Hilti PT 10 取扱説明書

  • Hilti PT 10迅速検査装置の取扱説明書の内容を理解しています。この装置の機能、使用方法、トラブルシューティングなど、ご質問にお答えします。例えば、対応レーザーの種類、測定方法、LED表示の意味などについてご質問ください。
  • PT 10で検査できるHiltiレーザーの種類は?
    測定結果の表示方法は?
    PT 10の水平調整方法は?
    PT 10の電源は?
オリジナル取扱説明書
PT 10 クイックテスター
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 37
2 製品の説明 38
3 アクセサリー 40
4 製品仕様 40
5 安全上の注意 40
6 ご使用前に 41
7 ご使用方法 41
8 手入れと保守 43
9 故障かな? と思った時 43
10 廃棄 44
11 本体に関するメーカー保証 44
12 FCC 注意事項 (米国用) IC 注意事項(カ
ナダ用) 44
13 EU 規格の準拠証明 (原本) 45
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この説明書での 本体」 は、 常に PT 10 クイックテス
ターを指します。
各部名称 1
@
スイッチオンボタン
;
電源プラグ
=
校正スイッチ
%
光軸検出微調整ネジ
&
光軸検出微調ネジ
(
水準器
)
カメラ付き光学水準器 PTA 10
+
フィルターユニット
§
操作パネル
/
三脚アダプター PTA 70
:
三脚ヘッド PTA 45
·
三脚パイプ PTA 40
$
後部カバー
£
固定台
|
装置表
¡
ネジ脚
Q
クランクハンドル
W
工具
操作パネル 2
@
電源表示
;
レーザー光線をフィルター中心に合わせ
=
測定精度クラス選択ボタン
%
フィルターセレクタ
&
カメラ上の光線位置表示
(
測定開始
)
ビーム精度が許容範囲内
+
ビーム精度が許容範囲外
§
測定中に装置が動いた
/
フィルターおよび/または測定精度クラスの設定
を点検する
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
ja
37
Printed: 08.05.2015 | Doc-Nr: PUB / 5070500 / 000 / 02
略号
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
本体とバッ
テリーは一
般ごみと一
緒に廃棄し
ないでくだ
さい。
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしてお
き、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してくださ
い。
機種名
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
PT 10 はクイックテスターです。 このテスターを使用することにより、 ヒルティ純正の回転レーザー ポイント
レーザー、 およびラインレーザーの測定精度が仕様範囲内にあるかどうかの点検を一人で迅速かつ正確に行うことが
できます。 それぞれ水平方向のレーザー光線の測定精度が点検されます。
注意事項
重要! 可視レーザー光線使用のヒルティ製レーザー機器のみが点検可能です。
2.2 特徴
このクイックテスターにより、 分かりやすい操作で迅速 (約 50 秒) かつ簡単に確かな測定結果を得ることができ
ます。 PT 10 はコンパクトな設計ながら、 耐久性に優れています。
以下のヒルティ製レーザー機器の精度を点検することができますラインレーザー、 マルチラインレーザー、 コン
ビレーザー、 転レーザーおよびパイプレーザー。
2.3 装置表に基づいた設定
ヒルティ製レーザー機器
測定精度クラス フィルター設定
PML/ PMC/ PMM 9 I
PM 24/ PMP 9 II
PR 20/ PR 28/ PRE 3/ PRE 38/ PR 2-HS/ PR 300-HV2S 1 I
PR25/PR26/PR35/PR3/PR30-HVS 2 I
PR 15
5
I
PR 16/ PRI 2/ PRI 36/ PR 3-HVSG 3 I
PP 1 II
製品が追加された場合、 そのつど装置表が適合化および交換されます。
2.4 作動状態メッセージ
小さい緑色の LED 緑色の LED が点灯しな
本体がオフになっています。
緑色の LED が点灯しない 本体が電源に接続されていません。
緑色の LED が常に点灯する
点検するレーザー機器のレーザー検出
が作動中です。 2 分後にレーザー検出が
できなかった場合、 PT 10 クイックテス
ターは自動的にレーザー検出からスタン
バイモードに戻ります。
緑色の LED が点滅する
スタンバイモードです。
小さい黄色の LED 黄色の LED が点灯しな
レーザー光線がフィルターユニットの開
口部を通っていないので、 カメラ上に
