Dell FE2000 ユーザーマニュアル

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Dell™ PowerEdge™ Cluster FE200 システム
プラットフォーム
ガイド
メモ、注意、警告
メモ: メモは、コンピュータをより良く使用するために役立つ重要な情報を意味します。
注意 : 注意は、ハードウェアへの損傷またはデータ損失の可能性を示し、問題の避け方を説明します。
警告: 警告は、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示します。
____________________
この文書の情報は、事前の通知なく変更されることがあります。
© 2000–2003 Dell Computer Corporation. All rights reserved.
Dell Computer Corporation
の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書で使用されている商標について:
DellDELL のロゴ、PowerEdgePowerVault、および Dell OpenManage は、Dell
Computer Corporation
の商標です。Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の登録商標です。
本書では、必要に応じて上記記載以外の商標および会社名が使用されている場合がありますが、
これらの商標や会社名は、
一切 Dell Computer Corporation に所属するものではありません。
2003 7 P/N 6C403 Rev. A09
内容 3
内容
サポートされるクラスタ構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5-1
Windows 2000 Advanced Server
のクラスタ構成 . . . . . . . . 5-2
Windows 2000 Advanced Server Service Pack
サポート
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-2
Cluster FE200
構成での QLogic HBA のサポート . . . . . . . .5-2
HBA
コネクタ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-3
ガイドライン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-3
Windows Server 2003, Enterprise Edition
のクラスタ構成. . 5-3
Cluster FE200
構成での QLogic HBA のサポート . . . . . . . .5-4
HBA
コネクタ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-4
ガイドライン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-5
クラスタノードの PCI スロットに周辺機器を
インストールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
5-5
クラスタ共有ストレージシステムを SAN に接続する . . . . . . . 5-9
SAN
接続のクラスタ構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-9
ルールおよびガイドライン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5-9
クラスタ連結構成
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5-11
ルールおよびガイドライン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5-11
レジストリの不適切な
TimeOutValue 設定. . . . . . . . . . . . . 5-14
索引
4 内容
5-1. サポートされるクラスタ構成 . . . . . . . . . . . . . . . . 5-1
5-2. Windows 2000 Advanced Server を実行する
Cluster FE200 構成でサポートされる HBA . . . . . . 5-2
5-3. Windows 2000 Advanced Server を実行する
Cluster FE200
構成でサポートされる HBA . . . . . . 5-4
5-4. PowerEdge クラスタノードでの PCI
スロットの割り当て . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5-5
5-5. SAN 接続クラスタのルールおよびガイドライン . . . 5-9
5-6. クラスタ連結のルールおよびガイドライン . . . . . . 5-12
プラットフォームガイド 5-1
本書は、Dell™ PowerEdge™ Cluster FE200 システムに、周辺機器、ストレージ、および
SAN
などのコンポーネントをインストールおよび接続する手順について説明します。本書で
使用する構成情報は、
Microsoft
®
Windows
®
2000 Advanced Server および Windows
Server 2003, Enterprise Edition
オペレーティングシステムを対象としています。
以下の情報について説明します。
HBA、ネットワークアダプタ、PCI アダプタカードなどの周辺機器ハードウェアコン
ポーネントを
Cluster FE200 構成にインストールするための構成情報
