Datapath x4 ユーザーガイド

  • こんにちは!Datapath x4およびx4-1Uディスプレイウォールコントローラのユーザーガイドについて、ご質問にお答えします。このマニュアルには、設定方法、機能説明、トラブルシューティングなどが記載されています。お気軽にご質問ください!
  • x4とx4-1Uの違いは何ですか?
    最大解像度はどのくらいですか?
    ケーブルの長さはどのくらいまで対応できますか?
    設定変更はどうすれば行えますか?
    フレームロックとは何ですか?
ご使用のDatapath製品の損傷、または機器を操作する人への傷害を阻止するために、操作の前に以下の安全上
の注意事項をお読みください。これらの注意事項は、Datapath製品を使用し操作するすべての人が利用できるよう
にしてください。
電源
Datapathの全製品には主電源が必要です。機器のアップグレードまたは再配置中は必ずこの電源を切断してくだ
さい。付属の電源供給ユニットのみを使用のことx4のみ)
ケーブル
ケーブルをいかなる液体にも曝さないでください。短絡の原因になり、機器に損傷を与える恐れがあります。ケーブ
ルの上に重いものを置かないでください。ケーブルの損傷、さらには活線の露出につながります。
換気
すべてのコンピュータ機器は、換気の良い場所に配置する必要があります。ユニットケーシング上の通気孔はどれ
も障害物でふさがないようにしてください。システムのオーバーヒートや機器の損傷をもたらすことになります。
作業環境
機器は、必ずほこりや湿気、急激な温度変化のない環境で、安定した硬い作業面上に取り付けてください。こぼす
と重大な損傷を引き起こすことがあるため、液体(ホット/コールド飲料など)を絶対に機器の近くに置かないように
してください。
ガス/可燃性液体
電子機器をガスまたは可燃性液体の存在下で使用してはなりません。爆発や深刻な火災を誘発する危険がありま
す。
煙/異臭
コンピュータから煙や異臭が発する場合は、システムをオフにし、主電源からプラグを抜いてください。システムは
その後、検査のために有資格の技術者に託す必要があります。作動を継続すると、身体傷害や器物破損につなが
る可能性があります。
メンテナンス
メンテナンスは有能な技術者が実施し、物理的に損傷したDatapath製品はすべて、修理のため必ず
Datapath RMA手順に従ってDatapathにご返送ください。
廃棄処分
使用期限の終了したすべてのDatapath製品は、地元の法規制に従って廃棄処分します。
英国内では処分を手配するためDatapathにご連絡ください。弊社のWEE 登録番号はWEEE/AA0005ZRです。
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安全上の注意事項
Datapath x4は、標準的なシングルリンクまたはデュアルリンクのDVI入力に対応し、4台の出力モニタに柔軟に対応
したディスプレイ表示を可能にするスタンドアロン型ディスプレイウォールコントローラです。
各々の出力は、DVIまたはアナログRGBとして運用され、元の入力画像の任意切り出し領域の表示を可能に
します。Datapath x4は任意のアップスケールとフレームレートに各々のトリミングの範囲を独立して変更できるため、
出力の解像度とフレームレートは入力の解像度とフレームレートに関連する必要はありません。しかし、フレームレ
ートがまったく同一であることをDatapath x4が感知した場合、自動的にすべての出力をフレームロックし、可能なら
これらを入力信号にフレームロックします。さらに、それぞれの出力は個別にミラーリングしたり、90°180°270°
回転することにより、ポートレイト(縦置モニタ)やランドスケープ(横置モニタ)を混合したクリエーティブなビデオウォ
ールを容易に構成することができます。
Datapath x4はまた、画像のオーバラッピングをサポートするエッジブレンディングプロジェクタとの併用に最適です。
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はじめに
次の数ページに記載されているのは、Datapath x4で何を実行できるかを示すいくつかの例です。一覧さ
れている例は限定的なものではなく、ユーザーは様々なディスプレイ構成を試してみるようお勧めします。
入力信号x4を複製すると、各コピーが別々の画面に表示されます
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構成例
入力信号を4半分に分割すると、各4半分がオプションのフレームレート変換(この場合は30Hz60Hz