きていません。 両方の黄色の LED が常
に点灯するようになるまで、 微調整ネジ
を回して光学水準器を調整します。
ja
38
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小さい黄色の LED 黄色の LED が点灯しな
レーザー光線がカメラ上にありませ
ん。 ヒルティ製レーザー機器がオンに
なっているかチェックしてください。
黄色の LED 1 個だけ点灯
する
レーザー光線が部分的にしかカメラ上に
ありません。 両方の黄色の LED が常
に点灯するようになるまで、 微調整ネジ
を回して光学水準器を調整します。
両方の黄色の LED が常に点
灯する
レーザー光線がカメラ上にあり、 本体
は測定可能状態です。
両方の黄色の LED が点滅
する
測定中の表示です。
大きい緑色と赤色の LED 色の LED が点灯する
測定結果点検されたレーザー機器は仕
様精度の範囲内です。
赤色の LED が点灯する
測定結果点検されたレーザー機器が仕
様精度の範囲内にありません。 ヒル
ティサービスセンターに校正を依頼して
ください。
2.5 PT 10 クイックテスターの標準セット構成品 (カートン梱包)
1 クイックテスター PT 10
1 三脚アダプター PTA 70
1 三脚ヘッド PTA 45
1 三脚パイプ PTA 40
1 ディスク又はアクセサリー
1 電源アダプター
1 取扱説明書
1 製造証明書
2.6 PT 10 の付属品 (別カートン梱包)
1 カメラ付き光学水準器 PTA 10
2.7 PT 10 の付属品 (本体ケース)
1 校正ツール PTA 20
1 電源アダプター
1 取扱説明書
1 製造証明書
2.8 PT 10 クイックテスターセットの標準構成品 (カートン梱包)
1 クイックテスター PT 10
1 三脚アダプター PTA 70
1 三脚ヘッド PTA 45
1 三脚パイプ PTA 40
1 ディスク又はアクセサリー
1 電源アダプター
1 取扱説明書
1 製造証明書
2.9 PT 10 セットの付属品 (別カートン梱包)
1 カメラ付き光学水準器 PTA 10
ja
39
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2.10 PT 10 セットの付属品 (本体ケース)
1 校正ツール PTA 20
1 電源アダプター
1 取扱説明書
1 製造証明書
3 アクセサリー
名称
製品の説明
パイプレーザー用三脚アダプター
PPA 73
三脚アダプター
PTA 70
ディスク又はアクセサリー
電源アダプター
PT AW 80
ヒルティ装置表
PTAW 10
4製
技術データは予告なく変更されることがあります。
測定時間 (秒)
Max. 50
動作状態表示
LED
供給電源 直流電圧 6 V 0.2 A
動作温度
+10… +35°C
保管温度
+0… +50°C
防塵、 防滴構造
IP 54(防塵および耐水性)
三脚取付ネジ
:⁵"
重量
36.4 kg
本体寸法
600 mm X 190 mm X 520 mm
5 安全上の注意
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお
読みください。 これらを守らないと、 感電、 火災およ
び/または重傷事故の危険があります。 安全上の注意
と取扱いに関する指示はすべて保管し、 いつでも確認で
きるようにしておいてください。
5.1 一般的な安全対策
a) ご使用前に本体をチェックしてください。 本体に損
傷のある場合は、 ヒルティサービスセンターに修理
を依頼してください。
b) もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場
合は、 ヒルティサービスセンターに点検を依頼して
ください。
c) 本体は室内専用です。
d) 本体は安定した状態で完全に固定してから作動させ
てください。
e) 本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤
使用、 るいは規定外使用は危険です。
f) 修理は必ず、 ヒルティサービスセンターに依頼して
ください。
g) けがの可能性を防ぐため、 ヒルティ純正の付属品、
アクセサリーのみを使用してください。
h) 本体の加工や改造は許されません。
i) 取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に
関する事項に留意してご使用ください。
j) 安全機構を無効にしたり、 注意事項や警告事項のス
テッカーをはがしたりしないでください。
k) 本体を子供の手の届かない所に置いてください。
l) 周囲状況を考慮してください 火災や爆発の恐れが
あるような状況では、 本体を使用しないでくださ
い。
m) PT 10 クイックテスターで点検することができるの
は、 可視光線使用のレーザー機器のみです。
ja
40
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5.2 作業場の安全確保
