
ドラム・キットの名前を変更する(NAME). . .48
クロス・スティック演奏をする(XSTICK). . . .49
ドラム・キットをコピーする . . . . . . . . . . . . . .49
ドラム・キットを 50 個まとめてコピー
する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
TD-20 TD-20X のドラム・キットを
コピーする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
ドラム・キットを順番に呼び出す(CHAIN). . . 51
ドラム・キット・チェインを作る. . . . . . . 51
ドラム・キット・チェインに名前を
付ける(NAME). . . . . . . . . . . . . . . . . . .52
ドラム・キット・チェインを使う. . . . . . . 52
ドラム・キット・チェインをコピーする. .53
インスト                                54
インストを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .54
インストをリストから選ぶ(LIST). . . . . .54
設定するパッドを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . .55
設定するパッドが切り替わらないように
する(トリガー・ロック). . . . . . . . . . . . . 55
インストの設定を変更する(EDIT). . . . . . . . . .56
アコースティック・ドラム音色を
エディットする(V-EDIT). . . . . . . . . . . . 56
その他の音色をエディットする.........56
エディットの手順. . . . . . . . . . . . . . . . . . .56
パッドでパターンや音色をコントロールする
(CONTROL). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
パッドを叩いてパターンを鳴らす
(パッド・パターン)(PATTERN). . . . . . 60
ハイハット・ペダルでインストのピッチ
を変化させる(PDLBEND). . . . . . . . . . .61
打点位置による音色変化をオン/オフ
する(POSI). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
パッドごとに MIDI の設定をする(MIDI)61
インストを標準的な設定にする(DEFAULT). .62
インストをコピーする....................63
複数のインストをセットでコピーする . . . 64
目次
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
目次
9
ミキサー                                65
パッドごとの音量やパンを設定する. . . . . . . . . 65
ミキサーの設定をコピーする . . . . . . . . . . . . . .66
エフェクト                              67
エフェクトをオン/オフする . . . . . . . . . . . . . .67
音量変化/音質を調節する
(PADCOMPRESSOR PADEQ). . . . . . . . .68
音量変化を調節する(COMP). . . . . . . . .68
音質を調節する(EQ). . . . . . . . . . . . . . .69
演奏する場所の残響を再現する
(AMBIENCESECTION). . . . . . . . . . . . . . . . . 69
アンビエンスの設定をする(EDIT). . . . . 69
アンビエンスの効果を確認する
(AMBONLY). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
音に効果をかける
(MULTIEFFECTS). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
マルチ・エフェクトを設定する.........71
マルチ・エフェクトの効果を確認する
(MFXONLY). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72
マルチ・エフェクトの設定項目.........72
ドラム全体の音を調節する
(MASTERCOMPRESSOR MASTEREQ). .78
マスター・コンプ/マスター EQ を設定
する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
エフェクトの設定をコピーする. . . . . . . . . . . . . 79
テンポ                                  81
テンポを設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
パッドを叩いてテンポを設定する(TAP). 81
ボタンの点滅でテンポを確認する. . . . . . . 82
クリックを鳴らす. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
クリックの設定をする(CLICK). . . . . . . . 82
外部 MIDI 機器と同期させる(SYNC). . . . . . .84
ソング・プレーヤー                        85
USB メモリーを接続する. . . . . . . . . . . . . . . . . 85
オーディオ・ファイルを再生する. . . . . . . . . . .86
オーディオ・ファイルをリストから選ぶ
(LIST). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
再生の設定をする(FUNC). . . . . . . . . . . 87
再生速度を変える(SPEED). . . . . . . . . . .87
指定した区間を繰り返し再生する(A-B).87
オーディオ・ファイルの情報を確認する. . . . . . 88
パターン・シーケンサー                     89
シーケンサーの基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . .89
パターンを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .90
