Contec BUF(PCI) 取扱説明書

  • こんにちは!CONTEC BUF(PCI)拡張バスアダプタセットの解説書を読みました。このデバイスは、パソコン本体のPCIバスに拡張スロットを追加するためのものです。ATX電源制御機能や、複数のボードによる拡張など、様々な機能が搭載されています。BUF(PCI)に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • 電源がONにならない場合はどうすれば良いですか?
    BUF(PCI)が認識されない場合はどうすれば良いですか?
    異なるバージョンの基板を組み合わせて使用できますか?
    PC-MB8(PCI)の拡張スロットにはどのようなボードを使用できますか?
    BUF(PCI)の消費電流はどのくらいですか?
PC-HELPER
PCI バス仕様拡張アダプタセット
BUF(PCI)
解説書
取り扱い上の注意
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると人が傷害を負う
可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定され
る内容を示しています。
ボードを改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いま
せん。
ボードに衝撃を与えたり、曲げたりしないでください。破損の原因となります。
ボードの金メッキ端子部
(
エッジコネクタ
)
には手を触れないでください。接触不良の原因
となります。触れた場合は、工業用アルコールできれいにふいてください。
ボードはパソコン本体の
PCI
バス準拠の拡張スロット、あるいは当社製
FA-UNIT-F8DR
のパソコン用ケースに実装してください。
パソコン本体またはパソコン用ケースの電源が入った状態で、ボードをスロットに挿入し
たり、抜いたりしないでください。故障の原因になります。必ずパソコン本体またはパソ
コン用ケースの電源を切ってから行ってください。
PC-MB8(PCI)
の拡張スロットに実装するボードの消費電流の総和は、
PC-MB8(PCI)
の電源
の許容電源容量より大きくなってはいけません。故障の原因となります。
外部電源電圧やドライブ電流は、定格を超えないように注意してください。
ボード上のコネクタには指定以外の信号を接続しないでください。故障の原因となりま
す。
ボードは指定された拡張スロットに実装して使用してください。
ご注意
本書の内容の全部、または一部を無断で転載することは禁止されています。
本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や記載もれなどお気づき
のことがありましたら、お買い求めの販売店へご連絡ください。
本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、
いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。
MS
Microsoft
Windows
Windows NT
MS-DOS
は、米国
Microsoft Corporation
の各国にお
ける登録商標または商標です。
その他、本書中に使用している会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標
です。
CONTEC CO., LTD.
iv
BUF(PCI)
ご使用になる前に
◆梱包内容
本製品には以下の付属品が添付されています。添付品がすべて揃っていることを確認してくだ
さい。万一、添付品が足りない場合や破損している場合は、お買い求めの販売店にご連絡くだ
さい。
登録カードは、新製品情報などを皆さまにお知らせする際に必要なカードです。ご記入の上、
必ずご返送くださいますようお願いします。
BUF-PC(PCI)
ボード…
1
BUS-PAC(PC)
ボード…
1
PC-MB8(PCI)
1
□接続ケーブル…
1
ATX
電源制御用ケーブル…
1
□解説書…
1
□登録カード&保証書…
1
□シリアルナンバーラベル…
1
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
v
はじめに
このたびは、
BUF(PCI)
をご購入いただきまして、ありがとうございます。
BUF(PCI)
は、パソコン本体と接続することによって、
PCI
バス拡張スロットを増設する拡張
バスアダプタです。
BUF(PCI)
は次のような構成になります。
BUS-PC(PCI)
パソコン本体に実装
BUS-PAC(PCI)
PC-MB8(PCI)
の専用スロットに実装
PC-MB8(PCI)
当社製
FA-UNIT-F8DR
等のパソコン用ケース
*
にマザーボードとして実装
ATX
電源制御用ケーブル
接続ケーブル
パソコン用ケースは、
BABY AT
サイズのマザーボードが装着可能なもの、
ATX
仕様のケー
スなどがご使用頂けます。詳細は、後述の
PC-MB8(PCI)
の外形寸法図を参照して頂き
実装可能なケースを選択してください。
◆特長
BUS-PC(PCI)
をパソコンの
PCI
バス拡張スロットに実装し、
PC-MB8(PCI)
BUS-PAC(PCI)
PC
用ケースに実装することによって、
PCI
バスの拡張スロットを増設します。
32
ビット
PCI
バス
(+5V
仕様
)
に対応。
PC-MB8(PCI)
の電源に
ATX
電源を使用するとパソコン本体の電源と連動させることができ
ます。
CONTEC CO., LTD.