a) 作業場の安全を確保し、 本体を設置するときは、
設置面やテーブルが安定して水平であることを確
認してください。
b) 本体は振動のないしっかりとした土台の上に据え
付けてください。
c) 本体を狭い通路上に設置しないでください (落下
や怪我の危険)
d) 本体は必ず決められた使用制限内で使用してくださ
い。
5.3 電磁波適合性
本体は厳しい規則に適合するように設計されています
が、 強い電磁波の照射により障害を受けて、 機能異常
が発生する恐れがあります。 以上のような状況下で測
定を行う場合は、 読取り値が惑わされていないかチェッ
クしてください。 また他の装置 (航空機の航法システ
ムなど) 影響を及ぼす可能性もあります。
6 ご使用前に
6.1 本体の設置 3
1. テーブルの表面が平坦で、 テーブルが水平に設
置されていることを確認してください。
2. 固定台を安定したテーブルの上に立てます。
注意事項オープンエンドレンチを使用して、
脚アダプターの水準器の気泡が内側の円内にあるよ
うにネジ脚を調整します。 ネジ脚の全てのロック
ナットを締め付けます。
3. 固定台平坦部の三脚パイプ用穴を、 穴がテーブル
の縁の上にくるように配置します。
注意事項「作業場の安全確保」 の章の安全上の注意
を守ってください。
6.1.1 三脚パイプの取り付け 456
1. ベースの下側から開口部を通して三脚パイプを挿入
し、 適切にねじ締めします。
注意事項クランクハンドルが前側にきていること
を確認してください。
2. 三脚ヘッドを三脚パイプに挿入します。
3. PTA 70 三脚アダプターを三脚ヘッドにねじ込みま
す。 PTA 70 の文字を正面から読み取ることができ
るように三脚アダプターを回し、 三脚ヘッドを同
梱の六角ソケットレンチで締め付けます。
6.1.2 光学水準器の取り付け 7
1. 両側の蝶ネジを回して固定台の後部カバーを開きま
す。
2. PTA 10 光学水準器を固定台の一段高い部分に配
し、 付属のセットネジで締め付けます。
注意事項フィルターユニットが三脚ヘッドの方向を
向いていることを確認してください。
3. 両側の蝶ネジを締めて固定台の後部カバーを閉めま
す。
6.1.3 電気接続部 8
1. PTA 10 光学水準器のコードを固定台背面のプラグ
に接続します。
2. 電源コードを固定台背面の該当箇所に接続します。
3. 電源コードをコンセントに差し込みます。
6.1.4 PT 10 クイックテスターの水平調整 68
注意事項
測定を開始する前に、 PT 10 を水平に取り付ける必要が
あります。 まず三脚アダプターの水準器を基準として調
整し、 その後に光学水準器のレベルで調整します。
定を行うには、両方の気泡がセンター(内側の円内)
合っていなければなりません。 測定を開始する前に、
PT 10 クイックテスターを校正してください。
7 ご使用方法
7.1 三脚アダプター上への取り付け
7.1.1 三脚アダプターへのポイントレーザー、 回転レー
ザー、 マルチポイントレーザーの取り付け 9
1. PTA 70 三脚アダプターを回して三脚プレートに取
り付けます。
2. 点検するヒルティ製レーザー機器をアダプタープ
レート上に設置し、 スイッチを入れます。
3. レーザー光線がフィルターホィールの十字線の中
心にくるように、 クランクハンドルでレーザー機
器の高さを合わせます。
7.1.2 三脚プレートへの PP 10 および PP 11 パイプ
レーザーの取り付け
1. PPA 73 三脚アダプターを回して三脚ヘッドに取り
付けます。
2. パイプレーザーを三脚アダプターに設置して、
イッチを入れます。
ja
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3. レーザー光線がフィルターホィールの十字線の中
心にくるように、 クランクハンドルでレーザー機
器の高さを合わせます。
7.1.3 スイッチオン 
PT 10 クイックテスターをオンにします。
7.2 測定精度クラスの設定 
1. 装置表に基づいて測定精度クラス 1...9 を選択して
ください。
2. ボタン +/- を押して、該当する測定精度クラスを表
示させます。
7.3 フィルター設定 
1. 装置表に基づき、 フィルター設定 I または II を選
択します。
2. フィルターホィールのスイッチを該当する位置まで
動かします。
7.4 カメラ設定  
レーザー光線がカメラレンズ上のどこにあるかが黄色の
LED により表示されます。
黄色の LED が点灯しない場合または LED 1 個しか点
灯しない場合は、 光学水準器の光軸検出微調ネジを回し
てレーザー光線を検出します。
レーザー光線がカメラに当たると、 両方の黄色 LED
が点灯します。 同時に測定ボタンが有効になり、 本体
は測定可能状態になります。
7.5 測定 
注意事項
点検するレーザー機器と PT 10 クイックテスターを測
定中に動かさないでください。 振動が発生するとエラー
