Dell Precision Optimizer Administrator Guide

Dell Precision Optimizer

管理者ガイド

August 2020

Rev. A02

メモ、注意、警告

メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。

注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。

警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。

子会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。

章 1: 前書........................................................................................................................................ 4

章 2: Dell Precision Optimizer のコンポーネント................................................................................. 5

Dell Precision Optimizer のアンインストール.................................................................................................................. 5

章 3: パフォーマンス........................................................................................................................ 7

ポリシー処理エンジン.........................................................................................................................................................7

プロファイルのアップデートツール............................................................................................................................... 7

章 4: 追跡および分析........................................................................................................................8

システム分析レポート........................................................................................................................................................ 8

レポートの設定............................................................................................................................................................... 8

ワークロード分析..................................................................................................................................................................9

CPU インテリジェンスレポート......................................................................................................................................9

GPU インテリジェンスレポート.................................................................................................................................... 10

システム診断レポート.......................................................................................................................................................10

性能通知............................................................................................................................................................................... 10

章 5: システムメンテナンス.............................................................................................................11

章 6: ユーザーのフィードバック........................................................................................................ 12

章 7: Dell Precision Optimizer の改善............................................................................................... 13

章 8: Enterprise ツール................................................................................................................... 14

WMI プロバイダ..................................................................................................................................................................14

DPOCMD.EXE...................................................................................................................................................................... 14

コマンドラインスイッチのセットアップ...................................................................................................................16

SCCM と WSI の使用..........................................................................................................................................................17

Dell Optimizer アプリケーションパッケージの作成手順...................................................................................... 17

アプリケーションの導入手順.....................................................................................................................................17

クライアントシステムへの導入成功の確認..........................................................................................................18

DPOCMD.EXE を使用した Dell Precision Optimizer クライアント動作の変更................................................. 18

SSRS レポート............................................................................................................................................................... 19

KACE.....................................................................................................................................................................................22

KACE を使用した Dell Precision Optimizer の導入手順.........................................................................................22

DPOCMD.EXE を使用した Dell Precision Optimizer クライアント動作の変更................................................ 23

カスタムレポート........................................................................................................................................................24

付録 A: 付録 A - dpoCmd.exe 終了コード.......................................................................................... 26

付録 B: 付録 B - WMI クラス定義ファイル.........................................................................................27

目次 3

前書

本書では、IT 管理者が Dell Precision Optimizer をリモートで管理するために使用可能なツール、ヒント、推奨事項について説明しま

す。

1

4 前書

Dell Precision Optimizer のコンポーネント

Dell Precision Optimizer には、次の 4 つのメインコンポーネントがあります。

• パフォーマンス

• トラックと分析エンジン（TA）

• システムメンテナンス（SM）

• Dell Precision Optimizer Manager CLI（dpoCmd.exe）

上記のそれぞれのコンポーネントは、COM サーバーとしても機能する Windows のサービスとして実装されます。Dell Precision

Optimizer インストールパッケージは、Dell Precision Optimizer サポート DLL、ユーザーインターフェイス（UI）コンポーネント、カ

ーネルモードデバイスドライバーなどと共に POA のインストールフォルダーにサービスをインストールします。また、タスクバー

のアプリケーションがインストールされ、ユーザーがログインするたびに起動する場合があります。このアプリケーションは、アッ

プデートの完了や再起動の要求など、さまざまな POA イベントをユーザーに通知します。

Dell Precision Optimizer インストーラーパッケージは Dell Precision Optimizer モジュールによって使用されるソフトウェアのレジス

トリキーの作成も担います。デフォルトパスは次のとおりです。

表 1. デフォルトパス

名前パス

インストールフォルダー：

C:\Program Files\Dell\PPO

レジストリパス：

HKLM\Software\Dell\PPO

ランタイムデータ：

C:\ProgramData\Dell\PPO

インストールパッケージにより、デフォルトのプロファイルおよびポリシーの一部がインストールフォルダーにコピーされます。

トピック：

• Dell Precision Optimizer のアンインストール

Dell Precision Optimizer のアンインストール

次の手順を使用して、Dell Precision Optimizer をシステムからアンインストールできます。

次の場所から文字列「UninstallString」の値を読み取ることで、アンインストールコマンドをレジストリから取得できます。

表 2. アンインストールコマンドの場所

名前コマンドの場所

64 ビットシステムの場合

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node

\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\

{D66A3355-FEA4-4F60-8BAF-D6CBEDB396D8}

32 ビットシステムの場合

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows

\CurrentVersion\Uninstall\{D66A3355-

FEA4-4F60-8BAF-D6CBEDB396D8}

「UninstallString」のサンプル値を示します。

"C:\Program Files (x86)\InstallShield Installation Information\{D66A3355-FEA4-4F60-8BAF-

