Hilti SMD 57 取扱説明書

  • こんにちは!Hilti SMD 57 ドライウォール用ネジ締機マガジンの取扱説明書を熟読しました。このデバイスに関するご質問にお答えできます。ネジの長さ調整、最適なセット深さの設定、清掃方法など、説明書の内容についてお気軽にご質問ください。
  • SMD 57マガジンはどのHiltiネジ締機で使用できますか?
    ネジの長さをどのように調整しますか?
    マガジンの清掃方法は?
    ネジストリップの装着方法は?
オリジナル取扱説明書
SMD 57 マガジン
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 138
2 製品の説明 139
3 アクセサリー 139
4 スペアパーツ 139
5 製品仕様 139
6 安全上の注意 140
7 ご使用前に 140
8 ご使用方法 141
9 手入れと保守 141
10 廃棄 142
11 本体に関するメーカー保証 142
1 この数字は該当図を示しています。 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
操作エレメントおよびマガジンコンポーネン 1
@
デプスゲージ
;
ビス長さ設定ボタン
=
ビス長さ調整みぞ
%
ビス貫入調整装置
&
リリースボタン
(
ストリップガイド
)
搬送用キャッチ
+
連続動作モードロックボタン
§
ストリップリリース
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手袋
を着用して
ください
略号
リサイク
ル規制部品
です
ご使用前に
取扱説明書
をお読みく
ださい
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体後方に刻印されています。
当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしておき、
問い合わせなどの必要な場合に引用してください。
ja
138
Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5071844 / 000 / 01
機種名 製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
SMD 57 マガジンは、 マガジンに収納したボード用連
発ビスを取り付けるためのアクセサリーです。 このマ
ガジンは、 ヒルティのボード貼り用スクリュードライ
バー工具 SF 4000 / SF 4000‑A / SD 2500 / SD 4500 /
SD 5000 / SD 5000‑A22 / SD 4500‑A18 SD 45
用に開発されたものです。 このマガジンとヒルティの
スクリュードライバー工具は最適に使用出来るように
作られています。
この取扱説明書の安全上の注意においては、 マガジンを
「本体」 と表記しています。
本体の加工や改造は許されません。
取扱説明書に記述されている使用、手入れ、 保守に関す
る事項に留意してご使用ください。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 アク
セサリーや先端工具のみを使用してください。
本体および付属品の、 使用法を知らない人による誤使
用、 あるいは規定外使用は危険です。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、
守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限り
ます。 これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情
を入手していなければなりません。 本体および付属品
の、 使用法を知らない人による誤使用、 あるいは規定
外使用は危険です。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修 改築
新築工事などが考えられます。
健康を損なう恐れのある母材(アスベストなど)への加
工は許されません。
2.2 本体標準セット構成品
1本
1 ビット S‑MBL 116 PH2
1 取扱説明書
1 段ボールケース (箱)
3 アクセサリー
名称
ビット S‑MBL 116 PH2
SME クステンション
4 スペアパーツ
SMD 57 マガジン 2
;
ヘッドマガジンアセンブリー
382905
=
デプスゲージ
383002
5 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
本体
SMD 57
重量
ネジなし、 連発ビスストリップなし 0.35 kg
長さ
186 mm
押し付け力
最大 40 N (4.0 kp)
ビス収納量 (ストリップあたり本数)
50
ボード貼り用スクリューに使用可能 (ドライウォール)
SMD 57
長さ
9… 57 mm
ja
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Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5071844 / 000 / 01
ボード貼り用スクリューに使用可能 (ドライウォール)
SMD 57
ネジ山内径
3… 4.5 mm
頭部直径
7.5… 8.6 mm
ねじ締めドライブ フィリップス 2 (S‑MBL 116 PH2)
フィリップス 2 番は以下のヒルティのボード貼り用ス
クリュードライバー工具に使用できます
SF 4000 / SF 4000‑A / SD 5000 / SD 2500 / SD 4500 /
SD 5000‑A22 / SD 4500‑A18 / SD 45
6 安全上の注意
6.1 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際作業
環境および用途に関してもよくご注意ください。
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
c) 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
d) 電動工具をご使用にならない場合には、 子供の手の
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 作業に適した作業着を着用してください だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
f) 業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
6.2 一般安全注意事項
a) 取扱説明書および記載されている安全上の注意を確
認し、 使用してください。
b) 必ずスクリュードライバーを最大回転数にして作
業してください。 これにはスクリュードライバーの
ロックボタンを使用してください。
c) SMD 57 マガジンはデプスゲージ付近に保持しない
ようにしてください。
d) ビスの締め付けはその都度終了させる必要がありま
す。 押し付けを停止したり十分に押し付けないと、
損傷の原因となります。
e) 連発ビスストリップは必ずスクリュードライバーを