メッセージが表示されます。
両方の黄色の LED が点灯して測定ボタンがアクティブ
になると、 PT 10 クイックテスターは測定を開始してい
ます。
測定ボタンを押します。 測定中は黄色の LED が点滅し
ます (約 50 秒間)
7.6 結果出
注意事項
回転レーザーの場合、 常に 4 方向軸 (X、 Y) 全てを測
定する必要があります。
50 秒後に、 レーザー機器が仕様精度の範囲内にある
かどうかが緑色と赤色の LED で表示されます。 緑色の
LED が表示するとレーザー機器は仕様精度の範囲内に
あります。 赤色の LED が点灯する場合、 レーザー機器
が仕様精度の範囲内にありませんので、 ヒルティサービ
スセンターに校正を依頼してください。
7.7 点検プロセスの繰り返し
注意事項
ヒルティ製レーザー機器の点検プロセスは何度でも繰り
返すことができます。
7.8 校正
注意事項
資格を持ったユーザーによる ISO 9000X に準拠した装
置の検査ISO 900X で要求される PT 10 クイックテ
スターの測定計器検査をご自分で行うことはできませ
ん。 これに対応できるよう、 ヒルティは PT 10 クイッ
クテスター専用に開発された校正ツール PTA 20 を提
供しています。 詳しい情報につきましては、 弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にご連絡ください。
7.8.1PT10 クイックテスターの校
      
注意事項
校正は規則的に行ってください。 PT 10 クイックテス
ターの校正には、 ヒルティの PTA 20 校正ツールをお
使いください。 この校正ツールはあらかじめ点検と校
正のためにヒルティサービスセンターにお送りくださ
い。
1. 校正ツールを PT 10(15) の三脚アダプターに固
定します。
2. 校正ツールの電源コードをコンセントに差し込みま
す。
3. インジケーターにメッセージが現れ 現在の偏差
が表示されます。 さらに、 校正連続番号が表示さ
れます。 校正連続番号の数字は、 PT 10 クイック
テスターの校正が済むごとに 1 つずつ増えます。
4. 光学水準器のレベルをもう一度チェックし、 必要
に応じて光学水準器の調整ネジで修正します
5. PT 10 クイックテスターをオンにします。
6. ピンまたはボールペンを使って PT 10 の後部カ
バーの校正スイッチ (16) を押します
右側の小さい赤色の LED が点灯し、 校正モード
(18) を表示します。
7. フィルター設定 II を選択します。 精度クラスは選
択する必要はありません。
8. PTA 20 校正ツール (16) の高さを調節し、 クラ
ンクハンドルを使用して、 照射されるレーザー光
線の照準を PT 10 クイックテスターの十字線の中
心に合わせます。
レーザー光線がカメラレンズ上のどこにあるかが
LED により表示されます。
9. ンジケーターが 「ゼロ」 を表示するまで、
PTA 20 の微調整ネジ (17) を回します。
注意事項微調整ネジを回す方向は、 ディスプレイ
上の 2 本の矢印で示されます。 その際 矢印は
ラインの開始点で微調整ネジを回す方向を示し、
その下の数字は現在の偏差/傾斜 (角度秒と角度
分) を示します。
10. レーザー光線がカメラに当たると、 両方の黄色の
LED が点灯します。 同時に測定ボタンが有効にな
り、 本体は測定可能状態になります。
11. 黄色の LED(19、 20) が点灯しない場合また
LED 1 個しか点灯しない場合は、 光学水準器
の微調整ネジを回してレーザー光線を検出します。
ja
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12. 測定ボタン (21) を押します。 測定中は黄色の
LED が約 50 秒間点滅します。
注意事項PTA 20 校正ツールと PT 10 クイックテス
ターを測定中に動かさないでください。 振動が発
生するとエラーメッセージが表示されます。
校正が正常に終了すると緑色の LED が点灯し、
PT 10 が通常の作動モードに戻ります。 右側の
小さい赤色の LED が消灯します。
8 手入れと保守
8.1 清掃および乾燥
1. レンズの埃は吹き飛ばしてください。
2. ガラス部分とフィルターを指で触れないでくださ
い。
3. 必ず汚れていない柔らかい布で清掃してくださ
い。 必要に応じてアルコールまたは少量の水で
湿してください。
注意事項プラスチック部分をいためる可能性があり
ますので、 他の液体は使用しないでください。
4. 保管場所の保管温度に注意してくださ (特に冬
季/夏季)
8.2 保管
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。
体、 本体ケース、 アクセサリーは清掃し、 乾燥させ
る必要があります (最高 +40 °C/104 °F)。本
に乾燥した状態で本体ケースに収納してください。
