Dell EMC XC6320 シリーズハイパーコンバージドアプ
ライアンス
ソリューションガイド
メモ、注意、警告
メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。
警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2015 - 2018 すべての著作権は Dell Inc. またはその子会社にあります。Dell、EMC、およびその他の商標は Dell Inc.またはその子会社の商標です。その他の商標
は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。
2018 - 02
Rev. A04
目次
1 Dell ハイパーコンバージドアプライアンスソリューションについて............................................................................... 5
2 対応ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェア............................................................................................6
3 参照文書........................................................................................................................................................7
4 ライセンス概要.................................................................................................................................................8
Starter ライセンス.................................................................................................................................................................8
Pro および Ultimate ライセンス............................................................................................................................................ 8
Nutanix カスタマポータルのセットアップ................................................................................................................................. 8
ライセンス管理 .....................................................................................................................................................................9
5 アプライアンスの導入......................................................................................................................................10
SATADOM に関する重要な情報......................................................................................................................................10
書き込み集中型アプリケーションの例...........................................................................................................................10
作業を開始する前に........................................................................................................................................................... 11
Dell XC6320 の初期設定.................................................................................................................................................. 11
導入概要......................................................................................................................................................................12
デフォルトのクラスタの資格情報..........................................................................................................................................14
6 ソフトウェアアプリケーションのダウンロードとインストール..................................................................................... 15