vi
BUF(PCI)
◆制限事項
BUF(PCI)
には、使用できるパソコンとボードに制限があります。ご使用の前に必ず以下の制限
事項を確認してください。
<
使用可能パソコン
>
BUF(PCI)
PCI-to-PCI Bridge
によるバス延長をしています。
BUF(PCI)
の認識は、使用するパソ
コンに搭載されている
BIOS
がこの
PCI-to-PCI Bridge
を認識するかどうかに依存します。以下に
PCI-to-PCI Bridge
をサポートする
BIOS
メーカーの例を示します。パソコン起動時に以下のよう
なメッセージが表示されます。
phoenix
社製
BIOS(Ver.4.04
以上
)
を搭載するパソコン
メッセージ
: "phoenix BIOS Verxxx"
AMI (American Megatrends, Inc.,)
社製
BIOS(Ver.1.00.02
以上
)
を搭載するパソコン
メッセージ
: "AMI (American Megatrends, Inc.,) BIOS Verxxx"
上記のバージョン番号であってもマイナーバージョンの違いによって動作しない場合があ
ります。
<
使用できないボード
>
PC-MB8(PCI)
の拡張スロットには、次に示すボードは使用できません。
画像表示ボード
(VGA
ボード
)
PCI
バスを拡張するユニットを増設するためのボード
パソコン本体の説明書に、使用できないと書かれているボード
PCI
バス仕様に準拠するボードであっても、ボードの仕様によって動作しない場合がありま
す。
<BUF(PCI)
のバージョンによる制限
>
BUF(PCI)
は、
3
枚の基板が
1
組になっており基板には各々
No.7067B
No.7069B
のナンバーが基板
表面に印字されています。この番号の末尾のアルファベットが基板のバージョンを示していま
す。異なるバージョンの基板を組み合わせてのご使用はできません。動作不良
/
故障の原因とな
ります。
◆本書の構成
この解説書は次のような構成になっています。
1
ボード各部の名称
ボード各部の名称と機能について説明しています。
2
セットアップ
ボードの実装からシステムの起動までを説明しています。
3
システムリファレンス
本製品の仕様、動作不良時の確認事項などを説明しています。
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
vii
目次
ご使用になる前に................................................................................................................................iv
◆梱包内容.....................................................................................................................................iv
はじめに .................................................................................................................................................v
◆特長 ..............................................................................................................................................v
◆制限事項.....................................................................................................................................vi
◆本書の構成.................................................................................................................................vi
目次 .......................................................................................................................................................vii
第1章 ボード各部の名称 1
BUF-PC(PCI)の説明..............................................................................................................................1
BUF-PAC(PCI)の説明...........................................................................................................................1
PC-MB8(PCI)の説明 .............................................................................................................................2
第2章 セットアップ 3
PC-MB8(PCI)のセットアップ .............................................................................................................3
PC-MB8(PCI)の実装 ..................................................................................................................3
◆電源コネクタの接続(PS/2電源を使用する場合)..................................................................4
◆電源コネクタの接続(ATX電源を使用する場合)..................................................................5
◆その他のコネクタ......................................................................................................................7
BUS-PC(PCI)のセットアップ..............................................................................................................9
BUS-PC(PCI)の実装...................................................................................................................9
BUS-PAC(PCI)のセットアップ.........................................................................................................10
BUS-PAC(PCI)の実装..............................................................................................................10
CN2の接続 ................................................................................................................................10
BUS-PC(PCI)BUS-PAC(PCI)の接続 .............................................................................................11
システムの起動方法(ATX電源以外の場合)...................................................................................12
◆システムの電源ON..................................................................................................................12
◆システムの電源OFF ................................................................................................................12
システムの起動方法(ATX電源の場合)...........................................................................................13
◆パソコン本体の電源と連動させる場合...............................................................................13
◆パソコン本体の電源と連動させない場合...........................................................................13
◆併用する場合............................................................................................................................14
注意事項 ...............................................................................................................................................15
CONTEC CO., LTD.