D6CBEDB396D8}\setup.exe" -runfromtemp -l0x0007 -removeonly

メモ: このコマンドの場合、値-l0x0007 がシステムによって異なることがあります。

コマンドプロンプト（管理者として実行）から上記のコマンドを実行すると、Dell Precision Optimizer アプリケーションのアンイン

ストールプロセスが起動します。アンインストールをサイレントに実行するようにコマンドを修正するには、以下のコマンドを追

加します。

2

Dell Precision Optimizer のコンポーネント 5

-s –f1<full-path-of-iss>

サイレント応答ファイル（.iss ファイル）が「uninst.iss」というファイル名で C:\temp フォルダーに含まれる場合、次のコマン

ドでサイレントアンインストールを実行できます。

"C:\Program Files (x86)\InstallShield Installation Information\{D66A3355-FEA4-4F60-8BAF-

D6CBEDB396D8}\setup.exe" -runfromtemp -l0x0007 –removeonly –s –f1c:\temp\uninst.iss

6 Dell Precision Optimizer のコンポーネント

パフォーマンス

性能のサブシステムは、次のモジュールで構成されています。

• ポリシーの処理エンジン（PPE）

• プロファイルのアップデートツール（profUpd.exe）

トピック：

• ポリシー処理エンジン

• プロファイルのアップデートツール

ポリシー処理エンジン

ポリシー処理エンジン（PPE）は、ユーザーがログインしているかどうかに関係なく、マシンが起動するとすぐに実行を開始する

Windows サービスとして実装されます。

このモジュールは、以下のタスクの実行に使用できるインターフェイスを提供します。

• プロファイルをアクティブ化または非アクティブ化します

• 入力および出力パラメーターを列挙して、新しいポリシーの作成を許可します

• マシン、ユーザー、またはサードパーティーの Dell Precision Optimizer アプリケーションのプロファイルおよびポリシーを保存

し、取得します

プロファイルのアップデートツール

このコマンドラインツール（profUpd.exe）は、Dell Precision Optimizer UI でデルサーバーからのプロファイルを確認およびアップ

デートする場合に使用します。ローカル設定ファイルは、Dell Precision Optimizer にデルサーバーアドレスや、HTTP、HTTPS、FTP

などの使用するプロトコルを通知するために使用する必要があります。

メモ: サーバ上のすべてのプロファイルおよびポリシーは、AES-256 アルゴリズムを使用してデジタル署名され、暗号化され

て保存されます。

3

パフォーマンス 7

追跡および分析

分析サブシステムは次のタイプのレポートを生成する機能を提供します。

• システム分析レポート

• ワークロード分析レポート

• CPU インテリジェンスレポート

• GPU インテリジェンスレポート

• システム診断レポート

• 性能通知

システム分析レポートは、Dell Data Vault（DDV）が収集したデータを.XML 形式で提供します。

［ワークロード分析］機能を使用して、ユーザーはワークロードを分析できます。

トピック：

• システム分析レポート

• ワークロード分析

• CPU インテリジェンスレポート

• GPU インテリジェンスレポート

• システム診断レポート

• 性能通知

システム分析レポート

ユーザーは、Dell Precision Optimizer COM インターフェイスを使用して、これらのレポートを有効または無効にすることができま