OpenManage Essentials.................................................................................................................................................. 15
別のサーバーへの Dell OpenManage Essentials のインストール...................................................................................... 15
Dell Nautilus ......................................................................................................................................................................16
7 監視..............................................................................................................................................................17
監視ソフトウェア...................................................................................................................................................................17
8 ファームウェアのアップデート.............................................................................................................................18
Dell Nautilus を使用したドライブファームウェアのアップデート............................................................................................. 18
9 ハードウェアの交換........................................................................................................................................ 20
クラスタデータがないコンポーネントの交換..........................................................................................................................20
クラスタデータが含まれる故障した前面 HDD および SSD の交換.................................................................................... 21
10 システムのリカバリ.........................................................................................................................................22
11 困ったときは..................................................................................................................................................23
デルへのお問い合わせ........................................................................................................................................................23
Dell SupportAssist............................................................................................................................................................23
システムサービスタグの位置................................................................................................................................................24
目次
3
Dell ハイパーコンバージドアプライアンスソリューション
について
デルは、コンピュータ、ストレージ、およびネットワークをクラスタ環境で展開される単一のアプライアンスに収束することにより仮想化を簡素化する、Dell
XC6320 サーバーおよび Nutanix のソフトウェアを含む、ハイパーコンバージドアプライアンスソリューションを提供します Nutanix のソフトウェアを仮想アプ
ライアンスとして使用すると、コンピュータ、ストレージ、およびネットワークを、クラスタ環境で展開される単一のアプライアンスに収束することで、仮想化を
単純化することができます。
次の図は Dell XC6320 を示しています。Dell XC6320 アプライアンスの詳細については、『Dell XC6320 Owner’s Manual』
（オーナーズマニュアル）（Dell.com/xcseriesmanuals）を参照してください。
Dell XC6320 アプライアンスは、Dell PowerEdge C6320 をベースにした、ハイパーコンバージドアプライアンスです。512 GB のメモリ（32 GB の RDIMM
を使用）とノードあたり 6 つのドライブ、シャーシあたり最大 4 つのノードをサポートします。
図 1. Dell XC6320 アプライアンスの前面図
