はじめに 63
作業を開始する前に
メモ
: 本書において、Dell PowerVault MD3600f シリーズストレージアレイとは
Dell PowerVault MD3600f
および Dell PowerVault MD3620f の両方を指します。
Dell PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャとは、
Dell PowerVault MD1200
および Dell PowerVault MD1220 の両方を指します。
PowerVault MD3600f
ストレージアレイをセットアップする前に、特定のベス
トプラクティスを考慮して、
RAID
エンクロージャが最高の効率で動作し、完全
な冗長性(必要な場合)が提供されることを確認することが必要です。
•
冗長性を有効化するには、
2
つのファイバチャネル(
FC
)ホストバスアダプ
タ(
HBA
)がホストシステムからストレージアレイに接続されている必要
があります。冗長性が必要ではない場合は、ひとつの
FC HBA
のみがスト
レージアレイに接続されます。サポートされている
HBA
のリストは『サ
ポートマトリクス』、
HBA
ドライバ
のインストールに関する情報は「
Dell
MD3600f
シリーズストレージアレイでのファイバチャネルの設定」を参照
してください。これらの文書は両方とも
support.dell.com/manuals
か
らダウンロードすることができます。
•
ホストサーバーとストレージアレイ間のケーブルを接続する前に、各ポート
およびコネクタにラベルを貼っておきます。
•
ネットワーク全体で電源を切ってから再投入する場合は、常に正しい電源投
入と電源切断の手順に従います。また、重要なネットワークコンポーネント
は別々の電源回路に置くようにします。
SFP モジュールおよび光ファイバケーブルとの作業
メモ
: SFP+ モジュールは、8 GB ファイバチャネル接続対応です。本書では、これ
を総称的に
SFP と呼びます。
ストレージコントローラにはそれぞれ、最高
4
つの
FC
ホストポートを装備するこ
とができます。
Small Form Factor Pluggable
(
SFP
)モジュールは、ホスト
ポートをホストまたはスイッチに接続するために使用されます。
SFP
モジュール
はポートに挿入され、そのモジュールに光ファイバケーブルが挿入されます。光
ファイバケーブルのもう一端は、ホスト上の
FC HBA
、またはスイッチのいずれ
かにある光インタフェースコネクタに接続されます。
SFP
モジュールはレーザー
製品です。
警告:
データ処理環境では、クラス
1
出力レベル以上で動作するレーザー
モジュールを備えたシステムリンクで伝送を行う装置を装備することがで
きます。光ファイバケーブルの末端や開いた状態のレセプタクルを直視し
ないようにしてください。