で別々のディスプレイに表示されます。切出し領域は、モニタベゼル補正を提供するように調整できます。
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毎秒30フレーム
3840 x 2160
毎秒60フレーム 1080p
毎秒60フレーム 1080p
毎秒60フレーム 1080p
毎秒60フレーム 1080p
入力信号をx2複製し、1つを単一の横置モニタに表示し、もう一つを3つに分割し、縦に回転し、アップスケ
ールして3つのディスプレイを分割します。
入力信号を切出し、特定領域をアップスケールし、4つの別々の画面に表示します。
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1 x 16:9
ランドスケープ(横置モニタ)
3 x 16:9
ポートレイト(縦置モニタ)
16:9
入力信号をx4に切出し、 90°180°または270°に回転し、横置モニタおよび縦置モニタに表示します。任意
切出し領域がモニタを芸術的にアレンジできるようにします。しかも歪みのない画像を維持します。
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入力信号をx4に切出し、x24半分を横置モニタに、x24半分を横置モニタに表示します。
梱包箱の中には以下のアイテムが含まれています。
x4またはx4-1Uディスプレイウォールコントローラ
国際ブレード付きx4-PSU電源供給ユニット付属の電源供給ユニットのみを使用のことx4のみ)
1 x 主電源ケーブル(x4-1U のみ)
USB 2.0 ケーブル(タイプA - タイプB
構成アプリケーションとユーザーマニュアルを含むDatapath CD
注意:
x4に完全に満足し、すべてがインストールされ、適正に作動するまでは、梱包箱を捨てないでください。
また、コンピュータに接続する前に、コントローラのシリアル番号を目立つ場所にメモしておいてください。
これによって、弊社の技術サポート部門に連絡する必要がある場合に、どんなお問い合わせも迅速に対
処できます。シリアル番号はx4およびボックスのラベルに表示されています。
x4 PSUブレードの取り付け
使用に適したブレードを選択し、ブレードの上端をPSUの凹部に配置してから上向きにスライドさせ、
リリースキャッチが所定位置にカチッとはまり、ブレードが凹部内に固定されたことを確認します。
ブレードを取り外すには、リリースキャッチを完全に押し下げ、PSU凹部からブレードを引き出します。
PSUは、英国ブレードを装着した状態で出荷されます。
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リリースキャッチ
欧州ブレード
米国ブレード
開梱
動作インジケータ
正面パネルには3つのLEDが付いており、x4の稼働状況を示します:
電源
入力
ステータス
電源
点灯している電源LEDは、付属のPSUを使ってx4が主電源に接続されていることを示します。
入力
点灯している電源LEDは、付属のPSUを使ってx4が主電源に接続されていることを示します。
ステータス
連続点灯 - x4が正常に動作していることを示します。
点滅 - ユニットは標準的な動作温度範囲を超えて動作しています。入力ファンの通気孔が遮られていない
ことを確認してください。
ステータスLEDが消えて消えたままの場合は、x4アプリケーションで構成された設定がもはや入力と一致し
ないことを示します。これは通常、入力が変更された結果起こります。x4は設定を補正し、設定にできるだけ
近く表示するように自動で再構成します。出力は表示されますが、期待通りに出力されないことがあります。
x4デバイスがUSBケーブルでPCに接続されており、かつx4コントロールアプリケーションがアクティブなら、3つすべ
てのライトが順番に点滅し、どのユニットが制御されているかを特定するのに役立ちます。
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説明
正面パネル
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背面パネル
Fig.2
同期ソケット(x4-1U以外)
同期ソケットは将来のジェンロック強化のために提供されています。これらのソケットは未接続のままにする必要
があります。
USBソケット
USBソケットは、付属のUSBタイプA-タイプBケーブルを使用するUSB接続を介してx4PCに接続するために使用
します。x4の設定は、アプリケーションユーティリティを使用してプログラム可能であり、切出し、スケーリング、回