viii
BUF(PCI)
第3章 システムリファレンス 17
仕様........................................................................................................................................................17
システムブロック図 ...........................................................................................................................20
拡張バス信号 .......................................................................................................................................21
故障かな?と思ったら .......................................................................................................................23
◆電源がONにならないとき......................................................................................................23
BUF(PCI)が認識されないとき...............................................................................................23
No.706xANo.706xBとの相違について .........................................................................................24
No.706xAとの置き換えをするには..................................................................................................25
第1章
ボード各部の名称
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
1
第1章 ボード各部の名称
BUS-PC(PCI)の説明
CONTEC BUS-PC(PCI)
LED1
POWER
●インターフェイス
コネクタ (CN1)
1.1 BUS-PC(PCI)の実装図
CN1
添付の接続ケーブルを接続します。
LED1
電源
ON
で点灯します。
BUS-PAC(PCI)の説明
●インターフェイス
コネクタ (CN1)
CONTEC BUS-PAC(PCI)
LED1
POWER
CN2
1.2 BUS-PAC(PCI)の実装図
CN1
添付の接続ケーブルを接続します。
CN2
添付の
ATX
電源制御用ケーブルを接続します。
*
LED1
電源
ON
で点灯します。
* PC-MB8(PCI)
の電源に
ATX
電源を使用したときのみ有効です。
第1章
ボード各部の名称
CONTEC CO., LTD.
2
BUF(PCI)
PC-MB8(PCI)の説明
SLOT4
SLOT3
SLOT2
SLOT1
SLOT7
SLOT6
SLOT5
CN4
CN2 CN1
JP1
CONTEC PC-MB8(PCI)
CN7
CN3
CN5
CN6
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
BUF SLOT
1.3 PC-MB8(PCI)の実装図
CN1, CN2
PS/2
電源の電源供給コネクタを接続します。
CN3
ATX
電源の電源供給コネクタを接続します。
CN4
PS/2
電源
, ATX
電源を使用しない場合または、
PS/2
電源を使用する際に
+3.3V
電源を供給したいときに使用します。
CN5
PC-MB8(PCI)
を実装するパソコン用ケースへの電源表示
LED
に対する電源供給
端子です。
CN6
添付の
ATX
電源制御用ケーブルを接続します。
JP1
PS/2
電源のパワーグッド信号を引き出すことができます。
SLOT1
3
ユーザー使用可能スロットです。
SLOT4
7
より
PCI
バスのレベルが
1
レベル