SAN 接続構成のルールおよびガイドライン
クラスタ連結構成のルールおよびガイドライン
メモ: 本書に記載されていない構成は保証されていないため、Dell または Microsoft による
サポートは提供されません。
メモ: 本ガイドおよび他のクラスタ関連マニュアルの中では、Microsoft Cluster Service
Windows 2000 Advanced Server および Windows Server 2003, Enterprise Edition 用)
MSCS と記載されている場合もあります。
レジストリの不適切な TimeOutValue 設定
サポートされるクラスタ構成
本項では、PowerEdge クラスタ構成でサポートされるクラスタ構成について説明します。
5-1 は、Windows 2000 Advanced Server および Windows Server 2003, Enterprise
Edition
を実行する Cluster FE200 システムでサポートされる構成の一覧です。
メモ: ノードが 2 つあるクラスタでは、同じシステムを使用する必要があります。 たとえば、
2 ノードクラスタ構成には、PowerEdge 6650 システムを 2 台接続することができます。
5-1. サポートされるクラスタ構成
サポートされる PowerEdge システム サポートされる
ストレージシステム
サポートされるクラスタ相互接続
HBA
(プライベートネットワーク用)
1550165025002550 2600
265044004600 64006450
660066508450
Dell PowerVault™
660F/224F
システムでサポートされるすべての
Ethernet
ネットワークアダプタ
メモ:
どちらのクラスタノードでも、
クラスタ相互接続に同種(同一)の
Ethernet
ネットワークアダプタを使用
する必要があります。
5-2 プラットフォームガイド
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詳細な情報について
関連マニュアルの詳細な一覧については、ご使用のクラスタ構成に付属の『Dell
PowerEdge Cluster FE200
システムのインストールと問題解決のためのガイド』を参照し
てください。
Windows 2000 Advanced Server
クラスタ構成
本項では、Windows 2000 Advanced Server Service Pack について、および
PowerEdge
クラスタ構成でサポートされている QLogic HBA HBA ドライバについて説
明します。
メモ: 冗長パスを使用する場合、クラスタにインストールする HBA は同一のものにする必要
があります。クラスタ構成は、すべてのクラスタノードに同一の
QLogic HBA を使用した状
態でテストされ、保証されています。
クラスタノードで異なる HBA を使用した場合について
はサポートされていません。
Windows 2000 Advanced Server Service Pack のサポート
Cluster FE200 システムには、Microsoft Windows 2000 Service Pack 4 以降をインス
トールすることをお勧めします。
最新の
Service Pack は、Microsoft Web サイト www.microsoft.com からダウン
ロードできます。
Cluster FE200 構成での QLogic HBA のサポート
5-2 は、Windows 2000 Advanced Server を実行する Cluster FE200 構成でサポート
される
PowerEdge システムおよび QLogic HBA の一覧を示します。
PCI スロットに関する推奨情報については、「クラスタノードの PCI スロットに周辺機器を
ンストールする」を参照してください。
5-2. Windows 2000 Advanced Server を実行する Cluster FE200
構成でサポートされる HBA
PowerEdge システム
QLA-2200 33 MHz QLA-2200 66 MHz
1550 x
1650 x
2500/2550 x
2600 x
2650 x
4400 x x
4600 x
プラットフォームガイド 5-3
HBA コネクタ
SAN 接続および SAN アプライアンス接続構成では、光およびメタル両方の HBA コネクタが
サポートされています。直接接続構成では、光コネクタはサポートされていません。
ガイドライン
クラスタを構成するには、クラスタノード間で以下のユーティリティのバージョンを揃える必
要があります。
オペレーティングシステムおよび
Service Pack
ネットワークアダプタ、HBA、その他の周辺機器用のハードウェアドライバ
Dell OpenManage™ システム管理ソフトウェアなどの管理ユーティリティ
ファイバーチャネル
HBA BIOS
詳細な情報について
Windows 2000 Advanced Server を実行するハードウェア構成のインストールについて
は、ご使用のクラスタに付属の『
Dell PowerEdge Cluster FE200 システムのインストール
と問題解決のためのガイド』を参照してください。
Windows Server 2003, Enterprise Edition
クラスタ構成
本項では、Windows Server 2003, Enterprise Edition Service Pack、ご利用のクラスタ
構成でサポートされる
QLogic HBA および HBA ドライバの情報について説明します。
6400/6450 x x
6600/6650 x
8450 x x
5-2. Windows 2000 Advanced Server を実行する Cluster FE200
構成でサポートされる HBA (続き)
PowerEdge システム