す。このインターフェイスを使用してユーザーはシステム分析レポートが生成される頻度を設定し、既存のレポートを列挙し、読み

取ることができます。システム分析レポート.XML ファイルには、<ddv_group>および<ddv_subgroup>要素に分割されるレポートの

データが含まれます。同じカテゴリに関連するすべてのデータは同じグループにあります。

サーミスタ 0 に関連するすべてのデータは、「サーミスタ 0」という DDV_GROUP にあります。

レポートの設定

システム分析の有効化

表 3. システム分析の有効化

属性の詳細説明

次のように入力します。［有効］または［無効］チェックボックス

デフォルト：無効

説明：

この設定により、DDV サブシステムはデータ収集を開始できま

す。無効にすると、DDV はアクティブになりません。このオプ

ションを有効にすると、設定を手動でオフにするまで DDV レ

ポートが定期的に生成されます。このカテゴリの選択を変更す

ると、既存のすべての DDV 未処理データを破棄する原因となり

ます。

4

8 追跡および分析

レポートの生成

表 4. レポートの生成

属性の詳細説明

次のように入力します。

次のいずれかのオプションを選択します:

• 24 時間後（毎日）

• 12 時間後

• 8 時間後

• 6 時間後

• 4 時間後

デフォルト：毎日

説明：

このオプション有効にすると、DDV は未処理データを収集し、

レポートを定期的に生成します。この設定では、DDV が未処理

のデータを処理し、新しいレポートに変換する頻度を制御しま

す。このカテゴリの選択を変更すると、既存のすべての DDV 未

処理データを破棄する原因となります。

データ収集を有効にする

表 5. データ収集を有効にする

属性の詳細説明

次のように入力します。

次の中から複数のカテゴリを選択できます。

• バッテリ

• サーマル

• ファン

• プロセッサ

• メモリ

• ストレージ

• ネットワーク

デフォルト：すべてのチェックボックスが有効になっています

説明：

この設定により、ユーザーはレポートに表示されるデータのカテ

ゴリを制御できます。

ワークロード分析

Dell Precision Optimizer 5.0 以降を使用して、ユーザーは各自のワークロードの特性とリソース使用状況を判断できます。ユーザーが

分析を開始すると、Dell Precision Optimizer は、CPU、メモリー、ディスク、GPU など、システムリソース使用率のパラメーターを

収集します。

CPU インテリジェンスレポート

Dell Precision Optimizer 5.0 以降を使用して、ユーザーはプロセッサー情報と各論理プロセッサーのライブデータが含まれた強化され

た Intel CPU 情報を表示できます。このデータは、Dell Precision Optimizer UI で線グラフ形式で表示されます。

UI は COM インターフェイスを使用して、次のプロセッサーの情報を取得します。

• CPU 名

• ソケット数

• 物理コア数

• Hyper-Threading State（有効 / 無効）

• L1 Cache Size（KB）

• L2 Cache Size（KB）

追跡および分析 9

• L3 Cache Size（KB）

• 論理プロセッサごとの CPU 使用率

• 論理プロセッサごとの CPU のアクティブな相対頻度（Turbo Residency を判断する）

• システムのプロセッサキュー長

• システムスレッド数

GPU インテリジェンスレポート

サポートされている Nvidia および AMD GPU アダプターの場合のみ、Dell Precision Optimizer 5.0 以降を使用して、ユーザーは拡張