ホストの近くに位置します。
SLOT4
7
ユーザー使用可能スロットです。
SLOT1
3
より
PCI
バスのレベルが
1
レベル
遠くに位置します。
BUF SLOT
BUS-PAC(PCI)
専用スロットです。他のボードは実装しないでください。
LED1
DC+3.3V
電源確認用
LED (
電源
ON
で点灯
)
LED2
DC+5V
電源確認用
LED (
電源
ON
で点灯
)
LED3
DC-5V
電源確認用
LED (
電源
ON
で点灯
)
LED4
DC-12V
電源確認用
LED (
電源
ON
で点灯
)
LED5
DC+12V
電源確認用
LED (
電源
ON
で点灯
)
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
3
第2章 セットアップ
PC-MB8(PCI)のセットアップ
PC-MB8(PCI)の実装
PC-MB8(PCI)
をパソコン用ケースに実装しネジで固定します。以下の内容は、当社製
FA-UNIT-F8DR
を使用して
PC-MB8(PCI)
を実装する方法について説明しています。
市販の
BABY AT
用ケース、
ATX
仕様のケースを使用する場合は、以下の内容を参考にしてくだ
さい。
注意
作業を行う前に、
FA-UNIT-F8DR
の電源プラグをコンセントから抜いてください。
FA-UNIT-F8DR
のカバーを取り外します。
PC-MB8(PCI)
を実装してネジで固定してください。
実装方向は、コンテックロゴ「
CONTE PC-MB8(PCI)
がスロット窓の方に位置するように
してください。
CN1, CN2
PC-MB8(PCI)
コンテックロゴ
スロット窓
正面
FA-UNIT-F8DR
2.1 PC-MB8(PCI)の実装
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
4
BUF(PCI)
◆電源コネクタの接続(PS/2電源を使用する場合)
使用する電源によって接続するコネクタが異なります。使用する電源に合った接続を行ってく
ださい。
PS/2
電源を使用するときの接続方法を示します。
PS/2
電源用コネクタ
(CN1, CN2)
PS/2
電源のコネクタを
CN1, CN2
に接続します。コネクタの配線は以下のとおりです。
MADE IN XX
(PG)
(+5V)
(+12V)
(-12V)
(GND)
(-5V)
(+5V)
(GND)
PS/2
電源コネクタ
CN1
16
CN2
16
信号名称
1
2
PG
+5V
+12V
-12V
GND
GND
ピン
No.
3
4
5
6
CN1
信号名称
1
2
GND
GND
3
4
5
6
CN2
-5V
+5V
+5V
+5V
PS/2
電源コネクタ
ピン
No.
2.2 CN1, CN2の接続
■パワーグッドジャンパ
(JP1)
JP1
1
ピンと電源コネクタ
CN1
1
ピンが接続されています。このピンから
PS/2
電源のパワーグ
ッド信号を引き出すことができます。
JP1
1
2
1
PG
CN1
2.3 パワーグッドジャンパ
注意
JP1
には、ショートコネクタは実装されていません。
(
この
JP1
2
ピンが
GND
と接続されて
いるので、絶対にこの
JP1
をショートしないでください。故障の原因となります。
)
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
5
◆電源コネクタの接続(ATX電源を使用する場合)
使用する電源によって接続するコネクタが異なります。使用する電源に合った接続を行ってく
ださい。
ATX
電源を使用するときの接続方法を示します。
ATX
電源用コネクタ
(CN3)
ATX
電源のコネクタを
CN3
に接続します。コネクタの配線は、以下のとおりです。
1
11
10
20
+3.3V
GND
+5V
+3.3V
PW-OK
5VSB
+12V
GND
GND
+5V
+3.3V
-12V
GND
PS-ON
-5V
GND
GND
GND
+5V
+5V
2.4 CN3の配線図
ATX
電源制御用ケーブル接続端子
(CN6)
添付の
ATX
電源制御用ケーブルを
CN6
と後に実装する
BUS-PAC(PCI)
CN2
に接続します。これ
によりパソコン本体の電源投入に
PC-MB8(PCI)
の電源を連動させることができます。
MADE IN xxxx
ATX
電源制御用ケーブル
CN1
JP1
CN6
1
3
12
GND
1
3
2.5 ATX電源制御用ケーブル接続図
