ZCA1200
セットアップガイド
◆仕様
項目 仕様
ユニットタイプ アクセスポイント(集中管理型/自律型)
有線LAN部
イーサネット規格
IEEE802.3(10BASE-T)、IEEE802.3u(100BASE-TX)、
IEEE802.3ab(1000BASE-T)、IEEE802.3at
データ転送速度/ポート数 10/100/1000Mbps/1
通信方式 半二重(Half Duplex)、全二重(Full Duplex)
無線LAN部
IEEE802.11n
チャネル
5GHz帯:19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
2.4GHz帯:13ch(1-13ch)
データ転送速度 *1
300 - 6Mbps[MSC0 - 15, Short/Long GI] (固定/自動)
IEEE802.11a
チャネル
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
データ転送速度 *1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(固定/自動)
IEEE802.11b
チャネル
13ch(1-13ch)
データ転送速度*1 11, 5.5, 2, 1Mbps(固定/自動)
IEE802.11g
チャネル
13ch(1-13ch)
データ転送速度 *1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(固定/自動)
セキュリティ
IEEE802.11n
WPA(TKIP), WPA2(AES), WPA-PSK(TKIP), WPA2-PSK(AES)
IEEE802.11a/b/g
WEP(open/ Shared Key ), WPA(TKIP), WPA-PSK(TKIP), WPA2(AES),
WPA2-PSK(AES), IEEE802.1X(EAP-TLS, PEAP)
アンテナ
内蔵基板アンテナ 2×2 MIMO
外形寸法(mm)
本体のみ:213(W)×170(D)×39(H)
取付ブラケット装着時:222(W)×215(D)×50(H)
質量
500g(本体のみ)
*1 無線LAN規格の理論値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
◆本体設置環境条件
(
環境仕様
)
項目 仕様
入力電圧範囲 PoE:48V IEEE802.3at
ACアダプタ:48VDC
定格電力
PoE
-Input:100~240V AC, 50/60Hz
ACアダプタ
-Input:100~240V AC, 50/60Hz
最大消費電力
25W
使用周囲温度 0 - 50℃
使用周囲湿度 15 - 90%RH (ただし、結露しないこと)
腐食性ガス ないこと
耐振動性
掃引耐久
10 - 57Hz/片振幅0.035 mm 57 - 150Hz/0.5G
X、Y、Z方向 各60分(JIS C 60028-2-6準拠、IEC 60068-2-6準拠)
耐衝撃性 10G X、Y、Z方向11ms正弦半波 (JIS C 60068-2-27準拠、IEC 60068-2-27準拠)
耐ノイズ性*1
ラインノイズ ACライン/±2kV 、信号ライン/±1kV
(IEC61000-4-4 Level 3、EN61000-4-4 Level 3)
許容瞬時停電時間*1 17ms以内 (100VAC@25℃), 低電圧検出時、自動的にリセットを行う
静電耐久
接触/±4kV (IEC61000-4-2 Level 2、EN61000-4-2 Level 2)
気中/±8kV (IEC61000-4-2 Level 3、EN61000-4-2 Level 3)
*1:オプションPoEインジェクタ POW-CB60ATにて確認。
◆外形寸法図
213
169.5
38.6
122
148.9
89 30
外形寸法図(本体のみ)
222.00
212.39
215.25
50.11
外形寸法図(取付ブラケット装着時)
◆速度表記について
本書や設定画面等で使用する送信レートのリンク速度の数値は、無線
LAN
規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではあり
ません。
◆安全情報の表記
本書では、人身事故や機器の破壊をさけるため、次のシンボルで安全に関する情報を提供しています。内容を良く理解し、安全に機器を操作してくだ
さい。
危険
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示してい
ます。
◆使用上の注意
本製品は、電波法における「小電力データ通信システムの無線局の無線設備」であり、無線免許は必要ありません。
本製品の内部を改造することは法律で禁止されています。また、本製品は、国内の電波法により認定されたもので、海外ではご使用になれません。
◆セキュリティに関する注意事項
無線
LAN
では、
LAN
ケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く
範囲であれば自由に
LAN
接続が可能であるという利点があります。その反面、電波はある範囲内であれば障害物
(
壁等
)
を越えてすべての場所に届くた
め、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。通信内容を盗み見られる悪意ある第三者が電波
を故意に傍受し、
ID
やパスワードまたはクレジットカード番号等の個人情報、メールの内容等の通信内容を盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・ 個人情報や機密情報を取り出す
(
情報漏洩
)
・ 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す
(
なりすまし
)
・ 傍受した通信内容を書き換えて発信する
(
改ざん
)
・ コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する
(
破壊
)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線
LAN
カードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無線
LAN
製品の
セキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
無線
LAN
機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていません。
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線
LAN
カードや無線
LAN
アクセスポイントをご使用になる前に、必
ず無線
LAN
機器のセキュリティに関するすべての設定を説明書にしたがって行ってください。
なお、無線
LAN
の仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。セキュリティの
設定などについて、お客様ご自分で対処できない場合には、総合インフォメーションまでお問い合わせください。
お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を
行い、製品を使用することをお奨めします。
◆電波干渉に関する注意
本製品が使用する
2.4GHz
帯域では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、移動体識別用の構内無線局
(
免許を要する無線局
)
および特定小電
力無線局
(
免許を要しない無線局
)
ならびにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
1.