QLA-2200 33 MHz QLA-2200 66 MHz
5-4 プラットフォームガイド
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メモ: 冗長パスを使用する場合、クラスタにインストールする HBA は同一のものにする必要
があります。クラスタ構成は、すべてのクラスタノードに同一の
QLogic HBA を使用した状
態でテストされ、保証されています。クラスタノードで異なる
HBA を使用する場合について
はサポートされていません。
Cluster FE200 構成での QLogic HBA のサポート
5-3 は、Windows Server 2003, Enterprise Edition を実行する PowerEdge Cluster
FE200
構成でサポートされるシステムおよび QLogic HBA の一覧を示します。
PCI スロットに関する推奨情報については、「クラスタノードの PCI スロットに周辺機器を
ンストールする」を参照してください。
HBA コネクタ
SAN 接続および SAN アプライアンス接続構成では、光およびメタル両方の HBA コネクタが
サポートされています。直接接続構成では、光コネクタはサポートされていません。
5-3. Windows 2000 Advanced Server を実行する Cluster FE200
構成でサポートされる HBA
PowerEdge システム
QLA-2200 33 MHz QLA-2200 66 MHz
1550 x
1650 x
2500/2550 x
2600 x
2650 x
4400 x x
4600 x
6400/6450 x x
6600/6650 x
8450 x x
プラットフォームガイド 5-5
ガイドライン
クラスタを構成するには、クラスタノード間で以下のユーティリティのバージョンを揃える必
要があります。
オペレーティングシステムおよび
Service Pack
ネットワークアダプタ、HBA、その他の周辺機器用のハードウェアドライバ
Dell OpenManage システム管理ソフトウェアなどの管理ユーティリティ
ファイバーチャネル
HBA BIOS
詳細な情報について
Windows Server 2003, Enterprise Edition を実行するハードウェア構成のインストールに
ついては、ご使用のクラスタに付属の『
Dell PowerEdge Cluster FE200 システムのインス
トールと問題解決のためのガイド』を参照してください。
クラスタノードの PCI スロットに周辺機器を
インストールする
本項では、クラスタノードの PCI スロットに、HBADRAC II または III、および RAID コン
トローラを追加する構成について説明します。
5-4 は、PowerEdge 155016502500255026002650440046006400
6450660066508450 クラスタノードの構成情報です。
警告: ハードウェアの取り付けは、トレーニングを受けたサービス技術者が行う必要がありま
す。
大けがや死亡を防ぐために、システム内部に触れる前には、『システム情報ガイド』に記載
されている「安全にお使いいただくための注意」をよくお読みください。
5-4. PowerEdge クラスタノードでの PCI スロットの割り当て
PowerEdge
システム
PCI バス
HBA
DRAC II
または III RAID コントローラ
1550
PCI
バス 1: PCI スロット 1
64
ビット、66 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 2
64
ビット、66 MHz
任意の PCI スロットに
HBA
を取り付けます。
利用不可 利用不可
5-6 プラットフォームガイド
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1650
標準ライザボード:
PCI バス 2: PCI スロット 1
64
ビット、66 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 2
64
ビット、66 MHz
オプションのライザボード:
PCI バス 0: PCI スロット 1
32
ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 2
64
ビット、66 MHz
任意の PCI スロットに
HBA
を取り付けます。
新しいまたは既存の
DRAC II
を、オプショ
ンのライザボードの
PCI
スロット 1 に取り付け
ます。
空いている任意の
PCI
スロットに取り付
けます。
2500
PCI
バス 1: PCI スロット 6
よび
7 32 ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 34
および
5 64 ビット、33
MHz
PCI
バス 3: PCI スロット 1
よび
2 64 ビット、66 MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
64
ビット PCI バスに
HBA
を取り付けます。
新しいまたは既存の
DRAC II
PCI
スロット 7 に取り
付けます。
空いている任意の
PCI
スロットに取り付
けます。
2550
PCI
バス 0: PCI スロット 1
3 64 ビット、33 MHz
任意の PCI スロットに
HBA
を取り付けます。
利用不可 利用不可
2600
PCI
バス 0: PCI スロット 1
64
ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 7
64
ビット、33–133 MHz
PCI
バス 3: PCI スロット 6
64
ビット、33–133 MHz
PCI
バス 4: PCI スロット 4
よび
5 64 ビット、33–100
MHz
PCI
バス 5: PCI スロット 2