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
6
BUF(PCI)
ATX
電源スイッチ接続用コネクタ
(CN7)
CN7
ATX
仕様のパソコン用ケースからの電源スイッチを接続します。電源スイッチは、
モーメンタリスイッチとなっておりこれを操作することで
ATX
電源の
ON/SLEEP*
の切り替え
が可能です。
ATX
電源の主電源が
ON
の状態で電源から
5VSB(
スタンバイ状態で供給される
+5V)
のみが
供給されている状態を
SLEEP
と表現しています。
注意
パソコン本体の電源が
ON
時に
PC-MB8(PCI)
の電源を
ON/SLEEP
しないでください。バスア
ダプタの認識が解除されてしまいます。
ON/SLEEP
する際は、パソコン本体も再起動してく
ださい。
CN4
CN7
CN3
CN5
121 3
GND
ATX Power
Switch
ATX Power
Switch
1
2
ATX
仕様
筐体
モーメンタリ
スイッチ
CN7
PC-MB8(PCI)
ATX制御回路へ
1
2
2.6 電源スイッチの接続図 2.7 電源スイッチの回路図
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
7
◆その他のコネクタ
■端子台
(CN4)
PS/2
電源、
ATX
電源以外の電源を使用する場合または、
PS/2
電源を使用しているときに
+3.3V
電源供給が必要な場合に
CN4
から電源供給を行います。
入力電流の仕様は次の
とおり
です。
2.1 CN4の仕様
電圧 +3.3VDC +5VDC +12VDC -5VDC -12VDC
最大電流 2A 2A 1A 0.1A 0.1A
CN4
9.5 8
61
信号名称
5
4-5V
-12V
+12V
GND
ピン No
3
2
1
+5V
6 +3.3V
2.8 CN4の配線
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
8
BUF(PCI)
■外部
LED
用電源供給端子
(CN5)
CN5
は、パソコン用ケースの電源表示
LED
に対する電源供給端子です。
以下は、
FA-UNIT-F8DR
の電源表示
LED
との接続方法です。他のパソコン用ケースを使用され
る場合は、これを参考にしてください。
CN4
CN7
CN3
CN5
ATX SW POWER LED
121 3
GND
POWER LED
FA-UNIT-F8DR
電源表示
LED
ピンNo.
1
2
3
信号名称
GND
N.C.
+5V
2.9 外部LED用電源供給端子の接続図
Vcc
510Ω
CN5
0.1W
+
3
2
1
3
2
1
POWER LED
+
電源LED
FA-UNIT-F8DR
PC-MB8(PCI)
2.10 外部LED用電源供給回路
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
9
BUS-PC(PCI)のセットアップ
BUS-PC(PCI)の実装
BUS-PC(PCI)
をパソコン本体に実装します。
パソコン本体と周辺機器の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜きます。
パソコン本体のカバーを取り外します。カバーの取り外しについては、パソコンに付属の
マニュアルをご覧ください。
実装しようとする
PCI
バス拡張スロットのスロットカバーのネジを外し、スロットカバーを
取り外します。
ボードを
PCI
バス拡張スロットに差し込みます。
(
2.11)
ボード装着後、軽く引いて抜けないことを確認します。
③で外したネジを使って、ボードを固定します。
パソコン本体のカバーを元どおり取り付けます。
2.11 BUS-PC(PCI)の実装
注意
実装方法は、使用するパソコン本体のマニュアルの「実装方法」などの記述にしたがって
ください。
ボードを実装する前に、パソコン本体の電源プラグをコンセントから抜いてください。
ボードを実装する際は、手や手首につけている貴金属類は、すべて外してください。
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
10
BUF(PCI)
BUS-PAC(PCI)のセットアップ
BUS-PAC(PCI)の実装
BUS-PAC(PCI)
をパソコン用ケースに固定した
PC-MB8(PCI)
に実装します。
注意
作業を行う前に、パソコン用ケースの電源プラグをコンセントから抜いてください。
BUS-PAC(PCI)
を、
"BUFFER BOARD ONLY"