GPU を表示できます。これには、GPU アダプターとソフトウェア情報、および各 GPU のライブデータが含まれます。このデータ

は、Dell Precision Optimizer UI で線グラフ形式で表示されます。

UI は Dell Precision Optimizer インターフェイスを使用して、次の GPU 情報を取得します。

• GPU の数

• GPU のドライバーバージョン

• GPU アダプター名（アクティブ GPU 0 のみ）

• ビデオ BIOS のバージョン（アクティブ GPU 0 のみ）

• フレームバッファのサイズ（アクティブ GPU 0 のみ）

GPU ライブデータは、ユーザーがログインしているときに、特定の Nvidia および AMD アダプターからのみ使用できます。

メモ: AMD GPU アダプターが搭載されている一部のモバイルシステムでは、アクティブな負荷が AMD GPU アダプター上で

実行されているときにのみ有効なライブデータが表示される場合があります。

各 GPU の次のライブ情報は、収集され、線グラフ形式で表示されます。

• GPU の使用率

• GPU の温度

• GPU ファン #0 速度（%）

• ビデオメモリーの使用率

システム診断レポート

Dell Precision Optimizer 5.0 以降を使用して、ユーザーはシステム診断レポートを実行できます。これらは、システムレポート、バッ

テリーレポート、および信頼性レポートなどの Microsoft が提供する標準のレポートです。ユーザーは、新しいレポートを生成する

か、または以前に作成された最後のレポートを表示できます。ローカルの管理者権限を持つユーザーのみがこのオプションを使用で

きます。

この機能は既存の Microsoft ツールへのショートカットとして機能します。次のレポートは、このダッシュボードから利用できます。

• システム診断レポートには次のものが含まれます。

○ システムでのエラーと警告を一覧表示した診断結果

○ リソースの使用状況の概要

• システム信頼性レポートには次のものが含まれます。

○ 直近数週間でのアプリケーション、Windows、その他の障害のリスト

○ その期間中の情報イベントおよび警告

○ Windows の安定性インデックス

• バッテリーレポート（この機能は Windows 8 以降のバージョンでのみ使用可能）：

○ 取り付けられているバッテリーの詳細

○ 最近の使用状況および履歴

○ バッテリーの容量および推定持続時間

性能通知

Dell Precision Optimizer 4.0 以降を使用して、性能通知を有効にすることができます。この通知を使用すると、次のいずれかのケー

スが発生した場合に通知を取得できます。

• CPU の使用率が過剰

• メモリーの使用率が過剰

• ディスク読み取りまたは書き込み操作が過剰

10 追跡および分析

システムメンテナンス

Dell Precision Optimizer SM（システムメンテナンス）では、Dell Command | Update から派生した次の基準で、表示または適用する

アップデートをフィルタリングできます。

• 重要度（重要、推奨、およびオプション）

• タイプ（ハードウェアドライバー、アプリケーション、BIOS、およびファームウェア）

• カテゴリ（オーディオ、チップセット、入力、ネットワークまたは Bluetooth、ストレージ、ビデオ、およびその他）

5

システムメンテナンス 11

ユーザーのフィードバック

Dell Precision Optimizer の UI で、ユーザーはデルにフィードバックを送信するオプションを利用できます。Dell Precision Optimizer UI

は、ユーザーがクリックしてこのフィードバックを開始できるリンクまたはボタンを提供します。UI はユーザーが、デルの標準フ

ォームを使用して Dell Precision Optimizer のフィードバックを提供できる URL をブラウザーで起動します。

6

12 ユーザーのフィードバック

Dell Precision Optimizer の改善

Dell Precision Optimizer カスタマーエクスペリエンス向上プログラムでは、デルのお客様の意見を今後の Dell Precision Optimizer リ

リースの開発に反映させています。Dell Precision Optimizer の使い方に関する情報をデルと共有することによって、お客様は製品の

今後のバージョンの向上に貢献することができます。

Dell Precision Optimizer のカスタマーエクスペリエンス向上プログラムは、デルプライバシーポリシーのすべての規定に準拠します。

収集されたデータは、Dell Precision Optimizer の使用およびワークステーションのサービスタグに限定されます。個人情報のデータ

は一切収集されません。プログラムのオプトインまたはオプトアウトはいつでもできます。

この機能はデフォルトで無効です。

7

Dell Precision Optimizer の改善 13

Enterprise ツール

トピック：

• WMI プロバイダ

• DPOCMD.EXE

• コマンドラインスイッチのセットアップ

• SCCM と WSI の使用

• KACE

WMI プロバイダ

Dell Precision Optimizer 5.0 以降には、次の情報にアクセスできる Windows Management Instrumentation（WMI）プロバイダーが含ま

れています。MOF の説明については、付録 A を参照してください。次の 2 つのファイルは、Dell Precision Optimizer パッケージの

一部です。

• Dell Precision Optimizer WMI プロバイダ：dpoProv.mof

• Dell Precision Optimizer SMS MOF 定義ファイル：sms_def_dpo3.mof

• DDV レポート

• 製品バージョン

• アップデート時間の最後のチェック

• 最終のシステムアップデート時間

• プロファイルの最終のチェック

• プロファイルまたはポリシートリガー履歴

• アクティブなプロファイルのリスト

• 性能通知

DPOCMD.EXE

Dell Precision Optimizer 5.0 以降に含まれる CLI ツール（dpoCmd.exe）を使用すると、IT 管理者は次の機能を利用することができま