よび
3 64 ビット、33–100
MHz
メモ: 動作速度の異なる拡張
カードを取り付ける場合、最高
速のカードをスロット
7 に、最
低速のカードをスロット
1 に取
り付けてください。
デュアル
HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バスに HBA を取り付
けます。
利用不可 システム基板には
RAID
コントローラが
内蔵されています。
メモ:
内蔵 RAID コン
トローラを有効にする
には、
RAID バッテリ
とキーを取り付ける必
要があります。
5-4. PowerEdge クラスタノードでの PCI スロットの割り当て (続き)
PowerEdge
システム
PCI バス
HBA
DRAC II
または III RAID コントローラ
プラットフォームガイド 5-7
2650
PCI/PCI-X
バス 1: PCI スロット
1
64 ビット、33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 1: PCI スロット
2
64 ビット、33–133 MHz
PCI/PCI-X
バス 2: PCI スロット
3
64 ビット、33–133 MHz
メモ: PCI/PCI-X スロット 1
は、PCI/PCI-X スロット 2
133 MHz
の動作速度を達成で
きるように空けておきます。
デュアル
HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バスに HBA を取り付
けます。
利用不可 システム基板には
RAID
コントローラが
内蔵されています。
メモ:
内蔵 RAID コン
トローラを有効にする
には、
RAID バッテリ
とキーを取り付ける必
要があります。
4400
PCI
バス 0: PCI スロット 1
よび
2 64 ビット、33/66
MHz
PCI
バス 1: PCI スロット 3
6 64 ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 7
32
ビット、33 MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バス(PCI バス 1
よび
2)に HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC II
PCI
スロット 7 に取り
付けます。
利用不可
4600
PCI
バス 0: PCI スロット 1
32
ビット、33 MHz
PCI/PCI-X
バス 1: PCI スロット
2
および 3 64 ビット、
66–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 2: PCI スロット
4
および 5 64 ビット、
66–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 3: PCI スロット
6
および 7 64 ビット、
66–100 MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バスに HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC III
PCI
スロット 1 に取り
付けます。
システム基板には
RAID
コントローラが
内蔵されています。
メモ:
内蔵 RAID コン
トローラを有効にする
には、
RAID バッテリ
とキーを取り付ける必
要があります。
6400
6450
PCI
バス 0: PCI スロット 1
32
ビット、33 MHz
PCI
バス 1: PCI スロット 2
5 64 ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 6
よび
7 64 ビット、33/66
MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バス(PCI バス 1
よび
2)に HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC II
PCI
スロット 3 に取り
付けます。
利用不可
5-4. PowerEdge クラスタノードでの PCI スロットの割り当て (続き)
PowerEdge
システム
PCI バス
HBA
DRAC II
または III RAID コントローラ
5-8 プラットフォームガイド
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6600
PCI
バス 0: PCI スロット 1
32
ビット、33 MHz
PCI/PCI-X
バス 1: PCI スロット
2
および 3 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 2: PCI スロット
4
および 5 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 3: PCI スロット
6
および 7 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 4: PCI スロット
8
および 9 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 5: PCI スロット
10
および 11 64 ビット、
33–100 MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バスに HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC III
をスロット 1
に取り付けます。
RAID コントローラを
PCI
スロット 2 または
3
に取り付けます。
6650
PCI
バス 0: PCI スロット 1
32