パターンをリストから選ぶ. . . . . . . . . . . .90
パターンを鳴らす. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
各パートの設定をする(PART). . . . . . . . . . . . . 91
特定のパートをミュートする(MUTE). .92
バッキング・パートのインストを設定
する(BACKING). . . . . . . . . . . . . . . . . . 92
パーカッション・パートの設定をする
(PERC). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .93
各パートの音量やパンを設定する
(MIXER). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96
各パートにリバーブ/コーラスをかける
(REV/CHO). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96
ユーザー・パターンの設定をする(FUNC). . . 97
小節数/拍子/テンポを設定する
(SETUP). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .97
再生のしかたを設定する(TYPE). . . . . . .98
パターンに名前を付ける(NAME). . . . . . 98
パターンを録音する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99
録音中に音色やフレーズを確認する
(リハーサル). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .101
パターンを編集する(EDIT). . . . . . . . . . . . . .101
パターンをコピーする(COPY). . . . . . .102
2 つのパターンをつなげる(APPEND).103
パターンを消去する(ERASE). . . . . . . .103
パターンを削除する(DELETE). . . . . . .104
パターンを保存する(USBMEM) . . . . . . . . .105
パターンを USB メモリーに保存する
(SAVE). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .105
パターンを USB メモリーから読み込む
(LOAD). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .106
パターンを USB メモリーから削除する
(DELETE). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .106
設定編
107
設定のバックアップ                       108
USB メモリーに保存されるデータ . . . . .108
全体の設定を USB メモリーにバックアップ
する(SAVE). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .109
バックアップ・データを USB メモリーから
読み込む(LOAD). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .110
TD-20 TD-20X のバックアップ・デー
タからキット・データをインポートする
(IMPORT). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .110
バックアップ・データを USB メモリーから削
除する(DELETE). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .111
ドラム・キットを USB メモリーにバックアッ
プする(KITSAVE). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .112
キット・データを USB メモリーから読み込む
(KITLOAD). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .112
USB メモリーの使用状況を確認する(INFO).113
USB メモリーを初期化する(FORMAT). . . .113
TD-30 全体の設定(SETUP)                114
音の出力先を設定する(OUTPUT). . . . . . . .115
出力先の設定例 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .116
目次
10
フットスイッチやパッドに機能を割り当てる
(CONTROL). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .117
フットスイッチに機能を割り当てる
(FOOTSW). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .117
パッドに機能を割り当てる(PADSW).118
その他の設定(OPTION). . . . . . . . . . . . . . . .120
プレビューのベロシティーを設定する
(PREVIEW). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .120
マスターコンプレッサー/イコライザー
をすべてのキットで共通にする
(COMP/EQ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .121
MIXIN 端子をモノ ×2 の入力として
使う(MIXIN). . . . . . . . . . . . . . . . . . . .121
ディスプレイのコントラストを調節する
(LCD). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .122
工場出荷時の設定に戻す(FRESET). . . . . . .122
USB メモリーのキットをロードせずに演奏
する(キット・セレクション)(KITSEL). . . .123
キット・セレクションで選んだドラム・
キットをコピーする. . . . . . . . . . . . . . . .124
デジタル・オーディオの入出力音量を調節する
(GAIN). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .124
