工場出荷時のデフォルト設定
x4はその動作を構成するいくつかのパラメータを格納します。これにより、非常にフレキシブルな方法でスタンドア
ロンで動作することができます。構成は、出入力ディスプレイモードだけでなく、モニタ間での入力画像の必要な分
割にも影響します。
デフォルトではx4は次のように構成されています:
入力EDID推奨モード: 1920 x 1080 x 60Hz(SMPTEタイミング)
出力モニタモード: モニタ推奨モードの使用
デフォルト:1920 x 1080 x 60Hz(SMPTE)
クロップモード: 2x2等分割(960x540)
回転なし
デフォルト設定値は提供されるWindows®アプリケーションを使用して変更されますが、それはどのWindows®プラ
ットフォーム上でも実行可能で、付属のUSBケーブルを介してx4に接続することができます。アプリケーションの使
用説明は、x4コントロールアプリケーションのセクションに提示されています。
コマンドライン インターフェイスユーティリティは、Mac OS x 10.6でも使用できます。
以下のセクションでは、可能な設定と、それらがなぜ必要かを説明します。x4ハードウェアを希望する構成でプログ
ラムする方法についての詳細は、x4コントロールアプリケーションのセクションを参照してください。
DVI入力解像度の構成
DVI
入力のタイミングおよび解像度はDVIソースマシンによって設定されるため、EDID (Extended Display Identication
Data)の一部としてプログラム可能な「推奨モード」 を示すことにより、x4はこれを間接的にのみ構成することができます。
ほとんどのグラフィックスカードとHDMI電気器具はx4 EDIDが示す「推奨モード」 解像度とタイミングを自動的に選
択しますが、EDIDコンテンツがx4アプリケーションによって変更される場合は、再検出を強制実行する必要が生じ
ることもあります。これは通常、DVI入力ケーブルの接続を切ってから再接続することに起因するホットプラグ事象
によるものです。
構成アプリケーションは、現在検出されている解像度のリードバックだけでなく、内部EDIDを読み書きする能力を実
現します。
モニタ出力
x4は、対応する各モニタのEDIDを読み取り、推奨モードの解像度、タイミングモードおよびモード(RGBまたはDVI)
に対応する信号を送信するように構成することができます。これが工場出荷時のデフォルト構成です。
異なるモニタが4つの出力に取り付けられている場合、それぞれは異なる推奨モードを通知し、したがって各出力は
異なるモードで運用されます。
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x4の構成