ビット、33 MHz
PCI/PCI-X
バス 1: PCI スロット
2
および 3 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 2: PCI スロット
4
および 5 64 ビット、
33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 3: PCI スロット
6
64 ビット、33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 4: PCI スロット
7
64 ビット、33–100 MHz
PCI/PCI-X
バス 5: PCI スロット
8
64 ビット、33–100 MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バスに HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC III
をスロット 1
に取り付けます。
RAID コントローラを
PCI
スロット 2 または
3
に取り付けます。
8450
PCI
バス 0: PCI スロット 1
よび
2 64 ビット、33 MHz
PCI
バス 1: PCI スロット 3
6 64 ビット、33 MHz
PCI
バス 2: PCI スロット 7
よび
8 64 ビット、33/66
MHz
PCI
バス 3: PCI スロット 9
よび
10 64 ビット、33/66
MHz
デュアル HBA 構成の場合
は、システムの負荷を分
散させるために、別々の
PCI
バス(PCI バス 2
よび
3)に HBA を取り付
けます。
新しいまたは既存の
DRAC II
PCI
スロット 2 に取り
付けます。
システムの内部ドライ
バ用の
RAID コント
ローラを
PCI スロット
1
に取り付けます。
5-4. PowerEdge クラスタノードでの PCI スロットの割り当て (続き)
PowerEdge
システム
PCI バス
HBA
DRAC II
または III RAID コントローラ
プラットフォームガイド 5-9
クラスタ共有ストレージシステムを SAN
接続する
本項では、ファイバーチャネルスイッチ構成で SAN を使用して、クラスタノードを共有スト
レージシステムに接続するためのルールおよびガイドラインについて説明します。
サポートされる
SAN 構成は以下のとおりです。
SAN 接続
クラスタ連結
SAN アプライアンス接続
メモ: SAN は、最大 20 PowerEdge システムおよび最大 8 のストレージシステムを使用
して構成することができます。
SAN 接続のクラスタ構成
SAN 接続クラスタ構成では、冗長ファイバーチャネルスイッチファブリックを使用して、両
方のクラスタノードを、
PowerVault SAN 経由で単独または複数のストレージシステムに接
続します。
ルールおよびガイドライン
次の 5-5 に示すルールおよび要件は、SAN 接続のクラスタに適用されます。
ご使用の
SAN コンポーネントの具体的なバージョンレベルについては、Dell PowerVault
ファイバーチャネルアップデートバージョン 5.3』の CD を参照してください。
5-5. SAN 接続クラスタのルールおよびガイドライン
ルール / ガイドライン 説明
サポートされるシステムの数 最大で
10 2 ノードクラスタを SAN に接続できます。
メモ:
スタンドアロンシステムとクラスタペアの組み合わせについては、
PowerEdge システムを最大 20 までにしてください。
クラスタペアのサポート 直接接続構成でサポートされている、すべての同種および異種のクラス
タ構成は、
SAN 接続構成でサポートされます。
サポートされるクラスタペアの詳細に関しては、Windows 2000
Advanced Server
クラスタ構成』または『Windows Server 2003,
Enterprise Edition
のクラスタ構成』を参照してください。
メモ:
Windows Server 2003, Enterprise Edition は最大 8 つのクラス
タノードをサポートします。ただし、
Cluster FE200 構成は、最大 2
ノードまでしかサポートしません。
5-10 プラットフォームガイド
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プライマリストレージ Windows 2000 および Windows Server 2003, Enterprise Edition
クラスタは、共有論理ドライブとして最大 22 のドライブレターをサポー
トします。
Windows Server 2003 は、マウントポイントの使用により、
さらに物理ドライブをサポートできます。
プライマリおよびセカンドストレージデバイスは、合計で最大 8 台まで
サポートされます。
セカンドストレージ
最大 4 台のストレージデバイスがサポートされます。 サポートされるデ
バイスは、以下のとおりです。
PowerVault 136T テープライブラリ
PowerVault 128T テープライブラリ
PowerVault 35F ブリッジ
PowerVault 35F
ブリッジは、最大 4 台の PowerVault 120T テー
プオートローダまたは最大
2 台の PowerVault 130T DLT テープラ
イブラリに接続できます。
SAN に接続されたあらゆるシステムで、これらのデバイスを共有でき
ます。
メモ:
SAN には、最大 8 台のプライマリおよびセカンドストレージデバ
イスを接続できます。
Dell OpenManage
Storage Consolidation
StorageC
クラスタノードが、他のクラスタシステムノードを含め、
SAN の他の
PowerEdge
システムとストレージシステムを共有していない場合は、
必要ありません。
ファイバーチャネルスイッチ