本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていないことを確認して
ください。
2.
万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合は、速やかに使用周波数を変更するか電波の発射を停
止した上、総合インフォメーションまでご連絡いただき、混信回避のための処置等(例えばパーティションの設置など)についてご相談ください。
3.
無線端末同士を近くに配置すると、相互干渉のために通信速度が低下することがあります。
目安として、ステーション間は
1m
、アクセスポイントとステーション間は
3m
、アクセスポイント間は
3m
程度の間隔を空けるようにしてください。
4.
その他、本製品から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りの
ことが起きたときは、総合インフォメーションまでお問い合わせください。
◆
DFS
機能について
DFS対応チャネル(5GHzのみ)に設定時は、レーダ波を検出した場合、気象レーダなどへの電波干渉
を避けるために、チャネルを変更する必要がありますので、以下の点にご注意ください。
DFS
対象チャネル
(
周波数:
5GHz)
チャネル DFS機能
W52:36, 40, 44, 48 非対象
W53:52, 56, 60, 64 対象
W56:100, 104, 108, 112, 116,
120, 124, 128, 132, 136, 140
対象
注意
・
起動後、
1
分間、当該チャネルにレーダ波がないかの確認を行うため、少なくとも
1
分以上の時間が必要となります。
・
起動時もしくは、起動中にレーダ波が検出された場合、設定チャネルとは別のチャネルを使用しなければならないため、別のチャネルで起動する
場合があります。
・
設定
DFS
対応チャネルで起動後も、運用中にチャネルを変更する場合があります。
・
レーダ波を検出した場合、検出後、
30
分間電波を停止する必要があるため、
30
分間は検出チャネルを使用できません。
◆用途制限
本商品は人の生命に直接関わる装置等
(*1)
や人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置等
(*2)
を含むシステムに使用できるよう開
発・製作されたものではありませんので、それらの用途に使用しないようにしてください。
*1
生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器
*2
原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、その他安全上重要な系統およびシステム集団輸送システムの運転制御シス
テムおよび航空管制制御システム
5.2GHz帯および5.3GHz帯での屋外使用は、電波法により禁止されています。
また、日本国外での使用は、当該国の電波関連法令に抵触する恐れがあります。日本国外では使用しないでください。
◆取り扱い上の注意事項
危険
・
周囲に発火性、腐食性のガスがある場所で使用しないでください。爆発、火災、感電、故障の原因となります。
・
極端に湿気の多い場所や、ほこりの多い場所での使用および保管はしないでください。内部に水や液状のもの、導電性の塵が入った状態で使用す
ると非常に危険です。
注意
・
本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因に
なります。
・
高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
・
直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
・
強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
・
異常な臭いや過熱に気がつきましたら、ただちに電源を切ってください。
異常や故障が発生しましたら、お買い求めの販売店、または総合インフォメーションへご連絡ください。
・
本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。継続的にご利用いただく場合でも、必ず当社ホームページの解説書
を読み、内容を確認してください。機能追加したことで増えた設定項目等の説明は、ブラウザ設定画面のヘルプを参照してください。最新のファ
ームウェアのヘルプには、最新の説明が記述されています。なお、最新版のファームウェアについては、当社ホームページよりファームウェアを
ダウンロードしていただき、お客様ご自身でバージョンアップを行ってください。
・ 物を載せるなどして、本製品の通気口を塞がないでください。
・ 本製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いません。
・
製品の移動・譲渡する場合、本書
(
セットアップガイド
)
を必ず添付してください。
・
本製品の修理・交換は、センドバックとなります。
・
無線
LAN
機器は、設置環境・本体の設定・ネットワークシステムの通信負荷などの要因により、無線通信が正常に動作しない場合があります。お
客様の使用用途に合った環境で、事前に検証を行い問題ないことを確認してください。無線
LAN
機器の導入
/
設置については、無線
LAN
のネット
ワークシステム構築に精通しているシステムインテグレータなどの専門業者に依頼してください。
・
本製品(
FLEXLAN ZC
シリーズ)と別シリーズの無線
LAN
機器(
FLEXLAN FX
シリーズ等)から置き換えて使用される際は、製品仕様や機能な
どの違いにより、ネットワークシステムの再構築が必要となる場合があります。本製品をご採用する際は、実際にご使用になる環境において、当
社の貸出機を使用して評価を十分に行って頂くことを推奨いたします。
・ 過電流や過電圧(雷サージ等)の影響を受けるような場所で使用する際には、全ての進入経路(電源線、
LAN
、アースなど)に対して適切なサ
ージ保護デバイス(
SPD
)を選定し使用してください。
SPD
の選定
/
導入
/
設置については、専門の業者で行ってください。
・
本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承く
ださい。
・
Powered by Z-COM
本製品は、
Z-COM
社と共同開発・製造しています。他の無線
LAN
製品とはサポート内容などが異なりますので、ご注意ください。
・ 本製品を廃棄される場合、法律や市町村の条令に定める廃棄方法に従って、廃棄してください。
発行
株式会社コンテック
大阪市西淀川区姫里
3-9-31
〒
555-0025
201
年
月制
日本語
http://www.contec.co.jp
英語
http://www.contec.com
中国語
http://www.contec.com.cn/
NA
3168
LYRE651
[1407201
]
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