一定時間が経つと自動で電源が切れるように
する(AUTOOFF). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .125
メモリー残量やプログラムのバージョンを確認
する(INFO). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .125
各トリガーの設定                        126
パッドのタイプを指定する(BANK). . . . . . . .126
トリガー・インプットと奏法対応表. . . .127
パッドの感度を設定する(SENS). . . . . . . . . .127
パッドの感度を調節する(Sensitivity). .127
リム/エッジを叩く強さに対する音量を
調節する(RimGain). . . . . . . . . . . . . .128
ハイハットの設定をする(HI-HAT). . . . . . . .128
VH-13 VH-12 の設定. . . . . . . . . . . . .128
VH-11 の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .129
FD-8 の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .130
各パッドのトリガー情報を見る(MONITOR)130
他のパッドの振動による誤発音を防ぐ
( クロストーク・キャンセル )(XTALK).131
トリガーを細かく設定する(ADVANCE). . . .132
パッドの感度の詳細設定をする(THRE).133
リム・ショットの詳細設定をする(RIM)134
トリガー信号の検出の詳細設定をする
(SCAN). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .134
打点位置検出の設定をする(POSI). . . .136
トリガー・バンクに名前を付ける
(NAME). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .136
トリガー・バンクをコピーする. . . . . . . . . . . .137
拡張編
139
USB でパソコンを接続する                 140
USB ドライバーをインストールする. . . . . . . .140
パソコンと TD-30 を接続する . . . . . . . . . . . .140
MIDI の設定                            141
MIDI とは. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .141
MIDI 端子について. . . . . . . . . . . . . . . . .141
MIDI チャンネルを設定する(MIDICH). . . .141
TD-30 全体の MIDI 設定をする(GLOBAL). .142
TD-30 USBMIDI インターフェース
として使う(ソフト・スルー). . . . . . . .142
パッドの演奏を外部シーケンサーに録音
する(ローカル・コントロール). . . . . . .142
デバイス ID を設定する . . . . . . . . . . . . .143
細かい演奏表現のための MIDI メッセージを
設定する(CTRL). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .143
プログラム・チェンジで呼び出されるドラム・
キットを設定する(PROG). . . . . . . . . . . . . .144
資料編
145
VISUAL CONTROL                      146
故障かな?と思ったら                     148
エラー・メッセージ一覧                    149
ノート・ナンバー設定(工場出荷時)           150
主な仕様                               151
ブロック・ダイアグラム                    152
索引                                  154
概要編
12
主な特長
TD-30 は、V パッドや V シンバルを接続することで、さまざまなドラム・サウンドを鳴らすことができるドラム音
源モジュールです。
新開発 V-Drums SuperNATURAL 搭載
ダイナミクス、ハイハットコントロールなどのパッド演奏をサウンドへ的確に反映します。これに加え、連打やロー
ルのようなドラム特有のサウンド・リアクションと、ドラムに適した残響音を再現することにより、心地よい演奏
フィールと自然で表現力豊かなサウンドが得られます。
演奏ール
打撃から発音までの高速レスポンスを実現し、ダイナミクスや打点位
置に応じた音色変化の解像度もさらに高くなりました。
スネア・ドラム
ヘッド・ショットからリム・ショットへのスムーズな音色変化や、ス
ティックをリムにかける深さによる音色変化など、スネア・ドラムで
の繊細なテクニックにも対応しています。
クラッシュ・シンバル
パワフルな強打だけでなく、シンバルに軽く触れるような演奏も可能。
さらに、スウェル奏法のような連打では音が自然でなめらかにつなが
ります。
ライド・シンバル
叩く強さと打点位置により音色がさまざまに変化し、シンバル特有の
表情豊かなサウンドが得られます。
連打ムの
ドラムを連打すると、直前の音の余韻が残り次の音へと影響します。
TD-30 はこのような連打時の楽器の振る舞いをモデリングしていま
す。これにより、プレスロール、フラム、パラディドル、リムショッ
トのフィル・インなど、よりナチュラルなフィールで演奏できます。
ール
オープンからクローズへ無段階に変化し、ハーフ・オープンの安定し
た演奏も可能になりました。また、ハイハットを少し開いたスライト
オープン、クローズからさらにペダルを強く踏み込んだプレス・ハイ
ハットなど、繊細なコントロールが可能です。フットクローズ、フッ
ト・スプラッシュのようなペダルでの演奏も的確に再現。ドラムの中
で最も複雑な表現が求められるハイハットの演奏性能がさらに進化し
ました。
V ハイハットVH-13 では、モーション・センサーを改良しました。
TD-30 の進化したトリガー・テクノロジーとの組み合わせで、より
自然なレスポンスが得られます。
SuperNATURAL ?
BehaviorModelingTechnology により、従来の音源では難易度の高かった「自然で
豊かな表現」を可能にしたローランド独自の音色群です。
Behavior Modeling Technology ?
楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リア
ルタイムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術です。
スネアのロール
シンバルのエッジ連打
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
主な特長
13
ビエ
ドラマーが演奏しながら聴いているドラム音も、楽曲の中で聴こえるドラム
音も、適度な残響があることでより自然で音楽的なサウンドに仕上がります。
TD-30 では、ドラムに理想的な残響音を作り上げるために、DSP 資源を惜
しみなく投入した新開発のアンビエンス・セクションを搭載しました。また、
アンビエンス専用フェーダーにより、瞬時に最適なアンビエンス量の調整が
可能です。
オーバーヘッド・マイク
ドラム録音に不可欠なオーバーヘッド・マイク・サウンドを足すことで、自然な音の広がりと音の艶が得られます。
ルーム・アンビエンス
部屋の種類、部屋のサイズ、ルームマイクのポジションなどを自在にコントロールすることで、あらゆるレコーディ
ング・スタジオやコンサート・ホールの残響を再現できます。
リバーブ
ドラム用に最適化されたリバーブを搭載。キック、スネア、タムの音のつながりや、楽曲の中でのドラム・サウンド
の混ざりをよくすることができます。
音作の可能性
音色バエー
あらゆる種類のドラム・キットや、ロック、ジャズ、ダンス・ミュージック
など幅広い音楽ジャンルに対応するドラム・キットを搭載。また、録音スタ
ジオのコントロール・ルームで調整されたレコーディング・サウンドや、ラ
イブ会場の客席で聴くことができるライブ・サウンドなど電子ドラムの可能
性を広げる音色が搭載されています。
1つ1つのインストには、キック、スネア、シンバルなどのアコースティック
ドラム、エレクトロニック・ドラム、パーカッション、エフェクト・サウン
ドなどの音色が 1000 以上搭載されています。さらに音色エディットやエフェ
クトをかけることで、好みのドラム・キット作成はもちろん、過去から未来
まであらゆる音楽シーンに対応する音色を自在に作り出すことができます。
ーデグの音作環境を再現
TD-30 は、ドラムの種類だけでなく、レコーディングやライブでの目的に合っ
た音作りが可能です。
たとえば、スネアを選択→シェルの材質選びやチューニングなどの音作り→
オーバーヘッド・マイクやルーム・アンビエンスの調整→音量やエフェクト
の調整といった、音作りのすべての作業を TD-30 だけで完結させることがで
きます。
強力なを搭載
各パッドの音色に 3 バンド・イコライザーとコンプレッサーを搭載。
レコーディングサウンドと同じ音質調整が可能です。マルチエフェ
クトには音の輪郭を際立たせるサチュレーターや個性的な音を作るフ
ランジャーなどを搭載。
さらに、レコーディング時に最終的なキット全体の音圧と音質を補正
するマスター・コンプレッサー、4 バンド・マスター・イコライザー
も搭載しています。
主な特長
14
便利な機能
USB
レーヤー機能
USB メモリー内のオーディオ・ファイル(WAV、MP3)を再生することができます。
オーディオ・ファイルの再生に合わせて演奏したり、パフォーマンスのバッキング・トラッ
クとして、活用したりすることもできます。
プ機能
USB メモリーに TD-30 の設定をバックアップ(保存)できます(P.108)
100 個のドラム・キットを含む TD-30 のすべての設定をまとめてバックアップしたり(最大 99 バックアップ)、ド
ラム・キットを個別にバックアップ(最大 999 キット)したりできます。
また、過去の V-Drums 音源モジュールの TD-20、TD-20X で作成したドラムキットのデータを、TD-30 にインポー
トすることもできます(P.110)
機能
USB メモリーに保存されているキットや TD-30 のプリセット・キットを、ユーザー・メモリーのドラム・キットに
コピーすることなく、演奏することができます(P.123)
USB ーデオ/ MIDI に対応
パソコンを接続することで、パソコンのシーケンサー・ソフト(DAW)で TD-30 の演奏を、
オーディオや MIDI で録音することができます(P.140)
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
15
TD-30 の概要
音源部の構成
TD-30 を含む、V-Drums のシステムは、大きく分けて、コントローラー部、音源部、シーケンサー部で構成されて
います。
TD-30
演奏(トリガー信号)
シーケンサー部
パターン
音源部
再生
TRIGGER INPUT 端子
コントローラー部
(パッドやペダル)
録音
ーラー部
実際に演奏をするパッドやペダルなどが含まれます。
パッドを叩いたときにパッドから出力される信号を「トリガー信号」といいます。
トリガー信号は、TD-30 のリア・パネルにある TRIGGERINPUT 端子に入力され、音源で受信されます。
音源部
音を発生させる部分です。
コントローラーからのトリガー信号を受けて、インスト(楽器音)を鳴らします。
シーケンサーからのパターンを鳴らしたり、外部 MIDI 機器から MIDI メッセージを受信して、音を鳴らしたりします。