転およびギャップ調整を容易に制御することができます。
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出力フレームロック(x4-1Uのみ)
出力フレームロックは、最初の出力のタイミングを複製して4つのすべての出力をまったく同じタイミングに設定する
ことにより、x4-1uのセットアップを容易にするように意図されています。
出力フレームロックを有効にするには、ボタンを約3秒間押し続けます。(3つのLEDが点滅して、正常に作動するこ
とを示します。)
最初の出力が[モニタ推奨モードを使用]に設定されると、EDIDタイミングはモニタからサンプリングされ、x4デフォル
ト値に書き込まれます。出力1はその後[常にデフォルトモードを使用]に設定されます。
出力1が[常にデフォルトモードを使用]に設定されていると、このチャネルではいかなるアクションも取られません。
出力23および4は出力1からのもので上書きされたタイミングデフォルト値を有すると共に、[常にデフォルトモード
を使用]に設定されます。
x4内のオンボードマイクロは、それからフレームロックを有効にします。
x4はここで、x4アプリケーションを使ってそれが変更されるまで出力モニタ接続を無視します。
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DVI-D入力ソケット
DVI-D入力ソケットはDVI入力ソースをx4に接続するために使用されます。x4はオプションの DVI/HDMIアダプタを使
用することにより、デュアルリンクDVI、シングルリンクDVIおよびHDMI HDCP非準拠)をサポートします。
DVI-I出力ソケット
x4を出力モニタに接続するには4つのDVI-I出力ソケットが使用されます。x4DVIおよびアナログ RGBモニタの両
方をサポートします。
電源
電源ソケットは、電源がx4に接続される部分です。付属のx4-PSU は電源ソケットに接続されています。x4正面にあ
る電源LEDは、電源が接続されると点灯します。
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DVIソースの電源が切断されていることを確認します。
DVIソースからx4背面の入力ソケットまでケーブルを接続します。
4つのディスプレイをx4背面の出力ソケットへ接続します。
x4-PSUx4に接続し、正しい国際ブレード(9ページを参照) を使用して電源ソケットの電源スイッチをオン
にします。
DVIソースの電源投入
正面パネルに位置する電源LEDは、点灯して、電源が正常にユニットに入っていることを示します。
x4には受信するDVI信号を継続的に監視する内部プロセッサが組み込まれており、いつでも有効で安定した入力
が感知されると、入力LEDが点灯します。
入力LEDが点灯しない場合、x4は有効なDVI入力ソースを感知することができません。
動作中、x4は、入力解像度が変化するときであっても、プログラム化した出力比率を維持するために、内部動作を
調整することができます。
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DVIソース
出力1
出力2
出力3 出力4
入力ソース
4つの画面すべてに
わたって表示され
る出力
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x4の設定
工場出荷時のデフォルト設定
x4はその動作を構成するいくつかのパラメータを格納します。これにより、非常にフレキシブルな方法でスタンドア
ロンで動作することができます。構成は、出入力ディスプレイモードだけでなく、モニタ間での入力画像の必要な分
割にも影響します。
デフォルトではx4は次のように構成されています:
入力EDID推奨モード: 1920 x 1080 x 60HzSMPTEタイミング)
出力モニタモード: モニタ推奨モードの使用
デフォルト:1920 x 1080 x 60HzSMPTE
クロップモード: 2x2等分割(960x540
回転なし
デフォルト設定値は提供されるWindows®アプリケーションを使用して変更されますが、それはどのWindows®プラ
ットフォーム上でも実行可能で、付属のUSBケーブルを介してx4に接続することができます。アプリケーションの使
用説明は、x4コントロールアプリケーションのセクションに提示されています。
コマンドライン インターフェイスユーティリティは、Mac OS x 10.6でも使用できます。
以下のセクションでは、可能な設定と、それらがなぜ必要かを説明します。x4ハードウェアを希望する構成でプログ
