Roland CUBE-15XL 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
CLEAN チャンネル、LEAD チャンネルの 2 チャンネル切替方式(P. 4)
• ボタンひとつで CLEAN チャンネルと LEAD チャンネルが切り替えられます。
• LEAD チャンネルには OVERDRIVE、DISTORTION、METAL ZONE、EXTREME 4 種類のアナログ歪み回路を搭載しています。
パワー・スクイーザー機能を搭載(P. 4)
• 小さい音量でも音質バランスの整ったサウンドを表現することができます。自宅でも迫力あるサウンドが楽しめます。
15W 出力、20cm(8 インチ)スピーカーを搭載した小型の高性能ギター・アンプ
• 自宅での練習に最適です。持ち運びにも便利なコンパクト・サイズです。
練習に便利な AUX IN 端子を装備(P. 4)
• CD プレーヤーやデジタル・オーディオ・プレーヤーをつないで、音楽と一緒に演奏することができます。
レコーディングに便利なレコーディング・アウト端子を装備(P. 4)
• ミキサーやレコーダーに直接つなぐことができます。
• 夜間の演奏や、サウンド・チェックに便利なヘッドホン端子としても使えます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P. 2)「使用上のご注意」(P. 3)をよくお読みください。ま
た、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見る
ことができるよう、手元に置いてください。
© 2010 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の商標または登録商標です。
取扱説明書
ギター・アンプ
2
警告
この機器を分解したり、改造したりしないでください。
修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対に
しないでください。必ずお買い上げ店またはローランドお客様相談セン
ターに相談してください。
次のような場所に設置しないでください。
• 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器
の上など)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設置しないでください。必
ず安定した水平な場所に設置してください。
電源プラグは、必ず交流(AC)100V の電源コンセントに差し込んで
ください。
電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりし
ないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災
や感電の恐れがあります。
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合
わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や
耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。
この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでください。また、この機器の上に液体の入っ
た容器を置かないでください。ショートや誤動作など、故障となること
があります。
次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセントから外
し、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに修理を依頼し
てください。
• 電源コードやプラグが破損したとき
• 煙が出たり、異臭がしたとき
• 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
• 機器が(雨などで)濡れたとき
• 機器に異常や故障が生じたとき
警告
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注
意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。
この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。
電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源
タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。
外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランドお客様相談セン
ターに相談してください。
注意
この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、
使用してください。
電源コードをコンセントに抜き差しするときは、必ず電源プラグを持っ
てください。
定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほこりを拭き取ってくだ
さい。また、長時間使用しないときは、電源プラグをコンセントから外
してください。電源プラグとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、
絶縁不良を起こして火災の原因になります。
接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してくださ
い。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。
濡れた手で電源コードのプラグを持って、コンセントに抜き差ししない
でください。
この機器を移動するときは、電源プラグをコンセントから外し、外部機
器との接続を外してください。
お手入れをするときには、電源を切って電源プラグをコンセントから外
してください(P. 5)
落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコンセントから外してく
ださい。
本体側面の金属部分は高温になりますので、やけどしないよう注意して
ください。
安全上のご注意
3
電源について
• 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのインバーター
制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されているコンセ
ントと同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用
状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作したり、雑音が
発生する恐れがあります。電源コンセントを分けることが難しい
場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
• 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必
ずすべての機器の電源を切ってください。
• 電源スイッチを切った後、本機上の LED などは消えますが、こ
れは主電源から完全に遮断されているわけではありません。完全
に電源を切る必要があるときは、この機器の電源スイッチを切っ
た後、コンセントからプラグを抜いてください。そのため、電源
コードのプラグを差し込むコンセントは、この機器にできるだけ
近い、すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
• この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器
があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、
この機器との間隔や方向を変えてください。
• 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や発
信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、
それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってくだ
さい。
• 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内
などに放置しないでください。また、至近距離から照らす照明器
具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポット・ライトで長時間同
じ位置を照射しないでください。変形、変色することがあります。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結露)
ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりますので、
数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。
• 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置しないでく
ださい。変形、変色することがあります。
• 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外装の仕上
げを損なうことがあります。
• 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴム足が、
設置した台などの表面を変色または変質させることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使いいただ
けます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認して
からお使いください。
• 本機の上に水の入った容器(花びんなど)殺虫剤、香水、アルコー
ル類、マニキュア、スプレー缶などを置かないでください。また、
表面に付着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き取っ
てください。