長期間保管した後は、 使用前に校正を実施してくださ
い。
8.3 搬送
搬送や出荷の際は、 本体をヒルティの本体ケースかカー
トン梱包、 または同等の質のものに入れてください。
9 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因 処置
PT 10 電源が入らない。
電源コードが接続されていない、また
は正しく接続されていない。
電源コードを点検し、 全てのケーブ
ルが正しく接続されていることを確
認する。
PT 10 がレーザー光線を検出し
ない。
レーザー光線が十字線に合っていな
い。
レーザー光線を十字線のセンターに
合わせる。
レーザー機器がオンになっていない。 レー
る。
ヒルティ製品でない 点検できるのは、ヒルティ純正のレー
ザー機器のみ。
大きい赤色と緑色の LED が常
に点灯する
測定を正常に終了できなかった。
測定を繰り返す。
小さい赤色の LED(右) が常
に点灯する
正しくないフィルターが選択された。
フィルター設定を点検し、 修正する。
大きい赤色と小さい赤色の LED
(左) が常に点灯する
PT 10 クイックテスターおよび/また
はレーザー機器が点検中に振動した。
測定を繰り返す。
数回測定を試みても大きい赤色
と緑色の LED が常に点灯する
PTA 10 光学水準器を取り外し、
理のためにヒルティサービスセンター
へ送付する。
ja
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10 廃棄
警告事項
機器を不適切に廃棄すると、 以下のような問題が発生する恐れがあります。
プラスチック部品を燃やすと毒性のガスが発生し、 体に悪影響を及ぼすことがあります。
電池は損傷したりあるいは激しく加熱されると爆発し、 毒害、 火傷、 腐食または環境汚染の危険があります。
廃棄について十分な注意を払わないと、 権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があります。 このよう
な場合、 ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 本体や古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
電動工具を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具お
よびバッテリーパックは一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してく
ださい。
11 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
12 FCC 注意事項(米国用) IC 注意事項(カナダ用)
この装置は FCC 注意事項 Paragraph 15 CAN ICES-3
(A) / NMB-3 (A) に適合しています。 ご使用前に以下の
点につき、 ご了承下さい。
(1) 本体は有害な干渉を引き起こさないでしょう。
(2) 本体は、 予期せぬ操作を引き起こすような干渉を
も受信する可能性があります。
注意事項
ヒルティからの明確な許可なしに本体の改造や変更を
行うと、 使用者が本体を操作する権利が制限されること
があります。
ja
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Printed: 08.05.2015 | Doc-Nr: PUB / 5070500 / 000 / 02
13 EU 規格の準拠証明(原本)
名称
クイックテスター
機種名
PT 10
設計年
2006
この製品は以下の基準と標準規格に適合している
ことを保証します2011/65/EU、 2016 4 19
2004/108/EC 2016 4 20
2014/30/EU、 2016 4 19 日まで 2006/95/EC、
2016 4 20 日以降2014/35/EU、 EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Edward Przybylowicz
Head of BA Quality and Process
Management
Head of BU Measuring Systems
Business Area Electric Tools &
Accessories
BU Measuring Systems
03/2015 03/2015
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
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Printed: 08.05.2015 | Doc-Nr: PUB / 5070500 / 000 / 02
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