す。

• 新しいプロファイルまたはポリシーの追加

• すべてのプロファイルのリスト

• ポリシーの有効化または無効化

• 特定のフィルタを使用したシステム分析レポートの作成スケジュールの設定

• フィルタを使用した Dell Precision Optimizer Dell システムアップデートの実行

• フィルタを使用した Dell Precision Optimizer Dell システムアップデートのチェック

• ユーザー作成プロファイルのエクスポート

• ユーザー作成プロファイルのインポート

• 次の CLI オプションを使用した UI 機能の有効化 / 無効化：これらは Dell Precision Optimizer インストーラの新しいコマンドライ

ンスイッチを使用しても制御されます。

表 6. コマンドラインスイッチ

制御定義デフォルトコマンドラインスイッチ

ProfileControl 0 の場合、ユーザーはプロファ

イルを有効または無効にする

ことはできません

1 PROFCTRL

ProfileUpdate 0 の場合、ユーザーは新しいプ

ロファイルを確認できません

1 PROFUPD

8

14 Enterprise ツール

表 6. コマンドラインスイッチ（続き）

制御定義デフォルトコマンドラインスイッチ

SystemUpdate 0 の場合、ユーザーはシステム

アップデートを確認できませ

ん

1 SYSUPD

DDVControl 0 の場合、ユーザーはシステム

分析レポートを有効または無

効にできません

1 DDVCTRL

UserFeedback 0 の場合、ユーザーは Dell

Precision Optimizer のフィード

バックを送信できません

1 USRFB

WorkloadAnalysis 0 の場合、ユーザーはワークロー

ド分析を実行できません

1 WKLANL

GfxPlugins 0 の場合、GfxPlugin オプション

がユーザーに表示されません

1 GFXPLUGINS

ImproveDPO 0 の場合、Dell Precision

Optimizer 改善設定がユーザー

に表示されません

1 IMPROVEDPO

ISVCertDrvr 0 の場合、ユーザーは ISV 認定

のグラフィックスドライバを

表示 / インストールできませ

ん

1 ISVCERTGFX

SmartAlerts 0 の場合、ユーザーは SMART

アラートを有効または無効に

することができません

1 SMARTALERT

CLI の使用：

dpoCmd.exe -savePolicy <complete_dpx_path>

dpoCmd.exe -saveProfile <complete_dpx_path>

dpoCmd.exe -listProfiles

dpoCmd.exe -enableProfile <profile_guid>

dpoCmd.exe -disableProfile <profile_guid>

dpoCmd.exe -scheduleReports <numReports> <reportDuration> [-r <ddvSubSystem> ] [-r

<ddvSubSystem>] ...

• ここで、<reportDuration>は 0、4、6、8、12 のいずれかです

○ 0 は日次レポート

○ 4 は 4 時間レポート

○ 6 は 6 時間レポート、など。

• -r <ddvSubSystem>はそのサブシステムを削除し、データは生成される DDV レポートに表示されません。<ddvSubSystem>

は次のいずれかになります。

○ バッテリ

○ サーマル

○ ファン

○ プロセッサ

○ メモリ

○ ネットワーク

○ ストレージ

dpoCmd.exe –cancelReports

dpoCmd.exe -enableFeatures <feature> [<feature> ...]、ここで、<feature>は次のいずれかになります。

• PROFCTRL

• PROFUPD

• SYSUPD

Enterprise ツール 15

• DDVCTRL

• USRFB

• UPGOPT

• WKLANL

• GFXPLUGINS

• IMPROVEDPO

• ISVCERTGFX

• SMARTALERT

dpoCmd.exe -disableFeatures <feature> [<feature> ...]、ここで、<feature>は次のいずれかになります。

• PROFCTRL

• PROFUPD

• SYSUPD

• DDVCTRL

• USRFB

• UPGOPT

• WKLANL

• GFXPLUGINS

• IMPROVEDPO

• ISVCERTGFX

• SMARTALERT

dpoCmd.exe -updateNow -criticality:CRO -filter:BDAF -device:ACMSNV <activityLogFileName>