図 2. Dell XC6320 アプライアンスの背面図
1
Dell ハイパーコンバージドアプライアンスソリューションについて
5
参照文書
デル文書についての情報は、お使いの製品に固有のサポートマトリックスを参照してください。
特定のリリースの Nutanix ソリューションソフトウェアに該当する Nutanix 文書についての情報は、お使いの製品に固有のサポートマトリックスを参照してく
ださい。
3
参照文書
7
ライセンス概要
Nutanix 仮想コンピューティングプラットフォームには、管理者が現在および将来的な要件に従って環境を管理できる、さまざまな機能が含まれていま
す。
Nutanix ソリューションソフトウェアのデフォルトの機能セットを使用して、強化機能セットへのアップグレード、ライセンスの期限の延長、または必要に応じ
て既存のライセンスをノードまたはクラスタに再割り当てすることができます。
トピック：
• Starter ライセンス
• Pro および Ultimate ライセンス
• Nutanix カスタマポータルのセットアップ
• ライセンス管理
Starter ライセンス
各 Nutanix ノードおよびブロックは、デフォルトの Starter ライセンスと共に提供されます。Starter の機能を使用するのにライセンスファイルをダウンロード
する必要はありません。
Dell EMC では、ノードのご購入時に割り当てられた Nutanix カスタマポータルアカウントにプロファイルを作成することが推奨され
ます。
Pro および Ultimate ライセンス
Pro ライセンスおよび Ultimate ライセンスのタイプでは、Nutanix カスタマサポートポータルからライセンスファイルをダウンロードして、お使いのクラスタにそれ
らをインストールする必要があります。
Pro ライセンスまたは Ultimate ライセンスにアップグレードする、またはこれらのライセンス対象機能を持つ環境にノー
ドまたはクラスタを追加するときは、ライセンスファイルを生成し、それをダウンロードしてからインストールする必要があります。
メモ: お使いのライセンスに関する最新情報は、Nutanix カスタマサポートポータルに掲載されています。ライセンスタイプ、有効期限日、および
使用されていないライセンス
（つまり、割り当てられていない使用可能なライセンス）のインベントリに関する情報を表示できます。
Nutanix カスタマポータルのセットアップ
Nutanix サポートを初めて使用する場合は、Nutanix カスタマポータル上で個人プロファイルを作成してください。個人プロファイルを作成することにより、ラ
イセンスの管理が可能になります。
メモ
: Nutanix カスタマポータルは、一部の高度な Nutanix マニュアルにアクセスするためにも必要です。
Nutanix カスタマポータルをセットアップするには、次のタスクを完了します。
1 http://portal.nutanix.com の Nutanix カスタマポータルにアクセスして Register Now（今すぐ登録）をクリックします。
2 適切なボックスにデータを入力して登録します。
3 Serial Number（シリアルナンバー）ボックスに、お使いの Dell XC6320 システムのサービスタグ番号を入力します。
メモ: Dell XC6320 のサービスタグを確認するには、本書にある「サービスタグの確認」の項を参照してください。
4 カスタマポータルアカウントが作成されると、ライセンスを管理できるようになります。
4
8
ライセンス概要
ライセンス管理
ライセンス管理の詳細については、次のタスクを完了してください。
1 Nutanix マニュアルポータルで、『Web Console Guide』（ウェブコンソールガイド）を参照してください（アクセスの詳細については、サポートマトリック
スのマニュアルマトリックスの項を参照してください）。
2 Nutanix の『Web Console Guide』（Web コンソールガイド）で、「ライセンス管理」の項を参照してください。
3 お使いのシステムに関連するライセンスタスクを実行してください。
ライセンス概要
9
アプライアンスの導入
アプライアンスを導入する前にこの文書をよくお読みになり、手順および必要な機材について把握するようにしてください。
警告: Dell アプライアンスをセットアップして操作する前に、お使いのストレージエンクロージャに同梱の『安全にお使いいただくために』をご確認
ください。
警告: 物理ディスクドライブが取り付けられていない状態でのアプライアンスの重量（自重）は 34 ポンドです。
警告: お使いのアプライアンスの取り付けは、デル認定のサービス技術者によって行われる必要があります。
注意: アプライアンスをラックに取り付ける前に、アプライアンスの重量がラックの重量制限を超えていないようにしてください。詳細について
は、アプライアンスに同梱の『ラック取り付け手順』を参照してください。
メモ: 重量の安定性のために、必ずラックの下方から取り付けてください。
メモ: このソリューションは Dell Services によって導入されます。次の導入手順は、導入プロセス中に Dell Services が実行する内容の概要
を説明しています。
トピック：
• SATADOM に関する重要な情報
• 作業を開始する前に
• Dell XC6320 の初期設定
• デフォルトのクラスタの資格情報
SATADOM に関する重要な情報
XC シリーズアプライアンスに同梱の SATA Disk‐On‐Motherboard (SATADOM) は、アプライアンスの起動デバイスとして使用することを意図していま
す。
メモ: 書き込み集中型のアクティビティおよび XC アプライアンスによって利用されるプロセスは、起動デバイスではなく SSD および HDD 上で
実行されるようになっています。
ハイパーバイザーの起動デバイスは、アプリケーションでの使用を意図していません。
警告: 書き込み集中型のソフトウェアをさらに SATADOM に起動ディスクに追加すると、設計された仕様以上にデバイスが摩耗し、その結果と
して早期にハードウェア障害が発生します。
ハイパーバイザーオペレーティングシステムでアプリケーションを実行しないでください。
書き込み集中型アプリケーションの例
以下は、書き込み集中型アプリケーションの例です。
• System Center エージェント。