お手入れについて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で
汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含
んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてくださ
い。
• 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類
は、使用しないでください。
修理について
• お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能について
保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。
• 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するた
めに必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有しています。この部
品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有
期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談センター
にご相談ください。
その他の注意について
• 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに
過度の力を加えないでください。
• ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持っ
てください。
• この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。
• 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、
音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がね
なくお楽しみいただけます。
• 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール
箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
• この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各地域の
ゴミの分別基準に従って行ってください。
• 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。抵抗入りのケー
ブルを使用すると音が極端に小さくなったり、まったく聞こえな
くなる場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブルをご使
用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につ
きましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
• 運搬/収納時には、AC コードを本体背面のコード・フックに巻
き付けてください。
使用上のご注意
4
1. INPUT(インプット)端子
エレキ・ギターを接続します。
2.[SELECT](セレクト)スイッチ
CLEAN チャンネルと LEAD チャンネルを切り替えます。
選ばれているチャンネルは、赤色インジケーターの色(CLEAN:
緑、LEAD:赤)で確認できます。
CLEAN(クリーン)チャンネル
3.[VOLUME](ボリューム)つまみ
CLEAN チャンネルの音量を調節します。
LEAD(リード)チャンネル
4. タイプ・スイッチ
次の 4 タイプを選ぶことができます。
タイプ 概要
OVERDRIVE
(オーバードライブ)
アンプのボリュームをフルにしたようなナチュラ
ルな歪みサウンドです。
DISTORTION
(ディストーション)
OVERDRIVE に比べてハードな歪みサウンドで
す。
METAL ZONE
(メタル・ゾーン)
DISTORTION よりさらに歪み具合が深く、ロン
グ・サステインが得られるサウンドです。
EXTREME
(エクストリーム)
太い低音と激しい歪みでありながらも、はっきり
とした輪郭をもつハイゲイン・サウンドです。
5.[GAIN](ゲイン)つまみ
LEAD チャンネルの歪み量を調節します。
6.[VOLUME](ボリューム)つまみ
LEAD チャンネルの音量を調節します。
EQUALIZER(イコライザー)
7.[BASS](ベース)つまみ
低音域の音質を調節します。
8.[MIDDLE](ミドル)つまみ
中音域の音質を調節します。
9.[TREBLE](トレブル)つまみ
高音域の音質を調節します。
[BASS][MIDDLE][TREBLE]つまみをすべて 0 にすると
音は鳴りません。
10.AUX IN 端子
CD プレーヤー、デジタル・オーディオ・プレーヤーや、電子楽
器などの機器を接続し、ギターと同時に鳴らすことができます。
CUBE-15XL はステレオ・ミニ・タイプの AUX IN 端子を装備
しています。接続する機器に応じてケーブルをご用意ください。
ただし、スピーカー、RECORDING OUT/PHONES の出力は
モノラルです。
音量は、接続する機器側で調節してください。
抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、AUX IN 端子に接続した
機器の音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っ
ていない接続ケーブルをご使用ください。
11.RECORDING OUT/PHONES
(レコーディング・アウト/ヘッドホン)端子
• RECORDING OUT 使用の場合
モノラルの標準プラグを接続して使用してくださ
い。RECORDING OUT の音量は、CLEAN チャ
ンネルまたは LEAD チャンネルの[VOLUME]
つまみを図の位置に合わせると、設定しやすくな
ります。
• PHONES(ヘッドホン)使用の場合
ヘッドホンを接続します。
RECORDING OUT/PHONES 端子使用時、本体のスピーカー
は鳴りません。
12.[POWER SQUEEZER](パワースクイーザー)スイッ
パワー・スクイーザー機能をオンにすると、パワー・
アンプの出力を 2W に絞ることができます。
自宅で扱いやすい 2W 出力で音質バランスの整った
サウンドを表現することができます。
AUX IN 端子からの入力音にもパワー・スクイーザー
機能は効きます。
13.[POWER](電源)スイッチ
CUBE-15XL の電源をオン/オフします。
各部の名称とはたらき
コントロール・パネル
1
107 8 9
3
1211
4 5 6
132
5
接続のしかた
電源の入れかた/切りかた
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手
順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れ
があります。
1. CUBE-15XL のすべての[VOLUME]つまみと、
CUBE-15XL に接続されているすべての機器の音量が 0
になっていることを確認します。
2. CUBE-15XL INPUT 端子、AUX IN 端子に接続され
ている外部機器の電源を入れます。
3. CUBE-15XL の電源を入れます。
音量を絞ってから電源を入れてください。音量を
絞っても、電源を入れるときに音がすることがあ
りますが、故障ではありません。
この機器は回路保護のため、電源をオンしてから
しばらくは動作しません。
4. 各機器の音量を調節します。
5. 電源を切るときは、各機器の音量を絞ってから、電源を入
れるときと逆の手順で電源を切ります。
完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源スイッチを
切った後、コンセントからプラグを抜いてください。詳しくは、「使
用上のご注意」の「電源について」(P. 3)をお読みください。
レコーダー ヘッドホン
エレキ・ギター
CD プレーヤー、
デジタル・オーディオ・プレーヤーなど
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーな
どの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を
絞った状態で電源を切ってください。
接続時には CUBE-15XL の[VOLUME]つまみ
0 にしてください。
抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、AUX IN
子に接続した機器の音量が小さくなることがありま
す。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル
をご使用ください。
以下の図を参考に、CUBE-15XL とその他の機器を接続します。
6
主な仕様
CUBE-15XL
定格出力 15W
規定入力レベル
インプット(クリーン・チャンネル) -10dBu/1MΩ
AUX イン -10dBu
スピーカー 20cm
コントロール
電源スイッチ
セレクト・スイッチ
パワー・スクイーザー・スイッチ
〈クリーン・チャンネル〉 ボリュームつまみ
〈リード・チャンネル〉
タイプスイッチ(オーバードライブ、ディストーション、メタルゾーン、エクストリーム)
ゲインつまみ、ボリュームつまみ
〈イコライザー〉 ベースつまみ、ミドルつまみ、トレブルつまみ
インジケーター クリーン・チャンネル、リード・チャンネル
接続端子 インプット端子、AUX イン端子、レコーディング・アウト/ヘッドホン端子
電源 AC 100 V(50/60 Hz)
消費電力 18W
外形寸法 335(幅)×240(奥行き)×335(高さ)mm
質量 7.2kg
付属品 取扱説明書、保証書、ローランド ユーザー登録カード
0 dBu 0.775Vrms
製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
7
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Roland CUBE-15XL 取扱説明書

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