の構成
冗長スイッチファブリックが必要です。
ファイバーチャネルスイッチ
のゾーニング
クラスタが他のクラスタまたはスタンドアロンシステムと
SAN を共有し
ている場合は必要です。
サポートされるファイバー
チャネルスイッチ
PowerVault 51F および 56F
サポートされるファイバー
チャネル
HBA
メモ: 光およびメタルの
HBA
をサポートします。
QLogic 2200/33 MHz
QLogic 2200/66 MHz
メモ: 単一クラスタ内の HBA は、同じである必要があります。
オペレーティングシステム SAN に接続されている各クラスタでは、Windows 2000 Advanced
Server
または Windows Server 2003, Enterprise Edition を実行でき
ます。
Service Pack
Windows 2000 Advanced Server
の構成では、Service Pack 4 以降が
必要です。
Windows Server 2003
構成では、HotFix KB818877(または入手可能
な場合は
Service Pack 1)が必要です。
5-5. SAN 接続クラスタのルールおよびガイドライン (続き)
ルール / ガイドライン 説明
プラットフォームガイド 5-11
詳細な情報について
SAN 接続クラスタの詳細に関しては、ご使用のクラスタ構成に付属の『Cluster FE200 シス
テムのインストールと問題解決のためのガイド』を参照してください。
SAN 接続クラスタ構成への QLogic ドライバ、QLDirect、および QMSJ のインストールと、
SAN に関する一般的なルールおよびガイドラインについては、ご使用のクラスタに付属の
Dell PowerVault Systems Storage Area Network (SAN) 管理者用ガイド』を参照して
ください。
最新のファームウェアおよびソフトウェアのバージョン要件および
SAN に関する互換性の
ルールについては、ご使用のクラスタに付属の『
Dell PowerVault SAN 改訂互換ガイド』を
参照してください。
Dell Support Web サイト support.dell.com もご覧ください。
クラスタ連結構成
クラスタ連結構成では、冗長ファイバーチャネルスイッチファブリックおよびスイッチゾーニ
ングを使用して、複数のクラスタとスタンドアロンの
PowerEdge システムを、単一のスト
レージシステムに接続します。
ルールおよびガイドライン
5-6 は、クラスタ連結構成の要件を示します。
追加可能なソフトウェアアプ
リケーションプログラム
QLogic QLDirect
Dell OpenManage Array Manager
QLogic Management Suite for Java
QMSJ
5-5. SAN 接続クラスタのルールおよびガイドライン (続き)
ルール / ガイドライン 説明
5-12 プラットフォームガイド
www.dell.com | support.dell.com
ご使用の SAN コンポーネントの具体的なバージョンレベルについては、Dell PowerVault
ファイバーチャネルアップデートバージョン 5.3』の CD を参照してください。
5-6. クラスタ連結のルールおよびガイドライン
ルール / ガイドライン 説明
サポートされる
PowerEdge
システムの数
最大で
10 2 ノードクラスタを SAN に接続できます。 スタンドアロ
ンシステムとクラスタペアの組み合わせについては、最大で
20 システ
ムまでにしてください。
クラスタペアのサポート 以下の
HBA を装備した、サポートされる同種システムペアすべて
QLogic 2200/33 MHz
QLogic 2200/66 MHz
プライマリストレージ Windows Server 2003, Enterprise Edition クラスタは、共有論理ド
ライブとして最大
22 のドライブ文字をサポートします。Windows
Server 2003
は、マウントポイントの使用により、さらに物理ドライ
ブをサポートできます。
プライマリおよびセカンドストレージデバイスは、合計で最大
8 台ま
でサポートされます。
セカンドストレージ
最大 4 台のストレージデバイスがサポートされます。 サポートされる
デバイスは、以下のとおりです。
PowerVault 136T テープライブラリ
PowerVault 128T テープライブラリ
PowerVault 35F ブリッジ
PowerVault 35F
ブリッジは、最大 4 台の PowerVault 120T
テープオートローダまたは最大 2 台の PowerVault 130T DLT
テープライブラリに接続できます。
SAN に接続されたあらゆるシステムで、これらのデバイスを共有でき
ます。
メモ:
SAN には、最大 8 台のプライマリおよびセカンドストレージデ
バイスを接続できます。
Dell OpenManage Storage
Consolidation
StorageC
必須です。
ファイバーチャネルスイッチの
構成
冗長スイッチファブリックが必要です。
プラットフォームガイド 5-13
ファイバーチャネルスイッチの
ゾーニング
各クラスタには、それぞれ専用のゾーンと、スタンドアロンシステム
用のゾーンが必要です。
各クラスタのゾーンには、以下のハードウェアコンポーネントが必要
です。
2 つのノードを持つクラスタ 1
ストレージシステム
1
1 つまたは複数のファイバーチャネル - SCSI ブリッジ
(該当する場合)
スタンドアロンシステムのゾーンには、以下のハードウェアコンポー
ネントが必要です。
すべての非クラスタ
PowerEdge システム
ストレージシステム
1
1 つまたは複数のファイバーチャネル - SCSI ブリッジ
(該当する場合)
サポートされるファイバー
チャネルスイッチ
PowerVault 51F および 56F