– System Center Conguration Manager (CCMExec.exe)。
– System Center Operations Manager ( MonitoringHost.exe）。
• 書き込み集中型エージェント。
5
10
アプライアンスの導入
• データベース。
• ディスク管理ユーティリティ ( サードパーティのディスクデフラグまたはパーティションツール)。
• アプライアンスの意図される使用以外の追加ロール (Web サーバー、ドメインコントローラ、RDS、など) 。
• クライアントベースのアンチウイルス。
• SATADOM で直接仮想マシンを実行。仮想マシンは、ソリッドステートドライブ (SSD) およびハードディスクドライブ (HDD) 上で実行してください。
作業を開始する前に
注意: その他の構成手順を実行する前に、このガイドの手順をすべて実行することが重要です。
次のアイテムがあることを確認します。
• 電源ケーブル
• ネットワークケーブル — 光ファイバおよび / または銅線（Intel SFP+ またはカテゴリ 6 の Ethernet）
• レールキット
• Nutanix マニュアル — 『Setup Guide』（セットアップガイド）、『Advanced Setup Guide』（詳細セットアップガイド）
メモ: お使いの Nutanix ソリューションソフトウェアバージョンのガイド名の詳細については、サポートマトリックスのマニュアルマトリックスの項
を参照してください。
• Dell マニュアル — 『Dell XC6320 Hyper-Converged Appliance getting Started Guide』
（
Dell XC6320 ハイパーコンバージドアプライアンス - はじ
めに
）
、『Dell XC6320 Hyper-Converged Appliance Solutions Guide』
（
Dell XC6320 ハイパーコンバージドアプライアンスソリューションガイド
）
、
『Rack Installation Instructions』
（
ラック取り付け手順
）
、『Safety Instructions』
（
安全にお使いいただくために
）
、ならびに 『Dell XC6320 Hyper-
Converged Appliance Support Matrix
』
（
Dell XC6320 ハイパーコンバージドアプライアンスサポートマトリックス
）
。
メモ
: 必要なマニュアルを見つける方法については、サポートマトリックスのマニュアルマトリックスの項を参照してください。
Dell XC6320 の初期設定
1 システムのコンポーネントが正しく取り付けられていることを確認します。
お使いのシステムは、物理ディスクドライブ、電源装置ユニット（PSU）、およびファンコンポーネントが既に取り付けられた状態で出荷されています。
すべてのコンポーネントが正しく装着されており、配送中に外れたり、破損してないことを確認してください。
2 Dell XC6320 をラックに取り付けます。
Dell XC6320 には、互換性のあるラック、およびラック取り付けキットが必要です。Dell XC6320 向けレールの取り付けについての情報は、お使いの
システムに同梱の『Rack Installation Instructions Guide』（ラック取り付け手順）を参照してください。
3 ここに示されているケーブル配線のベストプラクティス図に基づいて、ソリューションのケーブルを配線してください。
メモ: クラスタ内には、少なくとも 3 台の Dell XC6320 サーバーがあります。各 Dell XC6320 はノードと呼ばれます。
アプライアンスの導入
11
図 3. システムのケーブル配線
メモ: 推奨される（ベストプラクティス）セットアップは、3 台すべてのノードにある管理ポートを同じスイッチ（管理ネットワーク）に接続す
ることです。
導入概要
XC シリーズハイパーコンバージドアプライアンスを導入する際の作業の流れを次に示します。
図 4. 導入ワークフロープロセス。
VMware vSphere 用の初回起動 スクリプト
すべて のノードが正しくラックに設置され、ケーブル配線された後で、VMware vSphere の最初の起動スクリプト を実行します。初回起動スクリプトで、
次のタスクが実行されます。
メモ
: これらの初回 起動スクリプトは、システムの初回の起動時に自動的に実行され、 複数回再起動します。
• vSwitch Nutanix、内外ポート グループおよび vmkernal インタフェースを、内部ポートグループのアドレスで作成します。
• vMotion および管理をデフォルトの外部 vmkernel インタフェース（vmk 0）でアクティブにします。
• TSM-SSH および TSM を有効にし、sshClient、ntpClient および nfpClient をファイアウォール経由で許可します。
• ファイアウォール経由で vprobeServer を拒否します。
• ESXi パラメータを詳細設定します。
• 自動開始を有効にし、デフォルトの RAM、および CVM 向けの vCPU の数 を設定します。
• PCI パススルー用の適切なデータディスクのストレージコントローラを選びます。
• パススルーストレージ コントローラに関連付けられているドライバを無効にします。
• Nutanix VAAI、更新した ixgbe および igb ドライバと GPU VIB の各 VIB をインストールします（該当する場合）。
12
アプライアンスの導入
• ローカル VMFS データストアの名前を、標準の命名規則で、 NTNX-local-ds-<block id>-<node_position> のように変更します。
• CVM を開始し、 /tmp/svm_boot_succeeded が存在するかどうかを確認します
• ホストを再起動します。
Microsoft Hyper-V 初回起動 スクリプト
Microsoft Hyper-V の最初の起動スクリプトを すべてのノードが正しくラックに設置され、ケーブル配線された後で実行します。初回 起動スクリプトで、
次のタスクが実行されます。
メモ: これらの初回 起動スクリプトは最初の起動スクリプトウィザードから実行され、必要 最小限のユーザー操作が必要です。
• vSwitch または LBFO NIC チームを設定します
• NIC ドライバ（Intel）、Cygwin、ipmiutil、および Python をインストールします