ーケサー部
コントローラーでの演奏を録音したり、録音されている演奏データ(パターン)を音源部に送信したりする部分です。
また、シーケンサーに記録した MIDI メッセージを MIDIOUT 端子から送信することで、外部 MIDI 機器のコントロー
ルもできます。
TD-30 の概要
16
ついて
ドラム・キットやパターンなどの設定が記憶(保存)されている場所を、「メモリー」と呼びます。
工場出荷時の設定が記憶されています。
プリセットメモリーのデータは、ユーザーメモリー
にコピーして設定を変更することができます。
以下の設定が、プリセット・メモリーに記憶されて
います。
•ドラム・キット(P.46)
•ドラム・キット・チェイン(P.51)
•プリセット・パターン(P.89)
•パーカッション・セット(P.93)
•トリガー設定(P.126)
ユーザー
エディットや演奏に使用する設定が記憶されます。
USB メモリーやプリセット・メモリーのデータを読
み込む、またはコピーすることもできます。
以下の設定が、ユーザー・メモリーに保存されてい
ます。
•ドラム・キット(P.46)
•ドラム・キット・チェイン(P.51)
•ユーザー・パターン(P.89)
•パーカッション・セット(P.93)
•トリガー設定(P.126)
•セットアップ(P.114)
USB
USB メモリーには、ユーザー・メモリーに保存され
ている設定を 1 セットとして、99 セットまで保存
(バックアップ)しておくことができます。
バックアップとは別に、ドラム・キットを 999 個、
パターンを 999 個保存することができます。
USB メモリーに保存したデータは、ユーザー・メモ
リーにロードまたはコピーして設定を変更すること
ができます。
詳しくは『設定のバックアップ』P.108ご覧くださ
い。
TD-30
USB メモリー
バックアップ
ドラム・キット
パターン
プリセット・メモリー
ドラム・キット
ドラム・キット・チェイン
プリセット・パターン
パーカッション・セット
トリガー設定
ユーザー・メモリー
ドラム・キット
ドラム・キット・チェイン
ユーザー・パターン
パーカッション・セット
トリガー設定
セットアップ
COPY SAVE
LOAD
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
TD-30 の概要
17
「ドラム・キット」とは、各パッドのインスト(楽器音)の設定や、エフェクトの設定、ドラム・キット全体の設定
などを 1 つにまとめたものです。
TD-30 には、100 種類のドラム・キットがあります。
100
ヘッド 1
リム 1
KICK
ヘッド 3
リム 3
TOM 1
ヘッド 2
リム 2
SNARE
ヘッド 4
リム 4
TOM 2
ヘッド 5
リム 5
TOM 3
ヘッド 6
リム 6
TOM 4
ヘッド 8
リム 8
CRASH 1
ヘッド 7
リム 8
HI-HAT
ヘッド 9
リム 9
CRASH 2
ヘッド 10
リム 10
RIDE
ヘッド 11
リム 11
EDGE
ヘッド 13
リム 13
AUX 2
ヘッド 12
リム 12
AUX 1
ヘッド 14
リム 14
AUX 3
ヘッド 15
リム 15
AUX 4
パッドの設定
インストの設定
ミキサーの設定
コンプレッサーの設定
イコライザーの設定
アンビエンスの設定 マルチ・エフェクトの設定
ドラム・キット全体の設定
1
ドラム・キットの設定を変更すると、変更した設定が自動的に保存されます。
工場出荷時のドラムキットの設定に戻したい場合は、コピー機能を使用してプリセットメモリーのドラムキッ
トをコピーする(P.49)か、ファクトリー・リセット(P.122)をしてください。
スネア・ドラム、キック・ドラムなどの楽器音のことを「インスト」といいます。
各パッドの「ヘッド」と「リム」など、叩き分ける箇所それぞれにインストが割り当てられています。
各インストの設定を変更することで、自分の好みの音にすることもできます。「V-EDIT」を使うと、選んでいるイン
ストのドラムの胴の材質や深さによる音色変化を再現することもできます。
「V-EDIT」について詳しくは『V-EDIT とは』(P.56)をご覧ください。
TD-30 の概要
18
音にさまざまな効果をかける機能を「エフェクト」といいます。
TD-30 のエフェクトには次のような種類があり、パッドごとにかかるものと、ドラム・キット全体にかかるものがあ
ります。
ンプサー/パ EQ(PAD COMPRESSOR PAD EQ)
「コンプレッサー」は、音量のピークを抑え、アタックや音圧を調整します。
「EQ(イコライザー)」は、音を周波数ごとに高域、中域、低域などと分けて、それぞれのバランスをとるのに使います。
パッド・コンプレッサーとパッド EQ はパッドごとに効果をかけることができます。
ビエ(AMBIENCE SECTION)
演奏する場所の残響音を再現するエフェクトのことを「アンビエンス」といいます。
オーバーヘッド・マイク(マイクの位置)、ルーム・アンビエンス(部屋の種類や大きさ)、リバーブ(残響音)を調
整することができます。
アンビエンスはドラム・キットごとに効果をかけることができます。また、パッドごとに効果をどれくらいかけるか
を設定することができます。
マル(MULTI EFFECTS)