サポートされるファイバー
チャネル
HBA
QLogic 2200/33 MHz HBA
QLogic 2200/66 MHz HBA
オペレーティングシステム PowerVault ストレージシステムに接続されるすべてのクラスタおよ
びシステムでは、
Windows 2000 Advanced Server または
Windows Server 2003, Enterprise Edition
が必要です。
メモ:
クラスタ内の両方のシステムでは、同じオペレーティングシス
テムが実行されている必要があります。ただし、各クラスタで実行で
きるのは、
Windows 2000 Advanced Server または Windows Server
2003, Enterprise Edition
です。
Service Pack
Windows 2000 Advanced Server
の構成では、Service Pack 4 以降
が必要です。
Windows Server 2003 構成では、HotFix KB818877(または入手可
能な場合は
Service Pack 1)が必要です。詳細は「レジストリの不適
切な
TimeOutValue 設定」を参照してください。
ディスク 各クラスタまたはスタンドアロンシステムには、
PowerVault ファイ
バーチャネルディスクアレイ内のディスクがそれぞれ割り当てられ
ます。
SAN のサポート クラスタ連結構成は、10 以下のクラスタまたは 20 以下の個別の
PowerEdge
システムをさまざまに組み合わせたものです。 たとえば、
5 つのクラスタ(10 システム)と 10 のスタンドアロンシステムから
なる構成(合計
20 システム)を導入することができます。
追加可能なソフトウェアアプリ
ケーションプログラム
Dell OpenManage Array Manager
QLogic QLDirect
QMSJ
5-6. クラスタ連結のルールおよびガイドライン (続き)
ルール / ガイドライン 説明
5-14 プラットフォームガイド
www.dell.com | support.dell.com
詳細な情報について
クラスタ連結構成の詳細については、ご使用のクラスタに付属のDell PowerEdge Cluster
FFE200
システムのインストールと問題解決のためのガイド』を参照してください。
最新のファームウェアおよびソフトウェアのバージョン要件については、ご使用のクラスタに
付属の『
Dell PowerEdge Cluster SAN 改訂互換ガイド』を参照してください。Dell
Support
Web サイト support.dell.com もご覧ください。
QLogic ドライバ、QLDirectQMSJ、および Dell OpenManage Storage
Consolidation
のインストールと、SAN に関する一般的なルールおよびガイドラインについ
ては、ご使用のクラスタに付属の『
Dell PowerVault Systems Storage Area Network
(SAN)
管理者用ガイド』を参照してください。
レジストリの不適切な TimeOutValue 設定
Windows Server 2003 を実行するクラスタ製品でクラスタ構成ウィザードを実行した場合、
ウィザードによって以下のレジストリ値が変更されます。
HKLM\System\CurrentControlSet\Services\Disk\TimeOutValue
ディスクの
TimeOutValue 設定は、ストレージシステムの I/O 動作に関して Windows
設定するタイムアウト値です。
Dell | EMC ファイバーチャネルストレージ環境では、I/O
作に
60 秒をみておく必要があります。クラスタ構成ウィザードを実行すると、
TimeOutValue 20 秒に設定されますが、これは複雑な I/O 動作では不十分な場合があり
ます。その結果、ストレージシステムでは
I/O 動作のタイムアウトが頻繁に発生することに
なります。
Microsoft はこのウィザードの問題を確認し、解決のために Quick Fix ExecutableQFE
ファイル
KB818877 を作成しました。詳細に関しては、Microsoft Web サイト
www.microsoft.com
に掲載されている Microsoft Knowledge Base の記事
KB818877
を参照してください。この問題を解決するには、Knowledge Base の記事で、
Microsoft のサイトから必要な QFE ファイルを入手する方法についての説明を読みます。で
きるだけ早く
QFE をダウンロードし、適用してください。
プラットフォームガイド 5-15
クラスタを構成していない場合は、すべてのクラスタノードに対して QFE(または入手可能
であれば
Service Pack 1)を適用します。
クラスタを構成している場合は、以下の手順のいずれかを実行したあと、各クラスタノードを
1 つずつ再起動します。
各クラスタノードで、レジストリの
TimeOutValue を手動で 60 に設定する。
Dell Support Web サイト support.dell.com からクラスタディスクのタイム
アウト修正ユーティリティをダウンロードし、ご使用のクラスタでユーティリティを実行
する。
指示メッセージが表示されたら、クラスタ名のフィールドにご使用のクラスタの名前を入力
し、
Storage System Type(ストレージシステムのタイプ)フィールドに
Dell | EMC
と入力します。これにより、ユーティリティは、入力したクラスタ名に関連付け
られたクラスタノードを特定し、各ノードの
TimeOutValue 設定を正しい値に変更します。
5-16 プラットフォームガイド
www.dell.com | support.dell.com
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