dpoCmd.exe -checkForUpdatesNow -criticality:CRO -filter:BDAF -device:ACMSNV

ここで「-重要度：」は次のいずれかまたは複数になります。

• C => 重要

• R => 推奨

• O => オプション

ここで「-フィルタ：」は次のいずれかまたは複数になります。

• B => BIOS

• D => ドライバ

• A = > アプリケーション

• F => ファームウェア

ここで「-デバイス：」は次のいずれかまたは複数になります。

• A => オーディオ

• C => チップセット

• M => マウス / キーボード

• S => ストレージ

• N => ネットワーク / Bluetooth

• V => ビデオ

コマンドラインスイッチのセットアップ

Dell Precision Optimizer 5.0 インストーラに含まれるコマンドラインスイッチを使用して、IT 管理者はクライアントパッケージの特

定の動作を制御できます。このリストは、セクション 8.2 に記述されています。

表 7. コマンドラインスイッチのセットアップ

コマンドラインスイッチ説明

Setup.exe PROFUPD=0 WKLANL=0

ユーザーが新しいプロファイルのチェックやワークロード分析

を実行できないように、Dell Precision Optimizer をインストール

する場合。

16 Enterprise ツール

また、新しいオプション GUI = 0 を使用して、IT 管理者は、たとえばヘッドレスモードなどの任意の UI コンポーネントなしで Dell

Precision Optimizer クライアントをインストールすることができます。ユーザーはソフトウェアを制御できません。IT 管理者は、新

しい CLI ツールを使用して他の実行時間の機能を有効/無効にできます。

SCCM と WSI の使用

SCCM と WSI は、システムやソフトウェアアプリケーションを一元的に管理するために、IT 管理者が使用する方法です。

Dell Optimizer では、設定および導入用の SCCM および WSI がサポートされています。SCCM の詳細については

www.docs.microsoft.com を、WSI の詳細については www.vmware.com を参照してください。

Dell Optimizer アプリケーションパッケージの作成手順

企業内の選択したクライアントシステムに展開できる Dell Optimizer パッケージを作成するには、次の手順に従います。

メモ: 一連の手順は、使用している SCCM のバージョンに応じて若干異なる場合があります。

1. インストールに必要な Dell Optimizer のファイルをダウンロードします。

2. ［Configuration Manager］コンソールで：

• ［ソフトウェアライブラリー］ページを開き、［概要］ > ［アプリケーション管理］をクリックします。

• ［アプリケーション］を右クリックして、［アプリケーションの作成］を選択します。

3. アプリケーションの作成ウィザードで：

• ［手動］を選択し、アプリケーション情報を指定します。

• アプリケーション名として「Dell Optimizer 1.0」を入力し、［アプリケーションカタログ］で［次へ］をクリックします。

• ［導入タイプ］ページで［追加］をクリックします。

• 導入タイプの作成ウィザードで、［タイプ］として［スクリプトインストーラー］を選択し、［次へ］をクリックします。

• 導入タイプを入力して［次へ］をクリックします。

• ［コンテンツの場所］に Dell Optimizer のファイルの場所を入力します。

• ［インストールプログラム］に「 “DellOptimizer.exe” /s」と入力します。

• ［検出メソッド］タブで Add 句をクリックします。

• 検出ルールは次のとおりです。

Setting Type: Registry

Hive: HKEY_LOCAL_MACHINE

Key: Software\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{D66A3355-

FEA4-4F60-8BAF-D6CBEDB396D8}

• ［OK］をクリックして［検出ルール］ウィンドウを閉じ、導入タイプの作成ウィザードで［次へ］をクリックします。

• 次のようにユーザーエクスペリエンスを指定します：

a. インストール動作：システムへのインストール。

b. ログイン要件：ユーザーがログオンしているかどうか。

c. インストールプログラムの可視性：通常。

• ［要件］タブで［次へ］をクリックします。

• ［依存性］タブで［次へ］をクリックします。

• ［概要］で［次へ］をクリックして、［導入タイプ］が正常に作成されることを確認します。

• 導入タイプの作成ウィザードを閉じます。

4. アプリケーションの作成ウィザードで、［導入タイプ］タブで［次へ］をクリックし、［概要］タブで［次へ］をクリックして、

アプリケーションが正常に作成されていることを確認します。

アプリケーションの導入手順

パッケージを作成したら、次の手順を使用して選択したクライアントに導入します。

1. アプリケーションを右クリックして、［導入］をクリックします。

2. Dell Optimizer をインストールするデバイスコレクションを選択します。

3. ［依存性に応じてコンテンツを自動配布］オプションが選択されていることを確認して［次へ］をクリックします。

4. ［コンテンツ］タブで、［追加］をクリックし、配布ポイントを選択します。

5. ［導入設定］タブには、次のものがあります：

Enterprise ツール 17

• アクション：インストール

• 目的：必須

6. ［スケジュール］タブで、［次へ］をクリックします。

7. ［ユーザーエクスペリエンス］タブで、［ユーザー通知：ソフトウェアセンターに表示］を選択し、システムの再起動に関する通

知のみを表示します。

8. ［アラート］タブで、［次へ］をクリックし、［概要］タブで、［次へ］をクリックして、導入の完了を確認します。

クライアントシステムへの導入成功の確認

クライアントシステムに正常に導入されたことを確認するには、次の手順に従います。

1. クライアントシステムで［ソフトウェアセンター］を開き、Dell Precision Optimizer がインストールされているかどうかを確認

します。

メモ: アプリケーションの導入後、インストールの実行までに数分かかることがあります。

2. C:\\Windows\CCM\Logs に移動し、トラブルシューティングの目的のために AppDiscovery.Log、AppIntent.log、および

AppEnforce.log を確認します。

DPOCMD.EXE を使用した Dell Precision Optimizer クライ

アント動作の変更

ここには、Dell Precision Optimizer CLI（dpoCmd.exe）をターゲットシステムで実行してそのシステムの Dell Precision Optimizer ソフ