ラムする方法についての詳細は、x4コントロールアプリケーションのセクションを参照してください。
DVI入力解像度の構成
DVI
入力のタイミングおよび解像度はDVIソースマシンによって設定されるため、EDIDExtended Display Identication
Data)の一部としてプログラム可能な「推奨モード」 を示すことにより、x4はこれを間接的にのみ構成することができます。
ほとんどのグラフィックスカードとHDMI電気器具はx4 EDIDが示す「推奨モード」 解像度とタイミングを自動的に選
択しますが、EDIDコンテンツがx4アプリケーションによって変更される場合は、再検出を強制実行する必要が生じ
ることもあります。これは通常、DVI入力ケーブルの接続を切ってから再接続することに起因するホットプラグ事象
によるものです。
構成アプリケーションは、現在検出されている解像度のリードバックだけでなく、内部EDIDを読み書きする能力を実
現します。
モニタ出力
x4は、対応する各モニタのEDIDを読み取り、推奨モードの解像度、タイミングモードおよびモード(RGBまたはDVI
に対応する信号を送信するように構成することができます。これが工場出荷時のデフォルト構成です。
異なるモニタが4つの出力に取り付けられている場合、それぞれは異なる推奨モードを通知し、したがって各出力は
異なるモードで運用されます。
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x4の構成
モニタEDIDが使用されるときはいつも、x4は内部スケール係数を計算して、モニタが(どんな解像度で運用されて
いようとも)依然として正しい比率の入力画像を表示することを確認します。
EDIDを読み取ることができない場合(たとえばモニタケーブルが必要なDDC信号をサポートしない場合)、x4のメモ
リにプログラムできるデフォルトモードがあります。これは工場出荷時に1080pに構成されています。
場合によっては、ユーザーがモニタEDIDには関係なく、非常に特定的な出力タイミング(入力にフレームロックする
場合など)を要求することがあります。この場合、常にデフォルトモードとしてプログラムされているモードを出力する
ようにx4を構成することができます。
表示する領域の選択
x4の各出力は、キャプチャした入力画像の任意矩形領域から表示データを得ることができます。これらの矩形切出
しに対する工場出荷時デフォルトは、入力の4半分を2x2アレイとして表示するように構成しており、これらの比率は
異なる入力解像度にわたって維持されます。
1080p入力では、選択された出力解像度が1080pであった場合、入力画像からの960x540ピクセルが各方向に2
でアップスケールされることを意味します。
しかし入力解像度を1600x1200に変更した場合、同じ出力モニタでx4800x600領域からアップスケールし、同じ
1080pモニタをサポートするためにそのスケール係数を水平方向へ2.4、垂直方向に1.8再プログラムします。
切出し領域は任意に割り当てたりオーバーラッピングすることができます。唯一の制限事項は、結果としてのスケ
ール係数がいずれの方向にも1.0(すなわち1:1またはアップスケール)より大きくなければならないことです。例とし
て、x4を使用して入力信号の4つの同一コピーを出力することが可能です(ただし結果としての出力タイミングがシ
ングルリンクDVI出力の能力内に維持されることを条件とします)。
所与のモニタ出力に表示される入力画像の領域は、Datapath構成アプリケーションを使用し、USBを介してプログ
ラムすることができます。
モニタの縦配向をサポートするためには、モニタへの出力として、ソースデータを90°180°または 270°回転させるこ
とが可能です。
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DVI入力
x4が正常に電源投入され、電源、入力およびステータスのLEDインジケータが点灯している場合、DVI入力モードが
検出されており正常に作動していることを示します。x4はプログレッシブビデオモードのみをサポートします。
入力のLEDインジケータが点灯していない場合は、シングルリンクまたはデュアルリンクDVIケーブルが適切なソケ
ットに正しく取り付けられているか確認します。
高解像度では、DVIケーブルとコネクタに固有の信号損失の性質により、通常5mを越えるケーブルのDVI信号は保
証されません。Datapathx4にアクティブイコライゼーションハードウェアを付加しており、フルデュアルリンク解像度