と書かれた「
BUF SLOT
」に実装してくださ
い。
B2
A1
B2
A1
B2
A1
B2
A1
B2
A1
PCI
バススロット
5
PCI バススロット4
PCI
バススロット
2
PCI
バススロット
3
BUFFER BOARD ONLY
BUF SLOT
BUS-PAC(PCI)
ボードを
FA-UNIT-F8DR
内のこのスロットに実装してください
2.12 BUS-PAC(PCI)の実装図
CN2の接続
PC-MB8(PCI)
の電源に
ATX
電源を使用した場合、
ATX
電源制御用ケーブルを接続します。
詳しくは、
PC-MB8(PCI)
実装の項目を参照してください。
CONTEC BUS-PAC(PCI)
LED1
POWER
CN2
GND
ATX
電源制御用ケーブル
13
1
3
2.13 CN2の接続図
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
11
BUS-PC(PCI)BUS-PAC(PCI)の接続
ボードを実装した後、添付の接続ケーブルを用いて
BUS-PC(PCI)
BUS-PAC(PCI)
を接続します。
接続ケーブルは
96
芯のシールドケーブルです。また、接続ケーブルの両端には、同じ型式のコ
ネクタが取り付けられています。
BUS-PC(PCI)
  または
BUS-PAC(PCI)
96芯シールドケーブル (1m)
2.14 接続図
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
12
BUF(PCI)
システムの起動方法(ATX電源以外の場合)
◆システムの電源ON
PC-MB8(PCI)
を実装したパソコン用ケースの電源プラグが、コンセントに接続されている
か確認します。
ケースの電源スイッチを
ON
にします。
PC-MB8(PCI)
の電源表示
LED
が点灯しているか確認します。
パソコンの電源プラグが、コンセントに接続されているか確認します。
パソコンの電源を
ON
にします。
パソコン正面の電源表示
LED
が点灯しているか確認します。
注意
電源投入は、上記のように
PC-MB8(PCI)
→パソコンの順に行ってください。これらの順に
電源が投入されなかった場合、バスアダプタが認識されません。
◆システムの電源OFF
パソコンの電源を
OFF
にします。
ケースの電源を
OFF
にします。
注意
パソコン電源が
ON
時に、
PC-MB8(PCI)
の電源を
ON/OFF
しないでください。バスアダプタ
の認識が解除されてしまいます。
ON/OFF
する際は、パソコン本体も再起動してください。
第2章
セットアップ
CONTEC CO., LTD.
BUF(PCI)
13
システムの起動方法(ATX電源の場合)
PC-MB8(PCI)
の電源に
ATX
電源を使用するとコネクタの接続方法によりパソコン本体の電源と
の連動、非連動、両者の併用が可能です。
CN3
ATX
電源の電源コネクタが接続されていることを確認します。
◆パソコン本体の電源と連動させる場合
PC-MB8(PCI)
CN6
BUS-PAC(PCI)
CN2
ATX
電源制御用ケーブルで接続していることを
確認します。
PC-MB8(PCI)
CN7
は、未接続とします。
■システムの電源
ON
ATX
電源の主電源を
ON
にします。
パソコンの電源を
ON
にします。
パソコンの電源に連動して
ATX
電源が
ON
になります。
PC-MB8(PCI)
の電源表示
LED
が点灯していることを確認します。
■システムの電源
OFF
パソコンの電源を
OFF
にします。
パソコンの電源に連動して
ATX
電源が
SLEEP
になります。
ATX
電源を完全に
OFF
するなら主電源を
OFF
にします。
◆パソコン本体の電源と連動させない場合
PC-MB8(PCI)
CN7
ATX
仕様ケースの電源スイッチとの接続を確認します。
PC-MB8(PCI)
CN6
は、未接続とします。
■システム電源
ON
ATX
電源の主電源を
ON
にします。
PC-MB8(PCI)
CN7
と接続した電源スイッチで
ATX
電源を
ON
にします。
PC-MB8(PCI)
の電源表示
LED
が点灯していることを確認します。
パソコンの電源を
ON
にします。
パソコンの電源表示
LED
が点灯していることを確認します。
■システム電源
OFF
パソコンの電源を
OFF
にします。
パソコン用ケースの電源スイッチで
ATX
電源を
SLEEP
にします。
ATX
電源を完全に
OFF
するなら主電源を
OFF
にします。
/