トウェアの動作を変更する手順を示します。次は、dpoCmd.exe を使用して、Dell Precision Optimizer プロファイルを有効にする例

について説明しています（Adobe の After effects）。

ソフトウェアパッケージの作成

ソフトウェアパッケージを作成するには、次の手順を実行します。

1. ［Configuration Manager］コンソールで：

a. ［ソフトウェアライブラリ］ページを開きます。

b. ［概要］タブをクリックします。

c. ［アプリケーション管理］タブを開きます。

d. ［パッケージ］を右クリックして［新しいパッケージの作成］を選択します。

2. パッケージの作成およびプログラムウィザードで：

a. 名前の設定：Dell Precision Optimizer プロファイルを有効にします。

b. パッケージについての情報を指定し、［次へ］をクリックします。

3. ［プログラムタイプ］タブで［標準プログラム］を選択します。

4. ［標準プログラム］タブで：

a. 名前：Adobe after effects を有効にする

b. コマンドライン：dpoCmd.exe –enableProfile {2F066600-FA52-4F57-890D-2621D39B0BE9}}

c. スタートアップフォルダー：C:\program files\dell\ppo

d. 実行：通常

e. プログラム実行可能：ユーザーがログインしているかどうか

f. 実行モード：管理者権限で実行

g. ドライブモード：UNC 名で実行

5. ［要件］タブで［このプログラムはどのプラットフォームでも実行できます］を選択します。

6. ［次へ］をクリックして、パッケージ概要を確認し、パッケージが正常に作成されたことを確認します。

Dell Precision Optimizer プロファイルを有効化するソフトウェアパッ

ケージの導入

1. ［Configuration Manager］コンソールで：

a. ［ソフトウェアライブラリ］ページを開きます。

b. ［概要］タブをクリックします。

18 Enterprise ツール

c. ［アプリケーション管理］タブを開きます。

d. ［パッケージ］をクリックします。

2. ［DPO プロファイルを有効にする］ソフトウェアパッケージをクリックし、［導入］を選択します。

3. ソフトウェアの導入ウィザードで：

a. ［全般］タブで［参照］をクリックして、デバイスのコレクションを選択し、［次へ］をクリックします。

b. ［コンテンツ］タブで［追加］をクリックし、配布ポイントを追加し、［次へ］をクリックします。

c. 導入設定タブには、次のものがあります：

• アクション：インストール

• 目的：必須

• ［ウェイクアップを送信］パケットボックスをチェックします。

d. ［スケジューリング］タブで導入時間を選択し、［再実行動作］オプションが［常にプログラムを再実行］に設定されている

ことを確認します。今すぐ導入するには、［新規］を選択し、［このイベントの後に直ちに割り当てる：できるだけ早く］を

選択します。

e. ［ユーザーエクスペリエンス］タブで次のチェックボックスがチェックされていることを確認します

i. ソフトウェアのインストール

ii. システムの再起動（インストールを完了するために必要な場合）

iii. 期限またはメンテナンス期間中に変更をコミットする（再起動が必要）。

f. ［配布ポイント］タブで：

i. 導入オプション：配布ポイントからコンテンツをダウンロードし、ローカルで実行します。

ii. ［クライアントが同じサブネット上の他のクライアントとコンテンツを共有することを許可する］オプションが選択され

ていることを確認します。