• CVM を VM として登録します
• CVM にディスクを接続します
• 自動開始を有効にし、デフォルトの RAM と vCPU の 数を CVM に設定します。
• CVM を開始し、tmp/svm_boot_succeeded/ が存在するかどうかを確認します。
• ホストを再起動します。
Nutanix ストレージクラスタの作成
•
Nutanix ウェブベースのツールを使用して、ローカルで検出されたクラスタの準備が整った全てのノードから、Nutanix ストレージクラスタを作成します。
このプロセスでは、次のパラメータが設定されます。
– クラスタの最大冗長ファクタ（RF）
– クラスタ名
– クラスタの仮想 IP（AHV および vSphere の場合はオプション）
– サブネットマスクおよびデフォルトゲートウェイ（iDRAC 、ハイパーバイザー、CVM）
– ドメインネームサーバー（DNS）
– ネットワークタイムプロトコル（NTP）サーバー（Hyper-V の場合はハイパーバイザー NTP は使用不可 )
– ハイパーバイザーホスト名
– ノード IP（iDRAC、ハイパーバイザーおよび CVM）
– 新規のハイパーバイザーおよび CVM の再インストール（Nutanix Foundation CVM ではオプション）
•
オプションで、コマンドラインインタフェースを使用して、手動で Nutanix ストレージクラスタを作成します。
メモ: Acropolis ベース（NOS）4.5 では、Nutanix Foundation CVM と呼ばれるウェブベースの新しいクラスタリングツールが、以前に使
用されたクラスタ初期化ページ
（廃止されました）と入れ替わります。工場出荷時に Acropolis ベース（NOS）4.5 またはそれ以降のバー
ジョンがインストールされたノードでは、初期導入時に Nutanix Foundation CVM が使用されるのに対して、Acropolis ベース（NOS）4.5
より古いバージョンの NOS がインストールされたノードでは、引き続き従来のクラスタ初期化ページが使用されます。
ハイパーバイザ管理 GUI を使用した Nutanix ストレージクラスタの設定
メモ: マニュアル名については、サポートマトリックスの Nutanix マニュアルの項を参照してください。 マニュアル名は、実行しているソリューション
のソフトウェアバージョンによって異なります。
Acropolis ハイパーバイザー（AHV）：
• Nutanix のウェブコンソールを介してストレージプールを作成し、コンテナを作成します。
• Nutanix のウェブコンソールを使った仮想マシンの作成、展開および管理。
アプライアンスの導入
13
• 詳細については、 『Acropolis Virtualization Administration Guide』（Acropolis 仮想化管理ガイド）を参照してください。
VMware vSphere：
• Nutanix ウェブコンソールを介してストレージプールを作成します。
• Nutanix ウェブコンソールを使用し、適切なホストで NFS データストアとして、コンテナを作成してマウントします。
• Nutanix ガイドラインを使用して、vSphere クラスタを手動で追加、設定します。詳細については、『vSphere Administration Guide』（vSphere 管
理ガイド）を参照してください。
Microsoft Hyper-V：
• Nutanix のウェブコンソールを介してストレージプールを作成し、コンテナを作成します。
• Hyper-V のセットアップスクリプトを任意の CVM から実行して、ホストをドメインに参加させ、Hyper-V フェイルオーバークラスタを作成してストレージク
ラスタを
SMB 共有として登録します。
• 必要に応じて、Hyper-V のセットアップスクリプトを使用するか、手動でクラスタを System Center Virtual Machine Manager に追加します。
デフォルトのクラスタの資格情報
システムのデフォルトのクラスタの資格情報は、Nutanix マニュアルのすべての最初の部分で説明しているものとは異なります。デフォルトのクラスタの資格
情報は、表 3 を参照してください。これはシステム特有のものです。
メモ
: デフォルトのパスワードは ESXi ホスト用に設定されていません。
表 1. デフォルトのクラスタの資格情報
インタフェース ターゲット ユーザー名 パスワード
ウェブ管理コンソール
iDRAC root calvin
リモートデスクトップまたはコンソール Hyper-V ホスト
システム管理者
nutanix/4u
SSH クライアントまたはコンソール ESXi ホスト
root
SSH クライアント
Nutanix Controller VM
nutanix
nutanix/4u
Nutanix ウェブコンソール PRISM インタフェース（クラスタ設定
後
）
これらのオプションは、Prism ログイン中に最初に設定されます。
14
アプライアンスの導入
ソフトウェアアプリケーションのダウンロードとインストー
ル
トピック：
• OpenManage Essentials
• 別のサーバーへの Dell OpenManage Essentials のインストール
• Dell Nautilus
OpenManage Essentials
OpenManage Essentials は、別のサーバーに存在し、Dell XC6320 およびそれらのコンポーネントの包括的なビューを提供するハードウェア管理アプリケ
ーションです。
OpenManage Essentials では、次の操作が可能です。
• システムインベントリのリストの検出
• システムの正常性の監視
• システムアップデートおよびリモートタスクの実行
• ハードウェアインベントリおよびコンプライアンスレポートの表示
サポートされている OpenManage Essentials バージョンについての情報は、本書の「対応ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェア」の項を参照し
てください。
OpenManage Essentials 管理ソフトウェアをダウンロードするには、Dell.com/support/home、または DellTechCenter.com/OME の Dell
TechCenter ウェブサイトにアクセスします。