「マルチ・エフェクト」は、21 種類の中から 1 つのエフェクトを選んでかけることができます。
マルチ・エフェクトはドラム・キットごとに効果をかけることができます。また、パッドごとに効果をどれくらいか
けるかを設定することができます。
ターサー/マター EQ(MASTER COMPRESSOR MASTER EQ)
コンプレッサーとイコライザーをドラム・キット全体にかけることができます。
ーケサー
一般に、演奏の記録や再生をするための電子楽器や、パソコンで使うソフトウェアのことを「シーケンサー」といい
ます。
TD-30 のシーケンサーでは、「パターン」を再生したり、録音したりすることができます。
ーン/パー
「パターン」は、6 つの「パート」(ドラム・キット/メロディー/ベース/バッキング 1 /バッキング 2 /パーカッ
ション)の演奏情報をまとめたものです。
ドラム演奏の練習のために 1 曲分のバッキングを用意したり、短いフレーズをパッドに割り当てて呼び出したりする
こともできます。
自分で録音したパターンは、ユーザー・パターンに保存されます。
パターンを録音するときは、パッドや外部 MIDI キーボードでの演奏をそのまま録音する「リアルタイムレコーディ
ング」を使います。
100
1
プリセット・パターン
書き換えができないパターン
200
101
ユーザー・パターン
書き換えができるパターン
パート
バッキング 1ドラム・キット
バッキング 2メロディー
パーカッションベース
資料編拡張編設定編演奏編セットアップ編概要編
TD-30 の概要
19
な演奏方法
TD-30 に接続したパッド、シンバル、ハイハットで演奏できる奏法について説明します。
•一部のパッドでは、以下の奏法(打点位置検出など)ができない場合があります。パッドの対応については、『パッ
ドのタイプを指定する(BANK)(P.126)ご覧ください。
•トリガー・インプットによって、演奏できる奏法や打点位置検出が異なります。
トリガーインプットと奏法または打点位置検出の対応は、『トリガーインプットと奏法対応表』(P.127)をご覧く
ださい。
奏法 説明
ヘッド・ショット
打点位置による音色変化
ヘッド部を叩きます。
特定のスネア音色では、ヘッドの中心から外周部にかけて叩いた位置
の違いによる自然な音色変化が得られます。
リム・ショット
ヘッド部とリム部を同時に叩きます。
ヘッド・ショット時とは異なる音色(リム音色)が鳴ります。
クロス・スティック奏法
ヘッドに触れないように
リム部のみを叩きます。
スネア音色では、リムショット奏法時にはリム音色、クロススティッ
ク奏法時にはクロス・スティック音色というように、各奏法に対応し
た音色を鳴らし分けることができます。
※一部のスネア音色では、音色の鳴らし分けができない場合があります。
※クロス・スティック奏法で演奏するときは、ヘッドに手を置かない
ようにしてください。ヘッドに手を置くとクロス・スティック奏法
が確実にできない場合があります。
ブラシ奏法
TD-30 では、ブラシによる演奏が可能です。
トリガー・インプット 2SNARE にメッシュ・ヘッドのパッドを接続
すると、ブラシでこする表現(ブラシ・スイープ奏法)ができます。
ブラシで演奏するときは、「SNAREBRUSH」のインスト・グループを
選び(P.54)、BrushSwitch を「ON」に設定してください(P.48)
※ナイロン製のブラシをお使いください。金属製のブラシを使うと、
先端がパッドの網の目に引っかかるため、パッドを傷付けてしまう
ことがあります。
のニ音色変化
特定のスネア音色やタム音色では、リム・ショットの微妙な叩きかたの違いによって音色のニュアンスが変化します。
奏法 説明
通常のリム・ショット
(オープンリムショット)
ヘッド中心部とリム部を同時に叩きます。
TD-30 の概要
20
奏法 説明
浅いリム・ショット
(シャロウリムショット)
ヘッドのリムに近い部分とリム部を同時に叩きます。
奏法 説明
オープン/クローズ
ハイハット・スタンドのペダルの踏み込み具合により、
オープンからクローズまでハイハットの音色が連続的に
変化します。
フット・クローズ(ペダルを踏み込んで鳴らす)やフッ
ト・スプラッシュ(ペダルを踏み込んで瞬時にオープン
して鳴らす)も可能です。
プレッシャー
(VH-13 VH-12)
クローズ状態からさらにペダルを踏み込んでハイハット
を叩くと、踏み込む強さに応じて変化したクローズの音
色を鳴らすことができます。
※VH-11、FD-8 はプレッシャーに対応していません。
ボウ・ショット
トップ・ハイハットの打面を叩く奏法です。接続したト
リガー・インプットのヘッド側の音色が鳴ります。
エッジ・ショット
エッジ・センサー
トップ・ハイハットのエッジ(端)をスティックのショ
ルダー部で叩く奏法です。図のエッジ・センサーの位置
が叩かれたときに、接続したトリガー・インプットのリ
ム側の音色が鳴ります。
※エッジを真横から叩いても正しく鳴りません。図のよ
うに叩いてください。
※トップ・ハイハットの裏側、およびボトム・ハイハットは叩かないでください。故障の原因になります。
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12
  • Page 13 13
  • Page 14 14
  • Page 15 15
  • Page 16 16