g. ［次へ］をクリックして、導入が正常に完了したことを確認します。

SSRS レポート

システム管理者として Dell Precision Optimizer の WMI プロバイダーから収集したデータに基づいてさまざまなレポートを作成でき

ます。必要な場合は、sms_def_dpo3.mof を含め、データベースの定義を拡張し、Dell Precision Optimizer クライアントシステム

から対応するデータをフェッチすることができます。レビューするデータ要素の一部またはすべてを選択することができます。デ

フォルトでは、すべての Dell Precision Optimizer のデータ要素を選択されています。

sms_def_dpo3.mof ファイルをインポートしてハードウェアインベント

リクラスを設定する

1. ［Configuration Manager］コンソールで：

a. ［管理］ページを開きます。

b. ［概要］タブをクリックします。

c. ［サイト設定］タブをクリックして［クライアント設定］を選択します。

2. 既存の［クライアント設定］を右クリックし、プロパティを選択するか、または新しいカスタムのクライアント設定を作成し

ます。

3. ［ハードウェアインベントリー］タブで［クラスの設定］を選択します。

4. ［インポート］を選択し、sms_def_dpo3.mof ファイルの場所を参照します。

5. ［OK］をクリックしてファイルをインポートし、［ハードウェアインベントリークラス］ウィンドウを閉じます。

収集されたデータが SQL データベースに入力されると、異なるタイプの Dell Precision Optimizer のレポートを作成できます。サンプ

ル（*.RDL）が、Dell Precision Optimizer ソフトウェアに含まれています。これらの RDL ファイルをインポートして、お使いの SQL

データベースに接続し、レポートを実行できます。

.RDL ファイルをインポートするには

1. SQL Server データツールを開きます。

2. ソリューションエクスプローラーで、.RDL ファイルを追加するフォルダーを右クリックします。

a. ［既存のアイテムを追加］を選択します。

b. RDL ファイルを選択します。

3. ファイルがインポートされたら、ファイルを開き［デザイン］タブを選択します。

Enterprise ツール 19

.RDL ファイルが適切なデータソースを使用していることを確認するには

1. ［レポートデータ］ウィンドウで［データセット］を選択し、データセットのいずれかを右クリックして、［データセットのプロ

パティ］を選択します。

2. ［データセットのプロパティ］ウィンドウで：

a. ［マイレポートに埋め込まれたデータセットを使用］が選択されていることを確認します。

b. ［データソース］で［新規...］をクリックします。

c. ［データソースのプロパティ］ウィンドウで［共有データソースの参照を使用する］を選択して、正しいデータソースを選

択します。

d. ［OK］をクリックします。

3. ［データセット］フォルダー内の他のすべてのデータセットに対して手順 1 と 2 を繰り返します。

複数システムのディスク情報

このレポートは最新のシステム分析レポートを使用した複数のシステム間でのディスク情報を表示します。

表 8. 複数システムのディスク情報

サービスタグ読み取りバイト数

（MB）

書き込みバイト数

（MB）

読み取り時間（%）書き込み時間（%）アイドル時間（%）

98K94X1 0 0 0 0 100

F8W4WZ1 0 460 0 0 98

20 Enterprise ツール

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