OFF にした状態で交換してください。
f) 頭上での作業の場合は特に保護メガネを着用してく
ださい。
g) 必ず良好な状態のヒルティ純正 SMBL 116 PH2
ビットを使用してください。
h) 必ずヒルティ純正の連発ビスストリップおよびビス
を使用してください。
i) 必ず固定する作業材料の表面に対して直角の位置
で作業してください。
j) 連発ビスストリップは、 梱包されていた時と同様に
伸ばした状態で保管してください。
7 ご使用前に
7.1 連発マガジンの取付け 3
注意
マガジンを取り付ける際は、 スクリュードライバーの電
源を OFF にしてください。
1. 単発用デプスゲージとビットホルダーをスクリュー
ドライバーから取り外します。
2. ロングビットをスクリュードライバーに取り付けま
す。
注意事項ビットはストップ位置にはまるまで押し
込んでください。
3. 単発マガジンを希望の作業位置に応じてカチッと噛
み合う音がするまでスクリュードライバーに装着し
ます。
注意事項単発マガジンは スクリュードライバー
周りに 15° ずつの位置で固定することができます。
注意事項スクリュードライバー 「正回転」 に設
定されていることを確認してください。
ja
140
Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5071844 / 000 / 01
8 ご使用方法
8.1 ビス長さの設定 4
1. デプスゲージを作業するビス長さに調整します。
2. ボタンを押してデプスゲージを前方または後方にス
ライドさせます。
3. 希望のビス長さに応じて、 デプスゲージを 5
の調整みぞのいずれかに合わせます。
注意事項マガジンを問題なく使用するためにビス
長さを正しく設定することは非常に重要です。
8.2 連発ビスストリップの装着 5
1. 最初のビスがマーキングの最初の位置に来るまで、
あるいは上側の出口がマガジンの上面と同じ高さに
なるまで、 ガイドとレールを通して連発ビススト
リップをスライドさせます。
2. 連発ビスストリップを軽く引き戻して、 連発ビス
ストリップが固定されているかどうか点検します
8.3 最適なビス締め深さの設定 6
1. ビス貫入調整装置で最適なビス締め深さを調整しま
す。
2. ビス貫入調整装置を反時計方向に回すとビス締
深さが深くなります。
3. テストとしてビスの取り付けを行ってください。
必要に応じて再調整してください。
注意事項ビス貫入調整装置のカチッという音が聞こ
えるたびに、 0.2 mm(0.008 インチ) 調整されま
す。
ビス貫入調整装置を時計方向に回すとビス締め深さ
が浅くなります。
8.4 連発ビスストリップを引き戻す 7
注意
スクリュードライバーの電源プラグを電源回路から外し
てください。
1. 搬送用キャッチを押してストリップホルダーをロッ
ク解除します。
2. 連発ビスストリップを引き戻します。
注意事項これに代えて、 搬送用キャッチを押さな
いで連発ビスストリップをマガジンから上方へと引
き抜くこともできます。
8.5 マガジンのスクリュードライバーからの取外し 8
注意
マガジンを取り外す前に、 スクリュードライバーの電
源プラグを電源回路から外してください。
リリースボタンを押して同時にマガジンを引くと、 スク
リュードライバーからマガジンを取り外すことができま
す。
9 手入れと保守
9.1 マガジンの手入れ
注意事項
汚れ (特に石膏による汚れ) はマガジンの機能に悪影
響を及ぼすことがあります。
注意
マガジンは、 決して鉱油/グリスあるいはグラファイト
スプレーで潤滑しないでください。 これらは、 マガジ
ンが正しく機能しなくなる危険を高めます。
マガジンは、 圧縮エアを軽く吹き付けて清掃してくださ
い。
9.1.1 高い頻度での使用後の手入れのための分解 9
注意事項
長い期間に渡って使用頻度がかなり高い場合は、 温水に
よる清掃をお勧めします。
1. 「連発ビスストリップを引き戻す」 の章の説明に
従って連発ビスストリップを取り出します。
2. マガジンのスクリュードライバーからの取外し」
の章の説明に従ってマガジンを取り外します
3. ペンチまたは適切な工具を使用してロック解除ス
プリングを押します。 これにより、 デプスゲージ
を含む搬送機構を本体から取り外すことができま
す。 この状態で 3 つの部品に分解されています
搬送ユニット、 スプリングおよび本体。
4. 必要ならば ビス長さ設定ボタンを押して同時に
デプスゲージを引いて、 さらにデプスゲージを取
り外すこともできます。
注意事項慎重に作業して指を挟まないように注意し
てください。
5. この状態で 部品を温水で徹底的に清掃すること
ができます。
注意事項汚れが落ちにくい場合には、 ナイロンブ
ラシ (歯ブラシ) を使用することをお勧めします。
9.1.2 手入れ後の組立て
組立ては分解と逆の手順で行います。
清掃/組立ての後にマガジンが正常に機能することを確
認するために、 1 ...2 回往復運動させてください。
ja
141
Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5071844 / 000 / 01
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは 本体や古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
11 本体に関するメーカー保証
ヒルティは提供した本体に材質的または、 製造上欠陥が
ないことを保証します。 この保証はヒルティ取扱説明
書に従って本体の操作、 取り扱いおよび清掃、 保守が
正しく行われていること、 ならびに技術系統が維持され
ていることを条件とします。 このことは、 ヒルティ純
正部品、構成部品、およびスペアパーツのみを本体に使
用することができることを意味します。
この保証で提供されるのは、 本体のライフタイム期間
内における欠陥部品の無償の修理サービスまたは部品
交換に限られます。 通常の摩耗の結果として必要とな
る修理、 部品交換はこの保証の対象となりません。
上記以外の請求は、 拘束力のある国内規則がかかる請
求の排除を禁じている場合を除き一切排除されます。
とりわけ、 ヒルティは、 本体の使用目的の如何に関わ
らず、 使用した若しくは使用できなかったことに関し
て、 またはそのことを理由として生じた直接的、 間接
的、 付随的、 結果的な損害、 失または費用につい
て責任を負いません。 市場適合性および目的への適合
性についての保証は明確に排除されます。
修理または交換の際は、 欠陥が判明した本体または関連
部品を直ちに弊社営業担当またはヒルティ代理店販売
店宛てにお送りください。
以上が、 保証に関するヒルティの全責任であり、 保証
に関するその他の説明、 または口頭若しくは文書による
取り決めは何ら効力を有しません。
ja
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Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5071844 / 000 / 01
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