330Mhzピクセルクロック)であってもこれらの損失を補正し、最長20mのケーブル長をサポートすることができます。
低解像度ならさらに長いワイヤ長でも可能になります。
x4はプログレッシブビデオモードのみをサポートします。
これは、ソースとディスプレイに対してx4のより柔軟な位置決めを可能にします。
LEDインジケータが点灯すると、x4はその不揮発性メモリに記憶されている構成に従って4つの画面すべてにソース
を表示します。x4は、図3に示すように、2×2分割として入力画像を表示するように工場出荷時に構成されています。
出力
アナログ出力に接続するにはDVI-I-VGAケーブルが必要です。DVI出力に接続するにはDVI-D ケーブルが必要です。
x4の構成
x4には、ホストPCx4ボックスへの接続を許可し、ユーザーがその構成をプログラムできるようにするUSBポートが
あります。いったん構成されるとx4USB接続を必要とせずにスタンドアロンで動作し、入力解像度を自動検出する
と共に、内部スケーリングを調整して出力モニタを一貫して駆動します。
フレームロック
x4上で実行されるファームウェアは入力および/または出力タイミングが同一フレームレートに設定されるときを検
出し、その場合には自動的に同期をフレームロックします。すべてのフレームロックモードでタイミングは共通の基
準クロックを共有するように構成されるので、同期にはドリフトはなく、したがって場合によってはLCDパネルを動揺
させかねない継続的な調整の必要もありません。フレームロックステータスは、x4コントロールアプリケーションに示
されています。
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操作方法
ビデオディスプレイウォールを作成し設計する際に利用可能な2つのオプションがあります:
Datapath Wall Designer(ウォールデザイナ)
Datapath x4コントロールアプリケーション
Datapath Wall Designerをデフォルトとして使用するようお勧めします。
Wall Designer
Wall Designerは一連のDatapathビデオディスプレイコントローラのための、 最新かつ専用のソフトウェアアプリケー
ションです。複雑な計算をする必要もなく、大型または小型のクリエイティブなディスプレイウォールを迅速かつ容易
に設計することができます。Datapath Wall Designerは、Datapathディスプレイウォールコントローラに同梱のインス
トール用CD V3.1.0以降)に収録されています。Wall Designer アプリケーションソフトウェアの最新版への更新のた
め、定期的にDatapathウェブサイトをご覧になるようお勧めします。
アプリケーションのインストール
注意:ドライバのインストールが完了するまでは、x4USBポートに接続しないでください。
x4に付属のDatapath CDでインストールフォルダにアクセスし、install.exeを実行して、 インストールウィザードに従い
ます。インストール中に、ドライバがWindows®ロゴ認定を持っていないことを示す警告メッセージが表示されます。
[続行]を選択してインストールを完了します。
これでDatapath x4は、付属のケーブルを使って適切なUSB 1.0または2.0ポートに接続することができます。この時
点で、ハードウェアは、USB APIとしてWindows®によって検出され、新規ハードウェアウィザードが表示されます。
ウィザードに検索を許可し、推奨されるオプションをクリックして先にインストールしたドライバが新規ハードウェアと
関連付けられるようにします。
ドライバを承認するには[続行]を押します。
x4コントロールアプリケーションの実行
x4コントロールアプリケーションを開くには、スタート/すべてのプログラム/Datapath x4を選択します。
アプリケーションはコンピュータに接続されているx4を検索し、検出された最初のx4のステータスを表示します。
使用中のx4が複数ある場合、利用可能なx4すべてのリストを[ファイル]メニューで確認することができます。
アプリケーションがx4を検出すると、図4のように主要ステータス画面が表示されます。
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x4ソフトウェアサポート
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主要コントロールダイアログは次に示すグループに分割されます:
接続図
DVI-D入力
入力キャプチャ領域
デバイス
モニタ出力
接続図
