あなたは、本利用許諾の第 3 項および第 4 項に従って対象著作物を伝達することができます。その際、GNU GPL 第 3 項は適用
されません
。
2. 改変されたバージョンの伝達
ライブラリの複製物を改変し、その改変物のある機能が、その機能を使用するアプリケーションによって提供される関数または
データを参照する場合(実行時に機能が引数として渡される場合を除く)、以下のいずれかに従って、改変されたバージョンの
複製物を伝達できます。
a. 本利用許諾に従う場合は、アプリケーションが関数またはテーブルを提供しないときでも、その機能が動作し、機能のどの
部分についても目的に適った処理が実行されるよう十分に誠実な努力をしなければなりません。
b. GNU GPL に従う場合は、伝達する複製物に、本利用許諾の追加的許可を適用してはなりません。
3. ライブラリのヘッダーファイルから要素を取り込んだオブジェクトコード
アプリケーションのオブジェクト コード形式が、ライブラリーの一部であるヘッダー ファイルからの要素に組み込まれることが
あります。このようなオブジェクト コードは選択した条件下で伝達できます。ただし、組み込まれる要素が数値パラメーター、
データ構造レイアウトおよびアクセサー、または小規模のマクロ、インライン関数とテンプレート
(長さ 10 行以下)に限定されない場合は、次の両方を実行する必要があります。
a. オブジェクトコードの個々の複製物に、そのオブジェクトコードにライブラリが使用されていることと、ライブラリとその
使用が本利用許諾の対象となることを明記した通知を付します。
b. オブジェクトコードに、GNU GPL と本利用許諾の複製物を添付します。
4. 結合著作物
結合著作物に含まれるライブラリの一部の改変を実質的に禁止したり、そのような改変をデバッグするためのリバースエンジニ
アリングを禁止したりしない限り、あなたは自身が指定する条件の下で結合著作物を伝達することができます。ただしその場
合、以下のすべてを行う必要があります。
a. 結合著作物の個々の複製物に、その結合著作物にライブラリが使用されていることと、ライブラリとその使用が本利用許諾
の対象となることを明記した通知を付します。
b. 結合著作物に、GNU GPL と本利用許諾の複製物を添付します。
c. 結合著作物の実行時に著作権情報が表示される場合は、その中にライブラリの著作権情報と、ユーザーに GNU GPL および
本利用許諾の複製物の所在を示す参照文を含めます。
d. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。
0)本利用許諾の条項に従い、最小限の対応するソースを伝達します。また、対応するアプリケーションコードを、ユーザー
がアプリケーションをリンクされたバージョンの改変バージョンに再結合または再リンクして改変された結合著作物を作成
するのに適した形式で、またそれを許可する条項の下で、対応するソースの伝達について GNU GPL 第 6 項で指定された方
法で伝達します。
1)適切な共有ライブラリー メカニズムを使用してライブラリーをリンクします。適切なメカニズムとは、(a)実行時、ユー
ザーのコンピューター システムにすでに存在しているライブラリーのコピーを使用し、(b)リンクされたバージョンとイン
ターフェイスに互換性があるライブラリーの改変バージョンで適切に機能するものです。
e)インストール情報を提供します。ただし、インストール情報の提供が GNU GPL 第 6 項で別途義務付けられている場合に
限ります。また、かかるインストール情報は、リンクされたバージョンの改変バージョンにアプリケーションを再結合または
再リンクして作成された結合著作物の改変バージョンをインストールおよび実行するために必要とされる範囲内に限定され
ます。(オプション 4d0 を使用する場合は、インストール情報に最小限の対応するソースと対応するアプリケーション コード
を添付する必要があります。オプション 4d1 を使用する場合は、対応するソースの伝達について GNU GPL 第 6 項で指定さ
れた方法でインストール情報を提供する必要があります。)
5. 結合ライブラリ
あなたは、ライブラリに基づく著作物であるライブラリ機能と、アプリケーションではなく、かつ本利用許諾の対象外である他
のライブラリ機能を 1 つのライブラリに併存させ、また、そのような結合ライブラリを自身が指定する条項の下で伝達すること
ができます。ただしその場合、以下の両方を行う必要があります。
a)結合ライブラリに、他のどのライブラリ機能とも結合しておらず、本利用許諾の下で伝達される、当該のライブラリに基づ
く著作物の複製物を添付します。
b)結合ライブラリに、ライブラリに基づく著作物が含まれていることと、当該著作物の結合されていない形式の添付場所を示
した明確な通知を記載します。
6. GNU 劣等一般公衆利用許諾契約書の改訂バージョン
Free Software Foundation は、改訂バージョンまたは新バージョンの GNU 劣等一般公衆利用許諾契約書を随時発行します。新
バージョンは、その精神においては現行バージョンと同じですが、新たな問題や懸念を解決するために、細部は異なる可能性が
あります。
各バージョンには区別するためのバージョン番号が付けられています。受領したライブラリーに、GNU 劣等一般公衆利用許諾契
約書の任意のバージョン「またはそれ以降の任意のバージョン」が適用されると記載されている場合、その発行済みバージョンま
サード パーティー ライブラリー 9