『OpenManage Essentials User
’
s Guide』（OpenManage Essentials ユーザーズガイド）をダウンロードするには、Dell.com/openmanagemanuals に
アクセスします。
メモ: OpenManage Essentials をインストールするには、ローカルシステムの管理者権限が必要であり、お使いのシステムが、『
OpenManage
Essentials User’s Guide
』（OpenManage Essentials ユーザーズガイド）のインストールの前提条件と最小要件に記載されている条件を満
たしている必要があります。
メモ: OpenManage Essentials は、管理ネットワークまたは IMPI / iDRAC ポートにアクセスできるネットワーク上にインストールする必要があ
ります。
別のサーバーへの Dell OpenManage Essentials のインス
トール
OpenManage Essentials をインストールするには、次の手順を実行します。
1 Dell.com/openmanagemanuals にアクセスし、『OpenManage Essentials User
’
s Guide』（OpenManage Essentials ユーザーズガイド）を開き
ます。
2 インストールの前提条件と最小要件の項に移動して、説明通りにタスクを完了します。
3 「OpenManage Essentials のインストール」の項に移動して、説明通りにタスクを完了します。
6
ソフトウェアアプリケーションのダウンロードとインストール
15
4 次のオプションのソフトウェアアプリケーションをインストールします。
• Dell OpenManage Essentials
• Dell Repository Manager
メモ: Dell Repository Manager は、ファームウェアバンドルとアップデートパッケージをカスタマイズする場合にのみインストールしてくだ
さい。
• マニュアル
Dell Nautilus
Dell Nautilus は、SAS および SATA ドライブ（またはディスク）用のファームウェアをアップデートするための、汎用メンテナンスリリースユーティリティです。
サポートされている Dell Nautilus バージョン番号についての情報は、本書の「サポート対象ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェア」の項を参照し
てください。
SAS および SATA ディスクのソリッドステートドライブ（SSD）向けの Dell Nautilus ファームウェアアップデートユーティリティをダウンロードするには、次の手
順を実行します。
1 Dell.com/support/drivers にアクセスします。
2 Customized support（カスタマイズされたサポート）セクションで、Enter your Service Tag or Express Service Code（サービスタグまたはエク
スプレスサービスコードを入力
）ボックスに、Dell XC6320 のサービスタグを入力し、Submit（送信）をクリックします。
メモ: サービスタグがない場合は、Detect My Product（製品を自動的に検出する）を選択してシステムにサービスタグを自動検出させ
るか、
Choose from a list of all Dell products（すべてのデル製品のリストから選択する）を選択して Product Selection（製品の選
択）ページから製品を選択します。
3 Product Support（製品サポート）ページで、Drivers & downloads（ドライバおよびダウンロード）をクリックします。
4 Operating System（オペレーティングシステム）のドロップダウンメニューから Not Applicable（該当なし）を選択します。
5 SAS Drive（SAS ドライブ）セクションに移動します。
6 SAS および SATA ディスクと SSD 向けの Dell Nautilus ファームウェアユーティリティを検索します。
7 Download（ダウンロード）をクリックします。Download（ダウンロード）を再度クリックして .exe ファイルをダウンロードします。ダウンロード フォルダで
最新バージョンの Dell Nautilus を見つけ、圧縮されたファイルをクリックして展開します。
8 解凍されたフォルダ内で USBMake ユーティリティを実行します。
9 起動可能な Nautilus パッケージを作成し、次のタスクのいずれかを実行します。
• 起動可能な CD または DVD イメージ（ISO）を作成するには、Create Bootable CD Image（起動可能 CD イメージの作成）をクリックして
指示に従います。.iso イメージファイルを CD に書き込むか、起動可能 ISO を管理ワークステーションに保存します。
• USB フラッシュドライブをシステムに接続し、指示に従って起動可能な USB フラッシュドライブを作成します。
16
ソフトウェアアプリケーションのダウンロードとインストール
監視
表 2. システムコンポーネントの監視ガイド
システムコンポーネント 監視ユーティリティ
システムメモリ
Dell OpenManage Essentials
冷却ファン
Dell OpenManage Essentials
プロセッサ
Dell OpenManage Essentials
PSU Dell OpenManage Essentials
NIC Dell OpenManage Essentials
前面 HDD Nutanix ウェブコンソール
前面 SSD Nutanix ウェブコンソール
メモ: Dell OpenManage Essentials を使用して Dell XC6320 システムを監視する手順については、次を実行します。
1 『OpenManage Essentials User's Guide』（OpenManage Essentials ユーザーズガイド）を参照してください。
2 Dell XC6320 システムのコンポーネントの検出については、デバイスの検出とインベントリの項を参照してください。
3 各ノードにプリインストールされた OMSA の機能を使用するには、『Dell OpenManage Essentials User
’