接続図は、コネクタの識別を支援するためにx4の背面パネルの概略図を表示します。
電源
4
デバイス
接続されている一意のUSBデバイス名がデバイスグループに表示されます。「最初の4台の出力」など、より使いや
すい名前を関連付けることができます。利用しやすい名前はx4で不揮発性記憶装置に記憶され、将来の構成の際
にデバイスを識別するのに役立ちます。お使いのPCに接続されている特定のデバイスは、[ファイル]メニューの
[デバイスの選択]コマンドを使用して選択することができます。x4USBデバイス別、または先に構成された使いや
すい名前別にリストされます。
DVI-D入力
DVI-D入力グループは、キャプチャされている(該当する場合)現在のDVIモードと、 x4EDIDにプログラムされてい
る推奨モードを表示します。EDIDを更新するには[変更]ボタンを使用します。現在の入力解像度の左にある小さな
正方形は、x4が入力ソースにフレームロックしたかどうかを示します。
緑 - 出力は入力ドットクロックおよび垂直同期にフレームロックされている
グレー - 出力はフレームロックされていない
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イコライゼーションハードウェアをブーストするには[設定]ボタンをクリックします。すると次のダイアログが表示され
ます。図8
8
5mを越えるDVIケーブル長に起因する損失信号品質を補正するには、スライダを使用します。イコライゼーションハ
ードウェアは、最長20mまでのケーブルを補正することができます。
入力EDIDのタイミングを変更するには[変更]ボタンをクリックします。すると次のダイアログが表示されます。図9
7
6
DVI-D入力ダイアログは、参考のために現行モードの解像度を表示し、 EDID推奨モードのタイミングを
編集できるようにします。現在のタイミングでEDIDタイミングを投入するには、[タイミングのコピー]ボタン
をクリックします。
ダイアログはつぎのような標準タイミング計算式をサポートします:
VESA CVT
VESA CVT低ブランキング
SMPTEHDモード用)
VESA GTF
カスタム
ドロップダウンリストから[自動]を選択すると、通常、典型的な標準VESA出力モードに最もよく一致する
VESA CVTアルゴリズムにデフォルト設定されます。しかし、ドットクロックを最小化する、 従ってDVIケー
ブル長を最大化するには、CVT低ブランキングが推奨されます。
[カスタム]を選択すると、タイミングパラメータを編集できます。これらのパラメータは相互に排他的であ
るため、ピクセルクロックと垂直リフレッシュの定義から選択する必要があることに注意してください。
編集後は、[OK]をクリックしてEDIDに推奨モードを書き込みますが、キャプチャされている入力モードに
通常は影響を与えません。ホストマシンのグラフィックスデバイスに新しいモードを検出するよう強制す
る必要があるかもしれません。これは、[画面解像度]ダイアログボックス(Windows®7)で[検出]を選択
するか、またはx4からソースを切断してから再度接続することによって実施することができます。
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9
入力設定へのすべての変更は、.vqsファイルの一部として保存することができ、同じ設定を再び入力する必要があ
りません。設定を保存するには、[ファイル]メニューの[保存]コマンドを選択します。保存された.vqsファイルを開くに
は、[開く]コマンドを選択します。
制限事項
10
入力EDID推奨モードとして入力された数値は、x4の内部帯域幅限度を超える可能性があります。これが
生じた場合、図10に示されるように、数値がピンクでハイライトされる形式で警告が表示されます。
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入力キャプチャ領域
x4の各出力は、入力ソース画像の別の領域を選択することができます。このダイアログ(図11)は、各領域の設定
(領域1は出力1に対応するなど)を表示します。数字は表示される領域の上、左、幅、および高さ座標を表します。
これらは、現在のアクティブな入力解像度として説明されることに注意してください。入力解像度が変化する場合、
同じ比率を維持するためにキャプチャ領域座標が新しい入力解像度にレベルアップします。
これらの設定を変更するには、[変更]をクリックして編集ダイアログを表示します(図12)。
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