  • Page 17 17
  • Page 18 18
  • Page 19 19
  • Page 20 20
  • Page 21 21
  • Page 22 22
  • Page 23 23
  • Page 24 24
  • Page 25 25
  • Page 26 26
  • Page 27 27
  • Page 28 28
  • Page 29 29
  • Page 30 30
  • Page 31 31
  • Page 32 32
  • Page 33 33
  • Page 34 34
  • Page 35 35
  • Page 36 36
  • Page 37 37
  • Page 38 38
  • Page 39 39
  • Page 40 40
  • Page 41 41
  • Page 42 42
  • Page 43 43
  • Page 44 44
  • Page 45 45
  • Page 46 46
  • Page 47 47
  • Page 48 48
  • Page 49 49
  • Page 50 50
  • Page 51 51
  • Page 52 52
  • Page 53 53
  • Page 54 54
  • Page 55 55
  • Page 56 56
  • Page 57 57
  • Page 58 58
  • Page 59 59
  • Page 60 60
  • Page 61 61
  • Page 62 62
  • Page 63 63
  • Page 64 64
  • Page 65 65
  • Page 66 66
  • Page 67 67
  • Page 68 68
  • Page 69 69
  • Page 70 70
  • Page 71 71
  • Page 72 72
  • Page 73 73
  • Page 74 74
  • Page 75 75
  • Page 76 76
  • Page 77 77
  • Page 78 78
  • Page 79 79
  • Page 80 80
  • Page 81 81
  • Page 82 82
  • Page 83 83
  • Page 84 84
  • Page 85 85
  • Page 86 86
  • Page 87 87
  • Page 88 88
  • Page 89 89
  • Page 90 90
  • Page 91 91
  • Page 92 92
  • Page 93 93
  • Page 94 94
  • Page 95 95
  • Page 96 96
  • Page 97 97
  • Page 98 98
  • Page 99 99
  • Page 100 100
  • Page 101 101
  • Page 102 102
  • Page 103 103
  • Page 104 104
  • Page 105 105
  • Page 106 106
  • Page 107 107
  • Page 108 108
  • Page 109 109
  • Page 110 110
  • Page 111 111
  • Page 112 112
  • Page 113 113
  • Page 114 114
  • Page 115 115
  • Page 116 116
  • Page 117 117
  • Page 118 118
  • Page 119 119
  • Page 120 120
  • Page 121 121
  • Page 122 122
  • Page 123 123
  • Page 124 124
  • Page 125 125
  • Page 126 126
  • Page 127 127
  • Page 128 128
  • Page 129 129
  • Page 130 130
  • Page 131 131
  • Page 132 132
  • Page 133 133
  • Page 134 134
  • Page 135 135
  • Page 136 136
  • Page 137 137
  • Page 138 138
  • Page 139 139
  • Page 140 140
  • Page 141 141
  • Page 142 142
  • Page 143 143
  • Page 144 144
  • Page 145 145
  • Page 146 146
  • Page 147 147
  • Page 148 148
  • Page 149 149
  • Page 150 150
  • Page 151 151
  • Page 152 152
  • Page 153 153
  • Page 154 154
  • Page 155 155
  • Page 156 156
  • Page 157 157
  • Page 158 158
  • Page 159 159
  • Page 160 160

Roland TD-30K 取扱説明書

カテゴリー
オーディオミキサー
タイプ
取扱説明書
このマニュアルも適しています