s Guide』（Dell OpenManage
Essentials ユーザーズガイド）を使用して設定してください。
4 Dell XC6320 を検出されたシステムの一覧に追加するには、IP 範囲を利用して Dell XC6320 を検出します。
監視ソフトウェア
クラスタ、仮想マシン、パフォーマンス、およびアラートとイベントの正常性を監視するため、Nutanix ウェブコンソールはさまざまなステータスチェック機能を
提供します。
Nutanix ウェブコンソールを使用して監視する方法の詳細については、Nutanix マニュアルポータルで『Web Console Guide』（Web コンソールガイド）（詳
細については、サポートマトリックスのマニュアルマトリックスを参照）をご覧ください。
Nutanix の『Web Console Guide』（Web コンソールガイド）マニュアルで、次の項を参照してください。
• 正常性監視
• 仮想マシン監視
• パフォーマンスの監視
• アラートとイベント監視
7
監視
17
ファームウェアのアップデート
表 3. アプライアンスコンポーネントアップデートガイド
アプライアンスコンポーネント ユーティリティ
LAN on motherboard（LOM）
Dell Update Package（DUP）、iDRAC、および LCM
PSU
Dell Update Package（DUP）、iDRAC、および LCM
NIC
Dell Update Package（DUP）、iDRAC、および LCM
BIOS
Dell Update Package（DUP）、iDRAC、および LCM
iDRAC
Dell Update Package（DUP）、iDRAC、および LCM
LSI 2008 SAS メザニンカード SAS2Flash ユーティリティ
前面 HDD Nutanix ウェブコンソール
前面 SSD Nutanix ウェブコンソール
SATADOM
デルサポートへのお問い合わせ
メモ: Dell Nautilus は、前面の HDD および SSD のファームウェア をアップデートするための Nutanix ウェブコンソールの代わりに使用すること
もできます。
Dell Nautilus を使用したドライブファームウェアのアップデー
ト
Dell Nautilus を使用してディスクファームウェアをアップデートするには、次の手順を実行します。
1 コントローラ仮想マシン（CVM）の電源を切ります。
ノードの電源を切る方法については、『Nutanix Hardware Replacement』（Nutanix ハードウェア交換）およびマニュアルを参照してください。
2 ハイパーバイザをメンテナンスモードにします。
3 システム GUI にアクセスして、次の操作のいずれかを実行します。
• 物理キーボード、モニタ、またはマウスを XC6320 上のポートに接続します。
• iDRAC GUI に接続します。
メモ: iDRAC GUI を設定してアクセスする方法の詳細については、Dell.com/support/home にある『
iDRAC Quick Start Guide
』
（iDRAC クイックスタートガイド）を参照してください。
4 仮想メディアを使用して、Dell Nautilus ISO または USB キーをシステムにマウントします。
5 サーバーの再起動中、F11 を押して、BIOS 起動マネージャを開きます。
6 リストから、EFI Boot Manager（EFI 起動マネージャ）を選択します。
8
18
ファームウェアのアップデート
7 EFI boot（EFI 起動）リストから Virtual CD（仮想 CD）または USB drive（USB ドライブ）を選択します。
8 ドライブファームウェアをアップデートするには、Update Firmware（ファームウェアのアップデート）をクリックします。
メモ: Dell Nautilus は、システムに接続されているすべての HDD および SSD に対して、すべての HDD および SSD のファームウェアをア
ップデートします。
ファームウェアのアップデート
19
ハードウェアの交換
本項では、Dell アプライアンスソリューション内でコンポーネントを正しく交換するための高度なタスクについて説明します。
作業を開始する前に、3 つのハードウェア交換タスクに必要となる次のマニュアルをダウンロードする方法について、サポートマトリックスにあるマニュアルマト
リックスの項を参照してください。マニュアルは次のとおりです。
• 『Hardware Replacement Documentation』
（
ハードウェア交換マニュアル
）
• Dell XC6320 Hyper-Converged Appliance
（
XC6320 ハイパーコンバージドアプライアンス
）
Owner
’
s Manual
（
オーナーズマニュアル
）
これらのドキュメントを確認してから、ハードウェアを交換するタスクに進みます。
トピック：
• クラスタデータがないコンポーネントの交換
• クラスタデータが含まれる故障した前面 HDD および SSD の交換
クラスタデータがないコンポーネントの交換
クラスタデータが含まれない交換可能なハードウェアは次のとおりです。
• システムメモリ
• 冷却ファン
• ネットワークインタフェースカード
• PSU
メモ
: 本項タスク 2 のホットスワップタスクを使用します（機能停止したのが PSU 1 台のみの場合）。
1 『Nutanix Hardware Replacement Guide』（Nutanix ハードウェア交換ガイド）で、クラスタデータがないコンポーネントの故障の項を参照し、関連
するハイパーバイザのノードをオフにします。
メモ: 冷却ファンでは、指定されたクラスタ構成に基づいて、追加のクラスタの手順が必要になる場合があります。
2 Dell XC6320 Owner’s Manual（オーナーズマニュアル）で、システムコンポーネントの取り付けと取り外しの項を参照し、故障したコンポーネントを
交換します。
3 『Nutanix Hardware Replacement Documentation』（Nutanix ハードウェア交換マニュアル）の、クラスタデータがないコンポーネントの故障の項
を参照し、関連するハイパーバイザのノードを再起動します。
9
20
ハードウェアの交換
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
/